JPS62190327A - 炬燵やぐら - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は一般家庭において使用されている炬燵やぐらに
関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

寒い季節になると、各家庭では炬燵を使用する機会が多
くなるが、従来の炬燵は「堀ごたつ」及び「置ごたつ」
の何れも「やぐら」は常に一定の高さを保持し、高低の
調節が不能であった。

従って、使用者の使用条件、例えば暖をとるだけの目的
であったり、或は机代りに「やぐら」を利用して読書や
書きものをしたり、食事時の飯台や麻雀台に利用するな
どの兼用目的に応じて、その高さに過不足が生じ、更に
子供の勉強机に転用する場には、やぐらの一定の高さの
ものが身長に合わず、自然に不正な姿勢を強制する結果
になるなどの弊害が生じて、「やぐら」の高さが一定不
変であることは却って不便、不都合を招く結果になって
いた。

〔発明の目的〕

本発明は前記事情に基づいてなされたものであり、暖を
とる傍ら兼用目的に応じてその都度「やぐら」の高さを
作業上最適状態に調節できるように、「やぐら」の四隅
の支持脚を伸縮自在にし、然も四脚のうち、その−脚の
みを操作することにより、他の三脚を連動して簡便且つ
確実に高さを平均に調節をなし得る炬燵やぐらを提供す
ることを目的とする。

〔発明の概要〕

上記目的を達成するための本発明の概要は、枠体の四隅
に固定軸を垂設し、各固定軸の上半部を丸棒に、下半部
を角棒に夫々形成すると共に、上部に無端チェーンを掛
け渡したチェーン歯車を固着した操作筒を、前記固定軸
に回動可能に嵌装し、さらに操作筒の内周面に設けた螺
子に螺合する螺子を外周面に刻設し、且つ中心部に前記
角棒の挿入角孔を有する支脚を、操作筒に螺入して、や
ぐらを高低自在に調節できるように構成したことを特徴
とする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明に係る炬燵やぐらの実施例を図面に基づき
具体的に説明する。

１は炬燵やぐらの枠体で、その四隅に夫々枠体１の上面
から座金１３．１４を介してナツト１５により締着され
た固定軸２が垂下している。各固定軸２は上半部が段差
Ｇを有する丸棒２ａであり、下半部が角棒２ｂに形成さ
れている。３は各固定軸２に回動可能に嵌装する操作筒
であり、この操作筒３の上部にはチェーン歯車４が固着
され、第５図に示すように、他の操作筒３のチェーン歯
車４と一本の無端チェーン５により順次掛け渡されて他
のチェーン歯車４と相互に連動するようになっている。

各操作筒３の内周面には螺子溝６が設けられている。

７は前記操作筒３内に螺入する支脚であり、各支脚７に
は前記螺子溝６に螺合する螺子山８が上部外周面に刻設
され、且つ支脚７の中心部には前記角棒２ｂを挿入する
角孔９が穿設されている。

尚、１０は固定軸２の中間部に設けた鍔で、操作筒３を
定位置にて回動保持するものである。また、１１はチェ
ーン５を囲んで枠体１の下面に設けたチェーンカバーで
、チェーン５が直接外部に剥き出しにならないためのも
のである。さらに、１２は枠体１の四隅に穿設し固定軸
２を締着するための長孔で、チェーン５の張り具合を調
節できるように軸移動が可能となっている。

本発明において炬燵やぐらの高低調節をする場合には、
枠体１の四隅に嵌装した操作筒３のうち、何れか一個の
操作筒３を正逆何れかに回動すれば、操作筒の内周面の
螺子溝６が支脚の螺子山８を誘導して、角孔９に挿入さ
れている角棒２ｂに沿って支脚７が上方又は下方に移動
させる。この際、支脚７の角孔９には固定軸の角棒２ｂ
が挿入されているので、操作筒３の回動によって支脚７
も一緒に回動することが阻止され、従って螺子溝６に螺
合する螺子山８の誘導によって、支脚７は上下方向のみ
に確実に移動し、操作筒３の回動操作により「やぐらＪ
の高さを適宜位置に調節することが出来る。また、この
高低調節には固定軸２に嵌装した操作筒３のうち、その
−個を手動によって回動すると、各チェーン歯車４に掛
け渡した無端チェーン５により他の三脚も同時に連動し
て、他の支脚７も同様に上下方向へ移動するので、一度
の操作によって「やぐら」の高さを平均に調節できるこ
とになる。

尚、図示していないが、支脚が操作筒内を上昇して「や
ぐら」が低い位置になったときに、炬燵の熱源の温度を
低くする切換スイッチを、例えば操作筒に内装しておけ
ば、安全性の面で更に好ましい。

〔発明の効果〕

以上説明のように本発明によれば、・炬燵やぐらを保温
その他の利用目的並びに使用者の体格に応じて、随時最
適の高さ位置に調節することが出来るので、炬燵やぐら
の多方面への利用に際して頗る都合が良く、然もその調
節操作も四脚のうち適宜の一脚のみを手廻わしで回動す
るだけの至極簡便な操作で行ない得るなど、優れた効果
を有する。

また、炬燵やぐらの高低調節時に操作筒を回動しても支
脚はそれに伴なって回動することがないので、球面や畳
面を損傷する虞れもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る炬燵やぐらの要部を示す縦断面図
、第２図はその要部部材を分解して示す斜視図、第３図
は炬燵やぐらの一実施例を示す斜視図、第４図はその平
面図、第５図は一部を切欠した底面図である。 １・・・枠体、２・・・固定軸、２ａ・・・丸棒、２ｂ
・・・角棒、３・・・操作筒、４・・・チェーン歯車、
５・・・無端チェーン、　６・・・螺子溝（螺子）、７
・・・支脚、８・・・螺子山（螺子）、９・・・角孔

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 枠体の四隅に固定軸を垂設し、各固定軸の上半部を丸棒
   に、下半部を角棒に夫々形成すると共に、上部に無端チ
   ェーンを掛け渡したチェーン歯車を固着した操作筒を、
   前記固定軸に回動可能に嵌装し、さらに操作筒の内周面
   に設けた螺子に螺合する螺子を外周面に刻設し、且つ中
   心部に前記角棒の挿入角孔を有する支脚を、操作筒に螺
   入したことを特徴とする炬燵やぐら。