JPS62218606A - 原子力発電システム - Google Patents

原子力発電システム

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JPS62218606A
JPS62218606A JP5837286A JP5837286A JPS62218606A JP S62218606 A JPS62218606 A JP S62218606A JP 5837286 A JP5837286 A JP 5837286A JP 5837286 A JP5837286 A JP 5837286A JP S62218606 A JPS62218606 A JP S62218606A
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JP
Japan
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pressure turbine
steam
turbine
power generation
generation system
Prior art date
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Pending
Application number
JP5837286A
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English (en)
Inventor
Tomoyuki Hayashi
知幸 林
Etsuichi Hatano
羽田野 悦一
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、原子力発電システムに関する。
蒸気タービンにおいてはタービンに流入する主蒸気の圧
力を高めることによりタービンにて回転エネルギに変換
可能な蒸気の有効熱落差を増加させ発電システムの熱効
率を向上させることができる。また、原子炉から発生す
る蒸気は原子炉の特性上、飽和蒸気となるためチービン
系における蒸気状態は主に湿り蒸気であり、この湿り蒸
気の湿分除去を効果的に行うことはタービン内部の二ロ
ーション(腐食)を抑制すると共に発電システムの熱効
率を向上させる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の原子力発電システムにおける蒸気
タービン系装置の構成では蒸気湿り度の制約から主蒸気
圧力の上限は70atg程度であり。
この原子力発電システムの熱効率は35%程度までにし
かならない。
さて、近年においては原子力発電プラントの大容量化が
推進されており、発電システムの熱効率向上の要望は非
常に高く主蒸気圧力を現状より上昇させることが可能と
なるよう湿り蒸気の湿分除去が効果的に行なえ、システ
ム熱効率を向上させる原子力発電用蒸気タービン装置の
開発が強く望まれている。
本発明の目的は、上記要望に鑑みてなされたもので、湿
り蒸気の湿分除去を効果的に行ない、さらに、システム
熱効率を高める原子力発電システムを提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
原子炉より発生した蒸気の熱エネルギを回転エネルギに
変換する高圧タービンと、それより排気される湿り蒸気
の湿分を除去し、さらに加熱する湿分分離器と、その後
再び蒸気の熱エネルギを回転エネルギに変換する低圧タ
ービンとより構成された原子力発電システムにおいて、
前記高圧タービンに相当する構成要素を、高圧タービン
と中圧タービンに分離させ、それらを結ぶ蒸気ラインの
途中に前記のものとは別置の湿分分離器を配置すること
を特徴とする。
〔作用〕
本発明によれば、従来の原子力発電システムの蒸気ター
ビン装置における高圧タービンに相当する構成要素を高
圧タービンと中圧タービンに分離し、それらを結ぶ蒸気
ラインの途中に従来とは別置の湿分分離器(又は、湿分
分離器および加熱器)を設け、低圧タービンの上流に配
置される湿分分離器および加熱器(又は湿分分離器のみ
の場合もある)と共に湿り蒸気の湿分除去を分散して効
果的に行ない、システムの熱効率を高めるものである。
〔実施例〕
以下本発明の一実施例を図面により説明する。
本発明の一実施例を採用した原子力発電システムの構成
を第1図に示す。この原子力発電システムは蒸気を発生
させる原子炉設備1と、蒸気の熱エネルギを回転エネル
ギに変換する単流の高圧タービン2および単流の中圧タ
ービン3および複流の低圧タービン4(ここでは3連の
場合を示す)と、この高圧タービン2と中圧タービン3
を結ぶ蒸気ラインの途中に設けられた第1段湿分分離器
51と、中圧タービン3と低圧タービン4を結ぶ蒸気ラ
インの途中に設けられた第2段湿分分離器52および2
連の加熱器6と、低圧タービン4からの排気を凝縮し、
圧力を真空まで低下させる復水器7と、これにより凝縮
された復水(後に給水となる)を加熱する給水加熱器8
と、タービン軸に連結された発電機9とにより構成され
る。
本実施例においては、高圧タービン2と中圧タービン3
は単流形であるため対向流一体型として配置するが、中
圧タービン3を複流形とすることもできる。
簡略な蒸気i−3線図を示す第3図において本発明の一
実施例の作用を説明する。第3図には、高圧−中圧−低
圧タービンによる本実施例の場合の蒸気膨張線及び複流
高圧−低圧タービンからなる従来装置による蒸気膨張線
