JPS62195883A - セラミツクヒ−タ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、セラミックスの絶縁性を利用したセラミック
ヒータに関する。

［従来の技術及び解決すべき問題点］ 従来のヒータ、特に通電により発熱する抵抗体を用いた
ヒータは、例えばニクロム線を用いるもののようにニク
ロム線の絶縁が面倒であり、また過熱し易いという性質
のものなので、温度制御を行うために制御回路を必要と
する問題もあり、これらの問題を解決したヒータが希求
されていた。

［問題点の解決手段］ このため本発明では、板状又は棒状等の所定形状をした
セラミックスからなる中心部材を有し、上記中心部材の
表面に、タングステン、ニッケル、チタン等から形成し
たヒータ配線部を有し、少なくとも上記ヒータ配線部を
覆うセラミックスからなる所望の厚さの被覆部材を有す
るという構成を採用し、これによって前記問題点を解決
しようとするものである。

［実施例］ 以下本発明の実施例を第１図（ａ）　（ｂ）　（ｃ）に
基づいて説明する。

この図において、本発明の一実施例に係るセラミックヒ
ータ１０は、中心部材１２の表面にヒータ配線部１４を
有し、被覆部材１６を設けてなる。

上記中心部材１２は耐熱性などを保持するためにセラミ
ックスで形成してあり、第１図（ａ）に示すように、棒
状の形状をなしている。

ヒータ配線部１４は発熱するのに適しかつ正特性を有す
るタングステン、ニッケル、チタン等から形成してあり
、第１図（ｂ）に示す如く中心部材１２の周壁を覆うよ
うに周壁表面にプリント配線しである。また、ヒータ配
線部１４からは導線１８が導出しである。この導線１８
は勿論電源との接続用のものである。なお、ヒータ配線
部１４の配線は、プリント配線によらなくてもよい。

上記被覆部材１６は、ヒータ配線部１４をプリント配線
した中心部材１２全体を覆うように設けてあり、この被
覆部材１６は絶縁性、耐熱性、熱伝導率等を考慮してセ
ラミックスで形成しである。即ち、中心部材１２はセラ
ミックスでコーティングしである。なお、被覆部材１６
は発熱温度や用途などを考慮して所望の厚さにすればよ
い。

次に上記実施例の作用を説明する。

ヒータ配線部１４に電流が流れると、該ヒータ配線部１
４は発熱し、中心部材１２と被覆部材１６とを加温する
。そして、セラミックヒータｌＯは全体が然〈なり、被
覆部材１６を介して外部へ熱を放出する。このとき、被
覆部材１６は絶縁体であるセラミックスで形成しである
ことから、ヒータ配線部１４に電流が流れても外部に電
流が漏れることはない。したがって、例えば、このセラ
ミックヒータ１０を玩具などに用いた場合に、子供が該
玩具でもって水遊び等をしても漏電による危険が生ずる
ことはない。

また、上記ヒータ配線部１４は正特性の性質を有するタ
ングステン等で形成しであるので、温度が上がり過ぎた
場合に抵抗が減って温度は自然と下がる。即ち、自己制
動が生ずる。したがって、被覆部材１６の表面温度が上
がり過ぎることはないので、人体に火傷を負わせる危険
等を防止する。

次に本発明の第２実施例に係るセラミックヒータ２０を
第２図に基づいて説明する。

セラミックヒータ２０は、薄板状のセラミックスで形成
した中心部材２２を有しており、この中心部材２２の上
面、下面にヒータ配線部２４をプリント配線し、ヒータ
配線部２４に導線２８を接続して、セラミックスによっ
て形成した被覆部材２６で被覆してあり、上記第１実施
例と同様の機能を有している。

次に本発明の第３実施例に係るセラミックヒータ３０を
第３図に基づいて説明する。

セラミックヒータ３０は、−辺が他辺より長いセラミッ
クスで形成した中心部材３２を有しており、この中心部
材３２の上面にヒータ配線部３４をプリント配線し、こ
のヒータ配線部３４に導線３８を接続して、セラミック
スによって形成した被覆部材３６で被覆しである。

この第３実施例も上記第１実施例と同様の機能を有する
が、ヒータ配線部３４を中心部材３２の上面にのみ配線
したので、セラミックヒータ３０は上面側が熱くなる。

なお、本発明は上記実施例で説明した中心部材１２．２
２．３２の形状に限定されるものではなく、セラミック
ヒータの用途に合わせて決定すればよい。

また、本発明は上記実施例で説明したように、ヒータ配
線部１４．２４．３４を配線した中心部材１２．２２．
３２の全体を被覆部材１６．２６．３６で被覆する必要
はなく、少なくとも上記ヒータ配線部１４．２４．３４
を被覆すればよい。

［発明の効果］ 以上のように本発明によれば、ヒータ配線部を覆うよう
にセラミックスからなる被覆部材を設けたので、セラミ
ックスは絶縁体であることから、ヒータ配線部に電流が
流れても外部に電流が漏れることがなくきわめて安全で
ある。

また、正特性を有するタングステン、ニッケル、チタン
等から形成したヒータ配線部を有するので、温度が上が
り過ぎた場合でもヒータ配線部の抵抗が減り自然に温度
が下がることから、被覆部材の表面が過熱状態になるこ
とはない。したがって、本発明のセラミックヒータを燃
えやすい布などで構成しである玩具に用いても、火災が
発生したり、人体に火傷を負わせたりすることがない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の第１実施例の斜視図を示し、第１図（
ａ）は中心部材の斜視図、第１図（ｂ）は第１図（ａ）
に示した中心部材にヒータ素材を配線した斜視図、第１
図（Ｃ）はセラミックヒータの斜視図、第２図は本発明
の第２実施例の斜視図を示し、第２図（ａ）は中心部材
の斜視図、第２図（ｂ）は第２図（ａ）に示した中心部
材にヒータ素材を配線した斜視図、第２図（Ｃ）はセラ
ミックヒータの斜視図、第３図は本発明の第３実施例の
斜視図を示し、第３図（ａ）は中心部材の斜視図、第３
図（ｂ）は第３図（ａ）に示した中心部材にヒータ素材
を配線した斜視図、第３図（ｃ）はセラミックヒータの
斜視図である。 １２．２２．３２：中心部材 １４．２４．３４：ヒータ素材 １６．２６．３６：被覆部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 下記要件を備えることを特徴とするセラミックヒータ。 （イ）板状や棒状等の所定形状をしたセラミックスから
   なる中心部材を有する。 （ロ）上記中心部材の表面に、タングステン、ニッケル
   、チタン等から形成したヒータ配線部を有する。 （ハ）少なくとも上記ヒータ配線部を覆うセラミックス
   からなる所望の厚さの被覆部材を有する。