JPS62198399A - 生理活性ペプタイドの製造法 - Google Patents

生理活性ペプタイドの製造法

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JPS62198399A
JPS62198399A JP61039014A JP3901486A JPS62198399A JP S62198399 A JPS62198399 A JP S62198399A JP 61039014 A JP61039014 A JP 61039014A JP 3901486 A JP3901486 A JP 3901486A JP S62198399 A JPS62198399 A JP S62198399A
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Michitoku Kubo
道徳 久保
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GOKIYOU SANGYO KK
Maruzen Kasei Co Ltd
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GOKIYOU SANGYO KK
Maruzen Kasei Co Ltd
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  • Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 バ」;の利用外野 本発明は、生理活性を有するペプタイドをアーモンドの
種子から製造する方法に関するものである。
茸迷9弦に アーモンドの種子の水抽出物から生物活性蛋白質が得ら
れること1土すでに知られている(特開昭59−59G
22号)。
確認されている生物活性蛋白質は、分子130万〜35
万のらのと分子WE ] ’I’i〜1.5フjのもの
の21!IIMである。これらの蛋白質は強い抗炎4j
′、作用と鎮痛作用を示し、抗炎4,1−削としての利
用のは茄、脳血栓症や心筋梗塞症の治療剤としての利用
が期待されている。
発明が解決しようとするB−12題尤 しかしながら、これらアーモンド種子から得られる生物
活性蛋白質は、経1]投J3では所望の薬効が現わFL
難(、したがって、薬剤とした場合の投り法が注射等の
非経口投与に限られるという欠)、“、1.を持つ。
そこで本発明者は、アーモンドの水抽出物中の蛋白質か
ら経口投与でも効果を示す生理活性ベブタイドが得られ
ないかと考え、その方法につき鋭意研究を進めた。
問題、−χを解決するためのf段 その結果、アーモンド種子水抽出物から得られる生物活
性蛋白質の上記の欠点は、蛋白質の分子量が大きく、そ
のため経口投与したとき消化管から吸収され難いことに
よるものと思われた。そこで、これらの蛋白質を吸収容
易でしかも生理活性を有するペプタイドに分解すること
により経ロ投1j、可能な生理活性ペプタイドを得る方
法を求めてさらに研究をmねた結果、以下にiY述する
ような本発明を完成するに至ったのである。
」ニ記課題を解決rる二とに成功した本発明の生理活性
ベブタイド製造法は、アーモンドの種子を有機溶媒で脱
脂したのち水で抽出し、抽出液に蛋白分解酵素を加え更
にpHを2〜5に調整して30〜50℃に保つことによ
り抽出液中の蛋白質すSよびポリペプタイドを分子fi
lo+10以上100 (10未満の低分子量ペプタイ
ドに加水分解することを特徴とするものである。
この製法において原料とするアーモンドの種子としては
、スィートアーモンドが適当であり、産地のいかんを問
わない。
抽出に付するアーモンドの種子は、まずミキサーその他
任意の装置により水の存在下または不存在下に適当な粒
度まで破砕してから、有機溶媒たとえばアルコール、7
セトン、■−ヘキサン等を用いて脱脂する。この脱脂処
理は、アーモンド神子からの蛋白質抽出量を増やし、最
終的には生理活性ペプタイドの収率を高くするのに有効
である。
脱脂済みアーモンド種子の粉末を次いで水抽出処理する
が、抽出に用いる水の量は脱脂粉末の5〜10倍量、温
度は10〜50℃(好ましくは30〜35℃)が適当で
あり、抽出にはl−3時間を要する。抽出温度が高すぎ
ると一部の蛋白質が変性を受けてり1[溶性となり、収
率が低下する。
抽出液の酵素処理に使用可能な蛋白分解酵素としては、
ペプシン、トリプシン、パパインなどがあるが、ペプシ
ンが最も適している。適量の酵素を加えJ、Lつp H
を2〜5に調整した抽出液を1〜;)時間、約30〜5
0°Cに保つと、蛋白質の加水分解が進行し、]氏分子
量のベブタイドが生成する。実験結果によれば、経口投
り・でも生理活性を示すペプタイドは分子量が約100
0〜1i1000のもの(以下、このペプタイドを生理
活性低分子化ベプタイVという)であるが、酵素処理時
のD I−1が低すぎたり処理時間が艮過ぎたりすると
、過度に低分子化されたベプタイVが生成し、反対に、
酸性度が足りなかったり処理時間が不光分であったりす
ると、生理活性物質理の条件は、生理活性低分子化ペプ
タイドの収率が最大となるよう、上記条件の範囲内で更
に選択されることが望ましいが、多くの場合、1)1■
