JPS62205085A - 1−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−ジメチル−5,6,8−トリオキサ−9−オキソ−1,3,3a,4,5,6,7,8,9,9b−デカヒドロナフト〔1,2−c〕フランおよびその製造方法 - Google Patents

1−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−ジメチル−5,6,8−トリオキサ−9−オキソ−1,3,3a,4,5,6,7,8,9,9b−デカヒドロナフト〔1,2−c〕フランおよびその製造方法

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JPS62205085A
JPS62205085A JP61048024A JP4802486A JPS62205085A JP S62205085 A JPS62205085 A JP S62205085A JP 61048024 A JP61048024 A JP 61048024A JP 4802486 A JP4802486 A JP 4802486A JP S62205085 A JPS62205085 A JP S62205085A
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JP
Japan
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compound
solution
solvent
reduced pressure
methyl
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Application number
JP61048024A
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English (en)
Inventor
Seiichi Takano
誠一 高野
Kuniro Ogasawara
国郎 小笠原
Shigeki Sato
茂樹 佐藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Taisho Pharmaceutical Co Ltd
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Publication date
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  • Heterocyclic Carbon Compounds Containing A Hetero Ring Having Oxygen Or Sulfur (AREA)
  • Nitrogen Condensed Heterocyclic Rings (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この発明は、l−ベンジルオキシメチル−4−メチル−
7,7−シメチルー5.8.8− )リオキサー9−オ
キソ−1,3,3a、4,5,8.?、8.G、9b−
デカヒドロナフト[1,2−cl フランおよびその製
造方法に関し、さらに詳しく言うと、ヘテロヨヒンビン
型アルカロイドに誘導する際の重要な基本骨格をなす2
−7レコキシカルポニルー8−メチル−6−オキツーツ
ーオキサデカヒドロイソキノリンに誘導することができ
るl−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−シ
メチルー5.8.8− トリオキサ−9−オキソ−1,
3,3a、4,5,8.7,8,9,9b−デカヒドロ
ナフト[1,2−C] フランおよびその製造方法に関
する。
[従来の技術およびその問題点] 第4図に示す構造式を有するアジマリシンは、インド蛇
木および同居植物の根、根茎から得られるインドールア
ルカロイドの一種であり、また、ヨヒンベの樹皮の最も
塩基性の弱いアルカロイドとしても得られ、ヘテロヨヒ
ンビンアルカロイドの代表例で、抗高血圧作用、トラン
キライザー作用を有し、また、キニジン様作用があり、
不整服薬として、あるいはレイノー病の治療薬としても
用いられている。
しかしながら、このアジマリシンは天然から大量に(与
られないことから、このアジマリシンおよびこれの立体
配置を異にする異性体の合成法が近年要望されている。
[発明の目的] この発明は、前記市情に基いてなされたものである。
すなわち、この発明の目的は、前記のような貴重な薬理
作用を有するアジマリシンを含むヘテロヨヒンビンアル
カロイドの合成の鍵となるピペリジンラクトン誘導体で
ある2−フルコキシ力ルポニルー8−メチル−6−オキ
ツーツーオキサデカヒドロイソキノリンを誘導する重要
な中間体となるl−ベンジルオキシメチル−4−メチル
−7,7−シメチルー5.fl、8− )サオキサ−9
−オキソ−1,3,3a、4,5,6,7,8,9,9
b−デカヒドロナフト[1,2−C] フランおよびそ
の製造方法を提供することである。
[前記目的を達成するための手段] 前記目的を達成するために、この発明者が鋭意研究した
ところ、前記7ジマリシンの構造において、形式的には
、3個のキラル中心があるので。
第5図に示す構造のピペリジンラクトン誘導体を立体選
択的に合成することができれば、アジマリシンを含むヘ
テロヨヒンビンアルカロイドの全てを合成する経路が開
かれると考察し、この発明者がさらに研究を瓜ねた結果
、酒石酸アルキルエステルから、種々の新規な反応を利
用することによりl−ベンジルオキシメチル−4−メチ
ル−7,7−シメチルー5.8.8− )サオキサ−9
−オキソ−1,3,3a、4,5,8,7,8.9%l
b−デカヒドロナフト[1,2−clフランを経由して
2−フルコキシカルポニルー8−メチル−6−オキツー
ツーオキサデカヒドロインキノリンを合成することがで
きることを見出してどの発明に到達した。
すなわち、この発明に係るl−ペンジルオ午ジメチルー
4−メチル−7,7−シメチルー5.6.8−トリオキ
サ−9−オキソ−1,3,3a、4,5.8.7,8,
9゜9b−デカヒドロナフト [1,2−cl フラン
は、式(1) (ただし、B!Iはベンジル基を表わし、第3a位炭素
はSまたはR立体配置である。) で示され、る。
このl−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−
シメチルー5.8.8− )サオキサ−9−オキンー1
.3,3a、4,5,8,7,8.+1,9b−デカヒ
ドロナフト[1,2−cl yランは、第1図(a) 
、 (b)に示すように、互いに立体異性体である、(
IR,3aS、4S。
ebs)−i−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7
,7−シメチルー5.8.8− )サオキサ−9−オキ
ソ−1,3,3a、4,5,8,7,8,9,9b−デ
カヒト’o−j−フ)[1,2−c]フラン[以下、化
合物(+5)と称する。]と(Is、3aR,4S、9
bS) −1−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7
,7−シメチルー5.8.8−トリオキサ−9−オキソ
−1,3,3a、4,5.J?、8,9゜9b−デカヒ
ドロナフト [1,2−cl フラン[以下、化合物(
42)と称する。]とに分けられる。
前記化合物(15)は、:iSZ図(a)に示す1.2
−ジオール化合物[化合物(11)]をメタ過ヨウ素酸
ナトリウムで開裂させて得たグリセルアルデヒド誘導体
[化合物(12)]とメルドラム酸[化合物(+3)J
との縮合および分子内ディールスアルダー反応による新
規な反応工程を経て合成することができ、また前記化合
物(42)も、第3図(b)に示す1.2−ジオール化
合物[化合物(39)]をメタ過ヨウ素酸ナトリウムで
開裂させて得たグリセルアルデヒド誘導体[化合物(4
G)]とメルドテム酸との縮合および分子内ディールス
アルダー反応による新規な反応工程を経て合成すること
ができ1油温化合物(11)および化合物(38)は、
共にL−酒石酸アルキルエステルから誘導することがで
きる。
次に、L−酒石酸アルキルエステルから前記化合物(1
1)または化合物(39)を経て、この発す1に係るl
−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−シメチ
ルー5.8.8−トリオキサ−9−オキソ−1,3,3
a、4,5,8,7,8,9.lb−デカヒドロナフト
[1,2−cl フランを合成し、さらにこの1−ベン
ジルオキシメチル−4−メチル−7,7−シメチルー5
.8.8− )サオキサ−9−オキソ−1,3,3a。
4.5,8.7,8,9,9b−デカヒドロナフト[1
,2−C]フランからヘテロヨヒンビンアルカロイドの
原料となる?−フルコキシ力ルポニルー8−メチル−6
−オキツーツーオキサデカヒドロイソキノリンを合成す
る全工程、すなわち、et図(C)に示すように、L−
酒石酸アルキルエステルから2−アルコキシカルボニル
−8−メチル−6−オキツーツーオキサデカヒドロイン
キノリンの3種の立体異性体[化合物(4)〜(8)]
の]縮について次に説明する。
第2図(a)〜(C)に示すように、先ず、L−酒石酸
アルキル[化合物(3)]とクロトンアルデヒドジエチ
ルアセタールとの反応によって新規化合物であるアセタ
ール[化合物(8)]を]縮し、これを還元剤たとえば
ナトリウムポロヒドリドにより還元してジオール[化合
物(9)]を得る。このジオール[化合物(9)]にお
ける一方の水酸基をたとえばベンジル基で保護して得ら
れるモノベンジルエーテル[化合物(1G)]を還元剤
たとえばジイソブチルアルミニウムヒドリドで還元して
位置選択的に既存の水酸基の隣接位が還元的に開裂して
1.2−ジオール[化合物(11)]が形成される。
この場合、ジイソブチルアルミニウムヒドリドにより、
水酸基の隣接位を位置選択的に還元開裂させる反応は、
新規な反応形式である。
前記1.2−ジオール[化合物(11)]をメタ過ヨウ
素酸ナトリウムにより開裂してグリセルアルデヒド誘導
体[化合物(12)]を]縮次いでこれをメルドラム酸
[化合物(13)] と縮合させると1反応条件下にさ
らに分子内ディールスアルダー反応が起き、立体選促的
