JPS62225353A - 画像記録方法 - Google Patents

画像記録方法

Info

Publication number
JPS62225353A
JPS62225353A JP6730286A JP6730286A JPS62225353A JP S62225353 A JPS62225353 A JP S62225353A JP 6730286 A JP6730286 A JP 6730286A JP 6730286 A JP6730286 A JP 6730286A JP S62225353 A JPS62225353 A JP S62225353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
recording
electric field
liquid
temperature
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP6730286A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0717062B2 (ja
Inventor
Koichi Saito
孝一 斉藤
Yoshihiko Fujimura
義彦 藤村
Nanao Inoue
井上 七穂
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP61067302A priority Critical patent/JPH0717062B2/ja
Priority to US07/030,438 priority patent/US4752783A/en
Publication of JPS62225353A publication Critical patent/JPS62225353A/ja
Publication of JPH0717062B2 publication Critical patent/JPH0717062B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/015Ink jet characterised by the jet generation process
    • B41J2/04Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand
    • B41J2/06Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field
    • B41J2/065Ink jet characterised by the jet generation process generating single droplets or particles on demand by electric or magnetic field involving the preliminary making of ink protuberances

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、インク等の液状着色剤を飛翔させて、記録部
材上に画像の記録を行う画像記録方法に関する。
「従来の技術」 いわゆるノンインパクト記録法は、記録時に発生する騒
音が少ないことから、電気信号化された画像情報をハー
ドコピー化する方法として関心を集めている。
それらのなかで、普通紙を使用することができ、しかも
、定着というような特別の処理無しに記録のできるイン
クジェット法は、きわめて有用な記録方法とされている
従来、実用化されているインクジs”tト法は、インク
を密閉した容器に収容しこれに圧力゛パルスを印加して
、容器の吐出口(オリフィス)からインクを噴射させて
記録するものであった。この方法は、動作機構上、イン
ク吐出装筐を小型化する事ができないために、必要な画
像密度の記録を行おうとすると、インク吐出装置を機械
的に走査する必要があった。従って、記録速度の低速化
を招いていた。
一方、上述のインクジェット法の欠点を改良し、高速記
録を可能にする方法として、いくつかの技術が提案され
ている。
磁性電極アレイ近傍に磁性インクを配置し、磁界による
インクの盛り上がりを利用して、画素に対応するインク
吐出状態を形成し、静電界で磁性インクを飛翔させる磁
性インクジェット法もその一つである。この方法は、電
子走査が可能なため、高速記録が可能であるが、インク
の選定が容易でなく、インクジェット本来の特徴である
カラー化が難しい欠点を有している。
これとは別に、電極アレイと平行なスリット状のインク
溜めにインクを配し、記録紙を介して、対向する電極と
電極アレイ間に形成される電界パターンに応じて、イン
