JPS6220994B2 - - Google Patents

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JPS6220994B2
JPS6220994B2 JP10713579A JP10713579A JPS6220994B2 JP S6220994 B2 JPS6220994 B2 JP S6220994B2 JP 10713579 A JP10713579 A JP 10713579A JP 10713579 A JP10713579 A JP 10713579A JP S6220994 B2 JPS6220994 B2 JP S6220994B2
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JP
Japan
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general formula
hydrogen atom
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alkanoyl group
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JP10713579A
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Shoji Omoto
Katsuyoshi Iwamatsu
Hiroko Suzuki
Shigeharu Inoe
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Meiji Seika Kaisha Ltd
Original Assignee
Meiji Seika Kaisha Ltd
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)
  • Saccharide Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は新規な塩基性16員環マクロライド抗生
物質誘導体及びその製造法に関する。 本発明によつて提供される塩基性16員環マクロ
ライド抗生物質誘導体は、一般式: (式中、R1はC2〜C3アルカノイル基;R2はC2
〜C5アルカノイル基;R4は水素原子又はC2〜C5
アルカノイル基を表わす)で表わされる化合物で
ある。これらの化合物は種々のグラム陽性菌及び
グラム陰性菌に対して抗菌力を有し、医薬及び動
物薬として有用であるのみならず、他の有用抗菌
性化合物の合成における中間体としても重要であ
る。 本発明の一般式で表わされる化合物は、一般
式: (式中、R1,R2及びR4は前記の意義を有し;
R3はトリクロルアセチル基、p―ニトロフエノ
キシカルボニル基又はトリクロルエトキシカルボ
ニル基を表わす)で表わされる塩基性16員環マク
ロライド抗生物質誘導体又はそれらの混合物を塩
基で処理することにより9位の置換基R3の脱離
及び9位水酸基のアリル転位を生ぜしめることを
特徴とする方法によつて製造される。 すでに同じ塩基性16員環マクロライド抗生物質
に属するSF―837物質及びロイコマイシンA3を酸
処理すると二重結合が2個移動したアリル転位を
起こし、次式に示すごとくそれぞれイソSF―837
物質およびイソロイコマイシンA3になることは
知られている(鶴岡ら、明治製菓研究年報第13
巻、第122頁(1973);大村ら、Chem.Pharm.
Bull.18,1501(1970)参照)。 しかしながら、9位に前記の水酸基保護基R3
を有する一般式の塩基性16員環マクロライド抗
生物質誘導体を塩基で処理することによつて9位
の水酸基保護基R3のみが選択的に脱離されかつ
同時に一般式に示されるごとく該9位水酸基が
二重結合1個の移動を伴つてアリル転位を起すと
いう事実は本発明者らによつて初めて明らかにさ
れたものである。 一般式で表わされる本発明の化合物(ネオイ
ソマクロライドと総称される)の代表的なものと
しては、R1=アセチル基(ロイコマイシン系
列)またはR1=プロピオニル基(SF―837物質
系)であり、R2がいずれもアセチル、プロピオ
ニル、n―ブチリル、イソブチリル又はイソバレ
リル基である化合物があげられる。基R4はR2
同じ水酸基保護基であり得るが、抗菌力の点から
R4が水素である化合物が好ましい。 本発明のネオイソマクロライド化合物の製造の
ための出発物質である一般式で表わされる化合
物は、たとえばストレプトマイセス・マイカロフ
アシエンスの醗酵によつて生産されるSF―837物
質(R1=R2=プロピオニル基、R3=R4=水素)
又はSF―837A2物質(R1=プロピオニル基、R2
=n―ブチリル基、R3=R4=水素)をピリジン
の存在下、場合によつては不活性溶剤、たとえば
ベンゼン、トルエン等の存在で、アシルクロライ