に単一+7)(IR,3aS、4S、9bS) −1−
ベンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−シメチル
ー5.8.8− トリオキサ−9−オキソ−!、3゜3
a、4,5. El、?、8J、9b−デカヒドロナフ
ト[1,2−C]フラン[化合物(15)]が得られる
前記1.2−ジオール[化合物(11)]と前記メルド
ラムW#[化合物(13)]とを反応させると、第2図
(a)に示すように、中間体[化合物(14)を経て直
ちに分子内ディールスアルダー反応が生起して立体選択
的に化合物(15)が生成するのは、この発明者による
新規な発見に基ずくものである。
前記化合物(15)を含水溶媒中で加熱すると、脱アセ
タール化および脱炭酸反応が進行して二環性ラクトン[
化合物(1B)]が得られる。
この二環性ラクトン[化合物(18)]を脱ベンジル化
(保護基の離脱)後、トシル化を経て、ヨウ素化物[化
合物(19)]に変換し[化合物(17)および化合物
(1日)を経由]、還元金属たとえば亜鉛により還元し
てオレフィンアルコール[化合物(20)] とする。
光延反応により、前記オレフィンアルコール[化合物(
20)]をフタリド[化合物(21)]とし。
次いでヒドラジンヒトレートにより脱フタロイル化を行
なっCアミン体[化合物(22)]への変換を行なうと
、反応条件下に、環化反応が進行してラクタム[化合物
(21)]が得られる。
前記ラクタム[化合物(23)]のラクタム部を還元し
てピペリジン[化合物(20]を得、次いでカルバメー
ト[化合物(25)]に変換後、ハイドロボーレーショ
ン反応によりジオールカルバメート[化合物(2B)]
とする。
このジオールカルバメート[化合物(2B)]は。
フェティゾン(F etizon)酸化、すなわち、ベ
ンゼン中で炭酸銀とセライトとの混合物と加熱すると、
トランス−トランス体である(4aR,8S、8aS)
 −2−フルコキシ力ルポニルー8−メチル−6−オキ
ツーツーオキサデカヒドロイソキノリン〔化合物(0]
を得ることができる。
一方、前記ジオールカルバメート[化合物(26)]の
−級氷水酸を選択的にベンゾイル化した後、得られるベ
ンゾイル化物[化合物(27)]を光延反応により二級
水S基の立体配置を反転させ。
ジベンゾエート[化合物(28)]に変換する1次いで
このジベンゾエート[化合物(28)]を加水分解して
ジオール体[化合物(29)]とし、さらにフェティ゛
シン酸化によりトランス−シス体である(4aR,8R
,8aS) −2−フルコキシ力ルボニルー8−メチル
−6−オキツーツーオキサデカヒドロイソキノリン[化
合物(5)]を得ることができる。
前記化合物(8)および(7)は、第3図(a)〜(d
)に示すように、L−酒石酸アルキル〔化合物(3)を
既知の方法(アール、エム、ウェゲナー。
ヘルベティカ キミカ アクタ、 68 、2308(
In2)[R,M、Wegener、He1v、   
Chin、   Acta、。
88 、2308(19113)] )によりアセター
ル[化合物(30)] とし、次いでアルコールたとえ
ばエタノール中で還元剤たとえばナトリウムボロヒドリ
ドで還元して既知化合物であるジオール[化合物(31
)] を得る。
なお、従来では、このジオール[化合物(31)]はア
セタール[化合物(30)]をリチウムアルミニウムヒ
ドリドで還元することにより得られているが、前記のよ
うにナトリウムポロヒドリドで還元するほうがより一層
容易かつ安全である。
前記ジオール[化合物(31)]にIs量のベンジルプ
ロミドを反応させると新規化合物であるモノベンジルエ
ーテル[化合物(32)]を得ることができ、このモノ
ベンジルエーテル[化合Th(32)] ]ヲn−ブロ
モコハク酸イミと反応させると、位置選択的に酸化開裂
が生起してブロモベンゾエート[化合物(33)]を得
ることができる。
このブロモベンゾエート[化合物(33)]をアルカリ
処理すると、環化および脱ベンゾイル化が起きて、既知
のエポキシアルコール[化合物(34)]を得ることが
できる。
このエポキシアルコール[化合物(34)]の製法は、
従来から公知の方法(ディー、ゼーバッハら、アンゲバ
ンテ、ヒエミー、インターナショナル エディジョン、
 18,958 (1979)、 [D、5eebac
het  al、、^ngew、cbem、  Int
、  Ed、  L旦、958  (11179)])
により、容易に行なうことができる。
このエポキシアルコール[化合物(34)]の二級水酸
基をプロパルギル化して得た生成物〔化合物(35)]
を、酸触媒の存在下に、アセトンと反応させてアセトニ
ド〔化合物(38)]を得る。
次いで、このアセトニド[化合物(3B)]のアセチレ
ン部分をアルキル化たとえばメチル化した後、酸触媒の
存在下に加水分解してアセチレン−1,2−グリコール
【化合物(38)]を得る。
このアセチレン−1,2−グリコール[化合物(311
)]を]リンドラ触媒の存在下に水素化してオレフィン
−1,2−グリコール[化合物(39)]とし、メタ過
ヨウ素酸ナトリウムにより開裂させてグリセリンアルデ
ヒド誘導体[化合物(40)]とする。
次いで、このグリセリンアルデヒド誘導体[化合物(4
0)]にメルドラム酸[化合物(13)]を縮合させる
と1反応中間体[化合物(41)]を経て反応条件下に
さらに分子内ディールスアルダー反応が起き、立体選択
的に単一の(IR,3aR,4S、9bS) −1−ベ
ンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−シメチルー
5.6.8− )サオキサ−9−オキソ−1,3゜3a
、4,5,8,7,8,9,9b−デカヒドロナフト[
1,2−C]フラン[化合物(42)1が得られる。
この化合物(42)を加水分解すると、二環性ラクトン
[化合物(43)]とセコ#[化合物(44)1の混合
物が得られる。このセコ酸[化合物(44)1は。
酸性触媒下の脱水により定量的に二環性ラクトン[化合
物(43)]に変換する。
この二環性ラクトン[化合物(43)]をアルコールた
とえばエタノール中で、パラジウム炭触媒の存在下に脱
ベンジル化を行なうと同時にエタノール中を進行させる
と1反応中間体[化合物(44a)を経てセコエステル
[化合物(45)]が形成され。
そのままこのセコエステル〔化合物(45)]の−縫氷
水酸のトシル化、ヨード化を行ない、化合物(48) 
、 (4?)を経てから、亜鉛還元を行なうと、選択的
にトランス環化を惹起してラクトン[化合物(48)]
を得ることができる。
光延反応により、前記チクトン【化合物(48)]をフ
タリド[化合物(49)]とし、次いでヒドラジンヒト
レートにより脱フタロイル化を行なってアミノ体[化合
物(50)]への変換を行なうと1反応条件下に、環化
反応が進行してラクタム[化合物(51)]が得られる
前記ラクタム[化合物(51)]のラクタム部を還元し
てアミン[化合物(52)]を得、次いでカルlくメー
ト[化合物(53)]に変換後、ハイドロボーレーショ
ン反応によりジオール[化合物(50]とする。
このジオール[化合物(50]は、フエテイゾン酸化に
より、容易にシス−シス体である新規な(4aR,8S
、8aR) −2−フルコキシ力ルポニルー8−メチル
−6−オキツーツーオキサデカヒドロインキノリン[化
合物(B)]を得ることができる。
以上のようにして製造することができる2−アルコキシ
カルボニル−8−メチル−6−オキツーツーオキサデカ
ヒドロイソキノリンは、アジマリシンヲ含ムヘテロヨヒ
ンビンアルカロイドを合成する鍵中間体となる。そして
、この2−フルコキシ力ルポニルー8−メチル−6−オ
キツーツーオキサデカヒドロイソキノリンは、エム、ア
ール。
ウスココピッチら、ジャーナル オブ ケミカルソサエ
ティ、 101(22)、8742(1979) [M
 。
R,Ugkokovic  et al、 J、 Am
、Chem、Soc、。
10t(229,8742(1979)]に記載された
方法によって7ジマリシン同属体に誘導することができ
る。
[発IJIの効果1 この発明によると、抗高血圧作用、トランキライザー作
用、キニジン様作用を有して、不整脈薬、レイノー病の
治療薬として有用なアジマリシンを含むヘテロヨヒンビ
ンアルカロイドを合成することが可能な出発原料として
有用で、工業的生産をすることができる2−フルコギシ
力ルボニルー8−メチル−6−オキツーツーオキサデカ
ヒドロイソキノリンへの中間体として、新規かつ有用な
l−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−シメ
チルー5.8.8− )サオキサ−9−オキソ−t、3
,3a、4,5,8,7,8,9,9b−デカヒドロナ
フト[t、2−clフランおよびこれを製造する新規な
方法を提供することができる。
[実施例J 以下、実施例を挙げてこの発明をさらに具体的に説明す
る。
(参考例1) 乙±!−ル[化合物(8)]−のイし虜L(+)−酒石
酸ジエチルの20g (0,097maJL)の無水ベ
ンゼン20m1溶液にクロトンアルデヒド13.84 
g (0,1114mol )およびピリジニウム P
−)ルエンスルホネート175mgを加工。
ディーンスターク装置を用いて溶媒交換を行ないながら
、アルゴン気流下に26時間加熱還流した。
冷却後、溶媒を留去して得られた残液を真空蒸留に付し
て、原料であるL(+)−酒石酸ジエチル3.95 g
を回収すると共に、佛点145〜150℃(0,9+u
+Hg )の留分として無色油状物のアセタール[第2
図(a)においてRがメチル基であるアセタール−ジエ
ステル318.78 g (収率84%)を得た。
同定データ [α] D  ;−28,7@(C=1.212.CH
z  C1)IR、cml; 1745(C=O) N M R(CD  Cl 3  )  δ 、1.3
2(6H,t、J=8Hz)、1.78(3H,d、J
=6Hz)  。
4.28(6H,t、J=8Hz)、1.78(3H。
d、J=6Hz  )、4.28(4H,g、J=6H
z)、4.1117(IH,d、J=7Hz)、4.7
7(LH、d 、 J=7Hz ) 、  5.40〜
8.50(3H。
m) MSa+/e  ; 259  (M・+ 1) 、 
 185(100%)元素分析; CuHtsO6とし
て 計算値  C= 55.80 、 H= 7.03. 
