JPS62209108A - 高純度メタクリル系粒状ポリマ−の製造法 - Google Patents

高純度メタクリル系粒状ポリマ−の製造法

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JPS62209108A
JPS62209108A JP5216086A JP5216086A JPS62209108A JP S62209108 A JPS62209108 A JP S62209108A JP 5216086 A JP5216086 A JP 5216086A JP 5216086 A JP5216086 A JP 5216086A JP S62209108 A JPS62209108 A JP S62209108A
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JP
Japan
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polymer
water
organic solvent
methacrylic
swelling
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Pending
Application number
JP5216086A
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English (en)
Inventor
Naokiyo Inomata
尚清 猪俣
Mitsuo Otani
大谷 三夫
Koji Arakawa
荒川 興二
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Kyowa Gas Chemical Industry Co Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は高純度メタクリル系粒状ポリマーの製造法に関
し、さらに詳しくは低分子量有機化合物および無機塩が
効率よく除去され、光学安定性と熱安定性に優れた高純
度メタクリル系粒状ポリマーの製造法に関する。
(従来の技術) 近年、光通信用としてプラスチック光ファイバが注目さ
れており、その材料として機械的強度および耐久性の点
からメタクリル系樹脂が広く使用されている。
従来、高純度メタクリル系樹脂を得る方法としては、特
殊な精製装置を用い、特定の処理条件下に粗製ポリメチ
ルメタクリレートを精製する方法(特開昭59−382
16号公報)が開示されているが、この方法は特殊な設
備を要し、しかも230〜300℃の高温で処理する必
要があるため、ポリメチルメタクリレートの熱分解によ
って種々のトラブルを起こす恐れがあるという欠点があ
る。
また一般的なメタクリル系樹脂は、工業的には主に懸濁
(または乳化)重合によって製造されているが、懸濁重
合時に使用した懸濁安定剤である水溶性高分子や無機化
合物(主に水溶性無機塩)、七ツマ−、オリゴマー、重
合開始剤副生物などの低分子量有機化合物がポリマー中
に微量残留し、不純物となって製品、特に高純度を要す
る光学用のメタアクリル系樹脂では問題になる。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明の目的は前記従来技術の欠点を除去し、低分子量
有機化合物および無機化合物が充分に除去され、光学安
定性と熱安定性に優れた高純度メタクリル系粒状ポリマ
ーの製造法を提供することにある。
(問題点を解決するための手段) 本発明者らはメタクリル系モノマーの懸濁重合物に、特
定割合の有機溶剤と水との混合溶液を添加することによ
り、膨潤ポリマーの形態を保持しつつ、低分子量有機化
合物および無機化合物を効率よ(抽出除去することがで
きることを見出して本発明に到達した。
本発明は懸濁重合により得られるメタクリル系粒状ポリ
マーに、水と相溶性を有する有機溶剤と水とのM量比が
90/10〜10/90の混合溶液を添加し、前記ポリ
マー中の低分子量有機化合物を抽出分離するとともに、
該有機溶剤によりポリマーを膨潤度(膨潤後のポリマー
の径/膨潤前のポリマーの径)1.01〜2.00に膨
潤させ、前記水により前記粒状ポリマー中の水溶性無機
化合物を抽出分離し、次いで混合溶液から粒状ポリマー
を分離、乾燥することを特徴とする、高純度メタクリル
系粒状ポリマーの製造法に関する。
本発明に用いられるメタクリル系粒状ポリマーは、メタ
クリル酸メチル、またはメタクリル酸メチルを主モノマ
ー成分とするメタクリル酸メチルと共重合可能なビニル
系モノマー混合物を懸濁重合(または乳化重合)させて
得られる、ビーズ状またはペレット状のポリマーである
本発明においては、前記メタクリル系樹脂粒状ポリマー
に、水と相溶性を有する有機溶剤および水の混合溶液を
添加し、低分子量有機化合物および水溶性無機化合物を
抽出分離する。抽出操作は、回分式、回分連続式、連続
式等のいずれの形式で行なってもよい。
本発明に用いられる水と相溶性を有する有機溶剤として
は、例えばメタノール、エタノール、プロパツール、ブ
タノール等のアルコール類、ギ酸メチル、酢酸メチル、
酢酸エチル等のエステル類、アセトン、メチルエチルケ
トン、シクロヘキサノン等のケトン類、ギ酸、酢酸、プ
ロピオン酸等の有機酸、ジメチルホルムアミド、ニトロ
化合物等が挙げられる。
これらの有機溶剤と水との混合割合は、有機溶剤/水(
重量比)が90/I Q〜I Q/90である。有機溶
剤の割合が90重量比を超える場合には、膨潤ポリマー
が常温、短時間で溶解してしまい、その形態が保持され
ず、一方10重量比未満の場合には、低分子量有機化合
物および無機化合物のいずれもが抽出されにくくなる。
本発明においては、メタクリル系粒状ポリマーに前記の
特定割合の有機溶剤および水の混合溶液を添加すること
により、該有機溶剤の働きによりポリマーを膨潤させる
。この際ポリマーの膨潤は、膨潤度(膨潤後のポリマー
の径/膨潤前のポリマーの径)力月、01〜2.00、
好ましくは1.1〜1゜5となるように膨潤させる。こ
