JPS6222400A - 電子ビ−ムによるイオンビ−ムの冷却装置 - Google Patents
電子ビ−ムによるイオンビ−ムの冷却装置Info
- Publication number
- JPS6222400A JPS6222400A JP60160222A JP16022285A JPS6222400A JP S6222400 A JPS6222400 A JP S6222400A JP 60160222 A JP60160222 A JP 60160222A JP 16022285 A JP16022285 A JP 16022285A JP S6222400 A JPS6222400 A JP S6222400A
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- electron beam
- ion beam
- electron
- ion
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- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の技術分野〕
本発明番マ電子ビームによってイオンビームを冷却する
装置に関する。
装置に関する。
イオン蓄積リング中のイオンビームは衝突実験等に使用
されると散乱され、所要の方向と異なる方向成分の運動
量が発生する。このままでは実験精度等の面から問題と
なるため、この余分な運動量を取り去る必要がある。こ
れは冷却するとも称される。この冷却を行なうために使
用する装置として、電子ビームによるイオンビームの冷
却装置がある。この冷却装置では、電子銃が発生する電
子ビームを誘導磁場により、イオン蓄積リングから入っ
て来たイオンの周囲に平行に導いてやり。
されると散乱され、所要の方向と異なる方向成分の運動
量が発生する。このままでは実験精度等の面から問題と
なるため、この余分な運動量を取り去る必要がある。こ
れは冷却するとも称される。この冷却を行なうために使
用する装置として、電子ビームによるイオンビームの冷
却装置がある。この冷却装置では、電子銃が発生する電
子ビームを誘導磁場により、イオン蓄積リングから入っ
て来たイオンの周囲に平行に導いてやり。
電子ビームとイオンビームとのクーロン相互作用 −に
より、イオンビームの余分な運動量を除去することが考
えられ、田辺徹美氏著「ビーム電子冷却」月刊フィジッ
クス/ Vol、6 kl、 1985年発行に記載さ
れている。そして、この冷却装置では電子ビームに高精
度の方向性が要求される。
より、イオンビームの余分な運動量を除去することが考
えられ、田辺徹美氏著「ビーム電子冷却」月刊フィジッ
クス/ Vol、6 kl、 1985年発行に記載さ
れている。そして、この冷却装置では電子ビームに高精
度の方向性が要求される。
本発明は高精度の方向性を有する電子ビームを利用した
イオンビームの冷却装置を提供することを目的とする。
イオンビームの冷却装置を提供することを目的とする。
本発明においては、イオンビームの余分な運動量を電子
ビームで取り去り、その際、誘導コイルと磁気シールド
との間に電子ビームの方向補正コイルを設けることによ
り、電子ビームの方向調整を可能とし、さらに磁気シー
ルドを電磁石鉄心として利用し、方向補正コイルの電源
容量の低減を可能とするものである。
ビームで取り去り、その際、誘導コイルと磁気シールド
との間に電子ビームの方向補正コイルを設けることによ
り、電子ビームの方向調整を可能とし、さらに磁気シー
ルドを電磁石鉄心として利用し、方向補正コイルの電源
容量の低減を可能とするものである。
以下1本発明の一実施例について、第1図および第2図
を参照して説明する。
を参照して説明する。
高速電子を発生する電子銃のと電子を加速するために電
子銃■に取付けられた加速管■は、高電圧を使用するた
め、絶縁ガス又は絶縁油を封入した圧力容器■に収納さ
れ、圧力容器■の片端を介して真空容器(5a)に接続
されている。電子ビーム(12)は誘導コイル(4a)
、 (4b) 、 (4c) = (4d) 、 (
4e)によって発生される誘導磁場により、真空容器(
5a)、 (5b)、 (5c)中を通過する。この誘
導コイル(4a) 〜(4a)は真空容器(5a)〜(
5c)の外周に配置され、その外周には誘導コイル(4
a)〜(4e)の発生磁場が外部に洩れるのを防ぐため
に磁気シールド0が取付けられる。そしてその際、誘導
コイル(4a)〜(4e)と磁気シールド(へ)との間
に、誘導コイル(4a) 〜(4a)と直交して方向補
正コイル(7a) 、 (7b) 。
子銃■に取付けられた加速管■は、高電圧を使用するた
め、絶縁ガス又は絶縁油を封入した圧力容器■に収納さ
れ、圧力容器■の片端を介して真空容器(5a)に接続
されている。電子ビーム(12)は誘導コイル(4a)
、 (4b) 、 (4c) = (4d) 、 (
4e)によって発生される誘導磁場により、真空容器(
5a)、 (5b)、 (5c)中を通過する。この誘
導コイル(4a) 〜(4a)は真空容器(5a)〜(
5c)の外周に配置され、その外周には誘導コイル(4
a)〜(4e)の発生磁場が外部に洩れるのを防ぐため
に磁気シールド0が取付けられる。そしてその際、誘導
コイル(4a)〜(4e)と磁気シールド(へ)との間
に、誘導コイル(4a) 〜(4a)と直交して方向補
