JPS62221307A - リクライニングデバイス - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の技術分野］ この発明はリクライニングデバイス、特に有段調整及び
無段調整機構のいずれか一方または双方を使用したリク
ライニングデバイスにおいて、部品の共用化を図るもの
に関する。

［従来の技術］ リクライニングデバイスは、ラチェツト歯とラチェツト
爪の噛合によりシートバックの角度姿勢を一定に保ち、
ラチェツト爪のラチェツト歯に対する噛合位置を変化さ
せることによりシートパックの角度姿勢を変更できるよ
うにした有段調整式のものくラッチ機構）と、アウター
ギアと該ギアに噛合するインターナルギアとの組み合せ
からなる、いわゆるタウメル機構を用いた無段調整式の
ものとの２種類がある。

また、最近では高級なシートでは粗調整を有段調整機構
で行ない、その後の微調整を無段調整機構で行なえるよ
うに組合せたリクライニングデバイスもある。

［発明が解決しようとする問題点］ 従って、従来ではこれらの二種の機構に合せてベースフ
レームの形状や各部品の取付は位置に応じた取付穴等を
別個に作っていた。

しかしながら、例えば同一シートであっても、有段調整
式のリクライニングデバイスを設けるものや、無段調整
式のそれを設けるもの、あるいは両者を合せた機構を用
いることがある。この場合はシートの組立行程に於て、
それぞれに応じた形状の別個のフレームを用意しなけれ
ばならず、部品の在庫管理や組立現場における製品の流
れ等に支障があった。

この発明は、以上の従来欠点に鑑みなされたものであっ
て、前述のそれぞれの機構に共通のベースフレームとす
ることにより、部品の在庫管理を容易にすると共に、多
品種少量生産に適合できるようにすることを目的とする
。

［問題点を解決するための手段］ 前記目的を達成するため、この発明は、シートクッショ
ンフレームの後側部に設けたベースフレームにタ１クメ
ル機構及び／またはラッチ機構に連繋する回動部品の回
動中心軸を枢支する回転中心穴を開口形成するとともに
、この回転中心穴の周囲に、前記回動部品に突設された
ガイドピンに係合するストッパ兼用の円弧状ガイド穴を
形成したことを特徴とする。

［実施例］ 第１図乃至第３図はこの発明に係るリクライニングデバ
イスを示すもので、第１図はこの発明を有段調整及び無
段調整機構の双方の機能を備えたリクライニングデバイ
スに適用した場合を示す分解斜視図、第２図は無段調整
式リクライニングデバイスに適用した場合を示す分解斜
視図、第３図はラッチ式リクライニングデバイスに適用
した場合を示す分解斜視図である。

第１図において、符号１は図示しないクッションフレー
ムの後側部に設けた共通のベースフレームである。

そして、リクライニングデバイスは、右段調整懇構を構
成する各部品と、これら各部品に一部共通する部品を設
けた無段調整機構を構成する各部品の組合せからなって
いる。

右段調整磯構を構成する各部品は概ね以下の如く構成さ
れている。

すなわち、ベースフレーム１に開口形成された回転中心
穴１ａに枢支軸２ａを介して回動可能に枢支されたプレ
ートディスク２と、プレー１−ディスク２の下部外周に
形成されたラチェツト歯２ｂに係合するラチェツト爪３
と、ベースフレーム１の外側にあって、前記ラチェツト
爪３にレバーカム４ａを介して連繋するラッチ解除用操
作レバー４とを備えている。

無段調整機構を構成する各部品は概ね以下の如く構成さ
れている。

すなわち、前記プレートディスク２を共通部品として、
プレートディスク２の側面にプレス半抜き形成等により
突設されたタウメル機構を構成するアウターギア５と、
このアウターギア５に噛合するインターナルギア６を同
じくプレス半抜き成型によって形成したプレートアーム
７と、前記枢支軸２ａの内側突出端を回動可能に軸受す
ると共にベースフレーム１の内側に複数のスペーサビン
８により支持されたプレートホルダー９とから概略構成
されている。前記枢支軸２ａの外周には前記プレー！−
アーム７を枢支するエキセントリック部１０が形成さ゛
れていると共に、枢支軸２ａのベースフレーム１からの
突出端にはザボートディスク１１を介して操作用のノブ
１２が取付けられるようになっている。

前記プレートホルダー９にはロッドレバー１３が揺動可
能に取付けられている。ロッドレバー１３の揺動端には
前記ベースフレーム１を貫通する前記レバーカム４ａお
よびレバーの枢支用のビン１４に結合している。またロ
ッドレバー１３の揺動端は、一端をベースフレーム１の
内側部に形成されたブラケット部１５に懸架されたレバ
ースプリング１６の他端に結合している。この結果前記
ラチェツト爪３は常時ラチェツト歯２ｂ側にガイド付勢
され、プレートディスク２を常時一定の姿勢に保持する
ようになっている。

前記プレー１〜デイスク２の上部にはその両側部を貫通
するガイドピン１７が突設されている。ガイドピン１７
のベースフレーム１に対する突出端に於て、ベースフレ
ーム１には前記回転中心穴１ａを回転中心とする円弧状
のガイド穴１８に係合しており、またガイドピン１７の
他端側は前記プレートアーム７の上部に形成された円弧
状のガイド穴１９に係合するようになっている。

更に、前記プレートアーム７の上部にはリベット２０を
介して図示しないシートバックフレームの下側部に設け
たサイドリテーナブラケット２１が固定されるようにな
っている。

