JPS62203832A - 車両用無段変速機の制御方法 - Google Patents

車両用無段変速機の制御方法

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JPS62203832A
JPS62203832A JP61044378A JP4437886A JPS62203832A JP S62203832 A JPS62203832 A JP S62203832A JP 61044378 A JP61044378 A JP 61044378A JP 4437886 A JP4437886 A JP 4437886A JP S62203832 A JPS62203832 A JP S62203832A
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JP
Japan
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gear
speed
rotational speed
transmission section
continuously variable
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JP61044378A
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Susumu Masutomi
増冨 将
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、車両用無段変速機の制御方決に関するもので
ある。
従来技術 変速比が無段階に変化させられる無段変速部と該無段変
速部と直列に連結されて少なくとも前進2段のギア段に
切り換えられる有段変速部とを備えた車両用無段変速機
が知られている。一般に、このような車両用無段変速機
では、有段変速部のギア段に対応した関係から要求出力
に基づいて目標回転速度を決定し、前記無段変速部の入
力軸回転速度が該目標回転速度と一致するように該無段
変速部の変速比が調節される。たとえば、特願昭59−
149569号に記載された制御方法がそれである。こ
のような場合には、副変速部の低速ギア段における目標
回転速度は、副変速部の変速比増加分だけ高くすると低
速ギア段で通常走行を行った場合には燃費率が低下する
ので、高速ギア段における目標回転速度よりも少しだけ
高い値、たとえば1.3倍程度の値とされ、低速ギア段
における動力性能を向上させるのが一般的である。しか
し、この場合、車両の走行中に副変速部においてギア段
の切り換えが行われると、目標回転速度の変化量に対し
て無段変速部の変速比の変化量が太き(なる。したがっ
て、ギア段切り換え後の目標回転速度と無段変速部の実
際の入力軸回転速度との差が大きくなって変速比が急激
に変化させられることになり、変速ショックによって運
転性が損なわれる不都合があった。
発明が解決すべき問題点 これに対し、前記有段変速部のギア段切り換え直後の目
標回転速度として、該有段変速部のギア段に対応した目
標回転速度と異なる第2の目標回転速度を設定し、この
第2の目標回転速度を前記有段変速部のギア段に対応し
た目標回転速度に所定の速度で徐々に接近させることが
考えられる。
本出願人が先に出願した特願昭59−230329号が
それである。これによれば、第2の目標回転速度が前記
有段変速部のギア段に対応した目標回転速度に所定の速
度で徐々に接近させられるので、変速ショックが緩和さ
れて好適な運転性が得られるが、有段変速部においてギ
ア段の切り換え中にそのシフト方向と逆の方向へ要求出
力が変化させられるときには未だ問題が残されていた。
すなわち、たとえば、アクセルの踏み込みによる有段変
速部のシフトダウン(高速ギア段から低速ギア段への切
り換え)中にアクセルの戻し操作が行われると、このア
クセルの戻し操作に応答して目標回転速度が低く変化さ
せられる。このため、低速ギア段へのシフト中における
無段変速部の目標回転速度がアクセル操作によって変化
するので、有段変速部のシフトダウン完了時における低
速ギア段に対応した目標回転速度と実際の入力軸の回転
速度との差がアクセル操作量に応じて大きくばらつくこ
とになる。したがって、第2の目標回転速度が低速ギア
段に対応した目標回転速度に向かって所定の速度で徐々
に変化させられる前記従来の場合では、このような場合
でも一律の速度で第2の目標回転速度が変化させられる
