JPS62215150A - 伝動装置 - Google Patents

伝動装置

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JPS62215150A
JPS62215150A JP61299052A JP29905286A JPS62215150A JP S62215150 A JPS62215150 A JP S62215150A JP 61299052 A JP61299052 A JP 61299052A JP 29905286 A JP29905286 A JP 29905286A JP S62215150 A JPS62215150 A JP S62215150A
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JP
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gear
bearing
ring gear
transmission device
shaft
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JP61299052A
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English (en)
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ラマリンガム・シバリンガム
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MIRAMU DRIVE Inc
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MIRAMU DRIVE Inc
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B67/00Engines characterised by the arrangement of auxiliary apparatus not being otherwise provided for, e.g. the apparatus having different functions; Driving auxiliary apparatus from engines, not otherwise provided for
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H3/00Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion
    • F16H3/44Toothed gearings for conveying rotary motion with variable gear ratio or for reversing rotary motion using gears having orbital motion
    • F16H3/46Gearings having only two central gears, connected by orbital gears
    • F16H3/48Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears
    • F16H3/52Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears comprising orbital spur gears
    • F16H3/54Gearings having only two central gears, connected by orbital gears with single orbital gears or pairs of rigidly-connected orbital gears comprising orbital spur gears one of the central gears being internally toothed and the other externally toothed
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T74/00Machine element or mechanism
    • Y10T74/19Gearing
    • Y10T74/19637Gearing with brake means for gearing

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Structure Of Transmissions (AREA)
  • General Details Of Gearings (AREA)
  • Motor Power Transmission Devices (AREA)
  • Retarders (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「発明の技術分野」 この発明は、エンジンと組合されてなる付属装置の駆動
装置、即ち、伝動装置に関する。特に、この発明は、自
動車に組込まれる交流発電機、水ポンプ、パワーステア
リングポンプ、空調用の圧縮機等のエンジンの付属装置
を中立のギア比でもっても駆動することができる2速形
の伝動装置を提供することにある。また、この発明の伝
動装置は、減速又は増速ギア比でもって付属装置を駆動
し、これらいずれのギア比の場合でも、選択されたエン
ジン速度の増速時においては、付属装置を減速のギア比
で駆動する。この発明の伝動装置は、遊星歯車機構を使
用することにより、如何なるギア比でも付属装置を駆動
することができる。典型的には、この発明の伝動装置は
、自動車におけるクランク軸のブーりの代わりとなるも
のであるが、この発明の伝動装置は、付属装置の駆動ブ
ーりの代わりとしても充分に小さいものである。
「発明の技術的背景とその問題点」 自動車のだめのエネルギの節約及び燃料の経済性が近年
強調されているのに関し、付属装置を駆動するために好
適した伝動装置の開発が提案されている。エンジンのク
ランク軸による直接的な付属装置の駆動は、エンジンの
高速回転速度に対して適切なものではなく、実際、付属
装置自体に損傷を与えるか、又は、この付属装置の寿命
を減少させることになる。従って、エンジンによって直
接に駆動される付属装置は、高速回転駆動による酷使に
対して耐えるようにしなければならない。
また、付属装置の直接駆動は、エンジンに大きな馬力低
下を生起することにもなる。エンジンから得られる馬力
