JPS6218936A - 乗物用発電機の発電制御方法 - Google Patents

乗物用発電機の発電制御方法

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JPS6218936A
JPS6218936A JP61134246A JP13424686A JPS6218936A JP S6218936 A JPS6218936 A JP S6218936A JP 61134246 A JP61134246 A JP 61134246A JP 13424686 A JP13424686 A JP 13424686A JP S6218936 A JPS6218936 A JP S6218936A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、マイクロコンピュータ等の電子的演算手段を
用いることによってエンジン負荷等に応じて乗物搭載発
電機の発電状態を良好に制御し得る乗物用発電機の発電
制御方法に関する。
従来、乗物用、主として車両用発電機の発電制御方法は
、バッテリ一端子電圧を一定にする定電圧制御方法が一
般的であり、所定の温度勾配を持った設定電圧とバッテ
リ一端子電圧との高低関係を判定して発電機の励磁コイ
ルを断続的に駆動するものである。しかしながら、従来
の制御方法では、動力機関であるエンジンの負荷状態と
は全く無関係にその制御が行われており、車両の急加速
時や急な上り坂などではむしろエンジンに余分な負担を
与えてしまい、車両の運転性能や燃費等にとって最適な
方法とは言えない。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、マイ
クロコンピュータ等の電子的演算手段を用いて動力機関
によって駆動される発電機の発電状態を制御するもので
あって、少なくともバッテリー電解液の温度またはそれ
に関連した温度状態を検出すると共に、動力機関の負荷
状態を、予め定めた2次元パターンを用いて2次元領域
にて区分、判定することにより、各負荷状態を高精度に
判定でき、各負荷状態及び電解液温度状態に応じた目標
調整電圧値を決定して、各負荷状態に応じた最適な発電
制御を行え、乗物の運転性能をも同時に改善できる乗物
用発電機の発電制御方法を提供することを目的とするも
のである。
そこで本発明は、乗物搭載の動力機関によって駆動され
る発電機の出力によって充電されるバッテリーの端子電
圧または発電電圧を調整する方法であって、 前記バッテリーの電解液温度またはこの電解液温度に相
関を有する温度に応じて第1の値を求め、前記動力機関
の運転状態を示す少なくとも2個のパラメータを用いて
、前記動力機関の負荷状態を2次元パターンによって予
め区分しておき、前記の少なくとも2個のパラメータの
値から前記動力機関の負荷状態が区分された領域のいず
れにあるかを判定して、その区分された領域毎に予め決
められた第2の値を求め、 少なくとも前記第1の値及び第2の値に応じて目標とす
る調整電圧値を決定し、 この調整電圧値と前記バッテリーの端子電圧または発電
電圧の値との偏差に応じて前記発電機の発電状態を制御
する、 ことを特徴とする。
以下本発明を図に示す実施例により具体的に説明する。
本発明は、乗物として動力機関を備える例えば産業車両
や一般車両、あるいは軌道車両やモーターボート、漁船
等の船舶等に積載される交流式または直流式の発電機の
励磁コイルの通電状態を動力機関に加わる負荷等の各種
条件に従って制御することによって、この発電機の発電
状態を適正に制御するものである。
以下の説明では乗物として通常の自動車を例にとって展
開する。1は車載エンジンによって駆動されるY結線−
三相交流式の発電機で、電機子コイルl工、発電機励磁
用の励磁コイル12、全波整流用の整流器13、及び発
電機本体に取付けられ、後述する制御部からの信号に応
じて励磁コイル12を通電駆動する駆動部14からなる
。この駆動部14は一般にパワートランジスタを含むス