ド又はクロルギ酸エステルと反応させることによ
つて9位に所望の置換基R3を導入することによ
り製造できる(9―アシル置換体の製造について
はたとえば特公昭49―25271号公報参照)。 同様に、ストレプトマイセス・キタサトエンシ
スの醗酵によつて得られるロイコマイシン、たと
えばロイコマイシンA4(R1=アセチル基、R2
n―ブチリル基、R3=R4=水素)、ロイコマイシ
ンA8(R1=R2=アセチル基、R3=R4=水素)あ
るいはストレプトマイセス・ナルボネンシスの醗
酵によつて得られるジヨサマイシン(R1=アセ
チル基、R2=イソバレリル基、R3=R4=水素)
をピリジン中、場合によつてはベンゼン、トルエ
ン等の不活性溶剤の存在下で、アシルクロライド
又はクロルギ酸エステルと反応させることによつ
て、それぞれ9位に所望の置換基R3を導入する
ことができる。 又、SF―837物質を特公昭48―29148号公報記
載の方法で微生物変換して得られるSF―837M1
物質(R1=プロピオニル基、R2=R3=R4=水
素)を最初の原料とし、これにピリジンの存在
下、場合によつては不活性溶剤中で、アシルクロ
ライド又はクロルギ酸エステルを反応させて9位
置換SF―837M1とし、ついで室温で無水酢酸―
塩基を作用させることによつてさらにその2′,
4″―ダイアセチル化誘導体を得ることができる。
又無水酢酸の代りに無水イソ吉草酸を用いれば対
応する2′,4″―ダイイソバレリル化誘導体を得る
ことができ、いずれも本発明方法において出発物
質として使用し得る。 本発明の方法を実施するに当つては、塩基とし
て種々の無機及び有機塩基を使用し得るが、重炭
酸カリウム、重炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸ナトリウム等の無機塩基又はトリエチルアミ
ンのごとき有機塩基を使用するのが特に好まし
い。9位の水酸基置換基R3がp―ニトロフエノ
キシカルボニル基である場合には、塩基としてイ
ミダゾールを使用することもできる。 反応溶媒として本発明の原料物質を溶解する任
意の水溶性溶媒を使用し得る。特にメタノール、
エタノール、アセトン、テトラヒドロフラン、ジ
メチルホルムアミド等、又はそれらの混合溶媒を
使用するのが好ましい。 反応温度は室温から溶媒の沸点附近まで適宜選
択できる。 反応時間は使用する塩基、溶媒、温度によつて
異なるが、通常、室温、30〜50時間で反応が完了
する。 かく得られる生成物のR4が水素以外の置換基
を表わす場合、すなわち2′位の水酸基が保護され
ている場合、この2′位置換基R4の脱離は隣接する
ジメチルアミノ基の影響により含水アルコールで
処理することにより容易に達成し得る。特に含水
メタノールを用い、30〜50℃程度、たとえば約40
℃に加熱する方法が実用上好ましい。 反応液から目的とするネオイソマクロライド化
合物を単離するためには、通常、塩基性マクロラ
イド抗生物質の単離に用いられている手法が広く
適用できる。例えば、反応液を多量の水に注入し
て析出するマクロライド化合物を別する方法、
水に注入した後、アルカリ性で酢酸エチル、クロ
ロホルム等の有機溶媒で抽出し、抽出液を乾固す
る方法、あるいは有機溶媒層を酸性水で逆転抽出
する方法、反応液を濃縮し、残渣を酢酸エチル、
クロロホルム等で抽出、水洗後、抽出液を濃縮乾
固する方法などが適用できる。 本発明のネオイソマクロライド化合物は抗菌剤
として優れた性質を有し、例えば、4″―アセチル
―ネオイソSF―837M1(式においてR1=プロ
ピオニル基、R2=アセチル基)及びネオイソSF
―837(式において、R1,R2=プロピオニル
基)の抗菌スペクトルを例示すれば表1に示す通
りである。
【表】 以下、実施例を示して本発明をさらに説明す
る。実施例中に本発明方法の出発物質の製造工程
も同時に示す。 実施例 1 (a) SF―837M110gをベンゼン80mlとピリジン
20mlの混液に溶解させ、撹拌しつつ、20mlのベ
ンゼンに溶解させたトリクロロアセチルクロラ
イド2.5gを徐々に滴加した。一時間後、氷水
120ml中に投じ、NaHCO3でPH7.0に調整した。
ベンゼン層を分離し、水層にベンゼン50mlを加
え抽出し、先のベンゼン層と合し、水洗、
Na2SO4で脱水の後、濃縮乾固し、11.5gの9
―トリクロロアセチルSF―837M1を粉末とし
て得た。融点114℃。 (b) 得られた9―トリクロロアセチルSF―
837M111.5gを50mlのピリジンと25mlの無水酢
酸に溶解させ、35℃で一夜放置しアセチル化し
た。反応終了後、反応液を減圧濃縮し、トルエ
ンを加えて数回減圧濃縮を繰返し、2′,4″―ダ
イアセチル―9―トリクロロアセチル―SF―
837M111.8gを粉末として得た。融点118℃。 (c) 2′,4″―ダイアセチル―9―トリクロロアセ
チル―SF―837M111.8gを80mlのアセトンに溶
解させ、これに50%Na2CO3溶液20mlを加え、
