JPS62186790A - ↑1↑5n含有物質および植物細胞培養によるその生産 - Google Patents

↑1↑5n含有物質および植物細胞培養によるその生産

Info

Publication number
JPS62186790A
JPS62186790A JP61030501A JP3050186A JPS62186790A JP S62186790 A JPS62186790 A JP S62186790A JP 61030501 A JP61030501 A JP 61030501A JP 3050186 A JP3050186 A JP 3050186A JP S62186790 A JPS62186790 A JP S62186790A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
medium
plant cell
substance
atoms
cell culture
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP61030501A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshikazu Yamamoto
山本 好和
Ryuzo Mizuguchi
隆三 水口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Paint Co Ltd
Original Assignee
Nippon Paint Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Paint Co Ltd filed Critical Nippon Paint Co Ltd
Priority to JP61030501A priority Critical patent/JPS62186790A/ja
Publication of JPS62186790A publication Critical patent/JPS62186790A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Preparation Of Compounds By Using Micro-Organisms (AREA)
  • Micro-Organisms Or Cultivation Processes Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明はIIIN含有物質および植物細胞培養によるそ
の生産、特に15N原子を含有する植物細胞培養用培地
、該培地を用いる植物細胞培養方法、該培養方法によっ
て得られる植物細胞培養物、該培養物から15N原子含
有物質を採取する方法および該採取方法によって得られ
ろ15N含有物質に関する。
(従来の技術) 15N原子はいわゆる標識化合物を製造する際の安定核
種の一つとして汎用されており、これまで15N原子で
標識した多数の無機および有機化合物が知られている。
しかl−/、、iから、これらの化合物は、通常、化学
合成によって製造されており、分子構造が複雑になるに
つれ、1N原子含有率の高い化合物を合成することは困
難となる。他方、15N原子含有率の高い化合物は、近
年、坦tへ物に対する生理活性研究用試剤としてその需
要が高まりつつある。
(発明が解決しようとする問題点) 本発明者ろは植物細胞の物質生産能を利用し、かつ細胞
培養法を適用ずろことにより15N原子含何率の高い化
合物を効率よく生産することを企図し、研究を進めた。
従来、植物細胞については、これを15N原子を高濃度
に含有する培地中で培養した例はなく、従って植物細胞
がそのような15N原子含有培地中で生育するか否か、
生育するとして615N原子含有物質を回収可能な程度
に充分に生産ずろことが出来るか否か全く不明であった
11り記したところ明らかなように、本発明の究極の目
的は15N原子を高い含有率で含んだ化学物質を植物細
胞の化学物質生産能を利用して効率よく製造することに
ある。植物細胞には普通の”N原子と”N原子とを識別
する能力はないものと考えられるから、生産される化学
物質中に15N原子を高い含有率で含有さU”ろノこめ
に1よ、htl物8411胞を培養・1−ろ培地中にl
 b N原子を高濃度に含有u°Lめろ必要がカろ。そ
のような高a度の15N原子(−7−(E下で1ICI
物細胞か生育することが出来るか否か晶た疑問視された
のであるが、現実には多少の抑制か認められろものの、
概ね良好に生育オろ事実が見出だされた。特に培地中の
15N原子濃度を徐々に高めて植物細胞を次第に15N
原子に順応せしめろことにより、生育は順調に進行する
。また、生育の進行に応じて目的とする15N原子を高
濃度に含有する化学物質が生産される事実が明らかとな
った。
本発明は上記の知見に基づいて完成されたしのであって
、培地中の全窒素原子のうち50%以上、好ましくは9
5%以上が16N原子である植物細胞用培地を使用して
植物細胞の培養を行い、その培痒物から15N原子を高
濃度に含有する化学物質を採取する点に特徴がある。
(作用) 以下、主としてヨウシュチョウセンアサガオ(Datu
ra tatula)を利用した15N化アトロビンの
製造を例にとって本発明を説明するが、本発明の技術思
想がこれのみに限定されるものでないことは111記お
よび後記の開示から明らかであろう。すなイっら、本発
明はヨウシュチョウセンアサガオに限らず種々の植物細
胞を利用して種々の化学物質を生産する場合に応用され
得るものである。
本発明方法により、15N原子含打率の高い化学物質を
生産するためには、IsN原子を含有する培養培地に所
望の化学物質を産生ずる能力を存する植物細胞を無菌的
に添加する。培養に使用される培地は、液体、固体のい
ずれの培地であってらよく、目的に合イつせて適宜選択
されてよい。たとえばヨウノユヂョウセンアサガオの場
合には、通常ヨウシュチョウセンアサガオの培養に使用
されているリンスマイヤー・スクーグ培地を用い、その
組成物中の窒素を15Nで置き換えたしの(15N原r
含〈丁半50%以上、好ましくは95%以上)を使用す
ればよい。15N含貞率は100%以上に近い乙のの方
が置換率が高く好上しいが、50%以上、好上しく(よ
り0%以上、より好ましくは95%以上のものが適当で