の大部分は、直接駆動形では、付属装置の駆動に使用さ
れる。
エンジンの低速回転での駆動モードとは異なり、エンジ
ンの高速回転域では、減速ギア比でもって付属装置を駆
動させる伝動装置を設ければ、エンジンから得られる馬
力を、より効率的に利用することができる。自動車の走
行に、より多くの馬力を使用でき、これにより、自動車
の性能を改善することができる。また、この発明によっ
て提供される改善により、燃料を節約することができる
また、エンジンの高速回転域において、付属装置は、直
接駆動のものに比較して比較的低速で駆動されるので、
この付属装置に、加えられる摩耗力を小さくでき、付属
装置の寿命を長くすることできる。
伝動装置を改良する際、自動車メーカーの直面する問題
は、伝動装置の軽最化、構造の簡単さ、また、安価で且
つ充分な小形化を図る必要があることである。そして、
外部の環境に完全に組込み可能であり、これにより、雨
、はこり、腐蝕作用物等の悪影響から駆動機構を独立さ
せることができる伝動装置を提供することが望まれる。
エンジンのための伝動装置の設計者が直面する他の問題
は、エンジンの入力から伝動装置のギアシステムに伝達
されるねじりの影響を解消する必要があることである。
ねじりの影響は、エンジンの連続する点火作用によって
引起こされ、このねじりの影響は、エンジンの気筒数が
少なければ少ない程、大きくなる。何故なら、エンジン
の各ピストンは、ビンストン角が大きくなるとき、駆動
軸の回転に対し、より比例して貢献する必要があるから
である。例えば、4気筒エンジンのピストン角は90’
であり、これに対し、8気筒エンジンのピストン角は4
5°である。4気筒エンジンと組合されるとき、ねじり
の影響が増加するので、伝動装置は、雑音を多く発生し
、そして、ギアシステムは、ねじりの影響を弱める手段
が設けられていないと、早期に損傷されることになる。
従って、この発明は、エンジンと組合され、太陽歯車停
止形の減速伝動装置を提供する。この減速伝動装置は、
遊星歯車機構を備えてなり、この遊星歯車機構は、一体
内に形成された軸部を有する太陽歯車と、太陽歯車の周
囲に位置付けられ、この太陽歯車に噛香された複数の遊
星歯車と、遊星歯車のキャリアと、遊星歯車の周囲に位
置付けられ、この遊星歯車と噛合されたリングギアとか
らなっている。ここで、リングギアは、自動車のエンジ
ンから回転入力を受取るようになっている。
伝動装置のために、固定された装置カバーが設けられて
いる。また、太陽歯車の軸部には、円錐クラッチが摺動
自在に取付けられており、この円錐クラッチは、リング
ギア若しくは固定カバーの対応する面と係合可能な切頭
円錐形状の作動面を有している。更に、太陽歯車の軸部
に沿って円錐クラッチを摺動させる駆動手段が設けられ
ている。
キャリアには、出力軸が取付けられており、この出力軸
には、第1軸受を介して太陽歯車が支持されている。好
ましくは、特に、ねじりの影響によって過度の雑音また
はがたつきを発生するエンジンと組合されるとき、第1
軸受は、支持軸受を備えた一方向クラッチからなり、こ
の一方向クラッチは、太陽歯車若しくはリングギアと出
力軸との間に位置付けられている。この一方向クラッチ
は、エンジンの回転方向のみに出力軸の回転を可能とし
ている。
また、この発明は、エンジンと組合されてなる太陽歯車
停止形の増速伝動装置を提供する。この増速伝動装置は
、遊星歯車機構を備えており、この遊星歯車機構は、一
体的に形成された軸部を有する太陽歯車と、この太!歯
車の周囲に位置付けられ、太陽歯車と噛合される複数の
遊星歯車と、遊星歯車のキャリアと、遊星歯車の周囲に
位置付けられ、この遊星歯車と噛合されたリングギアと
からなっている。ここで、リングギアは、伝動装置から
の回転出力を取出すのに使用される。伝動装置のために
、固定された装置カバーが設けら、れている。また、太
陽歯車の軸部には、摺動自在にして円錐クラッチが取付
けられており、この円錐クラッチは、リングギア若しく
は固定カバーの対応する面と係合可能な切頭円錐形状の
作動面を有している。キャリアには、自動車のエンジン
から伝動装置への回転入力を与えるために、入力軸が取
付けられており、そして、入力軸には、第1軸受を介し
てリングギアが支持されている。好ましくは、特に、ね
じりの影響により、過度の雑音又はがたつきが生起され
るエンジンと組合されるとき、第1軸受は、リングギア
と入力軸との間に位置し、支持軸受を備えてなる一方向
クラッチから構成されている。この一方向クラッチは、
エンジンの回転方向のみにリングギアの回転を可能とす
る。付加えて、一方向クラッチは、回転出力の速度が回
転入力の速度と等しいとき、トルクを支えている。
この発明の原理を用いることによって、エンジンと組合
されてなるリングギア停止形の減速伝動装置を提供する
ことができる。この減速伝動装置は、遊星歯車機構を備
えている。この遊星歯車機構は、太陽歯車と、この太陽
歯車の周囲に位置付けられ、太陽歯車と噛合された複数
の遊星歯車と、一体的に形成された軸部を有し、伝動装
置からの回転出力の取出しに使用される遊星歯車のキャ
リアと、遊星歯車の周囲に位置付けられ、この遊星歯車
と噛合されたリングギアとから構成されている。エンジ
ンからの回転入力を受けるために入力軸が設けられてお
り、この入力軸に、太陽歯車が取付けられている。また
、入力軸には、第1軸受を介してキャリアが支持されて
いる。キャリアの軸部には、円錐クラッチが摺動自在に
取付けられており、この円錐クラッチは、軸部に沿って
軸方向に移動可能となっている。円錐クラッチは、リン
グギアの対応する面と係合可能な切頭円錐形状の作動面
を有している。キャリアの軸部に沿って軸方向に円錐ク
ラッチを摺動させるための駆動手段が設けられており、
そして、キャリアの軸部に第2軸受を介し、また、リン
グギアに第1の一方向クラッチ及び支持軸受を介して、
固定された装置カバーが支持されている。この第1の一
方向クラッチは、エンジンの回転方向のみにリングギア
を回転可能としている。
同様に、この発明は、エンジンと組合されてなり、リン
グギア停止形の増速伝動装置を提供することができる。
この増速伝動装置は、太陽歯車と、この太陽歯車と周囲
に位置付けられ、太陽歯車と噛合された複数の遊星歯車
と、一体的に形成された軸部を有してなる遊星歯車のキ
ャリアと、遊星歯車の周囲に位置付けられ、これら遊星
歯車と噛合されたリングギアとからなっている。伝動装
置からの回転出力を取出すために、出力軸が設けられて
おり、この出力軸には、太陽歯車が取付けられていると
ともに、第1軸受を介してキャリアが支持されている。
キャリアの軸部には、摺動自在にして円錐クラッチが取
付けられており、この円錐クラッチは、軸部に沿って移
動可能となっている。円錐クラッチは、リングギアの対
応する面と係合可能な切頭円錐形状の作動面を有してい