約2〜3、温度約30〜35℃、処理待間約1.5時間
とすれば、好結果を得ることができる。
酵素反応は、炭酸カルシウム、重11j/、カセイソー
ダ等を加えてl)Hを7〜7.5に上昇させることによ
り停止させることができる。
反応停止後、反応液を加熱して酵素を失活させ、さらに
減圧濃縮し、次いで噴?i乾燥または凍結乾燥すると、
生理活性低分子化ペプタイドを高率で含有する淡黄白色
の粉末が得られる。
より高純度の生理活性低分子化ベブタイドを必要とする
場合は、酵素を失活させた後の反応液を、たとえばゲル
ろ適法により精製して、ポリペプタイド、塩類、糖類等
を除けばよい。適当なゲルろ過材としては、たとえばセ
フ7デツクスに−15、同25 (スウェーデン・ファ
ルマシア社製)がある。
3叫の烈坐 本発明によれば、上述のようにアーモンドの水抽出物を
蛋白分解酵素で特定の条1′1゛下に処理するだけで生
理活性低分子化ベブタイドを得ることができるので、処
理がf+1lIIJtなだけでなく、製品の利用上安全
性が高いという特長がある。また本発明の製法により得
られる生理活性ベプタイrは、従来アーモンド(1T!
7−から単離されていた生物活性蛋白質と違って経口投
り、が11丁能なものであるから、本発明により、アー
モンド種子が?¥(rする生理活性物質の利用が一層容
易になるという効果らある。
なお、本発明の製法により得られる生理活性ペプタイド
の生理活性と安全性の確認例を次に示す。
[マウス酢酸ライディング法(中村ら1日本薬理学雑誌
791493.1982)による鎮痛作用の検定11群
12匹のduy系マウス(体重25〜30g)に被検物
(後記実施例1による生理活性ベブタイド)を経口投与
し、その1時間後に、1%酢酸生理食塩水溶液を体ff
1H+g当り0.1ml、腹腔内に注射した。酢酸注射
10分後から10分間にわたりストレッチングの数を計
測し、コントロール群に対する抑制率を求めた。なおフ
ントロール群には1群10匹の同系マウスを用いた。そ
の結果を第1表に示す。
r:tSl& 21313       3G、2* 5011       41)、O* (×:危険率1%でコントロール群に比べて有意差あり
)また、d時系マウス(体重2・t〜25g+’1群7
匹)に実施例】による生理活性ペブタイドを1週間にわ
たり経口投与して毒性症状を観察したところ、LDl、
値は51) (’、1 (l ffIg/ kg以−L
で、きわめて安全性が高いことが羅認された。
二λぎ1m(pり 以下実施例を示して本発明を説明する。
実施例 1 カリ7オルニ7産アーモンドの種子1kgを水と共にミ
キサーで・処理してカニ状にしたのち11−ヘキサン5
e中に投入し、常温で1時間撹拌してから、加圧ろ過し
て固液を分離する。
+1−ヘキサンによるこの抽出処理を更に4回くり返し
たのち、抽出残渣を:威圧下に乾燥し、次いで11) 
litメツシュの篩を通過する微粉末に粉砕した。粉砕
物はさらに2回、5(〉℃のフルフール2.5Cで抽出
して完全に脱脂した。
その後、脱脂)^みアーモンド種子粉末を7Cの水に投
入し、:’?; r:l’+″C″1.S時間、ゆるや
かに攪拌を続けたのち、遠心分離により固液を分離し、
残渣は水ICで洗浄した。洗浄液を合わせた抽出液に1
0%塩酸を加えて1+Hを3.0に調整し、ペプシン6
gを加え、35°Cに保って1.5時間ゆっくり撹拌し
た。処理終了後、5%炭酸カリウム水溶液で1)トlが
7.5になるよう中和し、次いで沸騰するまで加熱した
のち液量が2(゛になるまで減圧濃縮した。濃縮液を噴
n乾燥すると、淡黄白色粉末7()gが得られた。この
粉末の組成は下記のとお會)で、生理活性低分−r−化
ベブタイドを高率で含有するものであった。
ペプタイドM    7 S 、 5%脂肪     
   ()、1% M&維         0  % 灰分       15.0% 糖分        1.2% 水分        7.5% 実施例 2 カリフォルニア産アーモンドの種子501) gを水と
共にミキサーで処理してカニ状にしたのち7セトン3−
e中に投入し、常温で3時間、時々撹拌しながら放置後
、減圧ろ過して固液したのち、抽出残渣を減圧下に乾燥
し、次いで100メツシユの篩を通過する微粉末に粉砕
した。粉砕物はさらに2回、メタ/−ル2eで抽出して
完全に脱脂した。
その後、脱脂済みアーモンド種子粉末を3Cの水に投入
し、常温で1時間、ゆるやかに撹拌を続けたのち、遠心
分離により固液を分離し、残渣は水500…1で洗浄し
た。洗浄液を合わせた抽出液に10%塩酸を加えてII
Hを2.0に調整し、ペプシン3gを加え、30℃に保
つて1時間撹拌した。処理終了後、重炭酸ソーダ粉末で
pHが7.0になるよう中和し、次いで沸騰するまで加
熱して酵素を失活させた。次にこれをセフアデンクスG
−25のカラム(1α径13cm、高さ75cm)に添
加し、水で溶出し、最初の溶出液101001)を捨て
、次のl Q f’、l fl mlを集めて凍結乾燥
し、白色粉末25gを得た。この粉末の組成は下記のと
おりで、生理活性低分子化ペブタイドを高率で含有する
らのであった。
ペグタイド類   90.0% 脂肪        () % 繊維        () % 灰分        3・5% 糖分        ()、5% 水分        6.0%

