JPS622084Y2 - - Google Patents

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JPS622084Y2
JPS622084Y2 JP10414283U JP10414283U JPS622084Y2 JP S622084 Y2 JPS622084 Y2 JP S622084Y2 JP 10414283 U JP10414283 U JP 10414283U JP 10414283 U JP10414283 U JP 10414283U JP S622084 Y2 JPS622084 Y2 JP S622084Y2
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JP
Japan
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guide block
saw blade
cutting
base plate
wood
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JP10414283U
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JPS6012403U (ja
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  • Dovetailed Work, And Nailing Machines And Stapling Machines For Wood (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、木材の切断に際して使用する補助
具に関するものである。
木工細工に際しては、木材の長手方向に対して
45度の角度で切断する、いわゆる額縁切りという
切断方法が随所で用いられるのであるが、この額
縁切りにあつては、その切断角度の正確さが特に
要求せられ、もし、その角度に寸分の狂いでも生
ずれば、正確な細工は不可能となつてしまうので
ある。しかし、木工細工に際し、寸分の狂いもな
く45度の角度での切断加工を施すといつたこと
は、熟練者にとつても容易なことではないし、ま
してや、素人にとつては不可能な技法といえるの
である。
このように額縁切りが熟練者にとつても難しい
技術となる理由は、木材の長手方向に対しては45
度の角度で鋸を保持しながら、木材の縦方向に対
しては鋸を垂直状に下ろさなければ正確な接合が
出来ないこと、並びに、狂い個所を鉋等で修正し
ようとすると、その分材料を短くしてしまう結果
となり、製品を寸法どおりに仕上げることが出来
なくなるということに基づくものである。
このような額縁切りの難しさを解消するための
用具として、従来は、縦断面が「U」字形状とな
る形の金具の両壁部に、鋸刃を差し入れえる形の
切り込み溝を45度の角度位置に配置形成した構成
のものが一般に用いられているのであるが、この
種の構成のものにあつては、その使用に際して、
鋸刃の刃先端が切込み溝の側部に常時接触する形
となり、鋸刃の刃先端に損傷を与える結果となる
のである。すなわち、この種の器具の製作に当た
つては、鋸刃に損傷を与えない軟らかい材質のも
のを用いれば、鋸刃によつて切込み溝自体が変形
せられ、ガイド器具としての役割を発揮し得な結
果となつてしまうし、逆に、そのような変形を防
ぐため、硬い材質のものを用いれば、その結果と
して、鋸刃の刃先端に損傷を与えることになつて
しまうのである。
この考案は、台盤の上方位置に、鋸刃の上方部
を摺動自在の状態として差し入れ得る形の切込み
溝を有するガイドブロツクを配置させ、その使用
に際しては、鋸刃の刃先端より上方位置をガイド
させるように構成し、これによつて、従来のもの
にみられた上記のような欠点を除去しようとする
ものである。
図面に基づいてこの考案に係る木材切断補助具
の構成を説明すると、木材切断補助具本体1は、
第1図並びに第2図に示すとおり、台盤2、該台
盤2の端部に立設せられる支柱7、該支柱7に対
して摺動自在の状態として配置せられ、かつ、そ
の摺動状態を固定するための止めネジ8を有する
ガイドブロツク6より構成せられ、しかも、該ガ
イドブロツク6の端部付近には、鋸刃4の背部分
を差し入れ得る形状の切込み溝5が垂直方向に形
成せられた概略構成となつている。
すなわち、台盤2は、第1図乃至第3図に示す
とおり、細長状の板片をもつて構成せられてお
り、その手前側端部には、テーブル9との固定を
図り、しかも、テーブルへの取り付け角度の調整
を行うための長孔10が形成せられ、その向う側
端部からは、横断面が正方形となる形の支柱7が
立設せられた構成となつている。なお、該台盤2
は、木材切断補助具本体1を、第1図並びに第2
図に示すとおり、テーブル9に取り付けて使用す
る構成とした場合、その天板11の上面への取り
付け部となるものであるが、第4図乃至第6図に