る。
キャリアの軸部に沿って円錐クラッチを摺動させるため
の駆動手段が設けられている。そして、キャリアの軸部
に第2軸受を介し、また、リングギアに第1の一方向ク
ラッチ及び支持軸受を介して、固定された装置カバーが
支持されており、この第1の一方向クラッチは、エンジ
ンの回転方向のみにリングギアの回転を可能としている
「発明の実施例」 第1図を参照すると、減速伝動装置が示されている。こ
の減速伝動装置は、遊星歯車機構を備えており、この遊
星歯車機構は、太陽歯車11を有している、この太陽歯
車11は、軸部12とサンホイール部13とからなって
いる。太陽歯車11の回りには、複数の遊星歯車15が
位置付けられており、これら遊星歯車15は、太陽歯車
11と噛合されている。各遊星歯車15は、軸18上に
□; おいてニードル軸受17を介して回転自在に支持されて
おり、この軸18は、キャリア20によって保持されて
いる。各遊星歯車15の両側には、スラストワッシャ2
1が設けられており、これらスラストワッシャ17は、
軸18上における所定の軸方向位置に各遊星歯車15を
保持している。
遊星歯車15の回りには、リングギア23が位置付けら
れており、このリングギア23は、遊星歯車15に対し
て噛合されている。リングギア23は、一体に形成され
た軸24を有しており、この軸24は、入力部材25を
介してエンジンのクランク軸、即ち、駆動軸に直接に連
結されている。
リングギア23は、ポール軸受(第3軸受)27及びポ
ール軸受(第4軸受)28によって回転可能に支持され
ている。ポール軸受28は、任意に設けられるものであ
る。
キャリア20は、出力軸35に中央円筒部37を介して
、しっかりと取付けられている。中央円筒部37は、キ
ャリア20に一体に形成されている。これにより、遊星
キャリア20の回転により、出力軸35が回転されるこ
とになる。出力軸35は、ボール軸受28,38.39
によって回転可能に支持されている。ポール軸受38は
、第2軸受として設けられている。
好ましくは、太陽歯車11は、出力軸35に対し軸方向
及び径方向にポール軸受39によって支持されており、
ポール軸受39は、一方向クラッチ40の一部を構成し
ているのが好ましい。ここで、ポール軸受39及び一方
向クラッチ40は、第1軸受を構成している。この一方
向クラッチ40は、この種の技術分野においては公知の
ものである。一方向クラッチ40は、複数の内部ローラ
を備えており、これら内部ローラは、出力軸35からの
トルクを支える。一方向クラッチ40は、出力軸35を
エンジンの回転方向のみに回転させ、その逆方向には回
転させないようになっている。それ故、一方向クラッチ
40は、エンジンからのねじりに対する影響を弱め、こ
れにより、上述した問題の1つを解消する。ここで、ね
じりの影響が問題ではないとき、一方向クラッチ40を
省略することもできる。勿論、如何なる場合であっても
、出力軸35に対する軸方向負荷及び径方向負荷を支え
るために、1個又tよ2個のポール軸受39が必要とな
る。また、当業者にとっては明らかであるが、一方向ク
ラッチ40及びポール軸受39は、出力軸35とリング
ギア23との間に位置付けることもできる。
太陽歯車11の軸部12には、円錐クラッチ46が摺動
自在に取付けられている。この円錐クラッチ46の取付
けは、軸部12をスプライン軸部とし、そして、円錐ク
ラッチ46におけるハブの内周面にスプライン軸部と噛
み合う歯部47を設けることによってなされており、こ
れにより、円錐クラッチ47は、軸部12上を摺動可能
となっている。円錐クラッチ46は、切頭円錐形状の内
側及び外側の作動面49.50を有している。
作動面49は、円錐クラッチ46をリングギア23に向
かい出力軸35に沿って摺動させることにより、リング
ギア23の対応した外面55と係合することができる。
伝動装置の周囲には、第1カバー59が設けられており
、この第1カバー59は、第2カバー60に対しシール
して結合されている。この第2カバー60は、エンジン
ブロックに好ましくはボルトにより、適切な位置に固定
されている。第1カバー59は、内面62を有し、この
内面62は、円錐クラッチ46における切頭円錐形状を
なした外側作動面50と対応する同様な形状をなしてい
る。作動面50は、円錐クラッチ46をリングギア23
から離れるように太陽歯車11の軸部12に沿って摺動
させることで、第1カバー59の内面62と係合するこ
とができる。第1及び第2カバー59.60は、装置カ
バーを構成している。
太陽歯車11の軸部12に沿う円錐クラッチ46の動き
は、種々の駆動手段によってなされる。
円錐クラッチ46を作動させるに好適した駆動手段が第
1図に示されている。太陽歯車11の軸部12における
段部66と円錐クラッチ46との間には、ばね65が設
けられており、このばね65は、円錐クラッチ46を押
圧して第1カバー59と係合させる力を生起する。この
ばね65に対し、好ましくは液圧的に作動する環状のス
ラスト軸受69が設けられている。このスラスト軸受6
9は゛、例えば、環状の液圧形のアクチュエータ70に
よって操作され、軸部12に沿って円錐クラッチ46を
移動させて、この円錐クラッチ46をリングギア23と
係合させる。この技術分野の当業者にとっては明らかな
ように、アクチュエータ70は、軸部12に沿って円錐
クラッチ46を軸方向に移動させるために、組込み形の
回転要素(図示しない)を有している。勿論、円錐クラ
ッチ46を作動させるために、電気−機械的なアクチュ
エータ又は他の公知の手段を使用することもできる。
伝動装置における中立のギア比が重要となる場合には、
電気−機械形のアクチュエータ70を使用することが好
ましい。
第1図に示された減速伝動装置は、3つの作動モードを
有しており、これらの作動モードの全ては、第1カバ一
部59及びリングギア23に対する円錐クラッチ46の
位置によって制御される。
交流発電機、水ポンプ、パワーステアリングポンプ及び
空調用圧縮機等の付属装置を駆動する目的のために、出
力軸35は、プーリ73に取付けられている。このプー
リ73は、種々の付属装置を駆動させるために、必要な
数のベルトを受取可能となっている。
エンジンの回転数が低い場合(第5図参照)、円錐クラ
ッチ46をリングギア23に係合させ、エンジンで出力
軸35及びプーリ73を直接に駆動することで、付属装
置に動力を伝達することができる。付属装置への動力の
伝達は、スラスト軸受69が伸長するように、アクチュ
エータ73を作動させて、そして、スラスト軸受69に
より、太陽歯車11の軸部12に沿って円錐クラッチ4
6を押出して、円錐クラッチ46の内側作動面49とリ
ングギア23の外側作動面55とを係合させることによ
りなされる。このような構成要素の配置によれば、太@
