JPS62193972A - 剛性と弾性を有する筒状密封パツク - Google Patents

剛性と弾性を有する筒状密封パツク

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JPS62193972A JP3339086A JP3339086A JPS62193972A JP S62193972 A JPS62193972 A JP S62193972A JP 3339086 A JP3339086 A JP 3339086A JP 3339086 A JP3339086 A JP 3339086A JP S62193972 A JPS62193972 A JP S62193972A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、流動性物品を包材フィルム類の筒状容器で密
封包装してなる包装体に係り、殊に、包材フィルムを二
つ折りに折り返し、その折り返し部とは反対側の重合部
をシールしてサイドシール部を有する筒状体を形成する
と共に、該筒状体の一端部をシールして一方のエンドシ
ール部を設け、次いでその内室に流動性被包装物を充填
した後、その他端部をシールして他方のエンドシール部
を設けてなる流動性物品の筒状密封パックに関するもの
である。
〔従来の技術〕
この種のパックとしては、従来、食用または飲用液体、
例えば、醤油、ソース等を、僅かな押圧力を加えただけ
で容易に撓曲変形すると共に、加えた押圧力を解除して
もその変形に対する復元性が皆無に近いか或いは極めて
弱い柔軟な包材フィルム(例えば、ポリエチレンフィル
ム)製の筒状容器で密封包装したものであって、弁当や
給食などの用に供せられるものが知られている。
かような従来公知の筒状密封パックは、その一端の近傍
部位にパックを開封するための引き裂き部を有し、該引
き裂き部に沿ってパックを引き裂くと、内容物を流出さ
せる柔軟な吐出口が開成されるようになっている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
従来公知のこの種の筒状密封パックにあっては、前述し
たように、その内容物の包装容器が極めて弾性に乏しく
、かつ、柔軟な包材フィルムで作られているため、これ
に被包材である液体を充填すると、その量の大小や運動
に従って不定形に撓曲変形する結果、パック全体に硬さ
や腰がなく、感覚的表現を用いるならば、手で持ったと
き、8Hのような「グニャグニャ」した柔軟な感触を与
え、開封して内容物を全部吐出させてしまうと、空にな
った容器が萎縮して、その対向する周壁部が互いに接触
する程扁平な形状に圧縮変形してしまうのがmm的であ
る。
その結果、従来公知の前記パックは、次に列挙するよう
な種々の欠点をもっている。
イ、 指先で軽く触っただけでもパックが容易に圧縮変
形して内容物に圧力を伝達するので、パックを片手で抑
え、他方の手で指先で引き裂いて開封する際に、内容物
である醤油等の液体が加えられた圧力により急激に吐出
して飛散し、手や衣服等を汚してしまったり、−気に流
出してしまうといった不都合が発生し易い。
口、 バ、りを押圧して圧縮変形させた後指先を離して
押圧力を解除しても、その原形に復元しないか或いは変
形に対する復元速度が極めて遅いうえ、その開封によっ
て形成される内容物の吐出口の部分も柔軟で変形し易い
ため、その開封後、形成された吐出口が比較的小さい場
合であっても、指先でのパックのポンピング操作による
内容物の吐出量のコントロールないし調節が困難であり
、その結果、内容物の使用対象に応じてその所望の量を
取出すことが困難で、例えば出し過ぎによる不経済や味
付けの失敗等を招くといった不都合が発生し易いし、ま
た、残量を取出す場合には、圧縮変形したパックを指先
でしごいて絞り出してやらなければならないので、手数
がかかったり、手を汚してしまうといった不都合も発生
し易い。
ハ、 バンク全体が柔軟で容易に不規則に変形し易いた
め、多数のパックを積み重ねたり結束したりした場合に
