JPS62189174A - 多色感熱転写記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、熱転写記録装置、特に、多色記録を得ること
ができるようにした多色熱転写記録装置に関するもので
ある。

従来の技術 近時、保守が不要で低価格のカラー記録装置として、感
熱転写型のカラー記録装置が注目されている。

このようなカラー記録装置は、例えば第６図に示すよう
に、複数の発熱抵抗体が設けられたサーマルヘッド６０
１　と、搬送される方向に複数の色の熱溶融性をもつイ
ンク、例えばシアン、マゼン久イエロー、ブラックの順
にインクが塗りわけられたインク押体としてのインクフ
ィルム［ｉ０２と、このインクフィルム６０２からイン
クを転写される記録体としての記録紙６０３で構成され
る。

記録を行なうには画像信号をインクフィルム６０２上の
インクの色ごとに例えばバッファメモリ等に蓄えておき
、インク転写位置でサーマルヘッド６０１、インクフィ
ルム６０２、記録紙６０３、ローラ６０Ｂを圧接させる
。そしてインクフィルム６０２はローラ［ｉ０７　、Ｇ
Ｏ８を介して順次搬送させ、同時に記録紙６０３はロー
ラ６０５　、ｌ１ＯＥｉを介して順次搬送させながらイ
ンクフィルム６０２の色に対応する画像信号をバッファ
メモリより読み出してサーマルヘッド６０１を駆動し、
インクフィルムＧＯ２上のインクを溶かして記録紙６０
３に転写させる。

このようにして、単色インクに対応する記録が終了した
らサーマルヘッド６０１、インクフィルム８Ｇ２　、記
録紙Ｅｉ０３のローラ６０９の圧接状態を解きインクフ
ィルム６０２は次の色のインク層がサーマルヘッド６０
１の下に位置するように、記録紙６０３は、前の単色イ
ンク層に対応する記録を行なった領域の先頭がサーマル
ヘッド６０！の下に位置するように両者を搬送させる。

以下、インクフィルム６０２のインク色に対応する画像
信号でサーマルヘッド［１を駆動して各単色信号による
記録を行ない、上述した記録紙ＧＯ３、インクフィルム
６０２を搬送させて一枚のカラー画像が得られる。

発明が解決しようとする問題点 しかしながら、上述した従来の多色熱転写記録装置では
記録紙６０３を往復させながら単色インク画像を重ねて
記録する為に、記録紙６０３の記録時の斜行により、第
７図に示す様に単色インクに対応した記録位置が色毎に
異なるという欠点を佇していた。

この記録紙の斜行の原因は、（１）、サーマルヘッド、
インクフィルムとの圧接状態において、サーマルヘッド
の軸方向（インクフィルムの搬送方向に対して垂直方向
）の圧力不均一性、および、（２）、単色インクに対応
した画像信号の内容により、記録紙へ転写されるインク
量が異なる為に、記録紙の摩擦力が異なることなどであ
る。

本発明は従来の上記事情に鑑みてなされたものであり、
従って本発明の目的は従来の技術に内在する上記欠点を
解消することを可能とした新規な多色感熱転写記録装置
を提供することにある。

問題点を解決するための手段 上記目的を達成する為に、本発明に係る多色熱転写装置
は、所定の記録幅よりも大きい記録幅をもつ熱記録ヘッ
ドと、イメージセンサを有して構成され、第一色目の記
録時には所定位置を記録すると同時に所定位置とは異な
る位置に記録を行ない、第２色目以降の記録では前記所
定位ｊδとは異なる位置の記録を検出して記録紙の斜行
を検出し、記録紙の走行方向と垂直の方向に記録位置を
変化できることを特徴とする。

実施例 次に本発明をその好ましい一実施例について図面を参照
して具体的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す概略構成図である。ま
ず主として構造と各部の機能について説明する。

第１図において、参照番号１０１はサーマルヘッドを示
し、このサーマルヘッド＋０１は、発熱素子としての発
熱抵抗体（図示せず）が一定間隔で複数個設けられた記
録ヘッドであり、所定の記録幅よりも大きい記録幅をも
っている。

