JPS6218864B2 - - Google Patents

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JPS6218864B2
JPS6218864B2 JP18350881A JP18350881A JPS6218864B2 JP S6218864 B2 JPS6218864 B2 JP S6218864B2 JP 18350881 A JP18350881 A JP 18350881A JP 18350881 A JP18350881 A JP 18350881A JP S6218864 B2 JPS6218864 B2 JP S6218864B2
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measurement
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dryer
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section
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Shigeo Suzuki
Tomoyoshi Ishitani
Tooru Shimohara
Nobuya Hasegawa
Teruo Asaoka
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Shizuoka Seiki Co Ltd
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Shizuoka Seiki Co Ltd
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Publication of JPS6218864B2 publication Critical patent/JPS6218864B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N33/00Investigating or analysing materials by specific methods not covered by groups G01N1/00 - G01N31/00
    • G01N33/02Food
    • G01N33/10Starch-containing substances, e.g. dough

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  • Food Science & Technology (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は、循環型の穀類乾燥機において乾燥中
の穀類(例えば籾)など被乾燥物の含水率を自動
的に測定し、この測定値に基いて乾燥機の運転を
制御する装置に関するものである。
【従来の技術】
一般に、乾燥中の穀類等の含水率を求める場
合、穀類等の試料(サンプル)を採取(サンプリ
ング)し、この採取した試料を圧砕して一対の電
極板間に挾持し、電極板間の電気抵抗、電気容量
等を測定することで行なつている。そして、測定
の信頼度を高め、乾燥機の運転停止を適切な時期
に行ない、乾燥物の乾燥精度を上げるため、数多
くのサンプルを採取し、含水率測定を繰り返して
その平均を採るようにしている。 このような試料採取(サンプリング)、含水率
測定、乾燥機の運転制御の一連の動作を人手で行
なつていたのでは、長時間にわたつて作業者がほ
とんどつきつきりとなり、その労力、手数を省く
ために、これら一連の動作を自動化したものがあ
る。すなわち、特開昭50−121052号公報および特
開昭50−129359号公報記載のものは、含水率の測
定を乾燥の初期から終期に亘つてほとんど連続的
に、あるいは一定の時間間隔で間欠的に行うよう
にしている。 [発明が解決しようとする問題点] しかし、前者(特開昭50−121052号公報)で
は、連続測定であるため測定回数が多くなり、特
に圧砕形測定器に適用した場合には、サンプルの
圧砕回数が多くなつて、圧砕する電極板の摩耗が
激しく、耐久性、寿命が短くなり、また多くのサ
ンプルが圧砕、放棄されるので、その損失も多く
なる欠点が予測される。また、後者(特開昭50−
129359号公報)では、一連の測定動作を一定の時
間間隔(測定間隔)で行うようにして測定回数を
少なくし、かつ目標水分値との差が大きい乾燥初
期から目標水分値との差が小さい乾燥終期にかけ
て常に所定量のサンプルを採取、圧砕するように
している。ところで、前記サンプルは測定精度を
必要とする乾燥終期には所定量が必要であるが、
未熟米等の影響で測定精度が得られない乾燥初期
には所定量は必要でなく、試料となる穀粒の損失
が多くなる欠陥があつた。 [問題点を解決するための手段] 本発明は、このような従来の欠陥を排除すべく
なされたもので、穀物を循環しながら乾燥する乾
燥機に連繁され、乾燥中の被乾燥物の含水率を測
定して乾燥機の運転を制御する測定制御装置にお
いて、測定指示信号が与れられる毎に乾燥機内の
被乾燥物の試料を電極間に採取する機構部と、前
記電極間の電気量変化を検出し、試料の含水率に
対応した電気信号を出力する含水率測定部と、測
定間隔設定部からの信号を受けた際に、前記機構
部に測定指示信号を出力して、機構部および含水
率測定部の一連動作を反復して複数回行わせる反
復制御部と、前記含水率測定部からの出力信号を
前記一連動作毎に入力して試料の平均含水率を求
め、これに対応した電気信号を出力する平均値計
算部と、予め設定された被乾燥物の乾燥目標含水
率に対応した電気信号を出力する設定部と、前記
反復制御部の動作を所定時間、所定間隔を経て行
わせる測定間隔設定部と、前記平均値計算部の出
力信号と設定部の出力信号とを比較してその差が
