JPS6220740A - 運搬車の荷台姿勢制御装置 - Google Patents

運搬車の荷台姿勢制御装置

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JPS6220740A
JPS6220740A JP16049185A JP16049185A JPS6220740A JP S6220740 A JPS6220740 A JP S6220740A JP 16049185 A JP16049185 A JP 16049185A JP 16049185 A JP16049185 A JP 16049185A JP S6220740 A JPS6220740 A JP S6220740A
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JP16049185A
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Inventor
Hideki Kamiyama
神山 英機
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Yanmar Co Ltd
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Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クローラ、車輪等の走行装置を装備した主フ
レームに対して荷台を前後方向に傾斜させ得るように構
成された所謂ダンプ機能を有する運搬車の荷台姿勢制御
装置に関する。
〔従来技術〕
各種の重量物を運搬するための荷台を備えた運搬車、た
とえば苗、肥料、収穫物あるいは椎茸のホダ木等の運搬
に使用される農林業用の運搬車等においては、クローラ
、車輪等の走行装置が装備されている主フレームに対し
て荷台の前部を上方に上昇回動させて荷台全体を傾斜さ
せることにより、荷台上に積載した積荷を荷台後部から
落下させるというような所謂ダンプ機能を一般的に有し
ている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
ところで、近年では運搬車の傾斜地における走行に際し
て、転倒、荷崩れ等を回避するために荷台を水平面に対
して常に一定の傾斜状態あるいは水平に維持制御するよ
うに構成された荷台姿勢制御装置の開発、実用化が進め
られている。
しかし、このような荷台姿勢制御装置を従来の運搬車に
通用するにはたとえば以下の如き問題点がある。
従来の運搬車であれば、゛たとえば山道を下る場合には
前進状態で、また登板する場合には後進状態で、即ちい
ずれの場合も前傾させて運搬車を山道に乗入れ、荷台の
前部を上昇回動させてほぼ水平状態にまで傾斜させた後
、自動制御を行わせていた。このため、山道を走行途中
に下りから登りに、あるいは逆に登りから下りに勾配が
変化するような場合にはその都度運搬車の進行方向を逆
転させるか、あるいは荷台を運搬車本体と平行にするか
の措置を取らねばならなかった。勿論、上述の場合に荷
台を運搬車本体と平行にしたのでは荷台は水平にはなら
ず、従うて荷台を水平に維持制御することは不可能であ
る。
また、上述の如き荷台の水平制御に際してのみならず、
従来の一般的な運搬車においては、たとえば他のトラッ
ク等との間にて積荷の積み替えを行う場合には、運搬車
の荷台はトラックの荷台に比して相当程度低いのが通例
であるため積荷の積み替えには非常に不便であり、更に
荷台に積載した土砂等を圃場表面等にダンプ機能により
荷下ろしする際等にも、ダンプされた荷台後端部の高さ
以上に堆積して土砂を下ろすことが困難であるため、運
搬車を移動させつつ積荷の荷下ろしを行わねばならなか
った。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は上述の如き事情に鑑みてなされたものであり、
本体側の主フレームと荷台との間に副フレームを備え、
たとえば副フレームをその前端部にて主フレームの前端
部寄りに枢支してその後部を主フレームに対して上下方
向に回動可能とし、この副フレームの後端部に荷台の後
部を枢支してその前部を副フレームに対して、換言すれ
ば主フレームに対して上下方向に回動可能に構成し、主
フレームに対する副フレームの回動角を検出するための
第一のセンサと、副フレームに対する上部フレームの回
動角を検出するための第二のセンサと、更に荷台の水平
面に対する絶対角を検出するための第三〇センチとを備
え、これらの各センサの検出結果を基に荷台の運搬車本
体に対する姿勢あるいは水平面に対する角度等を求めて
荷台の姿勢を制御することにより、運搬車本体の傾斜状
態に拘わらず荷台を水平に維持可能とし、また荷台を傾
斜させるのではなく運搬車本体との平行関係を維持しつ
つ昇降させることを可能とし、更には荷台を運搬車本体
から上昇させて持ち上げた状態から傾斜させる、所謂ハ
イダンプ機能を可能とすることにより、上述した種々の
問題点を解決し得る運搬車荷台姿勢制御装置の提供を目
的とする。
本発明に係る運搬車の荷台姿勢制御装置は、走行装置を
装備した主フレームの前後方向一側端部にその前後方向
一側端部を枢支されてその前後方向他側端部を上下回動
可能に構成された副フレー・ 五の前記主フレームに対
する回動角を検出するための第一のセンサと、前記副フ
レームの前後方向他側端部にその前後方向一側端部を枢
支されてその前後方向他側端部を上下回動可能に構成さ
れた上部フレームの14ij記副フレームに対する回動
角を検出するための第一のセンサと、前記上部フレーム
に取付けられた荷台の水平面に対する絶対角を検出する
ための第三のセンサとを備え、前記各センサの検出結果
に従って前記荷台の姿勢を制御すべくなしたことを特徴
とする。
〔実施例〕
以下、本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述す
る。
第1図は本発明に係る荷台袋gh制御装置を装備した運
搬車の右側後方から見た略視斜視図、第2図はその荷台
部分のフレームの構成を示す平面図、第3図は第2図の
m−m線矢視方向に見た側断面図である。
図中10は運搬車の主フレームであり、左右の走行うロ
ーラ11.11を取付けたシャーシ12上に搭載されて
いる。この主フレーム°lOの前側部は走行うローラ1
1の前端部より更に前方へ延出されており、この延出さ
れた部分の上側には運転席1及び動力部14が搭載装備
されている。
主フレーム10の後部の上側には荷台20がiiJ後力
後方の傾斜(ダンプ)及び昇降可能に設けられているが
、この荷台20は上部フレーム40に取付けられており
、上部フレーム40がその後端に近い部分にて副フレー
ム30に対して上下方向への回動自在に、更に副フレー
ム30がその前端に近い部分にて主フレーム10に対し
て上下方向への回動自在にそれぞれ取付けられている。
このような構成を採ることにより、主フレーム10に対
して副フレーム30がその前部を回動中心として上下刃
向に回動し、また副フレーム30に対して上部フレーム
40がその後部を回動中心として上下刃向に回動するこ
とにより、荷台20の主フレーム■0に対するiiJ後
両万両方向傾斜及び昇降が可能に構成されている。
なお、ここで荷台20の前後方向への傾斜とは、運搬車
本体に対して荷台20がそのi;1後端いずれかを回動
中心とする回動移動のことであり、昇降とは運搬車本体
と荷台20とが平行な状態を維持しつつ運搬車本体に対
して荷台20が上下移動することである。また、荷台2
0の傾斜には、運搬車本体に対して荷台20の後端部を
回動中心としてMi+端部を上昇する方向に回動させる
前上げと、これとは逆に荷台20のiij端部を回動中
心として後端部を上方に向けて回動させる前玉げとがあ
る。
まず主フレーム10は、左右の走行うローラ11゜11
の駆動輪、案内輪等の回転軸を支持しているシャーシ1
2の左右のシャーシ部材12c12rそれぞれの上側部
に左右の主フレーム部材101 、 forが位置する
ように取付けられている。これらの左右の主フレーム部
材10 j! 、 10rの運転席1よりやや後側部分
画外側にはその上部を左右の主フレーム部材10/。
10rそれぞれの上側に突出した状態で左右のブラケッ
ト16β、16rが取付けられている。そして、この左
右のブラケッ1−16β、16「間には回動軸17が回
動自在に挿通されており、この回動軸17の左右のブラ
ケット1611 、16r間の部分に副フレーム30を
構成する左右の副フレーム部材3oβ、 30rの前端
に近い部分がそれぞれ固定されている。
また主フレームlOの左右のブラケット161 ’、 
16rよりやや後方よりの左右の主フレーム部材1(H
!。