イメージセンサ１０３は複数個の光検出素子を有してお
り、サーマルヘッド１０１に近接して設けられている。

このイメージセンサ１０３により記録紙１０５上の記録
を検出する。色センサ１０Ｉ３はインクフィルム！０４
の色を検出して制御部！０２へ出力する。インクフィル
ム１０４は搬送される方向に複数の色の熱溶融性をもつ
インク、例えばイエロー、マゼンタ、シアン、ブラック
の順に所定の長さでインクが塗りわけられたインク担体
である。

制御部１０２は、色センサ１０４の出力値により、イン
クフィルム＋０４」−の色が記録すべき複数の色の中で
第１色目であるか否かを判定し、第１色目であるならば
入力端子Ｖｓより入力される画信号に一定画素の画信号
を重畳する機能と、イメージセンサ　１０３の出力信号
によりサーマルヘッド！０１の任意の発熱抵抗体を駆動
するように入力画信号を処理する機能をもっている。ま
たこの実施例において記録画素数はＮとし、サーマルヘ
ッド１０！はＮ画素よりも大きい画素数が記録可能なヘ
ッドである。

次に動作について説明する。

インクフィルム１０４のぬりわけられたインクの中で最
初のインク層部分（例えばイエローインク）の転写位置
で、サーマルヘッド＋０１中の発熱抵抗体、インクフィ
ルム＋０４および記録紙＋０５を圧接する。そしてイエ
ローインクに対応した画信号を制御部！０２を介して、
サーマルヘッド＋０１中の発熱抵抗体を通電し、インク
フィルム１０４、記録紙１０５を搬送させながら記録を
行なう。

このイエローインクの部分では第２図に示すような画信
号でサーマルヘッド１Ｇ＋中の発熱抵抗体を通電する。

第２図において、参照番号２０１は、制御部＋０２の入
力端子Ｖｓに入力された画信号であり、Ｎ（Ｎは自然数
）画素分の画信号である。２０２は、制御部＋０２で重
畳された信号であり、信号２０１よりもＭ画素分だけお
くれたマーキング信号である。

また、信号レベル１で記録を行ない信号レベル０では記
録しない。

第２図に示きれるような信号でイエローインク部分の記
録を行なうと、第３図に示す記録が得られる。第３図に
おいて、３０！は画信号２０１により記録された部分で
あり、３０２はマーキング信号２０２により記録さ・れ
た部分である。

このようにして、イエローインク層に対応する記録が終
了すると、圧接状態を解き、インクフィルム１０４は次
のマゼンタインク層部分が発熱抵抗体の下に位置するよ
うに、記録紙１０５は前のイエローインク層に対抗する
記録を行なった領域の先頭が・トーマルヘノド１０１中
の発熱抵抗体の下に位置するように両者を搬送させる。

次に、再びサーマルヘッド＋０１中の発熱抵抗体インク
フィルム１０４および記録紙＋０５を圧接し、マゼンタ
インクに対応した画像信号で発熱抵抗体を通電させて記
録を行なう。

但シ、マゼンタインク記録時にはイエローインク記録時
に行なったマーキング信号部分３０２をイメージセンサ
１０３で検出しながら記録する。

イメージセンサ１０３の出力信号は、第４図（ａ）に示
すように、ｋ画素の中でｋＯ〜ｋ１画素でマーキング部
分３０２を検出した出力になっている。

ここで、記録紙１０５が斜行した場合の動作を説明する
。

記録紙＋０５が斜行すると、イメージセンサ！０３の出
力波形は第４図（ｂ）に示すようにに２〜に３画素でマ
ーキング部分３０２を検出した波形となる。

制御部１０２は、イメージセンサ！０３の出力信号によ
ってサーマルヘッド＋０１の複数個の発熱抵抗体の通電
画素数Ｎは変化させないで、マーキング信号部分の検出
位置の変化（実施例ではｋＯ〜ｋ１画素よりに２〜に３
画素への変化）によって通電領域を変化させる。第４図
（ａ）、（ｂ）の変化では、通電領域をマーキング信号
部分３０２より離れるように変化させる。