イッチング回路から構成されている。2は車載バッテリ
ーで、車載の各種電気負荷に電源供給すると共に発電機
1の発電出力にて充電されるものであり、この例では1
2V式である。3は車室内に配置されたキースイッチで
、例えばアクセサリ−スイッチ(ACC)、イグニッシ
ョンスイッチ(IG)、及びスタータースイッチ(S 
T)からなる、4は車載電気負荷で、例えばバッテリー
2に直接接続されたヘッドランプ等の、負荷42及び電
源スィッチ41、さらにはキースイッチ3を介して接続
されたワイパーモータ等の負荷44及び電源スィッチ4
3、等からなる。5は車載のスターターモーターである
次に、制御部側において、6はマイクロコンピュータで
、各センサからの信号を受けて予め定めた制御プログラ
ムに従ってソフトウェアのデジタル演算処理を実行する
シングルチップタイプからなり、数MHzの水晶振動子
61を接続すると共に、車載バッテリー2より安定化電
源回路(図示せず)を通して5■の安定化電圧の供給を
受けて作動状態となり、各センサからの信号に応じた設
定値をこの場合2進信号にて出力するものである。
そして、このマイクロコンピュータ6は、発電制御を最
適な状態で行わせるための設定値を求めるための各種演
算処理の手順を定めた前記制御プログラムを記憶してい
る続出専用メモリ (Read OnlyMemory
 ; ROM )と、このROMの制御プログラムを順
次読出してそれに対応する演算処理を実行する中央処理
部(Central Processing UniJ
 CPU)と、このCPUの演算処理に関する各種デー
タを一時記憶すると共にそのデータのCPUによる読出
しが可能なメモリ (Randam AccessMe
mory ; RA M )と、水晶振動子61を伴っ
て各種演算のための基準クロックパルスを発生するクロ
ック発生部と、一部にラッチ機能を有する入出力回路部
(I10回路部)とを主要構成した1チツプタイプの大
規模集積回路製(LSI製)のものである。
また、7はアナログ信号をデジタル信号にて変換するA
/D変換回路で、エンジン回転数センサSI、スロット
ル開度センサS2、バッテリ一温度センサS2、エンジ
ン冷却水温度センサS4、及びスターター作動検出セン
サS、よりの各アナログ信号を順次デジタル信号に変換
して、マイクロコンピュータ6に出力するものである。
ここで、上記した各センサS、−SSについて説明する
。まず、エンジン回転数センサS、は、例えばエンジン
の点火信号を用いてその回転数を検出する公知のセンサ
である。もちろん、それ以外の検出手段として各種構造
のものが公知でありその選択に制限はない。また、スロ
ットル開度センサS2は、例えばアクセルペダルの踏込
み動作に連動する摺動式や無接点式の可変抵抗を用いて
電源電圧の分圧比を可変する公知のセンサである。
また、バッテリ一温度センサS3は、バッテリー2の充
電特性に相関を有するバッテリー電解液またはバッテリ
一本体またはその周辺部分の温度を検出するもので、サ
ーミスタや感温トランジスタ等の感温素子からなるもの
である。また、エンジン冷却水温度センサS4は、電子
式燃料噴射量制御装置等に用いられるものと同じであり
、エンジン冷却水に接するようにサーミスタ等の感温素
子を配置したものである。また、スターター作動検出セ
ンサS、は、スターター駆動信号を入力としてこの信号
の発生期間中所定レベルの電圧信号を発生するものであ
る。
次に、8はD/A変換回路で、マイクロコンピュータ6
の出力である2逓信号形体の設定値をアナログ信号に変
換するものである。9は差動幅回路で、D/A変換回路
8よりのアナログ信号(設定値)とバッテリー2よりの
バッテリ一端子電圧信号とを入力とし、両信号の電圧差
値に応じた検出信号を出力するものである。10はパル
ス幅変調回路で、差動幅回路9よりの検出信号の大きさ
に応じて、マイクロコンピュータ6により入力する所定
周期の出力パルス信号を変調し、この出力パルス信号の