クを飛翔させる、いわゆる平面インクジェット法という
方法もよく知られている。この方法は、インクを溜める
ための微細なオリフィス等が不要となり、インク目詰ま
りを改善できるが、インク飛翔のためにかける電圧が高
いため、隣接、近傍電極間の電圧リークを防止するため
に、電極アレイを時分割駆動する必要があって、それ程
高速化が図れない欠点があった。
また、熱エネルギによって吐出口からインクを吐き出さ
せる、いわゆる熱バブルジェット法も提案されている。
この方法では、インクが急激に加熱されて膜面沸騰を生
じ、オリフィス内に気泡(バブル)が急激に形成される
事による圧力上昇で、インクをオリフィスから噴射する
ものである。
ところが、膜面沸騰を起こす温度が5〜600°Cと高
温であるため、インクの熱変質や、加熱手段として設け
られている発熱抵抗体保護層の熱劣化を生じ易いという
実用上の欠点を有していた。
[発明が解決しようとする問題点1 以上のように、従来開発されているインクジェット法は
、それぞれ記録速度を十分に高速化することが困難であ
ること、特殊なインクを使用すること、駆動のために一
定の工夫を要すること、あるいはインクや加熱手段に熱
的な劣化が生じること等の問題点があり、いずれの方法
も実用化面で解決しなければならない問題点を残してい
た。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、インクの
選定が容易で、高速記録を可能とした画像記録方法およ
び画像記録装置を提供することを目的とするものである
本発明は以上の点に着目してなされたもので、インクの
選定が容易で、高速記録を可能とした画像記録方法を提
供することを目的とするものである。
「問題点を解決するための手段」 本発明の画像記録方法は、液状着色剤を配置し、これに
パルス状の電気エネルギとパルス状の熱エネルギの双方
を印加して、上記両エネルギが共に印加された領域にあ
る前記液状着色剤を飛翔させることを特徴とするもので
ある。
これは、上記液状着色剤全体に一様な電界を短時間加え
ることによって上記パルス状の電気エネルギを印加し、
さらに、上記パルス状の熱エネルギを上記液状着色剤に
対して局部的に印加して、上記両エネルギが共に印加さ
れた領域にある上記液状着色剤を飛翔させる。
また、あるいは、上記液状着色剤全体を一様に短時間加
熱することによって上記パルス状の熱エネルギを印加し
、さらに、上記パルス状の電気エネルギを上記液状着色
剤に対して局部的に印加して、上記両エネルギが共に印
加された領域にある上記液状着色剤を飛翔させる。
「作用」 本発明の画像記録方法は、液状着色剤に電気エネルギと
熱エネルギを印加して、両者が共に印加された領域にあ
る液状着色剤を飛翔させるものである。
この方法は、例えば次のような態様で実現される。
まず、液状着色剤に一様な電界を加えてふく。
これだけでは、液状着色剤の飛翔は生じない。ここで、
この液状着色剤に局部的に熱エネルギを印加する。これ
によって、この熱エネルギの印加された領域の液状着色
剤が飛翔する。
液状着色剤を、飛翔が生じない程度の温度で一様に加熱
しておき、これに、局部的に電界を加えるようにしても
同様のことが起こる。
このような方法を実施するための装置としては、次のよ
うな態様があげられる。
例えば、複数の発熱素子をアレイ状に配列しておく。そ
して、これらの発熱素子を液状着色剤に接触させておく
。そして、記録画素に対応する位置にある発熱素子を選
択的に発熱させ、かつ、一様な電界を加える。こうして
、記録部材に向けて液状着色剤を飛翔させる。1回の飛
翔で1個の画素が記録できる。
これをくり返して、ライン伏に画素列の記録を行いさら
に、上記記録部材を走査すれば、画像の記録を行うこと
ができる。
液状着色剤を一様な温度に加熱してふき、局部的に電界
を加える複数の電界形成素子を設けた場合にも、同様の
記録を行うことができる。
ここで、液状着色剤にパルス状の電気エネルギを印加す
ると同時にパルス状の熱エネルギを印加する方法をとる
と、両エネルギが共に印加された領域で、液状着色剤の
飛翔が生じても、その前後に他の領域で誤飛翔が生じる
ことがない。また、常時電界等が印加されていないので
、液状着色剤の液面を安定にし、かつ液状着色剤の飛翔
後の安定液面への復帰が速い。従って、安定にかつ高速
に記録を行うことができる。
「実施例」 (動作原理) 本発明の画像記録方法の記録動作原理を、第1図を用い
て説明する。
まず、第1図aに示すように、液状着色剤1をベース電
極2と対向電極3の間に配置する。液状着色剤1には、
例えば適当な電気抵抗を付与するよう配合を調整された
、常温で液体のインクを使用する。以下、液状着色剤1
を単にインク1と表現して説明を続ける。ベース電極2
と対向電極3とは、いずれも導電性の板である。
この両電極2.3の間に直流型#+4により所定の電圧