ので、エンジン回転速度の低下に時間がかかり過ぎる場
合が生じて不要なエンジンブレーキが作用したり、反対
にエンジン回転速度が急に変化して変速ショックが発生
することが避けられなかった。
問題点を解決するための手段 本発明は以上の事情を背景として為されたものであり、
その要旨とするところは、変速比が無段階に変化させら
れる無段変速部と該無段変速部と直列に連結されてグな
くとも前進2段のギア段に切り換えられる有段変速部と
を備えた車両用無段変速機において、前記有段変速部の
ギア段に対応した目標回転速度を要求出力に基づいて決
定し、前記無段変速部の入力軸回転速度が該目標回転速
度と一致するように該無段変速部の変速比を調節する形
式の車両用無段変速機の制御方法であって、前記有段変
速部のギア段切り換え直後の目標回転速度として、該有
段変速部のギア段に対応した目標回転速度と異なる第2
の目標回転速度を設定し、この第2の目標回転速度を前
記有段変速部のギア段に対応した目標回転速度に所定の
速度で徐々に接近させるとともに、前記車両における要
求出力′に対応して前記第2の目標回転速度の前記ギア
段に対応した目標回転速度に対する接近速度を変化させ
ることにある。
作用および発明の効果 このようにすれば、前記第2の目標回転速度の前記ギア
段に対応した目標回転速度に対する接近速度が、車両の
要求出力に対応して変化させられるので、有段変速部の
ギア段の切り換え直後において、第2の目標回転速度に
追従する実際の入力軸回転速度は要求出力に対応した適
切な速度で新たなギア段に対応した目標回転速度に接近
し且つそれと一致させられる。したがって、実際の入力
軸回転速度のギア段に対応した目標回転速度に対する接
近速度が遅すぎたり急過ぎたりすることに起因する変速
ショックが緩和されて、運転性の低下が好適に解消され
るのである。
実施例 以下、本発明の一適用例を図面に基づいて詳細に説明す
る。
第2図において、図示しないエンジンの動力は流体継手
10.無段変速部(以下、CVTという)12および有
段変速部14から成るベルト式無段変速機、中間ギア装
置16.および差動歯車装置18を経て駆動軸20に連
結された図示しない駆動輪へ伝達されるようになってい
る。
流体継手10は、エンジンのクランク軸22と接続され
ているポンプ24と、CVT12の入力軸26に固定さ
れポンプ24からのオイルにより回転させられるタービ
ン28と、ダンパ30を介して入力軸26に固定された
ロックアツプクラッチ32とを備えている。ロックアツ
プクラッチ32は、たとえば車速あるいはエンジン回転
速度またはタービン28の回転速度が所定値以上になる
と作動させられて、クランク軸22と入力軸26とを直
結状態にするものである。
CVT12は、入力軸26および出力軸34にそれぞれ
設けられた可変プーリ36および38と、それら可変プ
ーリ36および38に巻き掛けられた伝導ベルト40と
を備えている。可変プーリ36および38は、入力軸2
6および出力軸34にそれぞれ固定された固定回転体4
2および44と、入力軸26および出力軸34にそれぞ
れ軸方向の移動可能かつ軸回りの相対回転不能に設けら
れた可動回転体46および48とから成り、可動回転体
46および48が油圧シリンダ5oおよび52によって
移動させられることにより■溝幅すなわち伝導ベルト4
0の掛り径(有効径)が変更されて、CVT12の変速
比γ (=入力軸26の回転速度Ni、/出力軸34の
回転速度N。ut )が変更されるようになっている。
油圧シリンダ5oは専ら変速比γを変更するために作動
させられ、油圧シリンダ52は専ら伝導ベル!−40の
すべりが生じない範囲で最小の挟圧力が得られるように
作動させられる。なお、オイルポンプ54は後述の油圧
制御装置の油圧源を構成するものであって、入力軸26
を縦通ずる図示しない連結軸によってクランク軸22と
連結されてエンジンにより常時回転駆動される。
有段変速部14は、CVT12の後段に直列に連結され
かつ車両の走行条件にしたがって高速ギア段および低速
ギア段に自動的に切り換えられる自動変速機であって、
CVT12の出力軸34と同軸的に設けられており、ラ
ビニョオ型複合遊星歯車装置を含んでいる。この遊星歯
車装置は、一対の第1サンギア56および第2サンギア
58と、第1サンギア56に噛み合う第1遊星ギア6o
と、この第1遊星ギア60および第2サンギア58と噛
み合う第2遊星ギア62と、第1遊星ギア6・0と噛み
合うリングギア64と、第1遊星ギア60および第2遊
星ギア62を回転可能に支持するキャリア66とを備え