デユーティ比を可変制御するものである。これにより駆
動部14のスイッチング回路はその出力パルス信号のデ
ユーティ比に従ってON、0FFL、励磁コイル12を
駆動する通電電流の平均値を可変制御することになる。
ここで、マイクロコンピュータ6による演算処理は予め
定めた一定周期毎に実行させることになるが、各演算処
理の結果に応じてその都度励磁コイル12の通電状態を
制御する場合には、励磁コイル12を含む発電機1側の
発電容量及び応答遅れや、バッテリー容量及び制御回路
系の応答遅れ等の影響を受けるため演算周期の設定が問
題となる。例えば演算周期を比較的大きく設定(例えば
25m5ec以上)すると調整電圧中のリップル成分の
変動幅が大きくなり、この調整電圧で車載ランプ負荷を
駆動した場合若干明るさの変動をきたすようになる。他
方演算周期を余り小さく設定するとリップル成分の変動
幅は小さくなるが、励磁コイル12のインダクタンスの
影響を受けて励磁電流の平均値が低下し、発電機の低回
転時には発電能力の不足をきたすようになる。そこで本
実施例では上記した点を考慮して演算周期を0.5m5
ec〜5m5ec程度に選んで演算処理を実行させてい
る。
次に、上記構成においてその作動を第2図の演算流れ図
、及び第3図乃至第5図の特性図とともに説明する。第
2図はマイクロコンピュータ6の制御プログラムによる
発電機1の発電制御の演算処理を示す演算流れ図、第3
図はバッテリ電解液温度に応じた基本となる調整電圧を
求めるための温度−基本調整電圧特性を示す特性図、第
4図はエンジン回転数とスロットル開度の画情報に基づ
いて車載エンジンの負荷状態を判定するためのエンジン
負荷特性図、また第5図中の第5図(A)がエンジン冷
却水の温度変化の一例を示す特性図で、第5図(B)が
エンジン冷却水温度の飽和時よりスターター作動時間に
見合った時間だけ充電動作を強化することを示す特性図
である。
ここで、第3図に示す特性は従来より一般に設定されて
いる特性で、バッテリー固有の温度−充電電圧特性及び
車載電気負荷に対して許容される電圧範囲を考慮して、
半導体素子等の温度特性を用いて温度TBに対しゆるや
かな負勾配(例えば0、 OO2〜0.012 V/’
C)に設定されるものである。また、第4図に示すエン
ジン負荷特性について説明する。一般にスロットル開度
θが大きいにもかかわらずエンジン回転数Nが小さくな
る傾向のときは、登板走行時や加速時等の重負荷状態に
相関関係があり、一方、スロットル開度θが小さいにも
かかわらずエンジン回転数Nが大きくなる傾向のときは
、一般に下り坂走行時や減速時等の軽負荷状態に相関関
係がある。そこで、これらのことに着目して本実施例で
は、スロットル開度θとエンジン回転数Nとの2個のパ
ラメータを用いてエンジン負荷状態を2次元で近似的に
表示するようにし1.そして、第4図の如く重負荷領域
と軽負荷領域とを、本実施例では予め選ばれた1次間数
θ=+Cs 、N+C6(ただしC5,C6は定数)で
もって境界付けし、エンジン負荷状態を2段階に区別し
ている。
また、第5図(B)に示す特性について説明すると、エ
ンジン始動後エンジン始動が暖機されて安定した作動状
態になった時点において、スターター作動によって消費
されたバッテリー放電量を効果的に取戻すべく、本実施
例ではスターター作動時間Tsに見合った時間r=c、
、Ts+Cz(ただしC,、C,は定数)の間、発電制
御装置の調整電圧を所定値だけ高くして充電電流を増大
させるようにしたものである。
以下、第2図に従ってマイクロコンピュータ6の演算処
理について説明すると共に、第1図に示す発電制御装置
の全体作動について説明する。今、キースイッチ3を投
入すると図示してない安定化電源回路により各種安定化
電圧がマイクロコンピュータ6及び他の周辺回路装置7
〜10に加わり、各装置6〜10が作動状態になる。そ
して、0.5〜5 m5ec程度の所定周期にて第2図
のスタートステップ101より制御プログラムの演算処
理を開始し、ステップ102にて判定項に、fを初期設
