JPS62208376A - 包装材及びその加工方法 - Google Patents

包装材及びその加工方法

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JPS62208376A
JPS62208376A JP61045183A JP4518386A JPS62208376A JP S62208376 A JPS62208376 A JP S62208376A JP 61045183 A JP61045183 A JP 61045183A JP 4518386 A JP4518386 A JP 4518386A JP S62208376 A JPS62208376 A JP S62208376A
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JP
Japan
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sheet
paper
packaging material
processing
paper packaging
Prior art date
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JP61045183A
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English (en)
Inventor
光男 小野寺
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Nippon Kako Kizai Co Ltd
Original Assignee
Nippon Kako Kizai Co Ltd
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Publication date
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  • Buffer Packaging (AREA)
  • Machines For Manufacturing Corrugated Board In Mechanical Paper-Making Processes (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 10発明の目的 (産業上の利用分野) 本発明は包装材、特に緩衝性を有する包装材及びその加
工方法に関する。更に詳述すると、本発明は、梱包材と
して一般的な板紙あるいは段ボールシート等(本明細書
ではこれらを称してシート状紙質包装材という)によっ
て形成される衝撃吸収性の包装材及びその加工方法に関
する。
(従来の技術) 従来、梱包材として一般的な板紙あるいは段ボールシー
トなどの紙に対しては、伸びが期待できないことから、
折曲げ加工あるいはパルプ状にしてモールドする場合を
除いて、紙白体をクッション効果のある形状に塑性加工
すること、例えばエンボス加工などによって凹凸をつけ
ることなどは行なわれていない。
そこで、通常は、被包装物品(以下商品とも言う)の保
護を目的として、商品の全部又は一部を囲むための凹部
が設けられたブロック状の緩衝材例えば発泡スチロール
等(実公昭60−70,612号)、あるいは包装材と
して一般的な段ボールシート等101のところどころに
発泡スチロール等の緩衝材102を貼着した第4図の如
き包装材が使用されている(実公昭60−14,702
号)。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、全体が発泡スチロールで作られたブロッ
ク状の包装材は、モールド型を必要とするし、発泡スチ
ロールの使用量も多いことから、極めて高価である。ま
た、段ボールシート101のところどころに発泡スチロ
ールの小片102を貼着した第4図の包装材の場合、モ
ールド型が不要で発泡スチロールの使用量も少ないこと
がら全体を発泡スチロールで作るものよりは安価である
が、少量であっても発泡スチロールを使用するしその接
着作業も必要であることから、段ボールシート等のシー
ト状紙質包装材だけの場合に比べてはるかに高価となる
。また、この包装材を焼却によって廃棄処理するにも、
発泡スチロール102と台紙101とでは熱量が大きく
異なるため同じ焼却炉で燃焼させ得す、緩衝材102を
台紙101から剥し別々に処理する必要がある。このた
め、廃棄処分に手間がかかる。特に、緩衝材102と台
紙101の接着面積が大きいときには緩衝材の剥離は難
しく、廃棄処分を一層手間がかかるものとする。更に、
これら包装材はいずれも外装材を必要とし、それだけで
商品を梱包することができない。
本発明は、包装材として一般的な板紙あるいは段ボール
シート等のシート状紙質包装材によって作られる衝撃吸
収性の包装料及びその加工方法を提供することを目的と
する。
II 、発明の構成 (問題点を解決するための手段) 斯かる目的を達成するため、本発明の包装紙は、包装材
として一般的な板紙あるいは段ボールシート等のシート
状紙質包装材に、繊維組織の部分的な伸びを利用して形
成する凹凸を設は該凹凸の変位、変形によって被包装物
品に加わる衝撃を吸収しようとしている。
また、この包装材は、シート状紙質包装材にその含水率
が7%以上17%未満の範囲であらかじめ調湿し、その
後塑性加工によって凹凸を形成しかつ乾燥させて形状を
固定することにより得られる。必らかしめ含水率7%以
上17%未満に調湿することにより、紙の繊維間結合力
を弱めて繊維組織の部分的な伸びを可能とし、紙様挙動
即ち紙の鋭い折れを招くことなく凹凸成形を可能として
いる。そして、この凹凸は乾燥により部分的に伸びた状
態のまま固り元の形状には復元しない。含水率が17%
以上となると、加工部分以外の所でも紙のへたつが起き
、乾燥しても包装材として必要な耐圧性に劣ることとな
るし、7%未満では十分な部分的伸びが得られない。
(実施例) 以下本発明を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明す
る。
本発明の包装材1は、包装材として一般的な板紙あるい
は段ボールシート等の何ら特殊性の無いシート状紙質包
装紙(普通紙を除く包装材としての一般的な紙を本明細
尤ではシート状紙質包装紙といい以下原料紙と略称する
)2に繊維組織の部分的な伸びによって凹凸3を形成し