、その不規則な変形によりその全体の容積が一定となら
ず、その結果、一定の容積を存する包装箱等に整然と収
納することが困難であるばかりでなく、梱包して輸送す
る場合、その途中でいわゆる品ずれが起こり、商品価値
を低下させてしまうといった不都合も発生し易い。
二、 容器それ自体が柔軟で極めて変形し易いため、内
容物の充填及びシール作業等に困難が伴い、充填加工作
業の能率が良好でないといった不都合もある。
本発明は従来技術の有する上記の如き問題点を解決すべ
くなされたものである。
〔発明の構成〕
本発明は、その課題を克服するため、包材フィルムを二
つ折りに折り返し、折り返し部とは反対側の重合部をシ
ールしてサイドシール部を有する筒状体を形成すると共
に、該筒状体の一端部をシールして一方のエンドシール
部を設け、次いでその内室に流動性被包装物を充填した
後、その他端部をシールして他方のエンドシール部を設
けてなる流動性食品の筒状密封パックにおいて、パック
に剛性と弾性を付与することにより指先でパックのポン
ピング操作をなし得るように、筒状体を剛性と弾性とを
併有する包材フィルムで形成したこと、筒状体のエンド
シール部のいずれか一方を該筒状体の折り返し部側にそ
の内室と連通ずる密閉通路が画成されるように成形した
こと、この密閉通路を画成する該エンドシール部側の適
所にパックを開封するための引き裂き部を少なくとも一
つ設け、該引き裂き部に沿ってパックを引き裂くと、前
記密閉通路が弾性的に開口され、前記被包装物の吐出通
路となるように構成したものである。
〔実 施 例〕
以下、本発明につきその実施例を示した添付図面を参照
して詳細に説明する。
各図を通して同一の部分には同一の符号を付しである。
〔第1実施例〕 第1〜6図は本発明の第1実施例を示したものであって
、各図においてPは該第1実施例による筒状密封パック
であり、該パックPは、包材フィルムを二つ折りに折り
返し、その折り返し部1とは反対側の重合部2をシール
してサイドシール部3を存する筒状体を形成すると共に
、該筒状体の下端部をシールして下方のエンドシール部
4を設け、次いで、これによって形成された内室5に例
えば醤油等の流動性被包装物6を充填した後、核部状体
の上端部をシールして上方のエンドシール部7を設けて
なるものである。前記した上方のエンドシール部7は前
記筒状体の折り返し部l側にその内室6と連通ずる密閉
通路8が画成されるように成形されている。
そして、該エンドシール部7側には前記パックPを前記
密閉通路8において開封するための複数の引き裂き部a
、b、cが前記サイドシール部3の側縁から前記密閉通
路8の軸線と直交する方向に設けられている。これらの
引き裂き部a、b、cは、図示の例ではそれぞれカット
、すなわち、切込みからなっているが、それらはミシン
目、弱め線等で形成することもできる。
そしてまた、前記密閉通路8は、第1図によく示されて
いるように、先細状をなし、その入口の角隅部8′は、
前記内室5の水平な肩部9の内側角隅部をまるめること
によ丸く形成されており、その横断面形状はその内側が
7字形をした楕円形乃至卵形である。したがって、前記
引き裂き部a、b、cのいずれかに沿ってパックPを引
き裂くことによって前記密閉通路8に所望の口径の開口
a′、b′又はC′をその横断面に開成させることがで
きる。
第1〜4図からよく分かるように、引き裂き部a、bS
cを有する上方のエンドシール部7は、パックPの軸線
方向において、該パックの底部を構成する前記下方エン
ドシール部4より長く、かつ、先細状の前記密閉通路8
と前記内室5の肩部9に隣接する領域を包含しており、
したがって、後者4よりはるかに広い面積を持ち、該パ
ックPの開封の際に指先で摘み易いようになっている。
しかして、二つ折りにした前記包材フィルムの重合部2
の対向面を互いにシールして形成した前記サイドシール
部3は、第1図及び第2図からよく分かるように、かな
り広い横幅を有し、かつ、パックPの軸線を通る平面に
沿ってその全長にわたり一直線状に延在している。