所定値になつたとき乾燥機の運転を停止する電気
信号を出力する乾燥機停止部とを具備し、前記反
復制御部は、前記平均値計算部の出力信号と設定
部の出力信号との差が大きいときは、前記一連動
作の回数を少なく設定し、前記差が小さいとき
は、前記一連動作の回数を多く設定する機能を有
している乾燥機における穀類等の含水率自動測定
制御装置を設けたことを特徴とする。 [作用] この発明の構成によれば、乾燥中の被乾燥物の
含水率を測定し、この含水率値を予め設定した目
標含水率値との比較で乾燥機の運転を制御(停
止)する過程で、間欠的に行なわれる試料採取−
含水率測定の一連の測定動作を、一度の指示で複
数回、反復して所定間隔で行ない、その平均値か
ら測定含水率値を求め、特に、この測定含水率値
と目標水分値との差が大きい乾燥初期には測定動
作の回数を少なく、測定含水率値と目標水分値の
差が小さくなる乾燥終期には測定動作の回数を多
くするようなる。この結果、動作測定の無駄を省
くと共に測定精度が高くなり、全体として測定回
数を少なくすることができ、従つて、電極板の摩
耗を少なくして耐久性を確保でき、しかも、サン
プル試料の損失を少なくし得る。 [発明の実施例] 以下図面に基づいてこの発明の実施例を詳細且
つ具体的に説明する。まず、第1図は本発明の実
施例を示すものであり、乾燥機に連繁する測定
部と制御部とから成る。測定部は、自動化
時は測定指示信号が与えられる毎に乾燥機か
ら、また、手動時には乾燥機内または乾燥機の外
部から被乾燥物の試料を採取し、この採取した試
料の含水率を測定し、その測定値をアナログまた
はデジタル表示すると共に制御部に転送する。
制御部は、自動化による測定開始で測定部に
測定指示信号を所定回数連続的に与え、測定部
から転送される測定値を演算して試料含水率の平
均値を算出し、この平均値を得る制御を所定間隔
を以て行ない、所定間隔毎に得られる平均値が予
め設定した被乾燥物の乾燥目標値に達したときに
乾燥機の運転を停止し、また、手動による測定
開始で測定部に所定回数の測定指示信号を与
え、その測定値を表示する制御を行なう。 ここで、制御部は所定間隔を以て行なう自動
測定時には手動測定が行なえないようにし、自動
測定終了から次の自動測定時までの間(休止期間
と呼ぶ)に行なうようにした手動測定中に、自動
測定時間になつたときは自動測定を待機させる。
これにより、自動、手動共に測定を確実に行ない
得るようにしている。 また、制御部が測定部に与える測定指示信
号の所定回数としては、測定精度と乾燥終了まで
のサンブル採取総計回数との兼ね合いで設定し、
後述する実施例においては5回としているが、こ
の回数は乾燥機の規模、被乾燥物・の種類等によ
り適宜に設定され、さらには、乾燥初期と乾燥終
期とでは乾燥度合に応じてその回数を自動的に変
更制御し得るようにしている。例えば、乾燥初期
には、測定精度を下げても被乾燥物の品質に重大
な影響を及ぼすことが少ないので測定回数を減ら
し(例えば3回に)、乾燥終期には測定精度を上
げて適確な乾燥停止を行なうために測定回数を多
く(例えば7回に)する。これにより、乾燥終了
までの測定回数を少なく、かつ乾燥精度を上げる
ことができる。 また、制御部が測定部に与える平均値を得
る制御の所定間隔としては、予め定めた間隔また
は測定した平均値に応じて(例えば平均値と予め
設定したレベルまたは乾燥目標値との差に応じ
て)定める間隔としている。予め定めた間隔によ
る場合には、制御部構成が簡単になり、比較的小
規模の乾燥測定制御とすることができるのに対し
て、平均値に応じて定める間隔による場合は、乾
燥初期は間隔を長く、乾燥終期ほど間隔を短かく
することで、測定回数が少なく、かつ適確な乾燥
停止時期の制御とすることができる。 さらに、制御部が乾燥機を停止する時期と
しては、平均値が目標値に達した時点で直ちに行
ない、または、乾燥作業に正確さを持たすために
乾燥停止の信号が所定回数得られた後に行ない、
さらには、乾燥停止の信号が得られてから所定時
間後に行なうようにしている。 また、制御部が循環型乾燥機を制御対象とす
る場合、乾燥機のサンプル採取口に位置する被乾
燥物が、サンプルとして適確なものであるかどう
かを確認するために、サンプル採取を、被乾燥物
の循環を行なうための乾燥機のバルブの回転を検
知して確認するようにしている。 上述までのような測定部と制御部とにより
構成する本発明によれば、所定間隔を以て所定回
数の含水率測定をし、その平均値を被乾燥物の含
水率とし、この平均値が予め定めた被乾燥物の乾
燥目標値に達したときに乾燥機の運転停止制御を
行なうので、被乾燥物の含水率の正確な検知、延
いては乾燥機の正確な停止制御と共に乾燥終了ま
での含水率測定回路が少なくなり、サンプルを圧
砕し挾持する電極板の摩耗が少なく、被乾燥物の
損失も少なくなる。さらに、含水率測定からの次
の測定までの休止期間に手動測定さらには他の乾
燥機の運転制御も可能となる。
【実施例】
以下、本発明を図示の実施例を参照して具体的
に説明する。 第2図ないし第6図は測定部の機構部の一実
施例を示すもので、自動的または手動操作により
制御部から測定指示信号が与えられる毎に乾燥機
内もしくは乾燥機外部の試料を採取し、この採取
した試料を圧砕し、一対の電極板間に挾持し、電
極板間の電気抵抗、電気容量等の測定を可能にし
ている。 図中1,2,3はいずれも取付板で、スペーサ
を備えた複数の支柱4によつて、上下3段の組み
立てられており、周囲は前記取付板1に着脱自在
に設けたカバー5,5′で覆われている。 6は上部電極、7は下部電極で、上下に相対向
するよう配設され、各対向面には多数の凹凸部6
a,7aを備え、上部電極6にはさらに凹凸部6
aを囲んで穀粒の逃出し防止用の環状突縁6bを
備えている。 上記電極6は中間部外周に螺条8を備えたスク
リユー軸として構成してあつて、取付板2に設け
たナツト部材9に螺合挿通され、下端部は下部電
極7と対向し、上端部は駆動ギヤ10の軸孔10
a内を摺嵌し、その上端部に設けた縦溝6cを上
記軸孔10a内に設けたピン10bに嵌合させて
