JPS62199689A - 吸熱型変成ガスの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、炭化水素から成る原料ガスに、酸素含有ガス
を混合し、前記原料ガスと酸素含有ガスとの混合気体を
高温下で変成触媒によって反応させて、一酸化炭素ガス
と水素ガスが含まれる吸熱型変成ガスの製造法に関する
。

〔従来の技術〕

従来、上記製造法では、酸素含有ガスとじて空気を使用
していた。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、所定量の一酸化炭素と水素ガスを得るための炭
素化合物や水素化合物は、原料ガスにしか含まれず、そ
のために多くの原料ガスを使用しなければならず、材料
費が高くつく欠点があった。

本発明の目的は、少ない原料ガスで所定量の一酸化炭素
と水素ガスが得られるようにする点にある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明における吸熱型変成ガスの製造法の特徴手段は、
酸素含有ガスとして燃焼廃ガスを使用することにあり、
その作用効果は、次の通りである。

〔作　用〕

つまり、燃焼廃ガス中には、酸素の他に炭素化合物や水
素化合物としての二酸化炭素や水蒸気等が含まれるため
に、それらが原料ガスと共に、一酸化炭素と水素ガスを
造る原料の一部に用いられる。

〔発明の効果〕

従って、所定量の変成ガスを得るための原料ガスの使用
量を削減することができ、変成ガス製造のためのコスト
を大きく低下させて経済性を向上させることができた。

〔実施例〕

次に、本発明の実施例を、図面に基づいて説明する。

炭化水素（ＣｍＨｎ）から成る原料ガスに、酸素含有ガ
スとしての燃焼廃ガスを混合し、原料ガスと燃焼廃ガス
との混合気体を高温下で変成触媒によって反応させて、
一酸化炭素（ＣＯ）と水素ガス（Ｈ２）が含まれる吸熱
型変成ガスを造るために、吸熱型変成ガスの製造装置を
次に示しである。

つまり、図面に示すように、Ｎｉ系や貴金属等の変成触
媒（１）を充填しである筒状の変成器（２）に、エジェ
クター（３）を設け、原料ガスとして用いる都市ガス（
１３Ａ）を供給するガス供給路（４）をエジェクター（
３）のノズル（５）に接続すると共に、燃焼廃ガスを原
料の一部として供給する酸素含有ガス供給路（６）をエ
ジェクター（３）の吸引口（７）に形成し、変成触媒（
１）によって原料ガスと燃焼廃ガスとを反応させて造っ
た変成ガスを回収する回収路（８）を接続し、前記変成
触媒（１）による反応に必要な温度を保つために、変成
器（２）をその周りから約８５０℃に加熱する燃焼型加
熱装置（９）を、変成器（２）を囲繞するようにその外
側に設けてあり、変成器（２）を内装する周壁（９＾）
と変成器（２）との間に都市ガス（１３Ａ）を燃焼させ
る燃焼空間（Ｓ）を形成しである。

前記加熱装置（９）の周壁（９Ａ）には、燃焼空間（Ｓ
）に対して燃焼用都市ガス（１３Ａ）を供給して燃焼さ
せるバーナ（１０）を取付け、このバーナ（１０）に、
燃料ガス供給路（１１）が接続してあり、燃焼空間（Ｓ
）に連通ずる燃焼廃ガスの排出路（１２）に、前記酸素
含有ガス供給路（６）が接続しである。

前記排出路（１２）には、酸素含有ガス供給路（６）に
供給される残りの燃焼廃ガスを加熱装置（９）外方に排
出調節するダンパー（１３）を設けてあり、従って、こ
のダンパー（１３）の調節によって、酸素含有ガス供給
路（６）に供給される廃ガス量と、加熱装置（９）外方
に排出される廃ガス量との比率が、変更操作できるよう
に構成しである。

尚、回収路（８）には二酸化炭素（ＣＯｚ）検出計（１
４）を設け、検出計（１４）からの情報に基づいて、変
成ガス中の二酸化炭素（Ｃｏ□）の含有量の変化に応じ
たダンパー（１３）の開度調節を行うコントローラ（１
５）を設けである。

図中（１６）は、原料ガス流量計で、（１７）は変成ガ
スを冷却水によって冷却する冷却器である。

そこで、前記加熱装置（９）での燃焼反応は、Ｃｍ１ｌ
ｎ＋（１＋ｘ）（ｍ＋　　　）（Ｏｚ＋３．７６Ｎｔ）
で、ただし、（１＋　Ｘ”）は空気過剰率、Ｃｎ＋Ｈｎ
は原料及び燃料用ガスの平均組成である。

次に、上記燃焼廃ガスと原料ガスとの吸熱変成反応は、 ＋　（（２ｘ　＋１）＋　　　　（ｘ＋１））　ＣｍＨ
ｎｍ ＋３．７６（１＋ｘ）（ｍ＋　　　　）Ｎｚとなり、所
望の変成ガス量を得るために消費する原料ガスを減少さ
せられる。

しかも、原料ガス圧力を用いたエジェクター（３）によ
って、低圧系の燃焼廃ガスが高温の状態で直接吸引され
るために、変成ガスを得るために必要な熱量の一部が供
給され、変成器（２）を加熱するための加熱装置（９）
における消費撚ト料の削減を図ることができ、省エネル
ギー化が可能となると共に、酸素含有ガスを供給するた
めのファンが不要となった。

次に、前述の変成ガス製造装置を使用した試験結果を示
す。

原料ガス及び燃料ガスに使用する都市ガス（１３Ａ）の
成分は、 燃焼廃ガスの成分は、 吸熱型変成ガスの成分は、 ただし、加熱装置（９）から外方への燃焼廃ガスの排出
量はＯとする。

上記の結果、都市ガスの使用量は、 となり、使用比は、 ２．６５／３．３４　Ｘ　１００　＝７９．３％となり
、約８０％に都市ガス消費量削減可能となった。

〔別実絶倒〕

前記加熱装置（９）に供給する燃料は、気体以外に石油
等の液体燃料であっても良く、組成が安定していて、変
成触媒（１）に害を及ぼす硫黄（Ｓ）分の少ないものが
望ましい。

前記加熱装置（９）は、燃焼加熱式以外に、電気加熱式
であっても良く、また、変成器に供給する燃焼廃ガスは
、前記加熱装置（９）とは異なった他の燃焼装置から排
出されるガスであっても良い。

前記変成器（２）を加熱する温度は、約８５０℃以外に
約８００℃〜１１００℃の間であっても良い。

前記変成ガス中の二酸化炭素（Ｇｏ□）の含有量を管理
する二酸化炭素検出計（１４）に代え、酸素（０，）検
出計を設けても良い。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明に係る吸熱型変成ガスの製造法の実施例を
示す概略系統図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　炭素水素から成る原料ガスに、酸素含有ガスを混合し
   、前記原料ガスと酸素含有ガスとの混合気体を高温下で
   変成触媒によって反応させて、一酸化炭素ガスと水素ガ
   スが含まれる吸熱型変成ガスの製造法であって、前記酸
   素含有ガスとして燃焼廃ガスを使用する吸熱型変成ガス
   の製造法。