JPS62217902A - 身飾品および身飾品の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この発明は、ネックレスやペンダント、イヤリング、ブ
ローチ等の装身具として、またボタン、刺繍その他の服
飾用材料等として使用される身飾品に関し、貴石や半貴
石等からなる身飾品本体を保持する枠体を不要として、
多品種少量生産に適した身飾品ないし身飾品の製造方法
を提供しようとするものである。

「従来の技術」 従来、ネックレスやペンダント、イヤリング、ブローチ
等として使用される装身具は、貴石や半貴石等からなる
身飾品本体をリング状の枠体で保持し、この枠体に取付
けたバチカン等でチェーン等に吊り下げて使用していた
。

またボタンとして貴石や半貴石を使用したものも、容器
状の枠体で保持し、この枠体に取付けた穴開き金具で服
に増付けていた。

「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら上記身飾品においては、身飾品のデザイン
に応じて枠体の形状を作り替えることが必要であり、多
品種かつ少量を生産することの要求される身飾品の製作
には適していなかった・ また、身飾品本体が枠体中に保持されているため、枠体
のデザインによって身飾品の印象が決定されてしまう上
、貴石や半貴石等からなる身飾品本体と金属製枠体とは
意匠的に見てあまりなじみが良くないという欠点があっ
た。

「問題点を解決するための手段」 そこでこの発明は、この発明の身飾品の一実施例を説明
する図面に示すように、所定の形状に研磨された貴石、
半貴石等からなる身飾品本体（１）を用いている。この
身飾品本体（１）の裏面全体には樹脂硬化層（２）が付
着させてあり、しかも、樹脂硬化層（２）を介して上記
身飾品本体（１）の支持体（３）が連結されている。

上記樹脂硬化層（２）は、樹脂の表面張力でその外形が
形成されており、その表面は光沢があってムラや凹凸の
ない美麗なものである。

上述のような身飾品は本発明の次のような製造方法で製
作される。

まず貴石、半貴石等からなる身飾品本体（１）の裏面全
体にウレタン系ないしエポキシ系樹脂等の液状樹脂を滴
下する。そして、樹脂をその表面張力で形成される形状
に保持しながら、樹脂中に支持体（３）を挿入ないし接
触する。後はそのまま樹脂が硬化するのを待てば良いの
である。

なお貴石、半貴石等からなる身飾品本体（１）は、その
複数を側面で所定の形状に連接し、その状態で裏面全体
に各身飾品本体（１）ごとに区分されることのないよう
、液状の樹脂を付着させることができる。このようにす
れば、複数の身飾品本体（１）の裏面全体に亘り、全体
として樹脂の単一の表面張力で樹脂の形状が保持されて
いる。この状態で樹脂が硬化すると、各身飾品本体（１
）は連結されて一体のものとして、複雑な形状に組付け
られる。なお、上記においては樹脂硬化層（２）の内部
に補強用の芯材（０を挿入しておくことが望ましい。

「作用」 この発明では、身飾品本体（１）は樹脂硬化層（２）に
裏打ちされている状態となるので、身飾品を床等に落と
した場合でも貴石、半貴石等からなる身飾品本体（１）
が簡単に割れてしまうことがなくなる。特に身飾品本体
（１）を複数連結したものの場合においては、樹脂硬化
層（２）を介して一体的に連結しであるので連結部分が
剥がれることがない。

身飾品本体（１）が単体ないし複数の組合せのいずれの
場合であっても、樹脂硬化層（２）は使用する樹脂の粘
度を調整することにより、身飾品本体（１）の裏面にそ
の樹脂を滴下すれば、速やかに身飾品本体（１）の裏面
全体に拡がる。しかも樹脂の表面張力で、樹脂硬化層（
２）は内部を所定の厚さに盛り上げた状態となり、また
周辺部は身飾品本体（１）の縁に沿ってＲ状になってい
る。

