JPS62224765A - 自動変速機の変速シヨツク軽減装置 - Google Patents

自動変速機の変速シヨツク軽減装置

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JPS62224765A
JPS62224765A JP24039685A JP24039685A JPS62224765A JP S62224765 A JPS62224765 A JP S62224765A JP 24039685 A JP24039685 A JP 24039685A JP 24039685 A JP24039685 A JP 24039685A JP S62224765 A JPS62224765 A JP S62224765A
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JP
Japan
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time
point
change
output shaft
friction element
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JP24039685A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Takeda
均 武田
Osamu Isobe
磯辺 修
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この発明は、車両用の自動変速機に利用され得るもので
、特に、その変速ショックの軽減を可能とした自動変速
機の変速ショック軽減装置に関する。
(従来の技術) 従来の自動変速機の変速ショック軽減装置としては、例
えば、特開昭52−106064号や特開昭53−85
264号に記載されるものがある。
上記従来装置は、自動変速機の出力軸トルクをトルクセ
ンサで検出し、予め設定されたトルク変化に沿って出力
軸トルクが変化するように、上記出力軸トルクの検出信
号をフィードバックしながら、変速用の流体圧式摩擦要
素の流体圧を制御することで、変速ショックを軽減しよ
うとするものである。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、上記従来装置は、自動変速機の出力軸ト
ルクをトルクセンサで検出して、この検出信号をフィー
ドバックしつつ、実際の出力軸トルクの変化が予め設定
されたトルク変化に沿うようにリアルタイム制御を行う
構成であるため、当該制御をマイクロコンピュータ等の
ディジタル演算回路を用しくて行おうとすると、高速な
演算が可能な高価なものが必要となる。
また、上記のようなリアルタイム制御のため、トルクセ
ンサ出力にノイズ等の誤差成分か混入すると、即座に制
御精度が低下することになり、これを防止するには、精
度の良いトルクセンサ、すなわち、高価なトルクセンサ
が必要になる。
(問題点を解決するための手段) 上記問題点を解決するために、本発明は、第1図に示す
手段を備える。
トルクセンサ101は、自動変速機100の出力軸トル
クを検出する。
締結開始時点検出手段102は、トルクセンサ101で
検出される出力軸トルクの変動波形に基づいて、変速時
に、自動変速機100を構成する変速用の流体圧式摩擦
要素111の締結開始時点を検出する。
極小点検出手段103は、前記摩擦要素の締結開始時点
が検出された後に、最初に、前記出力軸トルクの変化が
、減少から増加へ反転する極小点の発生時点を検出する
タイマ手段104は、前記摩擦要素の締結開始時点から
、所定の制限時間を計時する。
極大点検出手段105は、前記摩擦要素の締結開始時点
が検出された後に、最初に、前記出力軸トルクの変化が
増加から減少へ反転する極大点の発生時点を検出する。
第1の供給圧制御手段107は、自動変速機の変速動作
の開始時点から、前記締結開始時点までの間、予め設定
された第1の変化特性に従って、前記摩擦要素111へ
の供給圧を増加させる。
第2の供給圧制御手段108は、前記締結開始時点から
、前記極小点発生時点あるいは前記制限時間の何れか早
く到来した時点までの間、予め設定された第2の変化特
性に従って前記摩擦要素111への供給圧を減少させる
第3の供給圧制御手段109は、前記極小点発生時点か
ら以後、変速動作終了時点までは、予め設定された第3
の変化特性に従って、前記摩擦要素111への供給圧を
増加させる。
良否判別手段106は、変速動作期間中における出力軸
トルクの変化、および前記締結開始時点、極小点発生時
点、極大点発生時点の各時点における出力軸トルク、ま
たは出力軸トルクの変化時間に基づいて、変速動作の良
否を判別する。
変化特性修正手段110は、少なくとも前記良否判別手
段106による判別結果に基づいて、前記第1乃至第3
の変化特性のうち少なくともひとつを修正する。
(作用) 本発明は、出力軸トルクの変化のうち、前記摩擦要素の
締結開始時点、極小点発生時点、極大点発生時点のよう
な顕著な変化点を検出し、これらの変化点の到来に対応
して、流体圧式摩擦要素111への供給圧を第1乃至第
3の変化特性に従って制御することにより、従来装置の
ようなリアルタイムで出力軸トルクの検出値をフィード
バックして、予め設定されたトルク変化と比較するもの
に比べて、演算処理時間が遅いディジタル回路を用いて
実現することが可能になる。