ている。第2サンギア58は前記出力軸34と一体的に
連結された軸68に固定され、キャリア66は出力ギア
7oと固定されている。高速段用クラッチ72は軸68
と第1サンギア56との間の保合を制御し、低速段用ブ
レーキ74は第1サンギア56のハウジングに対する係
合を制御し、後進用ブレーキ76はリングギア64のハ
ウジングに対する保合を制御する。第3図は有段変速部
14の各摩擦係合要素の作動状態および各レンジにおけ
る減速比を示している。
図において、○印は係合状態、X印は解放状態を示し、
ρ1およびρ2は次式から定義されるギア比である。
ρ1=Z□/Z。
ρ2=Z−z/Z− 但し、ZsZは第1サンギア56の歯数、ZsZは第2
サンギア58の歯数、Zrはリングギア64の歯数であ
る。
したがって、低速ギア段では、第1摩擦係合装置として
の低速段用ブレーキ74が作動させられて第1サンギア
56が固定されるため、減速比(1+ρ1/ρ2)にて
動力が伝達されるが、高速ギア段においては、第2摩擦
係合装置としての高速段用クラッチ72の作動により遊
星歯車装置全体が一体となって回転し、これにより減速
比1にて動力が伝達される。また、Rレンジでは後進用
ブレーキ76の作動によりリングギア64が71ウジン
グに固定されるため、変速比(1−1/ρ2)の逆回転
にて動力が伝達される。
有段変速部14の出力ギア70は中間ギア装置16を介
して差動歯車装置18と連結されており、エンジンの動
力は差動歯車装置18において左右の駆動軸20へそれ
ぞれ分配された後、左右の駆動輪へ伝達される。
以上のように構成された車両用動力伝達装置には、前記
オイルポンプ54、前記ロックアツプクラッチ32を開
閉するロックアツプ制御弁78、前記油圧シリンダ50
内に作動油を供給し或いは油圧シリンダ50内の作動油
を流出させる変速方向制御弁80、油圧シリンダ50内
に供給される作動油或いは油圧シリンダ50内から流出
する作動油の流量を制御する変速速度制御弁82、前記
油圧シリンダ52内の作動油圧を調圧して前記伝動ベル
ト40の張力を必要かつ充分に制御する図示しない調圧
弁、前記有段変速部14の前進ギア段を高速ギア段およ
び低速ギア段のいずれかに切り換えるシフト制御弁84
、パーキング(P)レンジ、リバース(R)レンジ、ニ
ュートラル(N)レンジ、ドライブ(D)レンジ、自動
変速(2)レンジ、ロー(L)レンジのいずれかへ択一
的に操作されるシフトレバ−86により操作されるマニ
ュアルバルブ88をそれぞれ含む油圧制御装置が設けら
れており、上記ロックアンプ制御弁78、変速方向制御
弁80、変速速度制御弁82、シフト制御弁84は第4
図に示す電気制御回路によって制御されるようになって
いる。本実施例の油圧ml ’1IfJ 装置fでは、
シフトレバ−86がロー(L) レンジへ操作されると
有段変速部14が専ら低速ギア段へ切り換えられ、ドラ
イブ(D)レンジへ操作されると有段変速部14が専ら
高速ギア段へ切り換えられ、また自動変速(2)レンジ
へ切り換えられるとシフト制御弁84の作動に応答して
低速ギア段および高速ギア段の一方へ切り換えられるよ
うになっている。
第4図において、スロットルセンサ90はエンジンに設
けられたスロットル弁開度θを検出し、そのスロットル
弁開度θを表す信号を電子制御装置100へ供給する。
エンジン回転速度センサ92はエンジンの回転速度N、
を検出し、エンジン回転速度N0を表す信号を電子制御
装置100へ供給する。入力軸回転センサ94は入力軸
26の回転速度N i nを検出し、その回転速度N 
= 21を表す信号を電子制御装置100へ供給する。
出力軸回転センサ96は出力軸34の回転速度N。ut
を検出し、その回転速度N o u tを表す信号を電
子制御装置100へ供給する。
電子制御装置100は、CPU、ROM、RAMを含む
所謂マイクロコンピュータであって、CPUはRAMの
記憶機能を利用しつつ予めROMに記憶されたプログラ
ムにしたがって入力信号を処理し、ロックアツプ制御弁
78、変速方向制御弁80、変速速度制御弁82、シフ
ト制御弁84を駆動するための駆動信号を出力すること
により、CVT12の変速比制御、流体継手10のロッ
クアラフリラッチ32の係合制御、有段変速部14のギ
ア段の切り換え制御、車両の惰行走行時のエンジンブレ
ーキ制御などを実行する。上記変速比制御では、通常、
図示しないステップにおいて、たとえば最小燃費率が得
られるように予め求められた関係からスロットル弁開度
