JPS62220250A - 連続鋳造鋳型及びその運転方法 - Google Patents

連続鋳造鋳型及びその運転方法

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JPS62220250A
JPS62220250A JP6192386A JP6192386A JPS62220250A JP S62220250 A JPS62220250 A JP S62220250A JP 6192386 A JP6192386 A JP 6192386A JP 6192386 A JP6192386 A JP 6192386A JP S62220250 A JPS62220250 A JP S62220250A
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wall
continuous casting
casting mold
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アントン・フーレツク
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  • Casting Or Compression Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 本発明は、巾寸法と厚み寸法とを異にする種々のストラ
ンドを選択的に鋳造するための連続鋳造鋳型に関する。
狐米反携 ブルーム断面やあるいはスラブ断面を有するストランド
を鋳造するための板状鋳型に関しては、米国特許第3,
292,216号に示されるように、中広壁間に端面壁
を挿入することにより鋳型室を構成するものが従来より
知られている。この鋳型を用いて種々の巾寸法を有する
ストランドを鋳造するために、上記端面壁は11広壁間
で互いに接近または離反する方向に移動せしめられる。
ストランドの巾寸法に応じてテーパ形状とすることがで
きる。
しかしながら、異なる厚みのストランドを鋳造するため
には、種々の巾寸法を有する端面壁を互いに交換しなけ
ればならない。しかしながら、こらは非常に煩わしいこ
とであり、また鋳型全体を交換することにさえなる。
異なる巾寸法と厚み寸法のストランドを鋳造するための
調節自在の仮型鋳型は米国特許第3,049.769号
に示されている。この仮型鋳型室は4つのパネルより構
成されている。そして、その1つのパネルの前面は隣接
するパネルの側面に常に係合するようになっている。こ
れらのパネルは複雑な固定手段により互いに固定される
ようになっている。異なる種々の巾寸法と厚み寸法のス
トランドに応じて鋳型を調整することは時間を浪費する
のみならず種々の問題を引き起こす。なぜならば、鋳型
のテーパ度合を変更することは、さらなる改良を無くし
ては殆ど不可能であるからである。
本発明の目的 本発明の目的は上記問題を解消することにあって、異な
る巾寸法と厚み寸法の種々のストランドを選択的に鋳造
することができ、かつ、その横断面の調節を容易に行う
ことができ、壁のテーパ度合を制限中白で変更できるよ
うな連続鋳造鋳型を提供するにある。
本発明の要旨 上記目的を達成するための本発明の要旨とするところは
、[巾寸法並びに厚み寸法を異にする種々のストランド
を選択的に鋳造するための連続鋳造鋳型であって、2つ
の板状第1壁と2つの第2壁とを備えてなり、上記2つ
の第1壁は相対するように配置されて両側で鋳型室を区
画するようになっており、各第1壁はその側部に凹所を
備えており、上記第2壁はそれぞれ、上記第1壁に対し
て一定の角度で上記凹所に挿入されるように配置され、
また、この第2壁は、周囲が囲まれた鋳型室を構成する
ように、第1壁に対して圧接する前面を有することを特
徴とする連続鋳造鋳型」に存する。