O= 7.03実測値  C= 55.78 、 H=
 8.71ジオール 化合 9) の合 前記アセタール[化合物([1) 13.28sr (
12,7smoJL)のメタノール12m Jl溶液に
、0℃で、水素化ホウ素ナトリウム724 mg (1
9,1mmall)を徐々に加え、1時間45分かけて
攪拌した。 30分間おだやかに加熱量流した後、減圧
下に溶媒を留去し、ジエチルエーテルで抽出し、飽和食
塩水溶液で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。
減圧乾燥下に溶媒を留去し、無色油状の粗ジオール[化
合物(9)]を1.97gを得た。これは、精製するこ
となく次の反応に用いた。
同定データ I Ry cml : 3400 (OH)  、 1
040 (C−0)NMR(CDCJ13 )δ:1.
74(3H,d、J=6Hz )  、2.47〜L2
5(LH、br、 s)  、3.25〜4.30(6
H,m)、4.80〜8.47(3H,m)−MSts
/e 174 (M’) 、 143 (100%)M
Sm/e 、Cs HxOa 計算値: 174.0892 (Mφ)分析イl1li
: 174.0852 (M’)モノベンジルエーテル
[化合物(10)]の代處−油性水素化ナトリウム(5
0%w/w ) 2.75gを窒素化気流下に、無水n
−へキサンで3回洗炸後。
無水ジメチルホルムアミド100mJLに懸濁した。
前記粗ジオール[化合物(13)  ]  1a、s8
g (0,109腸0見)の無水テトラヒドロフラン(
THF)70ml溶液を窒素5&流下に0℃で滴下した
0℃で30分間、その後室温で30分間攬袢後、再び0
℃に戻し臭化ベンジル20.50 g (0,120濡
口1の無水THF30mM溶液を滴下し、2時間攪拌し
た。真空ポンプを用いて減圧下に溶媒を留去し。
残渣をジエチルエーテルで抽出した。水、飽和食塩水溶
液で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下
に溶媒を留去して得た残液をシリカゲル850 gを用
いてカラムクロマトグラフィーに付し、エーテル/n−
ヘキサン(2: 1)の流分からモノベンジルエーテル
[化合物(10)]を無無色状のジアステレオマー混合
物として14.28 g(アセタールから50%の収率
)得た。
同定データ I Ry c ml : 3325 (OH) 、8f
+5 (芳香環)NMR(CDC立3)δ:1.78(
3H,d、J=6Hz )  、2.10(IH、br
、  s)  、3.40〜4.37(6H、m)  
、4.80(2H、s)  、5.23〜8.37(3
H,m)、7.37(5H、s)。
MSm/e  : 264  (M”)、91 (10
0%)MS■/e  C15H2o04 計算値: 2B4.13110 (M◆)分析値: 2
B4.1343 (M”)元素分析Cl5H2004 計算値C: 8B、1B、H: 7.83分析値C: 
87.75.H: 7.83゜12−ジオール[化合物
(It)]の合モノベンジルエーテル[化合物(1G)
1 21.80(81,82mmoi )の無水トルx
 y 150 m l溶液に、0℃でジイソブチルアル
ミニウムヒドリドの1.5Mトルエン溶液191 ma
l (0,288scowl)を加え。
アルゴン気流下に30分間攪拌した。室温で1時間攪拌
後、さらにジイソブチルフルミニラムヒドリド(7)1
.5M)ルx7溶液38.2mJl (0,057wa
ll)を加え4時間30分攪拌した。飽和アンモニア水
溶液30mJ1−TI(F200 mJl(7)混合物
を加え、9時間室温で攪拌した。セライトでろ過し、セ
ライト上のゲル状物質を飽和アンモニア水溶液50m 
l −THF400mlに懸濁して室温でio攪拌し、
再びセライトでろ過した。ろ液を合し、減圧下に溶媒を
留去して得た残液を、シリカゲル500g使用のカラム
クロマトグラフィーに付し、エーテル/n−ヘキサン(
4:1)の流分から無色油状物として1.2−ジオール
[化合物(ll)]を12.87 g(59%)得た。
同定データ I Ry c ml : 3420 (OH)  、 
1095 (CO)NMR(CDC見3)δ:1.8B
(3H,dj=6Hz )  、2.80(2H、s 
、 −0H)  、3.3(1〜3.11((6H、m
)  、 3.91〜4.39 (2H、m)  。
4.50 (2H、s)  、 5.45〜5.79 
(2H、m)  。
7.28 (5H、s) MSm/e  2B?   (M’+1  )  、9
1  (100%)MS+i/e Cl5HzxO< 計算値: 287.1597 (M・+1)分析値26
7.1819 (M・+1)(実施例1) 前記1.2−ジオール[化合物(11)] i2.87
g(48,38mmoJl )の無水メタノールTot
al溶液に。
メタ過ヨウ素酸ナトリウム12.42 g (58,0
B1腸a見)の70m見水溶液を0℃で滴下し、2時間
30分攪拌した。エーテルで稀釈し、エーテル層を木、
飽和食塩水溶液で洗炸後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下溶媒留去し、得る粗グリセルアルデヒド誘
導体[化合物(12)]を無水インプロパツール120
m1に溶解し、メルドラム酸9.06g (82,89
層温an)及tlエチレンジアンモニウムジアセテート
348mg (1,94■鵬O)を加え。
アルゴン気流下に0℃で1時間、その後さらに室温で5
時間攪拌した。減圧下に溶媒を留去して得た残渣をエー
テルで抽出した。飽和!11Td酸ソーダ水溶液および
飽和食塩水溶液で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥
した。減圧下に溶媒を留去して得られる生成物を常法に
より精製することにより油状の表記化合物(15)15
.18 gを得た。
同定データ NMRδ、1.47 (3h、dJ = 6 Hz )
 、 t、70(8H。
S)、4.63(2H,J+)、7.33(5H,g)
(参考例2) 二環性ラクトン 化合物mm 前記実施例!で得た[化合物(15)115.18 g
をp−ジオキサン/水(1: 1)混合溶媒120mJ
iに溶解し、アルゴン気流下に9時間かけて加熱還流す
る。冷却後、減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣をエ
ーテルで抽出した。飽和重炭酸ソーダ水溶液および飽和
食塩水溶液で洗浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した
。減圧下に溶媒を留去して得られた残渣をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィーに付しエーテル/n =\キサ
ン(2:1)の流分から2M5性ラクトン[化合(18
)]を無色あめ状物として8.12g (48%)得た
同定データ NMR(CD(、IL3)δ 1.33(3H、d 、 J = 6Hz )  、 
2.12〜2.92(4H、m)  、3.32〜4.
28(6H、m)  、4.52(2H、s)  、 
7.29 (5H、s)MSm/e:C+6H2+04 計算値: 277.1438 (Mす÷1)分析値: 
277.1411 (M・◆1)元素分析値Cl6H2
104゜ 計算値C: 89.54 、 H: 7.30分析値C
: 69.29 、 H: 7.52゜ラクトン−アル
コール[化合L”l 旦■J渣羞1γ1記二環性ラクト
ン[化合物(1B)]  88.51g(23,59m
mof )の無水エタノール150mJL溶液に10%
パラジウム/度素810m gと濃塩酸3滴を加え、水
素気流下に5時間30分攪拌する。セライトでろ過し、
ろ液を減圧下に濃縮すると無色状物として粗ラクトンー
アルコール[化合物(17)]を4.20g得た。精製
することなく次の反応に用いた。
同定データ I Ry c m” : 3450 (OH) 、 1
735 (GO)NMR(CDCjL3)δ:1.3?
