JPS5989B2 - 図番自動焼込式マイクロカメラ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は図面の撮影と同時に図番をマイクロフィルムに
自動的に焼込むようにした図番自動焼込式マイクロカメ
ラに関するものである。

設計図面はサイズの大きな用紙に描かれており、その保
管に場所をとることから、図面をマイクロフィルムに撮
影して保管するいわゆるマイクロ化が行なわれている。

この図面には図面を管理するために、右隅に図番（図面
番号）が記入されている。この図番は、面図を特定する
ものであるから、変更のないことが望ましいが、図面の
枚数が多くなつたり、あるいは管理の便宜を図るために
図番の形式を変更する場合がある。このように図番が変
更された図面をマイクロ化する場合は、図面を新図番に
書き換えてから撮影を行なわなければならないため、作
業に時間がかかるという問題がある。また、図面をマイ
クロフィルムに撮影した場合には、図番も縮小撮影され
るから、肉眼で図番を直接読み取ることが、不可能とな
る。

したがつて、マイクロフィルムに記録されている内容が
何であるかを知りたいときは極めて不便であつた。本発
明は上記事情に鑑み、図面に記録された図番を読み取つ
てマイクロフィルムに自動的に焼き込むことができるよ
うにした図番自動焼込式マイクロカメラを提供すること
を目的とするものである。本発明のマイクロカメラは、
支持体上に形成した磁性体または誘電記録物質層に、図
番をコード化した情報を記録したコード化用粘着テープ
を図面の一部に粘着し、図面をマイクロカメラで撮影す
る際に、前記コード化用粘着テープに記録された図番の
情報を読取りヘッドで読み取り、この読み取つた情報を
コード変換用の変換器を介して図番焼込装置に伝えて、
この情報を可視的文字の図″ 番に変換して、マイクロ
フィルムの適当な位置に記録するようにしたことを特徴
とするものである。

図番が変更されている場合には、読取りヘッドと図番焼
込装置の間に挿入した変換器により、読み取つた情報を
変換して図番焼込装置に送り、新た・ な図番の可視文
字に再生してマイクロフィルムに焼込むようにする。こ
の変換器を使用することによつて簡単に図番の更正を行
なうことができる。なおこの図番の変更は、旧図番と新
図番との間に一定の関係があれば、変換器の構成が簡単
となる。焼込む位置は、旧図面の横か、あるいは図面の
余白に相当する位置にする。焼込んだ図番を肉眼で読め
るようにするには、アパーチュアカードの糊代の部分に
図番を焼込むようにするとよい。以下図面を参照して本
発明の実施例について詳細に説明する。第１図は本発明
のコード化用粘着テープの斜視図である。

コード化用粘着テープ１０は、表面に可視文字１１が印
刷され、肉眼で見えるようになつている。この文字１１
はコード化用粘着テープ１０の長手方向に一定間隔で一
文字ずつ記録されており、各文字ごとに切り取ることが
できるようになつている。文字１１は実施例ではアルフ
ァベット「Ａ」であるが、これ以外に数字、平板名、片
仮名等も使用することができる。第２図はコード化用粘
着テープの断面図である。

支持体１２の下面に接着剤１３が塗布され、また上面に
磁性体１４または誘電記録物質層が形成されている。磁
ｈ体１４は磁気によつて情報を記憶するものであり、誘
電記録物質は電荷によつて情報を記憶するものであり、
従来から利用されているものであるため、以下の説明で
は磁ｌ体１４についてのみ説明する。この磁性体層１４
に、印刷二文字１１をコード化した情報が記録されてい
る。第３図はコード化された情報の実施例を示すもので
ある。この実施例では、コード化用粘着テープの幅方向
に線状に磁化された磁化線１５が複数本設けられている
。この磁化線１５のパターンにｊよつて各文字に対する
コード化情報を示すようになつている。この実施例では
読取りヘッド１６（第５図参照）を矢線方向に移動して
、このパターンを読み取るようになつている。第４図は
別のパターンを示すものである。

この こ実施例では磁化線１５がコード化用粘着テープ
の長手方向に平行に記録されている。第５図は本発明の
平床式マイクロカメラの斜視図であり、第６図はその説
明図である。