したがって、該サイドシール部3は、これと前記各エン
ドシール部4.7とによって画成された筒状容器部5′
、したがって又、パックPを全体的に強化する補強側板
部として機能する。
このサイドシール部3の補強機能は、前記重合部2間に
、例えば、薄くて剛性のある補強材(図示してない)を
装入し、該重合部2及びこれにサンドインチされた該補
強材に一体的にサイドシールを施すと更に一層高められ
る。
本発明に係る筒状密閉パックの素材である包材フィルム
は、剛性と弾性とを併有するものでなければならず、具
体的には、それによって形成される筒状容器部5′が少
なくとも内容物である流動性物品の重さによって或いは
手で持った場合に変形せず、しかもその周壁を指先でス
ポイトのように容易にポンピング操作することを可能な
らしめる程度の硬さないし腰の強さ及び弾性率を該筒状
容器部5′に付与し得るものでなければならない。
次に、前記実施例の横断面を拡大して示した第6図を参
照して、本発明の実施に好適な包材フィルムの一例を説
明する。
前記実施例パックの素材である包材フィルムは、第6図
に示すように、ポリエチレンフィルム10、ナイロンフ
ィルム11、ポリプロピレンフィルム12、ビニロンフ
ィルム13及びポリエステルフィルム14を互いに貼合
積層してなる5Jiの積N構造を有するプラスチックラ
ミネートフィルムからなっており、前記した要請を十分
に満足させ得るものである。
5層の積層構造を有する該ラミネートフィルムをその弾
性に抗して、前記ポリエチレンフィルム10の両側部が
互いに重なり合うように二つ折りに折り返し、その折り
返し部1とは反対側の対向重合部2を前記のような比較
的幅広のサイドシール部3が形成されるようにヒートシ
ールすることによって前記ポリエチレンフィルム10を
内壁層とし、前記ポリエステルフィルム14を外壁層と
する筒状体を形成すると共に、該筒状体の下端部を横断
方向に幅広くヒートシールして下方のエンドシール部4
を設け、次いで、これによって形成された内室5に流動
性被包装物6を充填し、最後に核部状体の上端部を前記
した態様でヒートシールして上方のエンドシール部7を
設けると、これによって筒状容器部5′で該流動性被包
装物6を密封してなるパックPが完成する。
この場合、前記筒状容器部5′の周壁を構成する前記ラ
ミネートフィルムの外側4層は、剛性及び弾性等の点で
優れた機械的性質を有するポリエステルフィルム14、
ビニロンフィルム13、ポリプロピレンフィルム12及
びナイロンフィルム11からなっており、しかもその外
壁層を形成するポリエステルフィルム14は、これらフ
ィルムのうち、最も引張り強さが大で、硬くて腰も強く
、そのうえ表面硬度も高くて耐摩耗性に冨み、しかも弾
性率が大であるので、前記ラミネートフィルムを、その
弾性に抗して、熱溶着性軟質合成樹脂フィルムであるポ
リエチレンフィルム10の両側部が互いに重なり合うよ
うに二つ折りに折り返し、その折り返し部1とは反対側
の対向重合部2にヒートシール加工を施すと、特に前記
外側4層に強い曲げ荷重がかかり、それに対応して曲げ
応力、すなわち、引張り応力と圧縮応力が生じ、その結
果、前記筒状体は強い剛性と弾性とを付与される。のみ
ならず、このようにして強い剛性と弾性とを付与された
該筒状体は、その後の工程において、その両端開口部に
さらにヒートシール加工を施されることによって、その
上下双方のエンドシール部4.7にそれぞれ近接する周
壁部分に新たな引張り応力と圧縮応力とが生じるので、
その剛性と弾性はさらに一層強められ、その結果、前記
サイドシール部3と前記両エンドシール部4.7とによ
って画成される前記筒状容器部5′の周壁は、手指でポ
ンピング操作を行うに必要かつ十分に堅固で弾性のある
横断面大略卵形のシェル(殻体)構造を付与されること
になる。
さらにまた、前記上方エンドシール部7は、前記ラミネ
ートフィルムの折り返しによって形成された最も強い曲
げ応力の生じる折り返し部1に近接するフィルム部分を
弾圧保持して前記密閉通路8を画成しているので、該密