定し、信号入力ステップ103に進む。このステップ1
03では、エンジン回転数センサSIよりエンジン回転
数信号N、スロットル開度センサS2よりスロットル開
度信号θ、バッテリ一温度センサS3よりバッテリ一温
度信号TB、エンジン冷却水温センサS4よりエンジン
冷却水温度信号TC1及びスターター作動検出センサS
、よりスターター作動信号を順次入力してRAMに一時
記憶し、スターター作動判定ステップ104に進む。
そこで、エンジン始動前の場合には、この判定ステップ
104より判定ステップ105及び励磁停止信号発生ス
テップ109を介して信号入力ステップ103に戻り、
以下このルアチンを繰返す。
そこで、マイクロコンピュータ6は出力レジスタに励磁
停止信号を一時記憶し、D/A変換回路8を通して差動
増幅回路9に励磁停止信号を発生し続けるため、差動増
幅回路9の一方にバッテリ一端子電圧(例えば12V)
が入力されるものの、この回路9はパルス幅変調回路1
0により駆動パルス信号が発生するのを禁止し、発電機
の初期励磁を行わせるようにしている。
次に、エンジン始動に際しスターターを作動させている
場合には、スターター作動判定ステップ104はYES
となってステップ106を介してステップ107に進む
。このステップ107において、判定項βよりスタータ
ー作動時間Tsを計算してその計算した値をRAMに一
時記憶し、続いてステップ108においてはステップ1
07で求めた計算値Tsを用いて、計算式τ−C1,T
 s+C2に基づいて判定項にとの大小比較のための充
電強化時間指数τを計算してRAMに一時記憶し、ステ
ップ109を介して信号入力ステップ103に戻り、以
下このルーチンを繰返す。これにより、マイクロコンピ
ュータ6はスターター作動中はスターター作動時間Ts
及び充電強化時間τを演算し続けると共に、D/A変換
回路8を通して差動増幅回路9に励磁停止信号を発生し
続けるため、上述のキースイッチ投入時と同様に発電機
の初期励磁を行わせないようにしている。ここで、イグ
ニッションスイッチをONさせたままスターターを複数
回作動させた場合には、その間lは再度初期設定されな
いため、判定項lはスターター作動時間の合計時間に比
例した値になる。
次に、エンジンが始動しスターター作動を停止させた場
合について説明する。その場合、信号入力ステップ10
3より判定ステップ104,105を介して計算ステッ
プ110に進む。このステップ110ではバッテリ一温
度信号TBを読出し、かつ第3図の特性図に示す如<R
OMに記憶された計算式V T = Cx 、 TB 
+ Ca  (ただしC3+04は定数)に従って基本
となる調整電圧値VTを計算し、RAMに一時記憶する
。そして、ステップ111に進み、このステップ111
ではエンジン回転数信号Nxを読出し、かつROMに記
憶された計算式θ= Cs 、 N + Cb  (た
だしC5+C6は定数)に従ってエンジン回転数Nxの
ときの重−軽負荷領域の境界値θ(N x) = Cs
 、 Nx+C,を計算し、ROMに一時記憶する。そ
して負荷状態判定ステップ112では、スロットル開度
信号θXを読出し、このスロットル開度θXと計算ステ
ップ111で計算した境界値θ(Nx)との大小関係を
判定する。
そこで、この判定ステップ112においてNOのとき、
即ちエンジン負荷が軽負荷状態にあるときでは、基本調
整電圧値VTに対するエンジン負荷に応じた補正量とし
て負荷補正電圧値VL=V。
を選択し、これをRAMに一時記憶する。続いてエンジ
ン冷却水温度判定ステップ114に進み、この判定ステ
ップ114ではエンジン冷却水温度信号Tcを読出し、
このエンジン冷却水温度Tcと予め設定した設定温度T
oとの高低関係を判定する。そこで、エンジン始動直後
でまだエンジン冷却水温度Tcが余り高くないときには
判定ステップ114はNOとなり計算ステップ119に
進む。このステップ119は、ステップ110及び11
3においてRAMに一時記憶した基本調整電圧値VT及
