JPS6219604B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPS6219604B2 JPS6219604B2 JP8120282A JP8120282A JPS6219604B2 JP S6219604 B2 JPS6219604 B2 JP S6219604B2 JP 8120282 A JP8120282 A JP 8120282A JP 8120282 A JP8120282 A JP 8120282A JP S6219604 B2 JPS6219604 B2 JP S6219604B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- leg
- slit
- leaf spring
- contact
- wall surfaces
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 229920003002 synthetic resin Polymers 0.000 claims description 10
- 239000000057 synthetic resin Substances 0.000 claims description 10
- 239000000463 material Substances 0.000 claims description 6
- 229910001285 shape-memory alloy Inorganic materials 0.000 claims description 4
- 101700004678 SLIT3 Proteins 0.000 description 5
- 102100027339 Slit homolog 3 protein Human genes 0.000 description 5
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 2
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000037431 insertion Effects 0.000 description 1
- 238000003780 insertion Methods 0.000 description 1
- 238000006116 polymerization reaction Methods 0.000 description 1
- 230000003014 reinforcing effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Insertion Pins And Rivets (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、例えば2枚のパネルの穿孔に係着さ
れて、該2枚のパネルを重合支持するための合成
樹脂製係止具の改良に関するものである。
れて、該2枚のパネルを重合支持するための合成
樹脂製係止具の改良に関するものである。
従来のこの種係止具は、頭部と該頭部下面に垂
設される略菱形状脚部とを合成樹脂材料で一体成
形し、且つ脚部には穿孔への挿入時に弾性変形を
可能とする貫通状のスリツトを長手方向に形成し
てなるものであつた。
設される略菱形状脚部とを合成樹脂材料で一体成
形し、且つ脚部には穿孔への挿入時に弾性変形を
可能とする貫通状のスリツトを長手方向に形成し
てなるものであつた。
然し乍ら、斯る従来の係止具は合成樹脂の一体
成形品であるから製造・コスト面で利点を有する
反面、温度クリープ対策が全く施されておらず、
この為温度変化に伴う高温雰囲気下では脚体に形
状変形が起こり、頭部と共働してパネルを把持す
る荷重が低下する欠点を有し、一般には高温雰囲
気下では使用に耐えられないとされていた。依つ
て、特に温度変化を伴う個所には同形状の金属製
係止具が使用されているが、該金属製係止具は防
水性に劣り、且つ製造が大変でコスト高となる等
の種々の欠点を有している。
成形品であるから製造・コスト面で利点を有する
反面、温度クリープ対策が全く施されておらず、
この為温度変化に伴う高温雰囲気下では脚体に形
状変形が起こり、頭部と共働してパネルを把持す
る荷重が低下する欠点を有し、一般には高温雰囲
気下では使用に耐えられないとされていた。依つ
て、特に温度変化を伴う個所には同形状の金属製
係止具が使用されているが、該金属製係止具は防
水性に劣り、且つ製造が大変でコスト高となる等
の種々の欠点を有している。
而して、本発明は斯る従来係止具の欠点に鑑み
案出されたもので、頭部と貫通状スリツトを形成
した略菱形状脚部を合成樹脂材料で一体成形した
本体に、常温雰囲気下では該脚部の両内壁面に当
接せず、温度変化に伴う高温雰囲気下のみ拡開し
て脚部の両内壁面に当接する板バネを脚部のスリ
ツト内に設けることにより、上記従来の合成樹脂
製係止具の欠点を有効に解決せんとするものであ
る。
案出されたもので、頭部と貫通状スリツトを形成
した略菱形状脚部を合成樹脂材料で一体成形した
本体に、常温雰囲気下では該脚部の両内壁面に当
接せず、温度変化に伴う高温雰囲気下のみ拡開し
て脚部の両内壁面に当接する板バネを脚部のスリ
ツト内に設けることにより、上記従来の合成樹脂
製係止具の欠点を有効に解決せんとするものであ
る。
以下、本発明を図示する一実施例に基づいて詳
述すれば、本発明に係る係止具は本体と板バネと
から構成する。本体は第1図A・Bに示す如く従
来と同様頭部1と、長手方向に弾性変形を可能と
する貫通状スリツト3を形成してなる略菱形状脚