図面１７にコード化用粘着テープ１０が、１文字あるい
は４複数文字切り取つて並べて貼り付けられ、図番１８
として使用されている。この図番１８に接触するように
読取りヘッド１６が配置され、矢線方向に移動して、磁
性体層１４に記録されたコード化情報を読み取るように
なつている。この読取りヘッド１６によつて読み取られ
た情報は、変換器１９を介してマイクロカメラ２０に内
蔵された図番焼込装置２１に送られるようになつている
。変換器１９は、図番１８の変更に対して、旧図番の情
報を新図番の情報に変換するようになつている。図番焼
込装置２１は送られた情報を可視文字に再生するための
ものであり、データー（写込み）カメラにおけるデータ
ー焼込装置のような構成になつている。マイクロカメラ
２０は撮影レンズ２２を通して図面１７をマイクロフィ
ルム２３に撮影するようになつており、マイクロフィル
ム２３が供給スプール２４から巻取りスプール２５に間
欠的に送られる間に撮影が行なわれる。この平床式マイ
クロカメラ２０では、撮影が開始される前に、読取りヘ
ッド１６が矢線方向に移動して、磁性体層１４のコード
化された情報を読み取つて、図番焼込装置２１にその情
報を送る。

図番の形式等が変更されている場合には、読み取られた
情報が変換器１９によつてコード変換されて新図番の情
報に変換される。これらの情報が図番焼込装置２１に送
られ、ここで印刷文字１０に対応する可視文字に再生さ
れ、図面１７の撮影と同時に、マイクロフィルム２３に
焼き込まれる。この焼込位置は図面の余白あるいは図番
の近くにとられる。検索のため肉眼で読めるようにする
場合は、アパーチュアカードの糊代の部分に焼込む。な
お図番の焼込みは図面１７の撮影と別に行なつてもよい
。また、図面の図番に相当するマイクロフィルム２３上
の位置に図番焼込装置２１を配置して、これによつての
み図番を焼込むようにしてもよい。第７図は輪転式マイ
クロカメラの実施例を示すものである。

この輪転式マイクロカメラの場合は、マイクロフィルム
２３と図面１７を連続的に一方に移送したまま、撮影レ
ンズ２２を通してスリット状の露光を行なうようになつ
ている。図番１８は読取りヘッド１６に接触して移動す
ることにより、そのコード化情報が読み取られ、前記と
同様に図番焼込装置２１に送られて可視文字に再生され
、１文字ずつまたは全文字がマイクロフィルム２３に瞬
間的に焼き込まれる。この焼込に際して、変換器１９に
接続された表示器２６によつて読み取つた図番を表示し
、確認しながら行なうことができるようになつている。
上記構成を有する本発明装置によれば、図番が変更され
ている場合には、変換器を使用することにより、コード
変換されるから、図番を更正することなくマイクロ化が
行なえるため、作業が簡単となる。

また旧図番と新図番の両方が撮影されるから、それらの
対応がわかり便利である。さらに肉眼で読めるような大
きさの文字に再生して焼込めば、検索あるいはアパーチ
ュアカードの作成時に便利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のコード化用粘着テープの斜視図、第２
図はその断面図、第３図はコード化された情報のパター
ンを示す平面図、第４図は他のパターンを示す平面図、
第５図は本発明の平床式マイクロカメラの斜視図、第６
図はその説明的側面図、第７図は本発明の輪転式マイク
ロカメラの説明的斜視図である。 １０・・・・・・粘着テープ、１１・・・・・・印刷文
字、１２・・・・・・支持体、１３・・・一・・粘着剤
、１４・・・・・・磁性体、１５・・・・・・磁化線、
１６・・・・−・読取りヘッド、１７・−・・・・図面
、１８・・・・・・図番、１９・・・・・・変換器、２
０・・・・・・平床式マイクロカメラ、２１・・・・・
・図番焼込装置、２３・・・・・・マイクロフィルム、
２６・・・・・・表示器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １ 図面をマイクロフィルムに撮影記録するマイクロカ
   メラにおいて、支持体上に磁性体または誘電記録物質層
   を形成し、さらにこれらの上に図番の一部または全部を
   構成する可視的文字を施すとともに、この文字をコード
   化した情報を前記磁性体または誘電記録層に記録したコ
   ード化用粘着テープを図面の一部に貼着し、この図面を
   マイクロカメラで撮影する際に、前記コード化用粘着テ
   ープに記録された情報を読取りヘッドで読み取り、この
   読み取った情報をコード変換用の変換器を介して図番焼
   込装置に伝え、この図番焼込装置によつて変換器からの
   情報を可視的文字の図番に変換してマイクロフィルムに
   焼き込むようにしたことを特徴とする図番自動焼込式マ
   イクロカメラ。