歯車11.遊星歯車15及びキャリア20からなる遊星
歯車機構は1個のユニットとして回転され、リングギア
23がらの回転入力をキャリア20に直接に伝達し、そ
して、出力軸35及びプーリ73に伝達する。
第2作動モードは、エンジンの回転数が高い場合に実施
され、この第2作動モードでは、減速、即ち、減速ギア
比(第5図参照)で作動する。回転出力を取出すために
、減速ギア比を得る目的は、エンジンの回転数が高い場
合において、付属装置がエンジンの回転数が低い場合と
は異なり、その駆動に比例したパワーを必要としないこ
とによる。
また、エンジンの回転速度が高い場合、付属装置による
エンジンのパワーの消耗は、実際に必要なパワー以上と
なり、これにより、燃料効率が悪くなる。
減速の作動モードが開始される際の実際のエンジン速度
は、この技術分野の当業者であれば認識26一 されるように、その適用に際しての特有の変数の数に依
存したものとなる。一般に自動車と組合される場合、減
速の作動モードは、エンジンの回転数が800 rpm
乃至1600rpmの範囲にあるとき実施される。この
減速の作動モードは、アクチュエータ70によってスラ
スト軸受69を解放し、そして、ばね65の付勢力でも
って円錐クラッチ46とリングギア23との係合を解除
することにより達成される。ばね65は、円錐クラッチ
46を第1カバー59と係合させ、これにより、円錐ク
ラッチ46の作動面50及び第1カバー59の作動面6
2とは、しっかりと摩擦係合する。このような構成要素
の配置は、太陽歯車11の回転を止め、リングギア23
からの回転入力は、遊星歯車15によって減速され、そ
して、キャリア20を介して出力軸35に伝達される。
この種の技術分野における当業者には明らかなように、
この発明の伝動装置は、如何なるギア比をも得ることが
でき、このギア比は、遊星歯車機構によって与えられる
。それ故、この発明の伝動装置は、広範囲に適用するこ
とができ、公知の自動車のエンジンと実際に組合わせて
使用することができる。また、この発明は、自動車への
適用のみに制限されるものでないことは明らかである。
エンジンからの回転入力が出力軸35に伝達されない、
中立の作動モードは、円錐クラッチ46がリングギア2
3と第1カバー59との間に位置付けられたときに、得
られる。中立の作動モードは、アクチュエータ70によ
って円錐クラッチ46の軸方向の移動を規制する必要が
ある。このような規制は、電気−機械形のアクチュエー
タ70によって、より容易に達成することができる。中
立の作動モードは、空調機等の常時使用することのない
付属装置と組合わせて使用するために設けられている。
伝動装置の円滑な作動は、アクチュエータ70の作動及
び円錐クラッチ46の作動面49.50によって得られ
る。エンジンの回転速度をモニタし、そして、円錐クラ
ッチ46の円滑な作動のために、管路76を介してアク
チュエータ70への圧液の供給及びアクシュエータ70
からの圧液の排出をなすために、公知の手段(図示しな
い)が使用される。同様に、エンジンの気筒における連
続した点火作用により、伝動装置の回転入力に与えられ
るねじりの変動は、太陽歯車11と出力軸35との間に
位置付けられた一方向クラッチ40によって除去される
。このことは、ねじりの影響が特に顕著な4サイクルエ
ンジンと組合された伝動装置にとって特に好ましいもの
となる。この種の適切な一方向クラッチ40は、この技
術分野において良く知られており、この一方向クラッチ
40は、円筒形状のハウジングを備え、このハウジング
は、その内部にニードル軸受を有している。
このニードル軸受における個々のローラは、一方向のみ
に回転するように機械的に配置されている。
一方向クラッチ40は、出力軸35の逆回転を防止し、
これにより、回転入力におけるねじり影響を弱めること
ができる。ねじりの影響によって引起こされる伝動装置
の雑音即ちがたつきを減少できることに加えて、一方向
クラッチ40は、遊星歯車機構の早期の摩耗や、更に著
しいねじりの影響を発生する歯車の歯の損傷を防止する
機能を有している。
この発明における減速伝動装置の構造及び作用に関する
上述の説明から理解されるように、第2図は、この発明
を付属装置を増速させるための増速伝動装置に適用した
例を示している。減速伝動装置と同様に、第2図の伝動
装置は、遊星歯車機構を有し、この遊星歯車機構は、軸
部112及びサンホイール部113を備えた太陽歯車1
11と、複数の遊星歯車115と、キャリア120とリ
ングギア123とからなっている。しかしながら、この
場合、キャリア120は、円筒部125を介して入力軸
127に取付けられている。この入力軸127は、入力
部材129を介してエンジンに直接連結されている。
第2図に示された伝動装置の回転出力は、リングギア1
23を介して、このリングギア123に取付けられたプ
ーリ131に伝達される。好ましくは、リングギア12
3と入力軸12との間には、第1軸受を構成する一方向
クラッチ135及び支持軸受136が設けられており、
この一方向クラッチ135は、エンジンからのトルクを
支え、そして、上述したトルクの影響を弱める。一方、
支持軸受136は、入力軸127に対し、リングギア1
23を軸方向及び径方向に支持する。減速伝動装置と同
様に、太陽歯車111の軸部112には、円錐クラッチ
137がスプライン係合されている。伝動装置の周囲に
は、第1カバー140が設けられており、この第1カバ
一部140は、第2カバ一部141に対しシールして取
付けられている。第1カバー140は、第2軸受161
を介してリングギア123に支持されており、この第2
カバー141は、第3軸受162を介して入力軸127
に支持されている。第1及び第2カバー140.141
は、装置カバーを構成し、エンジンブロックに対しボル
トによって適切な位置に固定されている。
円錐クラッチ137は、切頭円錐形状をなした摩擦即ち
作動面143.144を有しており、これら作動面14
3,144は、リングギア123の対応した作動面14
7又は第1カバー140の対応した作動面148に係合
可能となっている。
円錐クラッチ137は、ばね151を介して、又は、ア
クチュエータ154により、ばね151とは反対に作動
されるスラスト軸受153を介して、太陽歯車111の
軸部112に沿って軸方向に摺動可能となっている。
減速伝動装置に対し、第2図に示された伝動装置は、2
つの作動モード、即ち、増速モード及び直接駆動モード
のみを有している。増速モードにおいては、プーリ13
1での出力回転数は、入力軸127での入力回転数より
も大きい。直接駆動モードにおいては、入力及び出力回
転数は等しい。
中立の作動モードは、一方向クラッチ135を省略する
ことによって得ることができる。
円錐クラッチ137が第1カバー140と係合し、これ
