JPS6221336Y2 - - Google Patents

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JPS6221336Y2
JPS6221336Y2 JP1982030013U JP3001382U JPS6221336Y2 JP S6221336 Y2 JPS6221336 Y2 JP S6221336Y2 JP 1982030013 U JP1982030013 U JP 1982030013U JP 3001382 U JP3001382 U JP 3001382U JP S6221336 Y2 JPS6221336 Y2 JP S6221336Y2
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JP
Japan
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masking jig
frame
painted
masking
frame plate
Prior art date
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JP1982030013U
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JPS58132572U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は塗装用マスキング装置に関するもの
である。
一般に、塗装対象物に対して部分的に塗装を行
なう場合、塗装しない部分についてマスキングを
行なう。すなわち、被塗装物に対して上から被せ
るようにしてマスキング治具をセツトし、その上
から塗装を行ない、塗装後これを取外す。
従来では、このようなマスキング治具の取付
け、取外しは人手により行なつていた。このた
め、従来においては、労力を要する上、特に取外
し時に塗装した箇所にマスキング治具をぶつけた
りし傷を付ける等の問題があつた。
この考案は上記事情に鑑みてなされたもので、
マスキング治具の取付け、取外しを自動化して省
力化を図るとともに、塗装した箇所に傷を付けた
りすることなく作業を円滑に行なうことができる
塗装用マスキング装置を提供することを目的とす
る。
以下、この考案の内容を図面を参照して説明す
る。
第1図はこの考案の一実施例を示すもので、図
中1は被塗装物である。これは、今、塗装の対象
が段付き部分1aの上側の凸部1bとされてお
り、ターンテーブル2上に固定された台3の上に
載置されている。そして、この被塗装物1の上方
には、図示しないが、塗装ロボツトなどのスプレ
ーガンが上方から下に向かつて吹き付けを行なえ
るように設備されている。
4はマスキング治具であり、被塗装物1の上方
に配置されている。これは、中央部に前記被塗装
物1の塗装対象箇所つまり凸部1bの形状を形ど
つた穴を有しており、被塗装物1に対して上方か
ら被せるようにしてセツトした際、被塗装物1の
下部1cをマスクするようになされている。ま
た、このマスキング治具4の外形寸法は被塗装物
1の外形寸法より大きくなされており、セツト時
その周縁部が被塗装物1の外周より外側にはみ出
すようになされている。
そして、そのマスキング治具4の周縁部の下側
にはマスキング治具押し上げ用の枠5が設けられ
ている。この枠5はターンテーブル2上の被塗装
物1を囲むように設けられた枠板6と、この枠板
6の上面に垂設された支持棒7とから成るもので
ある。また、枠板6とターンテーブル2との間に
は、パンタグラフ式伸縮機構8が設けられてい
る。この伸縮機構8は、上端が前記枠板6の下面
に連結されまた下端がターンテーブル2に連結さ
れ、上下方向に伸縮自在とされている。すなわ
ち、伸縮機構8は、X状に2本のリンク9,10
を組んでその交点をピン11で連結してリンク
9,10が互いに回転するようにし、一方のリン
ク9の上端と他方のリンク10の下端つまり図面
上右側に位置したリンク9,10の各端部をそれ
ぞれ枠5の下面およびターンテーブル2にピン1
2,13で回転可能に連結し、また各リンク1
0,9の反対側の各端部を、枠板6下面およびタ
ーンテーブル2上の台にそれぞれ設けた水平な溝
14,15にピン16,17でスライド可能に取
り付けた構造となつている。そして、この伸縮機
構8は、被塗装物1およびその下の台3を側面か
らはさむようにして2台平行に設けられている。
また、ターンテーブル2上には、これら伸縮機構
8を伸縮動作するためのエアーシリンダ18が左
横向きに寝かせて設けられている。このエアーシ
リンダ18は、シリンダ本体18a内に圧縮バネ
19が内蔵されたもので、圧縮エアーが供給され
ないときには、常時ロツド18bを伸長させた状
態に保持するようになつている。そして、そのロ
ツド18bの先端が前記伸縮機構8のリンク9下
端のピン17に連結され、エアーシリンダ18を
動作させることにより、リンク9の下端を溝15
内で水平にスライドさせ、これにより伸縮機構8
を動作させるように構成されている。
なお、ターンテーブル2の下側にはターンテー
ブル2を回転させるための回転機構20が設けら
れている。すなわち、ターンテーブル2の中心に
は軸21が取付けられ、この下端側にこの軸21
を回転させるモータ22および減速機23などが
設備されている。また、前記エアーシリンダ18
へのエアー供給経路24においては、回転機構2
0部分でスイベルジヨイント25が用いられ、前
記軸21内をエアーが通りエアーシリンダ18へ
導かれるようにされている。また、途中にはスピ
ードコントローラ26および操作用の切換弁27
が設けられている。
次に、このように構成された塗装用マスキング
装置の作用について述べる。まず、被塗装物1を