示すとおり、このようなテーブルを使用しない構
成とすることも可能であり、この場合には、台盤
2の下方位置に、木材12を固定するためのクラ
ンプ部13が形成せられた構成とせられ、また、
第7図に示すとおり、テーブル9に支柱7を回動
自在の状態として取り付け、その回動状態を適宜
の位置で固定し得る構成とした場合は、テーブル
9の天板11自体が台盤2の役割を果たすことに
なるし、また、台盤2を「L」字状の金属片をも
つて形成し、作業に際しては、木材に対して該台
盤2を沿わせた状態として左手で固定するという
構成とすることも可能である。
支柱7は、第1図乃至第8図に示すとおり、そ
の横断面が正方形あるいは正八角形となる形の棒
状物或にはスプライン軸をもつて構成せられてお
り、台盤2の端部から一体となつて垂直状に立設
せられてた構成となつている。なお、第7図は、
支柱7を回動自在の状態として配置し、操作シバ
ー22を締め付けることによつて、その回動を固
定し得る構成とした場合であり、その角度位置
は、点板11(台盤)の上面に配置した目盛板2
1によつて測定し得る構成となつている。
ガイドブロツク6は、第3図に示すとおり、支
柱7の形状に対応する形の縦方向への透通孔14
を有するブロツク15、鋸刃4の肉厚よりもやや
厚い座板16、ブロツク15の向う側面に座板1
6を挟み込んだ状態として取り付けられる板片1
7をもつて構成せられており、該ブロツク15の
手前側位置からは、ガイドブロツク6と支柱7と
の固定をはかるための止めネジ8が螺合せられた
構成となつている。すなわち、該止めネジ8を締
め込んだ場合、止めネジ8の先端部が支柱7の表
面部を押圧した状態となり、これによつて、ガイ
ドブロツク6と支柱7との固定を図り得る構成と
なつているのである。また、ブロツク15の向う
側面上方部には、座板16並びに板片17に形成
せられた透通孔18……に対応するネジ孔が形成
せられた構成となつており、板片17の向う側方
向から2本のボルト19,19を差し入れ、該板
片17とブロツク15との間に座板16を挟み込
んだ状態として螺合させることによつて、ブロツ
ク15と板片17との固定が図られ、しかも、ガ
イドブロツク6に鋸刃4を差し入れ得る形の切込
み溝5が形成せられる構成となつている。
なお、上記は、種々の肉厚をもつ鋸刃に対して
も、座板16を取り替えるという方法によつて、
その使用が出来るようにするための手段であつ
て、場合によつては、一体物のブロツク片に切込
み溝5を切り欠き形成した構成とすることも可能
である。また、ガイドブロツク6を支柱7に対し
て摺動自在の状態として配置させ、作業の際にそ
の固定を図り得る構成としたのは、種々の太さの
材木に対しても作業し得るようにすると同時に、
支柱7へのガイドブロツク6の差し入れ角度を
種々変え、これによつて、他の作業、例えば、直
角切り等を行えるようにするためのものであつ
て、場合によつては、台盤2とガイドブロツク6
とを一体に成形し、そのガイドブロツク6に45度
の角度をもつて配置させた切込み溝5を形成した
構成とすることも可能であるし、また、第7図並
びに第8図に示すとおり、ガイドブロツク6と支
柱7との摺動状態を固定するための手段を施さ
ず、鋸刃4の下降に伴つて、ガイドブロツク6が
下降する構成とすることも可能である。
この考案に係る木材切断補助具は、上記のよう
な構成であつて、第2図、第5図並びに第6図に
示す要領によつて使用せられる。
すなわち、第2図は、木材切断補助具本体1を
テーブル9の天板11上に固定して使用する場合
であつて、天板11の上面部に配置せられた木材
あてがい縁20に対して、ガイドブロツク6の切
込み溝5が45度とな状態として固定し、しかる
後、ガイドブロツク6の切込み溝5に鋸刃4の上
方部を差し入れた状態とし切断作業を行い、次ぎ
に、ガイドブロツク6を90度移動させた状態に差
替え、次ぎの切断作業を行うのである。
また、第5図並びに第6図は、上記のようなテ
ーブル9を使用せず、その代わりに、台盤2の下
方部に木材12を挟み込み固定するためのクラン
プ部13を形成した場合であつて、この場合、台
盤2の下方部に木材12を直接固定した後、木材
12の長手方向に対して、ガイドブロツク6に形
成した切込み溝5が45度の角度になるように配置
し、しかる後、ガイドブロツク6の切込み溝5に
鋸刃4の上方部を差し入れた状態とし切断作業を
行い、次ぎに、ガイドブロツク6を90度移動させ
た状態に差替え、次ぎの切断作業を行うのであ
る。
また、第7図並びに第8図に示す構成とした場
合であつても、その使用要領は上記と略同様であ
るが、第7図に示す構成の場合は、その目盛板2
1にしたがつて支柱7を回動させ、その角度設定
を自由に行い得る点、また、第8図に示す構成の
場合は、作業に際して、木材に対して該台盤2を
沿わせた状態として左手で固定するという簡便な
方法で使用し得るという点で異なり、種々の用途
にあわせて、台盤2の構成を異にしたものとする
ことが出来るのである。
