JPS62209030A - デユレンの分離方法 - Google Patents
デユレンの分離方法Info
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- JPS62209030A JPS62209030A JP5063086A JP5063086A JPS62209030A JP S62209030 A JPS62209030 A JP S62209030A JP 5063086 A JP5063086 A JP 5063086A JP 5063086 A JP5063086 A JP 5063086A JP S62209030 A JPS62209030 A JP S62209030A
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Landscapes
- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はデュレンの分離方法、とくにガソリン−デュレ
ン混金物から晶析法により高純度のデュレンを分離取得
する方法に関する。
ン混金物から晶析法により高純度のデュレンを分離取得
する方法に関する。
テトラアルキルベンゼンのうちで最もよく知られた物質
はデュレン、すなわち1.2.4.5−テトラメチルベ
ンゼンである。デュレンはポリイミドなどの耐熱性樹脂
原料、エポキシ樹脂の耐熱性硬化剤や耐熱性可塑剤の原
料として近年重要な工業製品として注目されつつある無
水ピロメリット酸製造用の重要な中間体である。
はデュレン、すなわち1.2.4.5−テトラメチルベ
ンゼンである。デュレンはポリイミドなどの耐熱性樹脂
原料、エポキシ樹脂の耐熱性硬化剤や耐熱性可塑剤の原
料として近年重要な工業製品として注目されつつある無
水ピロメリット酸製造用の重要な中間体である。
石油留分−デュレンとの混合物からのデュレンの分離精
製方法としては種々の方法が既に提案されている。
製方法としては種々の方法が既に提案されている。
たとえば、ガソリン−デュレン混合物のうち、沸点が1
50〜165℃よりも低い留分を留出させ、沸点が15
0〜165℃よりも高い留分を30℃に冷却してデュレ
ンを晶析させ、デュレンを母液から分離する方法(米国
特許第4524227号明細書参照)、低沸留分を分留
した後、デュレンを40〜60重量%含有した高沸留分
を21℃に冷却して、デュレンを晶析させ、メタノール
で洗浄して97,0重量−の純度のデュレンを得る方法
(ヨーロッパ特許第146658号明細書参照)、デュ
レンーインデュレンー芳香族炭化水素(炭素数;10)
混合物を三塩化アルミニウムの存在下で処理後、アルキ
レート留分を留出させ、晶析によりデュレンを得る方法
(米国特許第3530195号明細書参照)などが知ら
れている。
50〜165℃よりも低い留分を留出させ、沸点が15
0〜165℃よりも高い留分を30℃に冷却してデュレ
ンを晶析させ、デュレンを母液から分離する方法(米国
特許第4524227号明細書参照)、低沸留分を分留
した後、デュレンを40〜60重量%含有した高沸留分
を21℃に冷却して、デュレンを晶析させ、メタノール
で洗浄して97,0重量−の純度のデュレンを得る方法
(ヨーロッパ特許第146658号明細書参照)、デュ
レンーインデュレンー芳香族炭化水素(炭素数;10)
混合物を三塩化アルミニウムの存在下で処理後、アルキ
レート留分を留出させ、晶析によりデュレンを得る方法
(米国特許第3530195号明細書参照)などが知ら
れている。
しかしながらこれらの方法は以下に述べる如き欠点を有
している。
している。
たとえば上述方法において米国特許第4524227号
明細書で開示された方法の場合、ガソリンの製造と同時
にデュレンの回収を高収率で行なう点は有利であるが、
回収されたデュレンの純度が十分に高くない欠点を有す
る。一方、ヨーロッパ特許第146658号明細書で開
示された方法の場合、晶析後のデニレン結晶をメタノー
ルで洗浄を加えるなどの工夫が加えられ、97.0重量
%の純度のデュレンを得ている。この純度は、一般的に
は商品等級品のデュレンの条件に合致する水準である。
明細書で開示された方法の場合、ガソリンの製造と同時
にデュレンの回収を高収率で行なう点は有利であるが、
回収されたデュレンの純度が十分に高くない欠点を有す
る。一方、ヨーロッパ特許第146658号明細書で開
示された方法の場合、晶析後のデニレン結晶をメタノー
ルで洗浄を加えるなどの工夫が加えられ、97.0重量
%の純度のデュレンを得ている。この純度は、一般的に
は商品等級品のデュレンの条件に合致する水準である。
しかしデュレンを無水ピロメリット酸製造用の中間原料