for間には角パイプの梁材18が固定されており、−
5副フレーム30のほぼ中間部分であって上記梁材18
の固定位置よりは後方の位置の左右の副フレーム部材3
0C30r間にも角パイプの梁材31が固定されている
。そして、梁材17の左右方向はぼ中央の位置にはその
ピストンロッド321?の進出により荷台20を目;J
下げ状態とする油圧シリンダ32がトラニオン支持され
ており、この油圧シリンダ32のピストンロッド32R
のロッドエンドは副フレーム30側に固定されている角
パイプの梁材31に枢支されている。従って、油圧シリ
ンダ32へ圧油を給排することにより副フレーム30は
その前端に近い部分を主フレーム10の運転席lのやや
後部の位置において回動中心として回動される。なお、
副フレーム30の主フレームIOに対する回動角は0°
から一15° (ピストンロッド32Rが進出した場合
に荷台20が前玉がりに傾斜する)の範囲である。
右側の主フレーム部材10rに取付けられている右側の
ブラケット16rにはポテンショメータを利用したフロ
ントポジションセンサ5Iが備えられており、その検出
値FOは右側のブラケット16rに対する回動軸17の
回動角を検出することにより、副フレーム30の主フレ
ーム10に対する相対的な回動角を表している。
副フレーム30の後端には、左右の副フレーム部材30
1.3Orそれぞれの外側に、左右のブラケット331
2.33rがそれぞれの前上部を固定されている。
この左右のブラケット331.33rそれぞれの副フレ
ーム30より後方へ突出した部分には回動軸34が回動
自在に挿通されている。一方、上部フレーム4゜を構成
する左右の上部フレーム部材40 j! 、 40rそ
れぞれの後端に近い部分の外側には下方へ突出して取付
けられた左右のブラケット411.41rが備えられて
おり、これらの左右の上部フレーム部材40f。
40rに固定された左右のブラケット41 j! 、 
41rが上述の回動軸34に固定されている。
また、副フレーム30の左右のブラケット331゜33
rの下側前端部分間には角パイプの梁材35が固定され
ており、一方上部フレーム40のほぼ中間部分であって
前記梁材3Lの固定位置とほぼ同一の位置の左右の上部
フレーム部材40j!、40r間にも角パイプの梁材4
2が固定されている。そして、梁材35の左右方向はぼ
中央の位置にはそのピストンロッド43Rの進出により
荷台20を1iij上げ状態とするAil上げ用の油圧
シリンダ43がトラニオン支持されており、またこの油
圧シリンダ43のピストンロッド43Rのロッドエンド
は上部フレーム40側に固定されている梁材42に枢支
されている。従って、油圧シリンダ43への圧油の給排
により上部フレーム40はその後端に近い部分を副フレ
ーム30の後端の位置において回動中心として回動され
る。なお、上部フレーム40の副フレーム30に対する
回動角は0゜から+60° (ピストンロッド43Rが
進出して荷台20が前上がりに回動する)の範囲である
なお、右側の副フレーム部材30rに取付けられている
右側のブラケット33Iには、前述のフロントポジショ
ンセン号51同様、ポテンシヨメータを利用したリアポ
ジションセンサ52が備えられており、その検出値RO
は回動軸34の右側のブラケット33rに対する回動角
を検出することにより上部フレーム40の副フレーム3
0に対する相対的な回動角を表している。
更に、上部フレーム40には上述の梁材42及び左右の
ブラケット4L 1.41rが取付けられている左右の
上部フレーム部材401.4Orそれぞれの更に外側に
各2本の前後方向のフレーム部材45 j! 、45r
、 461 。
46rがそれぞれ備えられており、これらの計6本の前
後方向の上部フレーム部材4111.41r、 45 
It 。
45r、 4G 1 、46rは上部フレーム40の前
後端梁材を構成する梁材47b、 47fにて枠状に組
立られている。
そしてこの枠状の上部フレーム40の上面に荷台20が
載置される状態で固定されている。
なお、上部フレーム40の適宜の部材にはその前後方向
はぼ中央に上部フレーム40の、換言すれば荷台20の
水平面に対する絶対的な傾斜角を検出するための荷台セ
ンサ53が備えられており、その検出値NOは主フレー
ム10の傾斜状態、油圧シリンダ32、43の伸縮状態
等の如何に拘わらず荷台20の水平面に対する絶対的な
傾斜角を表している。
従って荷台20は、前下げ用の油圧シリンダ32のピス
トンロッド32Rが進出することによりその前端部を回
動中心として後端部が上昇する方向へ回動して前下げの
傾斜状態となり、また−1上げ用の油圧シリンダ43の
ピストンロッド43Rが進出することによりその後端部
を回動中心として前端部が上昇する方向へ回動して前上
げの傾斜状態となる。
更に、荷台20が運搬車本体と平行な状態から、両ピス
トンロッド32R,43Rが等量(実際には後述する如
く、交互に)進出し、あるいは退入した場合には、荷台
20は運搬車本体と平行な状態を維持したままで上昇し
、あるいは降下する。
第4図は荷台20が取り得る姿勢を示す模式図であり、
(a)は主フレームlOと副フレーム30とが平行(フ
ロントポジションセンサ51の検出値FO−0’)であ
り、且つ副フレーム30と上部フレーム40とが平行(
リアポジションセンサ52の検出値RO−0°)の場合
を示している。第4図(blは同(alの状態から上部
フレーム40が副フレーム30に対して離隔する方向に
その限度まで回動した場合(RO=+60°、po=o
°)を示している。第4図(e)は同(b)の状態から
更に副フレーム30が主フレームIOに対して離隔する
方向にその限界まで回動した場合(Ro・60°。
FO=−15°)を示しており、この場合の荷台20の
水平面に対する角度、即ち荷台センサ53の検出値NO
は+45°となる。第4図(d)は同(C)の状態から
上部フレーム40を副フレーム30に対して接近する方
向にその限界まで回動して両者を平行にした場合(+?
O=O°、FO=−15°)を示しており、この場合の
荷台20の水平面に対する角度、即ち荷台センサ53の
検出値NOは一15°となる。なお、この第4図(d)
の状態から更に副フレーム30を主フレーム10に接近
する方向に回動させて両者を平行にすると同(11)の
状態に復帰する。第4図(e)は同(a)の状態から上
部フレーム40を副フレーム30に対して、副フレーム
30を主フレームlOに対してそれぞれ交互にほぼ等角
度づつ回動して上部フレーム40、即ち荷台20を主フ
レーム10に対して°平行な状態を維持しつつその上限
まで上昇させた場合(RO= 15°、 FO冨−15
°)を示している。
運転席lは、第1図に示す如く、左側にエンジン、変速
器等を装備した動力部14が備えられ、はぼ中央部分に
は本発明装置の制御回路(第7図参照)等を内装したコ
ントロールボックス2及び走行うラッチレバー3等を前
後方向に配列した操縦コンソールが位置し、右側部分に
作業者用の腰掛5、操行レバー4j!、4r等が備えら
れている。なお、クラッチレバ−3には、これが操作さ
れたこと、換言すれば走行状態から停止状態への、また
は停止状態から走行状態への変化を検出するクラッチセ
ンサ54(第7図参照)が備えられている。
ところで、コントロールボックス2の表面には第5図に
示す如き本発明装置の操作パネル6が備えられている。
この操作パネル6に配列されているモードスイッチ61
、荷台スイッチ62、リフトスイッチ63、シリンダ速
度切換えスイッチ64及びバイブレーションスイッチ6
5の働きについて簡単に説明する。
まずモードスイッチ61は3位置選択式であり、手動モ
ード、自動モード及び平行モードの3モードが選択可能
になっている。このモードスイッチ61により手動モー
ドが選択された場合は、荷台スイッチ62の操作により
荷台20の傾斜を作業者が手動にて制御可能であり、ま
たバイブレーションスイッチ65をオン操作することに
より荷台20を振動させることも可能である。自動モー
ドが選択された場合には、運搬車本体の傾斜には拘わら
ず荷台20を水平に維持するための自動制御が行われる
が、荷台スイッチ62の手動操作による荷台20の傾斜
制御が優先され、またこの荷台スイッチ62による荷台
20の傾斜制御が停止された場合には直ちに自動モード
に復帰する。平行モードが選択された場合には、荷台2
0と運搬車本体、具体的には上部フレーム40と副フレ
ーム30とが平行(リアポジシランセンサ52の検出値
RO=0°)、副フレーム30と主フレーム10とが平
行(フロントポジションセンサ51の検出値FO−0°
)となり、荷台20は運搬車本体に最も近い位置にて運
搬車本体と平行になる(第4図(alの状態)、また、
この状態においてリフトスイッチ63を操作することに
より荷台20と運搬車本体との平行関係が維持された状
