JPS62186959A - 電気集塵機の汚れ予告方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、電気集塵機をイオン化部と集塵部で構成し、
集塵部の洗浄、交換時期をイオン化部の対向電極の汚れ
をとらえて表示する方法に関するものである。

〔従来技術〕

従来における電気集塵機は、放電極と集塵電極から構成
きれる電界の場を集塵セルとし、上記放電極と集塵電極
間に高電圧が印加させるための荷電設備を有して、集塵
セルを清浄の目的で流した空気中より粉塵粒子が高電圧
を放電極に印加させることにより発生したコロナ放電で
荷電し、集塵電極に捕集させたもｄであったが、集塵電
極に堆積した粉塵粒子のダスト層により放電極のコロナ
放電が減少して粉塵粒子の捕集が低下することがないよ
う予めコロナ放電の減少をとらえて予告表示する方法は
なかった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところで、従来の電気集塵は、集塵電極に付着堆積した
粉塵粒子のダスト層は絶縁性がある為に。

厚くなればなる程、コロナ放電特性が低下し、不都合で
あった。そこで、特に工業用電気集塵機では、放電極及
び集塵電極の付着堆積した粉塵粒子に電動機械式及び電
磁式など放電極槌打装置、及び集ｍ電極槌打装置により
、コロナ放電電流が低下する直前に槌打時間設定用タイ
マと槌打休止時間設定用タイマを設け１間欠的槌打をし
、ホッパに落下させていた。

従って、集塵電極及び放電極がコロナ放電特性の低下す
る前に槌打衝撃を与えるとしても、その時期が試験結果
による設定に頼る予測であったので、槌打時期の不適当
な為に、逆に粉塵粒子による堆積ダスト層の堆積増大、
或いは再飛散となる不都合さがあってその制御に困難さ
があった。

そこで、本発明は、電気集塵機をイオン化部と集塵部で
構成し、集塵部の洗浄、交換時期をイオン化部の対向電
極の汚れでとらえ、放電線より対向電極へのコロナ放電
電流の異常状態時期を異常表示する信号で予告表示する
方法を目的とする。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は、イオン化部と集塵部を備え、前記イオン化部
は放電線と対向電極で構成し、また集塵部は対向電極よ
り延展された集塵電極と反発電極とより構成して、放電
線と反発電極に印加する高圧電源装置を備えた電気集塵
機において、集塵部の集塵電極への粉塵粒子の堆積ダス
ト層の度合をイオン化部の対向電極の汚れの変化でとら
え、放電線の対向電極へのコロナ放電電流が設定した電
流値より減少したときには集塵部の交換や洗浄をうなが
す予告の表示をするようにするか、または。

対向電極が汚れたとき、高圧電源装置の特性上、コロナ
放電電流が減少することによって起る印加電圧の上昇を
とらえて、集塵部の交換や洗浄をうながす予告の表示を
するようにする電気集塵機の汚れ予告方法である。

以下１本発明を図面に基づいて説明すると、第１図は、
この発明の一実施例である２段電荷形電気集塵機を示す
ものであって、該電気集塵機は、対電線（１）と対向電
極（２）で構成されたイオン化部（ａ）、集塵電極（３
）と反発電極（４）で構成された集塵部（ｂ）、及び放
電線（１）を反発電極（４）に直流高電圧を印加する高
圧電源（５）とによって構成されている。（送風部は図
示されていない）このような電気集塵機において、集塵
部は定期的な交換や洗浄が必要となるが、汚染空気の汚
れの程度によって期間は異なる。そこで、本発明は、放
電線（１）の対向電極（２）の汚れによるコロナ放電電
流の変化をとらえて信号を出し、発光ダイオードなどで
集塵部（ｂ）の交換、洗浄時期を表示させる方法である
。

〔作用］ そこで１本発明の電気集塵機が、第１図に示した如き構
成であって、そのような構成の電気集塵機を、含塵空気
が矢印Ａから矢印Ｂのように通過すると、含塵空気中の
粉塵粉子はイオン化部（ａ）で荷電され、集塵部（ｂ）
へ流れて行き、そして。

