JPS6219866Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は分離型空気調和機に関し、とくにシー
ズンオフ等の使用時外において室内機の前面に着
脱の容易な室内カバーを装設してなるものであ
る。

従来、分離型空気調和機の室内機には使用時外
において防塵を目的として正面側から背面側に包
み込む様に袋状の室内カバーを装着していた。し
かしこの室内カバーの取付および取外しが極めて
面倒であり、しかも空気調和機の使用時には室内
カバーを完全に取外してしまうので粉失しやすい
等の欠点を有していた。

本考案は上記従来型の欠点を除去するもので、
以下図に示す一実施例について本考案を説明する
と、１は分離型空気調和機の室内機で、同室内機
１の内部には軸受を形成して回動自在に巻軸２を
装設し、同巻軸２に布又は合成樹脂シート３の一
端を連係し、同巻軸２内にはコイルスプリング等
の弾性素材を連係して常時はこれを巻取る方向に
附勢してなる室内カバーを構成する。一方室内機
１の正面側の適所にはシート３を繰り出す穴４を
明け、シート３を導出すると共にその先端には室
内機１の正面側の部材の一部もしくは把手部材と
しての引出端５を設ける。

以上の様な構成により空気調和機の使用時には
室内カバーのシート３は室内機１内の巻軸２に巻
込まれて収納されており、何ら支障とならず、ま
た粉失する様なことはない。また空気調和機の不
使用時には引出端５を持つてスプリングに抗して
シート３を繰り出し、室内機１の前面を通り適所
に固定することにより室内機１の前面側を簡単に
カバーすることができる。この様にシート３の繰
り出し、巻取りが簡単で、室内カバーの着脱を容
易に行うことができる。

なお上記室内カバーは室内機１の前面カバーの
裏側に上部もしくは下側に一体的に構成してもよ
いし、或いは本体ケースの外側の上部もしくは下
側に一体的に構成してもよい。また室内カバーは
巻軸の軸受部を別個に形成して室内機１内の適所
に固定してもよい。さらに上記引出端５は室内機
１の内側に係止して、常時はこれを蓋体によつて
開口部と共に閉塞する様にして、必要に応じて蓋
体を開け、引出端を開口部を通して引出す様にし
てもよい。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す空気調和機の
斜視図、第２図は同じく要部切欠側面図、第３図
は他の実施例を示す空気調和機の要部切欠側面図
である。 同図中、１は室内機、２は巻軸、３はシート、
４は穴、５は引出端。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 室内機の内部に、同内部に設けた軸に対し、回
   動自在に軸支され、スプリングによつて巻取り方
   向に付勢された巻軸と、この巻軸に対し、巻取
   り、繰り出し自在に巻装されたシートからなる室
   内カバーを装設する一方、上記室内カバーのシー
   トの端部を室内機の前面に形成した穴を通して外
   部へ導出してなることを特徴とする空気調和機。