本発明の1つの実施例によれば、上記第1壁は互いに接
近したり遠ざかる方向にかつそれらに対する直角方向に
並びに鋳型室の長手軸に対して直交する方向に移動自在
に構成される。
本発明は、特に、20〜60mmの厚みを有するラフ・
ストリップ断面のスチール・ストランドを鋳造するに適
した連続鋳造鋳型を提供するにある。
このようなラフ・ストリップを鋳造するために、英国特
許第262,291号に示されるように、連続鋳造の工
程と圧延の工程とを実施することが知られている。しか
しながらこの設備においては、ストランドの中狭面のテ
ーパは殆ど調節できず、かっ、鋳造ロールの下方に接近
して支持手段を設けることが不可能であるがために、油
溜め(liguidS ump)が非常に短くなる。
この問題を解決するために、本発明においては、上記第
1壁は横方向の切断により分割されて鋳型室の長手軸方
向に数個の部分が構成され、該各部分がエンドレスチェ
ーンの如く組み立てられ、さらに、上記第2壁が数個の
部分に分割され、該第2壁の各部分が第1壁の各部分内
に案内される構成とされる。
上記各壁がクローラ形態(はいずり回るような形態)で
エンドレスチェーンとして構成されているところの鋳型
は、例えば、ドイツ特許第688゜836号に見られる
。この公知の鋳型の6壁の部分はテーパをなす案内手段
で案内されるようになっている。この案内手段は相対し
て配置された壁の間に配置されている。従って、ストラ
ンドに接触する壁は、クローラ形態のチェーンが互いに
接するまで巡回する間に、最終的に互いに接触するまで
接近するようになっている。これにより、最終的な鋳型
断面が形成されている。しかしながら、この最終的断面
は、種々の異なる厚み寸法や巾寸法のストランドを鋳造
する場合、変更することができない。また鋳型室のテー
パは一方向に、すなわち案内手段の方向に、形成されて
いる。したがって、このテーパは案内手段を交換するこ
とにより初めて変更することができる。
スチール・ストランドを何の問題もなくラフ・ストリッ
プ断面で鋳造することを可能ならしめるために、つまり
、鋳型内の鋳造レベル下に突っ込まれる鋳造チューブに
より溶鋼を鋳型室に供給するために、本発明においては
、上記第1壁の各部分は互いに1〜lO°の角度をなす
ように調節され、当該鋳型は150〜200mmの厚み
の最上端断面と、20〜60mmの厚みの最下端断面と
を存するように構成している。
第1壁及び第2壁間の密着を良好ならしめるために、第
2壁の各壁部分は第1壁の壁部分に対してスプリングに
より適度に圧接せしめられている。
そして、第2壁の部分の案内を良好にするため次のよう
に構成される。すなわち、第1壁の部分はブラケットを
備えており、このブラケットは第2壁の部分を外側から
支持するとともにストランドと接している第1壁の接触
面を越えて突出している。
第1壁と、該第1壁に挿入された第2壁とを十分密着さ
せるために、第2壁の部分は、第1壁の部分に支持され
たスプリングにより、相対して配置された第2壁の部分
に向かって適度に圧力がか鋳型室の中方向のテーパは次
のような簡単な方法により調節される。すなわち、第1
壁が、該第1壁間の対称面に対して直角方向の回動軸を
中心として傾動できるようにしているのである。
厚み方向のテーパは、上記壁の部分により形成されたエ
ンドレスチェーン上方反転プーリと下方反転プーリ間に
案内することにより調節することができる。上記上方反
転プーリは、スタンドに対して調節不可に軸受けされて
おり、一方上記下方反転プーリは、上記対称面に対して
接近・離反する方向に移動自在にスタンドに装着されて
いる。
第1壁の各部分とストランド間の圧接力を十分ならしめ
るために、上記下方反転プーリは、シリンダによりスタ
ンドに支持されており、かつこの支持力を測定するため
の測定装置が装着されている。
第1壁及び第2壁のそれぞれの部分間に存在する遊び、