集塵部（ｂ）の集塵電極（３）及び反発電極（４）の電
界によって荷電粉塵粒子は集塵電極（３）に吸引吸着さ
れる。

一方１通常、事務所ビルなどでとらえられる粉塵粒子は
タバコの煙１人体及び服からの発塵、紙からの発塵、砂
、コンクリート粉、及び空気中の粉塵などであるが、電
気的には絶縁性のものが多く、２集塵電極（３）は時間
の経過に従って次第に絶縁性の粉塵粒子を堆積し、ダス
ト層を形成する。

このようになった粉塵粒子による堆積ダスト層は放電線
（１）の対向電極（２）にも付着するためコロナ放電が
妨げられ、コロナ放電電流は粉塵粒子の付着の増加とと
もに減少する０本発明は、このコロナ放電電流の減少を
とらえて信号を出し、集塵部（ｂ）の交換笈び洗浄時期
を表示することを特徴とするものである。そこで、コロ
ナ放電電流の減少をとらえる信号は、直接、放電線（１
）を流れるコロナ放電電流の変化でも良いし、負荷側の
電流が減少することによって二次的に減少する高圧電源
回路の一次側の電流の変化をとらえても良い。

ところで１通常の高圧電源回路の負荷特性は、第２図に
示すように流す電流が多いと電圧降下し、少ないと上昇
するのが一般的であるから、粉塵粒子の付着により負荷
が軽くなると、電気集塵機の運転点は１図示中の運転Ｃ
から運転点りに移動するため、２次側の電圧上昇をとら
えてネオンランプなどで表示することもできる。また、
信号を出すコロナ放電電流や電圧の値は自由に設定する
ことが可能であるし、イオン化部（ａ）と集塵部（ｂ）
が組み合わされたものであるので、集塵部（ｂ）である
集塵セルを入れ忘れて通電したときにもコロナ放電電流
が流れないことや電圧が上昇することによって表示され
るため都合が良い。

なお、この集塵部（ｂ）の交換、洗浄時期表示方法は前
記２段電荷形電気集塵機のみならず、イオン化部の放電
線と対向電極とをもち、粉塵粒子を帯電吸着させる方式
のものであれば、いずれの方式にも応用できるものであ
る。

〔発明の効果〕

以上の結果、本発明は、コロナ放電電流或いは電圧の変
化をとらえることにより電気集塵機の集塵部の交換、洗
浄時期を表示することが出来、しかも簡単な構造で、か
つ容易に出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の２段電荷形電気集塵機の構造図であ
って、第２図は、高圧電源回路の特性図である。 １・・・放電線　　２・・・対向電極 ３・・・集塵電極　　４・・・反発電極５・・・高圧電
源　　ａ・・・イオン化部ｂ・・・集塵部 Ａ・・・電気集塵機通過前の含塵空気 Ｂ・・・電気集塵機通過後の清浄空気 Ｃ・・・初期の運転点

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）イオン化部と集塵部を備え、前記イオン化部は放
   電線と対向電極で構成し、また集塵部は対向電極より延
   展された集塵電極と反発電極とより構成して、放電線と
   反発電極に印加する高圧電源装置を備えた電気集塵機に
   おいて、集塵部の集塵電極への粉塵粒子の堆積ダスト層
   の度合をイオン化部の対向電極の汚れの変化でとらえ、
   放電線の対向電極へのコロナ放電電流が設定した電流値
   より減少したときには集塵部の変換や洗浄をうながす予
   告の表示をするようにする電気集塵機の汚れを予告方法
   。
2. （２）対向電極が汚れたとき、高圧電源装置の特性上、
   コロナ放電電流が減少することによって起る印加電圧の
   上昇をとらえて、集塵部の交換や洗浄をうながす予告の
   表示をする特許請求の範囲第１項記載の電気集塵機の汚
   れ予告方法。