JPS6219810Y2 - - Google Patents

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JPS6219810Y2
JPS6219810Y2 JP1983186840U JP18684083U JPS6219810Y2 JP S6219810 Y2 JPS6219810 Y2 JP S6219810Y2 JP 1983186840 U JP1983186840 U JP 1983186840U JP 18684083 U JP18684083 U JP 18684083U JP S6219810 Y2 JPS6219810 Y2 JP S6219810Y2
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JP1983186840U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案はボールを走行要素として用いた滑動
体の改良に係り、特に、ボールの接地位置を水平
に設定する構成に関する。
ここで、滑動体とは、雨戸や引戸等の戸車とし
て、或いは固定物ないし重量物等の被滑動物の走
行手段として用いられるものを総称し、レール等
軌道上を滑動するものであつても無くてもよい。
[従来技術] 本出願人は、戸車の走行要素としてボールを用
いた構成のものを既に出願している。
即ち実願昭58−120619号に係る戸車に係る考案
は、雨戸または引戸等に装着される戸車本体に複
数のボールをそれぞれが一定位置で自由方向に回
転自在なるよう任意の設定間隔で配列保持させ、
それらのボールを戸車走行面に対して一様に接地
させ得る構成となつている。
上記構成の戸車においては、走行要素となるボ
ールの接地位置が同一高さに設定されなければ複
数個設けられたボールが等しく接地することがで
きず、特定のボールにのみ戸車にかかる負荷が集
中することになる。
従つて、戸車は安定走行を図ることが困難とな
るばかりか、応力が集中する特定のボールに破損
や摩耗の促進化が生じ、製品寿命の点でも問題が
生じる。また、例えば実公昭6−15331号の戸車
に見られる如く、両側壁を断面図弧状に形成し、
天壁中央部に隔壁を僅かに突出して、該隔壁と弧
状側壁とによつて並列する2条の導溝を形成した
主体の各導溝内に球体を遊動自在に収納した構成
や、実公昭55−178573号に係る雨戸用戸車に見ら
れる如く、僅少の間隙を存して2個の球体を支承
枠により転動自在に支持した構成も知られてい
る。上記構成の戸車においても、球体はそれぞれ
個別に支承されているにすぎないので前記と同様
の問題が生じる。
そこで上記問題点を解消するため、戸車に形成
される複数のボール受孔の精度を高めボールの接
地位置を同一に設定することが考えられるが、各
別にボール受孔を精密成型していたのでは作業手
間がかかり大量生産に適さない欠点がある。
また、この場合戸車に配設された複数のボール
は相互に何等関連性を有しないので走行面に凹凸
があつた場合には、たとえボールが同一接地位置
に配設されていても特定のボールに負荷が集中す
る弊を解消することができず、いずれにせよ戸車
の安定走行乃至耐用性向上を図りえない憾みがあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この考案は上記事情に鑑みて鋭意研究の結果、
戸車のみならず広く滑動体についてのボール装着
構造について創案されたものであつて、その主た
る目的は、複数設けられた走行用ボールの接地位
置を水平に設定し、安定走行乃至耐用性の向上を
図つた滑動体を提案するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案は上記目的達成のため、本体ベースの
走行面側で開口する複数のボール受孔と、その各
ボール受孔に自転可能に一つずつ内装されたボー
ルと、ボール受孔の走行面側開口部でボールの直
径より小径に形成されて内装されたボールの一部
が突出するリテーナ口とからなる滑動体におい
て、 (a) ボール受孔が走行面側の開口と対向する支承
面側でも開口する貫通孔からなる、 (b) 各ボール受孔の支承面側の開口を外側から一
連に覆つてボール受孔の内周天壁を形成する弾
