JPS62205293A - スケ−ルの溶解方法 - Google Patents

スケ−ルの溶解方法

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JPS62205293A
JPS62205293A JP4800886A JP4800886A JPS62205293A JP S62205293 A JPS62205293 A JP S62205293A JP 4800886 A JP4800886 A JP 4800886A JP 4800886 A JP4800886 A JP 4800886A JP S62205293 A JPS62205293 A JP S62205293A
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JP
Japan
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scale
cleaning liquid
cleaning
base material
acid
Prior art date
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Pending
Application number
JP4800886A
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English (en)
Inventor
Seiji Furukawa
古川 清治
Rika Shimizu
里香 清水
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Kurita Water Industries Ltd
Original Assignee
Kurita Water Industries Ltd
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Publication date
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  • Cleaning And De-Greasing Of Metallic Materials By Chemical Methods (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野] 本発明はスケールの溶解方法に係り、特に遷移元素の酸
化物及び/又は水酸化物を含むスケールを低温で効率的
に溶解除去することができる方法に関する。
[従来の技術] 原子力発゛心プラント等の各種プラント設備、ボイラ、
その他各種の熱交換器などの基材表面には、鉄、マンガ
ン、コバルト等の遷移元素の酸化物及び/又は水酸化物
を含むスケールが付着、蓄積し、様々な障害を引き起こ
す。
これらのスケールを除去するために、従来より各種の除
去方法が提案されており、化学的に効率良く病解除去す
るための方法として種々の還元溶解法が開発されている
従来の還元溶解法は、いずれも、ノx本的には、見−ア
スコルビン酸やヒドラジンなどのように。
洗1!II液中で洗顔剤や溶媒の水と反応しないで安定
に存在できるあまり強くない量元力を有する薬剤の添加
により、スケールの二元溶解゛と行うものである。
[発明が解決しようとする問題点] しかしながら、このように還元力の比較的弱い薬剤を用
いる従来の還元溶解法では、処理温度や処理対象物によ
っては、必ずしも十分な溶解除去効果が得られるとは限
らないという欠点があった。
即ち、スケールの溶解除去処理に際しては、スケールが
付着している基材の腐食や損傷を防止するために、処理
温度を例えば40℃以下の低温とするのが好ましいが、
従来の方法では低温処理により十分な効果が得られなか
った。また、ステンレス鋼基材表面に付着した酸化皮膜
の除去にも優れた効果が得られなかった。
このような問題を解決するために、洗浄液を金属鉄と接
触させる方法(特公昭58−52557)が提案されて
おり、ある程度の効果が挙げられているが、この方法に
よっても十分満足し得るスケールの溶解除去効果は得ら