により、互いに対向する作動面144゜148がしっか
りと摩擦接触したとき、高速ギアモード、即ち、増速モ
ードが生起される。この増速モードは、太陽歯車111
を遊星歯車機構の固定部材とし、これにより、増速のギ
ア比がリングギア123に与えられる。
直接駆動モードは、アクチュエータ154によって、円
錐クラッチ137に対しスラスト軸受153を伸長させ
、これにより、円錐クラッチ137をばね151の付勢
力に抗し、太陽歯車111の軸部112に沿って摺動さ
せて、第1カバー140から円錐クラッチ137を解放
することによって得られる。この発明の好ましい実施例
においては、入力軸127からのトルクを支えるために
一方向クラッチ135が備えられている。
第2図に示された増速伝動装置において、第1カバー1
40から円錐クラッチ137が解放されると、リングギ
ア123は、付属装置の負荷の下で、その回転速度が減
速され始める。リングギア123の回転速度が入力軸の
回転速度まで減速したとき、一方向クラッチ135は、
これら入力及び出力部材を相対的に固定し、直接駆動モ
ードとなる。リングギア123を備えた円錐クラッチ1
37の係合は、ユニットとしての遊星歯車機構の回転に
対する付加的な支持を与えている。明らかに、一方向ク
ラッチ135の使用は、リングギア123が係合したと
き、第2の機能を与える。
即ち、円錐クラッチ137が太陽歯車111及びリング
ギア123を共に停止させ、これにより、ユニットとし
ての遊星歯車機構の振動を防止し、そして、この遊星歯
車機構の円滑な回転を可能とする。一方向クラッチ13
5を備えていな、ければ、円錐クラッチ137は、互い
に対向する作動面1.43.147を介して、リングギ
ア123としつかり係合するように移動されなければな
らない。
上述の説明から明らかなように、増速伝動装置における
減速作動モードは、直接駆動モーラドで与えられている
。従って、エンジンが低速回転域にあるとき、増速伝動
装置は、増速モード(第6図参照)にあり、この増速モ
ードでは、プーリ11の大きさを調整することによって
、この発明を利用することなく、エンジンの低速回転域
で利用できる付属装置にパワーを伝達することができる
。エンジンが増速モードにあるときに切換え速度になる
と、アクチュエータ154は、円錐クラッチ137と第
1カバー140との係合を解除させることで、直接駆動
モードとなり、この直接モードでは、実際上、減速モー
ドとなる。
第2図から明らかなように、一方向クラッチ135は、
入力軸127とリングギア123との間に位置付けられ
ている。一方向クラッチ135は、入力軸127よりも
リングギア123を速く回転させるけれども、このリン
グギア123の回転速度が入力軸127の回転速度まで
減速されたとき、リングギア123を停止させる。また
、明らかに、一方向クラッチ135は、エンジンにおけ
るねじりの影響に起因して、リングギア123を逆回転
させようとする如何なる傾向をも阻止する。
また、この発明の原理は、円錐クラッチ137よりもむ
しろ一方向クラッチ135により、リングギア123の
回転を制御することによって、表わされる。第3図及び
第4図に示された実施例において、減速又は増速モード
は、太陽歯車が静的に保持されてなる前述の実施例とは
ことなり、リングギア13を静的に保持することによっ
て達成される。
第3図に示されたこの発明の実施例は、減速伝動装置で
あり、この減速伝動装置は、入力軸212を有している
。この入力軸212は、フランジ形の取付は手段を21
4を介して、エンジンの駆動軸に連結されている。また
、遊星歯車機構が設けられており、この遊星歯車機構は
、入力軸212に取付けられ、この入力軸212によっ
て駆動される太陽歯車222と、太陽歯車222の周囲
に位置付けられ、この太陽歯車222と噛合された複数
の遊星歯車224と、遊星歯車224の周囲に配置され
、これら遊星歯車224と噛合されたリングギア226
とからなっている。
遊星歯車224は、キャリア232によって支持されて
おり、このキャリア232は、各遊星歯車224のため
に、ビン236とニードル軸受238とを有している。
各遊星歯車224に関しては、一対のスラストワッシャ
239が設けられており、これらスラストワッシャ23
9は、ピン236上での遊星歯車224の軸方向の移動
を阻止している。キャリア232は、一体に形成された
円筒部246を備えており、キャリア232の円筒部2
46は、第1軸受を構成する一方向クラッチ248及び
支持軸受249とを介して入力軸212に支持されてい
る。支持軸受249は、好ましくは一方向クラッチ24
8と一体的に構成されており、この支持軸受249は、
入力軸212上において、キャリア232を軸方向及び
径方向に支持している。一方向クラッチ248は、エン
ジンの回転方向における入力軸212の回転のみを可能
としている。この一方向クラッチ248は、第1図に示
された一方向クラッチ40と同様な機能を発揮する。即
ち、一方向クラッチ248は、エンジンのトルクの影響
を弱めることができる。
また、一方向クラッチ40と同様に、一方向クラッチ2
48は、入力軸212とリングギア226との間に位置
付けることもできる。
キャリア232の円11ff246は、円錐クラッチ2
50に対してスプライン係合されており、これにより、
円錐クラッチ250は、互いに反対に働くばね252及
びスラスト軸受255の作用の下で、円筒部246上を
軸方向に移動可能となっている。スラスト軸受255は
、環状の液圧アクチュエータによって制御されるのが好
ましい。
リングギア226は、入力軸212に第3軸受263を
介して支持されており、この第3軸受263は、リング
ギア226に対する入力軸212の相対的な回転を可能
とする。リングギア226に対しては、一方向クラッチ
270及び支持軸受271を介して、第1カバー265
が支持されている。一方向クラッチ270は、エンジン
の回転方向のみに、リングギア226を回転可能とし、
支持軸受271は、第1カバ一部265に対し、リング
ギア226を軸方向及び径方向に支持している。
この実施例において、回転出力は、キャリア232、及
び、このキャリア232の円筒部246に取付けられた
プーリ275である。第1カバー265には、ボルト2
78及びOリング279等によって、シール的に第2カ
バー277が結合されている。第2カバ一部材277は
、第2軸受280を介して、出力円筒部246に支持さ
れている。
このようなリングギア停止形の減速伝動装置は、直接作
動モード及び減速作動モードを有している。
この直接作動モードでは、出力プーリ275は、入力軸
212の回転速度でもって回紛し、減速モードでは、プ
ーリ275は、入力軸212の回転速度よりも小さな回
転速度で回転する。
スラスト軸受255がキャリア232の円筒部246に