態で荷台20の昇降(リフトアップ−リフトダウン)が
可能である。
荷台スイ・7チ62は、荷台20の傾斜(ダンプ)を行
わせるスイッチであり、「昇」位置に操作すると荷台2
0は前玉げ状態(第4図+a)−(b)−(C1O順)
になり、「降」位置にすると荷台20は前下げ状態(第
4図(c)−(d)−(alO順)になる。なおこの荷
台スイッチ62が操作された場合には、上述のモードス
イッチ61により選択されているモードに拘わらず荷台
スイッチ62の操作により荷台20を傾斜させる手動制
御が優先される。
リフトスイッチ63はボリューム式のスイッチであり、
その回転位置に対応する高さ位置にまで荷台20を運搬
車本体との平行な関係を維持した状態で昇降させる(第
4図(a)−(Q)の如く)ものであるが、前述のモー
ドスイッチ61により平行モードが選択されて荷台20
が運搬車本体に対して最も低い位置にある状!3(第4
図(a)に示す如き上部フレーム40の副フレーム30
に対する回動角及び副フレーム30の主フレームlOに
対する回動角が共に0°)から「低」−「高」と操作し
た場合にのみその操作が自効である。
シリンダ速度切換えスイッチ64は、モードスイッチ6
1にて自動モードが選択されている場合の荷台20の傾
斜あるいは昇降の速度(具体的には、油圧シリンダ32
.43のロッド駆動速度)を選択するスイッチであり、
比較的迅速に両ピストンロッド32R,43Rが駆動さ
れる「速」、比較的緩慢に両ピストンロッド321?、
 43Rが駆動される「遅」、及び両者の中間の「中」
の3段階の速度が選択可能である。なお、後述するが、
手動モード時には「中」、平行モード時には「中」また
は「遅」、リフトスイッチ63による荷台20の昇降が
行われる場合には「遅」の速度がそれぞれ自動的に選択
される(lh。
副フレーム30あるいは上部フレーム40の回動が停止
される直前等には後述する如くシリンダ速度は比較的緩
慢に制御される。
バイブレーションスイッチ65は、荷台20の撮動、即
ち荷台20を前玉がり状態に傾斜させた状態(第4図(
a)と(blの中間の状態)で荷台20を数度(本実施
例では5°)反復して上下方向に回動する制御であり、
たとえば荷台20に積載した土砂等を本体を走行させつ
つ落下させるような作業が必要な場合に実施される。
第6図は本発明装置が装備されている運搬車の要部油圧
回路図である。
図中32及び43は前述の油圧シリンダであり、共に4
ポート3位置切換え型の電磁方向制御弁V2゜v3によ
り圧油の給排が行われる0両電磁方向制御弁V2. V
3はそれぞれ、ソレノイドSu2. Sn2が励磁され
るとそれぞれ切換え位置1u)となって進出側の油室に
圧油が供給され、これによりピストンロフト32R,4
3Rが進出して副フレーム30が主フレームlOから離
隔する方向(フロントポジションセンサ51の検出値F
Oは0’−15’、荷台20は11)下がり)へ、また
は上部フレーム40が副フレーム30から離隔する方向
(リアポジションセンサ52の検出値ROは0°−+6
0°、荷台20は前上がり)へそれぞれ上刃へ回動され
て傾斜が大となり、逆にソレノイドSd2. Sd3が
励磁されるとそれぞれ切換え位置(d)となって退入側
の油室に圧油が供給され、これによりピストンロッド3
2R,43Rが退入して副フレーム30が主フレームI
Oに接近′する方向(フロントポジションセンサ5Iの
検出値POは一15°−0°、荷台20は前上がり)へ
、または上部フレーム40が副フレーム30に接近する
方向(リアポジションセンサ52の検出値ROは+60
°−0°、荷台20は前下がり)へそれぞれ下方へ回動
されて傾斜が小となり、両ソレノイドSu2. Sd2
またはSn2. Sd3が共に励磁されない場合は中立
位置(fl)となって両油圧シリンダ32.43の油室
内の圧油は封止されて両ピストンロッド32R,43R
はその時点の位置にロックされる。
また、両電磁方向制御弁V2. V3は直接油圧ポンプ
Pから圧油の供給を受けるのではなく、もう一つの電磁
方向制御弁Vlが両者と油圧ポンプPとの間に介装され
ていて、両電磁方向制御弁V2.ν3への圧油供給の切
換えを行っている。この切換え用の電磁方向制御弁Vl
は4ポート2位置切換え型であり、そのソレノイドS1
が消磁されている場合には油圧ポンプPから吐出された
圧油はd;ノ上げ用の油圧シリンダ43との間に介装さ
れている電磁方向制御弁v3に供給され、ソレノイドS
1が励磁されている場合には油圧ポンプPから吐出され
た圧油は前下げ用の油圧シリンダ32との間に介装され
ている電磁方向制御弁v2に供給される。
両電磁方向制御弁V2. ’J3それぞれにに中立位置
+n)があるにも拘わらずこのように電磁方向制御弁V
lにて両電磁方向制御弁V2. V3のいずれかのみに
圧油を供給する構成を採っている理由は、電磁方向制御
弁v1を使用しない場合には両電磁方向制御*V2. 
V3の各ソレノイドSu2. Sn2. Sd2. S
d3を制御するためには4系統の信号が必要である。し
かし、第6図に示す構成とする場合には両電磁方向制御
弁V2. V3のソレノイドSu2とSn2とを一系統
の信号にて、同Sd2とSd3とを一系統の信号にてそ
れぞれ制御し、これと電磁方向制御弁v1のソレノイド
Slを制御する信号とを組合せることに、より、3系統
の信号で両油圧シリンダ32.43の制御が可能となる
からである。
第7図は本発明装置の制御回路のブロック図である。
図中71はCI’U、 ROM、 RAM等を用いた制
御部であり、アナログ信号が入力される入カポ−)al
〜a4、デジタル信号が入力される入力ポートd1〜d
8及びデジタル信号が出力される出力ポートb1〜b3
が備えられている。なお、aoは電源端子であり、バッ
テリ70からキース、インチ75を介して電源電圧が供
給されている。
入力ポートa1には一1述のフロントポジションセンサ
5I、即ち副フレーム30の主フレーム10に対する相
対的傾斜角(荷台20の前下げ角度)を検出するセンサ
51の出力(検出値FO)が与えられ、同!12には前
述のリアポジションセンサ52、即ち上部フレーム40
の副フレーム30に対する相対的傾斜角(荷台20の前
上げ角度)を検出するセンサ52の出力(検出値RO)
が与えられ、同a3には前述の荷台20の水平面に対す
る絶対角を検出する荷台センサ53の出力(NO)がそ
れぞれアナログの電気信号にて与えられている。これら
の各センサ51〜53の検出範囲について説明しておく
と、いずれのセンサも荷台20が前上げの状態での検出
値を+、前前玉の状態での検出値を−としている。従っ
て、フロントポジションセンサ51の検出範囲は±0°
〜−15°、リアポジションセンサ52の検出範囲は±
0°〜+60°、荷台センサ53の検出範囲は±15゜
となっている。
入力ポートd1にはクラッチセンサ54が接続されてい
る。このクラッチセンサ54はクラッチレバ3が操作さ
れる都度、換言すれば運搬車が発進または停止を行う都
度クラッチレバ−3が接触してハイレベルの信号を入力
ポートd1に人力するものであり、運搬車の発進直後ま
たは停止直後における操作を禁じるものである。なお、
このクラッチセンサ54は、たとえばフォトインクラブ
タ等の光学センサを使用してもよい。
入カポ−)d2.d3には前述の操作パネル6のモード
スイッチ61の二つの接点61M、 61Aがそれぞれ
接続されている。即ち、モードスイッチ61により手動
モードが選択された場合には接点61Mが閉路してハイ
レベルの信号が入力ポートd2に入力され、自動モード
が選択された場合には接点61Aが閉路してハイレベル
の信号が入力ポートd3に入力され、平行モードが選択
された場合には両接点61M、 61Aが共に閉路して
ハイレベルの信号が両人カポ−)d2.d、に入力され
ることにより、制御部74が選択されたモードの認識を
行う。
入カポ−)d4.d5には前述の操作パネル6の荷台ス
イッチ62の二つの接点62u、 62dがそれぞれ接
続されている。即ぢ、荷台スイッチ62が「昇」側へ操
作された場合には接点62uが閉路してハイレベルの信
号が入力ポートd、に入力され、「降」側へ操作された
場合には接点62dが閉路してハイレベルの信号が入力
ポートd5に入力されることにより、制御部74が荷台
20を上昇させる指示または下降させる指示を認識する
入力ポートa、には操作パネル6のリフトスイッチ63
により設定された荷台20のリフト位置(昇降高さ)を
表すアナログの電圧信号が与えられている。
入カポ−)d6及びd7には操作パネル6のシリング速
度切換えスイッチ64の二つの接点64h、64 fが
それぞれ接続されている。即ち、前述の如く、モードス
イッチ61により自動モードが選択された場合には、前
上げ用または前下げ用の油圧シリンダ43.32の作動