ある。前記駆動ギヤ10は、カバー5′に設けた
モータ11の出力軸11aに一体に固定されて取
付板1上に支持され、隣接する従動ギヤ12と噛
合し、モータ11の動力を従動ギヤ12に伝達す
るとともに、上部電極6にも伝達し、上部電極6
を回動しつつ昇降させるようになつている。前記
従動ギヤ12の上面には、第3図に示すようにそ
の周囲近傍に配設したリミツトスイツチLSBW,
LSFW,LSWT用の動作片13が配置されてお
り、これらは共に取付板1,2に枢支したギヤシ
ヤフト14の上端に固定され、シヤフト14の下
端には第4図に示すように欠歯ギヤ15およびカ
ム板16が固定されていて、欠歯ギヤ15は作動
腕17に設けた扇形ギヤ18と噛合し、また、カ
ム板16は同じく作動腕17に設けたカム板19
と転接し、従動ギヤ12に伝達されたモータ11
の動力とはシヤフト14、欠歯ギヤ15を経て作
動腕17に伝達し、作動腕17を、これを枢嵌し
た軸20を中心に回動させるようになつている。
カム板16,19は、欠歯ギヤ15の欠歯部15
aと扇形ギヤ18と対向し、両ギヤ15,18が
相互に噛合しなくなつた時にも互いに転接してい
て、作動腕17の動作を規制するようになつてい
る。 一方、下部電極7は円板状に形成してあつて、
周囲に鍔縁7bを備え、試料皿21に設けた透孔
22にその上方から摺嵌し、前記鍔縁7bを弾性
材24を介在させて段部22bに係止させてあ
る。 試料皿21は第4図、第5図で明らかなよう
に、円弧状に彎曲させてほぼ矩形に形成され、両
側部に被測定物の逃出し防止用の壁部21aを備
え、前部および後部はその厚みを薄くして少し下
向きに傾斜させ、さらに後部には測定済の滓を落
すための切欠部21bを備えている。試料皿21
の下部には弾性板材23の一端を固定してあつ
て、該弾性板材23の他端は前記作動腕17の下
面に固定し作動腕17の回動より、下部電極7を
上部電極6に対向する位置(イ)と、サンプリング位
置(ロ)または(ハ)との間を、取付板3上において円弧
を描いて往復移動させるようになつている。 取付板3には、第5図に示すように前記上部電
極6と対向する位置に透孔25が穿つてあり、こ
の透孔25には、下部を弾性板26で弾持された
接点27を摺嵌し、下部電極7が上部電極6と対
向する位置(イ)に達した時、前記接点27は下部電
極7の下面に接触するようになつている。 サンプリング位置(ロ)は、実施例では乾燥機の貯
溜槽28であり、第5図に示すようにサンプリン
グ口29を開口し、試料皿21は上記サンプリン
グ29から貯溜槽28内に進出しサンプルを採取
するようになつている。 サンプリング位置(ハ)は、サンプルを作業者が供
給する場合に使用するもので、第5,6図に示す
ように試料皿21の移動域上に面して取付板1,
2,3に孔を穿ち、この孔にホツパ30を挿入し
てある。ホツパ30にはシヤツター31が設けて
あり、このシヤツター31には連杆32を介して
前記試料皿21の壁部21aの移動域に臨むロー
ラ33を設け、試料皿がホツパ30下に達する
と、壁部21aがローラ33を介してシヤツター
31を押し上げてホツパ30を開放し、サンプル
を試料皿21上に落下させ、また、試料皿21が
後退するとシヤツター31が下がり、ホツパ30
は自動的に閉鎖されるようになる。 符号35,36,37はいずれも清掃用ブラシ
で、ブラシ35は下部電極7の清掃用のもの、ブ
ラシ36は上部電極6の清掃用のもの、さらに、
ブラシ37は前記下部電極7の接点27の清掃用
のものである。 第4図、第5図に示す54は均平ローラで、軸
55を介して両側を支持腕56の一端部に枢支さ
れ、支持腕56の他端は同じく軸57を介してブ
ラケツト40に枢支されている。均平ローラ54
は貯溜槽28に開口させたサンプリング口29に
面して位置し、常時は前記口部を閉鎖するように
位置し、下部電極7の通過に際し、試料皿21の
壁部21aに転接してサンプリング口29を開放
するように上向きに回向し、試料皿21がサンプ
リング口29から後退する際には、試料皿21上
の被測定物を均平するようになつている。 しかして、上部電極6および下部電極7は、測
定を終えた場合、下部電極7が前記上部電極6に
対応する位置(イ)と、サンプリング位置(ロ)との中間
において停止するように構成され、さらに、サン
プリング位置(ハ)をこの停止状態における下部電極
7の位置と対向させている。 次に上述までの測定部の機構部の作動態様を
説明する。まず、両電極が停止している状態にお
いて、測定指示信号が与えられモータ11が正転
すると、この動力は駆動ギヤ10を経て上部電極
6に伝達され、上部電極6を回動しつつ上昇さ
せ、また、従動ギヤ12、ギヤシフト14、欠歯
ギヤ15、扇形ギヤ18を経て作動腕17に伝達
され、この作動腕17を軸20を中心に回動さ
せ、試料皿21および下部電極7を停止位置から
被乾燥物のサンプリング位置(ロ)に向け円弧状に前
進させる。試料皿21は前進により、その壁部2
1aで均平ローラ54を押上げてサンプリング口
29を開口させ、このサンプリング口29を通つ
て被乾燥物のサンプリング位置(ロ)である乾燥機の
貯溜槽28内に突出し、被乾燥物である籾等を試
料皿21および下部電極7上に採取する。 そして、下部電極7が前進限に達し、また、上
部電極6が上昇限に達した時点で、従動ギヤ12
に設けられている動作片13がフオワードリミツ
トスイツチLSFWを作動し、この作動により制御
部がモータ11を停止し、第7図ロに示す状態
で停止する。この状態で試料採取に必要な所定時
間経過した後、制御部がモータ11を逆転させ
る。モータ11の逆転で、前記した動作とは逆に
上部電極6は回転しつつ下降し、また、これと同
期して作動腕17が逆向きに回動し、下部電極7
はその上部に被乾燥物を載せた状態で後退する。 そして、下部電極7がサンプリング口29を通
つて後退する際、均平ローラ54がその試料皿表
面に転接し、余分の被乾燥物を貯溜槽28内に戻
し、試料皿21が通過するとともに均平ローラ5
4が下向きに下降してサンプリング口29を閉鎖