として用いる場合、デュレンの純度は99.0重量%以
上であることが望ましい。
として用いる場合、デュレンの純度は99.0重量%以
上であることが望ましい。
それは、デュレンの気相酸化により無水ピロメリット酸
を製造する場合、触媒の反応収率及び寿命を維持するた
めには、原料中の不純物を極力抑制することが要求され
るからである。
を製造する場合、触媒の反応収率及び寿命を維持するた
めには、原料中の不純物を極力抑制することが要求され
るからである。
なぜなら得られた無水ピロメリット酸を高純度に精製す
るのは通常の方法では困難であることが知られており、
例えば多段塔での蒸留は、高温下で実施せざるを得す工
業的に蒸留精製方法を用いるのは非常に困難であること
が公知であることによる(特開昭54−63039号公
報参照)。
るのは通常の方法では困難であることが知られており、
例えば多段塔での蒸留は、高温下で実施せざるを得す工
業的に蒸留精製方法を用いるのは非常に困難であること
が公知であることによる(特開昭54−63039号公
報参照)。
従って高純度の無水ピロメリット酸を製造する場合、高
純度のデュレンを原料として用いることが一つの有効な
方法となる。
純度のデュレンを原料として用いることが一つの有効な
方法となる。
本発明は、上述の如き方法の有する問題点を解決するこ
とを目的とするものであり、具体的には以下の項目より
なる。
とを目的とするものであり、具体的には以下の項目より
なる。
(1)比較的簡単な操作により、ガソリン−デュレン混
合物からデュレンを分離、精製し、高純度(99,0重
量%以上)のデュレンを得る。
合物からデュレンを分離、精製し、高純度(99,0重
量%以上)のデュレンを得る。
(2)分離、精製されたデュレンを原料として無水ピロ
メリット酸を製造した場合、所定の反応収率が得られか
つ高純度の無水ピロメリット酸を得る。
メリット酸を製造した場合、所定の反応収率が得られか
つ高純度の無水ピロメリット酸を得る。
すなわち、本発明はガソリン−デュレン混合物からのデ
ュレンの分離、精製方法について検討した結果、比較的
簡単な操作によりガンリンーデュレン混合物からデュレ
ンを回収し、高純度(99,0重量%以上)のデュレン
を得る方法である。
ュレンの分離、精製方法について検討した結果、比較的
簡単な操作によりガンリンーデュレン混合物からデュレ
ンを回収し、高純度(99,0重量%以上)のデュレン
を得る方法である。
すなわち、ガソリン−デュレン混合物を冷却させ、デュ
レンを晶析させる際、種晶として粒径が1u以下である
精製デュレンを添加し、生成したデュレン結晶を母液か
ら分離し、さらにデュレン結晶を遠心分離操作などによ
り精製することよりなるガンリンーデュレノ混合物から
のデュレンの分離精製方法である。
レンを晶析させる際、種晶として粒径が1u以下である
精製デュレンを添加し、生成したデュレン結晶を母液か
ら分離し、さらにデュレン結晶を遠心分離操作などによ
り精製することよりなるガンリンーデュレノ混合物から
のデュレンの分離精製方法である。
分離、精製に用いるガンリ/−デュレン混合物はいかな
る組成でも上記の処理に供することは可能であるが、工
業上実質的な操作を効率的に行なう点から以下のような
組成範囲に特定される。
る組成でも上記の処理に供することは可能であるが、工
業上実質的な操作を効率的に行なう点から以下のような
組成範囲に特定される。
すなわち、ガソリン−デュレン混合物中のデュレン濃度
が30〜60重量%、ブソイドクメン濃度が1〜15重
量%、インデュレン濃度が1〜5重量%の範囲であるこ
とが好ましい。晶析温度はデュレンが晶析する温度範囲
であればいかなる温度でも良いが効率的な操作を行なう
点からは5〜25℃の温度範囲であることが望ましい。
が30〜60重量%、ブソイドクメン濃度が1〜15重
量%、インデュレン濃度が1〜5重量%の範囲であるこ
とが好ましい。晶析温度はデュレンが晶析する温度範囲
であればいかなる温度でも良いが効率的な操作を行なう
点からは5〜25℃の温度範囲であることが望ましい。
種晶として加えるデュレンはできる限り純度の高いもの
が要求され、純度99.0重量%以上であることが望ま
しい。添加量はガソリン−デュレン混合物に対して1〜
5重量%の範囲にあることが好適である。
が要求され、純度99.0重量%以上であることが望ま
しい。添加量はガソリン−デュレン混合物に対して1〜
5重量%の範囲にあることが好適である。
1重量、チに満たない場合は種晶添加の効果が十分に得
られず、5重量%を超えて添加しても効果に差異が認め
られなかった。上記の操作により容易に純度99.0重
量%以上のデュレンを得ることが可能となる。
られず、5重量%を超えて添加しても効果に差異が認め