び負荷補正電圧値■1を読出し、両電圧値を加算して調
整電圧値V□、=VT+V、を求め、これをマイクロコ
ンピュータ6の出力レジスタに一時記憶する。そのため
、D/A変換回路8は、マイクロコンピュータ6の調整
電圧V IIEGを示す2逓信号出力をアナログ信号に
変換し、また差動増幅回路9はこのアナログ形体の調整
電圧VjLEGとバッテリ一端子電圧との差電圧に応じ
た電圧信号を発生し、この電圧信号の信号レベルに応じ
てパルス幅変調回路10より発生する出力パルス信号の
デユーティ比を変化させる。例えば本実施例で・は、計
算によって決定された調整電圧V REGよりバッテリ
一端子電圧VBの方が低いとき、このバッテリ一端子電
圧VBを調整電圧V RIG−VBに比例したデユーテ
ィ比(出力パルス信号の1周期と励磁コイル12を駆動
するその出力パルス信号のパル大幅との比)を持つ、・
励磁コイル駆動用のパルス信号を、パルス幅変調回路−
110より出力させるように一構成しである。
ところで、エンジン始動後、徐々にエンジン冷却水温度
TCが第5図(A)の如く上昇して設定温度Toに達す
ると、温度判定ステップ114においてYESとなり判
定ステップ115に進む。そして判定項kがステップ1
08で求めた充電強化時間指数Tより小さい期間中は、
判定ステップ115よりステップ116.117、及び
計算ステップ118を介して信号人力ステップ103に
戻るルーチンが繰返され、その後判定項kが充電強化時
間指数τより大きくなると、判定ステップ115はNo
となり計算ステップ119を介して信号入力ステップ1
03に戻るルーチンに変更される。
そのため、エンジン負荷が軽負荷状態にあってかつエン
ジン冷却水温度Tcが定常状態に達した後の充電強化時
間指数τの期間は、判定ステップ112よりステップ1
13〜118を介したルー。
チンを繰返す。特にこのルーチンでは、ステップ117
においてスターターという重、電気負荷(例えばl 、
k 、w 7−2k w )の電力消費量を補うべく調
整電圧の補正量として予め設定した充電強化補正電圧値
VsをROMより読出し、また計算ステップ118では
、RAMに一時記憶した基本調整電圧値VT及び負荷補
正電圧値VIを読出し、両電圧値と上記充電強化補正値
Vsとを加算して調整電圧値V、E、=VT+V、+V
sを求め、マイクロコンピュータ6の出力レジスタに一
時記憶することになる。そのため、調整電圧値VREG
が通常時より一層大きくなり、バッテリ一端子電圧VB
との差が大きくなってパルス幅変調回路10より発生す
るパルス信号のデユーティ比が大きくなり、従って励磁
コイル12の励磁電流を増大して発電電圧を高くし、バ
ッテリー2への充電を強化する。
一方、充電強化時間指数τによって決まる期間後は、判
定ステップ112によりステップ113゜114.11
5,119を介したルーチンを繰返すことになり、調整
電圧値は■□、=VT+V。
となって、充電強化時より調整電圧値V REGを小さ
くすることになるが、この場合でもエンジン負荷の重負
荷時に比べて調整電圧値は充分大きくしである。
ところで、エンジン負荷が上述したような軽負荷状態か
ら重負荷状態に変化した場合、例えば自動車がアイドリ
ング状態(これは無負荷状態であるが軽負荷状態に含め
る)から加速状態に入った場合には、負荷状態判定ステ
ップ112ではYESの判定を下してステップ120に
進むことになる。そのため、このステップ120では、
エンジン負荷に応じた調整電圧の補正量として負荷補正
電圧値VL=V、を選択し、RAMに一時記憶する。こ
の負荷補正電圧値V2は軽負荷時の負荷補正電圧値v1
に比べてずっと小さな値であり、場合によっては負の値
でもよい。
そして、エンジン冷却温度Tcがまだ定常状態(TO)
に達していないときには、エンジン冷却温度判定ステッ
プ121ではNOの判定を下して計算ステップ126に
進み、このステップ126では基本調整電圧値VTと上
記の負荷補正電圧値■2を加算して調整電圧値V*ta