する。次いで、試料皿21および下部電極7はそ
のまま(イ)位置に向けて後退し、(イ)位置に達すると
同時に作動腕17がストツパを兼ねる支柱4に当
接して下部電極用接点27に接触した状態で停止
し、また、欠歯ギヤ15の欠歯部15aが扇形ギ
ヤ18と対向し、ギヤシヤフト14と作動腕17
とは互いにカム板16,19のみを介して連繁す
ることになつて、ギヤシヤフト14が空転する。
そして、この間に上部電極6に当接し、かつその
間に挾み込んだ被乾燥物の試料を押圧してゆく。 下部電極7が押圧されると、下部電極7は弾性
材24に抗して下降し、またこれに応じて接点2
7も弾性板26に抗して押し下げられ、この間下
部電極7に対する接点27の接触圧力はほぼ一定
に保持される。そして、上下両電極6,7間の圧
力が高まると、その間に挾持された被乾燥物の試
料が圧砕とされ、かつこの圧砕された試料が両電
極6,7間において所定圧力で挾持されることと
なる。この挾持圧力が一定に達した時点で動作板
13がバツクワードリミツトスイツチLSBWを作
動し、この作動により制御部がモータ11を停
止させる。これから電極の放冷に必要な所定時間
経過後に測定部で試料の含水率測定が行なわれ
るとともにその値が表示される。 そして、測定された含水率の信号が制御部に
与えられた後、制御部から2回目の測定指示信
号(モータ11の正回転)が与えられ、以後は上
述までの動作を繰り返し、所定回数連続的に試料
を採取し、この採取した試料を両電極間で圧砕、
挾持し、測定部で測定した含水率信号が制御部に
順次転送されると共に含水率測定値が表示され
る。 なお、手動測定において乾燥機外部の被乾燥物
を測定対象とするときは、サンプリング位置(ハ)を
使用し、下部電極7が上記サンプリング位置(ハ)に
停止しているとき、マニアルバツクワードスイツ
チPBBWを押せば、下部電極7は、ホツパ30か
ら試料の供給を受け、所定時間後モータ11が逆
回転して下部電極7が(イ)位置に向かつて移動し、
以下前述までの含水率測定のための一連動作が行
なわれる。 第8図は、制御部の一実施例を示すブロツク
図であり、上述の測定部に測定指示信号を所定
回数(この場合5回)連続的に与え、測定部か
ら転送される試料の含水率測定値の平均値を得る
制御をこの平均値に応じて定める間隔を以て行な
い、この平均値が乾燥目標値に達したときに、乾
燥機の運転を停止する制御、および自動測定の休
止期間中は手動測定指示により乾燥機内もしくは
乾燥機外部の被乾燥物の含水率測定と表示を1回
行なえるようにした制御をする場合を示す。 図中、101,102,103は測定部のブ
ロツクを示し、101は前述の機構部、102は
含水率測定回路、103は測定値の表示回路であ
る。104〜119は制御部のブロツクを示
し、120は制御部、測定部に所定の電力を
供給する電源である。LSBW,LSFW,LSWTは
測定部に設けられたリミツトスイツチ、
PBFW,PBBWは手動操作による測定開始のプツ
シユボタンスイツチである。 以下、制御部のブロツクを主にして詳細に説
明する。 放冷・測定タイマ回路115は、上部電極と下
部電極とで試料を圧砕し、その挾持圧力が一定に
達した時点で動作するバツクワードリミツトスイ
ツチLSBWの作動でタイマ動作を開始し、電極部
の放熱に要する時間経過後に所定幅の含水率測定
値読込みタイミング信号を送出する。オーバラン
タイマー回路116は、バツクワードリミツトス
イツチLSBWの作動時点からタイマ動作を開始
し、所定時間後にモータ逆転を停止するための信
号を送出するようにし、電極(特に上部電極6)
の停止位置に精度を持たすためのものである。サ
ンプリングタイマー回路117は、下部電極7が
前進限に達した時点で動作するフオワードリミツ
トスイツチLSFWの作動でタイマ動作を開始し、
試料の採取に要する時間(サンプリングタイム)
経過後にモータ逆転の指示信号を送出する。 ワンパレス発生回路107は、放冷・測定タイ
マ回路115から測定値読込みのタイミング信号
が得られる毎に1回の測定が行なわれたことを意
味する1発のパレスを発生する。反復回数カウン
ト回路108は、自動運転中においてワンパルス
発生回路107が送出するパルス数を計数し、所
定回数の測定を成したかどうかの判断をする。積
分回路104は放冷・測定値読込みのタイミング
信号が与えられたときに所定時間だけゲートを開
き、含水率測定回路102からの含水率測定値に
対応して電圧を積分入力として導入し、測定値の
平均値に対応した出力電圧を得る。 測定間隔設定回路105は、積分回路104か
ら与えられる平均値信号と予め設定した値とを比
較し、その差に応じて次回に平均値を得るまでの
測定間隔を計時タイマにより設定する。 乾燥機停止回路106は、積分回路104から
与えられる平均値が予め設定した乾燥目標値に達
したときに乾燥機の運転を停止する信号を送出す
る。オートフラグ回路109は、測定間隔設定回
路105から測定時間であることの信号が与えら
れると自動測定中の信号を送出して手動測定の禁
止、待機リミツトスイツチの作動を無効とし、反
復回数カウント108から所定回数の含水率測定
が終了したことで休止期間であることの信号を受
信して反復回数計数の禁止、乾燥機停止制御入力
の禁止および積分回路104の積分動作を禁止す
る。 フオワードフラグ回路110は、含水率測定終
了毎にモータ正転指示の信号を送出し、フオワー
ドリミツトスイツチLSFWのオンで上記信号の送
出を停止する。バツクワードフラグ回路111
は、サンプリングタイマ回路117からのモータ
逆転の信号または後述するマニアルバツクワード
フラグ回路113からの信号でモータ逆転の開始
を指示し、オーバランタイマ回路116からのモ
ータ停止信号でその指示を停止する。マニアルフ
オワードフラグ回路112は、自動測定が休止期
間であればマニアルフオロードスイツチPBSWの
操作が有効とされ、その操作で自動測定の開始を
禁止すると共にモータの正転を指示し、乾燥機内