θおよび車速■に基づいて目標回転速度N = n t
“またはN inh′を決定し、この目標回転速度N 
i n t′またはN i a k′と入力軸26の実
際の回転速度N i nとが一致するように変速比を調
節する。上記関係は有段変速部14のギア段に対応して
予め2種類用意されており、低速ギア段用に用意された
関係から決定される目標回転速度N + n L′は高
速ギア段用に用意された関係から決定される目標回転速
度N4.8に対して約1.3倍程度の大きな値が得らる
ようになっている。このN i 21 L*とN i 
n h′との差は、有段変速部14の高速ギア段と低速
ギア段との変速比の差に基づいて生じる入力軸26の回
転速度差よりも大幅に小さくなるようにされている。ま
た、前記ロックアツプクラッチ32の保合制御では、予
め定められた係合パターンから車両の走行条件にしたが
ってロックアツプクラッチ32を係合離脱させて流体継
手10の回転損失を抑制する。前記有段変速部14のギ
ア段の切り換え制御では、シフトレバ−86が自動変速
(2)レンジへ操作されている場合において、予め定め
られた変速パターンから実際の車両の走行条件にしたが
って高速ギア段および低速ギア段のいずれか一方を選択
する。
以下、上記プログラムに含まれる種々の制御の内、有段
変速部14のギア段切り換え中および直後における変速
比制御作動を主として説明する。
第1図は、自動変速レンジにおいて有段変速部14のギ
ア段が切り換えられる時の変速比を制御するためのフロ
ーチャートであって、先ずステップS1が実行されるこ
とにより有段変速部14のギア段が切り換え中であるか
否かが判断される。
ギア段の切り換え中でない場合には、ステップS3が実
行され、後述のステップS2により求められる、ギア段
に対応した目標回転速度N i n L′またはN8.
8と実際の入力軸回転速度N i nとの偏差Δnが予
め定められた一定の値αよりも小さいか否かが判断され
る。この一定の値αは零に近い小さな値であって、定常
時の偏差よりも若干上回る値に設定されている。偏差Δ
nは定常走行時には零であるのでステップS4がスキッ
プされるが、有段変速部14におけるギア段の切り換え
直後では一定値αよりも大きくなるので、ステップs4
が実行されて上記偏差Δn(絶対値)が予め定められた
減少値Δn、lだけ減算されることによりΔnが更新さ
れる。この減少値Δn、“は前記第2の目標回転速度N
 i n  を前記目標回転速度N f n Llまた
はN、□′へ接近させる速度を決めるための量である。
ステップS5では、第2の目標回転速度N、−が決定さ
れる。たとえば、有段変速部14において低速ギア段へ
切り換えられた場合には、低速ギア段に対応して決定さ
れた目標回転速度N i n L′に前記ステップS4
にて更新されたΔnが加えられることにより第2の目標
回転速度Nin  が決定される。反対に、有段変速部
14において高速ギア段へ切り換えられた場合には、高
速ギア段に対応して決定された目標回転速度Ni□8か
ら前記ステップS4にて更新されたΔnが差し引かれる
ことにより第2の目標回転速度Ni−が決定される。そ
して、ステップS6が実行されることにより、ステップ
S5にて決定された第2の目標回転速度N、−と入力軸
26の実際の回転速度Ni、、とが一致するようにCV
T12の変速比が調節される。すなわち、実際の回転速
度Nいが第2の目標回転速度N、−の変化に追従させら
れるのである。そして、以上のステップが繰り返し実行
されると、減少値Δn、“に対応した速度で、上記目標
回転速度N、−が低速ギア段に対応して決定された目標
回転速度N i++L ” 、或いは高速ギア段に対応
して決定された目標回転速度N1nh”に接近させられ
るとともにそれに一致させられるので、有段変速部14
のシフト完了直後の入力軸26の回転速度N inは上
記第2の目標回転速度N、−と共にΔn、  “に対応
した速度でN i n L8或いはN8.′″に接近さ
せられてそれに一致させられる。この状態では偏差Δn
が零となり、以後通常の変速比制御が実行される。
この目標回転速度NLn’、すなわち入力軸26の回転
速度N i nの接近速度は、有段変速部14における
変速中において前記減少値Δn 、  lが要求出力に
対応した値に更新されることにより決定されるようにな
っている。すなわち、前記ステップS1において有段変
速部14の変速中、すなわち低速ギア段および高速ギア
段のいずれかへ切り換え中であると判断された場合には