また、トルクセンサ101の検出信号中にノイズ等の誤
差成分が混入していても、上記の顕著な変化点の検出に
は影響が少ないため、高精度のトルクセンサを用いる必
要が無くなり、コスト低減が図れる。
さらに、第1〜第3の供給圧制御手段107〜109に
より、摩擦要素111への供給圧制御を、前記顕著な変
化点の発生に合わせて、適正な変化特性に切換えるよう
にしたこと、および良否判別手段106によって変速動
作の良否を判別して、この判別結果に応じて、前記供給
圧の変化特性を修正するようにしたことで、自動変速機
の固体差や、摩擦要素の摩擦係数の経時変化等による変
速動作特性の変化に対応して、適正な供給圧を与えるこ
とができる。
(実施例) 本発明の第1実施例の構成を第2図に示す。
制御回路2OAは、マイクロコンピュータあるいは他の
ディジタル回路を用いて構成されるディジタル演算回路
を中心に構成されている。図中では、制御機能を分り易
くするために、一部機能ブロックにて図示しである。
制御回路20^へ入力される情報は、トルクセン、す1
0で検出される自動変速機(図示路)の出力軸トルクT
。UTと、スロットル開度センサ11で検出されるスロ
ットル開度5T14.および出力軸回転数センサ12で
検出される自動変速機の出力軸の回転数N。utである
トルクセンサ10は、周知の磁歪形トルクセンサ(前述
した従来例公報に記されているものと同様のもの)であ
り、出力信号がアナログ信号であるため、制御回路20
内でA/D変換器30によりディジタル信号に変換され
る。スロットル開度センサ11および出力軸回転数セン
サ12は、出力信号がディジタル信号である。
制御回路20^から出力される出力信号は、自動変速機
の補助変速機構を構成する変速用の流体圧式摩擦要素の
流体圧を制御する圧力制御弁4oの駆動信号である。
圧力制御弁40は、第3図に示すように、スプールバル
ブ51とソレノイドバルブ52とで構成されており、入
力油路55へ供給される供給圧力PL  (オイルポン
プからの出力圧である)を固定オリフィス53とソレノ
イドバルブ52によって開度調節される可変オリフィス
53により、制御圧PCとしてスプールバルブ51に与
えることで、スプール51Sの変位量が調整されて、結
果として、出力油路56からの出力圧P、が調整される
。出力油路56は、前配流体圧式摩擦要素の作動油供給
路に接続されている。
そして、上記制御回路20Aから、圧力制御弁40に与
えられる駆動信号Iは、上記ソレノイドパルプ52の励
磁電流であり、この駆動信号!は、制御回路20内のP
WM回路(パルス幅変調回路)31から出力されるパル
ス幅変調された電流信号である。
すなわち、上記駆動信号■のON・OFFデユーティ比
をPWM回路31により変化させることで、ソレノイド
バルブ52のスプール52Sの変位量が調整され、可変
オリフィス54の開度調整が行われる。これにより、出
力圧P、の調整がなされることになる。
制御回路2OAは、上記各入力情報T。LIT + S
?ll+N0IJrに基づいて、前記変速用の流体圧式
摩擦要素に与える油圧を決定し、変速ショックを軽減さ
せる制御を行うもので、その構成を機能的に示すと、第
2図に示すような機能部21〜28で構成されるものに
なる。
変速点決定部21は、スロットル開度Sア、1と出力軸
回転数N。Uアに基づいて、自動変速機のギヤ位置を決
定する。
圧力決定部22は、変速点決定部21によってギヤ位置
が決定されたとき、そのギヤ位置の変化、すなわち、変
速がなされた時を知認して、この変速時における変速用
の流体圧式摩擦要素への供給圧の変化を予め設定する(
この設定された供給圧の変化を「基準圧力変化」とする
)。
波形認識部24は、出力軸トルクT。uTを入力して、
変速時における摩擦要素の締結開始時点t8、この締結
開始時点の経過後、最初に出力軸トルクtou’rの変
化方向が減少から増加に反転する極小点の発生時点t、
 %および最初に出力軸トルク’rou↑の変化方向が
増加から減少に反転する極大点の発生時点tpの検出、
および、これら各時点での出力軸トルクの値、そして、
時点t、からt。
までの時間(以下「遷移時間Lα」とする)を求める。
良否判定部25は、波形認識部24で測定された出力軸
トルクの値から、変速時の出力軸トルクの変動幅ΔTO
UTを求め、この変動幅ΔTOLITの大きさと、前記
遷移時間tαの長さとから、1回の変速が行われたとき
に、その変速動作が、運転者に不快窓を与えるような急
加速度変化を生じるような大きなトルク変動が生じてい
ないか否か、また、変速動作に要した時間が適当な長さ
であるか否かを判別する。
記憶部26は、メモリであり、変速の種類および運転条
件に応じて、摩擦要素への供給圧の補正量ΔP、および
摩擦要素の耐摩耗性を考慮した許容変速所要時間Jcが
求まるように、予め設定されたデータがデータテーブル
として格納されている。
圧力変化修正部23は、圧力決定部22で設定された基
準圧力変化と、上記圧力補正量ΔPから、変速時に作用
させる摩擦要素への供給圧を決定する。
タイマ28は、波形認識部24で、摩擦要゛素の締結開
始時点t、が検出されるのに応答して、計時動作を開始
し、予め設定された制限時間t、4を計時する。
圧力制御部27は、波形認識部24で、締結開始時点【
5、極小点発生時点t8が検出される毎に、または、タ
イマ28によって制限時間1が計時されたときに、圧力
制御弁40へ与える駆動信号Iを形成するための出力を
発生する。この出力は、圧力変化修正部23から与えら