速度の設定がシリンダ速度切換えスイッチ64により可
能なのであるが、これにより「速」が選択された場合に
は接点64hが閉路してハイレベルの信号が入力ポート
d6に入力され、「遅」が選択された場合には接点61
が閉路してハイレベルの信号が入カポ−)CI+に入力
され、「中」が選択された場合には両接点64h、6i
が共に閉路してハイレベルの信号が両人力ポートd6+
d7に入力されることにより、選択されているシリンダ
速度を制御部74が認識する。
入力ポートdeには操作パネル6のバイブレーションス
イッチ65が接続されており、バイブレーションスイッ
チ65がオン操作された場合にはハイレベルの信号が入
力ポートasに入力されて荷台20の振動制御の指示を
制御部74が認識する。
一方、出力ポートb+には、バッテリ70との間に前述
の電磁方向ta制御弁VlのソレノイドS1が介装され
たスイッチングトランジスタ72が接続されている。従
って、出力ポートb1からハイレベルの信号が出力され
るとソレノイドS1が励磁され、これにより油圧ポンプ
Pから吐出される圧油は前下げ用の油圧シリンダ32に
接続された電磁方向制御弁v2側へ送給される。逆に出
力ポートb、から出力されている信号がローレベルの場
合には、ソレノイド51は消磁され、これにより油圧ポ
ンプPから吐出される圧油は前上げ用の油圧シリンダ4
3に接続された電磁方向制御弁v3側へ送給される。
出力ポートb2には、パンチリフ0との間に前述の両電
磁方向制御弁V2. V3のロッド進出用のソレノイド
Su2. Su3が並列に介装されたスイッチングトラ
ンジスタ72が接続されている。従って、出力ポートb
2からハイレベルの信号が出力されると両ソレノイドS
u2. Su3が共に励磁される。しかし、油圧シリン
ダ切換え用の電磁方向制御弁VtのソレノイドSlが励
磁されていない場合にはソレノイドSu3の励磁のみが
実際には有効となり、逆にソレノイドSlが励磁されて
いる場合にはソレノイドSu2・の励磁のみが有効とな
る。
出力ポートb−,には、バッテリ70との間に前述の両
電磁方向制御弁V2. V3のロッド退入用のソレノイ
ドSd2. Sd3が並列に介装されたスイッチングト
ランジスタ73が接続されている。従って、出力ポート
b3からハイレベルの信号が出力されると両ソレノイド
Sd2. Sd3が共に励磁されるが、上述同様に油圧
シリンダ切換え用の電磁方向制御弁ν1のソレノイドS
lが励磁されていない場合にはソレノイドSd3の励磁
のみが実際には有効となり、逆にソレノイド31が励磁
されている場合にはソレノイドSd2の励磁のみが有効
となる。
以上の如く構成された本発明装置の動作について、以下
に説明する。
第8図は制御部74の制御処理内容のメインルーチンを
示すフローチャートであり、まずこの第8図のフローチ
ャートに従って概略の説明を行う。
電源が投入されると、制御部74はまず種々の初期設定
、あるいは各入力ポート及び出力ポートの定義を行う。
この初期設定には、たとえば油圧シリンダ切換え用のソ
レノイドSl以外の各ソレノイドSu2. Sn2. 
Sd2. Sd3を励磁する際の一単位のオン時間To
nをlOwとし、実際の励磁tまこのオン時間Tonを
4回連続した時間t on (40as)とする初期設
定、あるいは後述する各フラグ総てをリセット(=0)
する、等の処理が含まれている。
ここで、切換え用ソレノイドSl以外のソレノイドSu
2. Sn2. Sd2. Sd3の駆動制御について
、その内容を示す第9図のフローチャートに従って説明
しておく。
ソレノイドSu2. Sn2. Sd2. Sd3等の
励磁はオフ時間Ton(los+s)単位で行われ、オ
ン時間Tonが経過する都度、割込み処理のチェック等
が行われる。
そして、これが4回、即ち初期設定されている時間to
n(==Tonx4)が経過するとソレノイドSu2.
Su3゜Sd2. Sd3等は消磁される。この後、オ
フ時間tonが0に設定されている場合には直ちに次の
処理(多くの場合は再度同一のソレノイドSu2.Su
3.Sd2゜Sd3等を時間ton=Tonx4に亘っ
て励磁する処理)が行われ、またオフ時間tof fが
0でない場合には時間toffが経過するまでの間に割
込み処理のチェック等を行ってオフ時間toffが経過
するのを待った後、次の処理(多くの場合は再度同一の
ソレノイドSu2.Su3.Sd2.Sd3’等を時間
ton=TonX4に亘っ°ζ励磁する処理)を行う。
従って、オフ時間toffが0に設定されている場合に
、ソレノイドSu2. Sn2. Sd2. Sd3等
の励磁が指示されるとこれらの各ソレノイドはほぼ連続
的に励磁されることになり、シリンダ速度は最も高速と
なる。換言すれば、シリンダ速度切換えスイッチ64に
より「速」が選択されている場合にはオフ時間toff
が0に設定されるのである。f!に、オフ時間tof 
fが0でない場合に、ソレノイドSu2. Sn2゜S
d2. Sd3等の励磁が指示されると各ソレノイドは
断続的に励磁されることになり、シリンダ速度はオフ時
間Loffが0の場合に比して遅くなる。換言すれば、
オフ時間toffが大であればある程、シリンダ速度は
遅くなる。具体的には、シリンダ速度切換えスイッチ6
4によりシリンダ速度r中」が選択されている場合には
オフ時間toffがオン時間To nの4倍に設定され
、シリンダ速度「遅」が選択されている場合にはオフ時
間toffがオン時間Tonの12倍に設定される。
従って、ソレノイドSu2. Sn2. Sd2. S
d3等は、シリンダ速度「速」の場合には連続的に励磁
され、「中」の場合にはは励磁と消磁とが40asずつ
反復されて断続的に励磁され、「遅」の場合には401
1111間の励磁と120m間の消磁とが反復されて断
続的に励磁される。
以上の如き初期設定が終了すると、制御部74はモード
スイッチ61のチェックを行う、このモードスイッチ6
1のチェックの結果、自動モードが選択されている場合
には、運搬車本体の傾斜には拘わらず荷台20を水平に
維持するように制御が行われる。即ち制御部74はシリ
ンダ速度切換えスイッチ64のチェックを行い、上述の
オフ時間toffの設定を行う。この処理は上述の如く
、オフ時間1offをシリンダ速度切換えスイッチ64
にて選択されているシリンダ速度が「速」の場合には0
に、「中」の場合にはオン時間Tonの4倍、即ち40
聞に、「遅」の場合にはオン時間Tonの12倍、即ち
120簡にそれぞれ設定するものである。
次に制御部74は、荷台20が取付けられた上部フレー
ム40と副フレーム30との間の相対傾斜角を検出して
いるリアポジションセンサ52の検出値RO及び主フレ
ームIOと副フレーム30との間の相対的傾斜角を検出
しているフロントポジションセンサ51の検出値FOを
読込み、このリアポジションセンサ52の検出値ROが
RO≦0° (リアポジションセンサ52の検出範囲は
O°〜+60”の範囲であるから、RO≦0°は上部フ
レーム40と副フレーム30とが平行であることを意味
している)、またはフロントポジションセンサ51の検
出値FOがFO≧0° (フロントポジションセンサ5
1の検出範囲はO°〜−I5゜の範囲であるから、FO
≧O°は副フレーム30と主フレーム■0とが平行であ
ることを意味している)のいずれかが成立する場合にの
み、荷台20が本体に平行に維持されるように自動的に
制御するための自動サブルーチンに進み、他の場合、換
言すればリアポジシランセンサ52及びフロントポジシ
ョンセンサ51の検出kRO,FOの双方の絶対値が0
゜より大である場合(上部フレーム40が副フレーム3
0に対して離隔する方向に、また11フレーム30が主
フレーム10に対して離隔する方向にいずれも回動され
ている場合)には自動制御は行われずに、モードスイッ
チ61をチェックするステップに戻る。
従って、この自動モードを行うには、手動操作にて上部
フレーム40または副フレーム30の内のいずれかの回
動角を0°にしておく必要が有る。
さて、モードスイッチ61をチェックするステップにお
いて手動モードが選択されていることが検出された場合
には、制御部74は荷台スイッチ62のチェックを行う
。そして、荷台スイッチ62が「昇」(又は、「降」)
方向に操作されている場合には、昇降フラグUDをセッ
ト(UD=1) した後、手動上昇サブルーチン(又は
、手動下降サブルーチン)に進んで荷台20を前玉がり
、即ち第4図(a)−(b)−(C)の順(又は、画工
がり、即ち第4図(e)−(d)→(a)の順)に傾斜
させ、このサブルーチン終了後昇降フラグUDをリセッ
ト(UD=0) して荷台スイッチ62をチェックする
ステップに戻る。
一方、手動モード時に荷台スイッチ62が「昇」または
「降」いずれにも操作されていない場合には、バイブレ
