JPS62188400A - 電子部品插入装置用クリンチ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、電子部品挿入装置用クリンチ装置に関する。

〈従来の技術〉 従来、電子部品挿入装置用クリンチ装置としては、例え
ば第３図に示すようなものがある。

第３図に示すクリンチ装ｆｆｌは、電子部品の脚を折り
曲げるためのクリンチユニットを２つ備えており、これ
らのクリンチユニット２．３の支持部にはそれぞれボー
ルナツト（図示省略）が設けられており、テーブル４上
に回転自在に支持されるおねじ５と螺合させてボールね
じを構成し、おねじ５をその軸端に設置したステッピン
グモータ６によって回転させることによってクリンチユ
ニット２．３をおねじ５の軸（以下Ｘ軸とする）方向の
所定位置に移動させることができるようにしである。従
って、どちらかのクリンチユニット２゜３を固定させて
おけば、クリンチュニッｌ−２，３間の距離を所定値に
制御することができ、これによって複数種の電子部品（
異形部品）の脚即ち脚相互の間隔が異なる電子部品をプ
リント基板にクリンチできるものである。

クリンチユニット２．３は、それぞれ第４図に示すよう
に、テーブル４と略平行にクリンチ装置１の上部に支持
されるプリント基板１２に挿入された電子部品９の脚９
ａを折り曲げる棒状のブツシャ−１０と、おねじ５の回
転によりＸ軸方向に移動する台座１３に固定されてこの
プッシャー１０をプリント基板１２面に対して斜めの方
向に案内するプッシャー案内部材１１と、プッシャー１
０を軸方向に移動させるシリンダ１４（第３図参照）と
、を備えている。

また、第３図に示すクリンチユニット２．３は、それぞ
れのプッシャー１０がＸ軸に直交する軸（以下Ｙ軸とす
る）方向でかつ相互に逆方向に移動するようにしである
。更に、それぞれのプッシャー１０の先端がＸ軸に略平
行に並ぶように配設させており、Ｘ軸に平行な配列の電
子部品の脚を同時に２本折り曲げることができる。

かかるクリンチ装置１では、挿入される電子部品９の脚
９ａに合わせて即ち脚９ａ相互の間隔に合わせて予め前
記クリンチユニット２．３の間隔を所定値になるように
制御し、プリント基板１２に所定電子部品９が挿入され
たことをセンサ（図示省略）によって確認すると、電子
部品をクランパー（図示省略）によって上方から押しつ
け固定した状態で、シリンダ１４によってプッシャー１
０を前進させて電子部品９の脚９ａをプリント基板１２
面に沿う方向でかつＹ軸方向に折り曲げるものである。

〈発明が解決しようとする問題点〉 しかしながら、かかる従来のクリンチ装置によると、Ｉ
Ｃのように複数の脚が並行配列される電子部品では、１
つの電子部品をクリンチするためにプリント基板をクリ
ンチ装置りで移動させて２度折り曲げ動作を行わせる必
要があるため、クリンチに要する時間が長くなり電子部
品挿入装置の稼動率が低下するという問題があった。

即ち、ＩＣのように複数の脚が並行配列される電子部品
の場合には、例えば片方の列の両端の脚を折り曲げても
部品を充分にクリンチさせることができず、クリンチし
ない側の列の脚がプリント基板かの遊離する惧れがある
。このため、上記のような電子部品の場合には少なくと
も対角線上に脚を折り曲げる必要がある。

しかしながら、一般にプリント基板に対する電子部品の
挿入は、個々の電子部品の脚の配列がプリント基板の所
定端面に対して平行（又は直角）に行われるため、クリ
ンチユニットの移動方向も前記脚の配列方向に合わせて
あり、プリント基板所定端面に対して斜めの方向の電子
部品の脚を同時に折り曲げることができない。このため
、ＩＣのように複数の脚が並行配列される電子部品の場
合には、一方の列の脚を折り曲げた後にプリント基板を
Ｙ軸方向（第３図参照）に移動させて他方の列の脚がク
リンチユニットの上部に位置するようにして再度折り曲
げを行う必要があり、脚の配列が一列の電子部品の場合
に比べ略２倍の工程を要するものである。