(3H,d、J= 7 Hz )  、 1.83〜2
.87 (5H、m)  、 3.33〜t、83(5
H,m) M S */e:1B?CM’+1)、 81 (10
0%)トシレート[化合 18  の 前記粗ラクトンーアルコール[化合物(17)14.2
0gの無水ピリジン120mJl溶液に塩化P−)/L
/ x y ス/l/ホニに5.95g (31,20
m5ojL )を加え。
アルゴン気流下に室温で10時間攪拌した。真空ポンプ
を用いて減圧下に溶媒を留去して得た残渣をエーテルで
抽出した。5%塩酸水溶液、飽和食塩水溶液で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去
すると、無色針状晶の粗トシレート[化合物(18)]
を88.94gた。精製することなく次の反応に用いた
。一部酢酸エチルテステルを展開溶媒として分取し、こ
れを薄層クロマトグラフィーにて精製し、無色針状のト
シレート[化合物(18)]を得た。ざらにメチレンジ
クロライド/エーテルから再結晶し、分析用サンプルを
得た。
同定データ I Ry c m−1: 1740 (Go)NMR(
C:DC免3)δ: 1.33(3H、d 、 6Hz
  )   、  2.13〜2.90  (7H、m
)   −3,33〜4.50  (6H,m)、7.
31(2H,d、J=lOHz)。
7.77(2H,d、J=10Hz) MSta/e :341  (M◆+l )  、 1
55 (100%)M S m/e:C16H2106 計算値: 341.105? (M1+1 )分析値:
 341.101B (M・◆1)元素分析値   計
算値C:5B、48 H:5.92分析値C:56.5
2 H:8.05 融点:  15B〜157℃ 1日 [α10;81.1° (C1,05,C11C見3)
ヨウ素化物、化合 ts)  の合成 前2粗トシレート[化合物(18)18.94gの無水
メチルエチケトン150m1溶液にヨウ化ナトリウム1
4.15 g (94,38gmojL)を加え、アル
ゴン気流下に12時間加熱還流した。冷却後、減圧下に
溶媒を留去して得た残液をエーテル抽出した。水、5%
チオ硫酸ソーダ水溶液および飽和食塩水溶液で洗浄後、
無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去
し、無色針状晶の粗ヨウ素化物【化合物(1θ)]を5
5.44gた。精製することなく次の反応に用いた。
同定データ NMR(CDC立3)δ: 1.37(3M 、 d 
、 J= 7Hz )  、 2.+O〜3.10 C
4H、m)  、 3.23 (2H、d 、 J=7
Hz )  、3.40〜4.57(4H、m)MS 
−/e  :  297   (M’+1  )  、
  15b  (100%)オレフィンアルコール[化
合物(20)]の]合一−−―−−−−―――−−――
―一一一―前記粗ヨウ素化物[化合物(19)15.4
4gの木/工夕/−Jl/(5:95)混合溶媒200
mJlに活性金J11亜鉛11.82 g (0,17
8麿o1)を懸濁し、アルゴン気流下に80℃で21!
?間、その後さらに30分間加熱還流した。冷却後、セ
ライトでろ過し、ろ液をe$li[I、、、得た残液を
シリカゲル70gを用いてカラムクロマトグラフィーに
付し、無色油状物のエーテル流分からオレフィンアルコ
ール〔化合物(20)]を22.90g(二環性ラクト
ン[化合物(1B)]からの収率72%)得た。この化
合物(20)は分離困雅なジアステレオマー混合物であ
ることをNMRスペクトルから確認した。
同定データ r Rp cm−1:3450(OH)  、 174
0(GO) 、 1840(C−C) NMR(CDC立3)δ: 1.23 (2,2H、d
 。
J =7.2 Hz )  、 1.42(0,8H、
d 、 J=8.7Hz )  、 183(IH、り
  、 1.72〜2.05(IH。
m)  、 2.11〜3.09 (3H、m)  、
 3.51〜3.77および4.14〜4.37 (2
H、m)  、 3.77〜4.14 (0,72H、
dq、 J =7.2.4J Hz )  、 4.3
1〜4.84 (0,28H、dq、 J =8.7,
7.9 Hz )  、 4.811〜5.31 (2
H、m)  、 5.48〜8.O8(L H、m)M
Sm/e  :  171   (M・+1)、  4
3  (100%)    MSjl/e:Cq  H
I303 計算値: 171.1021 (M鴨l)分析値111
:1031 (M◆す1)フタリド 化合物(21の合
成 前記オレフィンアルコール(20)2.88 g (1
5,B55soi)の無水T HF 75m l溶液に
、トリフェニルホスフィン8.15g (23,47層
厘of)およびフタルイミド3.45g (23,47
mmoi )を加えた後、アルゴン気流下に0℃でジイ
ソプロピルアゾジカルボキシレート4.62m l (
23,47m5ol )を滴下し、io分間攪拌した。
さらに30分間室温で攪拌する。減圧下に溶媒を留去し
て得た残渣をシリカゲル200gを用いてカラムクロマ
トグラフィーに付し、エーテル/n−へ午サン(2:1
)の流分から粗フタリド[化合物21) 13.90g
を得、さらにシリカゲル80gを用いてカラムクロマト
グラフィーに付し、エーテル/n−ヘキサン(3: 2
)の流分より無色油状物のフタリド[化合物(21)]
を33.28g58%)を得た。
同定データ I Ry cm″1: 1770 (GONGO)、 
1740 (Go)  。
171G (GONGO) NMR(CDC見3)δ: 1.49 (2,2H、d
 。
J =(3,C3Hz )  、 1.54(0,8H
、d 、 J =8.9Hz )  、 2.08〜2
.89 (4H、m)  、 3.43〜4.28(2
B 、 m)  、 4.17〜4.57 (I H、
m) 、 4.92〜5.37 (21(、m)、5.
54〜8.23 (I H、m)MS+s/e  : 
299  (M・)  、 174  (10(1%)
MSm/e:CuHuNC)s 計算値: 299.1158 (M・)分析値299.
1129 (M會) ラクタム 化合物(23)]の合成 前記フタリド[化合物(21)l 3.15gの無水エ
タノール40m l溶液にヒドラジノ(θ096.マ/
マ)水溶液1.29m l (28,58m5ai )
を加え、アルゴン供流下に35分間加熱還流した。冷却
後、減圧ドに溶媒を留去し、残渣にクロロホルム350
m1を加え、析出する結晶を吸引ろ過した。ろ液を減圧
下に1:l縮し、得られた残渣をシリカゲル70gを用
いた中圧カラムクロマトグラフィーにHし、無色固形の
ラクタム[化合物(23)1880 m gを得た。こ
れらを合計した収率は78%であった。
同定データ 主ラクタム:融点:!23〜124.5℃[α] El
’; −93,8℃ (C=1.028.クロロホルム) I Rp c m−1: 3400 (OH)  、 
3300 (NH)  、 1855(C=O) NMR(CDCjl+)δ:1.18(3H,s、J=
6.8 Hz )  、 1.58〜2.90 (4H
、m)  、 2.111〜3.73(3H、m)  
、3.73〜4.27(IH,m)  。
4.90〜5.40 (2H、m)  、 5.40−
8.10 (I H。
m)  、 6.115〜7.49 (I H、br、
 s )。
MSm/e  : 17G  (M’+1)、 123
  (100%)MSm/e:CqoH+6NO2 計算値: 170.1181 (M・÷1)分析値: 
170.1178 (M−,1)ピペリジン[化合物(
24)]の 羞 ラうクム[化合物(21)1300 m g (1,7
75mmou)の無水THF7rnl溶液に水素化アル
ミニウムリチウム202 m g (5,325■■0
見)を加え。
アルゴン気流下に3時間加、8還流した。冷却後、飽和
アンモニア水溶液3mlを加えた後、セライトでろ過し
た。ろ液を無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶
媒を留去すると、無色固形の粗ピペリジン[化合物(2
4)] 254 m gを得た。これを精製することな
く次の反応に用いた。
同定データ I Ry cml : 3330 (OH、NH)  
1845 (C= C) NMR(CDC見3)δ:1.08(3H,d、J−7
Hz )  、0.70〜3.83(IOH、m)  
、3.83〜4.21 (L H、m)  、 4.8
0−8.07 (I H、m)MS鵬/e  :  1
55   (M・)、31  (100%)カルバメー
ト 化合 25)の合 前記粗ピペリジン[化合物(24)1254 m gの
無水メチレンジクロライド溶液にトリエチルアミン0、
HmJL (4−91medal  )及びクロル炭酸
メチルエステル0.17mJL (2,13sma9.