閉通路8の周壁部分は、前記筒状容器部5′の周壁の中
間部分よりさらに堅固で弾性のある横断面大略卵形のシ
ェル構造を付与されることになる。
因みに、前記実施例パックPの筒状容器部5′の横断面
における長径、すなわち、その横幅は1.7cm前後で
あり、また、前記ラミネートフィルムを構成するポリエ
チレンフィルム10、ナイロンフィルム11、ポリプロ
ピレンフィルム12、ビニロンフィルム13及びポリエ
ステルフィルム14は、それぞれ40μ、15μ、25
μ、15μ、12μ程度の厚さのものである。これらの
フィルムのうち、前記筒状容器部5′の周壁の外側4層
を構成する後4者11.12.13.14はいずれも延
伸フィルムであるので、機械的強度が大であることはい
うまでもないが、それぞれ優れた化学的性質を有するの
で、それらの優れた性質がそれぞれの化学的性質上の短
所を補完し、耐水性、耐湿性、耐薬品性等の点で優れて
いる前記ポリエチレンフィルム10と相俟って、前記ラ
ミネートフィルムに優秀なバリヤー性、安定性その他の
化学的性質をも付与している。したがって、前記ラミネ
ートフィルムは、酸やアルカリ等を含む醤油その他の液
体のパックに用いて極めて好適である。
〔第1実施例パックの開封及び操作〕 パックPの開封に際しては、上方のエンドシール部7の
適所を片方の手の指先で抑え、他方の手の指先で引き裂
き部a、b、cのいずれかに沿って該パックPを横断方
向に引き裂くことにより、内容物を吐出させることなく
、密閉通路8に所望の口径の開口a′、b′又はC′を
開成させることができる。該密閉通路8は前記したよう
に先細状に形成されているので、指先を前記のように使
用してその先端部に近い上段の引き裂き部aに沿ってパ
ックを引き裂けば、最小径の開口a′を、また、その入
口に近い下段の引き裂き部Cに沿ってパックを引き裂け
ば、最大径の開口C′を、そしてまた、その中間部に近
い中段の引き裂き部すに沿って、パックを引き裂けば、
前者a′より大で、後者C′より小さい中間径の開口b
′をそれぞれ開成させることができるわけである。
上記のようにしてパックPを開封すると、密閉通路8は
開放され、これと連通している内室5内の内容!117
16を案内して外部に送出するための吐出通路となる。
この場合、該吐出通路はノズルのように先細状をなして
いるから、その長さはその開口径の増減に逆比例して増
減する。
そして、、この吐出通路の周壁部分は、前記したように
、極めて堅固で弾性のあるシェル構造を付与されている
ので、その開口形状は弾性的に保持される。
上記のようにして開封したバ ツクPの内容物6の取出
しは、従来のこの種パックにおけるように内容物をその
自重で流出させたり、パックを圧縮変形させた状態で絞
り出すようにして行うものではなく、前記のような剛性
と弾性とを併有する筒状容器部5′の周壁を指先で押し
たり離したりしてするポンピング操作によって内容物を
ノズル開口状の開口a′、b′又はC′から噴出させて
行うものである。次に、前記パックPの内容物6が醤油
である場合を例にとって説明する。
先ず、開口a′を選択した場合についてみると、その場
合に形成される吐出通路は他の開口b′、C′を選択し
た場合と比較すると最も長く、しかもその間口径は最小
であるので、ポンピング操作を行う場合に加えられる圧
力が一定であることを前提とすると、1回のポンピング
操作による醤油の噴出速度は他の開口b′、C′を選択
した場合と比較すると最大となる反面、ポンピング操作
による醤油の吐出量は最小となる。次に、開口b′を選
択した場合についてみると、前記の場合より吐出通路は
短くなり、その開口径も大きくなのるで、前記条件下に
おける1回のポンピング操作による醤油の噴出速度は小
さくなる反面、その吐出量は前記の場合より増大する。
開口C′を選択した場合は、同様の理由により、前記条
件下における1回のポンピング操作による醤油の吐出量
は開口b′を選択した場合より更に増大する。いずれの
場合でも指先で加圧力を加減することにより吐出量をコ
ントロールすることができることはいうまでもない。