れる補正が施された基準圧力変化に基づいて決定される
また、この圧力制御部27は、良否判定部25による変
速動作の良否の判別結果に応じて、記憶部26内のデー
タの修正を行う。
次に、第4図〜第6図は、上記制御回路2OAをマイク
コンピュータを用いて構成した場合に、この制御回路2
0Aで実行される処理を示すフローチャートである。第
4図〜第6図に示す処理は、一連の処理であり、所定時
間毎に繰返し実行される。
第4図のステップ61の処理では、スロットル開度ST
Hと出力軸回転数N。UTの各入力データが読込まれる
ステップ62て′は、制御モード判別用のフラグFの内
容を判別して、以後、どのルーチンへ進むかを決定する
。このフラグFは、2ビツトデータで設定され、「00
」のときには「変速せず」、「01」のときには「変速
中」、rlOJのときには「変速動作良否判定中」であ
ることを示す。なお、イグニッシシッンスイッチが投入
されたときには、フラグFは「00」にリセットされる
ステップ62の判別の結果、フラグF=00であったと
すると、次に、ステップ63の処理により、運転条件の
判定が行われ、ステップ64の処理により、予めメモリ
に記憶されている変速線図に基づいて、上記運転条件(
スロットル開度S□、と出力軸回転数N0Ij?で決定
される)が、変速を必要とする変速点を越えているか否
かを判別する。
ここで、運転条件が変速を必要とする状態になければ、
何も制御をすることなくルーチンを終了する。他方、変
速を必要とする場合には、ステップ66〜69の処理を
実行する。
ステップ66では、メモリに格納されている圧力データ
のデータテーブル(以下「圧力データテーブル」と言う
)の中から、第1の変化特性が格納されているデータテ
ーブル(以下「第1変化特性テーブル」と言う)を選択
して、この第1変化特性データテーブルのルックアップ
処理により、後述する摩擦要素の締結開始時点(、まで
の間、摩擦要素へ供給する流体圧の基準圧力変化を決定
する。
上記、圧力データテーブルは、変速の種類(例えば「1
速−2速シフト」や「2速−3速シフト」等)と運転条
件(スロットル開度STMと出力軸回転数N。u7や車
速等)に応じて、複数の場合分けが行われており各々の
条件下での基準圧力PFが格納されている。
次のステップ67では、メモリに格納されている上記第
1変化特性に対する補正量データのデータテーブル(以
下「第1補正量データテーブル」と言う)のルックアッ
プ処理により、上記ステップ66で求めた基準圧力PF
の補正量(1回の補正量である)ΔP1を求め、この補
正量ΔP1によって上記基準圧力P、を補正する。
そして、次のステップ6日で、フラグFを「01」にセ
ットして、変速動作が開始されたことを記憶する。
フラグF=10となったことにより、以後、第5図のス
テップ70の処理が行われる。このステップ70では、
A/D変換器30を起動させて、出力軸トルクT。Uア
のデータの読込みを行う。
そして、次のステップ71では、ルーチン処理が実行さ
れる毎に読込まれる出力軸トルクT。U?の大きさを比
較することによって、摩擦要素の締結開始時点tsと、
この時点での出力軸トルクT。
と、時点t、が検出された後に最初に出力軸トルクの変
化方向が減少から増加へ反転する極小点の発生時点1と
、この時点での出力軸トルクT1と、時点t、が検出さ
れた後に最初に出力軸トルクの変化方向が増加から減少
へ反転する極大点の発生時点t、と、この時点での出力
軸トルクT7、および前記時点t、からt、までに要し
た遷移時間tαを求める。
次のステップ72の処理では、摩擦要素の締結開始時点
t、が経過しているか否かを、上記フラグFAの内容か
ら判別する。
今、第7図の時点t0で、ステップ65の判定がYES
となり、変速動作が開始されたとする。
変速が開始された直後は、フラグFA・00であるため
、また後述するフラグFBもroOJであることから、
ステップ79の処理で、前記ステップ67で決定された
圧力データP2が圧力指令値PとしてPWM回路31へ
出力される。これにより、摩擦要素へ、上記圧力データ
PFに等しい流体圧が供給される。
このときの液体圧は、前記第1変化特性に従って制御さ
れることになる(但し、ステップ67で補正がなされて
いる)。
ステップ81では、摩擦要素の締結開始時点t。
を検出する処理が行われている。これは、第7図(a)
中のA点を検出する処理であり、このA点が生じる時点
は、摩擦要素の締結が開始されて、そのクラッチプレー
トの圧接が開始されたために、イナーシャ成分等による
負荷変動によって、出力軸トルクT。uTが急速に低下
し始める点である。
この締結開始時点t、の検出は、前記ステップ70で読
込んだ出力軸トルクT。uTを前回の処理で読込んだ出
力軸トルクと比較して、所定回数連続して出力軸トルク
T。UTが減少し、かつ、この間の出力軸トルクの減少
量が所定値以上であるときに、上記締結開始時点と判定
する処理により行われる。
締結開始時点り、が検出されると、ステップ82の処理
により、今まで第1変化特性に従っていた圧力データP
「を、第2変化特性に従って決定される圧力データに変
更する。
第2変化特性は、メモリにデータテーブル(以下「第2
変化特性テーブル」と言う)として格納されているもの
で、変速の種類と運転条件に応じて複数の場合分けがな
されている。
そして、ステップ83で、フラグFA、01として、締
結開始時点し、が経過した旨を記憶し、ステップ84で
は、タイマをスタートさせる。このタイマは、時点1.
