JPS62198063A - フラツトケ−ブル圧接コネクタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は自動車等に組込まれる電気機器の接続用フラッ
トケーブルの圧接コネクタに関する。

〔従来の技術〕

従来、この種の圧接コネクタとしては、第６図又は第７
図に示されるようなものが知られている。

すなわち、第６図に斜視図で示される圧接コネクタは、
ハウジングａに挿着された図示しない雌端子にフラット
ケーブルＦを圧接カバーｂにより圧接したのち、フラッ
トケーブルＦを一方の側壁にロック突起ｄを設けたスト
レインリリーフＣにより固定してなる雄コネクタＭと、
ハウジングｅの内部に雄端子ｆを挿着すると共に、一方
の側壁に雄コネクタＭのロック突起ｄが嵌合される凹部
ｇを設けてなる雌コネクタＮとからなっている。

又、第７図（ａ）に嵌合状態、第７図（ｂ）に嵌合直前
の正面図で示される圧接コネクタは、前記のコネクタと
同様にしてハウジングａ′に挿着された図示しない端子
にフラットケーブルＦを圧接カバーｂ′により圧接した
のち、ストレインリリーフＣ′により固定してなる雄コ
ネクタＭ′と、両側壁に支軸りを介して開閉し得るロッ
クアームｉを設けた雌コネクタＮ′とからなっている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかし、第６図及び第７図に示される圧接コネクタにあ
っては、雌雄コネクタの嵌合時においてフラットケーブ
ルＦの端末部及びコネクタ組付時の屈折部Ｆ、が外部に
露出するため、ワイヤーハーネス組付時等において端末
部が異物に接触して４短絡したり、屈折部Ｆ、が異物に
衝接して損傷したりする欠点がある。又、第６図の圧接
コネクタでは、雌雄コネクタの嵌合時におけるロックが
一方の側壁に設けられているロック突起ｄと凹部ｇとの
嵌合により行なわれるため、狭い場所や見えない場所で
嵌合する場合や、ロック突起ｄの反対側においてストレ
インリリーフＣを押圧嵌合する場合にロック不完全とな
り易く、コネクタ相互のガタ付きが大きくなり、振動等
により端子接点の摺動摩擦が発生して接触不良をきたす
おそれがある。

又、第７図の圧接コネクタにおいては、雌雄コネクタ相
互を嵌合後、ロックアームｉをストレインリリーフＣ′
の両側縁に係止することによりロックされるが、片側ロ
ックの掛は忘れや不完全ロックを生じ易く、又、振動等
によりロック外れをきたし易い。従って、ロックの掛は
忘れや不完全ロックの側においては第６図の圧接コネク
タの場合と同様に端子の接触不良を生ずる欠点がある。

又、ロック時の節度感が悪いため、狭い場所や見えない
場所でのロックの確認が極めて困難である。

本発明は、従来の圧接コネクタの上記の欠点に着目して
なされたもので、フラットケーブルの端末部及び屈折部
が外部に露出されることがなく、又、フラットケーブル
の圧接部が外力に対し強固に保護され、かつ雌雄コネク
タ相互の嵌合口ツタを確実になし得るコンパクトで堅牢
な圧接コネクタを提供することを目的とする。

〔問題点を解決するだめの手段〕

以下に本発明を、実施例を示す図面に基づいて詳細に説
明する。

第１図に本発明の圧接コネクタを構成部品毎に分離した
斜視図、第２図に本発明の構成部品であるハウジング本
体を前面方向からみた斜視図、第３図に構成部品の組立
状態における縦断面図、第４図に同斜視図、第５図に圧
接用雌端子の斜視図を夫々示した。

図において、本発明の圧接コネクタはハウジングＡ、押
圧カバーＢ及びストレインリリーフＣとから構成される
。なお、ハウジングＡに嵌合される相手ハウジングにつ
いては公知に属するので省略しである。

