JPS6219037A - ホタルの人工飼育方法及び装置 - Google Patents

ホタルの人工飼育方法及び装置

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JPS6219037A
JPS6219037A JP15891585A JP15891585A JPS6219037A JP S6219037 A JPS6219037 A JP S6219037A JP 15891585 A JP15891585 A JP 15891585A JP 15891585 A JP15891585 A JP 15891585A JP S6219037 A JPS6219037 A JP S6219037A
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JP
Japan
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fireflies
water
spawning
container body
tank
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JP15891585A
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亘 長谷川
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TAKEBECHIYOU
Original Assignee
TAKEBECHIYOU
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明はホタルを人工的に増殖するために開発した、産
卵・孵化から飼育に至る方法及び装置に関するものであ
る。
〈従来の技術〉 近年、ホタルは都市部およびその近郊において激減若し
くは絶滅状態となっている。
ホタルは我が国に広く分布する昆虫の一種で、ゲンジボ
タルとへイケボタルがよく知られており、ゲンジボタル
のほうかヘイケボタルより耐性に劣り1人工的に増殖す
ることが大変困難であるとされている。これらの幼虫は
水棲のカワニナやミャイリガイ等を食べるため水中に棲
み、4月頃の両夜に川岸にはい上り土中でさなぎになる
。したがって、現在各地で行なわれている護岸工事等に
よくみられるようにコンクリートの川岸にすると、たと
え水中のカワニナ等の貝類が絶滅しなくとも、ホタルは
蟻化する場所を酵われで絶滅することになる。
これらのことを考慮して、きれいな水流づくりやカワニ
ナの繁殖の助長、そして、川岸をコンクリートではなく
土にすることでホタルの自然増殖をする方法が各地で試
みられている。
〈発明が解決しようとする問題点〉 しかし、」二記のような方法は大規模な事業となりがち
なことや自然の環境を整えるだけのことであり、ホタル
の人工飼育といえるほど充分な生息環境を提供するもの
ではなく、特に耐性に劣るゲンジボタルについては効果
が期待できないものであった。また、ホタルの人工飼育
について積極的に研究し提案・提供したものはいまだ見
当らず、これに大きく成果を挙げた例を見ないのである
〈問題点を解決するための手段〉 そこで、本発明者は古来より夏の風物詩として我々の心
を和ませてくれたホタルを今一度人為的に増殖して、我
々の手中に帰らすことを願い種々研究を重ねた結果、本
発明の開発に至ったのである。
本発明は下記の飼育方法と装置によって構成される。
方法: 蜘蛛、蟻等のホタルの天敵が侵入しないように
ネット(1)でカバーされた容器本体(2)内に適当な
湿気を与えた産卵床(3)を設け、その容器本体(2)
内にホタルの雌雄を放って産卵・1化させる過程と、1
化した幼虫を水温12〜20℃の範囲に維持し、かつ、
水の浄化及びエアレーションが可能で、カワニナを給餌
しながら飼育する過程とからなるホタルの人工飼育方法
装置: 蜘蛛、蟻等のホタルの天敵が侵入しないように
ネット(1)でカバーされた容器本体(2)内に適当な
湿気を与えた産卵床(3)を設けた産卵・孵化槽(5)
と、自然水導入パイプ(9)又は浄水器(13)付循環
パイプ(14)が設置された天敵侵入防止ネッ1−(1
)付で底部に少なくとも小石(7)が敷き詰められ、水
温を12〜20℃に調節しうる幼虫飼育槽(6)とから
なるホタルの人工飼育装置。
〈作用〉 このようなホタルの人工飼育の方法及び装置であると、
ホタルの産卵・1化と生育等に最適な環境を提供する。
〈実施例〉 以下実施例及び図面によって本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の装置のうち産卵・孵化槽の縦断面であ
り、第2図が幼虫飼育槽の縦断面である。
第3図は幼虫飼育槽の他の例を示す縦断面であり、これ
らの図を用いて方法を説明しながら同時に装置の説明を
行なう。
ホタルは羽化して6日〜10日程度の短期間のうちに交
尾・産卵して死んでいくので、 自然界で産卵された卵
を採集するのは豊富な経験と技術、そして、忍耐が要求
され大変面倒なことである。このために、羽化したでの
ホタルの雌雄を捕獲して採卵用親ホタルとした。そして
、これらを下記に説明する産卵・孵化槽(5)へ入れる
のである。ここで、ホタルの雄は何度でも交尾可能なの
で雄の数より雌の数を多く入れるとよい。
産卵・前化槽(5)は第1図に示すように、蜘蛛や蟻等
のホタルの天敵が侵入しないようにネット(1)を被せ
た容器本体(2)へ雌ホタルが卵を産み付けるための産
卵床(3)を設けたものである。 この産卵床(3)に
用いる材料として手軽で特に好適なものは、■黒色のビ
ニールネットで遮光率70%のものを二枚重ねにして湿
気を与えたもの(第1図中3a)、また、■山中にある
ミズゴケやタニゴケ等を水洗いして選別し、その中の蜘
蛛や蟻等を完全に取り除き、水分含有率をlO%程度に
して紐類で縛って分解しないようにしたもの(第1図中
3b)などであり、 これらを容器本体(2)の上部に
張架した棒体(4)に吊り下げて産卵床(3)とするの
である。
この時、容器本体(2)の底に孵化した幼虫の落下を受
けるための水を入れておき、この水に産卵床(3)とす
るコケの下方部が浸かるようにしておくと、コケに適度
な湿気を常時与えるので効果的である。雌ホタルは湿っ
た部分を好んでそこに産卵するが、仮に、湿らせないと
しても産卵はする。
しかし、孵化率が非常に悪い(以−ヒが方法の産卵・1
化の過程に相当する)。
こうして孵化した幼虫を第2図に示した幼虫飼合格(6
)に入れて飼育する過程に入るわけであるが、幼虫の飼
育に最も重要となるのは、給餌は勿論のことながら、幼
虫が棲む水の質と温度の管理であり、木が清らかで溶存
酸素量の多いこと、また、n4度は12〜20°Cの範
囲を維持させることが必要である。給餌に最適なものは
カワニナであり、このカワニナを確保することもホタル
の人工飼育にiffなことであり、カワニナの増殖を事
前にしておくことが必要である。これらのことを満たす
幼虫飼育槽(6)として下記のようなものを実施した。
その構造は第2図で示すように、産卵・孵化槽(5)と
同様に上面に天敵侵入防止ネット(1)を被せ、底に小
石(7)を敷き詰めて、 これに温度調節装置(8)に
より水温12〜20℃の範囲、好ましくは15〜18℃
に維持された温泉水を 自然水導入パイプ(9)により
供給し、放出パイプ(10)で産卵・貯化槽(5)内に
所定水量を保つようにしている。また、他の例として第
3図のように、ポンプ(11)、温水装置(12)、浄
水器(13)を設備した循環パイプ(14)で15〜1
8℃の温水を循環させるものも実施した。
これらのパイプ(9)(14)は、 エアレーションを
考えて、それらの出口部を水面より離したやや高力に位
置させている。
小石(7)は水質の浄化作用をするとともに幼虫の餌と
なるカワニナの養殖にも役立つのである。
また、装置について産卵・孵化槽(5)と幼虫飼育槽(
6)とを別個にした2槽式としているが、増殖規模が小
さい場合や簡単な装置にするために、それらを合体した
構造の1槽式にすることができる。
最後に本発明者が実験により得た、自然界と温水により
人工飼育したホタルの発光時期及び期間の比較について
表1に示す。
以下余白 =7− 表  1 註   羽化発光(空中):Eヨ 幼虫発光(水中):〜〜−一 第1表で明らかなように、自然界のホタルは4月下旬か
ら5月上旬にかけての川岸にはい上がる直前と冬眠に入
る前に若干水中発光し、羽化して死ぬ迄の短い間に空中
発光を見せるのに比べて、本装置により温水等で人工飼
育を兼ねて観賞用としたホタルは孵化して幼虫になると
、8月上旬から翌年3月初め頃迄の約7ケ月間という長
期間水中発光を見せた。また、空中発光も自然界のホタ
ルより早期に観察できた。
〈発明の効果〉 本発明のホタルの人工飼育方法及び装置であると、耐性
に劣るゲンジボタルでも大量に増殖可能であり、ホタル
が激減している現状のなかで、大きくホタルの保護に貢
献することになった。また、ホタルの幼虫が適温水によ
り、自然界のホタルが冬眠期にあり発光しない時期にお
いても、採餌活動を行ない成長することで、水中におい
ての幻想的な発光美を長期間楽しむことができ、更には
成虫になるのが自然界のホタルより約2ケ月も早期に見
ることができるようになった。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の装置のうち産卵・孵化槽の縦断面図で
あり、第2図が幼虫飼育槽の縦断面図である。第3図は
幼虫飼育槽の他の例を示す縦断面図である。 (1)天敵侵入防止ネット (2)容器本体(3)産卵
床       (5)産卵・孵化槽(6)幼虫飼育槽
     (7)小石(9)自然水導入パイプ  (1
4)循環パイプ以上

