JPH067516U - 貴金属光沢を備えた装飾珠 - Google Patents

貴金属光沢を備えた装飾珠

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JPH067516U
JPH067516U JP5284192U JP5284192U JPH067516U JP H067516 U JPH067516 U JP H067516U JP 5284192 U JP5284192 U JP 5284192U JP 5284192 U JP5284192 U JP 5284192U JP H067516 U JPH067516 U JP H067516U
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metal foil
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徹 宮下
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箔山産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ネックレス、指輪、数珠、イヤリングなどに
用いる装飾用の珠に関するもので、表面ないし表面から
透けて見える内層に金銀、プラチナなどの貴金属光沢を
備え、身に付けるのに適した重さで、装身具として用い
たときにもそれなりに価値のある新たな趣の装飾用の球
体を得ることを課題としている。 【構成】 従来真珠の核として用いられている貝殻製の
球体1の表面に金箔、銀箔、プラチナ箔などの貴金属箔
を貼付し、この貴金属箔層3の上にカシュー樹脂、ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂などの透明樹脂層4を設ける
か、貴金属箔層3の上に真珠層5を設けたものである。
貴金属箔は、球形の貝殻の表面にカシュー樹脂、ウレタ
ン樹脂、エポキシ樹脂などの接着剤2を塗布して貼付す
る。貴金属箔層3の上の真珠層は、貝殻性の球体の表面
に貴金属箔を貼付したものをアコヤ貝に抱かせることに
より形成される。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案はネックレス、指輪、数珠、イヤリングなどに用いる装飾用の珠に関 するもので、表面ないしその直下に金銀、プラチナなどの貴金属光沢を備えた装 飾用の珠に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
金、銀、プラチナなどの貴金属は、ネックレスや指輪などの装身具に用いられ ており、その安価な代用品として洋白等の母材金属の表面にメッキにより貴金属 層を設けたものが用いられている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかし貴金属はその比重が大きいために装飾体をあまり大きくすることができ ない。たとえば真珠のネックレスなどは珠を大きくしても首にかけたときにそれ ほど重さを感じないが、貴金属の装飾体でこのような大きなものを作ると、たと え他の金属の母材表面にメッキをしたものであっても、重量が大きくなって装身 具として用いることは不可能である。このため貴金属製のネックレスなどは細い 鎖に形成され、またイヤリングなども細く小さなものとする必要があった。
【0004】 この考案は、身に付けるのに適した重さで、表面に貴金属光沢を備えたネック レスやイヤリングなどの装飾体を形成することができ、あるいは内層の貴金属光 沢が表面に透けて見えるような新たな趣の装飾体を形成することができ、かつ装 身具として用いたときにもそれなりに価値のあるある程度の大きさの装飾用の球 体を得ることを課題としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
この考案は、真珠の核として用いられている貝殻製の球体1の表面に金箔、銀 箔、プラチナ箔などの貴金属箔3を貼付することによって、上記課題を解決して いる。真珠はドブ貝などの殻を球に成形したものを核としてアコヤ貝に抱かせて 表面に真珠層を形成しているが、この真珠の核として用いられている球形の貝殻 1にカシュー樹脂、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂などの接着剤2を塗布し、その 上に金箔、銀箔、プラチナ箔などの貴金属箔3を貼付する。貼付した貴金属箔の 表面は、その上に前記接着剤として用いた樹脂と同様な樹脂4をコーティングす ることによって保護するが、表面に貴金属箔3を貼付したものをアコヤ貝に抱か せて貴金属箔層3の上に真珠層5を形成することもできる。
【0006】
【作用】