のような膨潤度は、使用有i熔剤の種類、有機溶剤と水
との混合割合等、処理温度および時間を調整することに
より容易に得られる。
本発明においては、前記有機溶剤により、低分子量有機
化合物が選択的に抽出分離される。ここに低分子量有機
化合物とは未反応上ツマ−、オリゴマー、重合開始剤副
生物、残存連鎖移動剤などを意味する。
また本発明においては、前記水により、水溶性の無機化
合物、例えば硫酸ナトリウム、燐酸ナトリウム、炭酸ナ
トリウムなど、および各種乳化剤、懸濁安定剤などが抽
出分離される。
このようにして精製されたメタクリル系粒状ポリマーは
、濾過、遠心分離等の公知の手段により分離され、乾燥
することにより、本発明の精製ポリマーが得られる。
(発明の効果) 本発明によれば、メタクリル系モノマーの懸濁重合物に
、特定割合の有機溶剤と水との混合溶液を添加すること
により、膨潤ポリマーの形態を保持しつつ、低分子量有
機物および無機塩を効率よく除去することができ、高純
度のメタクリル系粒状ポリマーが得られる。
本発明により得られる高純度メタクリル系粒状ポリマー
は、透明性、熱安定性、耐候性、屈折率安定性等の光学
的安定性に優れたものである。
このため本発明により得られる高純度メタクリル系粒状
ポリマーは、光学用、特に高度の特性を要求される光フ
アイバ用として有用である。
(実施例) 実施例1〜4および比較例1〜3 重合開始剤としてラウロイルパーオキサイド、連鎖移動
剤としてn−ドデシルメルカプタン、懸濁安定剤として
ポリメタクリル酸カリウムおよび燐酸水素二ナトリウム
を用いて、メタクリル酸メチル/アクリル酸メチル−9
0/10(重量比)の混合上ツマ−を常法通り懸濁重合
して、平均粒径が0.23 n、粘度平均重合度が12
00のビーズを得た。このビーズを十分水洗、乾燥した
ところ、未反応モノマの含有量は0.5重量%、無機塩
の含有量は15.4 p p mであった。
次いでこのようにして得られたビーズ100gおよび第
1表に示す配合割合の有機溶剤および水の混合溶液を、
500mlの攪拌槽に仕込み、ビーズ形状を保ちながら
膨潤させ、室温で15時間攪拌し、第1表に示す洗浄温
度で洗浄した。
次いでこの混合溶液を濾過、分離、乾燥し、本発明の高
純度メタクリル系樹脂ビーズを得た。
得られたメタクリル系樹脂ビーズおよび残液中の低分子
量有機物および無機塩の含有量を分析した。その結果を
比較例と共に第1表に示した。本発明の方法により、ビ
ーズ中の低分子量有機化合物および無機塩が効率良く抽
出除去され、不純物含有量が極めて少ない高純度メタク
リル系樹脂ビーズが得られることが明白である。
以下余白 第   1   表 実施例5および比較例4 実施例1と同様方法で合成したメタクリル酸メチル/ア
クリル酸メチル=98/2 (重量比)からなるメタク
リル系粒状ポリマー(重合度−1250)20kgおよ
びアセトン/水=60/40  (重量比)からなる混
合溶液40kgを、75!!の攪叩槽に仕込み、ビーズ
形状を保ちながら膨潤させ、25℃で15時間攪拌洗浄
した。次いでこの混合溶液からビーズ状メタクリル系樹
脂を分離後乾燥し、これを40鶴φの押出機を用いて溶
融混練し、ペレットを得た。
得られたペレットを用いて下記試験を行ない、その結果
を第2表に示した。
比較のため前記の有機溶剤と水との混合溶液を添加しな
い場合のペレットについて同様な試験(比較例4)を行
ない、その結果も第2表に合わせて示した。
(1)透明性(光ファイバの導光損失)得られたメタク
リル樹脂ペレットをコア成分とし、ポリフッ化ビニリデ
ンをクラッド成分として複合熔融紡糸装置を用いて紡糸
し、プラスチック光ファイバを得た。得られたファイバ
の導光損失を、ハロゲンランプを光源として650 n
mの波長光で測定した。
(2)熱安定性 射出成形機を用い、250°Cでシリンダー内滞留時間
2分および12分の2条件でそれぞれ5龍板厚の平板を
成形した。得られた成形品のb値をハンターの測色色差
計を用いてそれぞれ測定し、その差△bを求め、熱安定
性(着色程度)の尺度とした。
(3)耐候性 射出成形機を用い、250℃で5N板厚の平板を成形し
た。カーボンアーク光サンシャインウェザ−メーターを
用いてこの成形品の1000時間促進爆露試験を行ない
、ハンターの測色色差計を用いてり、aおよびb値を測
定し、次式から着色変化△Eを求め、耐候性の尺度とし
た。
以下余白 第   2   表 第2表から本発明により得られる高純度メタクリル系樹
脂が、透明性、熱安定性および耐候性に優れたものであ
ることがわかる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、懸濁重合により得られるメタクリル系粒状ポリマー
    に、水と相溶性を有する有機溶剤と水との重量比が90
    /10〜10/90の混合溶液を添加し、前記ポリマー
    中の低分子量有機化合物を抽出分離するとともに、該有
    機溶剤によりポリマーを膨潤度(膨潤後のポリマーの径
    /膨潤前のポリマーの径)1.01〜2.00に膨潤さ
    せ、前記水により前記粒状ポリマー中の水溶性無機化合
    物を抽出分離し、次いで混合溶液から粒状ポリマーを分
    離、乾燥することを特徴とする、高純度メタクリル系粒
    状ポリマーの製造法。
JP5216086A 1986-03-10 1986-03-10 高純度メタクリル系粒状ポリマ−の製造法 Pending JPS62209108A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01292003A (ja) * 1988-05-19 1989-11-24 Sekisui Plastics Co Ltd 吸水性樹脂の精製方法
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WO2012093464A1 (ja) 2011-01-06 2012-07-12 株式会社カネカ メタクリル酸メチル重合体の製造方法

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