つまり鋳型室の長手方向における遊び、を除去するため
に、上方反転プーリは駆動されるJ、j  て+ばよニ
ーf−111−+謙イ1.−屯り店、l↓ア啼し講ぶで
きるようにしている。
本発明の好ましい実施例によれば、ストランドの移動方
向と逆方向に移動する回りのエンドレスチェーンの走行
側部は冷却ゾーンを通って、所望されるならば洗浄・潤
滑化ゾーンをも通って案内されるようになっており、こ
れにより、締め付けられた鋳型を保護することができて
、耐久性をかなり向上せしめることができる。
上記チェーンにクーラントを供給するための冷却手段、
及び支持ローラを、ストランド移動方向と同一方向に移
動する各チェーンの走行側部の背面側に設けることは有
利である。
可能な限りの路壁の高い安定性を達成するために、下方
反転プーリは連結ロッドにより上方反転プーリにヒンジ
結合されている。
第1壁従ってそれらの部分に接触する第2壁従ってそれ
らの部分の接触面に、及び/あるいは第2壁従ってそれ
らの部分に接触する上記空所の接触面に耐摩耗性層もし
くは摩耗性突出部を設けている。
本発明は、さらに上記発明にかかる連続鋳J告鋳型を運
転する方法にも関係している。この方法は次のような特
徴を有する。ずなイつち、鋳造過程において、ストラン
ドにかかる調節力か測定され、下方反転プーリが相対す
る下方反転プーリに対して、ストランドの相対する殻か
互いに接触するようになるまで調節され、これにより、
ストランドは完全に固化された状態で鋳型より出ること
になる。この測定を行うことにより、高速鋳造を行うこ
とができ、従って、鋳造速度はスラブ鋳造の現在の鋳造
速度より遅いことはなくむしろこの速度を上回ることに
なる。
実施例 以下に、図示の実施例について詳細に説明する。
溶鋼はタンディンユlから鋳型7の鋳型室4内に導びか
れるようになっている。この鋳型7は、分割された中広
壁5と分割された中狭壁6等を備えている。これらの壁
5,6は、通常の寸法構成を存する通常の鋳型チューブ
3の前方の配置される。中広壁5並びに巾狭壁6の部分
8.9はエンドレスチェーンの如く組み立てられている
。中広壁5と巾狭壁6により構成されるチェーン10゜
11はそれぞれ上方反転プーリ12と下方反転プーリ1
3間で案内されている。相対して配置された反転プーリ
12間の離隔寸法14は、鋳型チューブ3が鋳型内溶鋼
の中にかつ鋳造レベル15より下方の位置まで突っ込ま
れるように、寸法構成されている。鋳型室4の厚み16
は1.従って、約150〜200mmとしている。
相対する下方反転プーリ13は小さな離隔寸法17て配
置されている。従って、鋳型の下端部における鋳型室4
の厚み18は20〜60mmである。
鋳型室4の長さ寸法19、つまり、鋳型室における上方
反転プーリ12と下方反転プーリ13のそれぞれの軸間
の寸法は約1.5〜3mである。
鋳型の出口側には、支持ローラ20と、駆動ローラ21
と、曲げローラ22とが備えられている。
この曲げローラ22はストランドを円弧状に曲げるため
のらのである。ストランド23の厚み24ストランドの
円弧軌跡の半径25は小さく、約1゜5mとなっている
ストランド23は、水平軌跡に導かれた後には、曲げロ
ーラ26により、予備分割を必要とすることなく、真っ
直ぐに延ばされると共に、ライン上に配置された圧延機
27により厚み寸法lO〜30mmの厚み28になるま
で圧延される。ストランドの厚み24は比較的小さいの
で、圧延機27とストランド円弧案内部との間において
ルーピングが生じ、これにより、圧延機27が制御され
て連続した鋳造が可能となる。
池の実施態様として、曲げローラ26の領域又は他の領
域において、鋳造されたストランドをコイル状に巻き取
ることらできる。。
圧延されたストリップが圧延機27より出た後において
、このストリップは、第1図に示されろように、熱間で
巻き取られるか、或いは、更に床中熱間ストリップで直
