JPS6220904B2 - - Google Patents

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JPS6220904B2
JPS6220904B2 JP57234356A JP23435682A JPS6220904B2 JP S6220904 B2 JPS6220904 B2 JP S6220904B2 JP 57234356 A JP57234356 A JP 57234356A JP 23435682 A JP23435682 A JP 23435682A JP S6220904 B2 JPS6220904 B2 JP S6220904B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
equipment
parts
sound absorption
weight
air
Prior art date
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Expired
Application number
JP57234356A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59124843A (ja
Inventor
Ikutaka Kosugi
Sadao Usui
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Toyo Tire Corp
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Toyo Tire and Rubber Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Heavy Industries Ltd, Toyo Tire and Rubber Co Ltd filed Critical Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Priority to JP23435682A priority Critical patent/JPS59124843A/ja
Publication of JPS59124843A publication Critical patent/JPS59124843A/ja
Publication of JPS6220904B2 publication Critical patent/JPS6220904B2/ja
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  • Vibration Prevention Devices (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は優れた制振機能を有し、かつ吸音性と
断熱性とを併せ備えた所謂複合機能を完全に具備
した設備、特に流体輸送設備のフアンケーシン
グ、ダクト等に使用して好適な制振、吸音、断熱
設備に関するものである。 従来騒音防止のみ又は断熱のみを目的とした設
備は存在するが、それぞれ単一の作用に対しても
完全にその機能を発揮せず、不充分であつた。例
えばフアンの嫁動時に発生する騒音を防止するた
めにフアンのケーシング及び/又はダクトに多孔
質の合成樹脂材料(例えばスチロールフオーム)
又は石綿などの無機繊維材料を貼りつけて使用に
供しているが冷暖房に使用するフアンの場合に外
部への放熱はもとよりフアン駆動体の固体振動に
伴ない発生する所謂ビビリ振動騒音を防止する効
果は極めて乏しい。 本発明者等は上記に鑑み騒音と断熱所謂ビビリ
振動とを同時に防止することを目的として鋭意研
究した結果、制振、吸音、断熱を必要とする設備
(以下被塗装設備という)に対して制振材と断熱
材とを組合わすことによつて、制振と同時に吸音
と断熱とに対して相乗効果を発揮してそれぞれの
単独の効果よりも飛躍的に著しい効果を奏するこ
とを見付け、本発明を完成するに至つたもので、
本発明は被塗装設備に熱硬化性樹脂100重量部に
鱗片状無機物10〜200重量部を混合した制振材を
塗装被覆した上に更に垂直入射吸音率が周波数
500Hzで30%以上の高分子発泡体を接着積層又は
塗装積層してなる制振、吸音、断熱設備を提供す
るものである。 本発明は (イ) 工場、事務所、集会所、ホテル、病院、学校
などの冷暖房機本体の外板、フアンのケーシン
グ及びダクト設備。 (ロ) 自動車(例えばバス、トラツク、乗用車な
ど)、車両、船舶の居住室又は貨物室の冷暖房
機本体の外板、フアンケーシング及びダクト設
備など。 (ハ) 農業、蓄産用の保温室の冷暖房機本体の外
板、フアンケーシング及びダクト設備など。 (ニ) 環境設備(例えば空気浄化設備、集塵機、排
ガス除害設備など)の本体の外板、フアンのケ
ーシング及びダクト設備など。 に特に有効に使用されるが、勿論上記以外の制
振、吸音、断熱設備に広く使用される。 本発明に使用の制振材は、不飽和ポリエステル
系樹脂又はエポキシ系樹脂のような熱硬化性樹脂
中に鱗片状無機物を分散させたものを用いるが、
断熱性を目的とするためには熱硬化性樹脂自体は
熱変形温度が30℃以上、好適には30〜100℃であ
る。 熱硬化性樹脂は単一組成物であつてもよく、
又、他の熱硬化性樹脂或はポリビニールクロライ
ド系樹脂やポリビニールアセテート系樹脂のよう
な公知の熱可塑性樹脂を併用することもできる。
熱硬化性樹脂の場合公知の硬化剤や硬化促進剤が
併用されることは云う迄もない。 鱗片状無機物としては、グラフアイトフレーク
やマイカのような非金属系フレークの他にアルミ
フレークのような金属系のフレークを用いること
もできる。 その粒度は特に制限はないが、塗装性、制振性
能から10〜100ミクロンの範囲が望ましい、配合
量は樹脂100重量部に対して10〜200重量部の範囲
が適当である。 この他にも必要に応じて、粘度やシリカのよう
な無機充填剤、着色剤、ガラス繊維、金属繊維或
は有機繊維のような補強剤を併用することもでき
る。 次に図面によつて本発明を説明する。 第1図は本発明の一実施例の部分的概略断面図
である。第1図において熱硬化性樹脂100重量部
と鱗片状無機物、例えばグラフアイト10〜200重
量部からなる制振材1を予め金属表面2を脱脂し
た上にスプレー塗装などで被覆し、その上に垂直
入射吸音率が500Hzで30%以上の高分子発泡体、
例えばウレタンフオームなど3を接着積層又は塗
装積層することによつて被覆した構成をもつ制
振、吸音、断熱効果の著しく優れた流体輸送設備
の部分的な概略断面図である。 熱硬化性樹脂100重量部に対して鱗片状無機物