以上の構成において、ノブ１２あるいは操作レバー４が
作動していない状態ではプレートディスク２はラチェツ
ト爪３の噛合により定常位置に保持され、またプレート
アーム７もプレートディスク２に対し各ギア５，６の相
対的噛合位置により定常位置を保つ。この結果、サイド
リテーナブラケット２１およびこれの上部に固定される
シートバックフレームは定位置に保たれることになる。

そして、この状態より操作レバー４を引き、回動操作す
ることによりレバーカム４ａを通じてラチェツト歯３は
離間する方向に付勢され、図示しないバネの付勢圧によ
りプレートディスク２およびプレートアーム７は共に枢
支軸２ａを回転中心として回動じ、前記サイドリテーナ
ブラケット２１のベースフレームに対する角度位置を変
更する。

このリクライニング作業におりる調整量はラチェツト爪
３のラチェツト歯２ｂに対する噛合位置によるものであ
り、両者の歯数に応じた粗な角度調整が行なえ、またそ
の範囲は前記ガイド穴１８の両端にガイドピン１７が当
接するまでの間である。

このようにして粗調整が終了した後、更に微調整を行な
う場合には、ノブ１２を回転操作づることにより枢支軸
２ａが回転し、この回転によるエキセントリック部１０
の偏心量に応じてインターナルギア６がアウターギア５
に噛合しつつ角度位ｒを変更することによって行なわれ
る。そして、この角度位置の変更日はガイドピン１７が
プレートアーム７のガイド穴１９の両端に当接するまで
の間の範囲となっている。

なお、第１図において符号２２は前記枢支軸２ａの端部
に結合し、他方側の図示しないリクライニングデバイス
のタウメル機構に結合するタウメルコネクティングロツ
ド、２３はこのレバー２２の外周を包囲するとともに、
一端を前記ロッドレバー１３に結合し他端を同じく図示
しないラッチ式リクライニング機構に連動するラッチコ
ネクティングロッド、３０はベースフレーム１の各所に
間口形成された前記各ビン３ａ、８．１４の取付穴であ
る。

第２図は前記の如く構成されたベースフレーム１を用い
て無段調整式リクライニングデバイスに適用した場合を
示すものである。

図においてプレートディスク４０およびプレートアーム
４１が部品変更しており、ラッチ式リクライニングデバ
イス機構を構成する各部品が削除され、他は共通部品と
なっている。

すなわち、プレートディスク４０は前記プレートホルダ
ー９と共にスペーサビン４２によって共線めされるよう
になっている。この各スペーサビン４２はベースフレー
ム１に形成された取付穴３０に固定されるもので、プレ
ートディスク４０はその取付は位置形状に合せた形状に
形成されている。

また、プレートアーム４０の上部にはガイドピン４３が
突設され、このガイドピン４３は前記ガイド穴１８に挿
通されている。

従って、プレートアーム４１はノブ１２の回転操作によ
りガイド穴１８をガイドとして回動することになる。

次に第３図では同一のベースフレーム１を用いて右段調
整式すクライニングデバイス礪構のみを用いた場合を示
すものであり、前述のアウターギア５及びインターナル
ギア７の噛合わせによるタウメル機構を構成するプレー
トディスクおよびプレートアームに変えて、前述のラチ
ェツト爪３に噛合するラチェツト歯５０ａを設けたプレ
ートアーム５０がベースフレーム１の回転中心穴１ａを
貫通して突設された枢支軸５１に回動可能に保持されて
いる。この枢支軸５１のプレートアーム５０からの突出
端はプレートホルダー９に軸支されており、またプレー
トアーム５０に突設されたガイドピン５２を前記ガイド
穴１８に係合することにより回動角度の規制とガイドを
行なうようになっている。

なお、前記ラチェツト歯５０ａおよびラチェツト爪３の
ピッチは第１図の兼用のものより小ピツチとなり、この
機構を用いて可及的に小角度の角度調整を行なえるよう
にしている。

［発明の効果］ 以上実施例により詳細に説明したように、この発明によ
るリクライニングデバイスにあっては、有段調整式リク
ライニングデバイス、無段調整式リクライニングデバイ
ス、あるいは両機能を兼用したリクライニングデバイス
において、ベースフレームの形状や寸法を各機構に応じ
て作ることがなく、共通のベースフレームを用いること
ができる。

また、この発明にあっては、ベースフレームのみならず
他の機能部品の共用化も出来るために、部品管理が簡易
となり、多品種少量生産における組立変更や同時生産等
にも充分に対応できる。

【図面の簡単な説明】

第１図乃至第３図はこの発明の一実施例を示し、第１図
はこの発明を有段調整及び無段調整機構を備えたリクラ
イニングデバイスに適用した場合を示しす分解斜視図、
第２図はこの発明を無段調整式リクライニングデバイス
に適用した場合を示す分解斜視図、第３図はこの発明を
有段調整式リクライニングデバイスに適用した場合を示
す分解斜視図である。 １・・・ベースフレーム ２．４０・・・プレートディスク（回動部品）７．４１
．５０・・・プレートアーム（回動部品）１７．４３．
５２・・・ガイドピン １８・・・ガイド穴 特許出願人　　　　　富士機工株式会社代理人　　弁理
士　　三　好　　保　男ＩＢ、。 １Ｌ−２，二１１．．−゛１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. シートクッションフレームの後側部に設けたベースフレ
   ームに、タウメル機構及び／またはラッチ機構に連繋す
   る回動部品の回動中心軸を枢支する回転中心穴を開口形
   成するとともに、この回転中心穴の周囲に、前記回動部
   品に突設されたガイドピンに係合するストッパ兼用の円
   弧状ガイド穴を形成したことを特徴とするリクライニン
   グデバイス。