沿い円錐クラッチ250を軸方向に摺動させることで、
円錐クラッチ250がリングギア226と係合したとき
、直接駆動モードが得られる。このことに関し、円錐ク
ラッチ250には、作動面283が設けられており、こ
の作動面283は、リングギア226の対応した外面2
84と係合可能となっている。円錐クラッチ250とリ
ングギア226との係合は、リングギア226及び遊星
キャリア232を共に停止させ、これにより、遊星歯車
機構は1個のユニットとして回転されることになる。
エンジンの加速中、所望の切換え速度になると、アクチ
ュエータ257は、スラスト軸受255を解放し、これ
により、円錐クラッチ250は、ばね252の付勢力の
受けて、リングギア226との係合が解除される。リン
グギア226は、一方向クラッチ270によって逆回転
が阻止されており、それ故、リングギア226は、静的
に保持される。遊星歯車機構は、太陽歯車222の回転
入力からキャリア232の回転出力への歯車減速を提供
する。一方向クラッチ248は、入力軸212の逆回転
を阻止し、これにより、トルクの影響を弱めることがで
きる。
遊星歯車機構を構成する種々の部材、即ち、リングギア
、太陽歯車、キャリアが明らかに相互に関係しているの
で、第3図に示された実施例の作動原理は、第1図に示
された実施例の作動原理と良く似たものであることを留
意すべきである。クラッチ手段の使用により、直接駆動
モードでは、遊星歯車機構の2個の部材を停止させ、ま
た、減速モードでは、太陽歯車222又はリングギア2
23を停止させる。
第4図に示された実施例を参照すると、リングギア停止
形の増速伝動装置が示されている。第4図に示された増
速伝動装置の構成要素は、入力部材と出力部材とを交換
した場合の第3図の減速伝動装置の構成要素と同様なも
のである。従って、第4図に示された伝動装置の出力軸
は、軸312となり、また、入力部材は、エンジンの駆
動軸に環状部材314を介して取付けられたキャリア3
32となる。
また、遊星歯車機構が設けられており、この遊星歯車機
構は、出力軸312に取付けられた太陽歯車322と、
太陽歯車322の周囲に位置付けられた複数の遊星歯車
324と、遊星歯車324の周囲のリングギア326と
から構成されている。
遊星歯車324は、キャリア332によって支持されて
おり、このキャリア332は、各遊星歯車324毎に、
ビン336と、ニードル軸受338と一対のスラストワ
ッシャ339とを有している。
キャリア332には、一体に形成された円筒部346が
設けられており、この円筒部346は、第1軸受を構成
する軸方向クラッチ348及び支持軸受349を介して
出力軸312に支持されている。一方向クラッチ348
の一体的に形成された支持軸受349は、出力軸312
に対しキャリア332を軸方向及び径方向に支持してい
る。一方向クラッチ348は、出力軸312の逆回転を
防止することによって、エンジンのねじりの影響を弱め
る機能を有している。
キャリア332の円筒部346は、円錐クラッチ350
に対してスプライン係合されており、これにより、円錐
クラッチ350は、互いに反対の作用をなすばね352
及びスラスト軸受355により、円筒部346の軸方向
に移動可能となっている。スラスト軸受355は、環状
の液圧形のアクチュエータ357によって制御されるの
が好ましい。
リングギア326は、出力軸312に対し第3軸受36
3を介して支持されており、この第3軸受363は、リ
ングギア326に対し出力軸312を相対的に回転可能
としている。リングギア326には、一方向クラッチ3
70及び支持軸受371を介して、第1カバー365が
支持されている。一方向クラッチ370は、エンジンの
回転方向のみにリングギア326を回転可能としており
、一方向クラッチ370の支持軸受371は、リングギ
ア326に対し第1カバー365を軸方向及び径方向に
支持している。
この実施例において、出力軸は、出力軸312であって
、この出力軸312にはプーリ375が取付けられてい
る。第1カバー365には、ボルト378及びOリング
379等によってシールして第2カバー377が結合さ
れている。第2カバー377は、円筒部346に軸受3
80を介して支持されている。
このようなリングギア停止形の伝動装置は、直接駆動モ
ード及び増速モードを有している。直接駆動モードでは
、出力プーリ375は、キャリア332の回転速度で回
転され、増速モードでは、プーリ375は、入力軸31
2の回転速度よりも大きな回転速度で回転される。
直接駆動モードは、キャリア332の円筒部346に沿
い、スラスト軸受355によって円錐クラッチ350を
軸方向に摺動させ、円錐クラッチ350及びリングギア
326を係合させることによって得ちれる。このことに
関し、円錐クラッチ350には、作動面383が設けら
れており、この作動面383は、リングギア326の対
応する外面384と係合可能となっている。円錐クラッ
チ350とリングギア326との係合により、リングギ
ア326及びキャリア332が共に停止され、これによ
り、遊星歯車機構は、1個のユニットとして回転するこ
とになる。
所望の切換え速度に達すると、アクチュエータ357は
、スラスト軸受355を解放し、これにより、ばね35
2の付勢力でもって円錐クラッチ350とリングギア3
26との間の係合が解除される。リングギア326は、
一方向クラッチ370によって逆回転が防止されており
、これにより、リングギア326は、静的に保持される
そして、遊星歯車機構は、キャリア332の回転入力か
ら出力軸312への増速されたギア比を与えることがで
きる。
第2図の実施例に関して上述したように、このリングギ
ア停止形の増速伝動装置は、エンジンが低速回転にある
ときには、増速のギア比を提供し、これに対し、エンジ
ンが高速回転にあるときには、減速された直接駆動モー
ドに切換える。この切換え点は、当業者にとって明らか
なように、種々の要因に依存することになる。
この発明における好適な実施例の記載は、自動車に適用
した例を示しているが、しかしながら、この発明は、こ
れに制約されず、付属装置等がエンジンによって駆動さ
れる種々の状況に適用することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の第1実施例を示す太陽歯車保持形
の減速伝動装置の一部断面図、第2図は、この発明の第
2実施例を示す太陽歯車保持形の増速伝動装置の一部断
面図、第3図は、この発明の第3実施例を示すリングギ
ア保持形の減速伝動装置の一部断面図、第4図は、この
発明の第4実施例を示すリングギア保持形の増速量′動
装置の一部断面図、第5図及び第6図は、この発明の使
用による馬力の節約を示す図である。 11.113,222.322・・・太陽歯車、15.