先ず、ハウジングＡは、フラットケーブルＦとの圧接用
雌端子Ｔが挿着される複数の端子収容室２を設けてなる
ハウジング本体ｌと、ハウジング本体１の上部に前壁３
ａ及び両側壁３ｂによりコ字状に区画形成されると共に
、上部及び後部を開放部とした空間部４を設け、ハウジ
ングＡの前面にロック突起５ａを有するロッキングアー
ム５を、両側壁３ｂに押圧カバーＢの係合部６、ストレ
インリリーフＣの係合部７を夫々設けて構成される。

これらの係合部６，７は穴状のみでなく、相手との関係
で突起状の場合もある。又、ハウジングＡの空間部４に
対するストレインリリーフＣの嵌合固定を一層強化する
ため、両側壁３ｂの空間部４に臨む内面に縦方向のほぞ
突起８が必要に応じ形成される。このほぞ突起８は、突
起の両側面に突起基部の［１１が突起上面の巾より小と
なるようにテーバ８ａを形成したものである。又、ハウ
ジングＡの前壁３ａに接して、ハウジング本体１の上壁
延設部１０に１個乃至２個の窓９が必要に応じ設けられ
る。この窓９はハウジング本体１の下方から目視するこ
とができる。窓９は更に前壁３ａにまたがって開設する
ことができ、この場合はハウジング本体１の前方からも
目視することができる。

なお、１１はロッキングアーム５に設けられたロック解
除用の押圧突起、１２は押圧突起１１の保護壁である。

又、ハウジングＡの端子収容室２に挿着される圧接端子
Ｔ（図示の場合雌端子）は、第５図に示されるように先
端部にフラットケーブルＦの導体圧接部１３、中間部に
端子収容室２に対する係止部１４、後部に相手雄端子（
図示せず）が挿着される電気接触部１５を夫々形成して
なるものである。

次に押圧カバーＢは、板状ブロック１６の底面に平坦な
押圧面１６ａが形成されると共に、両側壁１６ｂに前記
ハウジング側壁３ｂの係合部６に係止される係止部１７
を設け、更に端子収容室２に対応する位置に雌端子Ｔの
導体圧接部１３が挿入される複数個の穴部１８を貫設し
て構成される。

次にストレインリリーフＣは、底面を平坦面に形成した
ブロック体１９の両側壁１９ａに、前記ハウジング側壁
３ｂの係合部７に係止されるイ？：止部２０を設けると
共に、後壁１９ｂに壁部１９ｃをブロック体１９の底面
下方に延設して構成される。又、ハウジングＡの両側壁
３ｂの内面にほぞ突起８が形成されるときは、両側壁１
９ａにほぞ突起８が嵌合される溝２１が形成される。な
お、溝２０の両側面にはほぞ突起８側面のテーパ８ａに
対応するテーパ２１ａが設けられている。

〔作　用〕

圧接端子Ｔをハウジング本体ｌの端子収容室２に、導体
圧接部１３がハウジングＡの空間部４に突出するように
後部から挿入係着させる。

次いで、フラットケーブルＦをその端末部Ｆ０から進入
させて空間部４に突出した圧接端子Ｔの導体圧接部１３
上に載置し、押圧カバーＢにより押圧して係止部１７を
係合部６に係止させると同時に、フラットケーブルＦの
導体Ｗを導体圧接部１３に圧接接続させる。この場合、
フラットケーブル端末部Ｆ０が前壁３ａの位置まで到達
しているか否かを窓９においてハウジング本体下方又は
前方より目視することにより、圧接接続が確実になされ
ているか否かを容易に確認することができる。

次にフラットケーブルＦを押圧カバーＢの上面及びハウ
ジングＡの前壁３ａの内面に沿わせて矢線イ方向に屈折
させたのち、ストレインリリーフＣをフラットケーブル
Ｆの上からハウジングＡの空間部４に嵌合し、係止部２
０を係合部７に係止させることによりフラットケーブル
Ｆを固定させる。この場合、ストレインリリーフＣに形
成された壁部１９ｃにより、ハウジングＡの空間部４が
閉じられ、押圧カバーＢの後壁１６ｃに沿うフラットケ
ーブルＦの屈折部Ｆ、が外部との干渉から安全に保護さ
れる。又、ハウジングＡの両側壁３ｂに設けたほぞ突起
８にストレインリリーフＣの側壁に設けた溝２１を嵌合
させるようにすれば、組付けられたフラットケーブルＦ
に矢線口方向の引張り力が作用した場合に、ハウジング
Ａ両側壁３ｂが矢線凸方向に開いて押圧カバーＢやスト
レインリリーフＣの係止が外れることが防止され、圧接
部の保護が強化される。