かかる稼動率の低下を防止するためには、専用のクリン
チユニット例えば２つのプッシャーの先端をＸ軸方向に
所定距離（並行配列される脚の間隔）だけずらして設け
て対角線上の脚を同時にクリンチできるようにしたもの
を用意して対応すれば良いが、この場合には、クリンチ
できる電子部品が限定されて汎用性に劣るという問題が
ある。

本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、複数の
脚が並行配列されるようなｒｃ等の電子部品においても
１度のクリンチ動作でプリント基板に対するクリンチが
行えるクリンチ装置を提供して、電子部品挿入装置の稼
動率及び汎用性を向上させることを目的とする。

く問題点を解決するための手段〉 そのため本発明では、一対のクリンチユニットによって
電子部品をプリント基板へクリンチさせる電子部品挿入
装置用クリンチ装置において、前記一対のクリンチユニ
ットの少なくとも一方を所定一方向に移動自在に支持す
ると共に、前記一対のクリンチユニットの少なくとも一
方を前記所定一方向と略直交する方向に移動自在に支持
した。

く作用〉 かかる構成によると、前記所定一方向（以下Ｘ軸とする
）に１列に脚が配列される電子部品では、一対のクリン
チユニットの少なくとも一方をＸ軸に対して直角の方向
（以下Ｙ軸とする）に移動させて、一対のクリンチユニ
ットがＸ軸に対して略平行に配列されるようにして、例
えば電子部品の両端の脚を同時に変形させてプリント基
板にクリンチさせる。

一方、並行配列される脚を有するＩＣ等の電子部品の場
合には、一対のクリンチ装置ソ１−の少なくとも一方を
Ｙ軸方向に移動させてクリンチユニット相互のＸ軸方向
の距離を異ならせ、例えば一方の列の一端の脚と他方の
列の逆方向端の脚と（対角線上の２木の脚）を同時に変
形させる。

〈実施例〉 以下に本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明に係るクリンチ装置２０を一ヒから見た
図であり、この上部に設けられる電子部品挿入機（図示
省略）とによって電子部品挿入装置を構成する。

このクリンチ装置２０の上Ｉ＋に順次プリント基板（図
示省略）が送られ、クリンチを必要とする電子部品毎に
プリント基板をＸ軸及びＹ軸方向に移動させると共に、
一対の第１クリンチユニツト２】及び第２クリンチユニ
ツト２２を必要に応じて移動させて電子部品をプリント
２６板にクリンチさせる。

第１クリンチユニツト２１はその支持部にボールナンド
（図示省略）を備え、このボールナツトはテーブル２３
上に回転自在に支持されるおねじ２４と螺合されてボー
ルねじを構成するようにしである。

従って、おねじ２４を回転させることにより精度良く第
１クリンチユニツト２１をおねじ２４の軸（以下Ｘ軸と
する）方向に移動させることができる。尚、おねじ２４
はその軸端に設置されたステッピングモータ２９によっ
て回転し、ステッピングモータ２９は図示しない制御装
置によってその回転駆動を制御される。

一方、第２クリンチュニッ１−２２は、第１クリンチユ
ニツト２１と同様にその支持部にボールナツト（図示省
略）を備え、このボールナツトは補助テーブル２５上に
回転自在に支持されるおねじ２６と螺合してボールねじ
を構成する。おねじ２６は、おねじ２４と同様にその軸
端に設置されるステッピングモータ２７によって回転し
、ステッピングモータ２７は前記制御装置によって制御
される。

また、前記補助テーブル２５は、その一端上面に第１及
び第２クリンチユニット２１．２２それぞれに設けられ
るボールナンドと同じボールナンドをおねじ２６の軸（
以下Ｙ軸とする）方向に直交する方向即ちＸ軸方向に備
えており、この補助テーブル２５のボールナンドはおね
じ２４と螺合させである。

更に、補助テーブル２５は、他端下面に移動案内部（図
示省略）を備えており、この移動案内部はテーブル２３
上におねじ２４と千行くＸ軸方向）に設置された案内レ
ール２８によって移動案内される。かかる構成によって
補助テーブル２５は、おねじ２４の回転によりおねじ２
４と直交する状態でＸ軸方向に移動させることができる
ようにしである。