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)アーモンドの種子を有機溶媒で脱脂したのち水で
    抽出し、抽出液に蛋白分解酵素を加え更にpHを2〜5
    に調整して30〜50℃に保つことにより抽出液中の蛋
    白質およびポリペプタイドを分子量1000以上100
    00未満の低分子量ペプタイドに加水分解することを特
    徴とする生理活性ペプタイドの製造法。
  2. (2)蛋白分解酵素としてペプシンを用いる特許請求の
    範囲第1項記載の製造法。
JP61039014A 1986-02-26 1986-02-26 生理活性ペプタイドの製造法 Granted JPS62198399A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110079574A (zh) * 2019-04-28 2019-08-02 新疆农业大学 一种从冷榨杏仁粕中制备杏仁肽的方法
CN113481273A (zh) * 2021-07-19 2021-10-08 新疆农业科学院农业机械化研究所 以低温物理脱脂巴旦杏粕为原料制备巴旦杏低聚肽的方法及其包含巴旦杏低聚肽的口服液

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110079574A (zh) * 2019-04-28 2019-08-02 新疆农业大学 一种从冷榨杏仁粕中制备杏仁肽的方法
CN110079574B (zh) * 2019-04-28 2021-07-02 新疆农业大学 一种从冷榨杏仁粕中制备杏仁肽的方法
CN113481273A (zh) * 2021-07-19 2021-10-08 新疆农业科学院农业机械化研究所 以低温物理脱脂巴旦杏粕为原料制备巴旦杏低聚肽的方法及其包含巴旦杏低聚肽的口服液

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