を印加する。このとき、インク1には一定の静電界が加
わり、その静電誘導作用によって、インクの自由表面に
は、ここに生ずる誘導電荷と静電界の積で与えられるク
ーロン力が作用する。
この力によって、インク1は矢印5方向へ飛翔しようと
する。
一方、ここには、インクの表面張力、界面張力、および
飛翔しようとするインクに対する粘性抵抗が抗力として
作用する。第1図aは、上記クーロン力よりもこの抗力
が大きく、インク液面が水平に保たれている状態を示し
ている。
ここで、このインク1を局部的に加熱する。すなわち、
図中、領域S1の温度T1が他の領域の温度TOよりも
高温にされる(第1図b)。その結果、領域S1におい
て、第1図すに示すように、そのインク液面が盛り上が
る。すなわち、この領域S1において、インクの温度上
昇により上記抗力が低下して、局部的にクーロン力の作
用が増大する。盛り上がったインク1′には、電界が集
中し、さらにクーロン力が強く作用する。こうして、つ
いには、第1図Cに示すように、領域S1にあったイン
ク1′の一部が柱状に成長し、ちぎれて対向電極3に向
かって飛翔する。
この現象は、インクを膜面沸騰のような相変化に近いほ
ど急激に加熱しなくても引き起こすことができる。
すなわち、インクには上記電界によって電気エネルギが
印加され、さらに加熱によって熱エネルギが印加される
。この、両エネルギを共に印加した領域でのみインクの
飛翔が生じるよう、印加する電気エネルギおよび熱エネ
ルギの量を選定する。
これによって、インクの飛翔場所および飛翔タイミング
の実用的な制御が可能となる。
なお、この原理は、次のような実験で実証することがで
きた。
まず、第1図aに示したようにインク1をペース電極2
上に配置し、その温度を一定に保ったまま、電源4の電
圧を徐々に上昇させてい(。この電圧がある電圧を越え
ると、インク液面から第1図Cに示したようなインク柱
1′が無秩序に対向電極3に向かって成長する。
この現象は、例えばJ、R,MELCHER著(米国M
、1.T、PRESS社発行)rFIELD−COUP
LED  5URFACEWAVESJ  (P61〜
P66)に記載された、不安定な電気流体力学波の成長
現象と解釈することができる。
すなわち、インク液面に垂直に、上方向に作用するクー
ロン力と下方向に作用する抗力とが一定の均衡を保って
いる場合に、自然に生じ得るある摂動(液面の変形や電
界の局部的な不均一さ〉によって、クーロン力が局部に
集中する。そこで、クーロン力が抗力に打ち勝ってイン
ク柱が成長するのである。
本発明においては、例えば電界を、上記無秩序なインク
柱が成長するには不十分な強度に選定し、これをインク
に印加しておく。この状態で、インクを加熱すると、加
熱された領域のインクの表面張力や粘度等が低下する。
その結果、上記のような電界中においても、不安定な表
面波が発生し、その領域でインク柱が成長する。
こうして飛翔したインクを、記録用紙等の記録部材の表
面に導けば、1つのドツトを記録することができる。さ
らに、このドツトを規則的に配列すれば、画像の記録を
行うことができるのである。
ここで、電源の電圧をさらに上昇させたとき、熱エネル
ギを印加した領域Slで、インクの温度がT1に上昇し
、インク柱1′が生じるほか、温度上昇が無い領域S2
においてもインク柱1′の成長する兆候が見られた(第
1図d)。
そこで、インクの加熱領域におけるインク液面からの液
柱の成長が、インクのいかなる物性に依存するかを調べ
るため、次のような実験を行った。
第2図aのグラフ中の実線は、常温で、体積抵抗率が1
03.104.105.1011 Ω・Cmの各インク
について、それぞれその閾電界の値を測定した結果を示
すものである。また、その場合の液柱成長時間をとり、
破線のような結果を得た。
同様にして、表面張力の異なるインクについて、第2図
すのような結果を得て・、粘度の異なるインクについて
、第2図Cのような結果を得た。なふ、インクの液柱成
長時間は、300μm隔てた対向電極にインクが接触す
るまでの時間である。
すなわち、閾電界は表面張力や粘度の増大と共に低下し
、液柱成長時間はインク体積抵抗率が増大すると長くな
る傾向が見られる。
以上の実験結果から、熱エネルギと電気エネルギの協同
作用による液柱の発生は、加熱領域におけるインクの表
面張力の温度変化が主要因と考えられる。しかし、この
表面張力の温度変化そのものはそれ程大きくない。従っ
て、他の要因によって液面に摂動が生じ、誤飛翔が生じ
る場合もある。
特に、記録速度の向上のために、インク柱の成長速度を
増加させようとし、印加電界の強度を増加させた場合に
、この誤飛翔が生じ易くなる。
そこで、本発明においては、誤飛翔防止のため、電気エ
ネルギと熱エネルギとをパルス状に印加することとした