以上のように、第１クリンチユニツト２１はＸ軸方向に
のみ、第２クリンチユニツト２２は直交するＸ軸方向と
Ｙ軸方向の２方向に移動可能に設置される。勿論、第１
クリンチユニツト２１と第２クリンチユニツト２２は、
テーブル２３から同じ高さで移動して、それぞれの移動
軌跡はテーブル２３と平行な同一平面を描くようにしで
ある。

ここで、第１及び第２クリンチユニット２１．２２の詳
細を第２図に基づいて説明する。

尚、図に示すクリンチユニットの構造は、第１及び第２
クリンチユニット２１．２２に共通のものである。

図に示すように第１及び第２クリンチユニツト２１、２
２は、中央部からＸ軸側端方向にそれぞれ下降する傾斜
面３０ａ、３０ｂを有した台座３０、該台座３０の頂点
から垂直に貫通された内筒部３０ｃに嵌挿される挿入セ
ンサ３１、前記一方の傾斜面３０ａに沿って進退自在に
支持される棒状の折り曲げ用プンシャ−３２、前記他方
の傾斜面３０ｂに沿って進退自在に支持される同じ（棒
状のつぶし用プンシャ−３３と、前記折り曲げ用プッシ
ャー３２及びつぶし用プッシャー３３をそれぞれ進退さ
せるシリンダ３７（第１図参照）とによって構成される
。

かかる構成の第１及び第２クリンチユニツト２１゜２２
におけるクリンチ動作を次に説明する。

例えば２木の脚がＸ軸方向に挿入される抵抗等の電子部
品の場合、第１クリンチユニツト２１と第２クリンチユ
ニツト２２とがＸ軸方向に直線的に並び、かつ両クリン
チユニット２１．２２の距離が挿入される電子部品の脚
の間隔と一致するようにする。

具体的には、第１クリンチユニツト２１を固定させ、ス
テッピングモータ２７を回転駆動させて第２クリンチユ
ニツト２２が第１クリンチユニツト２１とＸ軸方向に直
線的に並ぶようにする。更に、ステッピングモータ２９
を回転駆動させて第１クリンチユニツト２１と第２クリ
ンチユニツト２２との距離が電子部品３５の脚３５ａ間
隔と一致するようにする。

そして、第１クリンチユニツト２１及び第２クリンチユ
ニツト２２の固定位置に合わせて移動固定させたプリン
ト基板３４に電子部品３５が挿入されて、台座３０の内
筒３０ｃと同軸に電子部品３５のｙ８３５ａが下降して
来ると、スプリング３６によって−Ｆ方に付勢される挿
入センサ３１がこの脚によって押し下げられる。これに
よって、電子部品３５の種類によって脚の長さが異なっ
ても脚と挿入センサ３１の先端とが当接するようにしで
あるものである。そして、挿入センサ３１は、例えば近
接スイッチ等によって構成され、電子部品３５の脚３５
ａが正規に挿入されたことを検知する。

脚３５ａの挿入が検知されると、第１及び第２クリンチ
ユニソ）２１．２２を制御する制御装置（図示省略）は
、電子部品３５の種類により予め設定される脚３５ａの
折り曲げ又はつぶしのどちらかによって前記プッシャー
３２．３３をシリンダ３７によって選択的に動作させる
。

即ち、脚３５ａを折り曲げる場合には、折り曲げ用プッ
シャー３２をシリンダ３７によって前進さセて脚３５ａ
に当接させ、つぶし用プッシャー３３側のＹ軸方向にプ
リント基板３４に沿って折り曲げる。ここで、脚３５ａ
が折り曲げられる側に位置するつぶし用プッシャー３３
は、予め折り曲げ用プッシャー３２よりも後退した位置
に七ソトされ、折り曲げられる脚３５ａがつぶし用プッ
シャー３３に引っ掛かることのないようにしである。

一方、脚３５ａをつぶす場合には、つぶし用プッシャー
３３と折り曲げ用プッシャー３２の両方をシリンダ３７
によって前進させて、脚３５ａの両側から挟み込んで押
し上げるようにしてプリント基板３４の下面に押し潰す
。