 =v’r+v2を求め、マイクロコンピュータ6の出
力レジスタに一時記憶する。そのため、この調整電圧v
R1゜は通常のバッテリ一端子電圧VBと比べてほぼ等
しいか、場合によっては若干低くなり、励磁コイル12
の励磁電流をほとんど流さないようにして、エンジンに
対する発電機負荷を充分に軽減するようにしている。
一方、エンジン負荷が重負荷状態にあって、かつエンジ
ン冷却水温度Tcが定常状態に達したときには、温度判
定ステップ121はYESの判定を下して判定ステップ
122に進み、この判定ステップ122では、これまで
軽負荷状態のときに決定された判定項kがまだ充電許可
時間指数τにより小さいときにはYESの判定を下し、
ステップ123,124、及び計算ステップ125を介
したルーチンを繰返すことになる。そのため、エンジン
負荷が重負荷状態のときでも充電強化時間指数τによっ
て決まる期間だけは、計算ステップ125に示す如く調
整電圧値V□、 、 z V 、 + V 。
+Vsとし、軽負荷状態のときと比べていくぶんか調整
電圧値は低いが、これにより励磁電流を増大して発電電
圧を高くし、バッテリー2への充電を強化している。
そして、一旦充電強化時間指数τによって決まる期間を
経過したときには、判定ステップ122において判定項
kが充電強化時間指数τより大きくなるため、Noの判
定を下して計算ステップ126へ進むようになり、従っ
て調整電圧V REGを充分低くして、励磁コイル12
の励磁電流をほとんど流さないようにして、エンジンに
対する発電機負荷を充分軽減するようにしている。
ところで、エンジン冷却水温度Tcが定常状態になって
充電強化時間指数τによって決まる期間が経過した後に
ついては、マイクロコンピュータ6は、エンジン回転数
Nとスロットル開度θの画情報によって判定されるエン
ジン負荷状態に応じて調整値V*ic =V7 +V、
 、またはV、=V2を計算して、この計算された調整
電圧値V IIEOに応じて周辺装置9.10は発電機
1の発電状態を制御することになる。
そして、重負荷状態のときには、上述したように計算ス
テップ126で調整電圧値v*ta=vt+v2を求め
、バッテリ一端子電圧との兼合いによりできるだけ発電
動作を抑えてエンジンに対する発電機負荷を軽減するよ
うにしているが、一方、夜間等においてヘッドランプ等
の重電気負筒が接続された場合には、電力消費量が急激
に増大するためバッテリ一端子電圧VBが通常の場合よ
り低下して計算により設定された調整電圧V REGよ
り充分低くなることがある。その結果、両電圧間に電圧
差が生じ、重負荷状態にも係わらず、周辺装置9.10
は励磁コイル12に励磁電流を流して発電制御を行なう
ことになり、バッテリ一端子電圧が計算、設定された調
整電圧V□、より低下しないように制御させることがで
きる。上述の如く計算された各調整電圧値V□。の大小
関係の一例を示すと1.所定バッテリ一温度TBにおい
て、■T+V、+Vs>VT+Vs、v’r+v、+V
s>v’r+v、である。
次に、本発明の他の実施例について説明する。
第6図は全体構成を示すブロック図、第7図はその作動
を示す演算流れ図である。本実施例において上記した実
施例と異なる点は、各パラメータによって決められた調
整電圧V RIGとバッテリ一端子電圧VBとの高低比
較動作をマイクロコンピュータ6内で行わせている点、
発電機1の励磁制御を出力パルス信号のデユーティ比制
御に代えて通常のON、OFF制御によって行わせてい
る点、及び電気負荷センサS7を新たに設け、電気負荷
として特にヘッドランプやスモールランプ(車幅用ラン
プなど)が点灯時にはこれを検出して電気負荷信号をマ
イクロコンピュータ6に与え、エンジン負荷状態に応じ
て調整電圧値V□。を加減算補正することを禁止し、他
の演算補正を行わせている点である。なお、その他の点
については第1、第2図に示す実施例の場合とほとんど
同じである。
以下、特に上記した実施例と異なる部分の作動を第7図
に示す演算流れ図を用いて説明する。まず、昼間等でヘ