ーションスイッチ65による荷台20の振動が指示され
ている場合があるため、制御部74はそのチェックを行
う。即ち、まず制御部74は荷台20の振動が指示され
ている場合にセットされるバイブレーションフラグVの
状態を調べ、これがセット(V−1)されている場合に
は直ちに、またリセット(V = O)されている場合
にはモードスイッチ61の操作状態をチェックした後に
バイブレーションスイッチ65がオンされているか否か
をチェックするステップに進む。これは、荷台20の振
動操作をモードスイッチ61の操作によるモードの変更
に優先させるためでる。そして、バイブレーションスイ
ッチ65がオン操作されていない場合にはバイブレーシ
ョンフラグVをリセットしてモードスイッチ61をチェ
ックするステップに戻り、バイブレーションスイッチ6
5がオン操作されている場合には、荷台20を振動制御
するための振動サブルーチンに進み、このサブルーチン
終了後にバイブレーションフラグVをセットし、荷台ス
イッチ62をチェックするステップに戻る。
従って、手動モード時にバイブレーションスイッチ65
がオン操作されている間には、モードスイッチ61を操
作して他の自動モード、平行モードに切換えることはで
きない。
モードスイッチ61により平行モードが選択された場合
には、制御部74は上部フレーム40と副フレーム30
の回動角をいずれも0°として荷台20を本体に対して
平行(第4図(alの状態)にし、この状態でリフトス
イッチ63による荷台20の上昇(リフトアップ)の指
示が有った場合には荷台20の昇降(第4図(elに示
す如く)を行う。
まず制御部74、はリフトスイッチ63がオフ状態であ
るか否かを調べる。これは、危険防止、荷崩れ防止等の
ため荷台20の昇降は、一旦上部フレーム40及び副フ
レーム30双力の回動角を共にOoとして荷台20を本
体に対して平行な状!3(第4図(8)の状態)として
から行うようにしているためである。
リフトスイッチ63がオフであれば、制御部74は上部
フレーム40及び副フレーム30双方の回動角を共に0
°として荷台20を本体に対して平行にするための平行
サブルーチンに進み、このサブルーチン終了後に再度リ
フトスイッチ63の設定値りを読取った後、荷台20を
本体に対して平行な状態で昇降させるためのリフトサブ
ルーチンに進み、このリフトサブルーチン終了後はモー
ドスイッチ61をチェックするステップに戻る。
次に自動サブルーチンについて説明する。この自動サブ
ルーチンは、前述の如く、モードスイッチ61により自
動モードが選択された場合に、本体の傾斜状態の如何に
拘わらず、荷台20を本体に対して常に水平になるよう
制御するためのサブルーチンである。第1θ図はこの自
動サブルーチンの内容を示すフローチャートである。
前述の如く、モードスイッチ61により自動モードが選
択されると、シリンダ速度切換えスイッチ64によりシ
リンダ速度が設定され、またリアポジシランセンサ52
あるいはフロントポジションセンサ51のいずれかの検
出値RO,FOが0°、即ち上部フレーム40と副フレ
ーム30とがまたは副フレーム3Gと主フレーム10と
が平行であれば、この自動サブルーチンの処理が行われ
る。
最初に制御部74は荷台センサ53の検出値NOを読取
るが、クラッチセンサ54がオンしている場合、即ち運
搬車本体が走行状態から停止状態に、あるいはその逆に
状態変化した場合には、このクラッチセンサ54がオフ
した後1秒経過するまでは処理を開始しない、さて、ク
ラッチセンサ54のオフにより処理が開始されたると、
制御部74は荷台センサ53の検出値NOに応じて制御
を行う、即ち、荷台センサ53の検出値NOが±1°の
範囲である場合には、荷台20は水平、具体的には主フ
レームIOと副フレーム30とが平行であり且つ副フレ
ーム30と上部フレーム40とが平行な状@(第4図(
alの状!B)であるとして何等の制御も行わない、し
かしたとえば荷台センサ53の検出値NOが+l゛より
大(荷台20の前部が後部より高い状態、即ち前上がり
)であり、且つ+41より大である場合には、荷台20
の前部を比較的迅速に自動的に下降させるための自動下
降サブルーチンの処理を行い、+1”より大ではあるが
+4°以下の場合には、荷台20の前部を比較的緩慢に
降下させるための前上げ速度制限量ブルーチンの処理を
行う、逆に、荷台センサ53の検出値NOが一1°より
小(荷台20の後部が前部より高い状態、即ち前上がり
〉であり、且つ一4°より小である場合には、荷台20
の前部を比較的迅速に自動的に上昇させるための自動上
昇サブルーチンの処理を行い、−1°より小ではあるが
一4°以上の場合には、荷台20の前部を比較的緩慢に
上昇させるための前上げ速度制限サブルーチンの処理を
行う。
第11図は自動下降サブルーチンの、第12図は自動上
昇サブルーチンのそれぞれフローチャートを示している
自動下降サブルーチンは荷台20が水平面に対して前上
がり状態にある場合に行われる処理である。
この自動下降サブルーチンは、まずリアポジシランセン
サ52の検出値ROを読込むことから始められ、このリ
アポジションセンサ52の検出値ROが0°でない場合
、即ち副フレーム・30に対して上部フレーム40が前
上がり方向に離隔している場合には、ソレノイドSd3
を励磁して前上げ用の油圧シリンダ43のピストンロッ
ド43Rを退入させて上部フレーム40を副フレーム3
0に対して前上がり方向に、即ち副フレーム30に接近
する方向に下降回動させて両者を接近させることにより
荷台20を前上がり方向(より水平に近付く方向)に回
動させるものである。一方、リアポジシランセンサ52
の検出値12Gが0°の場合には上述の如き上部フレー
ム40を副フレーム30に接近する方向に下降回動させ
る制御は不可能であるから、フロントポジションセンサ
51の検出4jpoを読込み、これがその回動限界であ
る0°より小であればソレノイドS1.Su2を励磁し
て前上げ用の油圧シリンダ32のピストンロッド32R
を進出させて副フレーム30を生フレーム10に対して
前上がり方向に上昇回動させて両者を離隔させることに
より、荷台20を前上がり方向(水平面に近付く方向)
に回動させるものである。
これに対して、自動上昇サブルーチンは荷台20が水平
面に対して曲玉がり状態にある場合に行われる処理であ
る。この自動上昇サブルーチンは、まずフロントポジシ
ョンセンサ51の検出値FOを読込むことから始められ
、このフロントポジションセンサ51の検出値FOが0
°でない場合、即ち主フレーム10に対して副フレーム
30が前下がりに傾斜していて荷台20が水平面より前
下がり状態で且つフロントポジションセンサ5Iの検出
4rIiFOが−15゜である場合には、それ以上に副
フレーム30を主フレーム10に対して前下がり方向に
回動させた場合には荷崩れ等の危険性が予想されるため
、制御は行われない。しかし、フロントポジションセン
サ51の検出値FOが0“より大で15°未満の場合に
は、ソレノイドS1及びSd2を励磁して前下げ用の油
圧シリンダ32のピストンロッド321?を退入させる
ことにより副フレーム30を主フレーム10に対して前
上がり方向に回動して両者を接近させて荷台20を前上
がり方向(水平面に近付く方向)に回動させるものであ
る。−力、フロントポジションセンサ51の検出値FO
がOoの場合には上述の如き副フレーム30を主フレー
ム10に接近させる制御は不可能であるから、制御部7
4はリアポジションセンサ52の検出値ROを読込み、
これが+30”未満であればソレノイドSu3を励磁し
て前上げ用の油圧シリンダ43のピストンロッド43R
を進出させて上部フレーム40を副フレーム30に対し
てFiii上がり方向に回動させることにより両者を離
隔させて、荷台20を前上がり方向く水平面に近付く方
向)に回動させるものである。なお、この際にリアポジ
ションセンサ52の検出値ROが+30°以上の場合に
は荷崩れ等の危険性が予想さるため制御は行われない。
前上げ速度制限サブルーチン及び前下げ速度制限サブル
ーチンは、荷台20を傾斜させあるいは昇降させる場合
に、たとえば副フレーム30の主フレームgo(IIへ
の回動限界(フロントポジションセンサ5■の検出値F
Oが負の値から0°に近付く)あるいは上部フレーム4
0の副フレーム30側への回動限界(リアポジションセ
ンサ52の検出値ROが正の値からOoに近付く)に接
近するに伴ってその回動速度(具体的には油圧シリンダ
32.43のピストンロッド32R,43Rの進出・退
入速度)を比較的緩慢に行わせる処理であり、各センサ
の検出値に応じてソレノイドSu2. Su3. Sd
2. Sd3等の励磁の際のオフ時間toffを大とす
ることにより実行される。
第13図は前下げ速度制限サブルーチンの処理内容を示
すフローチャートである。このサブルーチンにおいては