、ステップS2が実行されて変速直後のギア段に対応し
た目標回転速度N8.8またはN4.8と入力軸26の
実際の入力軸回転速度N i nとの偏差Δnが求めら
れる。そして、ステップS7が実行されて有段変速部1
4の変速がダウンシフトであるか否か、すなわち高速ギ
ア段から低速ギア段への変速であるか”否かが判断され
る。ダウンシフトであれば、ステップS8が実行されて
図示しないアクセルペダルが戻されているか否か、すな
わちアクセルペダルの操作量が零にされたか否かが判断
される。このステップS8の判断が肯定された場合には
ステップS9において前記減少値Δn 、  +が予め
定められた一定値fに更新される。しかし、ステップS
8における判断が否定された場合にはステップS10に
おいて前記偏差Δnが正または零であるか否かが判断さ
れ、正または零である場合にはステップSllにおいて
減少値ΔnI ′が予め定められた一定値aに更新され
るが、負である場合にはステップS12において減少値
Δn 、  lが予め定められた一定値すに更新される
また、前記ステップS7において有段変速部14がダウ
ンシフトでないと判断された場合にはアンプシフトであ
るので、ステップS13においてアクセルペダルが操作
されているか否かが判断される。アクセルペダルが操作
されている場合にはステップS14において前記減少値
Δn1 1が予め定められた一定値eに更新される。し
かし、アクセルペダルが操作されていない場合には、ス
テップS15が実行されて偏差Δnが正または零である
か否かが判断され、正または零である場合にはステップ
S16において減少値Δn 、  lが予め定められた
一定値Cに更新されるが、負である場合にはステップS
17において減少値ΔnI ′が予め定められた一定値
dに更新される。
ここで、上記各一定値a乃至fは要求出力に対応した最
適な接近速度が得られるようにそれぞれ決定されており
、それらの相互値は次式(1)、(2)、(3)に示す
相互関係にしたがって設定されている。
e=f>(a、b、c、d)   ・・・(1)a<b
           ・・・(2)d<c     
       ・・・(3)したがって、上述のステッ
プが繰り返し実行されることにより、有段変速部14の
変速中において、ダウンシフトにてアクセルペダルが戻
された場合は、比較的大きな一定値fにΔnが更新され
るので、有段変速部14の変速直後ではたとえば第5図
のB線に示すように、目標回転速度N = n  、す
なわち入力軸26の回転速度Ni、(=エンジン回転速
度)が比較的速やかに前記目標回転速度Ni□8に接近
させられる。このため、ダウンシフトにてアクセルペダ
ルが戻された場合でも、エンジン回転速度の減少に時間
がかかり過ぎることに起因して不要なエンジンブレーキ
が作用することが解消される。なお、第5図のtd区間
は有段変速部14の変速期間を示す。
また、有段変速部14の変速中において、アンプシフト
にてアクセルペダルが操作された場合には、比較的大き
な一定値eにΔnが更新されるので、有段変速部14の
変速直後ではたとえば第6図のB線に示すように、目標
回転速度Nin”、すなわち入力軸26の回転速度Ni
、 (=エンジン回転速度)が比較的速やかに前記目標
回転速度N i 、、hlに接近させられる。このため
、アップシフトにてアクセルペダルが操作されている場
合でも、エンジン回転速度の上昇に時間がかかり過ぎる
ことに起因する運転性の低下が解消される。
また、有段変速部14のダウンシフトの変速中において
アクセルペダル操作がある(戻しがない)場合には、偏
差Δnが正または零であると減少値Δn1 °がaとさ
れるが、偏差Δnが負であると減少値Δn1 ′がaよ
りも大きいbとされる。このため、第5図に示すように
、ダウンシフト直後において目標回転速度N i 、、
*よりも実際の回転速度N i nが低い場合(第5図
のB線)には高い場合(第5図のA線)に比較して速や
かにエンジン回転速度を目標回転速度N i n ”へ
上昇させることができる利点がある。
また、有段変速部14のアップシフトの変速中において
アクセルペダル操作がない場合には、偏差Δnが正また
は零であると減少値Δn 、  lがCとされるが、偏
差Δnが負であると減少値Δn 、  1がCよりも小
さいdとされる。このため、第6図に示すように、アッ
プシフト直後において目標回転速度N i n  より
も実際の回転速度N i nが高い場合(第6図のC線
)には低い場合(第6図のB線)に比較して速やかにエ
ンジン回転速度を目標回転速度N i n  へ下降さ