たものである。
原料紙2は、一般に包装材として使用される板紙必るは
段ボールシート等の紙単体でも使用可能であるが、その
表面及び/又は裏面に緩衝材4を積層したラミネート紙
の使用が緩衝性を向上させる上では好ましい。緩衝材4
としては、包装材として一般に使用される全てのクッシ
ョン材が使用可能であるが、中でも発泡ウレタンフオー
ムやポリエチレン系フオーム、ポリプロピレン系フオー
ム等の軟質フオーム溝道をとる発泡性プラスチック、ゴ
ムあるいは合成ゴムその他のエラストマー材料、空気を
密封した多数の小突起を有するシート材などの使用が好
ましく、ウレタンフオーム等のフオーム借造をとる発泡
性プラスチックの使用が最も好ましい。また、この緩衝
材3の表面に必要に応じてアルミ蒸着を施すこともある
凹凸3は、通常、被包装物品5の形状や大きさ、重量等
の諸条件に応じて、その深さ、大きさ、形状、配首密度
等が適宜選定される。例えば、直方体の物品5を梱包す
る包装材として実施する場合、第2図に示すように、底
面、側壁面及び天詰面の夫々に凹凸3を設け、物品5を
梱包した状態(第1図の状態)(おいて物品5を凹凸3
で仝面支持するように設けている。このときの凹凸3の
深さは通常5〜15mmが好適である。
尚、この梱包材1の形状は図示のものに限定されず、必
要に応じて各種形状に変形可能である例えば、商品5を
包装する外箱を構成する段ボールシートそのものに凹凸
3を設けても良い。即ち、この包装材は外装と緩衝のた
めの充填材とを兼用することが可能である。
この包装材1は、包装材として一般に使用される板紙あ
るいは段ボールシート若しくはこれらの複合材若しくは
これらをベースとする緩衝材とのラミネート紙等の原料
紙を加工して次のように得られる。
まず、シート状の原料紙2を含水率が7%以上17%未
満、好ましくは10〜15%、最も好ましくは12〜1
3%の範囲に調湿する。含水率が17%以上になると、
材料!112が溶解しあるいは乾燥後にも包装材として
実用に耐え得る耐圧性等を維持できなくなる虞れがあり
、また7%未満であると繊維組織の部分的な伸びを期待
できないからである。また、7%以上8%未満の含水率
であると加工に相当時間をかけても凹凸3付近にしわが
生ずる。勿論、しわが生じても、商品価値が劣るという
だけで、M衝機能が大幅に低下するということではない
。更に8%以上10%未満の含水率の場合、しわが生じ
なくとも、加工時間を相当に要する即ち緩やかな速度で
加圧ないし減圧成形しなければならない。そして、含水
率10〜15%、特に12〜13%の場合、通常のプレ
ス速度ないし真空引きでしわもなく凹凸3を容易に成形
できる。
この調湿作業は、通常湿度の高い雰囲気に放置したり、
蒸気雰囲気中にさらすことによって行なわれる。高湿度
雰囲気は、常温に近い温度の湿り空気であって、1原料
紙の吸湿作用を利用して調整湿度するものであって、放
置時間のコントロールによって含水率を調整するもので
あるが、一般には放置時間を長くとることが必要となる
。また蒸気雰囲気は、通常60〜150℃の飽和蒸気あ
るいは湿度60〜90%の湿り空気を使用して形成され
、好ましくはゲージ圧で2〜5 K91 / cr/l
の圧力をかける。この蒸気雰囲気はその顕熱ないし潜熱
によって原料紙2の吸湿を促進させ、比較的短時間に所
定の含水率例えば12〜13%に到達させ得る。
更に、凹凸3の成形は、塑性加工、例えば加圧成形ない
し減圧成形、好ましくはエンボス加工、プレス絞り、真
空成形などによって行なわれる。
勿論、原料紙は調湿により伸びが可能でおるのでその他
の加工方法でも実施可能である 乾燥は、通常、自然乾燥が採られる。加熱等による急激
な人口乾燥は原料紙の変形を伴い、一般には好ましくな
い。
(実施例1) 湿り空気中に原料紙を放置してあらかじめ調湿し、その
後プレスを使用して凹凸を成形して乾燥した。このとき
の湿り空気は温度30℃、湿度90%で、12〜13%
の含水率に達するには5〜10時間の放置が必要である
。その後、プレス加工による凹凸加工は、5〜’15m
mの深さとなる絞りないしエンボス加工を行なう。そし
て、乾燥は、24時間の自然乾燥を行なった。
(実施例2) 蒸気雰囲気中に原料紙をざらしてあらかじめ調湿し、そ
の後真空成形によって凹凸を成形して乾燥した。このと
き、原料紙2は、所望とする深さ及び大ぎざの凹凸11
を所望間隔で形成したパターンプレート12と共に真空
容器13.14の間に挟み込み、王室側を真空引きする
一方上至側にゲージ圧で3〜5 K3/ crA、湿度
60〜90%、100〜150℃の蒸気を供給してパタ
ーンと同一形状に真空成形する。乾燥は24時間の自然
乾燥である。
IIl、発明の効果 以上の説明より明らかなように、本発明の包装材の加工
方法は、板紙あるは段ボールシート等の包装材として一
般に使用されるシート状原料紙を含水率が7%以上17
%未満の範囲に調湿した後加工を加えて凹凸を成形し、
その後乾燥して形を固めるようにしたので、あらかじめ
湿潤状態にある原料紙は繊維間結合力を弱めて伸び易く
なり、加圧ないし減圧による加工によって部分的な繊維
組織の伸びを起して容易に変形し紙様挙動を起こすこと
なく凹凸を形成できる。しかも、その後の乾燥により、
再び繊維間結合力を強化して変形状態のまま固まるので
復元することはなく凹凸は維持される。
また、この加工方法によって得られた包装材は、繊維組
織の部分的な伸びによって成形された凹凸を有するので
、この凹凸部の変形等によって被包装物品に加わる衝撃
を吸収し、物品を保護できる。
しかも、この包装材は、一般に包装材として使用される
板紙あるいは段ボールシート等によって衝撃吸収構造と
されているので、発泡スチロール等を剥離して別々に処
理する等の手間がかからず、廁棄処分が容易である。ま
た、緩衝材の使用が全くなくあるいは少量であり、かつ
それらの接着作業も必要としないのでコストダウンが可
能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の包装材の使用状態の一例を示す斜視図
、第2図は同包装材の展開斜視図、第3図は第2図のI
II −III拡大断面図である。第4図は本発明の包
装紙の加工方法の実施に使用する真空成形型の一例を示
す断面図である。第5図は従来の衝撃吸収性包装材の一
例を示す斜視図でおる。 1・・・包装材、2・・・凹凸、3・・・緩衝材。 特許出願人      日本化工機材株式会社(しより
1シビシ6) 纂1図 纂3図