前記開口a′、b′、C′のいずれを選択するかは、内
容物の種類、性質、必要使用量、使用対象等に応じて使
用者において適当に決定すべき事柄であるが、例えば、
内容物が醤油であって、これを弁当のような携帯食品に
直接ふりかけて使用するような場合には、吐出量を最も
デリケートに調節できる開口a′を選択すればよいし、
また、醤油を一旦小皿等の容器に取出して使用するよう
な場合には、開口a′より吐出量が大きく、したがって
迅速に吐出させることのできる開口b′又はC′を選択
すればよいわけである。若し、誤って醤油を小皿等の容
器に注ぎ過ぎて了ったような場合には、パックPを圧縮
変形させた4に態で吐出通路の開口a′、b′又はC′
を該容器内の醤油に押込み、圧縮変形させたパックPに
対する指先による加圧力を解除してやると、内部が負圧
となっている該パックはその弾性により急速に原形に復
し、その復元に伴って恰もスポイトがインク等を吸込む
ように醤油を吸込むので、吐出させる場合の操作とは逆
の操作によって過剰分を該パックに戻してやることがで
きる。従来のこの種パックではこのようなポンピング操
作は不可能であった。
〔第2実施例〕 第7図は本願発明の第2実施例を示したもので、この実
施例にあっては、前記第1実施例における引き裂き部a
に相当する引き裂き部aを1つだけ設けたこと、筒状容
器部5′の肩部9が斜め下方に延び、かつ、密閉通路8
の人口角隅部8′が比較的大きな曲率半径を有する丸み
を付与されるように上方エンドシール部7をヒートシー
ル成形したこと及び該エンドシール部7に吊り下げ孔1
6を成形したことの3点において前記第1実施例と異な
っているが、その他の点では後者と実質的に同一の構成
を採用している。この第2実施例では、上記のような構
成に対応して、醤油などの内容物6を吐出させる際の入
口損失を最小に低減させることができると共に、前記吊
り下げ孔16を利用して多数のパックPを吊り下げたり
、結束することができるといった利点がある。
なお、第2実施例においても、第1実施例の場合と同様
に引き裂き部aのほかに、別の引き裂き部す、cを設け
ることができ、また、傾斜した肩部にほぼ平行に1つ又
は複数の引き裂き部(図示してない)を設け、パックP
を開封した場合に、その先端部が先細状になるようにす
ることもできる。
以上説明した第1実施例及び第2実施例のいずれも醤油
のように比較的活性度の低い液体のほか、例えばドレッ
シングのように比較的活性度の高い流動性物品を内容物
とすることができることはいうまでもない。
第1実施例及び第2実施例が醤油のように比較的活性度
の低い液体をそれぞれ内容物としている場合、その開封
後におけるポンピング操作によって吐出される液体の流
れがそれぞれどのような状態になるかを第8図及び第9
図においてそれぞれ流線で示しである。いずれの場合も
、内室5と吐出通路8とは折り返し部1側において軸線
方向に互いに直線的に連絡している一方、該折り返し部
1とは反対側の通路入口の角隅部8′をまるめて人口損
失が少なくなるように配慮しであるので、第8図及び第
9図に示すように、液体の流れは極めてスムーズとなる
なお、いずれの実施例にあっても通路8の長径方向の幅
は内室5の長径の÷ないしそれ以下となっているが、前
記のような剛性と弾性と養併有する包材フィルムを素材
として前記のような構造のパックを作る場合には、前者
を後者の約舟とL7てもパックのポンピング操作が可能
であることが実証されている。
以上に説明した2つの実施例はあくまでも本発明の好ま
しい実Mf!例として掲げたにすぎないものであるから
、本発明はそれら実施例に限定されるものではなく、そ
れらに適宜改変を施して実施し得るものであり、殊に、
プラスチックラミネートフィルムについては、内容物の
種類、性質等に応じて、その構成フィルムの増減、変更
等を適宜なし得るものである。
〔発明の効果〕
以上に述べたように、本発明によれば、包材フィルムを
二つ折りに折り返し、その折り返し部とは反対側の重合
部をシールしてサイドシール部を存する筒状体を形成す