せることができる利点がある。
上述のように、本実施例においては、入力軸26の実際
の回転速度Nibまたは目標回転速度N i a ”が
、要求出力に応じて決まる接近速度で、低速ギア段に対
応して決定された目標回転速度N i n h8或いは
高速ギア段に対応して決定された目標回転速度N i 
n L*に接近させられるので、有段変速部14におけ
るシフト直後の運転性が好適に改善される。
また、本実施例によれば、有段変速部14のダウンシフ
トの変速中においてアクセルペダル操作がある(戻しが
ない)ときには、ダウンシフト直後において目標回転速
度N i 、、”よりも実際の回転速度N、。が低い場
合には高い場合に比較して速やかにエンジン回転速度を
目標回転速度N i n  へ上昇させられ得、また、
有段変速部14のアップシフトの変速中においてアクセ
ルペダル操作がないときには、アンプシフト直後におい
て目標回転速度N i n  よりも実際の回転速度N
 i nが高い場合には低い場合に比較して速やかにエ
ンジン回転速度を目標回転速度N i n′へ下降させ
られ得るので、一層好適な運転性が得られるのである。
以上、本発明の一適用例について説明したが、本発明は
その他の態様においても適用される。
たとえば、前述の実施例において、要求出力を表す量と
してアクセルペダル操作量が用いられていたが、スロ・
ノトル弁開度などの他の量が用いられてもよいのである
また、前述の実施例において、低速ギア段に対応して決
定された目標回転速度N8、′或いは高速ギア段に対応
して決定された目標回転速度N、111に対する目標回
転速度N、−の接近速度は、2段階のアクセルペダル操
作量に応じて変化させられていたが、3以上の段階、あ
るいは連続的に変化するアクセルペダル操作量に対応し
て接近速度が変化させられるようにしても良いのである
なお、上述したのはあくまでも本発明の一実施例であり
、本発明はその精神を逸脱しない範囲において種々変更
が加えられ得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明が適用された装置の作動の要部を説明す
るフローチャートである。第2図は本発明が適用された
車両の動力伝達装置を示す骨子図である。第3図は第2
図の装置における有段変速部のレンジと摩擦係合装置と
の関係を示す図である。第4図は第2図の装置に設けら
れた電気制御回路を示すブロック線図である。第5図お
よび第6図は第2図の装置のシフトダウン状態およびシ
フトアップ状態の作動をそれぞれ説明する図である。 12:CVT(無段変速部) 14:有段変速部

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 変速比が無段階に変化させられる無段変速部と該無段変
    速部と直列に連結されて少なくとも前進2段のギア段の
    いずれかに切り換えられる有段変速部とを備えた車両用
    無段変速機において、前記有段変速部のギア段に対応し
    た目標回転速度を要求出力に基づいて決定し、前記無段
    変速部の入力軸回転速度が該目標回転速度と一致するよ
    うに該無段変速部の変速比を調節する形式の車両用無段
    変速機の制御方法であって、 前記有段変速部のギア段切り換え直後の目標回転速度と
    して、該有段変速部のギア段に対応した目標回転速度と
    異なる第2の目標回転速度を設定し、この第2の目標回
    転速度を前記有段変速部のギア段に対応した目標回転速
    度に所定の速度で徐々に接近させるとともに、前記車両
    における要求出力に対応して前記第2の目標回転速度の
    前記ギア段に対応した目標回転速度に対する接近速度を
    変化させることを特徴とする車両用無段変速機の制御方
    法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7840017B2 (en) 2003-08-28 2010-11-23 Toppan Forms Co., Ltd. Audio message transfer sheet and manufacturing method thereof, and power supply circuit

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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