れていない。
E問題点を解決するための手段] 本発明は、1−記従来の問題点を解決し、各種基材表面
に伺着した遷移元素の酸化物及び/又は水酸化物を含む
スケールを、基材を腐食させることなく、低温で効率的
に溶解除去する方法を提案するものであって、 遷移元素の酸化物及び/又は水酸化物を含むスケールを
酸又はキレート剤含有洗浄液で溶解する際、亜鉛、マン
ガン及びアルミニウムよりなる群から選ばれる少なくと
も1種の金属粉末を洗浄液に添加することを特徴とする
スケール溶解方法、を要旨とするものである。
以下に本発明の詳細な説明する。
本発明の方法で処理対象となる系は、各種プラント、熱
交換器、配管、冷凍機、フィルタ、ボイラ等いかなるも
のであっても良く、その基材は鉄、銅、ステンレス、真
鍮等の金属又は合金、その他プラスチック等の非金属の
いずれでも良い。
また、本発明の方法で溶解除去するスケールは、遷移元
素の酸化物及び/又は水酸化物を含むものであって、本
発明は、特に、酸化鉄スケール、酸化マンガンスケール
、酸化コバルトスケール等の鉄、マンガン及びコバルト
の少なくとも1種の酸化物及び/又は水酸化物を含むも
のに好適である。
これらのスケールの洗浄液は酸又はキレート剤を含有す
るものであって、酸としては、塩酸、硫酸、スルファミ
ン酸、フッ酸等の無機酸、又はこれらの塩類、ギ酸、ク
エン酸、ヒドロキシ酢酸、酒石酸、リンゴ酸、アミノポ
リホスホン酸、修酸等の有機酸又はそれらの塩類等が挙
げられる。
また、キレート剤としてはEDTA、NTA等が挙げら
れる。これらの酸又はキレート剤を含有する洗浄液はそ
のpHが0〜12の範囲であることが好ましい。
本発明の方法においては、このような洗浄剤に亜鉛、マ
ンガン及びアルミニウムよりなる群から選ばれる少なく
とも1種の金属粉末を添加する。
添加する金属粉末は洗浄液の性状や処理対象基材、スケ
ール性状に応じて決定されるが、通常、酩性洗浄液に対
しては亜鉛、マンガンを、中性又はアルカリ性洗浄液に
対しては両性の亜鉛、アルミニウムを添加する。
金属粉末の添加量は、処理対象基材やスケールの種類、
μ等に応じて適宜決定される。
添加する金属粉末の粒径等は特に制限はないが、洗浄効
果や洗浄液の液流の面からは、微粉末状であることが好
ましい。
なお、金属粉末は、予め洗浄液に添加、分散させて用い
ても良く、また処理対象系に洗浄液を供給した後、処理
系に添加しても良い。
本発明の方法においては、洗浄液に上記金属粉末を添加
すること以外は、従来の還元溶解法による処理方法と同
様に処理すれば良く、処理時間7もスケールの性状、付
着量に応じて適宜決定されるが、特に本発明においては
、スラリー状の洗浄液を調整し、処理対象系に塗布洗浄
するなどの処理方式を採用することもできる。
なお、本発明においては、洗浄液に金属粉末を添加する
ことにより洗浄液の還元溶解力は大幅に向上される。こ
のため、本発明によりスケールの処理を行うには、例え
ば常温・−40℃程度の比較的低温度で十分な効果を得
ることができる。
[作用〕 亜鉛、マンガン、アルミニウムはノふ材として用いられ
る鉄鋼やステンレス鋼に比べ酸化還元電位が低く、極め
て酸化され易い、このため、洗浄液中に亜鉛、マンガン
、アルミニウムが存在し、これらの金属が遷移元素の酸
化物や水酸化物あるいは基材金属に直接接触すると、こ
れらの金属はそれ自体が酸化されることにより1強い還
元雰囲気を形成し、洗浄液の溶解力を向上させる。
例えば、酸化第二鉄(FezO3)スケールを溶解除去
する場合、金属粉末の添加により、処理系の酸化還元機
構は洗浄液の、Hに応じて1次のようになる。
■ 酸性洗浄液 亜鉛やマンガン粉末の添加により下式(亜鉛の場合)の
如き酸化還元反応が生起する。
Fe2O3+ Zn←6H” +  2Fe” + Z
n” + 3H20・・・ (I) 〈巧 中性又はアルカリ性洗浄液 両性金属である亜鉛やアルミニウム粉末の添加により、
下式(亜鉛の場合)の如き酸化還元機構が生起する。
2Fe203 + Zn + 20H”’ + 2H2
0−+ 2Fe” + Zn022− + 40H−−
(II )」二記(I)、(II )の酸化5元反応は
、添加する金属粉末が洗浄液によって溶解(腐食)され