が10重量部未満の制振材は制振効果が低く騒音防
止の上から望ましくない。また鱗片状無機物が
200重量部を越えると制振材が塊状となり、被覆
作業性が著しく低下する欠点がある。 また一方高分子発泡体については、垂直入射吸
音率が500Hzで30%未満のものは本来流体輸送設
備等から発生する騒音周波数範囲のほぼ中心周波
数が500Hzであるため、騒音防止効果が乏しい。 本発明の制振材並びに高分子発泡体の上記の限
定した範囲のものを使用することによつて始めて
被塗装設備の制振、吸音及び断熱に対して相乗的
効果を発揮するのである。 実施例 1 バスの冷暖房用フアンケーシング(鋼板厚さ
1.6mm)の内面を予め洗剤で脱脂し、その上に熱
変形温度65℃の不飽和ポリエステル樹脂100部
(部はすべて重量部、以下同様)にグラフアイト
フレーク40部を添加した制振材をエアスプレー機
によつて塗装し、100℃、15分間、加熱乾燥し、
塗膜厚さ1.6mmとし、さらにその上に発泡性ポリ
ウレタン樹脂を被覆し、発泡硬化させて厚み20mm
の発泡層(垂直入射吸音率80%)を設ける。厚み
精度を高めるために予めケーシング被覆表面に沿
つた型枠を作成し、離型剤(例えばシリコン樹脂
離型剤)を用いてその型枠表面に離型処理を行な
い。ケーシングに対して1〜20mmの一定間隔を保
持して装着した上発泡ポリウレタン樹脂を注入
し、発泡硬化させる。 結果を第1表に示した。
【表】 第1表から明かなように、フアンのモーターが
3HPで全負荷嫁動を行つた場合、音圧レベルが従
来の設備に比較して20dB(A)の低下があり、かつ
フアンケーシング内冷気温度15℃、外気温35℃に
おけるケーシング外面の温度を比較すると、従来
設備は冷気の逃逸が著しいが、本発明の場合、制
振材と断熱材との相乗効果によりこの制振、断熱
の飛躍的大なる効果を奏するものと認められる。 実施例 2 病院の冷暖房用ダクト(鋼板厚さ0.8mm)の内
面を予めアセトンで脱脂し、その上に熱変形温度
90℃のエポキシ樹脂100部にマイカフレーク60部
を添加した制振材をエアスプレー機で塗装し、
140℃、15分間加熱乾燥し、(塗膜厚さ0.8mm)更
にその上に垂直入射吸音率、40%、独立気泡を主
成分とし、熱伝導度倍数、0.03Kcal/mh℃、吸
水率1%以下の発泡ポリエチレンシートを貼着す
る。 制振材と発泡ポリエチレンシートの接着剤とし
てエチレンブタジエンラバーにロジンを加えた溶
剤系接着剤を用い、これを塗布して10分間放置の
上接着した。結果を第2表に示す。
【表】 第2表から明かなように40℃の暖気が風速2
m/秒でダクト内を通過する場合、音圧レベルが
従来設備に比較して10dB(A)も低く、ダクト外面
からの暖気の逃逸も著しく少なく本発明の制振、
断熱における相乗効果が認められた。 実施例 3 実験室用の冷暖房用ブロアのケーシング(鋼板
厚さ1.2mm)の内側の表面を予めトリクロールエ
タンで洗浄し、サンドブラストで除錆した後、そ
の上に熱変形温度40℃の不飽和ポリエステル樹脂
100部にマイカフレーク55部を添加した制振材を
エアスプレー機を用いて塗装し、100℃、20分間
加熱乾燥し、(塗膜厚さ1.2mm)、更にその上に発
泡性ポリウレタンシートで垂直入射吸音率95%と
30%のものを各々貼着して比較試験をした。 結果を第3表に示した。
【表】 第3表から明かなようにブランクに比較して、
発泡性ポリウレタンシートの垂直入射吸音率が95
%では音圧レベルが12dB(A)低下し、30%ではdB
(A)の低下にとどまり、垂直入射吸音率を高くした
方が効果は大である。 なお、ケーシングの外面温度は本発明の場合殆
んど差が認められない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の部分的概略断面図
である。 1……制振材、2……金属表面、3……合成樹
脂発泡体。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 被塗装設備に熱硬化性樹脂100重量部に燐片
    状無機物10〜200重量部を混合した制振材料を塗
    装被覆した上に更に垂直入射吸音率が周波数500
    Hzで30%以上の高分子発泡体を接着、積層又は塗
    装積層してなる制振、吸音、断熱設備。
JP23435682A 1982-12-29 1982-12-29 制振、吸音、断熱設備 Granted JPS59124843A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP23435682A JPS59124843A (ja) 1982-12-29 1982-12-29 制振、吸音、断熱設備

Applications Claiming Priority (1)

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JP23435682A JPS59124843A (ja) 1982-12-29 1982-12-29 制振、吸音、断熱設備

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Publication Number Publication Date
JPS59124843A JPS59124843A (ja) 1984-07-19
JPS6220904B2 true JPS6220904B2 (ja) 1987-05-09

Family

ID=16969714

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP23435682A Granted JPS59124843A (ja) 1982-12-29 1982-12-29 制振、吸音、断熱設備

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006336887A (ja) * 2005-05-31 2006-12-14 Sekisui Chem Co Ltd 防音空調機器
EP3431548A4 (en) 2016-03-17 2019-10-30 Kao Corporation FAN
CN109071940B (zh) 2016-04-27 2021-06-15 花王株式会社 风扇

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JPS50104285A (ja) * 1974-01-24 1975-08-18

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