から予め設定された制限時間1.を計時するものである
ここまでの処理によって、時点to−tgまでの駆動信
号■のデユーティ比は、第7図(c)の破線り、で示す
ように、第1変化特性による圧力データを発生するため
のデユーティ比となり、摩擦要素への供給圧は、第7図
(b)に示すように、若干の時間遅れt4の後に上昇し
始める。
そして、時点t、が経過すると、今度は、第2変化特性
による圧力データを発生するためのデユーティ比となり
、摩擦要素への供給圧は、第7図(b)中の破線PIで
示すように、時点tsから所定量だけ低下する。すなわ
ち、上記第2変化特性は、圧力データを低減させる特性
となっている。
締結開始時点t、が経過すると、フラグF^・01とな
るため、ステップ72の判定がYESとなり、次のステ
ップ73の処理により、次はフラグFBの内容から、前
記極小点の発生時点t、が経過しているか否かを判別す
る。
フラグFB−00であれば、ステップ85の処理で上記
極小点の検出が行われる。この処理では、ステップ70
で読込んだ出力軸トルクT。u7と前回の処理で読込ん
だ出力軸トルクとの大小関係を判別し、出力軸トルクが
単tjl減少を繰返している状態から単調増加に変化し
たときに、上記極小点発生時点t3と判定する処理が行
われる。
この極小点発生時点t、は、第7図(a)に示すB点の
ように、締結開始時点t、経過後に、新しいギヤ比にお
ける出力軸トルクに達するときの変位点である。出力軸
1−ルクは、この極小点Bから以後は、ギヤ比の減少に
よるエンジン出力回転数の低下によって、回転による慣
性エネルギーが放出されるため、増大を始める。
上記極小点発生時点t、が経過すると、ステップ87の
処理により、今まで第2変化特性に従っていた圧力デー
タを、第3変化特性によって決定される圧力データに変
更する。
第3変化特性は、メモリに、データテーブル(以下「第
3変化特性テーブル」と言う)として格納されているも
のであり、やはり、変゛速の種類と運転条件に応じて複
数の場合分けがなされている。
この第3変化特性は、上記極小点発生時点す以後、摩擦
要素への供給圧を漸増させる特性であり、ステップ87
では、この漸増の開始時点における圧力データの初期値
が決定される。
ところで、変速動作開始後、摩擦要素の締結開始時点t
、から、摩擦要素への供給圧が低減されるのであるが、
このとき、自動変速機の固体差や摩擦要素の摩擦係数の
経時変化等により、上記供給圧の低下にともなって、摩
擦要素の締結圧が弱まり過ぎて、変速動作が不良となる
ことが在り得る。
このような事態が発生すると、何も措置を講じないと、
極小点Bが発生せず、供給圧が減少したままになってし
まう。
そこで、ステップ86の処理によって前記ステップ84
でスタートしたタイマの計時内容を判断することで、制
限時間txが経過したか否かを判別する。
従って、制限時間t6が経過しても、上記極小点Bが検
出されないときには、制限時間Lイの経過時点でステッ
プ87の処理を行って、供給圧を増加させることで、変
速動作不良が生じることを防止できる。
なお、上記制限時間1は、一定値としておく他に、各運
転条件や変速の種類に応じて、上記極小点の発生時間に
相当する時間を設定し、これらの各条件毎の設定時間デ
ータをデータテーブルとしてメモリに格納しておくこと
も考えられる。
ステップ87の処理が実行された後は、ステップ88で
フラグFB・Olとして極小点発生時点t8が経過した
ことを記憶する。そして、ステップ89でタイマをリセ
ットする。
これにより、時点t、において駆動信号■のデユーティ
比は、上記第3変化特性によって決定される圧力データ
を出力するためのデユーティ比となり、摩擦要素への供
給圧は上昇を開始する。
極小点発生時点【、が経過すると、ステ・ノブ73の判
定がYIESとなり、次に、ステップ74の処理によっ
て、上記ステップ87で決定された圧力データを少量(
1ステツプ)だけ上界させる処理が行われる。
そして、ステップ75で、変速所要時間九、すなわち、
上記締結開始時点t3からの経過時間を計測し、ステッ
プ76の処理で、この変速所要時間J、が、メモリに記
憶されている許容変速所要時間Jcに達したか否かによ
り、変速動作が終了したか否かを判別する。
従って、変速動作の終了が判定されるまでは、ステップ
74の処理が繰返され、処理毎に、圧力データが1ステ
ツプずつ増加することになる。これにより、駆動信号I
のデユーティ比は、上記極小点発生時点t、の後、変速
終了時点t、まで、徐々に増加し、これに伴って、摩擦
要素への供給圧も漸増することになる。
変速動作が終了すると、ステップ77の処理が行われて
、圧力データを、摩擦要素を完全締結状態にするための
データに変更する。すなわち、駆動信号Iのデユーティ
比を100%にする圧力指令値Pが出力される。
これにより、変速動作は終了し、ステップ78で、フラ
グFをrlOJ 、フラグF^とFBを「00」にリセ
ットする。
フラグF=10となったことで、以後、第6図のステッ
プ91〜95の処理が行われる。
ステップ91の処理では、今回のルーチン処理で行われ
た変速動作が、変速ショックを生じないで良好に行われ
たか否かを判別する。
ここでは、前記ステップ71で求められた、極小点発生