正コイル(7a) 、 (7b) 。
(7c) 、 (7d) 、 ()e)が設けられる。
真空容器(5a)〜(5c)を通過した電子ビーム(1
2)は絶縁ガス又は絶縁油を封入した圧力容器(10)
に収納された減速管■とコレクタ■に導かれてエネルギ
を回収される。
2)は絶縁ガス又は絶縁油を封入した圧力容器(10)
に収納された減速管■とコレクタ■に導かれてエネルギ
を回収される。
イオン蓄積リング(11)は真空容器(5a)、 (5
c)のポートを介して接続され、イオン蓄積リング(1
1)のイオンビーム(13)に対して、中央の真空容器
(5b)内で電子ビーム(12)に平行に包まれ、クー
ロン相互作用を行なうように構成する。方向補正コイル
(7a)は第2図の紙面に垂直な方向に通電されA方向
及びB方向の磁場を発生するように構成する。
c)のポートを介して接続され、イオン蓄積リング(1
1)のイオンビーム(13)に対して、中央の真空容器
(5b)内で電子ビーム(12)に平行に包まれ、クー
ロン相互作用を行なうように構成する。方向補正コイル
(7a)は第2図の紙面に垂直な方向に通電されA方向
及びB方向の磁場を発生するように構成する。
他の方向補正コイル(7b)〜(7e)も、(7a)と
同様な磁場を発生するように構成する。
同様な磁場を発生するように構成する。
次に作用について説明する・
電子銃■から打出された電子ビーム(12)は加速管■
により所定のエネルギまで加速され、誘導コイル(4a
)〜(4e)の作る誘導磁場に導かれ、中央の真空容器
(5b)中でイオンビームを平行に包み、クーロン相互
作用によりイオンビーム(13)の余分な運動量を除去
する。この際、打出された電子ビームの方向と誘導磁場
の方向が一致していない場合には、電子ビーム自体が余
分な運動量を持つことになり、イオンビームから余分な
運動量を除去しないで、逆に余分な運動量を与えてしま
うことになる。電子ビーム(12)の方向は電子銃■の
方向に依存し、又、誘導磁場の方向は誘導コイル(4a
)〜(4e)の取付は方向性に依存するが、これらの方
向性は、製作精度2組立端度に依存する誤差を持ってい
る。方向補正コイル(7a)〜(7e)を第2図のよう
に取付けると、第2図の入方向及びB方向の2種の補正
磁場を発生する。この補正磁場は電子ビーム(12)に
対し、A方向の補正磁場は電子ビーム(12)をB方向
に、又、B方向の補正磁場は電子ビーム(12)をA方
向に傾ける作用をする。この2種の補正磁場をそれぞれ
独立に発生すれば、電子ビーム(12)の方向は任意に
調整でき、電子ビーム(12)の方向を誘導磁場の方向
に合わせることができる。又、方向補正コイル(7a)
〜(7e)は各誘導コイル(4a)〜(4e)に対応し
て分割されているので。
により所定のエネルギまで加速され、誘導コイル(4a
)〜(4e)の作る誘導磁場に導かれ、中央の真空容器
(5b)中でイオンビームを平行に包み、クーロン相互
作用によりイオンビーム(13)の余分な運動量を除去
する。この際、打出された電子ビームの方向と誘導磁場
の方向が一致していない場合には、電子ビーム自体が余
分な運動量を持つことになり、イオンビームから余分な
運動量を除去しないで、逆に余分な運動量を与えてしま
うことになる。電子ビーム(12)の方向は電子銃■の
方向に依存し、又、誘導磁場の方向は誘導コイル(4a
)〜(4e)の取付は方向性に依存するが、これらの方
向性は、製作精度2組立端度に依存する誤差を持ってい
る。方向補正コイル(7a)〜(7e)を第2図のよう
に取付けると、第2図の入方向及びB方向の2種の補正
磁場を発生する。この補正磁場は電子ビーム(12)に
対し、A方向の補正磁場は電子ビーム(12)をB方向
に、又、B方向の補正磁場は電子ビーム(12)をA方
向に傾ける作用をする。この2種の補正磁場をそれぞれ
独立に発生すれば、電子ビーム(12)の方向は任意に
調整でき、電子ビーム(12)の方向を誘導磁場の方向
に合わせることができる。又、方向補正コイル(7a)
〜(7e)は各誘導コイル(4a)〜(4e)に対応し
て分割されているので。
この方向の調整は、各誘導コイル毎に行なうことができ
る。さらに方向補正コイル(7a)〜(7e)は磁気シ
ールド■の内側に取付けられているため、磁気シールド
(eは方向補正コイル(7a)〜(7e)の起磁力を低
減させ、そのため方向補正コイルの電源容量は空心時に
対し軽減される。
る。さらに方向補正コイル(7a)〜(7e)は磁気シ
ールド■の内側に取付けられているため、磁気シールド
(eは方向補正コイル(7a)〜(7e)の起磁力を低
減させ、そのため方向補正コイルの電源容量は空心時に
対し軽減される。
以上で説明したように1本発明では電子ビームを導く誘
導コイルと磁気シールドとの間に2方向の磁場を発生で
きる方向補正コイルを設置することにより、電子ビーム
と誘導磁場の方向を組立精度や製作精度から決まる精度
以上にそろえることができるため、イオンビームからの
余分な運動量の除去能力が向上すると共に、磁気シール
ドが鉄心として作用するため、方向補正コイルの電源容
量を低減できる特徴を有する電子ビームによるイオンビ
ームの冷却装置を提供できる。
導コイルと磁気シールドとの間に2方向の磁場を発生で
きる方向補正コイルを設置することにより、電子ビーム
と誘導磁場の方向を組立精度や製作精度から決まる精度
以上にそろえることができるため、イオンビームからの
余分な運動量の除去能力が向上すると共に、磁気シール
