JPS62195260A - 液状カスタ−ドプリンミツクスおよびその製造法 - Google Patents

液状カスタ−ドプリンミツクスおよびその製造法

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JPS62195260A
JPS62195260A JP61032782A JP3278286A JPS62195260A JP S62195260 A JPS62195260 A JP S62195260A JP 61032782 A JP61032782 A JP 61032782A JP 3278286 A JP3278286 A JP 3278286A JP S62195260 A JPS62195260 A JP S62195260A
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JP
Japan
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liquid
custard pudding
mixture
pudding mix
raw materials
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Pending
Application number
JP61032782A
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English (en)
Inventor
Masayuki Arazoe
新添 正之
Atsushi Sekiyama
関山 厚史
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Asahi Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Asahi Chemical Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は衛生的であり、保存性のすぐれたカスタードプ
リンミックス及び、その製造法に関するものである。
(従来の技術及び問題点) プリンには卵蛋白質の熱凝固性により固化せしめるカス
タードプリンとゲル化剤を使用し固化せしめるミルクプ
リンに分けられる。第1図に従来のプリン製造工程を示
す(「乳技協資料J31巻4号、1981年)。プリン
ミックスまたはプリンの素としては、ゲル化剤使用のプ
リンについて粉末の形で商品化され゛(いる。カスター
ドプリンは原料に卵を多く含む為、加熱前の原液(カス
タードプリンミックス)がサルモネラ菌や大腸菌等に汚
染されやすい。この為カスタードプリンミックスに保存
性を持たせるには加熱殺菌が必要となる。しかし、高温
での高い殺菌レベルの加熱を行うと卵蛋白質が熱変性、
ゲル化し、流動性を失うと同時にカスタードプリン調理
時の凝固能を失うと考えられている。冷蔵温度で3〜6
日の保存であわば、サルモネラ菌、大腸菌の殺菌を主目
的とした60〜65℃数分間の卵蛋白質が変性しない加
熱条件での加熱殺菌が可能であるが、保存中沈殿を生じ
るという欠点がある。更に長期の保存の為には冷凍保存
を行うが、調理前の解凍の不便さと凍結変性が大きな問
題となっている。これらの問題点から、長期間未凍結液
状で衛生的に保存出来かつ保存中沈殿を生じないカスタ
ードプリンミックスの開発が望まれている。
(問題点を解決する為の手段) 本発明は、未凍結の冷蔵温度で長期間、衛生的かつ安定
に保存出来る液状カスタードプリンミックスの提供を目
的に鋭意検討を重ねた結果、原料の卵液と他の原料(乳
製品・糖類・香料等)との混合液を泡立たないようホモ
ゲナイズした後、67〜75℃で1〜300分の任意の
加熱殺菌を行うか、卵液のみを泡立たないようホモゲナ
イズして、他の原料と混合した後、67〜75℃で1〜
300分の任意の加熱殺菌を行う。あるいは、卵液と他
の原料の混合液を67−75℃で1〜300分の任意の
加熱殺菌を行った後に、泡立たないようホモゲナイズす
るという3法の製造方法により、成分中の蛋白質のうち
15〜60%が加熱変性し、25℃における液粘度が1
0〜2000 c、p、である、極めて衛生的かつ保存
性の高いカスタードプリンミックスが得られることを見
出し、本発明に到達した。
即ち、本発明は、卵液・乳製品・糖類を主原料とするカ
スタードプリンミックスにおいて、その成分中の蛋白質
の未変性蛋白菫が塩可溶性蛋白量比で40〜85%であ
り、かつ25℃における粘度がlO〜2000 c、p
、の均質な液状であることを特徴とするカスタードプリ
ンミックス、卵液をホモゲナイズする工程とこの卵液と
他の原料の混合液を加熱殺菌する工程とを含むことを特
徴とするカスタードプリンミックスの製造法及び卵液と
他の原料の混合液をホモゲナイズする工程と加熱殺菌す
る工程とを含むことを特徴とするカスタードプリンミッ
クスの製造法である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において、原料は卵液・乳製品・糖類を主原料と
し、香料等を加える。卵液は卵黄及び卵白の任意の割合
のものを意味する。乳製品としては、牛乳の他粉乳、脱
脂粉乳、豆乳などの牛乳代用品から選択される。糖類と