なお、支柱7を正八角形とした場合、ガイドブ
ロツク6を45度刻みで移動させ得るし、さらに、
支柱7をスプライン軸をもつて形成した場合、よ
り小刻みな角度設定を可能とするのである。
この考案に係る木材切断補助具本体1は、上記
のような構成であつて、熟練者にとつても難しい
額縁切りを容易に行え、しかも、直角切りに際し
ても、より正確な作業を行えるし、また、従来の
構成のものに見られたような鋸刃の刃先端に損傷
を与えるといつた事態を防止し得るという効果を
もつものである。
すなわち、額縁切りや直角切りに際して、正確
な切断作業を行えない原因は、鋸を持つ手の狂い
によるものであるあるが、本考案に係る補助具を
用いた場合、鋸を持つ手が如何に振れようとも、
鋸刃自体は、ガイドブロツク6に形成した切込み
溝5によつて正確な角度維持が図られており、切
断面に狂いを生じさせる虞はないのである。しか
も、鋸刃4を保持するための切込み溝5は、木材
12の真上に位置し、かつ、鋸刃4の上下方向に
わたつて広い面積で案内するという形状となつて
いるので、如何に手元が狂おうとも、角度上の狂
いを生じさせないことは勿論、鋸刃の目立てが正
常である限り、垂直方向への狂いも生じさせない
という効果を発揮し得るものである。
また、鋸刃4はガイドブロツク6に形成せられ
た切込み溝5よつて案内せられるのであるが、鋸
刃4がどのような位置にあろうとも、刃先がガイ
ドブロツク6自体に直接接触するという可能性は
なく、従つて、従来の構成のものに見られたよう
な器具と鋸刃との接触によつて、鋸刃の刃先に損
傷を与えるといつた事態を防止し得るのである。
【図面の簡単な説明】
添付図面は、この考案の一実施例を示すもので
あつて、第1図は木材切断補助具本体をテーブル
に取り付けた場合におけるその全体を示す斜視
図、第2図はその場合の切断作業要領を示す斜視
図、第3図は木材切断補助具本体の構成を示す分
解斜視図、第4図は別実施例を示す斜視図、第5
図並びに第6図はその切断作業要領を示す斜視
図、第7図は天板11をもつて台盤の役割を果た
せ、かつ、支柱7を回動自在の状態に構成した場
合の斜視図、第8図は台盤を「L」字状に形成し
た場合の斜視図である。 1……木材切断補助具本体、2……台盤、4…
…鋸刃、5……切込み溝、6……ガイドブロツ
ク、7……支柱。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 台盤2の上方位置に、鋸刃4の上方部を摺動
    自在の状態として差し入れ得る形の切込み溝5
    を形成したガイドブロツク6を配置したことを
    特徴とする木材切断補助具。 2 台盤2の上方位置へのガイドブロツク6の配
    置が、台盤2より垂直状に立設せられた支柱7
    を介してなされたものである実用新案登録請求
    の範囲第1項記載の木材切断補助具。 3 支柱7が、八角形状のものである実用新案登
    録請求の範囲第2項記載の木材切断補助具。
JP10414283U 1983-07-04 1983-07-04 木材切断補助具 Granted JPS6012403U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10414283U JPS6012403U (ja) 1983-07-04 1983-07-04 木材切断補助具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10414283U JPS6012403U (ja) 1983-07-04 1983-07-04 木材切断補助具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6012403U JPS6012403U (ja) 1985-01-28
JPS622084Y2 true JPS622084Y2 (ja) 1987-01-19

Family

ID=30244655

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10414283U Granted JPS6012403U (ja) 1983-07-04 1983-07-04 木材切断補助具

Country Status (1)

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JP (1) JPS6012403U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH079602Y2 (ja) * 1986-05-22 1995-03-08 株式会社岡田金属工業所 木材切断用補助具

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6012403U (ja) 1985-01-28

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