貴金属箔は平面状のものであるが、その小片で表面に接着剤2を塗布した貝殻 の珠1をくるんでやると、表面に皺や金属光沢の失われた部分などを生じること なく、表面全体が同一の金属光沢を備えた球体を得ることができる。そしてこの ようにして作られた球体は、表面に貴金属光沢を備え、装身具として用いるのに 適当な重さを備え、かつ母材が従来から真珠の核として用いられているものであ るから、装身具としての価値をそれなりに備えた球体を得ることができる。
【0007】 また上記のようにして貴金属箔を貼付した珠の上にさらに真珠層5を形成する ことにより、真珠色の輝きの中から貴金属光沢が透けて見える新規な質感を有す る独特の装飾性を備えた球体を得ることができる。
【0008】 このようにして得られた球体は、連珠状にしてネックレスや数珠として用いる ことができ、1個または複数個を集めて指輪やイヤリングとして用いることがで きる。
【0009】
【実施例】
図1はこの考案の装飾珠の第1実施例の断面を模式的に示したもので、ドブ貝 などの貝殻を削って成形した核1の表面にカシュー樹脂2を塗布して金箔3を貼 着し、さらにその上にカシュー樹脂の保護層4を設けている。また図2はこの考 案の装飾珠の第2実施例の断面を模式的に示したもので、ドブ貝などの貝殻を削 って成形した核1の表面にカシュー樹脂2を塗布して金箔3を貼着し、これを真 珠の核として用いることにより、金箔3の上面に真珠層5を形成したものである 。
【0010】 核1への金箔3の貼付は、図3に示すように、小さな四角に切断した金箔の小 片6の上にカシュー樹脂2を塗布した核1を載せ、その上にやはり四角に切断し た金箔の小片6を載せ、指先でくるむように金箔の小片6、6を核1の表面に押 え付けるようにしてやれば、核1の表面に直接付着した部分の金箔は表面に残り 、皺になった部分や貼り重ねられた部分の金箔はちぎれてとれてしまうために、 全体に隙間や皺を生ずることなく、核1の表面に金箔3を万遍なく貼付できる。 もし金箔3の貼付されていない隙間が生じたら、その部分に小さな箔を貼り付け て擦ってやると、余分の金箔がちぎれて境目がまったくわからない状態でその隙 間を埋めることができる。
【0011】 このようにして表面に金箔3を貼付した核1は、その上に透明な保護層4を形 成することにより、金色の表面光沢を備えた球体にできる。またこのようにして 表面に金箔3を貼付した核1をアコヤ貝に抱かせて金箔3の表面に真珠層5を形 成してやれば、真珠色の表面の内側から金色が透けて感じられるような表面を備 えた球体が得られる。
【0012】 このようにして得られた球体は、連珠にしたり台座に埋め込むなどして、真珠 と全く同様な使い方でネックレス、指輪、イヤリングなどの装身具とすることが でき、銀箔やプラチナ箔を貼付したものは、連珠にして数珠等として用いること もできる。
【0013】
【考案の効果】
以上説明したこの考案によれば、母材が真珠の核と同じ貝殻でできているので 、身に付けるのに適した重さで、表面にメッキでは得られない重厚な貴金属光沢 を備え、あるいは真珠色の光沢のなかに貴金属光沢が透けて感じられる装飾珠に より、ネックレスやイヤリングなどの装身具を製作することができ、従来にはな い新たな趣の装身具を提供できる。また、母材が従来の真珠の母材と同様な材質 であり、その表面に形成した貴金属層や更にその上に形成した真珠層も、真正な 貴金属ないし真珠で形成されたものであるから、それなりに価値のある装身具を 得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案の装飾珠の第1実施例の模式的な断面
【図2】この考案の装飾珠の第2実施例の模式的な断面
【図3】核の表面への貴金属箔の貼付過程を模式的に示
した図
【符号の説明】
2 カシュー樹脂 3 金箔 4 保護層 5 真珠層

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 貝殻で製作した球体(1) の表面に樹脂
    (2) で貴金属箔(3) を貼着し、その上に透明樹脂(4) を
    コーティングして成る、貴金属光沢を有する装飾珠。
  2. 【請求項2】 貝殻で製作した球体(1) の表面に樹脂
    (2) で貴金属箔(3) を貼着し、その上に真珠層(5) を形
    成して成る、透かし貴金属光沢を有する装飾珠。
JP1992052841U 1992-07-02 1992-07-02 貴金属光沢を備えた装飾珠 Expired - Lifetime JP2596305Y2 (ja)

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JPH067516U true JPH067516U (ja) 1994-02-01
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