接圧延される。熱間広巾ストリップを経済的に使用する
ためには、前記したhノイ/rVl紡小コロ性往2牢ラ
ルI角Lン1ゝlザトf?T。
鋳型7の構造を第2〜6図に示している。鋳型7は2つ
のベースプレート2つを有しており、それらのベースプ
レート29は基台32に固定されている。各ペースブレ
ート29上には、ネジスピンドル31を有する調節手段
32を介して、ガイドプレート33が、ベースプレート
と平行でかつガイドレール34に沿って移動自在に設け
られている。このガイドレール34は鋳型室4の中方向
に平行に設けられている。これらの各ガイドプレートの
上には支持プレート35が備え付けられている。この支
持プレート35はベースプレート29に対して平行に配
置されている。また、この支持プレート35は、ネジス
ピンドル36を備える調節手段37を介して、相互に接
近または離反する方向に移動自在となっている。支持プ
レート35を安全に案内するためにガイドブレール38
をガイドプレート33の上にかつ鋳型7の巾広側面に対
して直角方向に配置している。
各支持プレート35の上にはスタンド39が回動自在に
設置されている。この各スタンド39は、側面から見た
形状かC字状になっている。このスタン1ζ39の回動
軸40は、中広壁5間に位置する鋳型7の対称面4Iに
対して直角の方向に延在している。各スタンド39の回
動運動は、支持プレート35及びスタンド39に装着し
たブラケット42の上に配置されたネジスピンドル43
により行なわれる。
各スタンド39は、はぼ水平方向に延びる上方水平アー
ム39′ を備えており、この上方水平アーム39′に
は上方反転プーリ12を回動自在に装着してモータ44
により駆動するようにしている。上方反転プーリ12の
回動軸45には、コネクチングロッド・タイプの連結ロ
ッド46が上方軸受部材47を介してヒンジ連結されて
いる。また、下方反転プーリ13の回動軸49は下方軸
受部材48を介して上記ロッドに連結されている。
各下方反転プーリ13は、さらに、C字状フープ50に
回転自在に軸受されている。このフープ50は各下方反
転プーリ13を抱持するブラケットの如きものである。
フープ50の中間部分はシリンダ52のピストン・ロッ
ド51に設けられている。このシリンダ52のピストン
・ロッド51はスタンド39の穴53を貫通しており、
シリンダ52自体はスタンド39の外側に位置せしめら
れている。
第1壁、すなわち分割巾広壁5、の部分8は、その一方
の端部に空所54を備えている。この空所54内には、
第2壁、すなわち分割中狭壁6、の部分9が挿入される
ようになっている。この第2壁6は第1壁5に対して直
交するように配置されている。また、前面55を備えた
第1壁6の部分9は、上記空所54内に備えられたスプ
リング56を介して、当該第2壁6に対置せしめられた
第1壁5の部分8に対して圧接するようになっている。
従って、各チェーンは、上記説明から明らかなようにL
字状部を形成しており、これらのチェーンか組み立てら
れた場合には、第6図に見られるように、一対のチェー
ン部材が、周囲の閉じられた鋳型室4を常時形成するよ
うになっている一Ill狭壁6の部分9を支障なく支持
するために、中広壁5の部分8にはブラケット58を設
けている。このブラケット58は、ストランドに接触す
る11】床壁5の接触面57を越えて突出している。
このブラケット58には空所59が形成されており、こ
の空所59内にはスプリング61を挿入している。この
スプリング61は中狭壁6の部分9に対して、鋳型室4
の長手軸60に向ってに付勢している。このスプリング
61の付勢力は前記スプリング56の付勢力よりも小さ
くしている。スプリング56は、部分9を、この部分9
に対面して配置された巾広壁5に向けてかつ空所54の
外方へ付勢するものである。部分8と摺接する部分9の
面にはクロムメッキ等の耐摩耗性層9′や摩耗性突出部