ターンテーブル2上に載置する前に、所定のマス
キング治具4を枠5の支持棒7上に配置してお
き、それから切換弁27を操作してエアーシリン
ダ18にエアーを供給する。するとバネ19によ
つて伸長状態にされていたロツド18bが右方へ
退縮してゆき、ピン17が溝15内を右方に水平
にスライドさせられ、同時にピン16が溝14内
を右方に水平にスライドさせられ、伸縮機構8
は、エアーシリンダ18の動作を拡大して上方に
伸長し、枠5およびその上のマスキング治具4を
上方に移動させる。
そうした状態で、被塗装物1を、伸縮機構8を
設けていない側面から、ターンテーブル2上の台
3の上に載置する。そして、切換弁27を操作し
てエアーシリンダ18からエアーを抜く。する
と、エアーシリンダ18のロツド18bはバネ1
9の力により再度左方へ移動して伸長状態に戻
り、伸縮機構8は下方に退縮して、枠5およびマ
スキング治具4は下降する。このとき、マスキン
グ治具4は、被塗装物1の段付き部分1aに当た
つて止まり、被塗装物1の下部1cがマスキング
される。一方、枠5はマスキング治具4から離間
して下降し下限位置で止まる。第1図はその状態
を示している。こうしてマスキング治具4をセツ
トして、必要に応じてターンテーブル2を回転さ
せながら塗装を行なう。
そして、塗装を終了した後、再びエアーシリン
ダ18にエアーを供給して、枠5を上方に移動さ
せ、マスキング治具4を押し上げて被塗装物1か
ら離間させる。その際、枠5およびマスキング治
具4は、前述の2台のパンタグラフ式伸縮機構8
により安定的に平行に上方に押し上げられる。ま
た、スピードコントローラ26を操作してゆつく
り押し上げることもできる。このため、塗装した
部分にぶつけて傷を付けることもなく、円滑にマ
スキング治具4を取外すことができる。そして、
このようにマスキング治具4を押し上げた状態で
塗装し終つた被塗装物1をこれから塗装するもの
と交換する。
このように、前記構成の装置によれば、人手を
煩わすことなく、自動的にマスキング治具の取付
け、取外しを行なえる。また、取外しの際に塗装
した箇所にぶつけるおそれもない。また、ターン
テーブル2上にエアーシリンダ18および伸縮機
構8を設け、さらにエアーの供給経路24にスイ
ベルジヨイント25を設けているので、ターンテ
ーブル2を回転しながらでも支障なく枠5の上下
動作を行なうことができる。また、エアーシリン
ダ18の動作をパンタグラフ式伸縮機構8で拡大
するようにしているので、エアーシリンダ18と
しては小ストロークのものを用いることができ、
ターンテーブル2上で場所をふさがず、レイアウ
ト的に有利である。
なお、前記実施例においては、マスキング治具
4と枠5は単に接触するだけのものであり、連結
しうるようにしたものではないが、枠5の支持棒
7の上端にねじを形成し、またマスキング治具4
の下面にそれに対応するめねじを形成し(あるい
はナツトを取付け)、互いに連結するようにすれ
ば、マスキング治具4を単にマスキング用として
用いるばかりでなく、被塗装物1の押さえ用とし
て用いることもできる。つまり、マスキング治具
4は、枠5に連結されたまま被塗装物1の段付き
部分1aに当接し、伸縮機構8の下降力により、
被塗装物1を下方に押圧する。したがつて、塗装
装物1はターンテーブル2に対して押さえこまれ
固定されることになる。また、このようにマスキ
ング治具4と枠5とを連結すれば、この装置自体
を横向きに倒して設置することもできる。そし
て、その場合の被塗装物1の固定は、マスキング
治具の押さえ力を利用するようにすればよい。
また、前記実施例においては、テーブルを一箇
所に定着したものについて説明したが、テーブル
ごと移動可能にすることもできる。たとえば、テ
ーブルの下面に車輪を設け、これにより各工程へ
と搬送するようにすることもできるし、またテー
ブル自体をコンベアのように連続的な移動体とす
ることもできる。このように搬送可能に構成した
場合、特に前述したようにマスキング治具自体を
被塗装物の押さえ用として利用するようにすれ
ば、自動化をより促進することができる。
また、前述したマスキング治具押し上げ用の枠
5については、第2図〜第5図に示すようなもの
を用いることもできる。以下、それについて簡単
に述べる。
第2図および第3図は枠の一変形例を示すもの
である。ここでは、枠5′は、枠板6′と移動板2
8と支持棒7′を組み合わせて構成されている。
まず、枠板6′は中央に被塗装物の入る穴29を
有した四角い水平な板であり、その穴29の前後
両脇には、左右に長く伸びる長穴30が明けられ
ている。また、移動板28は、細長い板であり、
枠板6′の左右両端側にそれぞれ1枚ずつ前後方
向に渡すように配置され、下面に2本の取付け用
ボルト31を有している。そして、この2本のボ
ルト31を前記長穴30に通して枠板6′の表裏
からナツト32で締め付けることにより、枠板
6′に取付けられている。したがつて、移動板2
8はナツト32を緩めれば、それぞれ左右方向に
スライドさせて位置調節することができる。ま
た、これら移動板28にも、長手方向つまり枠板
6′に対しては前後方向に長く伸びた長穴33が
明けられており、そこに同じようにナツト34で
締め付けられてそれぞれ前後に1本ずつ支持棒
7′が垂直に立てられている。したがつて、ナツ
ト34を緩めれば長穴33に沿つて前後方向にス
ライドさせることができる。
こうして構成された枠5′は、前記実施例同様
パンタグラフ式伸縮機構の上端に取付けられる。
そして、マスキング治具あるいは被塗装物の大き
さに応じて、左右に移動板28を移動し、また前
後に支持棒7′を移動して、支持棒7′の位置を調
節して使用に供する。このように各種寸法調節で
きるので汎用性が極めて高くなる。
次に第4図に示すものは、前後左右への寸法調
