JPS62214573A - テ−プカ−トリツジ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、記録可能か否かを識別するためのスライド
式の誤消去防止弁を備えたテープカートリッジに関する
。

〔従来の技術〕

第３図ないし第６図は従来例である８ミリビデオ用のテ
ープカートリッジを示しており、そこでは本体ケースＩ
の内部左右にテープ２が巻かれたり−ル３・３を回転自
在に内蔵してあり、テープ２は一方のり−ル３から繰り
出して本体ケース１の前面のテープローディング用ポケ
ット４を通したうえで、他方のり−ル３に巻き取られる
。本体ケース１のテープローディング用ポケット４に導
出されたテープ２は、不使用時に２本体ケース１の前面
側に開閉自在に装着された前後蓋５・６でその前後面が
はさまれる形で被覆保護されるものとなっている。

そして、この本体ケース１の後側壁７上にはラベル貼付
領域面８と１表示窓孔９とを左右に並べて設けている。

表示窓孔９の内部には本体ケース１の色彩（例えば、黒
色）とは異なる色彩（例えば、赤色）の施された誤消去
防止弁１０が左右方向にスライド自在に組み込まれる。

本体ケース１の表示窓孔９内の誤消去防止弁１０より内
方に記録可能表示壁１１が、誤消去防止弁１０の下方の
ケース底壁１２にレコーダ側の記録可能検知部材が出入
りする検知孔１３がそれぞれ設けられる。

誤消去防止弁１０はプラスチック成形品であり。

記録可能表示切欠き１４および再記録不能表示壁１５を
同一垂直面上に左右に並べた形で形成する垂直壁１６と
、垂直壁１６の下端に水平に連設した検知孔開閉窒１７
とを有する断面り形状に形成し、垂直壁１６の記録可能
表示切欠き１４と記録不能表示壁１５間には操作つまみ
１８ａを有する操作片１８を形成してなる。

この誤消去防止弁１０は、記録可能表示切欠き１４が本
体ケース１側の表示窓孔９に合致して記録可能表示壁１
１を表示窓孔９に露出すると同時に検知孔開閉窒１７で
検知孔１３を閉じる記録可能位置Ａと、記録不能表示壁
１５が記録可能表示壁１１を覆って表示窓孔９に露出す
ると同時に検出孔開閉壁１７が検知孔１３上からその側
方へ移り去って該検知孔１３を開ける再記録不能位置Ｂ
（消去防止位置）とにわたって９本体ケースｌ内を左右
方向にスライド自在としである。その誤消去防止弁１０
のスライド操作は表示窓孔９に臨む操作つまみ１８ａを
つまんで行われる。

また、誤消去防止弁１０と本体ケース１間には。

誤消去防止弁１０を前記位置Ａ−Ｈにそれぞれ停止保持
するための節度手段が設けられる。その節度手段は、誤
消去防止弁ＩＯの垂直壁１６の上部に上下方向に弾性変
形自在に一体に形成したアーム１９の先端に位置決め凸
部２０を上向きに突設する一方、第６図に示すごとくア
ーム１９の上方に対応する本体ケース１のケース上壁２
１の内面に左右２個の位置決め凹部２２・２３を設けて
このいずれかひとつの凹部２２又は２３に誤消去防止弁
１０のスライド動作に伴い前記位置決め凸部２０が係合
することにより誤消去防止弁１０が位置Ａ又は位置Ｂに
停止保持されるようになっている。この誤消去防止弁の
節度の目的は、誤消去防止弁１０が外部の振動、落下衝
撃等の外力により容易に位置ずれするのを防止するため
である。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかるに、上記誤消去防止弁１０の位置Ａ−Ｂでの位置
決め凹凸部２２・２３・２０による凹凸嵌合形状が同一
であり、そのため位置Ａから位置Ｂヘスライド操作する
に要する操作力と反対に位置Ｂから位置へへスライド操
作するに要する操作力とは同じである。つまり、記録可
能表示位置Ａと再記録不能位置位ＷＢの二位置間でのス
ライド操作が等しい力で難易差なく行えるようになって
いる。