室温で2日間撹拌の後、Na2CO3を別し、一
旦、アセトンを減圧濃縮する。残渣を150mlの
ベンゼンに溶解し、100mlの水で2回洗浄し、
Na2SO4で脱水の後、濃縮乾固し、2′,4″―ダ
イアセチル―ネオイソSF―837M18.4gの粉末
を得た。融点96.5〜98℃、質量分析法による分
子イオン:841。 (d) 引き続きこの化合物を90%メタノール60ml
中、40℃で2日間処理し、濃縮乾固して粗4″―
アセチル―ネオイソSF―837M17.42gを得た。
粗4″―アセチル―ネオイソSF837M12.0gをシ
リカゲルカラム(内径4cm×高さ100cm)にチ
ヤージし、クロロホルム―メタノール250:1
にて展開し、シリカゲルTLC(クロロホルム
―メタノール15:1)上でRf=0.41を示すフラ
クシヨンを集め、濃縮乾固して300mgの4″―ア
セチル―ネオイソSF―837M1を得た。融点125
〜131℃、比旋光度―53.5゜(c=1,
EtOH),質量分析法による分子イオン:799、
元素分析値:炭素59.07%、水素7.98%、窒素
1.66%、酸素(差)31.29%。臭化カリウム錠
剤法による赤外部吸収スペクトルを第1図に、
重クロロホルム中での100MHz核磁気共鳴スペ
クトルを第2図に示す。 実施例 2 9,4″―ダイアセチルSF―837M1500mgを10ml
のメタノールに溶解させ、この溶液を更に500ml
の1/10Mリン酸バツフアー(PH7.0)で希釈す
る。この希釈液を55℃で一夜放置後、Na2CO3
PHを8.0とし、100mlの酢酸エチルで2回抽出す
る。抽出液をNa2SO4で脱水の後、濃縮乾固し、
残渣をシリカゲルカラム(2cm×70cm、クロロホ
ルム―メタノール150:1)にかけた。TLC(ク
ロロホルム―メタノール=15:1)において、
Rf=0.41を示すフラクシヨンを集め濃縮して4″―
アセチル―ネオイソSF―837M1250mgの粉末を得
た。融点128〜130℃。 実施例 3 (a) 実施例1で得られる9―トリクロロアセチル
―SF―837M11.0gを50mlのピリジンに溶解さ
せ、これに2.0mlの無水イソ吉草酸を加え室温
で30時間放置した。反応終了後、反応液にメタ
ノールを加え、1時間放置後に減圧濃縮した。
残渣をシリカゲルカラム(15mm×200mm)上、
ベンゼン―アセトン10:1の混液にて展開精製
し、2′,4″―ダイイソバレリル―9―トリクロ
ロアセチル―SF―837M1800mgを粉末として得
た。融点120℃。 (b) 2′,4″―ダイイソバレリル―9―トリクロロ
アセチル―SF―837M1500mgを20mlのアセトン
に溶解させ、これに50%Na2CO3溶液1.0mlを加
え、室温で2日間撹拌の後、実施例1と同様に
処理し、2′,4″―ダイイソバレリルネオイソ
SF―837M1450mgを得た。融点102℃。 (c) この化合物を引続き90%メタノール中、40℃
で2日間処理した後、濃縮乾固し、粗4″―イソ
バレリルネオイソSF―837M1400mgを得た。こ
れをシリカゲルカラム(15mm×400mm)にチヤ
ージし、クロロホルム―メタノール250:1に
て展開精製して170mgの4″―イソバレリル―ネ
オイソSF―837M1を得た。融点132℃、比旋光
度―56゜(c=1,EtOH),質量分析法によ
る分子イオン841、元素分析値:炭素60.95%、
水素8.47%、窒素1.60%、酸素(差)28.98%。 実施例 4 (a) SF―837M1750mgをピリジン3mlとベンゼン
10mlの混液に溶解させ、p―ニトロフエニルク
ロロホルメート300mgをベンゼン2mlに溶解さ
せたものを加え、室温で1時間撹拌した。次い
で、この反応液に無水酢酸5mlを加え、3時間
放置してアセチル化した。反応液を多量の氷水
に投じ、水相をまず50mlのエーテルで2回抽出
し、次いで酢酸エチル50mlで2回抽出した。酢
酸エチル溶液を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、
減圧濃縮し、粗2′,4″―ダイアセチル―9―p
―ニトロフエノキシカルボニル―SF―
837M1740mgをシロツプとして得た。 (b) この物質を90%ジオキサン20mlに溶解させ、
100mgのイミダゾールを加え一夜放置した後、
減圧濃縮すると、粗2′,4″―ダイアセチル―ネ
オイソSF―837M1のガラス状固体800mgが得ら
れた。 (c) この物質を引続き90%メタノール50ml中、一
夜37℃に加熱した後、減圧濃縮し、残渣をシリ
カゲルカラム(20mm×600mm)上、クロロホル
ム―メタノール200:1の混液で展開精製して
4″―アセチル―ネオイソSF―837M1の粉末200
mgを得た。 実施例 5 (a) SF―837物質10gをベンゼン500mlとピリジ
ン100mlの混液に溶解させ、撹拌しつつ氷冷
下、ベンゼン50mlに溶解させたトリクロロアセ
