JPS62209685A - 読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 本発明は、取引カード等に刻印されている凹凸状の文字
または記号部分（以下エンボス部と称する）に投光し、
その投光によって生じる陰影を読取る読取装置を提供す
る。

〔産業上の利用分野〕

本発明はエンボス部を読取る読取装置に関する。

取引カード等には、文字および記号を浮き上がらせて記
録したエンボス部が設けられ、その取引カードによる取
引を証明するために、レシート等に押印（インプリント
；　Ｉｍｐｒｉｎｔ　）　している。

このインプリントは、従来、取引カードと感圧紙で構成
されたレシート用紙およびジャーナル用紙とを重合わせ
、硬質ローラでエンボス部分を押圧してイメージを転写
しているが、これらのインプリント機構およびジャーナ
ル出力の巻き取り機構は装置の小型化の妨げとなる問題
点があった。

このため、エンボス部を記録、保存するための簡易な読
取装置が求められている。

〔従来の技術〕

従来の取引装置におけるカード処理機構を第３図に従っ
て説明する。

第３図（ａ）にカード処理機構の断面図、第３図（ｂ）
にインプリンタの上面図、第３図（Ｃ）にインプリント
動作図を示す。

第３図（ａｌにおいて、カード挿入口１より挿入された
取引カード（以下カード）７は磁気読取部２で磁気記録
データが読取られ、そのデータに基づいて取引が遂行さ
れるが、取引終了後はレシートの発行およびジャーナル
出力が行われる。

このため、レシートおよびジャーナル用紙を２枚重ねし
た印刷用紙４が印字部５に繰り出されて取引明細が印字
され、続いてカード７のエンボス部がインプリントされ
る。

このインプリントは、第３図（ｂ）に示すように、カー
ド７を回転して印刷用紙４の印字方向に重合わせ、ロー
ラ８によってエンボス部７ａを押圧し、感圧紙で構成さ
れる印刷用紙４にエンボス部７ａのイメージを転写する
もので、２枚のうち一方はレシートとしてカードととも
に排出され、他方は巻き取り機構６に巻き取られてジャ
ーナル出力として保存される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

カードのエンボス部は、インプリントによって転写せし
めるように構成されたものであるが、回転機構、ローラ
等のインプリント機構と、ジャーナル出力の巻き取り機
構とを必要とするため、取引装置小型化の妨げとなると
いう問題点があった。

本発明は上記問題点に鑑み、光学的にエンボスを読取る
読取装置を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

前記目的を達成するため、本発明の読取装置は、第１図
原理説明図に示すように、 エンボス部に投光する手段と、 該投光により生じる陰影を読取る手段とを備えるもので
ある。

〔作用〕

エンボス部はカード面より浮き上がらせて文字等を形成
するものであるから、例えばカード面に斜交する光を投
光することによって、その方向の陰影を読取ることがで
きる。

従って、複数方向から光源を順次切り替えて投光し、そ
れぞれの陰影（以下イメージと称する）を合成すると、
そのエンボス部分の輪郭像が得られる。

これをレシート用紙に印字するとともに、イメージデー
タとしてファイルに保存する。

以上により、従来のインプリント機構、ジャーナル出力
巻取機構が削減でき、装置の小型化が達成できる。

〔実施例〕

本発明の実施例を第１図および第２図を参照しつつ説明
する。

第２図（ａｌにイメージ合成説明図、第２図（ｂｌはイ
メージセンサ例を表す図、第２図（Ｃ）に読取部配置図
、第２図（ｄｌにカード処理部のブロック図を示してい
る。

本実施例は、２組の光源を用いたもので、第１図および
第２図（ａ）に示すように、カード７に対して対向する
２組の光Ｈｘ、　　■をカード７の上方に位置するよう
に設けるとともに、カード面に対して斜交するように投
光して、光源ＩによりエンボスＡのイメージ５１を、光
源■によりイメージ５２をそれぞれ検出し、これを合成
してエンボスＡの輪郭を表すイメージ５３を得るもので
ある。

