JPS62193496A - スピ−カ用振動板 - Google Patents

スピ−カ用振動板

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Publication number
JPS62193496A
JPS62193496A JP3614186A JP3614186A JPS62193496A JP S62193496 A JPS62193496 A JP S62193496A JP 3614186 A JP3614186 A JP 3614186A JP 3614186 A JP3614186 A JP 3614186A JP S62193496 A JPS62193496 A JP S62193496A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
fiber substrate
carbon fiber
film
thermoplastic film
carbon
Prior art date
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Pending
Application number
JP3614186A
Other languages
English (en)
Inventor
Haruhiko Sano
佐野 晴彦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANON KK
Original Assignee
SANON KK
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Filing date
Publication date
Application filed by SANON KK filed Critical SANON KK
Priority to JP3614186A priority Critical patent/JPS62193496A/ja
Publication of JPS62193496A publication Critical patent/JPS62193496A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、カーボンクロスを用いたスピーカ用振動板に
関する。
〈従来の技術〉 炭素繊維をクロス状にしたカーボンクロスは。
炭素繊維の軽くて強いという特長をそのまま備えており
、近年各種の用途に使われるようになって来た。その用
途の一例としては、例えば特公昭5947520号公報
等によって知られるスピーカ用振動板があり、音響機器
メーカによって実際に製品化も行なわれている。
このカーボンクロスとしては、エポキシ樹脂をあらかじ
め含浸させたものが市販されており、加工業者はこれを
購入し、用途に応じた所定の形状に成形することが一般
的であって、スピーカ用振動板の場合には、コーン状等
の振動板として適した形状に加熱成形して製品化される
〈発明が解決しようとする問題点〉 」−記のようなエポキシ樹脂を含浸させたカーボンクロ
スの場合には、成形時の樹脂の硬化に最短でも45分程
度の時間を要するため、能率的に成形作業を進めること
が困難であり、またエポキシ樹脂の硬化を抑えるために
冷蔵庫に保管しなけれはならず、その保管期間も限られ
るので、材料の管理が面倒で手数がかかるなど、エポキ
シ樹脂に起囚する多くの問題点が有る。更にカーボンク
ロスは11が粗く通気性が大であって、そのままではス
ピーカ用振動板として不適切であるため、エポキシ樹脂
の油を多くして目を詰めるなどの対策が・必要とな+1
.1量が必要以りに大きくなりやすいという問題点も有
った。
′″ 本発明はこのような問題点に着目し、製作の容易
なカーボンクロス製スピーカ用振動板を提供することを
目的としてなさ才tたものである。
く問題点を解決するための手段〉 一上記の目的を達成するために、本発明のスピーカ用振
動板は、紙コーンと称して従来から一般に用いられてい
る繊維質基板、すなわちパルプ繊維などを抄造して所定
の形状に成形された繊維質1書板の表面に、熱可塑性フ
ィルムを積層し、更にこの熱可塑性フィルムのLに、カ
ーボンクロスにフェノール樹脂を含浸させて所定の形状
に成形した炭素繊維基板を重ね合わせ、1−記熱可塑性
フィルムの融点まで加熱することによって1M&維質基
質基板素繊維基板とを熱可塑性フィルムの接着力で一体
に接合している。
〈作用〉 本発明では、カーボンクロスの成形にフェノール樹脂を
用いているので、成形時間は大幅に>Cj、 縮される
。またこの成形で得られた炭素繊維1.(仮を繊維質基
板と重ね合わせ、しかも両基板の間には熱可塑性フィル
ムが介在しているので1通気性の問題は解決される。更
に繊維質基板と炭素繊維基板とは、接着剤を用いず、溶
融した熱可塑性フィルムの接着力を利用して熱融着させ
ており、接合は容易であると共に、塗布紙のばらつきな
どによる特性への悪影響の心配もない。
〈実施例〉 次に、図示の一実施例について団体的に説明する。
第1図は一部を拡大して示した断面図、第2図は接合前
の断面図であり、(1)は繊維質基板、(2)は炭素繊
維基板、(3)は熱可塑性フィルムである。
繊維質基板(1)は、パルプ繊維を主材料としてこれに
ウール、合成繊維などを必要に応じて適宜添加し、抄造
成形して得られたもので・ある。これは、従来のいわゆ
る紙コーンと基本的には全く同じものでよいが、全体の
賀歌を所定の値に保つために1通常のものより厚さを減
らすなどの処置を施す場合もある。
炭素繊維基板(2)は、フェノール樹脂を薄めに含浸さ