ある。これによって100%15N原子で置換された物
質を得ることが出来る。
その他の高等植物細胞ではたとえばホワイト培地、ムラ
シゲ・スクーグ培地などを用い、その中の窒素を15N
で置換したものが用いられる。クロレラなど藻細胞では
たとえばポルボックス培地、ブリストール培地、ブトマ
ー培地などを用い、その中の窒素を15Nで置換したも
のを使用する。
次に添加した植物細胞の種類や性質に応じて適宜の培地
pl−1を保持しつつ、適宜の温度で適当期間培養を行
う。たとえばヨウシュチョウセンアサガオの場合には約
25℃において約2週間にわたり培養を行う。培養方法
は、振とう培養、撹拌培養、静置培養等のどれを選択し
ても構わないが、用いるNrI物細胞の種類、性質に応
じて適宜決定される。また、培養期間も用いろ培養の種
類や目的とする物質の採取効率に応じて決定される。
本発明でいう植物細胞培養物とは、培養後の培養液全体
をいい、増殖した植物細胞と使用した培地から成る。ま
た、15N原子含有物質には、培谷物から単離される化
合物たけてなく、抽出液、抽出物、細胞乾燥物、その粉
砕物等が含まれる。
培養物から植物細胞を分離するには、通常用いられてい
る適宜の分離方法(たとえばろ過、遠心分離、抽出)を
採用すればよい。得られた植物細胞や培地は、凍結乾燥
や熱風乾燥などの方法によって乾燥物にすることが出来
る。乾燥あるいは生の植物細胞や培地からl’lN原子
含有化合物を単離するには、対応する15N原子非含有
化合物に適用される分離方法がそのまま採用されてよい
。たとえば化合物がアルカロイドやクロロフィンのよう
な、油溶性のものであればメタノール、アセトン、エー
テル、ベンゼン、酢酸エチルなどの有機溶媒を用いて抽
出し、アミノ酸のような水溶性のものであれば熱水、水
性アルコールなどを用いて抽出すればよい。たとえばヨ
ウシュチョウセンアサガオを培養して15N化アトロビ
ンを生産する場合、培養物をろ過して液体培地と細胞に
分離した。得られた細胞を有機溶媒(たとえばアセトン
、メタノール)で抽出し、この抽出液から有機溶媒を留
去し、残渣をカラ1、クロマ)・グラフィーに付して1
5N化アト〔1ビシを採取ずろ。
口゛N化物か得られlこかとうかの確認は、通信1マス
スペクトルて行う。lことえば前記15N化アト[1ピ
ンの場合、培地中15N原子含打率か100%でなけれ
ば15N化アトロビンの親ピークは標桑物質の分子ff
11c l?1123N O,= 289から完全15
N化アi・ロビンC,7[1,3”N02=290にな
ると考えられる。
培養物から単離された化合物ではなく、抽出物や細胞乾
燥物なとか+5N化物であるかどうかの確認は、抽出物
や細胞乾燥物から代表的な成分を単離して、その化合物
が15N化物であるかを確認することによって行う。
(実施例) 以下に実施例を挙げて本発明の実施態様を具体的に説明
する。
実施例1 ヨウシュチョウセンアサガオ(ナス科)の葉から誘導し
て得たヨウンユチョウセンアザガオ培養細胞(0,5g
)を下記組成を有するリンスマイヤー・スクーグ液体培
地中で25℃において暗所下4週間[40rl)mで回
転振とう培養した。培地としてはシヨ糖30g/克、1
5N化硝酸アンモニウム1.65g/兇、15N化硝酸
カリウム1.9g/4、塩化力ルンウム440mg/f
l、硫酸マグネシウム370mg/4、リン酸二水素カ
リウム1ツ0mg/児、ホウ酸6゜2mg/克、硫酸マ
ンガン22.3mg/11.硫酸亜鉛8.6mg/41
ヨウ化カリウム0゜83mg/克、モリブデン酸ナトリ
ウム0.25mg/乏、塩化コバルト25μg/4、硫
酸銅25μg/1、エチレンジアミン四酢酸す)・リウ
ム37゜3mg/克、硫酸第一鉄27.8mg/4、ミ
オイノノトール+00mg/4、グリシジ2 mg/ 
fl、塩酸ピリドキシン0 、5 mg/克、ニコチン
酸0 、5 mg/1、塩酸チアミン0 、 l mg
/克、2,4−ジクロルフェノキン酢酸10−6M1カ
イネチン10−5Mを100Jのイオン交換水に溶解さ
せ、pHを6.0に:J、”J整し、更に0.22mμ
のメンブランフィルタ−で除菌ろ過したしのを用いた。
培養液をろ過して細胞と培地とに分離し、細胞(約3g
)ヲヘンセンに浸漬した。培地(50J)にベンゼン(
50mjij)を加え、分岐ロートで振とうしてベンゼ
ン抽出液を得た。細胞のベンゼン抽出液と合わせて、溶
媒を留去し、培養物のベンゼン抽出物(約4 mg)を
少虫のベンゼンに溶解し、シリカゲル薄層にスポツティ
ングして、 n−ヘキサジと酢酸エチルから成る溶媒で
展開した。風乾した後、標品アトロピンと同一のRf値
を有し、紫外線で発光する。スポットをかき取り、マス
スペクトルで測定した。標品アトロピンはm/z289
に親ピークか検出される。本サンプルにはm/z290
に現ピークが観察され、その結果本サンプル中にはアト
ロピンの同位体物質が存在することが確認された。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、培地中の全窒素原子のうち50%以上が^1^5N
    原子であることを特徴とする植物細胞培養用培地。 2、培地中の全窒素原子のうち50%以上が^1^5N
    原子である植物細胞培養用培地において植物細胞を培養
    することを特徴とする植物細胞の培養方法。 3、培地中の^1^5N原子含量を徐々に高めることに
    より植物細胞を^1^5N原子に順応させながら培養を
    行う特許請求の範囲第2項記載の培養方法。 4、培地中の全窒素原子のうち50%以上が^1^5N
    原子である植物細胞培養用培地において植物細胞を培養
    することにより得られた植物細胞培養物。 5、培地中の全窒素原子のうち50%以上が^1^5N
    原子である植物細胞培養用培地において植物細胞を培養
    し、得られた植物細胞培養物から^1^5N原子含有物
    質を採取することを特徴とする^1^5N原子含有物質
    の製造法。
JP61030501A 1986-02-13 1986-02-13 ↑1↑5n含有物質および植物細胞培養によるその生産 Pending JPS62186790A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61030501A JPS62186790A (ja) 1986-02-13 1986-02-13 ↑1↑5n含有物質および植物細胞培養によるその生産