られなかった。上記の操作により容易に純度99.0重
量%以上のデュレンを得ることが可能となる。
本発明のごとく、ガソリン−デュレン混合物を冷却させ
、デュレンを晶析させる際、種晶として精製デュレンを
添加し、平均粒子径が0.1〜1.5xmpの程度に成
長したデュレン結晶を母液から分離し、さらにこのデュ
レン結晶を遠心分離により精製する。この時、結晶とし
て添加する精製デュレンの量と得られたデュレン結晶の
純度には相関性が認められた。すなわち種晶として精製
デュレンを上記の範囲で添加することにより純度の高い
デュレン結晶を得ることが可能であった。
、デュレンを晶析させる際、種晶として精製デュレンを
添加し、平均粒子径が0.1〜1.5xmpの程度に成
長したデュレン結晶を母液から分離し、さらにこのデュ
レン結晶を遠心分離により精製する。この時、結晶とし
て添加する精製デュレンの量と得られたデュレン結晶の
純度には相関性が認められた。すなわち種晶として精製
デュレンを上記の範囲で添加することにより純度の高い
デュレン結晶を得ることが可能であった。
本発明のごとく、ガンリンーデュレン混合物を冷却させ
、デュレンを晶出させる際、種晶として上記特定になる
精製デュレンを添加し、生成したデュレン結晶を母液か
ら分離し、さらにデュレ/結晶を遠心分離により精製す
るという比較的簡単な操作により高純度のデュレンを得
ることが可能となる。
、デュレンを晶出させる際、種晶として上記特定になる
精製デュレンを添加し、生成したデュレン結晶を母液か
ら分離し、さらにデュレ/結晶を遠心分離により精製す
るという比較的簡単な操作により高純度のデュレンを得
ることが可能となる。
かくして、本発明においてデュレンは無水ピロメリット
酸製造用の中間原料としてきわめて好適な純度が99.
0重量%以上のものとしてえられる。
酸製造用の中間原料としてきわめて好適な純度が99.
0重量%以上のものとしてえられる。
すなわち本発明によるデュレンから気相酸化により無水
ピロメリット酸を製造すると、触媒の反応収率及び寿命
を高水準かつ長期にわたって維持しうることか知見され
た。
ピロメリット酸を製造すると、触媒の反応収率及び寿命
を高水準かつ長期にわたって維持しうることか知見され
た。
まだ得られた無水ピロメリット酸を高純度に精製するの
は通常の方法では困難であることが知られているが、本
発明を利用することにより高純度の無水ピロメリット酸
を容易に製造することが可能となる。
は通常の方法では困難であることが知られているが、本
発明を利用することにより高純度の無水ピロメリット酸
を容易に製造することが可能となる。
以下本発明の実施例を示すが、本発明はこれに限定され
るものではない。
るものではない。
実施例1〜10及び比較例1〜3
表−1に示すようにデュレン濃度が30〜60重量%、
プンイドクメン濃度が1〜15重量%、インデュレン濃
度が1〜5重量%であるガソリン−デュレン混合留分1
00yをそれぞれ撹拌しながら50℃に加温して完全溶
解させた後、冷却速度0.5〜0.7℃/分の速度で冷
却し、液温か35℃になった時点で、種晶として1m5
2rのフルイを通過した平均粒径0.2 xx 96で
純度99.0重量%のデュレンをガソリン−デュレン混
合留分に対してそれぞれ表−1に示すように1〜10重
量%添加した。さらに冷却しそれぞれ5〜25℃の温度
範囲でデュレン結晶を晶出させた。
プンイドクメン濃度が1〜15重量%、インデュレン濃
度が1〜5重量%であるガソリン−デュレン混合留分1
00yをそれぞれ撹拌しながら50℃に加温して完全溶
解させた後、冷却速度0.5〜0.7℃/分の速度で冷
却し、液温か35℃になった時点で、種晶として1m5
2rのフルイを通過した平均粒径0.2 xx 96で
純度99.0重量%のデュレンをガソリン−デュレン混
合留分に対してそれぞれ表−1に示すように1〜10重
量%添加した。さらに冷却しそれぞれ5〜25℃の温度
範囲でデュレン結晶を晶出させた。
晶析、分離実験で得られた結晶をついで遠心分離により
精製して純度99.0重量%以上のデュレンを得た。遠
心分離条件としては以下の通りであった。容器径24c
rIL、回転数300 Or、p、m、時間20分、遠
心効果1207G0 デュレンの分析はフレキシブルヒューズドシリカキャピ
ラリー力ラムFFAP (0,25iIiI$X50m
)を用いて内部標準法で分析した。えられた結果を表−
1に示した。
精製して純度99.0重量%以上のデュレンを得た。遠
心分離条件としては以下の通りであった。容器径24c
rIL、回転数300 Or、p、m、時間20分、遠
心効果1207G0 デュレンの分析はフレキシブルヒューズドシリカキャピ
ラリー力ラムFFAP (0,25iIiI$X50m