、まず後述する平行モードの平行サブルーチンにてセン
トされる平行フラグの状態が調べられる。そして平行フ
ラグがセットされていない場合には荷台センサ53の検
出値NOを読込み、平行フラグがセットされている場合
には、リアポジションセン+52の検出値ROを読込ん
でこの値をNOに置換する。次に、シリンダ速度切換え
スイッチ64をチェックしてシリンダ速度として「遅」
が選択されている場合にはオフ時間toffをオン時間
Tonの12倍に、またシリンダ速度として「中」。
「速」が選択されている場合にはオフ時間toffをオ
ン時間Tonの4倍にそれぞれ設定した後、荷台センサ
53(又は、リアポジションセンサ52)の検出値NO
,ROがシリンダ速度として「遅」が選択されている場
合には2°以下になるまで、「中」。
「速」が選択されている場合には3°になるまで前述の
自動下降サブルーチンの処理を反復する。
なお、シリンダ速度がr中」、「速」の場合には荷台セ
ンサ53(又は、リアポジションセンサ52)の検出値
NO,ROがそれぞれ3°以下2°まではオフ時間to
ffがオン時間Tonの12倍に設定されてやや緩慢な
シリンダ速度となる。そして、荷台センサ53(又は、
リアポジションセンサ52)の検出値NO,ROが2゛
以下になるとシリンダ速度切換えスイッチ64によるシ
リンダ速度の選択には拘わらずオフ時間toffがオン
時間Tonの22倍に設定されてシリンダ速度が比較的
緩慢にされて自動下降サブルーチンの処理が行われ、荷
台センサ53(又は、リアポジションセンサ52)の検
出値No、 +10がl。
以下になると処理は終了する。そして最後に平行フラグ
がセットされている場合にはリアポジションセンサ52
の検出値ROとしてNOが置換される。
一方、第14図に示したフローチャートは前上げ速度制
限サブルーチンを示しているが、このAil上げ速度制
限サブルーチンは、荷台センサ53(又は、リアポジシ
ョンセンサ52)の検出値NOが上述の前下げ速度制限
サブルーチンでは正からOoに近付くのに対して負から
0°に近付く他は基本的には上述の前下げ速度制限サブ
ルーチンと同一の処理であるから、説明は省略する。
このように前下げ速度制限サブルーチン及び前上げ速度
制限サブルーチンでは、荷台センサ53の検出値NOが
Ooに近付くに従って、換言すれば荷台20が水平にな
るに従って、各ソレノイドS u 2 + S u 3
 +Sd2. Sd3等のオン時間Tonに対してオフ
時間toffがより長く設定されるため、油圧シリンダ
32.43のピストンロッド32R,43Rはより緩慢
に進出・退入されることになり、従って荷台20の回動
がより緩慢に行われる。
次に手動モード時の制御について説明する。
モードスイッチ61により手動モードが選択された場合
には、制御部74は次に荷台スイッチ62をチェックす
る。この際、荷台スイッチ62が「界」側に操作されて
いる場合には昇降フラグυDがセットされて手動上昇サ
ブルーチンの処理が行われ、これにより荷台20の上昇
制御が行わ、れ、荷台スイッチ62が「降」側に操作さ
れている場合には昇降フラグ00がセントされて手動下
降サブルーチンの処理が行われ、これにより荷台20の
下降制御が行われ、共にそれぞれのサブルーチンの終了
後に昇降フラグuI11がリセットされる。
第15図は手動上昇サブルーチンの、第16図は手動下
降サブルーチンの処理内容をそれぞれ示すフローチャー
トである。
手動上昇サブルーチンでは、制御部74はリアポジショ
ンセンサ52の検出値ROをまず読込み、これが60゛
になるまで、即ち荷台20が取付けられている上部フレ
ーム40が副フレーム30から離隔する方向に前上がり
に上昇回動され°その回動限界になるまでソレノイドS
u3の励磁が行われる。そして、その後制御部74はフ
ロントポジションセンサ51の検出値FOを読込み、こ
れが−15°になるまで、即ち副フレーム30が主フレ
ームlOから離隔する方向に前下がりに上昇回動してそ
の回動限界になるまでソレノイドS’l、 Sn2を励
磁する。
換言すれば、手動モードにて荷台20を上昇させる際に
は、まず荷台20が取付けられている上部フレーム40
が副フレーム30から離隔する方向に回動限界まで前上
がり方向に回動されて傾斜角60°にされ、その後副フ
レーム30が主フレームIOから離隔する方向に回動限
界の−15°にまでii1下がり方向に回動され、結果
的には荷台は45°の傾斜角にされる。
これに対して手動下降サブルーチンでは、制御部74は
まずリアポジションセンサ52の検出値ROをまず読込
み、これが0°になるまで、即ち荷台20が取付けられ
ている上部フレーム40が副フレーム30に接近する方
向に前下がりに下降回動されて両者が平行になるまでソ
レノイドSd3の励磁が行われる。そして、その後制御
部74はフロントポジションセンサ51の検出値FOを
読込み、これが0°になるまで、即ち副フレーム30が
主フレーム10に接近する方向に前上がりに下降回動し
て両者が平行になるまでソレノイドSl、 Sd2を励
磁する。
換言すれば、手動モードにて荷台20を下降させる際に
は、まず荷台20が取付けられている上部フレーム40
が副フレーム30に接近して平行になるまで前下がり方
向に回動され、その後上部フレーム40と平行になった
副フレーム30が主フレーム10に接近して平行になる
まで前上がり方向に回動される。
ところで、手動モード時にはバイブレーションスイッチ
65の操作により荷台20のバイブレーション、即ち荷
台20を反復して上下動させることが可能である。この
操作は、たとえば運搬車本体を徐行させつつ荷台20に
載置した土砂等を散布するような場合に行われる。以下
、バイブレーションスイッチ65による荷台20の振動
制御時の振動サブルーチン処理について、その内容を示
す第17図のフローチャー1・に従って説明する。なお
、この荷台20の振動制御は前上げ用の油圧シリンダ4
3により上部フレーム40を閘フレーム30に対して上
下動させることにより実行される。
まず制御部74はリアポジションセンサ52の検出値R
Oを読込み、これが+5°以下である場合にはこの振動
サブルーチンの処理は行われない。これは、後述する如
く、振動サブルーチンによる荷台20の振動が、荷台2
0の現在位置と、これから下方へ5°の範囲にて行われ
るために、上部フレーム40が副フレーム30に対して
相対的に+5°以上回動されていない場合には荷台20
を上下動させる余裕が無いからである。
一方、リアポジションセンサ52の検出値FOが57゜
以上の場合には、荷台20の上下動は上部フレーム40
の副フレーム30に対する回動限界である+60゜から
下方へ5°の範囲にて行われる。
さて、いまリアポジションセンサ52の検出値ROが+
5°より大で且つ+57°より小の場合には、まずオフ
時間toffがOに設定され、ソレノイドSd3が励磁
されて上部フレーム40が副フレーム30に接近する方
向へ前下がりに下降回動される。そしてこの間に制御部
74はリアポジションセンサ52の検出値を読込んでI
llとし、これがソレノイドSd3励磁前の検出値RO
から5°差引いた値RO−5になるまでソレノイドSd
3の励磁を11続する。換言すれば、上部フレーム40
は5°前下がりに、即ち副フレーム30に接近する方向
へ回動される。但し、リアポジションセンサ52の検出
値R1がOoになった場合にはソレノイドSd3を消磁
して荷台20の副フレーム30に接近する方向への回動
を停止する。そして、荷台20が取付けられている上部
フレーム40が副フレーム30に接近する方向へ下降回
動して5°接近するとソレノイドSd3は消磁され、次
にはソレノイドSu3が励磁される。このソレノイドS
u3の励磁の間に制御部74はリアポジションセンサ5
2の検出値を読込んでR2とし、これが最初に上部フレ
ーム40が前下がりに下方へ、即ち副フレーム30に接
近する方向へ下降回動される前のリアポジションセンサ
52の検出値1?0に等しくなるまでソレノイドSu3
の励磁、換言すれば上部フレーム40の副フレーム30
から離隔する方向への上昇回動が行われる。
以上の制御により、荷台20が最初の位置とそれより5
°下方、即ち副フレーム30に5°接近した位置との間
を1往復したことになるが、この制御がバイブレーショ
ンスイッチ65が操作されている間反復されて荷台20
の振動制御が実行される。
次に、上部フレーム40と副フレーム30との間の相対
的回動角が+57°以上(但し、+60°以下)の場合
の制御について説明する。この場合には、まず制御部7
4はオフ時間toffを0に設定し、ソレノイドSd3
を励磁して上部フレーム40を副フレーム30に接近す
る方向へ前下がりに下降回動する。
そしてこの間に制御部74はリアポジションセンサ52
の検出値を読込んでI?3とし、これがソレノイドSd