尚、上記のクリンチ動作において電子部品３５がプリン
ト基板３４から浮き上がらないように、電子部品３５を
上方からクランパー（図示省略）によって押さえ付ける
ようにする。また、脚３５ａの折り曲げ又はつぶしのど
ちらかの選択は、例えば脚３５ａの径が太い場合には折
り曲げによってストレスが加わって電子部品性能に重大
な欠陥を及ぼす場合があるので、脚３５ａの径の大小に
よって設定するようにする。

上記のように電子部品３５の脚３５ａがＸ軸方向に１列
に配列される場合には、第２クリンチユニ・ノド２２を
Ｙ軸方向に移動させる必要性がないが、例えばＩＣのよ
うに複数の脚が並行に配列される電子部品３５の場合に
は、一方列の両端の脚３５ａを同時に折り曲げ若しくは
つぶしても、他方列の脚３５２がプリント基板３４から
遊離する惧れがあるので、例えば対角線上の２本の脚３
５ａを同時に折り曲げ若しくはつぶしてプリント基板３
４にクリンチさせる必要がある。

かかるクリンチ動作では、例えば第１クリンチユニツト
２１を固定として、まず第２クリンチユニツト２２をス
テッピングモータ２９によってＸ軸方向に移動させ、第
１クリンチユニツト２１と第２クリンチユニツト２２と
の間隔を脚３５ａの両端間隔と一致させる。更に、ステ
ッピングモータ２７によって第２クリンチユニツト２２
をＹ軸方向に移動させて、第１クリンチユニツト２１に
対する第２クリンチユニツト２２のＹ軸方向の距離が電
子部品３５の平行配列される脚３５ａの列間隔と一致さ
せる。これによって、第１クリンチユニソ１４１は一方
列の一端の脚３５ａを、第２クリンチユニツト２２は他
方例の他端の脚３５ａを、それぞれ同時に折り曲げ若し
くはつぶしによってクリンチさせるようにする。尚、こ
こで第１クリンチユニツト２１及び第２クリンチユニツ
ト２２によるクリンチ動作は上記に説明したとおりであ
り説明は省略する。

このように、ＩＣのように複数の脚が並行に配列される
電子部品３５の場合においても、１度のクリンチ動作で
プリント基板３４にクリンチさせることができる。この
ため、従来のように１部品に対して２度のクリンチ動作
をさせていた場合に比べて、電子部品挿入装置の稼動率
を向上させることができる。

また、脚３５ａが並行配列される電子部品３５と１例証
列の電子部品３５が、１つのクリンチ装置２０によって
プリント基板３４にクリンチさせることが可能であり汎
用性が確保される。更に、本実施例によると、脚３５ａ
の折り曲げ及びつぶしが選択的に実施でき、それぞれの
変形方法によって専用のクリンチ装置を備える必要もな
い。

〈発明の効果〉 以上説明したように、本発明に係るクリンチ装置による
と、ＩＣのように複数の脚が並行配列される電子部品に
おいても、抵抗等の２本の脚が直線的に配列される電子
部品と同様に１度のクリンチ動作でプリント基板にクリ
ンチさせることができ、電子部品挿入装置の稼動率を向
上させることができる。

また、このように脚が並行配列される電子部品に対応し
つつ、脚が直線的に配列される電子部品においてもクリ
ンチ動作を行わせることが可能であるため、専用のクリ
ンチ装置を必要とせず、クリンチ装置の汎用性が確保さ
れる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るクリンチ装置の一実施例を示す平
面図、第２図は同上実施例におけるクリンチユニットの
詳細を示す要部断面図、第３図はクリンチ装置の従来例
を示す平面図、第４図は同上従来例におけるクリンチユ
ニットの詳細を示す要部断面図である。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）プリント基板に挿入した電子部品の脚を一対のク
   リンチユニットによって変形させることによって該電子
   部品をプリント基板へクリンチさせる電子部品挿入装置
   用クリンチ装置において、前記一対のクリンチユニット
   の少なくとも一方を所定一方向に移動自在に支持すると
   共に、前記一対のクリンチユニットの少なくとも一方を
   前記所定一方向と略直交する方向に移動自在に支持した
   ことを特徴とする電子部品挿入装置用クリンチ装置。
2. （２）前記一対のクリンチユニットが電子部品の脚の所
   定方向への折り曲げ又はつぶしを選択的に行うことを特
   徴とする特許請求の範囲第１項記載の電子部品挿入装置
   用クリンチ装置。