を比較した一例を示し。
作用を明確にするために再膨張線で主蒸気入口圧力P1
は同一とし、従来装置の高圧タービン排気圧力と本装置
の中圧タービン排気圧力は同一圧力のP、とする。さら
に、低圧タービン入口圧力P4および低圧タービン排気
圧力P5も再膨張線において同一とする。
なお、Pは前述のように圧力、iはエンタルピ、Sはエ
ントロピ、hは有効熱落差、yは湿り度をそれぞれ示す
さて、従来装置において高圧タービン内における膨張線
は点1と点31を結ぶ曲線で表わされ、その時エンタル
ピはi工からiax まで変化し有効熱落差は、(11
−iat)= (hx”hz□)で表わされる。これに
比較して、本実施例においては高圧タービン内の膨張線
は点1と点21を結ぶ曲線、中圧タービン内の膨張線は
点22と点32を結ぶ曲線で表わされ。
その時それぞれのエンタルピ変化は11から12□およ
び12□から131で示され(エンタルピ12□からj
zzまでの変化は第1段湿分分離器51による)、有効
熱落差は(iニー1ax)=hlおよび(12□−13
2) = h、□となる。また、低圧タービン内での膨
張線は従来装置、本発明実施例とともに点4と点5を結
ぶ曲線で表わされ、その時の有効熱落差は(L−1s)
=h3となる。
二二で、従来装置の高圧タービン内有効熱落差(ht”
hz□)と本実施例の高・中圧タービン内有効熱落差(
hL”h22)を比べた場合、蒸気i−5線図の特性か
らh2t < hz 2とすることは十分可能であり、
本実施例におけるタービン内の総合有効熱落差は入口圧
力を同一とした場合でも従来に比べ大きくなる。
また、従来の高圧タービン排気における湿り度y、□と
本実施例における高圧タービン排気湿り度y2□および
中圧タービン排気湿り度y32を比較した場合、i−5
線図の特性から明らかにy2□< y s□、かつYs
z<Ygtとなり本実施例は湿り度を低くおさえること
を可能となる。そして、このことから入口圧力を従来よ
り高くとることが可能になり、より一層の熱効率の向上
が図れる。
以上説明したように、本発明の一実施例によれば従来に
比べ湿り蒸気の湿分除去を効果的に行なうことができ、
タービン主蒸気入口圧力を従来より高くとることを可能
とし、湿分除去と主蒸気圧力上昇とからによる相乗的な
熱効率の向上をもたらす。
この実施例はこの他に以下の効果が得られる。
■ 従来、第1段目の加熱器への加熱蒸気ラインは、高
圧タービンの途中から抜いているが、本実施例では、第
1段湿分分離器51後の蒸気ラインから抜くため、ター
ビンに加熱蒸気用の蒸気管を設けなくてすみ、タービン
の強度が増す。
■ 中圧タービンを設けたことにより、構造上油気ライ
ンをふやすことが容易になり主蒸気圧力の上昇にあわせ
て給水加熱器8を増設することが可能になる。これによ
りシステム熱効率の向上をさらに図ることができる。
以上本発明の他の実施例を第2図に示す。この実施例は
、第1図の実施例に比較して、高圧タービンと中圧ター
ビンを結ぶ蒸気ラインの途中に湿分分離器51のみでな
く、さらに加熱器61を設置することを特徴としている
。これにより、第1図の実施例に比べて中圧タービンで
の有効熱落差がさらに大きくなり、中圧タービン排気の
湿り度がより低くなり、蒸気の湿り度のより効果的な除
去およびシステム熱効率のより一層の向上が図れる。
〔発明の効果〕
う 以上詳述したよあに、本発明によれば、原子力発電シス
テムにおいて、高圧タービンと中圧タービンとの間に湿
分分離器を設けるようにしたので湿り蒸気の湿分除去が
効果的に行なえ、さらに。
システム熱効率を高めることができる原子力発電システ
ムを提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す原子力発電システムの
構成図、第2図は本発明のその他の実施例を示す原子力
発電システムの構成図、第3図は第1図に示した実施例
の作用を従来と比較して示す蒸気i−5線図である。 1・・・原子炉設備    2・・・高圧タービン3・
・・中圧タービン   4・・・低圧タービン51・・
・第1段湿分分離器 52・・・第2段湿分分離器61
・・・第1段加熱器   62・・・第2段加熱器76
3.復水器      8・・・給水加熱器9・・・発
電機 第1図 第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)原子炉より発生した蒸気の熱エネルギを回転エネ
    ルギに変換する高圧タービンと、それより排気される湿
    り蒸気の湿分を除去し、さらに加熱する湿分分離器と、
    その後再び蒸気の熱エネルギを回転エネルギに変換する
    低圧タービンとより構成された原子力発電システムにお
    いて、前記高圧タービンに相当する構成要素を、高圧タ
    ービンと中圧タービンに分離させ、それらを結ぶ蒸気ラ
    インの途中に前記のものとは別置の湿分分離器を配置す
    ることを特徴とする原子力発電システム。
  2. (2)別置の湿分分離器に加熱器をさらに配置したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項記載の原子力発電シ
    ステム。
JP5837286A 1986-03-18 1986-03-18 原子力発電システム Pending JPS62218606A (ja)

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