性体からなつて断面形状が同一の支承プレート
を本体ベースに設ける、 (c) 少なくとも上記支承プレートとボールとの衝
合する部分で支承プレートが撓みうる空隙部を
本体ベースに形成する、 という技術手段を講じたものである。
〔作 用〕
各ボール孔は支承プレートの装着によりボール
の負荷を受けるである内周天壁が形成される。
これにより各内周天壁は同一形状となるので各
ボール受孔に収納されたボールの接地位置は均一
になる。
また、この支承プレートは弾性を有しているの
で、滑動体に設けられた複数のボールに均一に負
荷がかからない場合、換言すれば特定のボールに
負荷が集中した場合には、負荷の大きくかかつて
いるボールに対応する部分が空隙部側へ撓み、全
てのボールが等しい接地面となるように変位す
る。
[実施例] 以下に、この発明の好適実施例を図面に基づい
て説明する。
第1図に示す滑動体は、本体ベース1の接地面
側に複数のボール2,2,……を自由方向に回転
滑動自在に設けた構成からなつている。
即ち、本体ベース1は、略横倒四角柱体の金属
材からなる走行部11と、その上方に連接された
連結部15とからなる。
この連結部15は、戸車、扉その他の被滑動物
に直接該滑動体を連結し、又は高さ調節可能を介
して連結するためのものであつて、本考案におい
ては、特にその構成を限定するものではないが、
本実施例では、走行部11上の両側から突出する
略梯形状の一対のブラケツト片からなり、高さ調
節手段20が装着されている。
次ぎに、走行部11には、複数のボール受孔
3,3,……が設けてある。
該ボール受孔3,3,……の配列位置構成は、
適宜設定しうるが、該ボール受孔3,3,……に
内装されて走行要素となるボール2,2,……相
互の間隔が略等しく離間すると共に、該ボール
2,2,……全体が同一直線上に列することのな
いよう適宜変位させて配列することが、被滑動物
の応力を分散することができて好ましい。
そこで、本実施例では、ボール受孔3,3,…
…を、第2図に示す如く、傾斜して略等間隔に列
する3個一組のボール受孔列が2列平行して配置
された図示例構成からなつている。
このボール受孔3,3,……は、本体ベース1
を上下に貫通する断面円形孔からなつており、該
ボール受孔の直径はそれぞれ同一径にして且つボ
ールの直径より稍大径に設定されるので、内装し
た各ボール2は左右方向に大きくズレることなく
自転しうるよう装着されている。
また、該ボール受孔3の走行面側で開口するリ
テーナ口3aは、漸次幅狭となる内向き截頭球状
からなつて開口し、該開口はボール2の直径より
稍小径の直径に設定したリテーナ構成としている
ので、内装されたボール2は抜け落ちることなく
一部が走行面側へ常時突出して接地している。
このボール受孔3の上端側(反走行面側)に
は、支承プレート8を嵌込むための支承プレート
受溝9が左右方向に延設されており、前記ボール
受孔3,3,……の上端開口側と連通している。
この支承プレート受溝9は、支承プレート8の
少なくとも両側を掛止める溝形状からなつてい
る。
この支承プレート受溝9に嵌込まれる支承プレ
ート8は、前記各ボール受孔3の上端開口部を閉
止し、該閉止部分がボール受孔の内周天壁を形成
するものであつて、本実施例の場合、偏平プレー
ト形状の鋼製バネ材からなつており、水平姿勢で
セツトされる。
ここで支承プレート8は、少なくとも各ボール
受孔3,3,……を閉止する各天壁相当部分が実
質的に同一形状に設定されていれば如何なる形状
であつてもよい。
このように構成されているので、今、この滑動
体の走行部11を組立てるには、本体ベース1の
上面側で開口するボール受孔3,3,……のそれ
ぞれにボール2,2,……を一つずつ投入する。
このボール2は、ボール受孔3の底部迄落下さ
せ、本体ベース1の走行面側で開口するリテーナ
口3aからその一部を突出させる。
次に、ボール受孔3に内装された各ボール2の
上方に潤滑要素10を投入セツトする。
この、潤滑要素10は、複数の小球からなつて
おり、ボール受孔3に収容されたボール2の上方
側(走行時上面側)を覆うように載置されてい
る。
換言すれば、ボール受孔3の天壁に衝合・支承
された複数の小球が、万遍なくボール2の上方側
に当接した状態となつている。
そして、本体ベース1の支承プレート受溝9に