しては蔗糖、グルコース、果糖、異性化糖、その他せ味
料から選択される。
原料の均質化処理と加熱殺菌は次の3法のうちいずれの
方法で行ってもよい。
1)卵殻片φカラザ等を除去を−だ卵液をホモゲナイズ
する。ホモゲナイズは泡立を防止する為、減圧下でのカ
ッティング式ホモゲナイザーあるいは圧力式ホモゲナイ
ザーで行う。ホモゲナイズ強度はカッティング式の場合
、5000rpm・3分以上の程度、圧力式の場合、5
0ユ/crIL2以上の圧力であることが望ましい。ホ
モゲナイズされた卵液は他の原料と均一に混合する。混
合液を67〜75℃に昇温し1〜300分間の任意の加
熱殺菌を行う。加熱殺菌装置には、温度コントロールが
行える撹拌機付タンクもしくはプレート式熱交換機を使
用すればよい。また、袋等に密封後温水加熱を行っても
よい。タンクあるいはプレート式熱交換機等で加熱殺菌
した場合、冷却・充填包装は無菌的に行うことが望まし
い。袋等に充填密封後加熱殺菌する場合は冷水あるいは
冷蔵後で冷却するとよい。
II)  卵殻片・カラザ等を除去した卵液と他の原料
を均一に混合する。混合液をホモゲナイズする。
ホモゲナイズ条件はI)と同様で良い。ホモゲナイズさ
れた混合液は加熱殺菌、冷却、充填包装されるが加工条
件は1)と同様で良い。
111)卵殻片・力2ザ等を除去した卵液と他の原料を
均一に混合する。混合液を67〜75℃に昇温し、1〜
300分間の任意の加熱殺菌を行う。
加熱は温度コントロールが行える撹拌機付タンクもしく
はプレート式熱交換機等で行うとよい。
加熱殺菌された混合液は糸モゲナイズ・冷却・・  充
填・包装等の操作がなされるが、望ましくは無菌的に行
うとよい。ホモゲナイズ条件はりと同様で良い。
以上のI) H) +i+)それぞれの操作により得ら
れるカスタードプリンミックスは蛋白質が部分的に変性
しており粘度が上昇するが、ゲル化、凝固、沈殿は生じ
ない。蛋白変性室は、0.3M食塩溶液可溶性蛋白菫の
変化から算出すると、15〜60%であり、40〜85
%が未変性である。また、25℃における粘度は10〜
2000 c、p、である。粘度] Oc、p、未満で
は沈殿が生成し、粘度2000 c、p。
以上では液の流動性に問題が生ずる。
塩可溶性蛋白童は、カスタードプリンミックス5、09
をα3MNaCl溶液に希釈溶解して1ノとし、150
00rpmで60分間遠心分離し、その上澄の蛋白濃度
をフェノール試薬法(Lowry、らの方法)で測定し
た値である。
蛋白率は未加熱サンプル5.09/Jlを100とし、
濃度を0まで変化させた検量線より求めた。また、粘度
は、BLffi回転粘度計(東京計器裂)で温度25℃
、回転数rpmにおいて測定した値である。
(発明の効果) 以上の操作により得られるカスタードプリンミックスは
、衛生的であり、保存中に分離・変質することなく長期
保存が可能である。調理後の風味食感は、従来法により
作成したカスタードプリンとほぼ同等である。
(実施例) 以下、実施例により、さらに本発明を詳述する。
実施例1 殻付鶏卵を洗浄、割卵し、ハンドミキサー(ナショ+ル
MK−1oo3)で機械的に混合後、20メツシユのス
テンレス製網で卵殻片、カラザな濾過除去して液卵1.
Okgを作成した。これを圧力式ホモゲナイザー(マン
トンゴーリン1sM:8TA型)で吐出圧300kg/
cIL2で均質化も、た後、牛乳1.4 klil+、
砂糖0.28klilと混合し5た。この混合液を、ナ
イロンポリプロピレンラミネート袋(130mX180
R)に100.9ずつ分割包装した後、69.5〜70
.5℃に調整した温水中で60分間加熱殺菌を行ない流
水で冷却した。表1に蛋白未変性量と粘度、表2に保存
性、表3に官能試験結果を示す。また第2図と第3図は
この方法と同様の工程で殺菌温度と殺菌時間を変えて作
成したサンプルの蛋白未変性率と粘度の測定値であり、
第2図は各加熱殺菌温度における殺菌時間と蛋白未変性
率の関係を示し、第3図は、液粘性と蛋白変性率の関係
を示す。
実施例2 殻付鶏卵を洗浄、割卵し、ハンドミキサー(ナショナル
VK−1003)で機械的に混合後、20メツシユのス
テンレス製網で卵殻片・力2ザを濾過除去t、て液卵4
.0ユを作成し、た。これに牛乳5.6 kII、砂糖
1.12kgを混合した。混合液をカッティング式真空
ホモゲナイザー(特殊機化工業製Type−M)で真空
度650in)Igの減下圧で500,9ずつ1100
00rp、10分間のホモゲナイズを行った。
次にこの混合液を72〜73℃の温水を循環させたジャ
ケットと内部撹拌羽根を備えた殺菌タンク(ステンレス
製・満水304)内に入れ、撹拌混合しながら加熱殺菌
を行った。殺菌時間は液温か65℃に到達後、60分間
行った。この時、液の最高温度は7λ5℃であった。殺
菌後、タンク底部から蒸気殺菌済みのサニタリーポンプ
付貯槽(ジャケット、撹拌機付ステンレス製・満水50
))K入れ、10℃まで冷却し、無菌的1c500−サ
ンプルビンに充填した。表IK蛋白未変性童と粘度、表
2に保存性を示す。
実施例3 殻付鶏卵を洗浄、割卵し、・・ンドミキサー(ナショナ
ルMK−1o O3)で機械的に混合後、20メツシユ
のステンレス製網で卵殻片・カラザ乞p過除去して液卵
4.0即を作成し、た。これと牛乳5.6 kCg、砂
糖1.12幻を混合l、た。混合液を69.5〜70.
