JPS62184852A - 耐薬品性塗膜形成方法 - Google Patents

耐薬品性塗膜形成方法

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Publication number
JPS62184852A
JPS62184852A JP2597486A JP2597486A JPS62184852A JP S62184852 A JPS62184852 A JP S62184852A JP 2597486 A JP2597486 A JP 2597486A JP 2597486 A JP2597486 A JP 2597486A JP S62184852 A JPS62184852 A JP S62184852A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
epoxy resin
stainless steel
resin paint
vinylidene chloride
chloride resin
Prior art date
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Pending
Application number
JP2597486A
Other languages
English (en)
Inventor
泰 松原
正則 高橋
宮川 稔
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TOHOKU DOUTETSU KK
Original Assignee
TOHOKU DOUTETSU KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 一本発明は耐薬品性塗膜形成方法に関するものである。
[従来の技術] 従来から耐薬品性を目的とする塗膜形成方法が種々提案
されているが、ガソリン、ケトンあるいは原油等の薬品
に耐える塗料は少なく、しいて挙げるとすれば、僅かに
エポキシ樹脂塗料等を挙げることができる。しかしなが
ら、当該エポキシ樹脂塗料であっても、その塗装面は長
期の使用に酎えるものではなかった。
[発明が解決しようとする問題点] 上記のように従来は、ガソリン、ケトンあるいは原油等
の薬品に長期間耐える塗膜形成方法がなかったので、耐
久性のある塗膜形成方法が要望されているという問題点
があった。
本発明はこのような問題点を解決し、ガソリン、ケトン
あるいは原油等の薬品に長期間耐える塗膜形成方法を提
供することを目的とする。
[問題点を解決するための手段] 本発明に係る耐薬品性塗膜形成方法は、上記のような従
来の問題点を解決し、本発明の目的を達成するために、
次のように構成したことを特徴とする。
すなわち、基材面にステンレス含有エポキシ樹脂塗料を
下塗塗装し、その上に塩化ビニリデン系樹脂エマルジョ
ンを0.5%乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料を上
塗塗装することを特徴とする。
[実施例] 以下図面により本発明について詳細に説明する。
第1図は本発明に係る塗膜形成方法を実施した基材の一
部切欠斜視図である。ここで、lは基材、2は下塗塗装
部、3は上塗塗装部を示す。
基材1としては、各種の素材を挙げることができるが、
特に広く使用されている鉄およびその合金を挙げること
ができる。
下塗塗装部2は、基材lの面にステンレス含有エポキシ
樹脂塗料を塗装して形成される。ステンレス含有エポキ
シ樹脂塗料の1例として、厚さ3ミクロン以下、幅10
0ミクロン以下、長さ 100ミクロン以下の小判形あ
るいは葉っは形のステンレスフレークを5乃至40重量
%含有してなるステンレス含有エポキシ樹脂塗料を挙げ
ることができる。L記のステンレスフレークを、上記の
範囲の量において、硬化剤を含まないエポキシ樹脂塗料
に混合し、使用に当って硬化剤を加えて常法により塗装
する。うすめる場合はエポキシシンナーを使用する。
上記下塗塗装部2の上に、塩化ビニリデン系樹脂エマル
ジョンを0.5%乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料
を常法により塗装することによって上塗塗装部3が形成
される。エポキシ樹脂塗料は前記のようにステンレスフ
レークを含有していても良く、またステンレスフレーク
を含有していないエポキシ樹脂塗料であっても良い、塩
化ビニリデン系樹脂エマルジョンとしては、例えば、旭
化成工業株式会社製のサランラテックスRタイプL32
1(商標)を挙げることができる。
当該塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンを硬化剤を含ま
ないエポキシ樹脂塗料と混合する。塩化ビニリデン系樹
脂エマルジョンの添加量が10%を越えると、塩化ビニ
リデン系樹脂エマルジョンとエポキシ樹脂塗料との混和
性が悪くなり、所期の効果を達成することができず、ま
た添加量が0.5%未満では、耐薬品性の効果が充分で
ない。なお、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンの添加
量は3%程度が最も適当である。また、塩化ビニリデン
系樹脂エマルジョンを含有するエポキシ樹脂塗料の溶剤
としては、ヘキサメチルリン酸トリアミドあるいは1.