第3図はその電気エネルギEの印加タイミングと熱エネ
ルギHの印加タイミングの態様を示すタイムチャートで
ある。
第3図aの場合、電気エネルギと熱エネルギとは同一タ
イミングで同一時間印加される。第3図bScはいずれ
か一方の印加中にこれより短時間他方のエネルギを印加
している。また、第3図d1eについては、電気エネル
ギも熱エネルギもほぼ同一時間印加されるが、いずれか
一方が先行している。
上記いずれの場合にも、液状着色剤に対して両エネルギ
が共に印加された時、共に印加された領域で、液状着色
剤の飛翔が生じる。
(記録ヘッドの実施例) 第4図は、本発明を実施した画像記録装置の記録ヘッド
とその周辺部の実施例を示す横断面図である。
ここには、一対の壁部材10.11が、その−縁を記録
部材12方向へ向けて配置されている。
記録部材12は、一般の複写機等において記録に使用さ
れる普通紙である。
一対の壁部材10.11は、所定間隔をあけて配置され
ており、その間に液状着色剤13が収容されている。壁
部材10.11は、記録部材12と対向する一縁に、紙
面と垂直方向に一定の幅を持つスリットを形成している
。この部分を本発明において、吐出部14と呼んでいる
。液状着色剤13はこの吐出部14において、その表面
張力によって凸曲面13′を形成している。
一方の壁部材11の内面には、紙面に垂直な方向にアレ
イ状に配列された多数の発熱抵抗体16が設けられ、こ
れらにはそれぞれ、一端に共通電極17が、他端にリー
ド電極18が接続されている。
また、他方の壁部材10の内面には、そのほぼ全面にわ
たって、電界形成用電極19が形成されている。
第5図にその主要部の斜視図を示した。
このアレイ状に配列された発熱抵抗体16の部分は例え
ば、従来一般に感熱記録等に使用されているサーマルヘ
ッドと同様の構成のものとする。
この実施例の場合、いわゆるエツジ型のサーマルヘッド
を使用し、発色温度約90°Cの感熱記録紙に記録密度
8ドツ)7mmの記録を行うことができるものである。
この感熱紙への記録時には、各発熱抵抗体に0.5W/
ドツトの電力が1m5ec印加される。
また、一対の壁部材10.11の間隔りは、100μm
に選定した。
再び第4図にもどって、吐出部14と記録部材12との
間隔lは、200μmに選定した。また、この記録部材
12の背面に対向電極21を設番す、上記電界形成用電
極19との間に所定の電圧を印加する電源22を接続し
た。この実施例においては、電界形成用電極19を接地
し、対向電極21に+1500Vの電圧を印加した。こ
れらによって電気エネルギ印加手段が構成される。
さらに、発熱抵抗体16の両端の電極17.18にも、
電源23を接続した。これらによって熱エネルギ印加手
段が構成される。
電源22.23には、記録すべき画像の画信号によりエ
ネルギの印加がオンオフされるよう、制御手段24を接
続する。この制御手段24は、既知のサーマルヘッドを
駆動するシフトレジスタドライバ等から成る回路で構成
される。
この実施例において、液状着色剤13としては、流動パ
ラフィン中にカーボンブラック顔料を約15重量パーセ
ント分散させたインクを使用した。その20@Cにおけ
る体積抵抗率は1.0XIO’ Ω・cm、粘度は30
0cp、表面張力は7 Qdyne/cmであった。
以上の構成の記録ヘッドにふいて、電界形成用電極19
と対向電極21との間に、電源22にょる電圧が印加さ
れると、吐出部14の近傍の液状着色剤13に一様な電
界が加えられる。
この状態で、発熱抵抗体16に選択的に電流を供給する
。この実施例の場合、25V、25mAで1m5ecの
通電を行った。
これによって、電流が供給された発熱抵抗体16の近傍
でのみ、インク13が記録部材12に向かって飛翔し、
その記録面に直径約150μmの円形のドツトが記録さ
れた。この通電時間を200μsecまで短縮しても、
同様の記録を行うことができた。
な右、電界形成用電極19と対向電極21の間に電圧を
印加しないで上記の操作を行ったところ、インクの飛翔
は生じなかった。
また、逆に、発熱抵抗体16への通電を行うこと無く、
電界形成用電極19と対向電極21の間に印加する電圧
を上昇させていくと、この電圧が30tlOVを越えた
ときに、吐出部14のいたるところで無秩序にインク1
3の飛翔が見られた。
ここで、電源22の電圧を1500Vとしだとき、発熱
抵抗体16に通電開始後、 約100μsec経過してからインク柱の成長が開始し
た。そして、記録部材12にインクが付着し、インク面
13′がちとの状態に復帰するまで約1m5ec程度か
かった。
次の記録動作は、このインク面13′の復帰後に行わな
ければならないが、このままでは、ある程度以上の高速
化が困難である。
一方、電源22の電圧を2500Vに昇圧した場合、イ
ンク柱の成長開始までの時間が50μsec程度に短縮