ドが鉄心として作用するため、方向補正コイルの電源容
量を低減できる特徴を有する電子ビームによるイオンビ
ームの冷却装置を提供できる。
第1図は本発明の電子ビームによるイオンビームの冷却
装置の一実施例を示す縦断面図、第2図は第1図の■−
■線に沿う矢視断面図である。 1・・・電子銃 2・・・加速管3・・・
圧力容器 48〜48・・・誘導コイル5a
〜5c・・・真空容器 6・・・磁気シールド7
8〜7e・・・方向補正コイル 8・・・減速管9・・
・コレクタ 10・・・圧力容器11・・・
蓄積リング 12・・・電子ビーム13・・・
イオンビーム
装置の一実施例を示す縦断面図、第2図は第1図の■−
■線に沿う矢視断面図である。 1・・・電子銃 2・・・加速管3・・・
圧力容器 48〜48・・・誘導コイル5a
〜5c・・・真空容器 6・・・磁気シールド7
8〜7e・・・方向補正コイル 8・・・減速管9・・
・コレクタ 10・・・圧力容器11・・・
蓄積リング 12・・・電子ビーム13・・・
イオンビーム
Claims (1)
- 蓄積リングから真空容器内を通過させるイオンビームに
対し、これを冷却する電子ビームを射出する電子銃と、
電子銃の射出口に取付けられた加速管と、絶縁ガスや絶
縁油を封入して電子銃と加速管を絶縁する圧力容器と、
圧力容器に接続して取付けられ前記イオンビームと電子
ビームの一部が平行して通過する真空容器と、真空容器
の他端に取付けられ電子ビームを減速する減速管と、減
速管の出口に取付けられ電子ビームのエネルギを回収す
るコレクタと、以上の各構成要素の全てを覆うように取
付けられた誘導コイル及び誘導コイルの周囲に設置され
た磁気シールドとを備え、誘導コイルと磁気シールドと
の間にビーム方向補正コイルを設けたことを特徴とする
電子ビームによるイオンビームの冷却装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60160222A JPS6222400A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 電子ビ−ムによるイオンビ−ムの冷却装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60160222A JPS6222400A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 電子ビ−ムによるイオンビ−ムの冷却装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6222400A true JPS6222400A (ja) | 1987-01-30 |
Family
ID=15710355
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60160222A Pending JPS6222400A (ja) | 1985-07-22 | 1985-07-22 | 電子ビ−ムによるイオンビ−ムの冷却装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6222400A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5001438A (en) * | 1987-12-07 | 1991-03-19 | Hitachi, Ltd. | Charged particle accelerator and method of cooling charged particle beam |
US5138271A (en) * | 1989-02-23 | 1992-08-11 | Hidetsugu Ikegami | Method for cooling a charged particle beam |
JP2011003521A (ja) * | 2009-05-19 | 2011-01-06 | Sharp Corp | 電子放出素子、電子放出装置、自発光デバイス、画像表示装置、送風装置、冷却装置、帯電装置、画像形成装置、電子線硬化装置、電子放出素子の製造方法 |
-
1985
- 1985-07-22 JP JP60160222A patent/JPS6222400A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5001438A (en) * | 1987-12-07 | 1991-03-19 | Hitachi, Ltd. | Charged particle accelerator and method of cooling charged particle beam |
US5138271A (en) * | 1989-02-23 | 1992-08-11 | Hidetsugu Ikegami | Method for cooling a charged particle beam |
JP2011003521A (ja) * | 2009-05-19 | 2011-01-06 | Sharp Corp | 電子放出素子、電子放出装置、自発光デバイス、画像表示装置、送風装置、冷却装置、帯電装置、画像形成装置、電子線硬化装置、電子放出素子の製造方法 |
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