JPS62223315A - ポリ弗化ビニリデン系繊維の製造法 - Google Patents

ポリ弗化ビニリデン系繊維の製造法

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Publication number
JPS62223315A
JPS62223315A JP6204386A JP6204386A JPS62223315A JP S62223315 A JPS62223315 A JP S62223315A JP 6204386 A JP6204386 A JP 6204386A JP 6204386 A JP6204386 A JP 6204386A JP S62223315 A JPS62223315 A JP S62223315A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
gas
blowing
polyvinylidene fluoride
liquid
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6204386A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadami Nanjo
南城 定美
Nobuyuki Tanimoto
谷本 信行
Hiroshi Mamiya
間宮 広志
Michihiko Kojima
故島 道彦
Shuji Takahashi
修治 高橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Unitika Ltd
Original Assignee
Unitika Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Unitika Ltd filed Critical Unitika Ltd
Priority to JP6204386A priority Critical patent/JPS62223315A/ja
Publication of JPS62223315A publication Critical patent/JPS62223315A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、均一性に優れたポリ弗化ビニリデン(PV叶
という)系繊維を製造する方法に関するものである。
(従来の技術) Pv叶は、ナイロンやポリエステルに較べて、比重が大
きい、屈折率が小さい、吸水止が低い1表面張力が小さ
い、耐候性や耐薬品性に優れている等の特徴を有し、 
PVDF系繊維、特にPVDF系モノフイラメ″ントは
、釣糸、漁北メソシュスクリーン等として使用されてい
る。
これらの用途に使用されるPVDF系繊維は1強度や伸
度等の物性が良好であることに加えて、太さや断面形状
(真円性)等が均一であることが要求される。
PVDF系繊維は9通常溶融紡糸法により製造法され、
溶融紡出された糸条を50℃以下の気体を吹きつけたり
、水、エチレングリコール、グリセリン等の液体浴を通
したりして急冷する方法(特公昭47−40573号、
特開昭60−173115号等)が一般的に採用されて
いる。しかし、このような方法で、特に単糸径の大きい
1例えば単糸径0.3 m以上のPVDF系繊維の場合
、均一な繊維を得ることは困難である。これは、 pv
叶系重合体は溶融状態から固体状態に変わる時の収縮率
が大きいため、急冷により不均一になりやすいkめと認
められる。すなわち。
溶融状態のpv叶系重合体を急冷して固化させると収縮
して歪みが生じ、ボイドが発生したり、断面形状の均一
性が損なわれたりするものと認められる。 (ボイドの
発生は後の延伸工程での糸切れにもつながる。) この問題を解消するために気体中で徐冷すると糸条の周
りの雰囲気の影響が大きくなり、長さ方向に斑が生じや
すい。
本発明者らは、このような問題を解消し、均一性に優れ
たPVDF系繊維全繊維するために鋭意検討の結果、気
体冷却と液体冷却とを特定の条件で組み合わせることが
有効であることを見出した。
なお、熱可塑性重合体の溶融紡糸において、気体冷却と
液体冷却とを組み合わせることは5例えば特開昭50−
111307号公報に記載されているように公知である
が、この公報に具体的に記載されているのはポリエステ
ルのみであり、この公報に記載された条件をpv叶系重
合体の溶融紡糸にそのまま適用しても、均一な繊維は得
られない。
(問題点を解決するための手段) 本発明の要旨は、 PVDF系重合体を溶融紡糸して繊
維を製造するに際し、溶融紡出された糸条に気体を吹き
つけた後、糸条の固化点より高い位置において液体で冷
却することを特徴とするPVDF系繊維全繊維法にある
本発明において、 PVDF系重合体としてはPv叶ホ
モポリマーのほか、弗化ビニリデンを主成分とし。
これにテトラフルオロエチレン、モノクロロトリフルオ
ロエチレン、弗化ビニル、ヘキサフルオロプロピレン、
パーフルオロイソプロポキシエチレン等を共重合成分と
したPv叶系コポリマーが用いられ、これらは混合物と
して用いてもよい。
そして、十分な強度特性を発揮させるためには固有粘度
(ジメチルホルムアミドを溶媒として。
濃度0.5g/d1.30 ’cで測定)が0.9〜1
.4.好ましくは1.0〜1.3のものを用いることが
望ましい。
本発明においては、Pv叶茶系重合体240〜300℃
好ましくは250〜280℃で溶融紡出し、紡出糸条に
まず空気、窒素ガス等の気体を吹きつける。気体吹きつ
けは、できるだけ気体が糸条に均一に当たるように行う
ことが必要であり1円周吹きつけが好ましい。吹きつけ