また貴石、半貴石等からなる身飾品本体（１）と樹脂硬
化層（２）とは同系統の色を使用することが身飾品本体
（１）の色彩を生かす上で望ましい、しかしながら一方
、身飾品本体（１）を半透明とし、樹脂硬化層（２）を
他系統の色とすることによって、趣きの異った身飾品を
得ることができる。

上記身飾品本体（１）は、３角形や正方形ないし矩形、
５角形、６角形等の種々の形状とすることができる。そ
して種々組合せてその各辺を接続することにより、多種
多様なデザインのものとすることができる。

「実施例」 いま、この発明に係る身飾品の一実施例を図面に基いて
述べると、第１図および第２図はイヤリングとして加工
したものを示す０図において、１はオニキスやメノウ等
からなる貴石、半貴石等で作成した身飾品本体で１種々
の形状にカットされ、その表面を多面体カットならびに
カーボッジョン等の適宜形状に平滑に研磨されている。

この身飾品本体ｌの裏面全体には樹脂硬化層２が形成さ
れている。この樹脂硬化層２は、その面積の内部を所定
の厚さに盛り上げた状態となり、また周辺部は身飾品本
体ｌの縁に沿ってＲ状になっている。

また上記樹脂硬化層２には、身飾品本体ｌの支持体３が
取付けられている０図においてはこの支持体３はバチカ
ンからなり、バチカン５の先端を樹脂硬化層２の内部に
挿入しである。このバチカン５は、樹脂の硬化前に挿入
されて樹脂の硬化により樹脂硬化層２に強固に固定され
ている。

第３図および第４図は、この発明の他の実施例を示すも
のでペンダントとして加工したものを示す０図において
６角形の身飾品本体ｌが。

−辺を４つで構成される菱形に複数連接されている。そ
して樹脂硬化層２は、各身飾品本体１の裏面において、
その全面にまたがって付着されている。このとき樹脂硬
化層２は、各身飾品本体ｌの全面にまたがって、共通の
表面張力でその外形が形成されている。したがって、各
身飾品本体１は全体として非常に強固に連結されている
。

６は、各身飾品本体ｌで構成した菱形の内部に吊り下げ
たスイング部材である。

次に第５図において、各身飾品本体ｌは５角形からなり
、それぞれを連接して正５角形を作っている。そして樹
脂硬化層２を各身飾品本体ｌの裏面全体にまたがって形
成している。なお４は、樹脂硬化層２の内部に配置した
補強用芯材である。

第６図および第７図において、各身飾品本体ｌは５角形
からなり、それぞれを連接して外形および内周ともに正
６角形を作っている。そしぞ正６角形の内周内に凸レン
ズ７を装着し、これをルーペとして使用できるようにし
たものである。４はやはり補強用の芯材である。

第８図において、多面体カットからなる身飾品本体１の
裏面全体には樹脂硬化層２が形成されている。この樹脂
硬化層２には、身飾品本体ｌの支持体３が取付けられて
いる０図においてこの支持体５は、両端を１８０度に開
いたリング状金具８からなり、リング状金具８の先端を
樹脂硬化層２の内部に挿入しである。このリング状金具
８は、樹脂の硬化前に必要個数挿入されて樹脂の硬化に
より樹脂硬化層２に強固に固定されている。したがって
服に糸で止めた場合には、糸切れはあってもリング状金
具８が破損することはない。

これらの身飾品は１本発明の身飾品の製造方法に基づき
、それぞれ次の工程にしたがって製造される。

まず、貴石、半貴石等からなる身飾品本体ｌの裏面全体
に液状の樹脂を付着させる。その際液状の樹脂は、所定
の粘度に調整されているので、身飾品本体ｌの裏面に滴
下すると樹脂は身飾品本体ｌの裏面全面に速やかに拡が
り、その表面張力で面積の内部は所定の厚さに盛り上げ
られた状態となり、また周辺部は身飾品本体ｌの縁に沿
ってＲ状となって端部が身飾品本体ｌに当接している。