時点t、における出力軸トルク(以下「第1極小点トル
ク」と言う)  Tsと極大点発生時点t、における出
力軸トルク(以下「第1極大点トルク」と言う)  T
Pとの差(TP−TI)を求め、これを出力軸トルクの
変動幅Δtoorとする処理が行われる。そして、変動
幅ΔTouTと、前記ステップ71で求めた遷移時間t
αが、それぞれ所定値以下であるか否かによって、変速
動作の良否を判断する。
これは、上記変動幅Δ’rotoTが大きいと、出力軸
トルクT。uTの変動に伴う変速ショックが大となるこ
とから、判断の基準とされている。
また、遷移時間tαついては、第1変化特性に従って摩
擦要素へ供給される流体圧の増加度が小さ過ぎると、遷
移時間が長くなることで、変速動作が思わしくなかった
ことが判定できる。また、遷移時間tαが短い場合には
、急速な出力軸トルクの変動が生じ易いので、上記変動
幅Δ’routも大となり、tαとΔTonの両者から
、変速動作が良好に行われていないことが判明する。
ここで、変速動作が良好に行われていなかったと判定さ
れると、ステップ92の判定がNoとなり、ステップ9
3の処理で、上記第1変化特性を修正するための圧力補
正量ΔPIの算出が行われる。
この圧力補正量ΔPIは、変動幅ΔTOUTが大き過ぎ
るときには、摩擦要素への供給圧を低下させるような値
になり、遷移時間tαが長過ぎるときには、供給圧を増
加させるような値となる。
そして、この圧力補正量ΔPlは、ステップ67で用い
られる第1補正量データテーブルの中の、今回の変速動
作時における運転条件および変速の種類に対応した位置
にある既存データと入替えられる。
これにより、次に、今回と同一条件の変速動作が行われ
るときには、上記変更された第1補正量ΔPIによって
、第1変化特性に従って決定された圧力データが補正さ
れることにより、変速ショックを軽減する方向へ調整さ
れた流体圧が摩擦要素へ供給される。
他方、今回行われた変速動作が良好に行われたものと判
定された場合には、摩擦要素への供給圧は適正な値であ
ったわけであるから、圧力修正量の変更は行わない。
そして、ステップ95では、ルーチン処理が終了したこ
とから、フラグFをリセットする処理が行われる。
以上の処理により、変速時の出力軸トルクT。uTの変
化は、第7図(a)中の破線T、で示すようになる。同
図中の実線T、で示す変化は、第7図(c)中の実’b
lozで示すように、変速動作中のデユーティ比を一定
にした場合の出力軸トルク変化である。
デユーティ比を一定にした場合には、摩擦要素の締結開
始時点t、から以後は、供給圧が第7図(b)中の実線
P2で示すように一定になるため、出力軸トルクT。0
アの変化速度および変化幅は、本実施例の場合より大と
なる。
これに対し、本実施例は、締結開始時点t3で供給圧を
一旦減少させて、極小点Bでの締結力を弱め、極小点B
以後、徐々に供給圧を増加させることで、出力軸トルク
の変動幅Δtourは、大幅に低減し、変速ショックの
発生を防止できる。
なお、時点t、で、一旦、大きく供給圧を上昇させるの
は、供給圧増大動作の応答性を良くするためである。こ
のようにすることで、出力軸トルクが時点t0で減少し
ても、これは、ギヤ比と自動変速機の入力トルクの積で
決まる値となり、以後、再度の慣性エネルギー放出によ
る出力軸トルクの増加はあるが、摩擦要素の締結力が弱
められているため、緩やかな増加となり、R点のように
出力軸トルクの変化は、それ程には大きくならない。
次に、本発明の第2実施例について説明する。
本実施例のハードウェア構成は、前記第1実施例と同じ
く、第2図に示すように、制御回路20Aを中心に、ト
ルクセンサlO、スロットル開度センサ11、出力軸回
転数センサ12、圧力制御弁40を入出力装置とした構
成となっている。従って、第2図を本実施例の構成図と
して兼用する。
そして、制御回路20Aで実行される処理が、第1実施
例と本実施例とでは、若干具なっている。
第8図と第9図は、本実施例で実行される処理の一部を
示すフローチャートであり、第1実施例における処理と
異なる部分は、第5図中のステップ87の後に、第8図
に示すようにステップ201を設けたこと、第6図中の
ステップ93 、94の後に、ステップ204 、20
5を設けたこと(第9図に示す)、そして、第5図中の
ステップ71と第6図中のステップ91に代替して、こ
れらとは異なる処理を行うステップ202 、203を
設けたことである。
なお、第4図に示されるステップ61〜69の処理は、
本実施例においても実行される。
ステップ202では、前記第1実施例におけるステップ
71で求められる摩擦要素の締結開始時点t3での出力
軸トルクT、と、第1極小点トルクTB %第1極大点
トルクTp 、そして、遷移時間【αに加えて、第7図
(a)にQ点とP点で示されるように、極大点Pが生じ
た後に、出力軸トルクT。LITが減少から増加へ反転
する時点(以下「第2極小点発生時点」と言う)  t
oにおける出力軸トルク(以下「第2極小点トルクTo
 Jと言う)と、出力軸トルクの変化方向が増加から減
少へ反転する時点(以下「第2極大点発生時点」と言う
)bにおける出力軸トルク(以下「第2極大点トルクT