側方から一枚の支承プレート8を水平姿勢で嵌込
み、スライド摺動させて各ボール受孔3,3,…
…の上方開口部を閉止する。
この支承プレート8の閉止により、各潤滑要素
10及びボール2,2,……はボール受孔3,
3,……内で上下方向に自転可能に拘束された状
態でセツトされることになり、支承プレート8が
水平に嵌込まれていることから走行部11の走行
面側から突出するボール2,2,……の各接地点
も同様に水平位置にセツトすることができる。
本実施例では、支承プレート受溝9に嵌合した
支承プレート8の上方は、連結部15のブラケツ
ト片間に形成された空隙部となつているので、支
承プレート8にバネ材等の弾性素材を用いること
により、該支承プレート8が緩衝材となると共
に、ボールに偏つた負荷がかかつた場合にも吸収
分散して均等にすることができて好ましい。
このように、支承プレート8の上面側に該支承
プレート8が撓みうる適宜空隙部を形成しておけ
ば、支承プレート8の弾性を活用することが可能
となる。
この支承プレート8は、本実施例の如く、偏平
プレートであつても、或いは第3図示の如く、略
断面円弧状に弯曲形成したものであつてもよい。
これによれば、潤滑要素10の収納空隙を効率
よく拡げることができて好ましい。
また、該支承プレート8を摺動可能に嵌込む場
合の支承プレート受溝9は本体ベース1の側面の
少なくともいずれか一方側で開口する溝であれば
よい。
これにより支承プレート8は支承プレート受溝
9に脱着可能に装着することができる。
また、支承プレート8を支承プレート受溝9に
嵌込んだ後適宜固着手段によつて支承プレート8
を本体ベース1に固定してもよい。
尚本実施例で一例を示す高さ調節手段(高さ調
節可能に被滑動物に連結する手段)20は、第5
図示の如く本体ベース1に左右方向に開口成形さ
れた連結部15内の空隙部に遊嵌する軸部21
と、該軸部H1に固着され直交して立設する調節
ネジ22と、該調節ネジ22を上下方向に螺進可
能に嵌込んで被滑動物Gに固着される連結片23
とから構成される。
従つて、調節ネジ22の螺進によつて本体ベー
ス1は上下動する一方、調節ネジ22と軸部21
の連結点を支点として天秤揺動するので走行面に
倣つてスムーズに走行でき好適である。
次ぎに、第4図に示す滑動体は、本体ベース1
をベース1Aとリテーナプレート1Bとに分割し
た構成からなつている。
ベース1Aには、その底面には、任意の設定間
隔で列する複数のボール受孔3,3,……が開口
形成されており、その各天壁は予め水平姿勢で本
体ベース1A内へ装着された一枚の支承プレート
8によつて形成さている。
これらのボール受孔3,3,……には同一球径
の複数の小球からなる潤滑要素10が収納され且
つ該小球の全てに当接させて一部を走行面側に突
出させるボール2,2,……が自由方向へ独立回
転自在なるよう個々に嵌込まれている。
一方、リテーナプレート1Bには、前記各ボー
ル受孔3,3,……に嵌込まれてそれらのボール
受孔3,3,……から外部に突出するボール2,
2,……に嵌込むためのリテーナ孔3b,3b,
……が開設してある。
この場合、該リテーナ孔3b,3b,……の少
なくとも走行面側の開口部(前記実施例における
リテーナ口に相当)は、ボール2,2,……の直
径より稍小径に形成される。尚本実施例では段差
上に形成されている。
もつて、リテーナプレート1Bを本体ベース1
Aに対し、リテーナ孔3b,3b,……がボール
2,2,……に嵌込まれた状態で固着することに
より図示例の滑動体が構成される。
図中4a,4bは被滑動物への連結手段の一例
を示すネジ止め用の取付孔である。
なお、この考案において潤滑要素10となる小
球は各ボール2の回転を促進するためのものであ
り、該滑性要素はボールに対する摩擦係数を小さ
くできるものであれば、その他の例えば樹脂材か
らなるものであつてもよい。
また、本体ベース又は本体ベースの少なくとも
ボール受孔内周面そのものをボールに対する摩擦
係数の小さな樹脂材で形成することによつて、本
体ベースそのものに滑性機能を持たせることも可
能であり、従つて、この場合は本体ベースとは別
の滑性要素を不要化できる。
又、ボールの材質も金属材や合成樹脂材、その
他であるとを問わない。
[考案の効果] 以上、この考案は本体ベースに装着されたボー