チルクロライド3.05gを徐々に滴加した。一時
間反応させた後、反応液を約1/3に減圧濃縮
し、氷水100mlを加え、酢酸エチル400mlにて抽
出した。酢酸エチル層を冷水200mlで2回洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、濃縮乾固
し、9―トリクロロアセチルSF―837物質12.6
gを粉末として得た。融点123〜125℃(分
解)。 (b) (a)で得られた9―トリクロロアセチルSF―
837物質9.0gをアセトン480mlに溶解させ、こ
れに5%炭酸ナトリウム水溶液120mlを加え、
室温で約18時間撹拌した。析出する炭酸ナトリ
ウムを別し、反応液を減圧濃縮した後、酢酸
エチル500mlを加えて抽出した。酢酸エチル層
を水洗後、無水硫酸ナトリウムで乾燥し、減圧
下濃縮し、粗ネオイソSF―837物質の粉末8.0
gを得た。 このうち、2.0gをシリカゲルカラム(内径
2cm×高さ120cm)にチヤージし、クロロホル
ム―メタノール50:1〜30:1にて展開し、相
当するフラクシヨンを濃縮乾固して、ネオイソ
SF―837物質785mgを得た。さらに逆相カラム
を用いた分取HPLCにおいて、メタノール―
0.1M酢酸バツフアー(PH4.7)―アセトニトリ
ル40:15:45にて展開し、ネオイソSF―837物
質の純品360mgを得た。 融点114〜116℃、比旋光度―53゜(c=1、
エタノール)、質量分析法による分子イオン
813。 実施例 6 (a) SF―837物質2.0gをベンゼン80mlとピリジ
ン20mlの混液に溶解させ、撹拌しつつ氷冷下、
ベンゼン10mlに溶解させた2,2,2―トリク
ロロエチルクロロホルメート700mgを徐々に滴
加した。一時間撹拌した後、反応液を約1/3に
減圧濃縮し、氷水50mlを加え、酢酸エチル100
mlにて2回抽出した。酢酸エチル層を冷水100
mlで2回洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥
後、濃縮乾固して9―トリクロロエトキシカル
ボニルSF―837物質2.64gを得た。融点125〜
129℃。 (b) (a)で得られた9―トリクロロエトキシカルボ
ニルSF―837物質2.0gをアセトン100mlに溶解
させ、これに5%炭酸カリウム水溶液27mlを加
え、室温で一晩撹拌した。反応終了後、析出す
る炭酸カリウムを別し、反応液を減圧濃縮し
た。これを酢酸エチル100mlにて2回抽出し、
酢酸エチル層を水洗後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、減圧下濃縮し、粗ネオイソSF―837物
質1.68gを得た。 このうち1.5gを実施例5の(b)と同様に精製
してネオイソSF―837物質の純品250mgを得
た。本物質の理化学的性状は実施例5の(b)と一
致した。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の代表的な一化合物である4″―
アセチル―ネオイソSF―837M1物質の臭化カリ
ウム錠剤法による赤外部吸収スペクトルを、第2
図は同じ化合物の重クロロホルム中での100MHz
核磁気共鳴スペクトルを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式: (式中、R1はC2〜C3アルカノイル基;R2はC2
    〜C5アルカノイル基;R4は水素原子又はC2〜C5
    アルカノイル基を表わす)で表わされる塩基性16
    員環マクロライド抗生物質誘導体。 2 R4が水素原子である一般式で表わされる
    特許請求の範囲第1項記載の塩基性16員環マクロ
    ライド抗生物質誘導体。 3 一般式: (式中、R1,R2及びR4は後記の意義を有し;
    R3はトリクロルアセチル基、p―ニトロフエノ
    キシカルボニル基又はトリクロルエトキシカルボ
    ニル基を表わす)で表わされる塩基性16員環マク
    ロライド抗生物質誘導体又はそれらの混合物を塩
    基で処理することにより9位の置換基R3の脱離
    及び9位水酸基のアリル転位を生ぜしめることを
    特徴とする一般式: (式中、R1はC2〜C3アルカノイル基;R2はC2
    〜C5アルカノイル基;R4は水素原子又はC2〜C5
    アルカノイル基を表わす)で表わされる塩基性16
    員環マクロライド抗生物質誘導体の製造法。 4 R4が水素原子以外の基を表わす一般式の
    化合物を出発物質とする場合において、塩基処理
    後の生成物をさらに含水アルコールで処理するこ
    とにより基R4を脱離せしめてR4が水素原子を表
    わす一般式の化合物を生成せしめることを特徴
    とする特許請求の範囲第3項記載の製造法。
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