、 Jと言う)、および時点L0から1.lまでの時間
(以下「第2遷移時間【β」と言う)を求める。
ステップ201では、ステップ87で決定された圧力デ
ータに、第3補正量データテーブルから求めた、第3変
化特性を補正するための圧力補正量ΔP、を加えて、補
正を行う。
ステップ203では、前記第1実施例におけるステップ
91で行われる出力軸トルクの変動幅Δroutと遷移
時間tαとによる変速動作の良否判断処理に加えて、上
記ステップ202で求めた第2極小点トルクT0 と第
2極大点トルクTIIとの差(=1゜−Toであり、以
下[第2変動幅ΔTouTzJとする)を算出し、この
第2変動幅ΔTOLI72と前記第2遷移時間tβとが
、それぞれ所定値以下であるか否かによっても、変速動
作の良否の判断を行う。
そして、上記ΔTouT+ Lα、ΔToutz + 
tβに対する判別により、何れかにおいて変速動作が良
好でなかったとの判定がなされたときには、ステップ9
3 、94 、204 、205の処理が行われる。
ステップ204の処理は、上記ΔTOUT□、tβの大
きさ、長さに応じて第3圧力補正量ΔP3を決定する処
理である。
ステップ205では、上記算出された圧力補正量ΔP1
を、前記ステップ201で用いられる第3補正量データ
テーブル内の、今回の変速時における運転条件と変速の
種類と同じ条件と種類に対応する位置へ格納する。
上記第3圧力補正量ΔP、は、次のようにして決定され
る。
変速時の出力軸トルクT。u7は、第7図(a)中の破
線T、に示すように変化する。
ここで、極小点発生時点tsからの供給圧の上昇の度合
が緩やか過ぎると、摩擦要素の締結動作が鈍くなるので
新しいギヤ比に至るのが遅れ、その間、トルクが充分に
伝達されない状態が発生する。
このため、第2極小点トルクT。は、低下し、その後、
緩やかながらも出力軸トルクが上昇するので、g擦要素
の締結力が強まり、変速動作が進行して、第2極大点R
が発生するのであるが、供給圧の上昇率が低いために、
時点t0〜tえの間の第2遷移時間tβが長くなる。
逆に、時点t、からの供給圧の上昇率が高過ぎると、上
記第2遷移時間tβは短くなるとともに、第2極小点ト
ルクT0と第2極大点トルクT8との差(すなわち、第
2変動幅ΔTO1l?□)は大となる。
従って、上記第3圧力補正量ΔP、は、第2変動幅ΔT
outzが大き過ぎるときには、供給圧(第3変化特性
によるもの)を低下させる値とし、第2遷移時間tβが
長過ぎるときには、供給圧を増加させるような値とされ
る。
このように、本実施例では、極大点発生時点t、以降の
摩擦要素への供給圧を調整する(第3変化特性を補正す
る)ことで、より良好な変速動作を行うことができる。
特に、前記第1変化特性の補正によって、変動幅ΔT0
,7が抑えられた場合、第2変動幅ΔT0υTzの大き
さも無視できなくなくるので(Δ’rootに対するΔ
ToL+72の比が大となる)、上記のように、第3変
化特性の補正を併せて行うことは効果的である。
次に、本発明の第3実施例について説明する。
本実施例のハードウェア構成は、前記第1実施例と同じ
く、第2図に示すように、制御回路20Aを中心に、ト
ルクセンサlO、スロットル開度センサ11、出力軸回
転数センサ12、圧力制御弁40を入出力装置とした構
成となっている。従って、第2図を本実施例の構成図と
して兼用する。
そして、制御回路2〇八で実行される処理が、第1実施
例と本実施例とでは、若干具なっている。
すなわち、第10図に示すように、第5図に示したステ
ップ85 、86による判別結果に応じて、ステップ8
7を実行するか、ステップ211 、212を実行する
かに場合分けをしたことである。
なお、第4図および第6図に示されるステップ61〜6
9およびステップ91〜95の処理は、本実施例におい
ても同様に実行される。
本実施例においては、変速動作が開始されて、摩擦要素
の締結開始時点t、が経過した後にタイマで計時される
制限時間1.以内に極小点発生時点t、が検出されたと
きには、ステップ87〜89の処理が実行され、第3変
化特性に従って決定される圧力データにより、摩擦要素
への供給圧の漸増が開始される。
他方、制限時間t0以内に極小点発生時点し。
が検出されなかったときには、制限時間1.の経過時点
(この時点をr tt Jとする)で、ステ・7プ21
1 、212 、88 、89の処理が行われる。
すなわち、ステップ211では、ステップ87と同様に
、圧力データを第3変化特性で決定されるデータに変更
する処理が行われる。
そして、ステップ212では上記変更後の圧力データを
、さらに補正する処理が行われる。この圧力データの補
正は、メモリに予め格納されている第3変化特性を補正
するデータで構成される第3補正量データテーブルから
求めた第3補正量ΔP3により行われる。
これにより、摩擦要素への供給圧の漸増開始時の初期圧
は、極小点発生時点iが検出された場合における初期圧
よりも高い値に制御される。
以下、このような制御を行う理由を説明する。
第11図に示すように、摩擦要素の締結開始時点ts経
過後に、摩擦要素への供給圧が所定量だけ減少するよう
に制御が行われる。
このときの供給圧の減少量が適正であれば、ギヤ比変化