以下、シアンインク部分、ブラックインク部分について
もマゼンタインク部分と同様に、イエローインクのマー
キング部分を検出しながら記録紙の斜行に応じて、サー
マルヘッド１０１中の発熱抵抗体の通電領域を変化させ
ながら記録する。

ここで制御部１０２の構成を第５図に示す。５０１は外
部クロックで動作する可変シフトレジスタであり、外部
からデータ設定により入力信号のシフト段数を可変する
ことができ、入力信号の遅延量を変化できる。５０２は
マーキング信号型骨回路であり、色センサ１０６の出力
信号によりインクフィルム１０４上の色が第１色目であ
ればマーキング信号を重畳する。５０３はメモリを示す
。

イメージセンサ１０３の出力は、メモリ５０３のアドレ
ス信号となり、指定された番地の内容が出力されてシフ
トレジスタ５０１の設定データとなる。

従って、イメージセンサ１０３の出力値によりＶｓから
の入力画信号はシフトレジスタ５０１で所定の画素分だ
け遅延させられる。このために、サーマルヘッド＋０１
に入力する画信号のタイミングが変化し、従って、発熱
抵抗体の通電領域が変化する。

ここで、メモリ５０３内のデータはイメージセンサ１０
３のマーキング信号部分検出画素の変化とシフトレジス
タ５０１の遅延画素数が等しくなるように設定されてい
る。

発明の詳細 な説明したように、本発明によれば、所定の記録幅より
も大きい記録幅をもつ熱記録へ、ドとイメージセンサを
育し、第１色目の記録を行なう場合には所定記録部分を
記録すると同時にマーキング記録を行ない、第２色目以
降の記録ではマーキング部分をイメージセンサで検出し
ながら記録紙の搬送時の斜行に対してイメージセンサの
出力信号によりサーマルヘッド中の発熱抵抗対の通電領
域を制御することにより記録位置を変化させているので
、記録色インク毎の記録位置が異なるといった不具合を
なくすことが可能となり、良好で信頼性の高い多色記録
を実現できる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す概略構成図、第２図は
サーマルヘッドの駆動信号を示す概略図第３図、第４図
（ａ）、（ｂ）は本発明による記録状態を説明する為の
図、第５図は本発明の一実施例中における制御部分内の
ブロック構成例を示す図、第６図は従来の感熱転写装置
の原理を示す図、第７図は従来の装置の記録例を示す図
である。 １０１　、　、　、サーマルヘッド、＋０２　、　、　
、制御部分、１０３　、　、　、イメージセンサ、＋０
４　、　、　、インクフィルム、１０５　、　、　、記
録紙、ＩＨ、、、色センサ、２０１　、　、　、画信号
、２０２　、　、　、マーキング信号、３０１　、　、
　、画信号２０１により記録された部分、３０２　、　
、　、マーキング信号２０２より記録された部分、５０
１　、　、　、　シフトレジスタ、５０２　、’、　。 マーキング信号重畳回路、５０３　、　、　、　　メモ
リ特許出願人　　日本電気株式会社 代　理　人　　弁理士熊谷雄太部 第２国 （ａ） ３０１　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　キンブ部分１０１　　　−ゎｌ−ヶ
− ｉｋｚｋａ　　１ ４　　　１緊゛ 第７図 口八八

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 記録紙を往復移動させながら相異なる色調の複数の単色
   像を重ねて記録することにより色彩像を得る多色熱転写
   記録装置において、有効記録幅よりも長い記録幅を有す
   る熱記録ヘッドと、有効記録幅よりも大きい幅を有し加
   熱により溶解または粘着性を持つ単色インク層を少なく
   とも２色以上長手方向に塗布して成るインクフィルムと
   、前記熱記録ヘッドにより記録された記録画像を検出す
   る検出手段と、該検出手段の検出信号により前記熱記録
   ベッドの記録位置を制御する制御手段とを具備したこと
   を特徴とする多色感熱転写記録装置。