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 蜘蛛、蟻等のホタルの天敵が侵入しないようにネッ
    ト(1)でカバーされた容器本体(2)内に適当な湿気
    を与えた産卵床(3)を設け、前記容器本体(2)内に
    ホタルの雌雄を放って産卵・孵化させる過程と、孵化し
    た幼虫を水温12〜20℃の範囲に維持し、かつ水の浄
    化及びエアレーションが可能で、カワニナを給餌しなが
    ら飼育する過程とからなるホタルの人工飼育方法。 2 蜘蛛、蟻等のホタルの天敵が侵入しないようにネッ
    ト(1)でカバーされた容器本体(2)内に適当な湿気
    を与えた産卵床(3)を設けた産卵・孵化槽(5)と、
    自然水導入パイプ(9)又は浄水器(13)付循環パイ
    プ(14)が設置された天敵侵入防止ネット(1)付で
    底部に少なくとも小石(7)が敷き詰められ水温を12
    〜20℃に調節可能な幼虫飼育槽(6)とからなるホタ
    ルの人工飼育装置。
JP15891585A 1985-07-17 1985-07-17 ホタルの人工飼育方法及び装置 Pending JPS6219037A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430852U (ja) * 1990-07-10 1992-03-12
JP2003023920A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Green Mentenance:Kk 蛍の育成方法とその装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0430852U (ja) * 1990-07-10 1992-03-12
JP2003023920A (ja) * 2001-07-11 2003-01-28 Green Mentenance:Kk 蛍の育成方法とその装置

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