上記それぞれのイメージを得るため、第２図（ｂｌに示
すＸｉ、Ｘ２の２組の読取ラインを備えたイメージセン
サにより、カード７をＸ方向に送りつつ、光源１．Ｉｔ
を交互に点滅して同期読取る。

上記構成の読取部９は、第２図（Ｃ）に示すごとく、磁
気読取部２と同一のカード搬送路上に設けられ、磁気読
取りに続いてエンボス部が読取られる。

第２図（ｄ）は、読取部９およびイメージデータ処理部
等より構成されるカード処理部のブロック図を示すもの
で、図中、 ２３はエンボス読取制御部であり、２組の光源■、■の
点滅およびイメージセンサ１１の読取りを制御するもの
、 １８はエンボス読取部であり、イメージセンサ１１のそ
れぞれの読取ラインのイメージをそれぞれ読取るととも
に、合成してイメージデータメモＵ　２２に格納するも
の、 ２４は、イメージデータをファイルする外部記憶、 であり、カード処理部はその他、光源■、■を切替駆動
する切替駆動部１６、カード７を送りローラ１０によっ
て送るためのカード送り駆動部１７．７トリツクス印字
ヘッド１３を備える印字部２０、カードを検出するセン
サ２５等より構成されている。

以上構成のカード処理部における動作を以下説明する。

磁気読取部２よりカード７が送られ、これを検出すると
、送りローラ１０によってカード７を送りつつ、光源１
．■を交互に点滅し、それによって生じたエンボス部１
２のイメージをイメージセンサ１１により交互に読取る
。

エンボス読取部１８は、この読取った２組のイメージデ
ータを合成し、イメージデータメモリ２２に格納する。

上記のごとく、エンボス部７ａのイメージを順次読取り
、センサ２５の検出によって終了する。

この間取引は遂行され、レシートが発行されるが、取引
データメモリ２１のデータと、イメージデータメモリの
内容とを合成し、印字部２０によってレシート用祇１４
に設けられたエンボス印字エリア１５に印字するととも
に、外部記憶２４に格納する。

以上によりエンボス部のイメージを光照射して読取るこ
とができ、このイメージデータをプリンタで印字すると
ともにファイルに保存することができる。

なお、２組以上の光源を用いても上記同様に動作せしめ
ることができ、エンボス部の陰影をより正確に読取るこ
とができる。

また上記実施例では２次元のイメージセンサを用いたが
、１次元のセンサで合成すると筒易化される。

〔発明の効果〕

本発明は、インプリントを目的としたエンボス部に投光
してその陰影を読取り、イメージデータとして印字し且
つ保存するものであるから、従来のインプリンタおよび
ジャーナル出力を保存する機構が削減でき、装置の小型
化に寄与すること極めて大である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理説明図、 第２図（ａ）はイメージ合成説明図、 第２図（ｂｌはイメージセンサ例を表す図、第２図（Ｃ
１は読取部・配置図、 第２図（ｄｌは実施例のカード処理部・ブロック図、第
３図＋ａｌは従来のカード処理機構・断面図、第３図（
１１）はインプリンタ上面図、第３図（Ｃ１はインプリ
ント動作図、 である。図中、 １はカード挿入口、　　２は磁気読取部、３６よインプ
リンタ、 ４は印刷用紙、 ５は印字部、 ６はジャーナル出力巻き取り機構、 ７は取引カード、　　　　７ａはエンボス部、８はロー
ラ、　　　　　　９は読取部、１０は送りローラ、 １１はイメージセンサ、１２はセンサ、１３は印字ヘッ
ド、“　　１４はレシート用紙、１５はエンボス印字エ
リア、 １６は切替駆動部、 １７はカード送り駆動部、 １８はエンボス読取部、 ２０は印字部、 ２１は取引データメモリ、 ２２はイメージデータメモリ、 ２３はエンボス読取制御部、 ２４は外部記憶、。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体に凹凸状に刻印して記録された文字および記号
   を読取る読取装置であって、 該記録媒体に投光する手段（ I 、II）と、 該投光により生じる陰影を読取る手段（１１）と を備えることを特徴とする読取装置。