このような形状に保持しながら、樹脂中に支持体３を挿
入ないし接触し、そのまま樹脂を硬化させる。

得られた樹脂硬化層２は凹凸や気泡もなく、表面が平滑
でしかも優れた光沢を有していた。

また、支持体３の取付は部分も自然な表面状態になって
おり、支持体３も非常に強固に固定されていた。

またさらにこの発明の身飾品は、貴石、半貴石等からな
る身飾品本体ｌを複数所定の形状に連接し、その状態で
裏面全体に液状の樹脂を付着させ、以下上記の工程で製
造することにより。

種々の複雑な形状に組付けることができる。その場合に
は、樹脂硬化ＩＦ！２を各身飾品本体ｌの裏面全体にま
たがって形成する。そして、樹脂硬化層２の内部には樹
脂の硬化前に、補強用芯材４を配置しておけば良い、こ
のようにすれば、得た身飾品を落とした場合にもその衝
撃で各身飾品本体が分解してバラバラになったりするこ
とがない。

「発明の効果」 以上のように、この発明に係る身飾品によれば簡便に製
造することができ、しかも従来のように、リング状なら
びに容器状の枠体等で身飾品本体の特徴が弱められるこ
とがない。

さらに、モザイクのように種々の組合せによって多様な
デザインの身飾品を製造することができ、製造のし易さ
と相まって多品種少量生産に適した身飾品を提供するこ
とができる。

また、この発明の身飾品の製造方法においても、支持体
３の取付けが容易で、生産性を大幅に改善するという効
果を有する。

なおこの発明の身飾品は、支持体としてピンを装着すれ
ばタイピンとして、止金具を取付ければブローチとして
、また他の支持体を取付けることにより種々の身飾品と
して製造することができる。

【図面の簡単な説明】

図面はこの発明の詳細な説明するもので、第１図はその
一実施例を示す斜視図、第２図はその要部断面図、第３
図は他の実施例を示す正面図、第４図はその斜視図、第
５図はさらに別の実施例を示す斜視図、第６図はこの発
明の身飾品をルーペ付きとした場合を示す斜視図、第７
図はその断面図である。 ｌ・・・身飾品本体　　　　２・・・樹脂硬化層３・・
・支持体　　　　　　４・・・補強用芯材５・・・バチ
カン　　　　　６・・・スイング部材７・・・凸レンズ
　　　　　８・・・リング状金具ｃ；＝（、、・、；・
４、 第１図　　第２図 第３図　　第４図 第６図 第７図 １　事件の表示 昭和６０年特許願第２４８６０４号 ２５Ｉ！明の名称 身飾品および身飾品の製造方法 ３　補正をする者 、ｙＪ（件との関係　　特許出願人 住所（居所）山梨県甲府市宝−下目１１番２０号氏名（
名称）　小松　−男 ４代理人〒４００ 昭和６２年　３月３１日（９！送日） ６　補正の対象 明細書の図面の簡単な説明の欄。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、貴石、半貴石等からなる身飾品本体（１）と、身飾
   品本体（１）の裏面全体に付着させるとともに、樹脂の
   表面張力でその外形を形成した樹脂硬化層（２）と、こ
   の樹脂硬化層（２）を介して上記身飾品本体（１）に連
   結された身飾品本体（１）の支持体（３）とを有するこ
   とを特徴とする身飾品。 ２、身飾品本体（１）が、所定の形状に複数連接され、
   樹脂硬化層（２）が、各身飾品本体（１）にまたがって
   付着されてなる特許請求の範囲第１項記載の身飾品。 ３、貴石、半貴石等からなる身飾品本体（１）の裏面全
   体に液状の樹脂を付着させ、樹脂を表面張力で形成され
   る形状に保持しながら、樹脂中に支持体（３）を挿入な
   いし接触し、そのまま樹脂を硬化させることを特徴とす
   る身飾品の製造方法。 ４、貴石、半貴石等からなる身飾品本体（１）を複数所
   定の形状に連接し、その状態で裏面全体に液状の樹脂を
   付着させてなる特許請求の範囲第３項記載の身飾品の製
   造方法。