ルを支承プレートを用いることによりボール受孔
内で均一水平位置にセツトすることができる。
また、各ボールに偏つた負荷がかかつても支承
プレートの弾性を利用して安定走行しうる。
【図面の簡単な説明】
第1図aはこの考案の実施例を示す一部破断側
面図、bは同底面図、第2図はaは同側面図、b
は同断面図、第3図はこの考案の支承プレートの
異なる実施例を示す断面図、第4図は本体ベース
を、ベースとリテーナプレートとに分割構成した
場合の異なる実施例を示す断面図、第5図は第1
図に示す滑動体に高さ調節手段の一例を施した状
態を示す側面図である。 1……本体ベース、2……ボール、3……ボー
ル受孔、3a……リテーナ口、8……支承プレー
ト、9……支承プレート受溝、10……潤滑要
素、11……走行部、15……連結部、G……被
滑動物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 本体ベースの走行面側で開口する複数のボー
    ル受孔と、その各ボール受孔に自転可能に一つ
    ずつ内装されたボールと、ボール受孔の走行面
    側開口部でボールの直径より小径に形成されて
    内装されたボールの一部が突出するリテーナ口
    とからなる滑動体において、 ボール受孔が走行面側の開口と対向する支承
    面側でも開口する貫通孔からなると共に、各ボ
    ール受孔の支承面側の開口を外側から一連に覆
    つてボール受孔の内周天壁を形成する弾性体か
    らなつて断面形状が同一の支承プレートを本体
    ベースに設け、且つ少なくとも上記支承プレー
    トとボールとの衝合する部分で支承プレートが
    撓みうる空隙部を本体ベースに形成してなるこ
    とを特徴とする滑動体。 (2) ボールが、複数の小球からなる滑動要素を介
    して支承プレートで形成されたボール受孔の内
    周天壁に支承されていることを特徴とする実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の滑動体。 (3) 複数のボール受孔が、本体ベースの長手方向
    に対して略等間隔で短手方向に対して略等間隔
    で一方の側から他方の側に順次づれる配列を単
    一乃至複数繰り返す配設構成からなつているこ
    とを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項
    記載の滑動体。
JP18684083U 1983-12-02 1983-12-02 滑動体 Granted JPS6094561U (ja)

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JP18684083U JPS6094561U (ja) 1983-12-02 1983-12-02 滑動体

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JPS6094561U JPS6094561U (ja) 1985-06-27
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033740U (ja) * 1989-06-02 1991-01-16
JPH0615331U (ja) * 1992-07-22 1994-02-25 カシオ計算機株式会社 増幅装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55178573U (ja) * 1979-06-11 1980-12-22

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH033740U (ja) * 1989-06-02 1991-01-16
JPH0615331U (ja) * 1992-07-22 1994-02-25 カシオ計算機株式会社 増幅装置

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JPS6094561U (ja) 1985-06-27

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