を設けることにより保護している。
分割巾狭壁6の部分9が空所54から脱落することを防
ぐために、部分9は、前面55と反対側の端部において
、11広壁8にほぼ直角の方向を向いたブラケット62
を備えている。このブラケット62は長穴63を有して
おり、この長穴63の長手軸もまた巾広壁8に対してほ
ぼ直角に向いている。この長穴63には、巾広壁の部分
8に固定されたビン64が一定の遊びをもって貫通して
いる。
第2図に明らかなように、ストランドの移動方向65と
反対方向に移動する各チェーン10,11の走行側部冷
却ゾーン66を通って(必要ならば、洗浄・潤滑化ゾー
ン67も通って)案内される。各チェーン10.11の
背面側走行側部の移動方向はストランドの移動方向65
と同じである。
各チェーン10.2の上記背面側走行側部には、チェー
ンにクーラントを供給するスプレー・ノズルの如き冷却
手段68や支持ローラ69か備えられている。この支持
ローラ69は連結ロッド46に対してブラケット70を
介して前記連結ロッド46に固定されている。各下方反
転プーリ13は軸受71を介してC字状フープ50に装
着されている。この軸受71は反転プーリ13の回転に
ブレーキをかけるようになっており、そのため、巾広壁
5の部分8を接続するための連結ピン間に生じる輔受遊
びが除去され、従って、各チェーン部分8は互いに接近
するようになる。
鋳型7の長さ寸法19の方向の断面は円錐状になってい
るため、鋳造されるストランドの短い巾寸法を有する端
面側は連続的にi>寸法が減少してゆき、鋳型室のエツ
ジは斜めになっている。すなわら中狭壁6の部分9並び
に中広壁5の部分8のそれぞれに傾斜面73が備えられ
ている。これらの傾斜面73を形成することにより、ス
トランドの端面部の材料は広巾の側面の方向に容易に流
動することができる。
上記構造の鋳型7は実質的利点がある。スチール・スト
ランドを鋳造する場合において、150〜300mmの
厚みを有する通常のスラブのを鋳造する場合に効果的で
ある。これらの主たる利点は次の点にある。すなわち、
巾広壁5の移動と巾狭壁6の移動が同時的に行なわれる
ため、これらの壁5.6とストランドの表面との間に相
対的な移動が何ら生ぜず、従ってストランドに何らの引
き込み力が生じないことである。
さらなる利点は次の点にある。すなわち、鋳型を比較的
長く構成することができるとともに、鋳型内に比較的高
いフェロスタティック圧を達成できることである。スト
ランド殻の壁5.6に対する強い圧力により、ストラン
ドと鋳型間のすべての接触面における熱の伝達が促進さ
れ、従って鋳型内における殻の厚み成長が速くなること
である。
これにより、細かい粒界組織を得ることができる一方樹
脂状結晶組織の発生を防止できる。これは鋼の品質に好
ましい結果をもたらす。これと同時に、摩擦が回避され
ること、殻の厚み成長が速いこと、及び鋳型の長さ寸法
が増加すること等により、鋳造速度を向上せしめること
が可能となる。
シリンダ52による巾広壁5の調節は、圧力測定手段7
4つまりロードセルを用いることにより行うことができ
、このロードセルにより、鋳型の下端部における中広壁
5がストランドの表面に接触しているか否かを決定する
ことができる。厚みが20〜60mmの厚みを有するス
トランドを鋳造十1杷ム酔 −/7−1ぼ十絹11つ王
の7A九…言)スーシにより、ストランドの2つの殻の
間に液状コアが残存しているかどうかを決定することが
できる。
液状コアが残存する場合には、鋳型の端部におけるシリ
ンダ52により殻の面が互いに接近する方向に圧力をか
けることによりこれを無くずことかできる。従って、ス
トランドは鋳型7の端部において、完全に固まることに
なる。巾広壁8及び巾狭壁6の移動速度を制御すること
により、所望のストランド厚みに従って固形化を完了す
ることもできる。鋳型の端部でストランドが完全に固化