115,224.324・・・遊星歯車、20.120
,232.332・・・キャリア、21.339・・・
スラストワッシャ、23,123゜226.326・・
・リングギア、27.162・・・第3軸受、28・・
・第4軸受、38.161・・・第2軸受、39,13
6,249.349・・・支持軸受(第1軸受)、40
.135,248.348・・・一方向クラッチ(第1
軸受)、46,137゜250.350・・・円錐クラ
ッチ、35,312・・・46一 出力軸、59,140,365・・・第1部分く装置カ
バー)、60,141,277.377・・・第2部分
(装置カバー)、65,151,252゜352・・・
ばね(駆動手段)、69,153゜255.355・・
・スラスト軸受〈駆動手段)、70.154,257.
357・・・アクチュエータ(駆動手段>、127,2
12.312・・・入力軸。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、一体的に形成された軸部を有する太陽歯車、この太
    陽歯車の周囲に位置付けられ、太陽歯車と噛合された複
    数の遊星歯車、遊星歯車のキャリア、並びに、遊星歯車
    の周囲に位置付けられ、各遊星歯車と噛合されたリング
    ギアとを備え、リングギアに乗物用エンジンからの回転
    入力が与えられる遊星歯車機構と; 固定された装置カバーと; 太陽歯車の軸部に摺動自在に取付けられ、軸部に沿って
    軸方向に移動可能であるとともに、リングギア若しくは
    装置カバーの対応する面に係合可能な切頭円錐形状をな
    した作動面を有してなる円錐クラッチと; 太陽歯車の軸部に沿って円錐クラッチを軸方向に摺動さ
    せるための駆動手段と; キャリアを支持するとともに、第1軸受を介して太陽歯
    車を支持する出力軸とを具備してなる伝動装置。 2、駆動カバーは、第2軸受を介して出力軸に支持され
    た第1部分と、第1部分に取付けられ、第3軸受を介し
    てリングギアに支持された第2部分とからなる特許請求
    の範囲第1項に記載の伝動装置。 3、駆動手段は、太陽歯車と円錐クラッチとの間に位置
    付けられ、円錐クラッチを駆動カバーと係合する方向に
    付勢するばねと、このばねとは反対側に位置したスラス
    ト軸受を有してなるアクチュエータとを備え、スラスト
    軸受は、ばねの付勢力に抗し、円錐クラッチをリングギ
    アと係合する方向に摺動させることができる特許請求の
    範囲第1項に記載の伝動装置。 4、アクチュエータは、液圧形のアクチュエータである
    特許請求の範囲第3項に記載の伝動装置。 5、アクチュエータは、電気−機械形のアクチュエータ
    である特許請求の範囲第3項に記載の伝動装置。 6、リングギアは、第4軸受を介して出力軸に支持され
    ている特許請求の範囲第1項に記載の伝動装置。 7、各遊星歯車に両端に、この遊星歯車の軸方向の移動
    を規制するスラストワッシャを設けてなる特許請求の範
    囲第1項に記載の伝動装置。 8、第1軸受は、太陽歯車若しくはリングギアと出力軸
    との間に位置付けられた一方向クラッチと支持軸受とを
    備え、一方向クラッチは、エンジンの回転方向のみに出
    力軸の回転を可能とする特許請求の範囲第1項に記載の
    伝動装置。 9、一体的に形成された軸部を有する太陽歯車、この太
    陽歯車の周囲に位置付けられ、太陽歯車と噛合される複
    数の遊星歯車、遊星歯車のキャリア、並びに、遊星歯車
    の周囲に位置付けられ、各遊星歯車と係合されたリング
    ギアとを備え、このリングギアから回転出力が取出され
    てなる遊星歯車機構と; 固定された装置カバーと; 太陽歯車の軸部に摺動自在に取付けられ、この軸部に沿
    って軸方向に移動可能であるとともに、リングギア若し
    くは固定カバーの対応する面に係合可能な切頭円錐形状
    の作動面を有してなる円錐クラッチと; 太陽歯車の軸部に沿って円錐クラッチを軸方向に摺動さ
    せる駆動手段と; 乗物用エンジンからの回転入力を受入れ、キャリアが取
    付けられているととともに、リングギアが第1軸受を介
    して支持されている入力軸とを具備してなる伝動装置。 10、装置カバーは、リングギアに第2軸受を介して支
    持された第1部分と、入力軸に第3軸受を介して支持さ
    れた第2部分とからなる特許請求の範囲第9項に記載の
    伝動装置。 11、駆動手段は、太陽歯車と円錐クラッチとの間に位
    置付けられ、円錐クラッチをカバーと係合するように付
    勢するばねと、このばねとは反対に位置付けられたスラ
    スト軸受を有してなるアクチュエータとからなり、スラ
    スト軸受は、ばねの付勢力に抗して円錐クラッチをリン
    グギアと係合する方向に摺動させることができる特許請
    求の範囲第9項に記載の伝動装置。 12、アクチュエータは、液圧形のアクチュエータであ
    る特許請求の範囲第11項に記載の伝動装置。 13、アクチュエータは、電気−機械形のアクチュエー
    タである特許請求の範囲第11項に記載の伝動装置。 14、太陽歯車は、第4軸受を介して入力軸に支持され
    ている特許請求の範囲第9項に記載の伝動装置。 15、各遊星歯車の両端に、この遊星歯車の軸方向の移
    動を規制するスラストワッシャを設けてなる特許請求の
    範囲第9項に記載の伝動装置。 16、第1軸受は、リングギアと入力軸との間に位置付
    けられた一方向クラッチ及び支持軸受を備え、一方向ク