せたカーボンクロスを、繊維質基板(1)に重ね合わせ
るため繊維質基板(1)とほぼ同じ形状に加熱成形して
得られたものである。フェノール樹脂の硬化温度はエポ
キシ樹脂よりも高いが、エポキシ樹脂の場合とは異なり
硬化時間がわずか10秒程度でよいので、成形は容易で
極めて能率的に作業を進めることができる。なお、フェ
ノール樹脂が多過ぎると炭素繊維基板(2)が凌色みを
帯び、少ないと成形強度が低下するので、成形条件に応
じて適切な濃度を選定する必要がある。
使用するカーボンクロスとしては、縦糸と横糸の質や密
度などが同じで、縦横についての方向性の無い平織りの
ものが望ましく、縦糸及び横糸の密度400〜1000
本/m、重さ100〜200 g / rrt、厚さ0
.15〜0.3量程度のものがスピーカ用としては適し
ているようである。これに対応する市販品としては、例
えば東しく株)の# 6142、# 6343等が有る
熱可塑性フィルム(3)の素材としては、繊維質基板(
1)に積層する時に、軟化温度で破れたり金型に付着し
たりしないような性質の熱可塑性プラスチックが望まし
く、例えば、ナイロン系やポリプロピレンなどが適して
いる。またフィルム(3)の厚さは、繊維質基板(1)
の1/2〜1710程度に選定される。
繊維質基板(1)への熱可塑性フィルム(3)の積層は
、フィルl、(3)の軟化温度において通常の直圧法や
真空成形法により行なわれる。すなわち、τ(空成形の
場合には、繊維質基板(1)の通気性を利用して裏側か
ら吸引し1表側に重ねたフィルム(3)を繊維質基板(
1)の表面に積層させる。第3図の(a)はこの状態を
示している。
次に、繊維質基板(1)の表面に炭素繊維基+Fj、(
2)を1■(ね合わせ、加圧しなから熱可塑性フィルム
(3)の融点まで加熱してフィルム(3)を溶融させる
。。
これにより、第3図の(b)に示すように、フィルl、
(3)の一部は繊維質基Fi、(1)の表面の繊維に融
着して融着層(3d)が形成され、また一部は炭素繊維
基板(2)の裏面の繊維に融着して融着層(3b)が形
成される。こうして、繊維質桟板(1)と炭素繊維基板
(2)は、熱可塑性フィルム(3)を介して接合され、
前基板が一体化した強固な振動板(4)が構成される2
、この前基板の接合には、塗布量にばらつきの生じやす
い接着剤を用いず、厚さの均一なフィルムを用いること
ができるため、製品のばらつきを少なくすることに効果
が有る。
得られた振動板(4)は、外観的にはカーボンクロス犯
のものと変らず、また通気性が無く、繊維質基板(1)
により適度な内部損失が付与されたものとなるので、カ
ーボンクロスをエポキシ樹脂で成形した従来品よりも特
性を向上させることが容易である。
〈発明の効果〉 上述の実施例の説明からも明らかなように1本発明は、
カーボンクロスをフェノール樹脂で成形した炭素繊維基
板と、通常の繊維質基板とを、熱可塑性フィルムを介し
て接合したものである。従って、硬化時間が非常に長く
、また材料管理に1−間のかかるエポキシ樹脂を用いな
いため、成形が容易で極めて能率よく成形作業を進める
ことができると共に、材料管理が容易となり、またカー
ボンクロスの外観と特長を備えながら特性的によりすぐ
れたスピーカ用振動板を得ることが可能となるのである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の一部拡大断面図。 第2図は製造途中の断面図、第3図の(a)及び(b)
はそれぞれ製造途中及び完成時の要部の拡大断面図であ
る。 (1)・・・繊維質基板、(2)・・・炭素繊維基板、
に3)・・・熱可塑性フィルム、(4)・・・振動板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)パルプ繊維などを抄造して所定の形状に成形され
    た繊維質基板の表面に熱可塑性フィルムを積層し、更に
    この熱可塑性フィルムの上に、カーボンクロスにフェノ
    ール樹脂を含浸させて所定の形状に成形した炭素繊維基
    板を重ね合わせ、上記熱可塑性フィルムの融点まで加熱
    することによって、繊維質基板と炭素繊維基板とを熱可
    塑性フィルムの接着力で一体に接合したことを特徴とす
    るスピーカ用振動板。
JP3614186A 1986-02-20 1986-02-20 スピ−カ用振動板 Pending JPS62193496A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01270491A (ja) * 1988-04-22 1989-10-27 Foster Electric Co Ltd 耐熱性スピーカ用振動板の製造方法

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5395617A (en) * 1977-02-01 1978-08-22 Matsushita Electric Ind Co Ltd Acoustic diapharagm
JPS6027297A (ja) * 1983-07-25 1985-02-12 Sony Corp スピ−カの振動板

Patent Citations (2)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH01270491A (ja) * 1988-04-22 1989-10-27 Foster Electric Co Ltd 耐熱性スピーカ用振動板の製造方法

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