ると共に、該筒状体の一端部をシールして一方のエンド
シール部を設け、次いで、その内室に流動性被包装物を
充填した後、その他端部をシールして他方のエンドシー
ル部を設けてなる流動性物品の筒状密封パックにおいて
、パックに剛性と弾性を付与することにより指先でパッ
クのポンピング操作をなし得るように、筒状体を剛性と
弾性とを併有する包材フィルムで形成したこと、筒状体
のエンドシール部のいずれか一方を該筒状体の折り返し
部側にその内室と連通ずる密閉通路が画成されるように
成形したこと、この密閉通路を画成する該エンドシール
部側の適所にパックを開封するための引き裂き部を少な
くとも一つ設け、該引き裂き部に沿ってパックを引き裂
くと、前記密閉通路が弾性的に開口され、前記被包装物
の吐出通路となるように構成されているので、前述した
従来技術の有する各種の問題点を有効に解決することが
できると共に、ポンピング操作によって内容物の吐出量
をコントロールすることのできるパックを廉価に提供す
ることができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1〜6図は本発明の一実施例を示したものであって、
第1図はその正面図、第2図はその左側面図、第3図は
その右側面図、第4図は第1図のA−A ’線による拡
大縦断面図、第5図はパックを開封した状態における拡
大平面図、第6図は第1図のB−B’線による拡大横断
面図、第7図は本発明の他の実施例の正面図、第8図は
第1実施例の使用状態における液体の流れを示す流線図
、第9図は第2実施例の使用状態における液体の流れを
示す流線図である。 図面において、1は折り返し部、2は重合部、3はサイ
ドシール部、4は一方のエンドシール部、5は内室、5
′は筒状容器部、6は内容物、7は他方のエンドシール
部、8は密閉通路、8′は該通路の入口角隅部、9は肩
部、10はポリエチレンフィルム、11はナイロンフィ
ルム、12はポリプロピレンフィルム、13はビニロン
フィルム、14はポリエステルフィルム、a、bl及び
Cは引き裂き部、a′、b′及びC′は開口である。 特許出願人   中 村 欽 哉 代理人弁理士  橋 本 公 男 A°二

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)包材フィルムを二つ折りに折り返し、その折り返
    し部とは反対側の重合部をシールしてサイドシール部を
    有する筒状体を形成すると共に、該筒状体の一端部をシ
    ールして一方のエンドシール部を設け、次いで、その内
    室に流動性被包装物を充填した後、その他端部をシール
    して他方のエンドシール部を設けてなる流動性物品の筒
    状密封パックにおいて、パックに剛性と弾性を付与する
    ことにより指先でパックのポンピング操作をなし得るよ
    うに、筒状体を剛性と弾性とを併有する包材フィルムで
    形成したこと、筒状体のエンドシール部のいずれか一方
    を該筒状体の折り返し部側にその内室と連通する密閉通
    路が画成されるように成形したこと、この密閉通路を画
    成する該エンドシール部側の適所にパックを開封するた
    めの引き裂き部を少なくとも一つ設け、該引き裂き部に
    沿ってパックを引き裂くと、前記密閉通路が弾性的に開
    口され、前記被包装物の吐出通路となるように構成した
    ことを特徴とする筒状密閉パック。
  2. (2)密閉通路を画成する一方のエンドシール部が、パ
    ックの軸線方向において、他方のエンドシール部より長
    いことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の筒状
    密封パック。
  3. (3)密閉通路が横断面ほぼ卵形であることを特徴とす
    る特許請求の範囲第1項に記載の筒状密封パック。
  4. (4)密閉通路が先細状に形成されていることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項、第2項又は第3項に記載の