部2とを合成樹脂材料で一体成形したものである
が、特徴とするところは図示する如く頭部1の下
面にスリツト3の上部付近で折曲して延びる吊設
腕4を一体に設けると共に、脚部2の先端内壁面
に上方向に延びて折曲する介在腕5を一体に設
け、該吊設腕4と介在腕5を介して後述する板バ
ネ6をスリツト3内に設ける構成とした点にあ
る。又、脚部2の両内壁面2a・2aの略中央部
に突起7・7を一体に付設するものとする。
述すれば、本発明に係る係止具は本体と板バネと
から構成する。本体は第1図A・Bに示す如く従
来と同様頭部1と、長手方向に弾性変形を可能と
する貫通状スリツト3を形成してなる略菱形状脚
部2とを合成樹脂材料で一体成形したものである
が、特徴とするところは図示する如く頭部1の下
面にスリツト3の上部付近で折曲して延びる吊設
腕4を一体に設けると共に、脚部2の先端内壁面
に上方向に延びて折曲する介在腕5を一体に設
け、該吊設腕4と介在腕5を介して後述する板バ
ネ6をスリツト3内に設ける構成とした点にあ
る。又、脚部2の両内壁面2a・2aの略中央部
に突起7・7を一体に付設するものとする。
板バネ6は形状記憶合金又はバイメタル等で第
2図に示す如く逆U字形状に成形して構成するも
のとし、常温雰囲気下では原形の逆U字形状を呈
し、温度変化に伴う一定範囲の高温雰囲気下のみ
拡開するように設定する。
2図に示す如く逆U字形状に成形して構成するも
のとし、常温雰囲気下では原形の逆U字形状を呈
し、温度変化に伴う一定範囲の高温雰囲気下のみ
拡開するように設定する。
依つて、本発明に係る係止具の使用に際して
は、まず第3図Aに示す如く上記逆U字形状の板
バネ6の上部を吊設腕4に吊下げると共に、下部
間に介在腕5を介在させた状態で、該板バネ6を
脚部2のスリツト3内に設ける。斯る状態にあつ
ては板バネ6は脚部2の両内壁面2a・2aに付
設された突起7・7には当接していない。次で、
同図Bに示す如く2枚のパネルP1・P2の穿孔
H1・H2に弾性変形を得て脚部2を挿入すると、
該脚部2は板バネ6の弾力を受けながら変形する
ので、従来と比し挿入感が良好となる。脚部2が
各穿孔H1・H2内に完全に挿入されると、同図C
に示す如く頭部1と脚部2で2枚のパネルP1・P2
の孔縁を把持して、従来と同様確実にパネルP1・
P2を重合支持することとなる。
は、まず第3図Aに示す如く上記逆U字形状の板
バネ6の上部を吊設腕4に吊下げると共に、下部
間に介在腕5を介在させた状態で、該板バネ6を
脚部2のスリツト3内に設ける。斯る状態にあつ
ては板バネ6は脚部2の両内壁面2a・2aに付
設された突起7・7には当接していない。次で、
同図Bに示す如く2枚のパネルP1・P2の穿孔
H1・H2に弾性変形を得て脚部2を挿入すると、
該脚部2は板バネ6の弾力を受けながら変形する
ので、従来と比し挿入感が良好となる。脚部2が
各穿孔H1・H2内に完全に挿入されると、同図C
に示す如く頭部1と脚部2で2枚のパネルP1・P2
の孔縁を把持して、従来と同様確実にパネルP1・
P2を重合支持することとなる。
又、本発明にあつては、斯る状態が温度変化に
伴い高温雰囲気下におかれると、第4図に示す如
く板バネ6は外方に拡開して脚部2の両内壁面2
a・2aの突起7・7に当接して、脚部2を内側
から補強して形状変形を阻止するので、高温雰囲
気下でも脚部2のパネル孔縁を把持する荷重の低
下が有効に防止できることとなる。尚、第5図
A・Bに示す荷重と温度特性を説明するグラフか
らも明らかな如く、板バネ6を形状記憶合金又は
バイメタルで構成し、合成樹脂脚部2を補強する
場合の温度変化範囲は40℃〜120℃のときが最も
効果的である。
伴い高温雰囲気下におかれると、第4図に示す如
く板バネ6は外方に拡開して脚部2の両内壁面2
a・2aの突起7・7に当接して、脚部2を内側
から補強して形状変形を阻止するので、高温雰囲
気下でも脚部2のパネル孔縁を把持する荷重の低
下が有効に防止できることとなる。尚、第5図
A・Bに示す荷重と温度特性を説明するグラフか
らも明らかな如く、板バネ6を形状記憶合金又は
バイメタルで構成し、合成樹脂脚部2を補強する
場合の温度変化範囲は40℃〜120℃のときが最も
効果的である。
以上の如く、本発明は常温雰囲下では脚部の両
内壁面には当接せず、温度変化に伴う高温雰囲気
下のみ拡開して脚部の両内壁面に当接する板バネ
を脚部のスリツト内に設けることを特徴とするも
のであるから、温度変化に伴い高温雰囲気下にお
かれても、脚部の形状変形は該板バネの拡開当接
により有効に防止されることとなる。この結果、
従来の合成樹脂製係止具の欠点が解決できると共
に、脚部の形状変形から生じるパネルの重合支持
の不良化及びこれに伴う各パーツへの悪影響の心
配も全くなくなつた。
内壁面には当接せず、温度変化に伴う高温雰囲気
下のみ拡開して脚部の両内壁面に当接する板バネ
を脚部のスリツト内に設けることを特徴とするも
のであるから、温度変化に伴い高温雰囲気下にお
かれても、脚部の形状変形は該板バネの拡開当接
により有効に防止されることとなる。この結果、
従来の合成樹脂製係止具の欠点が解決できると共
に、脚部の形状変形から生じるパネルの重合支持
の不良化及びこれに伴う各パーツへの悪影響の心
配も全くなくなつた。
第1図Aは本発明に用いる係止具の本体の正面
図、同図Bは第1図AのB―B断面図、第2図は
板バネの形状を示す斜視図、第3図A・B・Cは
本発明に係る係止具でパネルを重合支持する状態
を示す正面図、第4図は温度変化に伴い高温雰囲
気下におかれた場合の板バネの拡開を示す正面
図、第5図Aは板バネを形状記憶合金で構成した
場合の荷重と温度特性を示すグラフ、同図Bは同