3励磁前の検出値ROから5°差引いた値RO〜5にな
るまでソレノイドSd3の励磁を継続する。換言すれば
、上部フレーム40は5°前下がりに下降回動される。
そして、荷台20が取付けられている上部フレーム40
が副フレーム30の方向へ下降回動して5°接近すると
制御部74はソレノイドSd3を消磁し、次にソレノイ
ドSu3を励磁する。このソレノイドSu3の励磁の間
に制御部74はリアポジションセンサ52の検出値R4
を読込み、これが上部フレーム40がその回動上限、即
ち副フレーム30に対する回動角が+60°になるまで
ソレノイドSu3を励磁、換言すれば上部フレーム40
を副フレーム30から離隔する方向へ上昇回動する。
以上の制御により、荷台20が取付けられた上部フレー
ム40は最初の位置から5°副フレーム30に接近する
方向へ下降回動され、続いてその回動上限である副フレ
ーム30との回動角+60°の位置まで副フレーム30
から離隔する方向へ上昇回動される。そして、引き続き
バイブレーションスイッチ65が操作されている場合に
は、上部フレーム40は副フレーム30に対する回動角
子60°の位置とそれから5゛だけ副フレーム30に接
近した位置との間で反復して上下動される。
次に、平行モード及びこの平行モード時に操作可能なリ
フト制御について説明する。
モードスイッチ61にて平行モードが選択されると、荷
台20が運搬車本体に対して平行でない状態にあっても
、上部フレーム40と副フレーム30とが平行に、また
副フレーム30と主フレーム10とが平行にされ、荷台
20は運搬車本体に最も接近した状態(第4図(alに
示す状態)で平行になる。そして、この後リフトスイッ
チ63が操作されると、荷台20と運搬車本体の平行な
状態が維持されたままで荷台20の運搬車本体に対する
昇降(その上限は第4図+01に示す如く上部フレーム
40の副フレーム30に回動角が+15°、副フレーム
30の主フレーム10に対する回動角が−15°である
)が可能となる。この操作は、たとえば他のトランク等
の荷台との間でla荷を積み下ろしするような場合に、
両者の荷台相互間の高さ位置を同一に揃えることが可能
となるため非常に有効である。
さて、前述の如く、モードスイッチ61にて平行モード
が選択されると制御部74はリフトスイッチ63がオフ
状態であるか否かを調べる。そして、このリフトスイッ
チ63がオフ状態であれば、荷台20を運搬車本体に対
して最も近い位置で平行な状態にするための平行サブル
ーチンの処理を行う。第18図(al、 (b)はこの
平行サブルーチンの処理内容を示すフローチャートであ
る。
平行サブルーチンの処理が開始されると制御部74はま
ず平行フラグHをセット(=0)する。制御部74は、
次にフロントポジションセンサ51の検出値FO及びリ
アポジションセンサ52の検出値ROを読込み、フロン
トポジションセンサ51の検出値FOが−1゜以上(但
し、O°以下)の場合にはフロントフラグFFをセット
(−1) L、またリアポジションセンサ52の検出値
ROが+1°以下(但し、0°以上)の場合にはリアフ
ラグRFをセット(=1)する。
これ以降の処理は、両フラグFF、 RFが共にセット
状態の場合(−1°≦FO≦0°且つ0°≦RO≦+l
°、即ち両横出値FO,ROの絶対値が共に1以上)、
一方のフラグFFまたはRFがセット状態で他方がリセ
ット状態の場合(−1°≦FO≦0°且つ1i1Q>+
l°、またはFO<−1°且つ01≦RO≦+1°)あ
るいは両フラグFF、 RFが共にリセット状態の場合
(FO< −1”且つRO>+1°)の4通りの場合に
分けて実行される。
まず、両フラグFF、 RFが共にセット状態の場合(
−1” ≦FO≦O’ 且”)0°≦RO≦+1m)に
は、上部フレーム40は副フレーム30と平行且つ副フ
レーム30は生フレーム10と平行と見做され、荷台2
0が本体からリフトアップされることなく荷台20と本
体とが平行(第4図(a)の状態)であるから、この制
御は行われない。
フロントフラグFFがセット、リアフラグRFがリセッ
ト状態の場合(−1″″≦FO≦0°、RO>+1”)
には、副フレーム30は主フレームIOと平行であるか
ら、荷台20が取付けられている上部フレーム40のみ
を副フレーム30に接近する方向にiij下がりに下降
回動させて副フレーム30と平行にすればよい。
従って、制御部74は、リアポジションセンサ52の検
出値ROが+4@以上であれば+4°になるまで直接ソ
レノイドSd3を励磁して上部フレーム40副フレーム
30に接近する方向に比較的迅速に前下がりに下降回動
させ、リアポジションセンサ52の検出値ROが+4°
以下であれば前下げ速度制限サブルーチンの処理を行っ
て荷台20の前部を比較的緩慢に前下がり方向に下降回
動させる。
逆に、フロントフラグFFがリセット、リアフラグRF
がセット状態の場合(FO≦−1°、0° ≦RO≦+
1”)には、上部フレーム40は副フレーム30と平行
であるから、副フレーム30を主フレームlOに接近す
る方向に回動させて主フレームlOと平行にすればよい
。従って、制御部74は、フロントポジションセンサ5
1の検出値ROが一4°以下の場合には一4°になるま
で直接ソレノイドSl及びSd2を励磁して副フレーム
30を比較的迅速に生フレーム10に接近する方向に下
降回動させ、フロントポジションセンサ51の検出値R
Oが一4°以上O°未満の場合には前止げ速度制限サブ
ルーチンの処理を行って副フレーム30を主フレーム1
0に接近する方向へ比較的緩慢に下降回動させ、これに
より荷台20の前部を比較的緩慢に前止がり方向に回動
させる。
両フラグFF、 RFが共にリセット状態の場合(FO
<−1’、RO>+1°)の処理は第18図(blに示
す如くである。なおこの場合にも、FO,ROの絶対値
が共に+4°より大である場合、共に+4°以下の場合
、一方が4°以下で他方が+4°より大の場合の4通り
の場合に分けて処理される。
まずフロントポジションセンサ51の検出値FOが一4
°以上でリアポジションセンサ52の検出値ROが+4
°以下の場合には、第18図(blに(18b)にて示
したステップ−1処理が進む、この(18b)以降の処
理において、制御部74は前下げ速度制限サブルーチン
及び前上げ速度制限サブルーチンを1回づつ行った後、
両ポジションセンサ51.52の検出値FO,ROを読
込むステップに処理を戻す、従って、以上の処理が両ポ
ジションセンサ51.52の検出値RO,FOの絶対値
のいずれかが+4°以下(RO≧4゜またはFO≦4°
)になるまで反復されて、上部フレーム40は副フレー
ム30に接近する方向に、また副フレーム30は主フレ
ーム10に接近する方向にそれぞれ比較的緩慢に回動下
降される。
フロントポジションセンサ51の検出値FOが−4゜よ
り小で且つリアポジションセンサ52の検出値ROが+
4°以下の場合には、制御部74はまずソレノイドS1
及びSd2を励磁して主フレーム10を副フレーム30
との間の相対的回動角が+4°以下になるまで副フレー
ム30を主フレーム10に接近する方向に下降回動させ
た後、ii1述の(18b)のステップに進む。
フロントポジションセンサ51の検出値FOが−4゜よ
り小で且つリアポジションセンサ52の検出値ROが+
4°より大の場合には、制御部74はまずフロントポジ
ションセンサ51の検出値FOの%の値を算出してこの
値をYとし、この値Yが一4°になるまで、換言すれば
フロントポジションセンサ5■の検出値FOが一8°に
なるまでソレノイドSL及びSd2を励磁して副フレー
ム30を主フレーム10に接近する方向に下降回動させ
る(但し、値Yが最初から一4°以上の場合にはこの処
理は省略される)。このようにして値Yが一4° (フ
ロントポジションセンサ5■の検出値FOが一8°)以
下になると、値Yを荷台センサ53の検出値NOに置換
して前上げ速度制限サブルーチンに処理を移す。この前
上げ速度制限サブルーチン終了後、制御部74はリアポ
ジションセンサ52の検出値ROのAの値を算出してこ
の値を2とし、この値2が+4°になるまで、換言すれ
ばリアポジションセンサ52の検出値FOが+8°にな
るまでソレノイドSd3を励磁して上部フレーム40を
副フレーム30に接近する方向に下降回動させる(但し
、値Zが最初から+8°以下の場合にはこの処理は省略
される)。このようにして値Zが+8° (リアポジシ
ョンセンサ52の検出値ROが+8°)以下になると、
値Zを荷台センサ53の検出値NOに置換して前下げ速
度制限サブルーチンに処理を移す。
以上の一連の処理により、両ポジションセンサ51、5
2の検出値FO,ROは共にその絶対値が+8゜以下(
FO≧−8°、 RO≦÷8°)となっている。
次に制御部74はフロントポジションセンサ51の検出