)を加え、アルゴン気流下に室温で30分間攪拌した。
メチレンジクロライドで稀釈し、5%塩酸水溶液、飽和
重炭酸ソーダ水溶液および飽和食塩水溶液で洗浄後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去す
ると、淡黄色油状物の粗カルバメート[化合物(25)
] ]340m gを得た。これを精製することなく1
次の反応に用いた。
同定データ NMR(CDC見3)δ:1.1B(3H,d、J=7
.0 Hz )  、 1.25〜3.30 (δH、
m)  、 1.97(I H、s)  、 3.57
〜4.50(3H、m)  、3.88(3H)  、
 4.87〜5.10 (3H、m)MSm/e  :
  213(M・)、  88  (100%)ジオー
ル・カルバメート[化合物(28)の合成シクロヘキセ
ン2.03mJlの無水T HF 13m l溶液にポ
ラン−ジメチルスルフィドのT HF (2,0M)溶
液4.7mJlを加え、水冷下に1時間攪拌し、これを
ジシクロヘキシルボランのTHF(0,5M)溶液とし
た。前記粗カルバメート[化合物(25)] ]340
m g K h記ジシクロヘキシルボランのTHF (
0,5M)溶液8.38mJL (4,191mall
)を加え、アルゴン気流下に0℃で15分間、その後さ
らに室温で2時間30分撹拌する。0℃でエタノール3
.3 mal 、 3 N力性ソーダ水溶液2.2 m
l 、 30%(W/v)過酸化水素水溶液2.3mf
Lを加えた後、50℃に加温しながら1時間攪拌した。
冷却後、減圧下に溶媒を留去して得た残渣をエーテル抽
出した。飽和食塩水溶液で洗浄後、硫酸マグネシウムで
乾燥した。減圧下に溶媒を留去して得た残液をクーゲロ
ールを用いて蒸留し、大部分のシクロヘキサノールを除
去した。残渣をシリカゲルクロマトグラフィーに付し、
メタノール/クロロホルム(5:95)の流分から無色
あめ状のジオール−カルバメート[化合物(2B)14
05mg(ラクタム[化合物(23)]からの収率99
%)を得た。
同定データ [α] D  ; −13,0℃(C= 0.830.
メタノール)I Rp c ml : 3400 (O
H)  、 1880 (C”O)NMR(CDCuz
 )  δ:1.22(3H,d、J=7.0 Hz 
)  、 0.84〜2.H(6H、m)  、 2.
54〜3.31 (2H、m)  、2.79(2H、
s)  、2.74〜3.45(1)1 、 m)  
、3.14〜4.24(5H、m)  。
3.84(3H、s) MS*/e  : 231  (M’)、 88 (1
00%)MSm/e:C++I(211;−110−1
計算値7231.1469 分析値: 231.1461 (Ml)前記ジオール・
カルバメート[化合物(2B)1410 m g (1
,775mmoi )の無水ベンゼン15mJL溶液に
フェティゾン試薬1435mgを加え、ディーンスター
クの装置を付して6奴交換を行ないながら、アルゴン気
流下に9時間30分間加熱還流する。冷却後、セライト
でろ過し、ろ液を減圧下に濃縮すると、無色針状晶が得
られる。これをエーテルから再結晶し、無色板状の(4
aR,8S、8aS) −2−メトキシカルボニル−8
−メチル−6−オキツーツーオキサデカヒドロイソキノ
リン[化合物(4)1を380 g (94%)得た。
同定データ 融点:144〜145℃ [α] D ; +10.8℃(C−1,022、メタ
ノール)I Ry c m−1: 1725 (Go)
  、 1885 (Go)NMR(CDC皇3)δ:
1.40(3H,d、J=84Hz ) 、 0.73
〜3.17 (δH、m)  、 3.88 (3H,
S)  、4.08(IH,dd、J=8.4 .11
Hz )  、 3.113〜4.43 (2H、m)
MSs/e  :  228   (M奢+1  ) 
 、212   (100%)MSm/e:CuH+a
NOs 計算値: 218.1234 (M鴨1)分析値: 2
28.1210 (M◆◆1)(参考例3) ベンゾイル化物[化合物(27)]の合成前記実施例1
における合成段階で合成したジt−k”j3Atバメー
ト[化合物(2B)1254 m g(1,10■■o
9.)の無水ピリジン溶液にベンゾイルクロライド15
5 ILl (1,33swon)を加え、アルゴン気
流下に23時間室温で攪拌した。真空減圧下に溶媒を留
去して得た残渣をエーテルで抽出した。
木、5%塩酸水溶液、飽和重炭酸ソーダ水溶液および飽
和食塩水溶液で洗炸後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下に溶媒を留去して得た残渣をシリカゲル15
gを用いたカラムクロマトグラフィーに付し、エーテル
/n−ヘキサン(4:l)の流分より、無色油状物のベ
ンゾイル化物[化合物(27)]を280 mg (7
8%)得た。
同定データ I Ry c ml : 3435(−0H)、1B9
5(−0COph )  。
715(芳香環) M S mle  ;  33B(M・+1)、  3
35(11−)、  105(100%)MSm/e:
C+aH?5NOs 計算値335.1733 分析値335.1754 OH NMR(CDCJL3)δ:  1.2Q(31,d、
J=8HzJ。
1.08〜2.57(5H,膳)  、  2.87〜
3.37(2H,m)  、3.87 (3H,g)、
3.87〜4.87(4H,m) 、7.33〜7.7
3および7.88〜8.23(5H,s)ジオール体〔
化合物(29]の 成 ベンゾイル化物[化合物(27)1 84 m g (
0,181s+moi )、 )リフェニルフオスフィ
ン55mg(0,2101mmofL )、安息香酸 
2B m g (0,2101g+5al)の無水TH
F1.5mu溶液に、ジイソプロピルアゾジカルボキシ
レート 42 JL l (0,2101)を滴下し、
アルゴン気流下に室温で285時間攪拌した。減圧下に
溶媒を留去して得た残渣をシリカゲル5gを用いてカラ
ムクロマトグラフィーに付し、エーテル/n−へキチン
(1: 1)の流分より粗ジベンゾエート[化合物(2
8) ]および試薬に由来する化合物の混合物を132
mg得た。これを無水THF1.5miおよび10%力
性ソーダ水溶液1.5 m見の混合溶媒に溶解し、アル
ゴン気流下に13時間かけておだやかに加熱還流した。
冷接メチレンクロライドで稀釈し、飽和食塩水溶液で洗
浄後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し、減圧下に溶媒を
留去する。得た残渣をシリカゲルIgを用いてカラムク
ロマトグラフィーに付し、メタノール/エーテル(1:
9)の流分より、無色油状物のジオール体[化合物(2
13)]を440mg (91%)得た。
同定データ N M RCCDC!l 3)δ; 1.27(3)1
.d、J−8Hz)、 0.90〜1.30(8H))
、 2.80〜3.33<48.m)、  3.70(
3H,j)。
3.57〜4.37(3M、鳳) I Ry c ml ;  3300(−08)、18
80(−N C02CH3) MS(m/e)  H232,(L+1)、231(L
)、18B(100%)MS(m/e);C++H72
NO4(E+1)計1=1イ/j232.1547 分析(/j232.1530 B [α]0.−1.8 ° (C= 0.424 、  
メタノール) ジオール体〔化合物(21)1 47 m g (0,
2035mmolL)の無水ベンゼン6rnl溶液にフ
ェティゾン試薬870mgを加え、アルゴン気流゛ドに
12時間加熱還流した。冷却後、セライトでろ過し、ろ
液を減圧下に濃縮して得た残渣をシリカゲル4gを用い
てカラムクロマトグラフィーに付し、エーテル流分より
、無色油状の(4aR,8R18aS)−2−メトキシ
カルボニル−8−メチル−6−オキツーツーオキサデカ
ヒドロキノリン〔化合物(5)]を330mg (85
%)得た。
同定データ I Rp c m−’ ;  173G(ラクトン)。
1895(N CO20H3) MS (m/e)  ; 228.(M”+1)、22
7(M’)、88(100%)MS  ;  C11H
188OA  CM今+1)二計算値228.1235 分析値232−1530 [α]0 ; +41.7° (C= 0.59. メ
タノール)NMR(CD(dL3)a  ;  1.3
7(3H,dj=7Hz  )  、  0.70〜3
.26(8H,m)、3.75(3H,s ) 、 4
.00〜5.00(3H。
腸) (参考例4) ジエチル−(2R)−(3R) −2,3−0−ベンジ
リデンタータレート[化合物(30)]  (アール、
工A 。
ウェグナー、ヘルベティカ +ミカ アクタ 。
86.2308(1983)、 [R,N、Wenge
r、He1v、ICbiw、^ctor。
88.2308(19B3) 、 以下、文献lと称+
6.:とがある。1に記載された方法により合成) (
eo、og。
0.2soJL)のエタノール400mjl溶液をナト
リウムポロヒドリド(11,4g O,1soJL)の
エタノール(300m l )H液中に0℃で攪拌下に
滴FL’た。同温度で2.5時間かけて撹拌した後5g
圧下で溶媒を留去し、残留物を酢酸エチル(500m 
l )に溶かした。これを飽和食塩水(lQOm l 
)で3回洗浄し、無水硫酸ソーダで乾燥した。溶媒を留
去した後、真空蒸留すると、粘稠な油状の前記化合物(
31)を得た(収騒35.3g、収率82%)。
同足データ 沸点;135℃/Q、Q2torr。
[α ]  ロ  、   +10.1’   (C=
    1.20   CHC見 1)文#1における
値[α] D 、 +7−4 ’ (C=1.0.CH
C見ゴ)。
モノベンジルエーテル[(2S、3S) −1−0−ベ
ナトリウムヒドリド(油中60%)(411mg 。
10.3鳳mojl)のジメチルホルムアミド( 11
.5m文)懸濁液に一20℃に冷却しながら,W1拌下
にベンジルブロマイド(1.71g 、 10 m−0
文)を加え,0℃で2時間攪拌を続けた.反応混合物に
水(20mjL)を加えてから,メチレンクロライド(
50mJLX3)で抽出した.抽出層を飽和食塩水(2
0m見)で洗浄,無水硫酸マグネシウムで乾燥した後、
溶媒を減圧で留去した.残液をシリカゲルカラム(so
g)で精製(n−ヘキサン/エーテル、4:l−1:1
)することにより、淡黄色油状の前記化合物(32) 
(2.30g 80.5%)を得た。
同定データ 元素分析値C+aH?oOs 計算値. C7+.98.H 6.71。
分析値. C71.73,H 8.59IRycm−’
;342O NMR(CDCix)δ ;   2.02  〜2.