ッドランプあるいはスモールランプを点灯していない場
合について説明する。このとき電気負荷判定ステップ1
30ではNoの判定を下すことになり、従って、一旦エ
ンジンが始動した場合には、上述の実施例で説明したと
おりエンジン負荷やエンジン冷却水温度等の状態に応じ
て、各計算ステップ118,119,125.126の
いずれかにおいて調整電圧V□6を演算し、これをRA
Mに一時記憶し、続いて判定ステップ127に進むこと
になる。そして、この判定ステップ127では予めバッ
テリー電圧センサS、より読取られたバッテリ一端子電
圧値VB及び計算された調整電圧値V□6をRAMより
読出し、両電圧値の大小関係を設定する。そこで、バッ
テリ一端子電圧値VBが調整電圧値v ***より小さ
いときには、判定ステップ127はNOの判定を下して
ステップ129に進み、結局マイクロコンピュータ6は
励磁を指示する信号を出力回路20に与えることになる
。その結果、出力回路20の出力により駆動部14のス
イッチング回路を駆動して励磁コイル12に励磁電流を
流し、発電電圧を上昇させる。一方、バッテリー充電作
動によりバッテリ一端子電圧値VBが計算された調整電
圧値V ***より大きくなると、判定ステップ127
にはYESの判定を下してステップ128に進み、結局
マイク9コンピユータ6は非励磁を指示する信号を出力
回路に与えることになる。その結果、出力回路20の出
力によっ“て駆動部14は励磁電流の通電を停止し、発
電電圧を下降させる。このようにして、バッテリ一端子
電圧VBを、予め決められた演算周期に従ってその都度
計算された調整電圧値v +ttcに一致させるように
制御することになる。
そのため、このバッテリ一端子電圧VBは特にエンジン
負荷状態に応じて比較的広範囲に変化することになる。
次に、夜間等でヘッドランプあるいはスモールランプを
点灯させた場合について説明する。このとき電気負荷判
定ステップ130はYESの判定を下すことになり、従
って、一旦エンジンが始動した場合には、判定ステップ
105よりステップ110.130を通して計算ステッ
プ131に進むことになり、エンジン負荷状態に見合っ
て調整電圧値を補正する各演算ステップ111〜126
を通らない。そこで、この計算ステップ131では、計
算ステップ110で計算した基本調整電圧値VTをRA
Mより読出し、この値VTと電気負荷に対する増大補正
電圧値V3 (この値■3はエンジン低回転時にもバッ
テリーの過放電を防止できる程度の値である。)を加算
して調整電圧値V□0を求めることになる。その結果、
電圧判定ステップ127及び制御ステップ128,12
9により、その調整電圧値V REGとバッテリ一端子
電圧値VBとの大小関係に応じて発電機の励磁制御を行
なうことになり、バッテリ一端子電圧VBは前記の場合
と異なってエンジン負荷状態にほとんど影響されること
のない前記調整電圧値に調整されることになる。これに
より、バッテリ一端子電圧によって直接駆動されるヘッ
ドランプやスモールランプや計器照明用ランプ等のちら
つきを確実に防止できるようになる。
なお、上述の実施例では温度−基準調整電圧特性として
負勾配の直線関係としたが、この関係は各地域による使
用条件や使用環境、バッテリーの充電特性、及び車載電
気機器の許容電圧範囲等によって任意に変更することが
でき、必ずしもこのような直線関係に限定されるもので
はない。
また、本発明でいうバッテリーの電解液温度とは必ずし
も電解液そのものの温度に限定されず、そのバッテリー
電解液温度に相関関係のある電極板、バッテリ一本体及
びその周辺等の温度を検出して間接的に電解液温度とみ
なすこともできる。
また、上述の実施例ではエンジン負荷特性図においてエ
ンジン負荷の程度を、所定の一次関数θ(N ) = 
Cs 、 N + Cbにより境界付けした値に基づい
て2段階(即ち重負荷状態と軽負荷状態)に判定してい
るが、その境界線は、エンジン固有の出力特性やこのエ
ンジンと補機との結合による出力特性等によって種々に