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)繊維組織の部分的な伸びによって形成された凹凸
    を有するシート状紙質包装材。
  2. (2)緩衝材とのラミネート紙であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項に記載のシート状紙質包装材。
  3. (3)前記緩衝材は発泡性プラスチックであることを特
    徴とする特許請求の範囲第2項に記載のシート状紙質包
    装材。
  4. (4)板紙あるいは段ボールシートなどのシート状紙質
    包装材を含水率が7%以上17%未満の範囲に調湿した
    後塑性加工によって凹凸を形成し、その後乾燥させて形
    状を固定することを特徴とするシート状紙質包装材の加
    工方法。
  5. (5)前記調湿は含水率が10〜15%の範囲であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載のシート状
    紙質包装紙の加工方法。
  6. (6)前記調湿は含水率が12〜13%の範囲であるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載のシート状
    紙質包装紙の加工方法。
  7. (7)前記調湿は、蒸気雰囲気にさらすことにより行な
    われることを特徴とする特許請求の範囲第4項ないし第
    6項のいずれかに記載のシート状紙質包装材の加工方法
  8. (8)前記調湿は高湿度の雰囲気中に放置することによ
    り行なわれることを特徴とする特許請求の範囲第4項な
    いし第6項のいずれかに記載のシート状紙質包装材の加
    工方法。
  9. (9)前記塑性加工は加圧成形加工であることを特徴と
    する特許請求の範囲第4項ないし第8項のいずれかに記
    載のシート状紙質包装材の加工方法。
  10. (10)前記塑性加工は真空成形であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第4項ないし第8項のいずれかに記載
    のシート紙質包装材の加工方法。
  11. (11)前記乾燥は自然乾燥であることを特徴とする特
    許請求の範囲第4項ないし第10項のいずれかに記載の
    シート状紙質包装材の加工方法。
JP61045183A 1986-03-04 1986-03-04 包装材及びその加工方法 Pending JPS62208376A (ja)

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5180488A (ja) * 1974-12-30 1976-07-14 Asahi Chemical Ind

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5180488A (ja) * 1974-12-30 1976-07-14 Asahi Chemical Ind

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