された。しかし、上記インク面13′の復帰時間は変化
しない。しかも、加熱領域以外の領域において、インク
の誤飛翔が生じるようになった。
これに対して、電源22の電圧を、発熱抵抗体16への
通電開始と同時に立上げ、 約100μsecから1m5ec経過後再び、これを遮
断するようにした。
これによって、電源電圧が2500Vの場合でも誤飛翔
が生じることなく、また、インク面は約200μsec
で復帰するようになった。
すなわち、電気エネルギを印加しない状態では、液面は
クーロン力を全く受けないために安定で、かつ、インク
飛翔後もよりすみやかに安定化する。
また、このような安定状態から急激に局部的に電気エネ
ルギと熱エネルギとが印加されると、その部分セのみイ
ンクの飛翔が生じる。その後すみやかに両エネルギの印
加を停止すると、誤飛翔の生じる余地を無くすことがで
きる。
制御手段24は、このように、電源22と電源23をそ
れぞれ所定のタイミングで所定時間駆動し、パルス状の
電気エネルギと熱エネルギとが印加されるようにする。
その印加タイミングは、第3図で説明したように、種々
選択することが可能である。
(インクの飛翔条件) 本発明は、液状着色剤に電気エネルギと熱エネルギを印
加してこれを飛翔させるものであるから、このインクの
飛翔する条件および、インクの飛翔の安定な制御を行う
ことができる限界値(閾値)を明確にする必要がある。
第6図はこの閾値を見出すために行った実験の結果を示
すグラフである。
第6図aに示したデータによれば、インクの温度が上昇
する程、閾電界の値が低下していくことがわかる。
また、第6図すによれば、インクの粘度は、カーブを描
いているものの、上記閾電界と同様に、インクの温度上
昇と共に低下している。表面張力(同図C)と体積抵抗
率(同図d)についても同様の傾向がみられる。
従って、これらが、上記閾電界の値に大きく関与してい
ることが明白となっている。
すなわち、インクの粘度、表面張力および電気伝導度等
の物性値が変化する複合的な効果によって、閾電界の値
が温度上昇と共に低下していくものと考えられる。
このことから、室温ではインク飛翔を生じない程度の電
界を与えておき、インクを局部的に加熱すると、熱と静
電界の協同作用によってインクの飛翔が生じ、画素状の
記録を行うことができるのである。
「変形例J (電気エネルギ印加手段の変形) 第7図に、本発明の先に説明した記録ヘッドの要部の変
形例を示した。
図において、一対の壁部材30.31のうち、その一方
31の内面には、多数の電界形成用電極33がアレイ状
に配列されている。これらの壁部材30.31の間には
、図示しないインクが収容されるが、これは、図示しな
い熱エネルギ印加手段により一様に加熱される。
また、記録部材12の背面には対向電極21が設けられ
、これと上記電界形成用電極33との間に電圧を印加す
る電源34が接続されている。この電源34は、画像信
号に応じて、多数の電界形成用電極33に選択的に所定
の電圧を印加する。
これによって、電圧が印加された電界形成用電極33と
対向電極21との間にインクの飛翔が生じる程度の電界
が形成される。こうして、記録部材12上に画像信号に
応じた記録を行うことができる。このように、電気エネ
ルギを印加する位置を制御しても、同様の記録を行うこ
とができる。この場合、インクを加熱するので、比較的
低い電圧でインクの飛翔を生じさせることができる利点
を有している。
(熱エネルギ印加手段の変形) 第8図に、上記の記録ヘッドの要部の、さらに別の実施
例を示した。
この実施例では、水平に配置した基板40上に第8図と
同様の構成の発熱抵抗体16がアレイ状に配列されてい
る。インク13は、その左右に設けられた層状部材41
.42によって、発熱抵抗体16の上方に保持されてい
る。
このインク13の上方に記録部材12が、その記録面を
下に向けて配置されている。また、図示しない電気エネ
ルギ印加手段が、基板40に垂直な方向に電界を形成す
る。
このような記録ヘッドにおいて、発熱抵抗体16に電流
が供給されて発熱すると、先に説明したと同様の原理で
インク13が垂直方向に飛翔し、記録部材12に記録を
行うことができる。このような構成によっても、本発明
を実施することができる。
(その他) 本発明の画像記録方法は以上の実施例に限定されない。
熱エネルギ印加手段として、例えばレーザ発振器を使用
することもできる。この場合、記録すべき画像情報に応
じてレーザ光を変調し、これをインクに照射してインク
を選択的に発熱させる。
また、電気エネルギ印加手段と熱エネルギ印加手段のい
ずれか一方を常時駆動しておく例を示したが、双方を局
部的にかつインクを飛翔させるための短い時間だけ同時
に駆動するようにしてもさしつかえない。
「発明の効果」 以上説明した本発明の画像記録方法によれば、インクや