    筒状密封パック。
  5. (5)密閉通路の入口の角隅部を丸く形成したことを特
    徴とする特許請求の範囲第1項又は第4項に記載の筒状
    密封パック。
  6. (6)引き裂き部を複数設け、そのいずれかに沿ってパ
    ックを引き裂くことにより、密閉通路に所望の口径の開
    口を開成させ得るように構成したことを特徴とする特許
    請求の範囲第4項に記載の筒状密封パック。
  7. (7)引き裂き部がサイドシール部の側縁から密閉通路
    の軸線と直交する方向に設けられたカットないしミシン
    目からなっていることを特徴とする特許請求の範囲第1
    項又は第3項から第6項までのいずれか1項に記載の筒
    状密封パック。
  8. (8)引き裂き部がサイドシール部の側縁から密閉通路
    の軸線と斜めに交叉する方向に設けられたカットないし
    ミシン目からなっていることを特徴とする特許請求の範
    囲第1項又は第3項から第6項までのいずれか1項に記
    載の筒状密封パック。
  9. (9)サイドシール部がパックを強化する補強側板部と
    して機能し得るように、該サイドシール部に比較的広い
    横幅を付与すると共に、これをその全長にわたって全面
    的にシールし、パックの軸線に沿って一直線状に張出さ
    せたことを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の筒
    状密封パック。
  10. (10)包材フィルムの重合部間に補強材を装入し、該
    重合部及び補強材に一体的にサイドシールを施したこと
    を特徴とする特許請求の範囲第1項又は第9項に記載の
    筒状密封パック。
  11. (11)包材フィルムが互いに物性を異にする複数の包
    材フィルムを互いに貼合させてなる積層構造のものであ
    ることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の筒状
    密封パック。
  12. (12)包材フィルムが複数の硬質合成樹脂フィルムを
    含む積層構造のものであり、かつ、少なくとも筒状体の
    内側の層を構成するフィルムが熱溶着性合成樹脂フィル
    ムであることを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    の筒状密封パック。
  13. (13)包材フィルムが透明又は半透明のものであり、
    かつ、機械的強さ及びバリヤー性に富んでいることを特
    徴とする特許請求の範囲第11項又は第12項に記載の
    筒状密封パック。
  14. (14)筒状体の内側の層を構成するフィルムが耐酸性
    、耐アルカリ性等の耐薬品性をも併有する熱溶着性合成
    樹脂フィルムからなっていることを特徴とする特許請求
    の範囲第13項に記載の筒状密封パック。
  15. (15)包材フィルムが5層の積層構造のものであり、
    そのうち、筒状体の外側4層を構成するフィルムが硬さ
    、腰の強さ等の機械的強さに富む硬質合成樹脂フィルム
    であることを特徴とする特許請求の範囲第11項から第
    14項までのいずれか1項に記載の筒状密封パック。
  16. (16)包材フィルムが外側からポリエステルフィルム
    、ビニロンフイルム、ポリプロピレンフィルム、ナイロ
    ンフィルム及びポリエチレンフィルムを順次積層してな
    る5層の積層構造のものであることを特徴とする特許請
    求の範囲第1項に記載の筒状密封パック。
  17. (17)サイドシール部及び各エンドシール部における
    シールがヒートシールであることを特徴とする特許請求
    の範囲第1項から第16項までのいずれか1項に記載の
    筒状密封パック。
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