の試料の含水率測定開始の指示を行なう。 マニアルバツクワードフラグ回路113は、自
動測定が休止期間であればマニアルバツクワード
スイツチPBBWの操作が有効とされ、その操作で
自動測定の開始を禁止すると共にモータの逆転を
指示し、乾燥機外部の試料の含水率測定開始の指
示を行なう。 なお、マニアルスイツチPBSW、PBBWの操作
が同時に有効となることは両フラグ回路112,
113で互いに禁止される。また、両マニアルフ
ラグ回路112,113による含水率測定は1回
で終了され、この終了はワンパルス発生回路10
7からの1発のパルス出力により行なわれる。待
機ゲート回路114は、下部電極7が供給部サン
プリング位置(ハ)と対向する位置にあるときに作動
する待機リミツトスイツチLSWTの作動でマニア
ルバツクワードスイツチPBBWの操作を有効と
し、さらに、マニアル測定後の電極停止位置は下
部電極がサンプリング位置(ハ)と対向する位置にな
るようモータの正転を規制する。イニシヤルセツ
ト回路118は、電源120の投入によりオート
フラグ回路109とフオワードフラグ回路110
のみプリセツトし、他の回路はクリヤセツトす
る。クロツク発振回路119は、各回路に所定周
波数のクロツク信号を与える。 第9図は、上記制御部の具体的実施例を示す
回路図であり、同図に沿つて、および第10図
イ,ロのタイムチヤートを参照して含水率自動測
定制御装置の一連動作を説明する。 まず、第9図における状態の記憶素子としては
D型フリツプフロツプを主として使用し、その記
憶動作は全てクロツクパルスCLに同期させるこ
とで行ない、外部雑音パルスによる誤動作を極力
防止している。 (A) 電源オンによりイニシヤルセツト回路118
が動作し、ワンパルス発生回路107、オート
フラグ回路109とフオワードフラグ回路11
0がプリセツトされ、バツクワードフラグ回路
111、反復回数カウント回路108、測定間
隔設定回路105、マニアルフオワードフラグ
回路112、マニアルバツク回路113、およ
び乾燥機停止回路106はクリヤーセツトされ
る。このプリセツト終了から直ちに測定間隔設
定回路105のn分繰返し(計時)タイマーD
6は充電(計時)を始め、その出力Qはローレ
ベル(以下“L”で示す)からハイレベル(以
下“H”で示す)になる。同時に、プリセツト
されたオートフラグ回路109、フオワードフ
ラグ回路110のフラグを受けて待機ゲート回
路114のアンドゲートL1−2の出力が
“L”→“H”に反転しモータリレーCR1がオ
ンし、モータ11を正転する測定指示信号を測
定部に与える。また、オートフラグ回路10
9のセツトにより電源オン以後のフオワードマ
ニアルスイツチPBFW、バツクワードマニアル
スイツチPBBWが操作されても、その信号はゲ
ートE1−4,E2−4によつてフリツプフロ
ツプA1−1,A1−2のD入力信号となるこ
とが禁止され、手動測定が禁止される。このよ
うにモータ11の正転開始により、上記電極は
上昇、下部電極は試料採取のため前進を開始す
る。 (B) 上部電極が上昇端に、下部電極が前進端に達
する(試料皿が乾燥機の貯溜槽内に突出)と、
上昇端にセツトされたフオワードリミツトスイ
ツチLSFWの作動(図においては開放)により
フオワードフラグ回路110のフリツプフロツ
プA2−1はクリヤーされ、アンドゲートL1
−2出力が“H”→“L”になり、モータの正
転は停止される。なお、フオワードリミツトス
イツチLSFWのオン以前に下部電極がサンプリ
ング位置(ハ)と対向する位置(待機位置)にする
度に待機リミツトスイツチLSWTがオンする
が、オートフラグ回路109がセツトされてい
る期間中は、ナンドゲートG1−3の出力が
“H”を保ち、モータリレーCR1をオフするこ
と、すなわち、待機位置で停止することはな
い。モータの停止と同時にサンプリングタイマ
回路117のタイマD2にトリガパルスが与え
られてタイマ動作を開始し、その出力Qは
“L”→“H”となる。このように、試料皿が
乾燥機の貯溜槽内に突出することでモータの正
転は停止し、試料の採取を開始する。 (C) 乾燥機内の試料採取に十分な設定時間後、サ
ンプリングタイマ回路117のタイマD2の出
力Qは“H”→“L”と再び反転し、バツクワ
ードフラグ回路11のフリツプフロツプA3−
1のD端子が“L”→“H”に反転し、その出
力Qが“L”→“H”となり、モータリレー
CR2のオンでモータが逆転を開始する。な
お、モータの逆転で生ずるフオワードリミツト
スイツチLSFWの復帰によりD端子が“H”→
“L”になるが、その出力QによりクロツクCL
入力を禁止し、モータ逆転を維持する。このよ
うに、モータ正転停止後に試料採取のためのサ
ンプリング時間を設けた後にモータ逆転を開始
する。 (D) モータ逆転により上部電極が下降端(下部電
極が後退端)に達すると、バツクワードリミツ
トスイツチLSBWがオンし、オーバランタイマ
回路116、放冷・測定タイマ回路115の各
タイマD3,D4,D5のリセツトが解除さ
れ、上部電極を十分に下部電極に押圧するため
のオーバランタイマD3および上部電極6と下
部電極7とで圧砕された試料の温度を周囲温度
にほぼ等しくするための放冷タイマD4のタイ
マ動作が開始される。 (E) オーバランタイマD3は、そのタイマ設定時
間後にバツクワードフラグ回路111のフリツ
プフロツプA3−1をリセツトし、モータの逆
転を停止する。 (F) 放冷タイマD4は、そのタイマ設定時間後に
測定タイマD5をトリガし、測定タイマD5は
トリガ時点からタイマ設定された時間幅のタイ
ミング信号をワンパルス発生回路107、積分
回路104に送出する。 上述の(D)、(E)、(F)の動作により、モータが逆転
して採取した試料を両電極間で圧砕、挾持し、両
電極間で十分に挾持した後にモータの逆転を停止
し、試料の放冷をした後に測定した含水率の信号
を積分回路104に積分入力として導入させる。 (G) ワンパルス発生回路107は、測定タイマD
5の出力から1発のクロツクパルスCLを得て