すると、鋳型に続く支持スタンドや案内スタンドにおけ
るストランド23の支持構造を簡単にすることができる
とともに、薄型スラブつまりラフ・ストリップと称せら
れるところのストランドを巻き取って中間コイルをつく
ることができる。
ラフ・ストリップ断面を有するいわゆる薄型スラブのス
チール・ストランドを上記構造の鋳型を用いて鋳造する
場合はさらに次の利点がある。すなわち、鋳型内の上部
断面は比較的広いので、鋳造パウダー(Casting
 powder)を、従来と同様に、使用できるのであ
る。この鋳造パウダーは溶鋼の酸化を防止するものであ
る。
鋳型7内には長手方向に楔状のストランドが構成される
ので、溶鋼の流れ速度が各ストランド断面部毎に異なる
。ストランドの殻は鋳型の全長にわたって同一速度で移
動する。従って、ストランドのコアがより遅べ移動する
ればするほど、ストランドの断面は大きくなる。これに
より、溶融コアは激しく混ざり合って、偏析組織領域の
成長を避けることができる。
殻の厚みの成長が速くかつ鋳型7の長さが長いと、たと
えストランドの完全固形化が鋳型の下端部で達成される
ことが要求される場合であっても、鋳造速度は非常に大
きくなる。従って、非常に薄いストランド23は5〜l
om/minの鋳造速度でVR造することがてき、従っ
て、薄型スラブ用の上記構造の鋳型7を用いれば、従来
のスラブ鋳造設備の鋳造より少なくとも速くなる。この
ように鋳造速度が速くなれば、ストランドを切断する必
要らなく直接巻き取ることが可能となる。
この鋳型のさらなる利点は、保守作業の際、ガイドプレ
ート33あるいはベースプレート2つより取り外すこと
により、この鋳型を単純な形に分割ずろことができるこ
とである。
【図面の簡単な説明】
第1図はラフ・ストリップ断面のストランドを鋳造する
ための連続鋳造設備の概略断面図、第2図は本発明にか
かる鋳型の斜視図、第3図は第2図の部分拡大図、第4
図は鋳型の部分側面図、第5.6図は第4図■−■線断
面図及びV[−Vl線断面図、第7.8図は変形例を示
す第6図と同様の概略断面図である。 l・・・タンディシュ、2・・・溶鋼、3・・・鋳型チ
ューブ、4・・・鋳型室、5・・・巾広型、6・・中挟
型、7・・・鋳型、訃・・部分、9・・・部分、9′・
・・耐摩耗性層、10・・チェーン、11・・・チェー
ン、12・・・上方反転プーリ、13・・・下方反転プ
ーリ、14・・・離隔寸法、15・・・鋳造レベル、1
6・・・厚み、17・・・離隔寸法、I8・・厚み、1
9・・・長さ寸法、20・・・支持ローラ、21・・駆
動ローラ、22・・・曲げローラ、23・・・ストラン
ド、24・・・厚み、25・・・半径、26・・曲げロ
ーラ、27・・・圧延機、28・・・厚み、29・・・
ベースプレート、30・・・基台、31・・・ネジスピ
ンドル、32・・・調節手段、33・・・ガイドプレー
ト、34・・・ガイドレール、35・・・支持プレート
、36・・・ネジスピンドル、37・・・調節手段、3
8・・・ガイドレール、39・・・スタンド、39′・
・・上方水平アーム、40・・回動軸、41・・・対称
面、42・・・ブラケット、43・・・ネジスピンドル
、44・・・モータ、45・・・回転軸、46・・・連
結ロッド、47・・・上方軸受部材、48・・・下方軸
受部材、49・・・回動軸、50・・・フープ、51・
・・ピストン・ロッド、52・・・シリンダ、53・・
穴、54・・・空所、55・・・前面、56・・・スプ
リング、57・・・接触面、58・・・ブラケット、5
9・・・空所、60・・・長手軸、61・・・スプリン
グ、62 ・ブラケット、63・・・長穴、64・・・
ピン、65・・・移動方向、66・・冷却ゾーン、67
・・・洗浄・潤m化ゾーン、68・・・冷却手段、69
・・・支持ローラ、70・・・ブラケット、71・・・