52  (m  、  IH)  、3.28〜4.3
2(m,6H)  、4.50(s  、2H)  、
5.87 (g  、H)  、7.15 〜7.82
 (m 、10H)、   MS;300(M・) 、
 91(100%)0℃に冷却して撹拌しながら前記化
合物(32)(1G.71 g 、 35.88mmo
R ) t7)四項化炭! (100mal)溶液にN
−ブロモスクシンイミド(NBS)  (9.52g 
、 53.5 +ssal  )を少臂づつ加えた後.
m所で6時間攪拌を続けた.反応生成物にメチレンクロ
ライド(250mjL)を加えてから飽和重炭酸ソーダ
水溶液(100m文)で2回.さらに飽和食塩水(50
mJ1)で洗外し,無水硫酸マグネシウムで乾燥した.
減圧で溶媒を留去することによ’J、粗製ノゾロモベン
ゾエート[化合物(33)](113.72gを得た.
これを精製することなくl,2−ジメトキシエタン(1
30m l )に溶解し,ついで力性ソーダ(3.82
g 、 110.5厘諺O見 )を室温で攪拌下に加え
,そのまま8.5時間撹拌を続けた.i!合物に飽和食
塩水(100m文)を加えてからエーテル(300m 
l )で抽出し,抽出層は飽和用炭酸ソーダ水溶液(8
0mJl)および飽和食塩水(50m皇)で洗浄し、無
水硫酸マグネシウムで乾燥後、溶媒を留去し,残液をシ
リカゲルカラム(200 g)で精製(n−へキサン/
エーテル、2:3)すると、淡黄色油状の前記化合物(
34) (3.37g )を得た。
同定データ 沸点:130℃/ 0.15 torr。
文献値(ディー、ゼーバッハ ら、アンゲパンテ ヒエ
ミー、インターナショナル エディジョン 、1旦,9
5B(1979)  、 ロ.Seabach  S,
Angew  Chew。
Int.Ed.Engl.  、 18,958(19
79)] 、以下、文献2と称する.)沸点;130℃
/ 0.旧torr.]〔α]  D  :  +13
.9″ (C=1.02,CHC文3 )文献値 [α
]  25+13.5° (C1.CHC皇] )前記
文献2参照 化  35Jの合成 エポキシアルコール[化合物(34)] 411 mg
(2.119+ueoJl )を無水ベンゼン5 ra
!Lおよび70%力性ソーダ水溶液5m文の混合溶媒に
溶解し,トリエチルベンジルアンモニウムクロライド3
23mgを加えたのち、プロパルギルブロマイド0.4
23m文(4.1182■■oM)を滴下し,アルゴン
′A流下に室温で激しく攪拌した. 14時間経過後に
、エーテルで稀釈し、水および飽和食塩水で洗冷接,無
水硫酸マグネシウムで乾燥した.減圧下に溶媒を留去し
て得た残液をシリカゲル20gを用いてカラムクロマト
グラフィーに付し、エーテル/ n − ’−+サン(
1:4)混合溶媒の流分より,無色油状の化合物(35
)410 mg (収率83%)を得た。
同定データ I Ry c ml ;  3250(OH) 、21
00(−C−C−)M S  (m/e);232.(
M−)、91(100%)MS(m/e);C+*H+
603 計算値232.1098 分析値232.1078 [α] ロ  、   −1f!、9 °  (C= 
  1.184゜CHC見3) NMR(CDC交3 ) δ 、   2.33〜3.
Ili3(7M、層)4.35(2H,d、J=2Hz
、m)、4.55(2H,g)、7.30(5H,g、
)[生立)工ど刀−へ作滅 前記化合物(35)を酸触媒の存在ドにアセトンと反応
させてfiIたアセトニド[化合物(3B)] 2so
、sm g (0,924m5oJL )の無水T)I
F温溶液ナトリウムヒドリド(60%、油中)540m
 g (10,1B4■口交)を水冷下に加え、アルゴ
ン気流下に、10分間攪拌した少に、ヨウ化メチル 1
.74mJl(27,72膳層O交)を加え、30時間
加#&還流した。冷却後、飽和重炭酸ソーダ水溶液を加
えて過剰の試薬を分解し、エーテルで稀釈した。水、5
%ハイポ水溶液、飽和重炭酸ソーダ水溶液および飽和食
塩水で洗炸後、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。残渣
をシリカゲル16gを用いてカラムクロマトグラフ、C
−に付し、酢酸エチル/n−ヘキサン(1: 9)混合
溶媒の流分より1色油状の7セトニド[化合物(37)
1271 mg (定量的)を得た。
同定データ I Ry c ml ;  2300,2250M S
  (履/e);304.(M・)Jl(100%)M
S(m/e);C+sH?404: 計算値304.1872 分析値304.1850 [α] D ;  0.32°(C=  1.234.
 CHC13)NMR(CDC13)δ;  1.33
(3H,s) 、 1.40(3)1.S)、  4.
55(3H,t、J−1,5Hz)、  3.48〜4
.45(OH。
m)、4.30(2M、q、J−1,5Hz)、4.5
2(2H,s)、  7.27(5H。
S) 前記アセトニド[化合物(37) ] 11.20 g
(42,42mmoQ )の無水エタノール150mM
溶液にリンドラ−触媒1.12g(10%wL/wt)
を加え、水素気流下に室温で2.511ν間、さらに4
5℃に加熱して4.5時間攪拌した0反応混合物をセラ
イトでろ過して得たる液から、減圧下に溶媒を留去して
得た淡黄色油状物[化合物(39)19.10gは精製
することなく次の反応に用いた。この淡黄色油状物のf
Qをシリカゲルカラムクロマトグラフィにて精製し1次
の同定データを得た。
同定データ I RF Cm−’ ;  3400(−OH)、18
80(Olefin)M S (m/e);  2B?
、(M・+1)、210.91−100%MS(a/e
);C+sH?zO4: 計IH187,1511(M−+1) 分析値287.15118 [al D ; + 31.3° (C−1,04,C
HC13)NMRCCDCl3 )8 ;  1.70
(3H,dj−5,22Hz)、  1.79(IH,
a)、  2.33〜3.07(IH))、 3.33
〜4.00(8H,w)、 4.12〜4.33(2H
,m)、  4.55(2H,s)、7.30(5)1
.a)、 5.33〜8.00(2H,m)(実施例2
) オレフィン−1,2−グリコジル[化合物(39) 1
8.85g (33,27厘層0立)の無水メタノール
30m文溶液にメタ過ヨウ素酸ソーダ7.48 g(3
4,93m10見)の水30m文溶液を水冷下に滴下し
、30分間攪拌した。エーテルを加え、有a層を分取し
、飽和食塩水で洗沙後、無水硫酸マグネシウムで乾燥し
た。減圧下に溶媒を留去し、黄色油状の粗グリセリンア
ルデヒド誘導体[化合物(40)19.59gを得た。
上記粗グリセリンアルデヒド誘導体[化合物(40)]
の]無水2−プロパ/−ル100m文溶のメルドラム酸
[化合物(13)18.23g (43,25gmoi
 )およびエチレンジアンモニウムジアセテート240
m g (1,33m5oJl )を加え、アルゴン気
流下に3.5時間室温で攪拌した。減圧下に溶媒を留去
して得た残渣をエーテルで稀釈し、水、飽和低炭酸ソー
ダ水溶液および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、黄色油状
の表記化合物(42)10.28 gを得た。
同定データ NMRδ ; 4.84(2H,s)、7.33(5H
4)、1.77(8H。
S) (参考例5) 二環性ラクトン[化合物(43)]の合成上記化合物(
42)のジオキサン/水(2:1)100m文混合溶媒
をアルゴン気流下に13時間加熱還流した。冷却後、エ
ーテルで稀釈し、飽和重炭酸ソーダ水溶液を加えて抽出
した。エーテル層は飽和食塩水で洗浄後、無水i1酸マ
グネシウムで乾燥し、さらに減圧下に溶媒を留去し、中
性成分として黄色油状物を9.17g得た。飽和重炭酸
ソーダ水溶液居は水冷下に攪拌しながらクロロホルム水
溶液を加えて、液性を酸性とした後、メチレンクロライ
ドで抽出した。無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下
に溶媒を留去し、黄色油状の粗セコ酸[化合物(44)
]を11.42gた。粗セコ酸[化合物(44)11.