そのため、操作性を重視して位置決め凹凸部２２・２３
・２０の嵌合強度を弱めると、不用意に再記録不能表示
位置Ｂから記録可能表示位置Ａに移動して記録を誤消去
してしまい、かと言って。

機能面を重視して位置決め凹凸部２２・２３・２０の嵌
合強度を強くして停止保持力を高めると。

記録可能表示位置Ａから再記録不能表示位置Ｂへ移動操
作しに（くなって操作性に欠けるという二律背反する問
題が生じる。

この発明はかかる事実に着目して、誤消去防止弁の再記
録不能表示位置から記録可能表示位置へ不慮に移動させ
る誤操作の防止を図りうるとともに、記録可能表示位置
から再記録不能表示位置への移動操作性の向上をも図る
ことのできるテープカートリッジを提供しようとするも
のである。

〔問題点を解決するための手段〕

この発明は、上記の目的を達成するために１次のような
手段をとった。すなわち、この発明は。

第１図に示すように本体ケース１の一部に開口した表示
窓孔９内に誤消去防止弁１０を記録可能表示位置Ａと再
記録不能表示位置Ｂとにわたってスライド自在に組み込
んでなるテープカートリッジを前提とする。

そのうえで、誤消去防止弁１０を再記録不能表示位置Ｂ
から記録可能表示位置Ａへのスライド操作性と、記録可
能表示位置Ａから再記録不能表示位置Ｂへのスライド操
作性とに難易差をつける。

具体的には１本体ケース１と誤消去防止弁１０間に誤消
去防止弁１０を前記表示位置Ａ−Ｈにそれぞれ停止保持
する節度手段を設け、該節度手段による再記録不能表示
位置Ｂでの停止保持力を記録可能表示位置Ａでのそれよ
りも強く設定する。

ここで１節度手段としては９例えば誤消去防止弁１０お
よび本体ケース１のいずれか一方に設けられた位置決め
凸部２０と、他方に誤消去防止弁１０のスライド動作に
伴い前記位置決め凸部２０に対し保税自在に設けられた
位置決め凹部２２・２３とで構成すればよい。

かかる位置決め凹凸部２２・２３・２０の嵌合による節
度手段を採用する場合、再記録不能表示位置Ｂでの停止
保持力を記録可能表示位置Ａでの停止保持力よりも強く
する手段としては９表示位置Ａ−Ｂでの位置決め凹凸部
２２・２３・２０による凹凸嵌合形状を異ならせる。す
なわち１表示位置Ｂにおける凹凸嵌合の強度を表示位置
Ａにおけるそれよりも強く設定する。

〔作用〕

しかるときは、誤消去防止弁１０を記録可能表示位置Ａ
から再記録不能表示位置Ｂヘスライド移動させるに要す
る操作力は、それと逆方向即ち位置Ｂから位置Ａヘスラ
イド移動させるに要する操作力よりも小さくてすむこと
になる。換言すれば。

表示値ｆＢから表示位置Ａヘスライド移動させるにはそ
れと逆方向にスライド移動させるに要する力よりも大き
い操作力を要することになる。

〔発明の効果〕

以上説明したように、この発明のテープカートリッジに
よれば３節度手段による誤消去防止弁１０の再記録不能
表示位置Ｂでの停止保持力を記録可能表示位置Ａでの停
止保持力よりも強く設定したものであるから、誤消去防
止弁１０は記録可能表示位置Ａから再記録不能表示位置
Ｂへのスライド移動操作は円滑かつ軽やかに行えるが、
それと逆に再記録不能表示位置Ｂから記録可能表示位置
Ａへのスライド移動操作は前記スライド移動操作すると
きよりも困難性を有するため、せっかく記録したものを
誤って消去するという誤消去防止弁１０の誤操作を可及
的に防止できるという利点がある。

〔実施例〕

第１図に基づき本発明の一実施例を説明する。

テープカートリッジの全体的構成および誤消去防止弁１
０これ自体の構造については前述した従来のものとほぼ
同様であるので、それと同一符号を付するをもってその
説明を省略し、従来の誤消去防止弁１０と本体ケース１
間に設ける節度手段と相違する点についてのみ説明する
。