軸受、73・・・傾斜面、74・・圧力測定手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、巾寸法並びに厚み寸法を異にする種々のストランド
    を選択的に鋳造するための連続鋳造鋳型であって、 2つの板状第1壁と2つの第2壁とを備えてなり、上記
    2つの第1壁は相対するように配置されて両側で鋳型室
    を区画するようになっており、各第1壁はその側部に凹
    所を備えており、上記第2壁は、それぞれ、上記第1壁
    に対して一定の角度で上記凹所に挿入されるように配置
    され、また、この第2壁は、周囲が囲まれた鋳型室を構
    成するように、第1壁に対して圧接する前面を有するこ
    とを特徴とする連続鋳造鋳型。 2、上記第1壁は互いに接近したり遠ざかる方向にかつ
    それらに対する直角方向に並びに鋳型室の長手軸に対し
    て直交する方向に移動自在であることを特徴とする第1
    項に記載の連続鋳造鋳型。 3、約20〜60mmの厚みであるラフ・ストリップ断
    面を有するスチール・ストランドを鋳造するための連続
    鋳造鋳型であって、上記第1壁は横方向の切断により分
    割されて鋳型室の長手軸方向に数個の部分が構成され、
    該各部分がエンドレスチェーンの如く組み立てられ、さ
    らに、上記第2壁が数個の部分に分割され、該第2壁の
    各部分が第1壁の各部分内に案内されたことを特徴とす
    る第1項に記載の連続鋳造鋳型。 4、上記第1壁の各部分は互いに1〜10°の角度をな
    すように調節され、当該鋳型は150〜200mmの厚
    みの最上端断面と20〜60mmの厚みの最下端断面を
    有することを特徴とする第3項に記載の連続鋳造鋳型。 5、上記第1壁に対し第2壁を押し付けるためのスプリ
    ングをさらに有することを特徴とする第1項に記載の連
    続鋳造鋳型。 6、上記第1壁の各部分に対して第2壁の各部分を押し
    付けるためのスプリングをさらに備えたことを特徴とす
    る第3項に記載の連続鋳造鋳型。 7、上記第2壁を外側で支持するために、上記第1壁に
    ブラケットを備え、上記第1壁はストランドに接触する
    接触面を備え、上記ブラケットは上記第1壁の接触面を
    越えて突出していることを特徴とする第1項に記載の連
    続鋳造鋳型。 8、上記第1壁内に支持されるとともに、相対して配置
    された第2壁に向かって該第2壁を押し付けるさらなる
    スプリングを備えたことを特徴とする第1項に記載の連
    続鋳造鋳型。 9、上記第1壁の各部分内に支持されたさらなるスプリ
    ングを備え、上記スプリングは、相対して配置された第
    2壁の部分に向かって該第2壁の各部分を押圧すること
    を特徴とする第3項に記載の連続鋳造鋳型。 10、上記第1壁は、該第1壁の間の対称面に対して直
    角の回動軸を中心として傾動できるようになっているこ
    とを特徴とする第1項に記載の連続鋳造鋳型。 11、さらに、スタンドと、該スタンドに対して移動不
    可に設置された上方反転プーリと、上記対称面に対して
    接近または離反する方向に移動自在に上記スタンドに装
    着された下方反転プーリとを備えており、上記各壁の各
    部分により構成されるエンドレスチェーンは上記上方及
    び下方の反転プーリ間で案内されることを特徴とする第
    3項に記載の連続鋳造鋳型。 12、上記下方反転プーリを上記スタンドに対して支持
    するためのシリンダと、該支持力を測定するための測定
    手段とをさらに備えたことを特徴とする第11項に記載
    の連続鋳造鋳型。 13、上記上方反転プーリを駆動する手段と、上記下方
    反転プーリにブレーキをかける手段とをさらに備えたこ
    とを特徴とする第11項に記載の連続鋳造鋳型。 14、さらに冷却ゾーンを備え、ストランドの移動方向