値FOが一4°より小であればこれが一4°になるまで
ソレノイドSl、及びSd2を励磁して副フレーム30
を主フレーム10に接近させる方向に下降回動させ、こ
の後前上げ速度制限サブルーチンの処理を行う、そして
更に、制御部74はリアポジションセンサ52の検出値
ROが+4°より大であればこれが+4°になるまでソ
レノイドSd3を励磁して上部フレーム40を副フレー
ム30に接近させる方向に下降回動させ、この後前上げ
速度制限サブルーチンの処理を行う。
従って、平行サブルーチンの処理が開始された時点にお
いて、リアポジションセンサ52の検出値ROが+4°
より大で且つフロントポジションセンサ51の検出値F
Oが一4°より小の場合、即ち共にその絶対値が4°よ
り大の場合には、まず再検出値120. FOの絶対値
が共に8°になるように必要に応じて上部フレーム40
及び副フレーム30が下降回動され、次に再検出値RO
,FOの絶対値が共に4゜になるように必要に応じて上
部フレーム40及び副フレーム30が下降回動され、こ
の後前上げ速度制限サブルーチン及びii1下げ速度制
限サブルーチンが反復されて徐々に荷台20が運搬車本
体に平行な状態にされる。
さて、上述のようにして平行サブルーチンの処理が行わ
れた後にはリフトスイッチ63にて荷台20の本体に対
する高さ位置を設定することにより、荷台20の昇降制
御が可能である。この荷台20を昇降制御するためのリ
フトサブルーチンの制御内容を第19図のフローチャー
トに示す。
まず、制御部74はフラグDRP、 DPRをリセット
した後、リフトスイッチ63の設定値L1リアポジショ
ンセンサ52の検出値RO,フロントボジシ!?ンセン
サ51の検出値FOをそれぞれ読込む、そして、リフト
スイッチ63の設定値りからリアポジションセンサ52
の検出値ROを差し引いた値OR(・L−RO)、及び
リフトスイッチ63の設定値りからフロントポジシラン
センサ51の検出値FOを差し引いた値口F(=L−F
O)をそれぞれ算出する。
そして、DR<DF且つDF>1”の場合には荷台20
をリフトアップするための制御がソレノイドSl及びS
u2を励磁して副フレーム30を主フレーム10から離
隔する方向へ上昇回動することにより実行され(但し、
DF≦2°の場合にはオフ時間toffをオン時間To
nの22倍として比較的緩慢に) 、DR<DF且つO
F< −1’の場合には荷台20をリフトダウンするた
めの制御がソレノイドst及びSu2を励磁して副フレ
ーム30を主フレームlOに接近する方向に回動して荷
台20の後部を下降回動することにより行われ(但し、
DF≧−2°の場合にはオフ時間toffをオン時間T
onの22倍として比較的緩慢に)て[相]へ戻り、−
1°≦[lF≦l°の場合にはソレノイドの励磁制御は
行わずにフラグDFRのセットのみを行った後、スラグ
DRPがセットされている場合には[相]へ戻り、リセ
ットされている場合には制御を終了する。
これに対して、DR≧OFの場合には上述の処理におい
て値ORに代えて値DFが使用されるため、ソレノイド
Su3. Sd3を励磁して上部フレーム40を副フレ
ーム30から離隔する方向または接近する方向へ回動し
て荷台20の前部を上昇回動させて荷台20をリフトア
ンプし、あるいは荷台20の前部を下降回動させて荷台
20をリフトダウンさせる制御が行ねれる。そして、荷
台20が水平を通り越してその値OF (又は、値叶)
が−1°になるとフラグDFR(又は、DPR)をセン
トして[相]へ戻る。この後は荷台20のそれまでとは
逆側を上昇(又は、下降)回動して荷   ゛台20の
リフトアップ(又は、リフトダウン)が行われ、再度荷
台20が水平を通り越して値OR(又は、値DP)が−
1′になるとフラグ[lFR(又は、DPR)がセント
されているため、このリフトサブルーチンの処理は一旦
終了する。そして、荷台20がリフトスイッチ63にて
設定された高さ位置にまでリフトアンプされた場合には
DR−0となって処理が終了する。従って、このリフト
サブルーチンでは、最初は2°の場合も有り得るが、通
常は1°づつ荷台20の前後部が交互に上昇して荷台2
0全体がリフトアップし、あるいは下降して荷台20全
体がリフトダウンする。
〔効果〕
以上に詳述した如く、本発明によれば、運搬車本体の前
傾あるいは後便に拘わらず、荷台を常に水平に維持する
ことが可能となるので、山道等の走行に際しても進行方
向を考慮したりあるいは勾配の変化に応じて進行方向を
変更する必要はなくなり、また荷台を水平面との角度を
一定に維持しつつ昇降させることが可能となるので、荷
台の高さが異なるトラック等との間にて積荷の積み下ろ
しを行う際にも荷台の高さを揃えられるため、作業が容
易となり、更に荷台を高い位置に上昇させた状態から傾
斜さ、せる所謂ハイダンプ機部も実現されるため、土砂
を一個所に積み上げて荷下ろしする、等の作業も容易に
可能となる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の実施例を示すものであり、第1図は本発
明の荷台姿勢装置を装備した運搬車の略示斜視図、第2
v!Jはその右側面から見た側断面図、第3図は第2図
の平面図、第4図は運搬車の荷台20の各姿勢を示す模
式図、第5図は操作パネルの模式図、第6図は運搬車の
要部油圧回路図、第7図は本発明装置の制御回路のブロ
ック図、第8図は制御部の処理内容を示すメインルーチ
ンのフローチャート、第9図は油圧シリンダ駆動用のソ
レノイドの制御方法を示すフローチャート、第10図は
自動サブルーチンのフローチャート、第U図は自動下降
サブルーチンのフロー・チャート、第12図は自動上昇
サブルーチンのフローチャート、第13図は前下げ速度
制限サブルーチンのフローチャート、第14図は前上げ
速度制限サブルーチンのフローチャート、第15図は手
動上昇サブルーチンのフローチャート、第16図は手動
下降サブルーチンのフローチャート、第17図は振動サ
ブルーチンのフローチャート、第18図は平行サブルー
チンのフローチャート、第19[mはリフトサブルーチ
ンのフローチャートである。 SL、Su2.Su3.Sd2,5d3−・ソレノイド
3・・・クラッチレバ  6・・・操作パネル  10
・・・主フレーム  11・・・クローラ  12・・
・シャーシ20・・・(W台30・・・副フレーム  
32・・・油圧シリンダ  40・・・上部フレーム 
 43・・・油圧シリンダ51・・・フロン]・ボジシ
ッンセンサ  52・・・リアポジションセンサ  5
3・・・荷台センナ  6I・・・モートスインチ  
〇2・・・荷台スイッチ  63・・・リフトスイッチ
  64・・・シリンダ速度切換えスイッチ  64・
・・バイブレーションスイッチ  74・・・制御部出
 願 人   ヤンマー農機株式会社代理人弁理士  
河  野  登  夫図面め浄上内存に変更なし) 算  1  因 算ワ凶 ; 秦 q12] 第 IS  図 V、  16  図 手Vt補正大(h式) 昭和60年11月15日

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、走行装置を装備した主フレームの前後方向一側端部
    にその前後方向一側端部を枢支されてその前後方向他側
    端部を上下回動可能に構成された副フレームの前記主フ
    レームに対する回動角を検出するための第一のセンサと
    、前記副フレームの前後方向他側端部にその 前後方向一側端部を枢支されてその前後方向他側端部を
    上下回動可能に構成された上部フレームの前記副フレー
    ムに対する回動角を検出するための第二のセンサと、 前記上部フレームに取付けられた荷台の水 平面に対する絶対角を検出するための第三のセンサとを
    備え、 前記各センサの検出結果に従って前記荷台 の姿勢を制御すべくなしたことを特徴とする運搬車の荷
    台姿勢制御装置。
JP16049185A 1985-07-20 1985-07-20 運搬車の荷台姿勢制御装置 Pending JPS6220740A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170086431A (ko) * 2017-07-06 2017-07-26 김보식 이륜차용 짐받이
WO2023161974A1 (ja) * 2022-02-22 2023-08-31 俊仁 岡本 運搬車

Cited By (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20170086431A (ko) * 2017-07-06 2017-07-26 김보식 이륜차용 짐받이
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