れば進行する反応であるため、本発明においては。
特に処理系を加温することなく、高いスケールの溶解除
去効果を得ることがでSる。
しかも、洗浄液に添加する金属粉末は、このような還元
条件の向−Lと共に、犠牲陽極としての役割を果すため
、洗浄液による基材の腐食は著しく低減される。
[実施例] 以下実施例を挙げて本発明を更に具体的に説明するが1
本発明はその要旨を超えない限り、以ドの実施例に限定
されるものではない。
実施例1(試験陽、1〜4) 500m文ビー力に試料酸化物の粉末を投入し、更に洗
浄液を添加した後、金属粉末を加え(あるいは加えずに
)、所定の試験条件下に静置した。試験後に沈殿物を濾
別し、濾液中に溶解している酸化物由来の金属イオン量
を測定した。
(なお、試料酸化物、洗浄後及び金属粉末の種類や性状
、並びに試験条件は第1表に示す通りである。) 実施例2(試験陥、5〜7) スラリー状洗浄液中に試料酸化物粉末と金属粉末とを加
え(あるいは金属粉末を加えずに)、所定の試験条件下
に静置した後、100m1の水を含むビー力にこのスラ
リーを添加し、攪拌及び鑓過後、濾液中に溶出している
Feイオン量を測定した。結果を第1表に示す、(なお
、洗浄後、試料酸化物及び金属粉末の種類や性状、並び
に試験条件は第1表に示す通りである。) 実施例3(試験陥、8〜13) 5毛帽%EDTA水溶液にNaOHを添加して第2表に
示すpHに31整した洗浄液を用いて、この液中にαF
 e 2035 g及び第2表に示す金属粉末igを添
加して(あるいは添加せずに)、24時間静置した後、
実施例2と同様にして溶出Feイオン量を測定した。結
果を第2表に示す。
本例の試験結果から、洗浄液が中性ないしアルカリ性の
場合には、Zn、Allの両性金属の添加によりFe2
O:+の還元溶解が促進されることが確認された。
第2表 第1表及び第2表より、明らかなようにZn、AIL、
Mn粉を添加する本発明の方法によれば、濾液中に溶出
するFe等の金属イオン濃度が、格段に高い、この結果
から、本発明によれば遷移元素の酸化物、水酸化物のス
ケールを効率的に溶解除去できることは明らかである。
しかして、その効果は、金属鉄を用いる特公昭58−5
2557号の方法に比し格段に優れている。
[発明の効果]    ゛ 以上詳述した通り、本発明のスケールの溶解方法は、遷
移元素の酸化物及び/又は水酸化物を含むスケールを酸
又はキレート剤含有洗浄液で溶解する際、亜鉛、マンガ
ン及びアルミニウムよりなる群から選ばれる少なくとも
1種の金属粉末を洗浄液に添加するものであって、添加
する亜鉛、マンガン、アルミニウムにより洗浄液の還元
作用が著しく向上されるため、 ■ 低温でも高い溶解効果が得られ、スケールを効率良
く除去することができる。
■ このため、基材材質の腐食を低減できる。
(■ 現場作業性が軽減でき、処理安定性が高められる
等の優れた効果が奏され、また ■ 洗浄液をスラリー状として塗布洗浄にも適用するこ
とができる。
という利点をも有する、。
このため1本発明によれば遷移元素の酸化物及び/又は
水酸化物を含むスケールを、工業的に極めて右利に溶解
して除去することが回部とされる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)遷移元素の酸化物及び/又は水酸化物を含むスケ
    ールを酸又はキレート剤含有洗浄液で溶解する際、亜鉛
    、マンガン及びアルミニウムよりなる群から選ばれる少
    なくとも1種の金属粉末を洗浄液に添加することを特徴
    とするスケール溶解方法。
  2. (2)遷移金属が鉄、マンガン及びコバルトよりなる群
    から選ばれる少なくとも1種であることを特徴とする特
    許請求の範囲第1項に記載の方法。
  3. (3)洗浄液のpHが0〜12であることを特徴とする
    特許請求の範囲第1項又は第2項に記載の方法。
  4. (4)洗浄液がスラリー状であることを特徴とする特許
    請求の範囲第1項ないし第3項のいずれか1項に記載の
    方法。
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