このようにしてフラットケーブルＦが圧接接続されたコ
ネクタは、図示しない雄端子を挿着してなる相手コネク
タと嵌合されたのち、ロッキングアーム５のロック突起
５ａにおいてロックされるが、このロッキングアーム５
はハウジングＡの前面に形成され、又、ロック突起５ａ
を嵌合節度感の良好なものとすることにより、ロック不
完全及びこれに起因する雌雄端子の接触不良を防止する
ことが可能となり、狭い場所や見えない場所でのコネク
タの嵌合不良の発生も防止される。

〔発明の効果〕

本発明のフラットケーブル圧接コネクタは、以上詳細に
説明した構成及び作用よりなり、フラットケーブルＦの
端末部Ｆ０及び屈折部Ｆ、はハウジングへの空間部に収
められて外部に露出しないから、コネクタのワイヤーハ
ーネス等の組付作業時に短絡や損傷を生ずるおそれがな
く、又、ストレインリリーフＣによるフラットケーブル
Ｆの圧接部の保護を強固にすることができる。又、コネ
クタ相互のロック部をハウジングの前面に設けたことに
より、ロック不完全及び雌雄端子の接続不良を防止する
ことが可能となる。

さらに、ハウジング本体１に窓９を設けることにより圧
接状態の良否を目視でき、又、押圧カバーＢ、ストレイ
ンリリーフＣをハウジングＡに設けた空間部４内に収め
て側壁３ａに係止固定するようにしたから全体構造がコ
ンパクトかつ堅牢に形成されるなどの利点が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のフラットケーブル圧接コネクタを構成
部品毎に分離して示した斜視図、第２図は本発明の構成
部品であるハウジング本体を前面方向からみた斜視図、
第３図は第１図の構成部品の組立状態における縦断面図
、第４図は同上の斜視図、第５図は圧接用端子の斜視図
、第６図は従来の圧接コネクタの斜視図、第７図（ａｌ
は従来の圧接コネクタの他の実施例の組立状態における
正面図、第７図（ｂｌは同コネクタの嵌合直前における
正面図である。 Ａ・・・ハウジング、Ｂ・・・押圧カバー、Ｃ・・・ス
トレインリリーフ、Ｆ・・・フラットケーブル、Ｔ・・
・圧接端子、■・・・ハウジング本体、２・・・端子収
容室、３ａ・・・前壁、３ｂ・・・側壁、４・・・空間
部、５・・・ロッキングアーム、５ａ・・・ロック突起
、６，７・・・係合部、８・・・ほぞ突起、９・・・窓
、１７・・・係止部、２０・・・係止部、２１・・・溝
。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）端子収容室を設けたハウジング本体上部に前壁及
   び両側壁によりコ字状に形成されると共に上部及び後部
   を開放部とした空間部を設け、該両側壁に押圧カバーの
   係合部及びストレインリリーフの係合部を夫々設けてな
   るハウジングと、両側壁に係止部を設けると共に前記端
   子収容室に対応する位置に複数の穴部を貫設してなる押
   圧カバーと、両側壁に係止部を設けると共に後壁に壁部
   を底面下方に延設してなるストレインリリーフとからな
   り、前記端子収容室に挿着された圧接端子にフラットケ
   ーブルを該押圧カバーにより圧接したのち、該ストレイ
   ンリリーフを前記空間部に嵌合させて該フラットケーブ
   ルを固定することを特徴とするフラットケーブル圧接コ
   ネクタ。
2. （２）ハウジングの前壁に接してハウジング本体上壁延
   設部に窓を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のフラットケーブル圧接コネクタ。
3. （３）ハウジングの空間部に臨む両側壁に縦方向のほぞ
   突起、ストレインリリーフの両側壁に該ほぞ突起に嵌合
   される溝を設けたことを特徴とする特許請求の範囲第１
   項記載のフラットケーブル圧接コネクタ。