の条件は、糸条の太さ、速度等により異なるが、0〜5
0°C9好ましくは10〜40℃の気体を、0.1〜2
.5m/秒の速度で、 10〜90cmの長さにわたっ
て吹きつけるのが一般的な条件である。
通常、気体吹きつけは紡糸口金直下で行われるが、場合
によっては1口金付近の温度を一定に保つため、雰囲気
温度が150〜400℃程度の加熱フードを口金直下に
設け、加熱フード通過後に行うようにしてもよい。
気体吹きつけに続いて、糸条の固化点より高い位置にお
いて液体で冷却する。ここで、固化点とは溶融紡出した
糸条に気体を吹きつけ、気体中を糸条を走行させたとき
、糸条が冷却されて結晶化を開始する位置を意味し、肉
眼観察では、糸条が白っぽく見えるようになる位置であ
る。
本発明においては、気体雰囲気中に固化点が現れない位
置で液体による冷却を開始するものである。
冷却に使用する液体としては、水、テトラクロロエチレ
ン、エチレングリコール、グリセリン等が挙げられる。
冷却液体の温度は、糸条の太さ。
使用液体の熱転導度、比熱等により異なるが、一般に一
20〜100℃、好ましくは一1O〜90℃が適当であ
る。
このようにして、気体吹きつけ及び液体により冷却され
た未延伸糸条は、常法により、延伸される。例えば、1
20〜180℃の液体又は気体中で3〜6倍に第1段延
伸し1次いで140〜200℃の気体又は液体中で全延
伸倍率が5〜7倍となるように第2段以降の延伸をし、
必要に応じてさらに熱処理する方法である。
なお1本発明において、繊維に熱安定剤1着色剤、抗酸
化剤、可塑剤等の添加剤を含有させてもよいことはいう
までもない。
本発明の方法によれば、均一性が良好であるばかりでな
く、釣糸、漁網、メソシュスクリーン等として有用な優
れた強度特性(引張強度、結節強度)を有するPVDF
系繊維全繊維れる。
、(実施例) 以下、実施例によって本発明をさらに具体的に説明する
なお、均一性の尺度であるU%は、計測器工業社製イブ
ネステスターKE −80C型で測定した。
実施例 固有粘度1.20のPVDFホモポリマーをエクストル
ーダー型溶融紡糸機を用い、紡糸温度260℃で6本の
モノフィラメントとして溶融紡出し、紡出モノフィラメ
ントに温度20℃の空気を長さ30cmにわたって第1
表に示した風速で円周方向から吹きつけ1次いで第1表
に示した位置で30℃、長さ200cmの水、テトラク
ロロエチレン(TCE)又はエチレングリコール(EG
)の浴に導入して冷却し、8m/分の速度で引き取り、
続いて165℃のグリセリン浴中で延伸倍率4.8倍の
第1段延伸を行い、さらに172℃のグリセリン浴中で
全延伸倍率が6.7倍となるように第2段延伸を行い、
直径0.4鶴のモノフィラメント6本を得た(スピンド
ロ一方式)。
得られたモノフィラメントのU%、引張強度及び結節強
度を第1表に示す。
第1表 注:比申剋り輯では糸切れが多発し、得られたモノフィ
ラメントには、多数のボイドが認められた。
(発明の効果) 本発明によれば、均一性が良好で2強度特性の優れたP
v叶系繊維を操業性よく製造することが可能になる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリ弗化ビニリデン系重合体を溶融紡糸して繊維
    を製造するに際し、溶融紡出された糸条に気体を吹きつ
    けた後、糸条の固化点より高い位置において液体で冷却
    することを特徴とする弗化ビニリデン系繊維の製造法。
JP6204386A 1986-03-18 1986-03-18 ポリ弗化ビニリデン系繊維の製造法 Pending JPS62223315A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6204386A JPS62223315A (ja) 1986-03-18 1986-03-18 ポリ弗化ビニリデン系繊維の製造法

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JP6204386A JPS62223315A (ja) 1986-03-18 1986-03-18 ポリ弗化ビニリデン系繊維の製造法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62223315A true JPS62223315A (ja) 1987-10-01

Family

ID=13188739

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6204386A Pending JPS62223315A (ja) 1986-03-18 1986-03-18 ポリ弗化ビニリデン系繊維の製造法

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JP (1) JPS62223315A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6170192B1 (en) 1996-06-05 2001-01-09 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Leader for fly fishing

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6170192B1 (en) 1996-06-05 2001-01-09 Kureha Kagaku Kogyo Kabushiki Kaisha Leader for fly fishing

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