発熱抵抗体等に著しい熱劣化が生じない程度の温度と、
電極間のリーク等が生じない程度の電界によって、イン
クの飛翔を生じさせ、高速高密度の記録を行うことがで
きる。
しかも、インクを保持しておく手段は、比較的簡単な構
成でよく、複雑な精密な機構を必要としない。
また、印加すべき電気エネルギも熱エネルギも、比較的
少量で良く、駆動回路等の小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の画像記録方法の原理を説明する概略図
、第2図はインクの物性と閾電界および液柱成長時間の
関係を示すグラフ、第3図はパルス状の電気エネルギと
熱エネルギの印加タイミングの例を示すタイムチャート
、第4図は本発明の画像記録装置に使用する記録ヘッド
の実施例縦断面図、第5図はその要部の斜視図、第6図
は電界の閾値の温度依存性と、インクの特性を表すグラ
フ、第7図は本発明の実施に適する記録ヘッドの変形例
斜視図、第8図は他の実施例縦断面図である。 13・・・・・・液状着色剤、 16.17.18.23 ・・・・・・熱エネルギ印加手段、 19.21.22・・・・・・電気エネルギ印加手段、
E・・・・・・電気エネルギ、H・・・・・・熱エネル
ギ。 出  願  人 富士ゼロックス株式会社 代  理  人

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 液状着色剤を配置し、これにパルス状の電気エネルギと
    パルス状の熱エネルギの双方を印加して、前記両エネル
    ギが共に印加された領域にある前記液状着色剤を飛翔さ
    せることを特徴とする画像記録方法。
JP61067302A 1986-03-27 1986-03-27 画像記録方法 Expired - Lifetime JPH0717062B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61067302A JPH0717062B2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27 画像記録方法
US07/030,438 US4752783A (en) 1986-03-27 1987-03-26 Thermal-electrostatic ink jet recording method and apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61067302A JPH0717062B2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27 画像記録方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62225353A true JPS62225353A (ja) 1987-10-03
JPH0717062B2 JPH0717062B2 (ja) 1995-03-01

Family

ID=13341073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61067302A Expired - Lifetime JPH0717062B2 (ja) 1986-03-27 1986-03-27 画像記録方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0717062B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5646659A (en) * 1991-10-31 1997-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus, and method with control of ink drops and ink mist
US5896148A (en) * 1990-08-31 1999-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus with control electrode on recording heads preventing adhesion of satellite droplets
US6513909B1 (en) 1996-09-26 2003-02-04 Xerox Corporation Method and apparatus for moving ink drops using an electric field and transfuse printing system using the same