誤消去防止弁１０には上下方向に弾性変形自在なアーム
Ｉ９を一体に形成するとともに、該アーム１９の先端に
位置決め凸部２０を上向きに突設する。一方本体ケース
１のケース上壁２１の内面の記録可能表示位置Ａと、再
記録不能表示値ｆＢとに位置決め凹部２２・２３を設け
る。そして。

記録可能表示位置Ａにおける位置決め四部２２の再記録
不能表示位置Ｂ方向側の傾斜面２２ａの傾斜角をθ１と
し、再記録不能表示位置已における位置決め凹部２３の
記録可能表示位置Ａ方向側の傾斜面２３ａの傾斜角を０
２として、θ１〈θ２に設定する。これにより、誤消去
防止弁ｌＯの再記録不能表示位置Ｂでの停止保持力を記
録可能表示位置Ａでのそれよりも強くすることができる
。

従って、誤消去防止弁１０を前記表示位置Ａから位置Ｂ
へ移動させるに要する操作力はそれと逆方向すなわち位
置Ｂから位置Ａへ移動させるに要する操作力よりも小さ
くてすむため、その方向への操作は容易となり１反対に
２位置Ｂから位置Ａへの操作力は大きく要することから
その方向への不用意な動きは防止できることになる。

Ｃ別実施例〕 第２図は本発明の別実施例を示しており１本体ケース１
側の位置決め凹部２２・２３の形状は共に同じにするが
１誤消去防止弁１０側の位置決め凸部２０の位置Ａにお
いて凹部２２の傾斜面２２ａと当接する面２０ａの傾斜
角θ３を、同凸部２０の位置Ｂにおいて凹部２３の傾斜
面２３ａと接当する面２０ｂの傾斜角θ４よりも小さく
設定する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るテープカートリッジの一実施例を
示す要部断面図である。 第２図は本発明の別実施例を示す要部断面図である。 第３図ないし第６図は従来例のテープカートリッジを示
しており、第３図はテープカートリッジ全体を一部切欠
き状態で示す平面図、第４図は誤１・・・・・本体ケー
ス。 ２・・・・・テープ。 ７・・・・・後側壁。 ９・・・・・表示窓孔。 １０・・・・誤消去防止弁。 １１・・・・記録可能表示壁。 １２・・・・ケース底壁。 １３・・・・検出孔。 １４・・・・記録可能表示切欠き。 １５・・・・再記録不能表示壁。 １６・・・・垂直壁。 １７・・・・検知孔開閉壁。 １８・・・・操作片。 ２０・・・・位置決め凸部。 ２１・・・・ケース上壁。 ２２・２３・位置決め凹部。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）本体ケース１の一部に開口した表示窓孔９内に、
   誤消去防止弁１０を記録可能表示位置Ａと再記録不能表
   示位置Ｂとにわたってスライド自在に組み込み、本体ケ
   ース１と誤消去防止弁１０間に誤消去防止弁１０を前記
   表示位置Ａ・Ｂにそれぞれ停止保持する節度手段を設け
   、該節度手段による再記録不能表示位置Ｂでの停止保持
   力を記録可能表示位置Ａでの停止保持力よりも強く設定
   してなることを特徴とするテープカートリッジ。
2. （２）節度手段が、誤消去防止弁１０および本体ケース
   １のいずれか一方に設けられた位置決め凸部２０と、他
   方に誤消去防止弁１０のスライド動作に伴い前記位置決
   め凸部２０に対し係脱自在に設けられた位置決め凹部２
   ２・２３とからなる特許請求の範囲第１項記載のテープ
   カートリッジ。
3. （３）前記表示位置Ａ・Ｂでの位置決め凹凸部２２・２
   ３・２０による凹凸嵌合形状を異ならせて表示位置Ｂに
   おける凹凸嵌合の強度を表示位置Ａにおけるそれよりも
   強く設定してなる特許請求の範囲第２項記載のテープカ
   ートリッジ。