バイメタルの場合のグラフである。 1……頭部、2……脚部、2a……内壁面、3
……スリツト、6……板バネ。
図、同図Bは第1図AのB―B断面図、第2図は
板バネの形状を示す斜視図、第3図A・B・Cは
本発明に係る係止具でパネルを重合支持する状態
を示す正面図、第4図は温度変化に伴い高温雰囲
気下におかれた場合の板バネの拡開を示す正面
図、第5図Aは板バネを形状記憶合金で構成した
場合の荷重と温度特性を示すグラフ、同図Bは同
バイメタルの場合のグラフである。 1……頭部、2……脚部、2a……内壁面、3
……スリツト、6……板バネ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 頭部と長手方向に貫通状スリツトを形成した
略菱形状脚部を合成樹脂材料で一体成形した本体
に、常温雰囲気下では脚部の両内壁面には当接せ
ず、温度変化に伴う高温雰囲気下のみ拡開して脚
部の両内壁面に当接する板バネを上記脚部のスリ
ツト内に設けたことを特徴とする係止具。 2 板バネを形状記憶合金で形成したことを特徴
とする特許請求の範囲第1項記載の係止具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120282A JPS58200808A (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 係止具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8120282A JPS58200808A (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 係止具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS58200808A JPS58200808A (ja) | 1983-11-22 |
JPS6219604B2 true JPS6219604B2 (ja) | 1987-04-30 |
Family
ID=13739887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8120282A Granted JPS58200808A (ja) | 1982-05-14 | 1982-05-14 | 係止具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS58200808A (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE3345331A1 (de) * | 1983-12-15 | 1985-06-27 | Artur Dr.H.C. 7244 Waldachtal Fischer | Spreiznagel |
JPH0391507U (ja) * | 1990-01-08 | 1991-09-18 | ||
US6874983B2 (en) * | 2002-04-11 | 2005-04-05 | Illinois Tool Works Inc. | Ergonomic fastener |
-
1982
- 1982-05-14 JP JP8120282A patent/JPS58200808A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS58200808A (ja) | 1983-11-22 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US3515363A (en) | Spring clip | |
US2208779A (en) | Fastening device | |
US3950107A (en) | Binder ring | |
US2451591A (en) | Fastening device | |
US2043865A (en) | Securing electrical cover or escutcheon plate | |
US3213507A (en) | Stud and socket fastener | |
US2948938A (en) | Clips for moldings, cables and the like | |
US3412437A (en) | Snap-action fastening devices | |
JPS6219604B2 (ja) | ||
US2961723A (en) | Molding clip | |
US2104239A (en) | Spring fastener | |
US2900687A (en) | Fastening device | |
US2742984A (en) | Molding fastener | |
US2267586A (en) | Fastener member | |
JP2547523Y2 (ja) | 板状物等の留め具 | |
US2783514A (en) | Fastener | |
JPS5942281Y2 (ja) | 合成樹脂製モ−ルデイング | |
US2567891A (en) | Three-side lock snap fastener | |
JPH077459Y2 (ja) | 樋受け具 | |
JPH046626Y2 (ja) | ||
JPS5815302Y2 (ja) | タンク固定装置 | |
JPH0334932Y2 (ja) | ||
JPS6227828Y2 (ja) | ||
JPH0611293Y2 (ja) | 金属製屋根材 | |
JPS635604B2 (ja) |