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912858A (ja) * 1982-07-14 1984-01-23 Fujitsu Ltd 非衝撃式印刷装置
JPS6170039U (ja) * 1984-10-15 1986-05-13
JPS61189950A (ja) * 1985-02-19 1986-08-23 ゼロツクス コーポレーシヨン サーマルインクジエツトプリンターに用いるためのインクジエツトプリントヘツド

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5912858A (ja) * 1982-07-14 1984-01-23 Fujitsu Ltd 非衝撃式印刷装置
JPS6170039U (ja) * 1984-10-15 1986-05-13
JPS61189950A (ja) * 1985-02-19 1986-08-23 ゼロツクス コーポレーシヨン サーマルインクジエツトプリンターに用いるためのインクジエツトプリントヘツド

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5896148A (en) * 1990-08-31 1999-04-20 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus with control electrode on recording heads preventing adhesion of satellite droplets
US6097408A (en) * 1990-08-31 2000-08-01 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus
US5646659A (en) * 1991-10-31 1997-07-08 Canon Kabushiki Kaisha Ink jet recording apparatus, and method with control of ink drops and ink mist
US6513909B1 (en) 1996-09-26 2003-02-04 Xerox Corporation Method and apparatus for moving ink drops using an electric field and transfuse printing system using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0717062B2 (ja) 1995-03-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4752783A (en) Thermal-electrostatic ink jet recording method and apparatus
US4710780A (en) Recorder with simultaneous application of thermal and electric energies
JPS62225361A (ja) 画像記録ヘツド
US4751531A (en) Thermal-electrostatic ink jet recording apparatus
JP4365899B2 (ja) インク移転式印刷装置及びインク移転式印刷方法
JPH10202879A (ja) インクを噴射するプリンタヘッド及びインクを噴射する方法
JPS62225358A (ja) 画像記録ヘツド
JPS62225353A (ja) 画像記録方法
AU718826B2 (en) Inkjet recording apparatus
JPS62225356A (ja) 画像記録ヘツド
JPS62225355A (ja) 画像記録ヘツド
JPH05261941A (ja) インクジェット記録方法及びインクジェット記録ヘッド
JPS62225388A (ja) 画像記録装置
JPS62225357A (ja) 画像記録ヘツド
JPS62225360A (ja) 画像記録ヘツド
JP2836167B2 (ja) インクジェットプリントヘッド
JPS62225354A (ja) 画像記録ヘツド
JPS62225362A (ja) 画像記録ヘツド
JPH01141056A (ja) インクジェット記録装置
JPS6246358B2 (ja)
JP3046061B2 (ja) インクジェット記録ヘッドおよび該記録ヘッドを用いる記録装置
JP2978831B2 (ja) 記録装置
JPS6246359B2 (ja)
JPH0624869B2 (ja) インクジエツト記録方法
JPH11277736A (ja) インクジェットヘッドの駆動制御方法および装置