フオワードフラグ回路110を再びセツトし、
モータの正転(2回目の測定指示)を開始す
る。同時に、マニアルフオワードフラグ回路1
12、マニアルバツクワードフラグ回路113
をクリアし、さらに反復回数カウント回路10
8のゲートM1−1を通してカウンタB1の内
容を1カウント増す。 このように、試料の含水率を測定し、その測
定値を積分回路104に与えると同時に、1回
測定したことを反復回数カウント回路108に
記憶させ、フオワードフラグ回路110を再び
セツトして次の測定を開始させ、さらには、手
動測定中であれば、1回の測定で測定終了とす
るので、両マニアルフラグ回路112,113
をクリアーする。なおワンパルス発生回路10
7の出力は、試料の含水率測定が所定回数行な
われたときに、オートフラグ回路109のクリ
ヤ用タイミング、および測定間隔設定回路10
5のカウンタB2への入力データDA,DB,D
Cのロード用タイミングに使用される。 (H) フオワードフラグ回路110が再びセツトさ
れ、次回の測定指示(モータの正転)が成され
ると、上述までの(A)〜(G)の手順が繰り返され
る。そして、オートフラグ回路109がセツト
されている間は、電極の上昇(前進)→サンプ
リング→下降(後退)→放冷→含水率測定、反
復回数カウント→再び電極の上昇(前進)、の
自動運転動作を繰り返す。また、試料の含水率
測定値は、測定毎に積分回路104において積
分される。 このようにして、測定部に測定指示信号を
所定回数連続的に与え、試料含水率の平均値を
積分出力として得る。 つぎに、自動測定を5回繰り返したときに自動
運転を一時休止し、この休止期間に手動測定を可
能とし、手動測定中に自動測定時間がくれば、自
動測定を待機の状態にし、手動測定終了後、直ち
に自動運転を開始する制御を説明する。 (I) まず、自動運転を始めて5回目のワンパルス
は、反復回数カウント回路108のナンドゲー
トH1−3を初めて通り、この出力信号−
ENDは、レベル反転して、オートフラグ回路
109のフリツプフロツプA2−2のリセツト
信号および乾燥機停止回路106への乾燥機停
止の可否信号、測定間隔設定回路105のカウ
ンタB2へのロード(プリセツト)信号とされ
る。このとき、フオワードフラグ回路110は
5回目のワンパルスでセツトされ、モータが正
転を始めている。5回目のワンパルスによるオ
ートフラグ回路109のリセツトにより、反復
回数カウント回路108のカウンタB1がクリ
ヤーされると共にマニアルフオワードフラグ回
路112、マニアルバツクワードフラグ回路1
13のインターロツクが解かれる。そして、反
復回数カウント回路108のクリヤ状態は、オ
ートフラグ回路109が再びセツトされて自動
運転を再開するまで解除されない。従つて、こ
の休止期間中にマニアルスイツチPBSW,
PBBWの操作による手動測定では、バツクワー
ドミツトスイツチLSBWのオンにより発生する
ワンパルスでは反復回数カウント回路108に
よるカウント動作を禁止し、乾燥機停止回路1
06、測定間隔設定回路105に−信
号が与えられることもない。 (I)′ 5回目のワンパルスでモータが正転を開始
し、上昇を始めた上部電極が待機位置まで移
動すると、待機リミツトスイツチLSWTがオ
ンする。このとき、マニアル操作によりマニ
アルフラグ回路112,113のいずれもセ
ツトされていなければ、待機リミツトスイツ
チLSWTのオンによりアンドゲートL1−2
が“H”→“L”となり、モータの正転が停
止され、両電極はスイツチLSWTの位置、す
なわち、待機位置で停止する。このとき、フ
オワードリミツトスイツチLSFWはオンされ
ないので、フオワードフラグ回路110はセ
ツト状態に維持される。逆に、マニアルフラ
グ回路112,113のいずれかがセツトさ
れていれば、手動測定に移る。 (J) 一方、5回目のワンパルスで乾燥機停止回路
106に−の信号が与えられるが、こ
のときコンパレータM3−2の出力が“L”で
あればフリツプフロツプA3−2の出力Qが
“L”状態を保ち、乾燥機は停止制御されるこ
となく乾燥作業を継続する。逆に、コンパレー
タM3−2の出力が“H”であれば、一連の乾
燥機停止制御が開始されると共にゲートG1−
2を介して測定間隔設定回路105をクリヤセ
ツトし、このクリヤセツトで、以後は手動測定
操作のみを可能にする。このように、乾燥機の
停止、運転続行を決めるコンパレータM3−2
の出力は予め設定した乾燥目標値に対応する電
圧(図においてはロータリスイツチR−SWで
設定している)と積分回路104からの試料含
水率の平均値に対応する電圧との比較で決定さ
れる。このように、平均値が乾燥目標値に達し
たときに乾燥機の運転停止制御が成される。 (I)″ また5回目のワンパルスで測定間隔設定回
路105に−信号が与えられるが、
このときカウンタB2のデータインプツト
(プリセツト)端子DA,DB,DCの入力デー
タにより次回の自動測定開始までの時間(休
止期間)が決定される。入力データは、上述
のコンパレータM3−2と同様な動作をする
コンパレータM1−1,M2−1によつて与
えられ、各コンパレータの基準電圧Vm1、
Vm2、Vm3(但し|Vm1|<|Vm2|<|
Vm3|である)は被乾燥物の含水率m1
(%)、m2(%)、m3(%)の5回測定時積
分出力電圧に等しくなるように予め設定さ
れ、この基準電圧と試料含水率の平均値に対
応する積分回路104の出力電圧との比較を
行なつている。いま、積分回路104の出力
電圧Vm0がVm1>Vm2>Vm0>Vm3であつ
たとすると、カウンタB2の入力データはD
A“L”、DB=“L”、DC=“H”となり、入
力データ端子DDがHレベルに固定されてい
るので、5回目のワンパルスでカウンタB2
が“L”、“L”、“H”、“H”(カウント12)
にプリセツトされる。つまり、試料の含水率
平均値(被乾燥物の乾燥度合)に応じてカウ
ンタB2のプリセツト値が変えられる。 (K) カウンタB2はそのプリセツト以後にn分繰
返し、タイマD6からのn分毎のパルス出力を