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP61030501A JPS62186790A (ja) 1986-02-13 1986-02-13 ↑1↑5n含有物質および植物細胞培養によるその生産

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPS62186790A true JPS62186790A (ja) 1987-08-15

Family

ID=12305566

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP61030501A Pending JPS62186790A (ja) 1986-02-13 1986-02-13 ↑1↑5n含有物質および植物細胞培養によるその生産

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62186790A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Nakagawa et al. Release and crystallization of berberine in the liquid medium of Thalictrum minus cell suspension cultures
Kreuger et al. Arabinogalactan-protein epitopes in somatic embryogenesis of Daucus carota L.
Forrest et al. Pteridines from Drosophila. I. Isolation of a yellow pigment1
NO763474L (ja)
DE3435491A1 (de) 9-aminoalkyl-8-hydroxyadenine und verfahren zu ihrer herstellung
Sterling et al. Inhibition of high‐affinity choline uptake and acetylcholine synthesis by quinuclidinyl and hemicholinium derivatives
Roberts et al. Chlorophyll biosynthesis and turnover in wheat leaves
JPS62186790A (ja) ↑1↑5n含有物質および植物細胞培養によるその生産
DE2314478B2 (de) 3-Substituierte Rifamycin-SV-derivate, Verfahren zu ihrer Herstellung und therapeutische Zubereitung, die diese Verbindungen enthält
EP0134536B1 (de) Verfahren zur Erhaltung und Vermehrung von defekten, nicht-infektiösen Virusgenomen
JPS62186789A (ja) 13c含有物質および植物細胞培養によるその生産
US3846237A (en) Process for production of corrinoid compounds containing no metal
JPS619227A (ja) キンポウゲ科植物の組織培養方法
JPH0622781A (ja) ダウリシンの製造法
JPH0728752B2 (ja) アメリカヤマゴボウ培養細胞を用いたベタシアニンの製造法
Juneja et al. Acidic metabolites of benzyl alcohol in greenbug resistant barley
JPH01500401A (ja) 植物培養における二次代謝産物生産の誘導方法及びその手段
JP2759656B2 (ja) 植物組織培養による有用物質生産方法
Ingensiep The morphogenetic response of intact pea seedlings with respect to translocation and metabolism of root-applied auxin
Pozharitskaya et al. Preparation of N‐β‐Propyl Derivatives from Perakine and Ajmaline Rauwolfia serpentina in Tissue Cultures
Fowden et al. The isolation of tyramine from a West African Crinum species
SU1735779A1 (ru) Способ получени ауксинрецепторного белка из растений
JPS6311000B2 (ja)
JPH0622754A (ja) 脱分化初期細胞系による物質の生産方法
JPH01222777A (ja) パーオキシダーゼおよびその製造法