    ラッチは、エンジンの回転方向のみにリングギアの回転
    を可能とする特許請求の範囲第9項に記載の伝動装置。 17、太陽歯車、この太陽歯車の周囲に位置付けられ、
    太陽歯車と噛合された複数の遊星歯車、回転出力を取出
    すための軸部を一体的に有してなる遊星歯車のキャリア
    、並びに、遊星歯車の周囲に位置付けられ、各遊星歯車
    と噛合されたリングギアとを備えてなる遊星歯車機構と
    ; エンジンからの回転入力を受取り、太陽歯車が取付けら
    れるとともに、キャリアが第1軸受を介して支持されて
    なる入力軸と; キャリアの軸部に摺動自在に取付けられ、この軸部に沿
    って軸方向に移動可能であるとともに、リングギアの対
    応する面と係合可能な切頭円錐形状の作動面を有してな
    る円錐クラッチと; キャリアの軸部に沿い、円錐クラッチを軸方向に摺動さ
    せるための駆動手段と; キャリアの軸部に第2軸受を介し、また、第1の一方向
    クラッチ及び支持軸受を介してリングギアに支持され、
    エンジンの回転方向のみにリングギアを回転可能とする
    、固定された装置カバーとを具備してなる伝動装置。 18、装置カバーは、リングギアに第1の一方向クラッ
    チ及び支持軸受を介して支持された第1部分と、第1部
    分に取付けられ、第2軸受によりキャリアに支持された
    第2部分とからなる特許請求の範囲第17項に記載の伝
    動装置。 19、駆動手段は、キャリアと円錐クラッチとの間に位
    置付けられ、円錐クラッチをリングギアと係合する方向
    に付勢するばねと、このばねとは反対に位置したスラス
    ト軸受を有してなるアクチュエータとを備え、スラスト
    軸受は、ばねの付勢力に抗し、リングギアと係合するよ
    うに、円錐クラッチを摺動させることができる特許請求
    の範囲第17項に記載の伝動装置。 20、アクチュエータは、液圧形のアクチュエータであ
    る特許請求の範囲第19項に記載の伝動装置。 21、アクチュエータは、電気−機械形のアクチュエー
    タである特許請求の範囲第19項に記載の伝動装置。 22、リングギアは、入力軸に第3軸受を介して支持さ
    れている特許請求の範囲第17項に記載の伝動装置。 23、各遊星歯車の両端に、この遊星歯車の軸方向の移
    動を規制するスラストワッシャを設けてなる特許請求の
    範囲第17項に記載の伝動装置。 24、第1軸受は、キャリア若しくはリングギアと入力
    軸との間に位置付けられた第2の一方向クラッチ及び支
    持軸受を備え、第2の一方向クラッチは、エンジンの回
    転方向のみに入力軸を回転可能とする特許請求の範囲第
    17項に記載の伝動装置。 25、太陽歯車、この太陽歯車の周囲に位置付けられ、
    太陽歯車と噛合された複数の遊星歯車、一体に形成され
    た軸部を有し、エンジンからの回転入力を受取る遊星歯
    車のキャリア、並びに、遊星歯車の周囲に位置付けられ
    、各遊星歯車と噛合されるリングギアとを備えた遊星歯
    車機構と;回転出力が取出され、太陽歯車が取付けられ
    るとともに、第1軸受を介してキャリアが支持されてな
    る出力軸と; キャリアの軸部に摺動自在に取付けられ、この軸部に沿
    い軸方向に移動可能であるとともに、リングギアの対応
    する面と係合可能な切頭円錐形状の作動面を有してなる
    円錐クラッチと; キャリアの軸部に沿い、円錐クラッチを摺動させる駆動
    手段と; キャリアの軸部に第2軸受を介して、そして、リングギ
    アに第1の一方向クラッチ及び支持軸受を介して支持さ
    れ、一方向クラッチがエンジンの回転方向のみにリング
    ギアを回転可能とする、固定された装置カバーとを具備
    してなる伝動装置。 26、装置カバーは、リングギアに第1の一方向クラッ
    チ及び支持軸受を介して支持された第1部分と、第1部
    分に取付けられ、キャリアに第2軸受を介して支持され
    た第2部分とからなる特許請求の範囲第25項に記載の
    伝動装置。 27、駆動手段は、キャリアと円錐クラッチとの間に位
    置付けられ、リングギアと係合する方向に円錐クラッチ
    を付勢するばねと、このばねとは反対に位置したスラス
    ト軸受を有してなるアクチュエータとを備え、このスラ
    スト軸受は、ばねの付勢力に抗し、リングギアと係合す
    るように円錐クラッチを摺動させることができる特許請
    求の範囲第25項に記載の伝動装置。 28、アクチュエータは、液圧形のアクチュエータであ
    る特許請求の範囲第27項に記載の伝動装置。 29、アクチュエータは、電気−機械形のアクチュエー
    タである特許請求の範囲第27項に記載の伝動装置。 30、リングギアは、入力軸に第3軸受を介して支持さ
    れている特許請求の範囲第25項に記載の伝動装置。 31、各遊星歯車の両端には、この遊星歯車の軸方向の
    移動を規制するスラストワッシャが設けられている特許
    請求の範囲第25項に記載の伝動装置。 32、第1軸受は、キャリアと出力軸との間に位置付け
    られた第2の一方向クラッチ及び支持軸受を備え、第2
    の一方向クラッチは、エンジンの回転方向のみに出力軸
    の回転を可能をする特許請求の範囲第32項に記載の伝
    動装置。
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