計数し、プリセツト値が12であれば4パルスの
計数(4×n分の時間)でキヤリー端子CAに
“H”→“L”の桁上げ出力を得る。この出力
は、オートフラグ回路109のフリツプフロツ
プA2−2をセツトし、再び自動測定の開始が
行なわれる。このように、自動測定休止から次
の自動測定開始までの休止期間は試料の含水率
平均値に応じて定められる。なお、カウンタB
2のプリセツト値は上述の12および15(“H”、
“H”、“H”、“H”)、14(“L”、“H”、“H
”、
“H”)8(“L”、“L”、“L”、“H”)の4段

となり、それぞれ休止期間を1×n分、2×2
分、8×n分の内の1つに決められる。 (L) 測定間隔設定回路105のカウンタB2にキ
ヤリー出力が得られる直前に、マニアルフオワ
ードスイツチPBFW、マニアルバツクワードス
イツチPBBWの操作が行なわれて、手動測定中
にある場合、キヤリー出力はその動作が終了す
るのに十分な時間セツトされるように、n分繰
り返しタイマD6は設定されるので、手動測定
終了後直ちに自動測定動作を開始することがで
きる。このように、手動測定中に自動測定開始
の時間になつたときは、自動測定を待機の状態
にし、手動測定終了で自動測定を開始する。 つぎに、手動測定制御の場合を説明する。 オートフラツグ回路109のフリツプフロツプ
A2−2がリセツトされた状態で、その出力Qの
“H”によるインターロツクが解除され手動測定
が可能になる。 (M) マニアルフオワードスイツチPBFWが操作
されたとき、フリツプフロツプA1−2がセツ
トされ、待機ゲート回路114により待機リミ
ツトスイツチLSWTによる待機は解除され、フ
オワードフラグ回路110の出力はゲートL1
−2を通り、モータの正転が開始される。これ
により、待機位置に停止していた下部電極は、
サンプリング口に向つて前進し、上部電極は上
昇端に向かつて上昇する。以下の動作は自動測
定と同様に、停止→サンプリング→電極下降→
停止→放冷→測定→電極上昇を行ない、モータ
の正転時にオン、オフが有効な待機リミツトス
イツチLSWTの位置まで上部電極が上昇すると
モータは正転を停止し、待機位置で両電極が停
止する。このように、マニアルフオワードスイ
ツチPBFWが操作される毎に乾燥機内の試料を
採取して、その含水率測定が行なわれる。 (N) マニアルバツクワードスイツチPBBWが操
作されたとき、フリツプフロツプA1−1がセ
ツトされ、待機ゲート回路114のオアゲート
F1−1に“H”を与えることでワンパルス与
えられるまで待機リミツトスイツチLSWTのオ
ンによるモータ正転を禁止し、同時にバツクワ
ードフラグ回路111にモータ逆転の指示を与
える。これにより、待機位置に停止していた下
部電極は、ホツパー(乾燥機外部)から試料を
採取して後退する。以下の動作は自動測定と同
様に、停止→測定→電極上昇→待機位置で停止
の動作を行なう。 なお、マニアルフオワードとマニアルバツク
ワードとは互いにインターロツクされ、一方の
手動測定中は、他方の手動測定を禁止する。ま
た、手動測定の場合は、ワンパルスによりマニ
アルフラグ回路112,113のフリツプフロ
ツプA1−1,A1−2がリセツトされ、1回
の含水率測定のみとされ、その測定値も表示さ
れるのみで、積分回路104の接点CR4の閉
で積分動作が停止され、さらに、反復回数カウ
ント回路108もクリヤされた状態で乾燥機停
止動作に関与しないものとされている。 以上の説明で明らかなように、本実施例におい
ては、制御部は、自動運転時には乾燥機内の被
乾燥物の試料を採取し、この採取した試料の含水
率測定の一連動作を所定回数連続的に行なうこと
で試料含水率の平均値を得、その平均値を得る制
御を平均値に応じて定める間隔を以て行ない、こ
の平均値が乾燥目標値に達した時点で直ちに乾燥
機の運転停止制御を行ない、さらに、自動測定の
休止期間中は乾燥機内または乾燥機外部の試料の
測定を可能とし、自動測定中は手動測定を禁止
し、手動測定中は自動測定を待機の状態にさせる
制御を行なうのである。 従つて、上記実施例においては、乾燥機停止を
乾燥目標値までの乾燥検知で直ちに行なうが、乾
燥作業に正確さを持たせるために、カウントによ
り乾燥検知を所定回数カウントした後に乾燥作業
を停止すること、あるいは、タイマーと組合せ、
乾燥検知から所定時間後に停止制御することもで
きる。例えば、タイマーとの組合せによる場合、
乾燥機停止回路106の−出力でタイマ
ーを起動し、所定時間後にリレーCR3を駆動す
ることで達成される。 また、上記実施例において、含水率測定の一連
動作の回数を乾燥度合に応じて定めることで総計
の測定回数を減少すること、もしくは、乾燥終期
の測定精度を上げることもできる。具体的には、
反復回数カウンタ108のカウンタB1を測定間
隔設定回路105のカウンタB2の形式にし、コ
ンパレータM1−1,M2−1,M1−2からプ
リセツトデータを得ることが達成される。 さらに、上記実施例において、測定間隔設定回
路105のコンパレータの基準電圧を乾燥目標値
に応じて定めることもできる。具体的には、乾燥
機停止回路106のコンパレータの基準電圧を、
コンパレータM1−1,M2−1,M1−2の基
準電圧と関連させることで達成される。 また、上記実施例において、本装置の制御対象
を循環型乾燥機とする場合、被乾燥物のサンプリ
ングをより確実なものとするために、乾燥機内の
被乾燥物が循環されていることを検知して行なう
こともできる。具体的には、サンプリングタイマ
回路117を第11図に示す構成にし、バルブリ
ミツトスイツチLSVWにより乾燥機の被乾燥物循
環を行なうためのバルブの回転を検知し、フオワ
ードリミツトスイツチLSFWによるサンプリング
タイマ動作の開始を許容する。 さらに、タイマー動作時間を縮減していくこと
もでき、かつタイマがなくても所期の目的を達す
ることもでき、その場合にはタイマD2を省略で
きる。 また、上記実施例においては、積分回路104
の積分、測定間隔設定回路105および乾燥機停