42gの無水トルエン30m文溶液に、ピリジニウムP
−トルエンスルホネー)28mg(0,1O−SOU)
を加え、ディーンスタークの装置を付し、溶媒交換を行
ないながら12時間アルゴン気流下で加熱還流した。冷
却後、エーテルで稀釈し、有機層を飽和屯炭酸ソーダ水
溶液および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシ
ウムで乾燥し、減圧下に溶媒を留去することにより、黄
色油状の粗二環性ラクトン[化合物(43)] 1.O
tgを得た。先に得た中性成分と合し、シリカゲルカラ
ムクロマトグラフィーに付し、T HF / n−ヘキ
サン(1:3)混合溶媒の流分より低極性成分を5.2
0g、さらにT HF / n −ヘキサン(1: 2
)混合溶媒の流分より二環性ラクトン[化合物(43)
12.7egを得た。低極性成分5.20gの10%力
性ソーダ水溶液/ジオキサン(1: l ) 150 
m9゜混合溶液をアルゴン気流下に2時間加熱還流し、
冷却後、クロロホルム水溶液を水冷下に加えて液性を酸
性とした後、メチレンクロライドで抽出した。無水硫酸
マグネシウムで乾燥後減圧下に溶媒を留去した。得られ
た残渣の無水トル17100m1溶液にピリジニウムP
−)ルエンスルホネー) 80m gを加え、アルゴン
5a流下に11時間加熱−流した。エーテルで稀釈し、
木、飽和重炭酸ソーダ水溶液および飽和食塩水で乾燥し
た後、減圧ドに溶媒を留去して粗二環性ラクトン[化合
物(43)] 3.53gを得た。シリカゲルクロマト
グラフィーに付し、THF/n−ヘキサ7 (1: 2
)混合溶媒の流分より前記化合物(43)を3.35g
得た。以ヒより前記化合物(43)として合計8.14
g (収率67%)が得られた。
同定データ NMR(CDC見3)δ、  1.33(3H,d、J
−711Z)、  1.57〜3.07(4H,m)、
 3.30〜4.30(5H,m)、 4.53(2H
,s)、  4.48〜5.28(IH,m)、 7.
27(5H,g)I Ry c ml ;  1720 M S (s/s)  :  27B(?I’ )、9
1−100%MS(mle)  : C+hH2+0s
(Nl+I)計算値277.1439 分析値277.1439 [α]“ii  ; −79,13°(C=0.948
.CH(lA、3)融点、  79.5〜81.5℃ セコエステル[化合物■且は−+7)6j&−1■1記
二環性ラクトン[化合物(43)]  188mg0.
058■11oi)の無水エタノール0.3ml溶液に
触媒量のピリジニウムP−)ルエンスルホネートを加え
、アルゴン気流下に7時間加8還流した。
減圧下に溶媒を留去して得た残渣をエーテルに溶かし、
水および飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、無色油状の粗中
間体[化合物(44a) ] 118m5r定+1j的
)を丹た。
その一部を精製し、次の同定データを得た。
同定データ I RF Cm−1;  3450(−0)1)、17
3G(C−0)MS(m/e)   ;   323(
E−1)、322(M’)、91−100  %MS(
m/e)  : CC15H210s(°+1)計算値
323.1832 分析値323.1857 [α]  D 、−3,1’  (C=1.17.CH
C見3)N M R(CD CfL 3  )  δ 
:  1.21(3H,s  、J−7゜4HzJ、1
.27(3H,t、J=18Hz)、  1.73〜2
.77(5)1.m)、3.37〜4.28(5Lm)
、4.12(2H,q、J=8Hz)、  4.58(
2H。
S)、7.30(5)1.g) 前記粗中間体【化合物(44a) 1 G、711g 
(21,08鳳mail)の無水エタノール70mM溶
液に10%パラジウム/炭素880mgおよび濃塩酸3
滴を加え、水素気流下に室温で3時間撹拌した。セライ
トでろ過することにより触媒を除き、ろ液を減圧下に濃
縮し、粗セコエステル〔化合物(45)] として無色
油状物を5.18g (定量的)得た。このものは精製
することなく次の反応に用いる。
」立論1凶■月」先回 前記セコエステル[化合物(45)1 417m g(
1,79ms+oi)の無水ピリジン 10m1溶液に
p−1ル工ンスルフオニルクロライF5B3mg(3,
08also文)を加え、アルゴン気流下に室温で40
時間撹拌した。減圧下に溶媒を留去して得た残渣をエー
テルで抽出した。水、5%塩酸水溶液。
飽和重炭酸ソーダ水および飽和食塩水で洗浄した後、無
水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し
、得られた残渣をシリカゲル20gを用いてカラムクロ
マトグラフィーに付し、酢酸エチル/n−へキサン(1
: 1)混合溶媒の流分より、無色油状物のトシル化物
[化合物(4B) 1485m1Hを得た(70%)。
同定データ I Rp c ml :  350G(OH)、173
G(−GO?Et)MS(m/e) ;  370(1
4・−18) 、202(100%)[α] ロ  、
−17,5°  (c=   0.83111゜CI(
C1:+ ) NMR(CDCu3)δ: 1.13(3H,d、J−
6Hz)。
1.25(3H,t、Jm8Hz)、1.87〜2−6
7(5H,m)、2−42(311゜s)、  3.5
8〜4.40(OH,s)、 4.13(2H,q、J
=lllHz)、7.32(2H,d、J−8H2)、
7.82(2H,d、J−8H2)ラクトン[化合物(
48)]の介瀘 前記トシル化物[化合物(4B)]  1108mg 
(0,218II量on )の無水メチルエチルケトン
2mfL溶液にヨウ化ナトリウム259m g (1,
72a層層0見)を加え、アルゴン気流下に17時間加
熱還流した。冷却後、溶媒を留去して得た残液をエーテ
ルで抽出した。水、5%チオ硫酸ナトリウム水溶液およ
び飽和食塩水で洗浄した後、無水硫酸マグネシウムで乾
燥した後に、減圧下に溶媒を留去した。得られる無色油
状物は精製することなく次の反応に用いた。無色油状物
(ヨウ化物[化合物(47)]の収?は96mg(収率
97%)であった。
この無色油状物4.14 g (12,11mmoJL
)の95%エタノール70mJL溶液に活性化した亜鉛
末3.911g(80,55mmoJl )を加え、ア
ルゴン気流下に1.5時間加8還流した。冷却後、減圧
下に溶媒を留去し、得られる残渣をメチレンクロライド
で抽出した。飽和食塩水で洗油後、無水硫酸マグネシウ
ムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、得られた残液を
トルエン80m lに溶解し、アルゴン気流下に12時
間加8量流した。減圧下に溶媒を留去し、得られた残渣
をシリカゲル80gを用いてカラムクロマトグラフィー
に付し、エーテル/n−ヘキサン(3二1)g合溶媒の
流分より、ラクトン[化合物(4B)]およびラクトン
構造異性体の混合物を無色油状物として1.84g得た
異性体混合物のそれ以上の分離は行なわなかった。
同定データ(化合物(48)とその構造異性体との混合
物として) I Ry c ml :  3475(OH)、172
0(−COO−)M S (m/e)  ;   17
1(>1’−1)、43(100%)MS(m/a) 
 ; Cq H+sOi(M・+1):計算値171.