    と逆方向に移動する各エンドレスチェーンの走行側部が
    上記冷却ゾーンを通過するようにしたことを特徴とする
    第11項に記載の連続鋳造鋳型。 15、さらに、洗浄・潤滑化ゾーンを備え、エンドレス
    チェーンの各走行側部がストランドの移動方向と逆方向
    に移動する際に、該走行側部がこの洗浄・潤滑化ゾーン
    を通過するように案内されることを特徴とする第14項
    に記載の連続鋳造鋳型。 16、各エンドレスチェーンは走行側部を備え、また、
    上記エンドレスチェーンの各走行側部の背面側に冷却手
    段を備え、エンドレスチェーンの各走行側部がストラン
    ドの移動方向と同一の方向に移動する際に、上記冷却手
    段により該エンドレスチェーンにクーラント等を供給す
    るようになっており、またエンドレスチェーンの上記各
    走行側部の背面側に支持ローラを備えたことを特徴とす
    る第11項に記載の連続鋳造鋳型。 17、上記下方反転プーリを上記上方反転プーリにヒン
    ジ結合するための連結ロッドをさらに備えたことを特徴
    とする第11項に記載の連続鋳造鋳型。 18、上記第1壁に接する第2壁の接触面に耐摩耗性部
    材をさらに備えたことを特徴とする第1項に記載の連続
    鋳造鋳型。 19、第2壁に接する上記空所の接触面に耐摩耗性部材
    を備えたことを特徴とする第1項に記載の連続鋳造鋳型
    。 20、第1壁に接する第2壁の接触面に耐摩耗性部材を
    備える一方、第2壁に接する上記空所の接触面に耐摩耗
    性部材を有することを特徴とする第1項に記載の連続鋳
    造鋳型。 21、上記耐摩耗性部材は耐摩耗性層または摩耗性突出
    部であることを特徴とする第18、19又は20項のい
    ずれかに記載の連続鋳造鋳型。 22、巾寸法と厚み寸法とを異にする種々のストランド
    を選択的に鋳造するための連続鋳造鋳型を運転する方法
    であって、 上記ストランドは約20〜60mmの厚みのラフ・スト
    リップ断面を有し、上記連続鋳造鋳型は、2つの板状第
    1壁と2つの第2壁とを備え、上記第1壁は互いに相対
    して配置されて両側に鋳型室を区画するようになってお
    り、また各第1壁はその一方の側部に空所を備えており
    、上記各第2壁は上記各第1壁に対して一定の角度で上
    記空所の1つに挿入されるように配置されており、また
    、上記各第2壁は、周囲が囲まれた鋳型室を構成するよ
    うに上記第1壁に対して押圧する前面を有しており、上
    記各第1壁は横方向の切断線で分割されて鋳型室の長手
    軸方向に数個の部分に区分けされ、該各部分はエンドレ
    スチェーンとして組み立てられ、上記第2壁もまた数個
    の部分に分割され、第2壁の各部分は第1壁の各部分に
    案内されるようになっており、さらに、上記連続鋳造鋳
    型は、ストランドと、上方反転プーリと、下方反転プー
    リとを備えており、上記上方反転プーリは上記スタンド
    に対して移動不可に設置されており、上記下方反転プー
    リは上記スタンドに対して移動自在に設置されており、
    上記各壁の各部分により構成されたエンドレスチェーン
    は上記上方及び下方の反転プーリ間で案内されるように
    なっており、鋳造の過程においてストランドに対する調
    節力を測定する過程と、相対するストランド殻が互いに
    接するまで、下方の反転プーリの1つを、相対して配置
    された下方反転プーリに対して調節する過程とを含むこ
    とを特徴とする連続鋳造鋳型運転方法。
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