JPS6220277Y2 - - Google Patents

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JPS6220277Y2
JPS6220277Y2 JP1982173949U JP17394982U JPS6220277Y2 JP S6220277 Y2 JPS6220277 Y2 JP S6220277Y2 JP 1982173949 U JP1982173949 U JP 1982173949U JP 17394982 U JP17394982 U JP 17394982U JP S6220277 Y2 JPS6220277 Y2 JP S6220277Y2
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JP
Japan
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film
glass
water
attached
synthetic resin
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JP1982173949U
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JPS5976338U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、板ガラスの表面にフイルムを貼着さ
せたフイルム貼着板ガラスに関する。
従来、ガラス破損時の飛散防止や省エネを目的
とした日照調節および保温、或いは装飾用等とし
て板ガラスの表面にフイルムを直接に貼着させた
フイルム貼着板ガラスが普及しているが、この従
来のフイルム貼着板ガラスにあつては、耐水性の
面で難点があつた。例えば、本考案者において行
なつた実験例を示すと、裏面に粘着剤をコーテイ
ングしたフイルムを板ガラスの表面に直接貼着し
て、これを水中に浸漬すると約1時間で完全に剥
離脱落し、また50℃の温水中では約1分間で脱落
するという結果となつた。
このように板ガラスにフイルムを直接に貼着さ
せる従来品では、板ガラスと粘着剤との境界に水
が侵入するという耐水性の面での問題があり、し
たがつて雨水、外気との温度差による結露、水洗
い等によつてほとんどの場合端末部から水が侵入
し、乾燥後はこれがシミとなつて体裁を著しく損
なうものとなつていた。
本考案はかかる従来の問題点を解消せんとなさ
れたもので、その目的とするところは耐久性に富
むフイルム貼着板ガラスを提供することにある。
即ち、この目的を達成するに、本考案のフイル
ム貼着板ガラスは、板ガラスの表面に撥水性を有
する合成樹脂膜を形成し、この合成樹脂膜の上
に、裏面に粘着剤を塗布した薄いイート状のフイ
ルムを貼着させた構成とした。
以下、本考案の一実施例を図面に示して説明す
る。
第1図は本考案の一実施例であるフイルム貼着
板ガラスAの斜視図であり、また第2図は同断面
図である。
図において、1は透明の板ガラス、2は板ガラ
ス1の表面に形成した撥水性を有する合成樹脂
膜、3はこの樹脂膜2の上からラミネートしたフ
イルムで、裏面に粘着剤3aをコーテイングして
いる。ここで、撥水性を有する合成樹脂膜2は、
二液型透明ポリウレタン樹脂塗料100部にグリシ
ドオキシプロピルトリメトオキシシラン1部を混
合し、溶剤を加えて適当な粘度に調整したものを
乾燥後の塗膜厚さが5〜20μとなるようにスプレ
ー塗装によつて形成させたものである。
また、フイルム3にはテトロンフイルムを用
い、その裏面の粘着剤3aには耐水性を有するア
クリル酸エステルを用いている。又、フイルム3
は薄いシート状に形成されている。
そして、このフイルム3を板ガラス1に貼着さ
せるには、まず、板ガラス1の表面を撥水性を有
する合成樹脂膜2で被覆させ、これが乾燥したの
ち次にこの樹脂膜2の上から圧着ロールでフイル
ム3をラミネートするものである。
従つて、上記実施例のフイルム貼着板ガラスA
にあつては、フイルムの剥離個所となる板ガラス
と粘着剤との境界に撥水性を有する合成樹脂膜2
を設けた構成となるため、この合成樹脂膜2の撥
水機能によつて板ガラス1とフイルム3との間へ
の水の浸入を防止することができるのである。
尚、上記フイルム貼着板ガラスAの耐水実験で
は、常温水15〜28℃に約6ヶ月間浸漬した場合で
も剥離等の異常は全く発生せず、また50℃の温水
中に10日間浸漬した場合も異常は全く認められな
いという結果を得た。
以上、本考案の一実施例について説明したが、
本考案の具体的構成は上記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、板ガラスとしては、すりガ
ラス面や線入板ガラスなどフイルムの貼着が不可
能なもの以外については本考案の板ガラスに含ま
れるものである。
また、フイルムの材質についてもテトロンに限
らず、ポリエステル、塩化ビニル、アクリル、ナ
イロン等の単体やこれらの樹脂に和紙或いは繊維
質を混合させたものなど、フイルム貼着板ガラス
用として供されるもの全てを含むものであり、ま
たその色彩、模様、表面加工(エンボス加工等)
は任意である。
また、貼着剤についても、実施例のアクリル酸
エステルに限らず、耐水性を有する粘着剤であれ
ば全て本考案のフイルム貼着用として利用できる
ものである。
更に、撥水性を有する合成樹脂としては、ポリ
ウレタンに限らず撥水性を有する合成樹脂は全て
含まれるものであるが、実用面からは変色がな
く、ガラス表面への密着性が優れた樹脂を用いる
のが好ましい。なお、この密着性を向上させるた
めには実施例のようにシランカツプリング剤等を
加えるのが好ましい。
尚、本考案のフイルム貼着板ガラスは、破損時
のガラス破片の飛散防止用、省エネを目的とした
日照調節用、或いは装飾用等として用いるほか、
フイルムを文字、図形等に裁断して切り文字看板
用として用いることもできる。
以上説明してきたように、本考案のフイルム貼
着板ガラスにあつては、板ガラスの表面に撥水性
を有する合成樹脂膜を形成し、この合成樹脂膜の
上から裏面に粘着剤を塗布した薄いシート状のフ
イルムを貼着させた構成としたので、合成樹脂膜
の撥水機能によりフイルムと板ガラスとの間に水
が侵入することがなく、従つて、雨水、結露、水
洗い等によつてフイルムが剥離したり、フイルム
と板ガラスとの間に侵入した水が乾燥後にシミと
なつて体裁を著しく損なつたりすることがないと
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例であるフイルム貼着
板ガラスの斜視図、第2図は同断面図である。 A……フイルム貼着板ガラス、1……板ガラ
ス、2……合成樹脂膜、3……フイルム、3a…
…粘着剤。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 板ガラスの表面に撥水性を有する合成樹脂膜を
    形成し、この合成樹脂膜の上に、裏面に粘着剤を
    塗布した薄いシート状のフイルムを貼着させたこ
    とを特徴とするフイルム貼着板ガラス。
JP17394982U 1982-11-16 1982-11-16 フイルム貼着板ガラス Granted JPS5976338U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17394982U JPS5976338U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 フイルム貼着板ガラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17394982U JPS5976338U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 フイルム貼着板ガラス

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5976338U JPS5976338U (ja) 1984-05-23
JPS6220277Y2 true JPS6220277Y2 (ja) 1987-05-23

Family

ID=30378814

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17394982U Granted JPS5976338U (ja) 1982-11-16 1982-11-16 フイルム貼着板ガラス

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JP (1) JPS5976338U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734037U (ja) * 1980-08-07 1982-02-23

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5734037U (ja) * 1980-08-07 1982-02-23

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5976338U (ja) 1984-05-23

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