1019 分析値171.1008 [C3r+”; −17,5° (C=  0.818
 。
CHCJ13  ) NMR(CDC交3 )δ ; 1.30(3H,d、J弓)1z)、  1.40(l
)I、d、J−7Hz)、  L、S?〜3、C8(5
H,+s)、 3.73(211,br、d、J−7)
1z)  、  4.33(4H,m)フタリド〔化合
物(49) ]−Q立羞前記ラクトン[化合物(48)
 11.838 g(9,8351■ofL )、 )
リフェニルフォスフイン3.28 g(12,528m
ma文)、フタルイミド1.84 g (12,528
m5oJL)の無水THF50ml溶液に、ジイソプロ
ピルアゾジカルボキシレート2.53 g (12,5
28mea1.2.473 mal)を滴下し、アルゴ
ン気流下に0℃で0.5時間、室温で0.5時間撹拌し
た。減圧下に溶媒を留去して得た残渣をシリカゲル45
0gを用いてカラムクロマトグラフィーに付し。
エーテル/n−ヘキサン(2:1)混合溶媒の流分より
、前記フタリド[化合物(49)]およびその構造異性
体および試薬に由来した化合物の混合物として1m色油
状物を2.848 g C87%)得た。
この混合物のそれ以上の精製は行なわなかった。
同定データ I Ry c m−1;  17?0 、 1730 
、1710゜M S  (s/e)   ;  300
01◆1)、299(N・)、16G=(100%)M
S(m/e)  ;  C1/HI7NO4:計算値:
 299.1157 分析イfi : 299.1182 N M R(CD Cl 3 ) δ; 1.48(d
、J=8Hz)、1.23(d、J=EiHz) 、 
1.92〜3.22(4H,s)、3.75(2H。
br、 d、Jl=9Hz ) 、 4.58(LH,
dq、J=8.4Hz) 、 4.78〜5.32およ
び5.42〜8.05(3H,m)、7.52〜8.1
2(4H,腸)ラクタム[化合物(51)]の合成 前記フタリド[化合物(49)] 881mgの無水エ
タノール1.5m l溶液に90%ヒドラジンヒトレー
ト(N Hz  N HlllHz O) 20.4m
 g (0,4081層owl)をアルゴン気流下に0
.5時間加熱還流した。冷却後、エタ/−ル2mJlを
加え、室温で1時間攪拌し、析出したシンキノリンを吸
引ろ別した。ろ液を減圧下に濃縮して得た残渣をシリカ
ゲル2gを用いてカラムクロマトグラフィーに付し、メ
タノール/エーテル(エーテル8%)混合溶媒の流分よ
り、ラクタム【化合物(51)]を粗結晶として30m
g(収率87%)得た。クロロホルムにより再結晶し、
無色針状晶として得た。
以上の精製の結果、ラクトン[化合物(48)]から混
入していた構造異性体は完全に除去された。
同定データ NMR(CDC13)δ; 1.27(3)1.d、J
−7Hz)。
1.53〜2.23(IH,m)、 2.30〜2.9
3(3H,■)、2.97〜4.01(4H,s)、 
4.89〜8.13(3H,m)、 8.90(IN、
br、s)I Ry c ml ; 3450,320
0.1880MS(m/e)  ; 170(E◆1)
、lH(Ml)、121寓(100%)MS(m/e)
: C9HI6NO7:計11【イ1I11170.1
179 分析値170.118E1 元素分析値: C9HI3NO7: 計算値、C:63.88 、 H:8.84N:9.1
5 分析値、 C:83.75;H:9.07;N:8.1
2[α ] ロ  ; ◆14.9  °  (C= 
  0.942゜メタノール) 融点;  182.5〜183.5℃無色針晶〜プリズ
ム品 旦亜ヱ5仁二ム1世dソ釈0工は」化■虞前記ラクタム
〔化合物(51)] l15 mg (0,8935m
mo愛 )の無水THF 4 ml溶液にリチウムアル
ミニウムヒドリド170 mg (4,4875mma
l  )を加え、アルゴン気流ドに16時間加熱還流し
た。冷却後、氷冷〒に濃アンモニア木を加えて過剰の試
薬を分解し、セライトでろ過した。得られたろ液を減圧
ドに濃縮し、無色油状物としてアミン[化合物(52)
]の粗粗精績を143mg(定ta的)得た。
精製することなく次の反応に用いる。
前記粗アミン[化合物(52) 1770 mgの無水
メチレンクロライド20mJ1溶液にトリエチルアミン
2.18m1 (15,8mmon  )およびメチル
クロaカーボネート 0.40 m l (5,20m
 moIL)を加え。
アルゴン気流下に0℃で1時間、室温で3時間撹拌した
。メチレンクロライドで稀釈し、木、5%塩酸水溶液お
よび飽和1(炭酸ソーダ水溶液で洗浄後、無水硫酸マグ
ネシウムで乾燥した。減圧下に溶媒を留去し、得られる
かっ抽油状物をシリカゲル45gを用いてカラムクロマ
トグラフィーに付し、エーテル/n−へキサン(1: 
1)混合溶媒の流分より、無色油状のカルバメート[化
合物(53)1860 mgを得た。収率72%。
同定データ NMR(CDC1z )δ、 1.23(3H,d、J
雪8H2)。
1.40〜2.30(4H,m)、 2.30〜3.9
0(5B、m)、 3.72C3H。
S)、4.15(IH,dq、J=14.GHz)、 
4−90〜5.33,5.80〜8.47.  (3H
,厘) I Ry c ml ; 3400,1000MS  
(m/e)   :  214(M・◆l)、213(
M’)、88=(100%)MS(繻/e)  :  
C++H2oNOz計算値214.1442 分析値214.1417 元素分析値C目I / ON Oコ 計U イ〆IC:81.94.  H:8.l18  
N :8.57 分析値C:81.8B、H:8.98゜N:θ、30 [α]  D   H−43,7°  (C=1.06
.  CHCJL+)前記カルバメート[化合物(53
)]をハイドロポーレーションして得たジオール[化合
物(54)139m g (0,1688mmal)0
’)無水ベンゼン3.5+nfL溶液に硝酸銀、炭酸ナ
トリウムおよびセライトから常法に従って調製したフェ
ティゾン試薬200mgを加え、アルゴン気流下に12
時間7JI+熱量流した。冷却後、セライトを用いて無
機物をろ過して得たる液を減圧下にewJした。得られ
た残渣をシリカゲル2.2gを用いたカラムクロマトグ
ラフィーに付し、エーテル/n−へキサン(2:1)混
合溶媒のエーテル流分より、無色粘稠油状の前記化合物
(8)を19mg(収率50%)得た。
同定データ NMR(CDC見3)δ、 1.28(311,d、J
−88) 。
1.10〜1.27(8)1.m)、  2.93〜4
.80(7H,a)、 3.70(3H。
g)、 7.33〜?、73,7.93〜8.27(5
H,m)、 2.43(IH,brS)
【図面の簡単な説明】
第1図(a)および(b)は1.2−ジオール化合物か
ら1−ベンジルオキシメチル−4−7,7−シメチルー
5.8.8− トリオキサ−9−オキソ−1,3゜3a
、4,5,6,7,8,9,9b−デカヒドロナフト[
1,2−C]フランを製造する概略工程図、第1図(C
)は酒石酸アルキルエステルから6d*1(1mJ2−
フルコキシカルボニルー8−メチル−6−オ午ソー7−
オキサデカヒドロイソキノリンを製造する反応説明図、
第2図(a)〜(c)および第3図(a)〜(d)は酒
石酸アルキルエステルから2−フルコキシ力ルポニルー
8−メチル−6−オキソ−7−、オキサデカヒドロイソ
キノリンを製造する反応工程を示す工程説明図、第4図
はアジマリシンを示す構造説明図、並びに第5図はピペ
リジンラクトン誘導体の基本骨格を示す構造説明図であ
る。 第1図 ^ ○H (3cs、)           (42)第1図 (C) 萬2図 (C)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)式(1) ▲数式、化学式、表等があります▼(1) (ただし、Bnはベンジル基を表わし、第3a位炭素は
    SまたはR立体配置である。) で示されることを特徴とする1−ベンジルオキシメチル
    −4−メチル−7,7−ジメチル−5,6,8−トリオ
    キサ−9−オキソ−1,3,3a,4,5,6,7,8
    ,9,9b−デカヒドロナフト[1,2−c]フラン。
  2. (2)式(2) ▲数式、化学式、表等があります▼(2) で示される1,2−ジオール化合物にメタ過ヨウ素酸ナ
    トリウムを反応させて得られる式(3)▲数式、化学式
    、表等があります▼(3) (ただし、Bnはベンジル基を表わす。) で示されるグリセルアルデヒド誘導体とメルドラム酸と
    を反応させることを特徴とする式(1)▲数式、化学式
    、表等があります▼(1) (ただし、Bnはベンジル基を表わし、第3a位炭素は
    SまたはR立体配置である。) で示される1−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7
    ,7−ジメチル−5,6,8−トリオキサ−9−オキソ
    −1,3,3a,4,5,6,7,8,9,9b−デカ
    ヒドロナフト[1,2−c]フランの製造方法。
JP61048024A 1986-03-05 1986-03-05 1−ベンジルオキシメチル−4−メチル−7,7−ジメチル−5,6,8−トリオキサ−9−オキソ−1,3,3a,4,5,6,7,8,9,9b−デカヒドロナフト〔1,2−c〕フランおよびその製造方法 Pending JPS62205085A (ja)

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