に伴って、極小点Bが発生することになり、出力軸トル
クT。utは、第11図(a)中の実線↑1のように変
化する。
他方、締結開始時点ts経過後の供給圧の減少量が過度
であるために、掘小点Bが発生しないときには、制限時
間1の経過時点11から第3変化特性による圧力データ
(補正量ΔP3により補正がなされたもの)によって供
給圧の漸増が行われる。
このとき、第11図(a)に一点鎖線T、で示すように
、通常は、極小点発生時点t8よりも制限時間tMの経
過時点11の方が遅いため、図中B″点で示されるよう
に、時点1Tにおける出力軸トルクは、時点t、におけ
る出力軸トルクよりも小さい値になる。
このため、時点11から、補正を行わない第3変化特性
によって摩擦要素への供給圧を漸増させたとすると、供
給圧は、かなり低いレベルから上昇を開始することにな
るため、変速終了時点t1までに、充分な高さまで供給
圧が上昇しない状態が生じることが考えられる。
従って、変速動作終了時に、摩擦要素を完全締結状態に
至らしめた際に、残留エネルギーが過剰に残っていて、
急激なトルク変動を生じる虞れがある。
そこで、本実施例のように、制限時間1が経過した時点
11から摩擦要素への供給圧を漸増させる場合には、供
給圧が低下しすぎた分だけ、漸増開始時の供給圧の初期
値を増加させる。
すなわち、ステップ211 、212の処理によって、
圧力データの補正がなされることで、第11図(c)の
一点鎖線D3で示すように、時点11における駆動信号
Iのデユーティ比は、時点tsにおけるデユーティ比よ
りも大となる。
以後は、D3と貼は、同一・の増加率で漸増することに
なるが、D、の方が、初期値が高いため、摩擦要素への
供給圧もその分高くなる。
このときの摩擦要素への供給圧の変化は、第1図(b)
中の一点鎖線P、で示すようになる。また、出力軸トル
クT。II?の変化は、第11図中の一点鎖線T3で示
すようになる。
この変化特性T、で示されるように、極小点Bが制限時
間1以内に生じた場合の変化特性T、よりも、極小点、
極大点の発生時期は遅れるが、変動の幅は小さく抑制さ
れており、また、残留エネルギーによるトルク変動も生
じない。
なお、本実施例と前記第2実施例とを組合わせた制御を
行うようにすれば、より一層に適正な変速動作の制御が
行えることになる。
(発明の効果) 以上、詳細に説明したように、本発明は、出力軸トルク
の変化のうち、前記摩擦要素の締結開始時点、極小点発
生時点、極大点発生時点のような顕著な変化点を検出し
、これらの変化点の到来に対応して、流体圧式摩擦要素
への供給圧を第1乃至第3の変化特性に従って制御する
ことにより、従来装置のようなリアルタイムで出力軸ト
ルクの検出値をフィードバックして、予め設定されたト
ルク変化と比較するものに比べて、演算処理時間が遅い
ディジタル回路を用いて実現することが可能になる。
また、トルクセンナの検出信号中にノイズ等の誤差成分
が混入していても、上記の顕著な変化点の検出には影響
が少ないため、高精度のトルクセンサを用いる必要が無
くなり、コスト低減が図れる。
さらに、本発明は、摩擦要素への供給圧制御を、前記顕
著な変化点の発生に合わせて、適正な変化特性に切換え
るようにしたこと、および、上記顕著な変化点における
出力軸トルクの値や出力軸トルクの変化時間等に基づい
て、変速動作の良否を判別するとともに、この判別結果
に応じて、前記供給圧の変化特性を修正するようにした
ことで、自動変速機の固体差や、摩擦要素の摩擦係数の
経時変化等による変速動作特性の変化に対応して、適正
な供給圧を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成図、 第2図は本発明の一実施例の構成を示すブロック図、 第3図は第2図中の圧力制御弁の具体的構成を示す断面
図、 第4図〜第6図は第2図中の制御回路で実行される処理
を示すフローチャート、 第7図は第2図に示す実施例による摩擦要素の供給圧の
調整動作と出力軸トルクの変動状況を示す図、 第8図および第9図は本発明の第2実施例における制御
回路で実行される処理の一部を示すフローチャート、 第10図は本発明の第3実施例における制御回路で実行
される処理の一部を示すフローチャート、第11図は第
3実施例による摩擦要素への供給圧の調整動作と出力軸
トルクの変化を示す図である。 100・・・自動変速機    101・・・トルクセ
ンサ102・・・締結開始時点検出手段 103・・・極小点検出手段  104・・・タイマ手
段105・・・種火点検出手段  106・・・良否判
別手段107・・・第1の供給圧制御手段 10B・・・第2の供給圧制御手段 109・・・第3の供給圧制御手段 110・・・変化特性修正手段 111・・・流体圧式摩擦要素 10・・・トルクセンサ 11・・・スロットル開度センサ 12・・・出力軸回転数センサ 20A・・・制御回路     40・・・圧力制御弁
TOtl?・・・出力軸トルク  1・・・制限時間t
0・・・変速動作開始時点 t、・・・摩擦要素の締結開始時点 j++・・・極小点発生時点 t、・・・極大点発生時点 to・・・第2極小点発生時点 i・・・第2極大点発生時点 り、・・・制限時間の経過時点 第1図 第7図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、自動変速機の出力軸トルクを検出するトルクセンサ