5℃の温水を循環させたジャケットと内部撹拌羽根を備
えた殺菌タンク(ステンレス製・温水3o−g)内に入
れ、撹拌混合しながら加熱殺菌を行った。
殺菌時間は液温か65℃に到達後、120分間行った。
次にこねをカッティング式真空ホモゲナイザ−(特殊機
化工業製Type−M)で真空度650m諺Hgの減圧
下で500.!itずつ]OOoorpm、 10分間
のホモゲナイズを行った。ホモゲナイズは無菌箱内で行
い、10℃に冷却後、無菌的に500 ttrlサンプ
ルビンに充填した。表1に蛋白未変性率と粘度、表2に
保存性を示す。
表1 蛋白未変性率と粘度 水サンプル(a)の作成方法 殻付鶏卵を洗浄、割卵し、ハンドミキサー(ナショナル
Vl(−1003)で機械的に混合後、20メツシユの
ステンレス製網で卵殻片Qカラfを濾過除去して卵液5
00,9を作成し、これに牛乳700g、砂糖140g
を均一に混合した。
表2 保存性試験(保存温度10℃) 本 サンプル(a)及び(b)は1日後から沈殿が確認
された。
*! サンプル(atの作成方法 殻付鶏卵を洗浄、割卵し、ハンドミキサー(ナショナル
MK−1003)で機械的に混合後、20メツシユのス
テンレス製網で卵殻片・カラザを濾過除去して卵液so
o、yを作成し、これに牛乳700.9.砂糖140I
を均一に混合し、ナイロンポリプロピレンラミネート袋
(130gX 180m)に1009ずつ分割包装した
*2 サンプル(b)の作成方法 サンプル(atを64〜65℃に調整し、た温水中で8
分間加熱した。
表3 官能試験(16人によるパネル試験)アルミ製カ
ップの内側にバターを塗り、サンプルを90.!iI入
れ、オーフ7150℃で30分加熱し、氷水で冷却した
*サンプル(a)の作成方法 殻付鶏卵を洗浄、割卵し、ハンドミキサー(ナショナル
MK−1003)で機械的に混合後、20メツシユのス
テンレス製網で卵殻片・カラザを濾過除去し卵液500
gを作成、これに牛乳700g、砂糖140gを均一に
混合した。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のプリン製造工程、第2図は実施例1にお
ける加熱時間に伴う蛋白未変性率の変化を示すグラフ、
第3図は実施例11Cおける蛋白変性率と粘度の関係を
示すグラフである。 特許出願人 旭化成工業株式会社 第1図 (A)      (B) カスター「アリン      ミル7フゝソソ第2図 7a熟時間(酬n) 第3図 蛋1【牲牟(%) 手続補正書(自発) 昭和61年 3月 7日

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)卵液・乳製品・糖類を主原料とするカスタードプ
    リンミックスにおいて、その成分中の蛋白質の未変性蛋
    白量が塩可溶性蛋白量比で40〜85%であり、かつ2
    5℃における粘度が10〜2000c.p.の均質な液
    状であることを特徴とするカスタードプリンミックス
  2. (2)卵液をホモゲナイズする工程とこの卵液と他の原
    料の混合液を加熱殺菌する工程とを含むことを特徴とす
    るカスタードプリンミックスの製造法
  3. (3)卵液と他の原料の混合液をホモゲナイズする工程
    と加熱殺菌する工程とを含むことを特徴とするカスター
    ドプリンミックスの製造法
  4. (4)加熱殺菌温度が67〜75℃であり、加熱殺菌時
    間が1〜300分である特許請求の範囲第2項及び第3
    項のいずれかに記載のカスタードプリンミックスの製造
  5. (5)ホモゲナイズをカッティング式ホモゲナイザーあ
    るいは50kg/cm^2以上の圧力式ホモゲナイザー
    で行う特許請求の範囲第2項及び第3項のいずれかに記
    載のカスタードプリンミックスの製造法
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