止回路106の比較をアナログ的に行なう場合を
示したが、これをデジタル的な積分、比較を行な
うことによりその精度を上げ、乾燥機の停止制御
をより正確なものとすることもでき、高精度を必
要とする測定タイマも不要となる。具体的には、
含水率表示回路103における測定値表示デジタ
ル的に行なう場合には、そのデジタル値を、測定
値表示をアナログ的に行なう場合に、そのアナロ
グ値をアナログ・デジタル(A−D)変換器に加
えて得たデジタル値をデジタル的に積分(加
算)、比較することで行なえる。
【発明の効果】
以上説明したように本願発明は、以下に述べる
効果を奏し得るものである。 乾燥中の被乾燥物の含水率を測定し、この含水
率値を予め設定した目標含水率値との比較で乾燥
機の運転を制御(停止)する過程で、間欠的に行
なわれる試料採取−含水率測定の一連の測定動作
を、一度の指示で複数回、反復して所定間隔で行
ない、その平均値から測定含水率値を求め、特
に、この測定含水率値と目標水分値との差が大き
い乾燥初期には測定動作の回数を少なく、測定含
水率値と目標水分値の差が小さくなる乾燥終期に
は測定動作の回数を多くするようにしたので、動
作測定の無駄を省くと共に測定精度が高くなり、
全体として測定回数を少なくすることができ、従
つて、電極板の摩耗を少なくして耐久性を確保で
き、しかも、サンプル試料の損失が少なくてすむ
等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例を示す、乾燥機にお
ける穀類等の含水率自動測定制御装置の構成図、
第2図ないし第6図は、第1図における測定部
の一実施例を示す構成図、第7図は測定部の動
作説明のための斜視図、第8図は、第1図におけ
る制御部の一実施例を示すブロツク図、第9図
は、制御部の具体的実施例を示す回路図、第1
0図は制御部の動作説明のためのタイムチヤー
ト、第11図は制御部におけるサンプリングタ
イマ回路117の他の実施例を示す回路図であ
る。 ……測定部、101……機構部、102……
含水率測定回路、103……表示回路、1,2,
3……取付板、4……支柱、5,5′……カバ
ー、6……上部電極、7……下部電極、6a,7
a……凹凸部、6b……環状突縁、7b……鍔
縁、8……螺条、9……ナツト部材、10……駆
動ギヤ、10a……軸孔、10b……ピン、11
……モータ、11a……モータ出力軸、12……
従動ギヤ、13……動作片、14……ギヤシヤフ
ト、15……欠歯ギヤ、16……カム板、17…
…作動腕、18……扇形ギヤ、19……カム板、
20……軸、21……試料皿、21a……壁部、
21b……切欠部、22……透孔、23……弾性
板材、24……弾性材、25……透孔、26……
弾性板、27……接点、28……貯溜槽、29…
…サンプリング口、30……ホツパ、31……シ
ヤツタ、32……連杆、33……ローラ、35,
36,37……清掃用ブラシ、40……ブラケツ
ト、54……均平ローラ、55……軸、56……
支持腕、57……軸。……制御部、104……
積分回路、105……測定間隔設定回路、106
……乾燥機停止回路、107……ワンパルス発生
回路、108……反復回数カウント回路、109
……オートフラグ回路、110……フオワードフ
ラグ回路、111……バツクワードフラグ回路、
112……マニアルフオワードフラグ回路、11
3……マニアルバツクワードフラグ回路、114
……待機ゲート回路、115……放冷・測定タイ
マ回路、116……オーバランタイマ回路、11
7……サンプリングタイマ回路、118……イニ
シヤルセツト回路、119……クロツク発振回
路、120……電源、LSBW……バツクワードリ
ミツトスイツチ、LSFW……フオワードリミツト
スイツチ、LSWT……待機リミツトスイツチ、
PBFW……マニアルフオワードスイツチ、LSVW
……バルブリミツトスイツチ、PBBW……マニア
ルバツクワードスイツチ。……乾燥機。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 穀物を循環しながら乾燥する乾燥機に連繋さ
    れ、乾燥中の被乾燥物の含水率を測定して乾燥機
    の運転を制御する測定制御装置において、測定指
    示信号が与えられる毎に乾燥機内の被乾燥物の試
    料を電極間に採取する機構部と、前記電極間の電
    気量変化を検出し、試料の含水率に対応した電気
    信号を出力する含水率測定部と、測定間隔設定部
    からの信号を受けた際に、前記機構部に測定指示
    信号を出力して、機構部および含水率測定部の一
    連動作を反復して複数回行わせる反復制御部と、
    前記含水率測定部からの出力信号を前記一連動作
    毎に入力して試料の平均含水率を求め、これに対
    応した電気信号を出力する平均値計算部と、予め
    設定された被乾燥物の乾燥目標含水率に対応した
    電気信号を出力する設定部と、前記反復制御部の
    動作を所定時間、所定間隔を経て行わせる測定間
    隔設定部と、前記平均値計算部の出力信号と設定
    部の出力信号とを比較してその差が所定値になつ
    たとき乾燥機の運転を停止する電気信号を出力す
    る乾燥機停止部とを具備し、前記反復制御部は、
    前記平均値計算部の出力信号と設定部の出力信号
    との差が大きいときは、前記一連動作の回数を少
    なく設定し、前記差が小さいときは、前記一連動
    作の回数を多く設定する機能を有していることを
    特徴とする乾燥機における穀類等の含水率自動測
    定制御装置。
JP18350881A 1981-11-16 1981-11-16 Automatic measurement controlling device for moisture content in grain drying machine Granted JPS57110947A (en)

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