    と、 該トルクセンサにより検出される出力軸トルクの変動波
    形に基づいて、変速時に、自動変速機を構成する変速用
    の流体圧式摩擦要素の締結開始時点を検出する締結開始
    時点検出手段と、 前記摩擦要素の締結開始時点が検出された後に、最初に
    、前記出力軸トルクの変化が、減少から増加へ反転する
    極小点の発生時点を検出する極小点検出手段と、 前記摩擦要素の締結開始時点が検出された後に、最初に
    、前記出力軸トルクの変化が増加から減少へ反転する極
    大点の発生時点を検出する極大点検出手段と、 前記摩擦要素の締結開始時点から、所定の制限時間を計
    時するタイマ手段と、 自動変速機の変速動作の開始時点から前記締結開始時点
    までの間、予め設定された第1の変化特性に従って、前
    記摩擦要素への供給圧を増加させる第1の供給圧制御手
    段と、 前記締結開始時点から、前記極小点発生時点あるいは前
    記制限時間の何れか速く到来した時点までの間、予め設
    定された第2の変化特性に従って、前記摩擦要素への供
    給圧を減少させる第2の供給圧制御手段と、 前記極小点発生時点から以後、変速動作終了時点までは
    、予め設定された第3の変化特性に従って、前記摩擦要
    素への供給圧を増加させる第3の供給圧制御手段と、 変速動作期間中における出力軸トルクの変化、および前
    記締結開始時点、極小点発生時点、極大点発生時点の各
    時点における出力軸トルク、または出力軸トルクの変化
    時間に基づいて、変速動作の良否を判別する良否判別手
    段と、 少なくとも前記良否判別手段による判別結果に基づいて
    、前記第1乃至第3の変化特性のうち少なくともひとつ
    を修正する変化特性修正手段とを具備することを特徴と
    する自動変速機の変速ショック軽減装置。 2、前記良否判別手段は、前記極小点発生時点における
    出力軸トルクと前記極大点発生時点における出力軸トル
    クとの差、および前記締結開始時点から前記極小点発生
    時点までの時間とに基づいて、変速動作の良否を判別す
    るとともに、 前記変化特性修正手段は、前記変速動作の良否の判別結
    果に対応して、前記第1の変化特性を修正することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項に記載の自動変速機の変
    速ショック軽減装置。 3、前記良否判別手段は、前記極大点発生時点以後にお
    いて、出力軸トルクの変化が減少から増加へ反転する第
    2の極小点および増加から減少へ反転する第2の極大点
    の各発生時点での出力軸トルクの差と、両時点間の時間
    とに基づいて変速動作の良否を判別するとともに、 前記変化特性修正手段は、前記変速動作の良否の判別結
    果に基づいて、前記第3の変化特性を修正することを特
    徴とする特許請求の範囲第1項あるいは第2項に記載の
    自動変速機の変速ショック軽減装置。 4、前記変化特性修正手段は、前記摩擦要素の締結開始
    時点の検出後に、前記極小点発生時点と前記制限時間の
    何れが先に到来したかによって、前記第3の変化特性を
    修正することを特徴とする特許請求の範囲第1項乃至第
    3項の何れかに記載の自動変速機の変速ショック軽減装
    置。
JP24039685A 1985-10-29 1985-10-29 自動変速機の変速シヨツク軽減装置 Pending JPS62224765A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0525853A2 (en) * 1991-07-31 1993-02-03 Saturn Corporation A method of operation for an automatic transmission
US5704871A (en) * 1995-03-02 1998-01-06 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Control system for slipping at least one clutch instead of slipping a lockup clutch after a shift in a hydraulically operated vehicle transmission

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EP0525853A2 (en) * 1991-07-31 1993-02-03 Saturn Corporation A method of operation for an automatic transmission
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