変更されるもので、場合によっては折れ線や曲線にもな
り得る。
また、上述の実施例では、第4図に示す如くエンジン負
荷状態を重負荷状態と軽負荷状態との2つに区分して、
各状態に応じて調整電圧値V REGを変更するように
しているが、負荷状態の区分は2つに限らず3つ以上に
して各区分ごとに調整電圧V REGを変更することは
、若干演算プログラムを変更するだけで比較的容易に実
現できる。
また、エンジン負荷を検出する方法としては、エンジン
回転数とスロットル開度の画情報を用いる以外にも種々
の方法が考えられ、本発明においてはエンジン負荷の程
度が判定できるものであれば何れの達成手段でもよい。
また、上述の実施例ではマイクロコンピュータを用いて
本発明方法を実現しているが、マイクロコンピュータと
は別の通常の電子回路を用いて本発明方法を実現するよ
うにしてもよい。
また、上述の各実施例ではバッテリ一端子電圧を計算し
た調整電圧に一致させるように構成しているが、これに
代えて発電電圧をその調整電圧に一致制御させるように
構成してもよい。
以上述べたように本発明においては、少なくともバッテ
リーの電解液温度に関連した温度状態に応じた第1の値
及び乗物に搭載した動力機関の負荷状態に応じた第2の
値に基づいて、目標とする調整電圧値を決定しており、
この調整電圧値とバッテリ一端子電圧または発電電圧の
値との偏差に応じて発電制御しているから、バッテリー
の充電特性に充分マツチした電圧を得ることができると
共に動力機関の負荷状態に応じて発電動作を制御でき、
特に動力機関の負荷状態を、少なくとも2個の作動パラ
メータによる2次元パターンによって区分された領域の
いずれにあるかによって判定し、判定された領域に応じ
て第2の値を求めているから、各負荷状態を高精度に判
定して、各負荷状態に応じて最適な発電制御が行え、従
って動力機関に対する発電機負荷を効果的に軽減して乗
物の運転性能も同時に改善できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す全体構成図、第2図は
第1図中のマイクロコンピュータの演算処理手順を示す
演算流れ図、第3図は温度−基本調整電圧特性を示す特
性図、第4図はエンジン負荷時性を示す特性図、第5図
(A)はエンジン冷却水温度の変化を示す特性図、第5
図(B)は充電強化時間指数τを説明するための特性図
、第6図は本発明の他の実施例を示す全体構成図、第7
図は第6図中のマイクロコンピュータの演算処理手順を
示す演算流れ図である。 1・・・車載発電機、2・・・バッテリー、3・・・キ
ースイッチ、6・・・マイクロコンピュータ、7・・・
A/D変換回路+Sl ・・・エンジン回転数センサ、
S2・・・スロットル開度センサ、S3・・・バッテリ
一温度センサ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 乗物搭載の動力機関によって駆動される発電機の出力に
    よって充電されるバッテリーの端子電圧または発電電圧
    を調整する方法であって、 前記バッテリーの電解液温度またはこの電解液温度に相
    関を有する温度に応じて第1の値を求め、前記動力機関
    の運転状態を示す少なくとも2個のパラメータを用いて
    、前記動力機関の負荷状態を2次元パターンによって予
    め区分しておき、前記の少なくとも2個のパラメータの
    値から前記動力機関の負荷状態が区分された領域のいず
    れにあるかを判定して、その区分された領域毎に予め決
    められた第2の値を求め、 少なくとも前記第1の値及び第2の値に応じて目標とす
    る調整電圧値を決定し、 この調整電圧値と前記バッテリーの端子電圧または発電
    電圧の値との偏差に応じて前記発電機の発電状態を制御
    する、 ことを特徴とする乗物用発電機の発電制御方法。
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