節の他にさらに高さ調節を可能にしたものであ
る。これは、前記枠板6′の下にさらにもう1枚
枠板6″を設け、これを垂直なボルト35で間隔
をおいて平行に配置して固定したものである。そ
して、ボルト35のねじ込み長さにより高さ調節
を行なうようにしたものである。この場合、下に
新たに設けた枠板6″の下面にパンタグラフ式伸
縮機構8の上端を連結して使用に供する。
また、第5図に示すものは、左右への移動量を
さらに増加させるために副移動板36を新たに加
えたものである。これは、枠板6′の左右端にそ
れぞれ副移動板36を設け、副移動板36にそれ
ぞれ左右方向に伸びる長穴を設けておき、この長
穴にボルト31で移動板28を取付けたものであ
る。
なお、このように前後左右さらには高さ方向に
移動可能にし寸法調節できるようにした枠5′,
5″および5は、マスキング用として用いずに
直接ターンテーブル等に取付けて被塗装物あるい
はワークの固定用に供することもできる。
以上説明したように、この考案は、テーブル上
に載置される被塗装物に対して上から被せるよう
に配置したマスキング治具の周縁部下側に、被塗
装物を囲むようにマスキング治具押し上げ用の枠
を設け、これをテーブル上に設置したエアーシリ
ンダによりパンタグラフ式伸縮機構を介して上下
方向に動作させるようにしたものであるから、エ
アーの供給を操作することによりマスキング治具
の取付け、取外しを自動的に行なうことができ、
省略化を図ることができる。したがつて、人手に
よらないため、人為的なミスにより塗装した箇所
にマスキング治具をぶつけて傷を付けることもな
く、円滑に作業を行なうことができる。
また、マスキング治具を押し上げる枠として、
大きさを可変し得るものを用いれば、各種大きさ
の被塗装物あるいはマスキング治具に対応するこ
とができ、汎用性を高めることもできる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示す側面図、第
2図はこの考案装置に用いる枠の一変形例を示す
平面図、第3図はその側面図、第4図および第5
図はそれぞれ枠の他の変形例を示す側面図であ
る。 1……被塗装物、2……ターンテーブル、4…
…マスキング治具、5,5′,5″,5……枠、
6,6′,6″……枠板、7,7′……支持棒、8
……パンタグラフ式伸縮機構、18……エアーシ
リンダ、28……移動板、29……穴、31……
ボルト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 テーブル上に載置される被塗装物の上方に配
    置され、その外形寸法が被塗装物の外形寸法よ
    り大きくなされたマスキング治具と、このマス
    キング治具の周縁部の下側に前記被塗装物を囲
    むように設けられたマスキング治具押し上げ用
    の枠と、上端がこの枠にまた下端が前記テーブ
    ルに連結され上下方向に伸縮自在に設けられた
    パンタグラフ式伸縮機構と、前記テーブル上に
    設けられ前記パンタグラフ式伸縮機構を伸縮動
    作させるシリンダとから成ることを特徴とする
    塗装用マスキング装置。 2 前記マスキング治具押し上げ用の枠は、中央
    に前記被塗装物の入る穴を有して前記パンタグ
    ラフ式伸縮機構の上端に連結された水平な枠板
    と、この枠板上面の左右両端側にそれぞれボル
    トにより取り付けられボルトを緩めることによ
    りそれぞれ左右方向に水平にスライドできるよ
    うに設けられた2枚の移動板と、これら移動板
    の上面に前後方向に水平にスライドできるよう
    に支持されかつ上端が前記マスキング治具に接
    触するよう垂直に立てられた支持棒とから構成
    されていることを特徴とする実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の塗装用マスキング装置。
JP1982030013U 1982-03-03 1982-03-03 塗装用マスキング装置 Granted JPS58132572U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982030013U JPS58132572U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 塗装用マスキング装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1982030013U JPS58132572U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 塗装用マスキング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS58132572U JPS58132572U (ja) 1983-09-07
JPS6221336Y2 true JPS6221336Y2 (ja) 1987-05-29

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ID=30041768

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1982030013U Granted JPS58132572U (ja) 1982-03-03 1982-03-03 塗装用マスキング装置

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JPS58132572U (ja) 1983-09-07

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