)を用いて内部標準法で分析した。えられた結果を表−
1に示した。
実施例4の方法で得られたデュレンを用いて気相空気酸
化法により無水ピロメリット酸を以下に示す方法により
合成した。
化法により無水ピロメリット酸を以下に示す方法により
合成した。
すなわち特開昭60−246343号公報記載の実施例
1に示した組成を有する触媒(触媒組成重量比テv2o
、 : Tie□: P、0. : Nb2O,: S
b、03=10: 90 :0.5 :0.3 :6)
100CCを直径25mmのステンレス製反応管に充
填後390℃に保持された溶融塩浴に浸漬した。(以下
、溶融塩温度をN、 T、 (’C)と略記する。)そ
こへ毎時15Fのデュレンと50ONlの空気を通じて
反応させた。反応ガスは捕集器及び水洗捕集器に導き、
生成物を捕集した。捕集した生成物全体を温水に溶解し
、液クロマトグラフイーで分析した。
1に示した組成を有する触媒(触媒組成重量比テv2o
、 : Tie□: P、0. : Nb2O,: S
b、03=10: 90 :0.5 :0.3 :6)
100CCを直径25mmのステンレス製反応管に充
填後390℃に保持された溶融塩浴に浸漬した。(以下
、溶融塩温度をN、 T、 (’C)と略記する。)そ
こへ毎時15Fのデュレンと50ONlの空気を通じて
反応させた。反応ガスは捕集器及び水洗捕集器に導き、
生成物を捕集した。捕集した生成物全体を温水に溶解し
、液クロマトグラフイーで分析した。
ピロメリット酸を無水ピロメリット酸に換算して収率を
算出した。見られた結果を表−2に示した。なお、比較
のため比較例1の方法でえられたデュレンによる結果を
表−2に示した。
算出した。見られた結果を表−2に示した。なお、比較
のため比較例1の方法でえられたデュレンによる結果を
表−2に示した。
Claims (1)
- (1)デュレン濃度が30〜60重量%、ブソイドクメ
ン濃度が1〜15重量%、イソデュレン濃度が1〜5重
量%の範囲含有されてなるガソリン−デュレン混合物を
5〜25℃の範囲の温度に冷却してデュレンを晶析させ
るに際し、種晶として粒径が1mm以下の精製デュレン
結晶を当該混合物溶液に1〜5重量%の範囲になるよう
に添加し、生成したデュレン結晶を母液から分離するこ
とを特徴とするガソリン−デュレン混合物からのデュレ
ンの分離方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5063086A JPS62209030A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | デユレンの分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5063086A JPS62209030A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | デユレンの分離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62209030A true JPS62209030A (ja) | 1987-09-14 |
JPH0482133B2 JPH0482133B2 (ja) | 1992-12-25 |
Family
ID=12864294
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5063086A Granted JPS62209030A (ja) | 1986-03-10 | 1986-03-10 | デユレンの分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS62209030A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN108383678A (zh) * | 2018-04-17 | 2018-08-10 | 连云港鹏辰特种新材料有限公司 | 一种基于气泡分步结晶和蒸馏的均四甲苯分离提纯方法 |
CN112876331A (zh) * | 2021-02-05 | 2021-06-01 | 苏州久泰集团有限公司 | 均四甲苯的生产方法 |
-
1986
- 1986-03-10 JP JP5063086A patent/JPS62209030A/ja active Granted
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPH0482133B2 (ja) | 1992-12-25 |
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