4−ジオキサン(ジエチレンジオキシド)が良好である
上塗塗装部3は、上記塩化ビニリデン系樹脂エマルジョ
ンを0.5%乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料に硬
化剤を加えて常法により前記下塗塗装部2の上に塗装す
る。なお、塗料をうすめる場合はへキサメチルリン酸ト
リアミドあるいはl、4−ジオキサンを使用する。
上記のようにして塗装された面は、ガソリン、ケトンあ
るいは原油等の薬品に対して良好な耐薬品性を示す。
実施例1 基材1として、ホットコイル製または熱延鋼板である黒
皮の鉄板を使用する。当該鉄板の表面を脱脂した後、そ
の而にステンレス含有エポキシ樹脂塗料を塗装して下塗
塗装部2を形成する。下塗塗装部2の上に、塩化ビニリ
デン系樹脂エマルジョンを3%含有するステンレス含有
エポキシ樹脂塗料を塗装することによって上塗塗装部3
を形成する。
かくして形成された塗装面は、基板目試験を行なったと
ころ、 1007100であって良好であった。また、
水道水で1時間煮沸しても全く異常がなかった。更に、
煮沸後基板目試験を行なったところ、50/ 100で
あり良好であった。
またメチルエチルケトン(純度99%以上)に25日以
上浸漬しても異常がなかった。ガソリンの場合には80
日以上、原油の場合には6箇月以上浸漬しても異常がな
かった。
実施例2 基材lとして、ホットコイル製または熱延鋼板である黒
皮の鉄板を使用する。当該鉄板の表面を脱脂した後、そ
の面にステンレス含有エポキシ樹脂塗料を塗装して下塗
塗装部2を形成する。下塗塗装部2の上に、塩化ビニリ
デン系樹脂エマルジゴンを3%含有しステンレスを含有
しないエポキシ樹脂塗料を塗装することによって上塗塗
装部3を形成する。
かくして形成された塗装面は、基板目試験を行なったと
ころ、 100/ 100であって良好であり、またメ
チルエチルケトン(純度39%以上)に25日以上浸漬
しても異常がなかった。更にまた、水道水で1時間煮沸
したところ、表面に白色のうすい色が付く程度で殆ど異
常がなかった。更に、煮沸後基板目試験を行なったとこ
ろ、50/ 100であり良好であった。
比較例1 基材lとして、ホットコイル製または熱延鋼板である黒
皮の鉄板を使用し、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョン
を3%含有しステンレスを含有しないエポキシ樹脂塗料
を2回塗装する。
この面は、基板目試験を行なったところ、 100/1
00であって密着性は良好であったが、メチルエチルケ
トン(純度89%以上)に浸漬したところ22時間で小
さなボッボッが発生し、耐薬品性は不充分であった。ま
た、水道水で1時間煮沸したところ、表面に白色のうす
い色が付く程度で殆ど異常がなかったが、当該煮沸後基
板目試験を行なったところ、 O/ 100で密着性は
不良であった。
比較例2 基材lとして、ホットコイル製または熱延鋼板である黒
皮の鉄板を使用し、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョン
を3%含有するステンレス含有エポキシ樹脂塗料を2回
塗装する。
この面は、基板目試験を行なったところ、 100/1
00であって密着性は良好であったが、メチルエチルケ
トン(純度99%以上)に浸漬したところ6時間で小さ
なボッボッが発生し耐薬品性は不充分であった。また、
水道水で1時間煮沸したところ、異常がなく、また当該
煮沸後基板目試験を行なったところ、 100/ to
oで密着性は良好であった。
比較例3 基材lとして、ホットコイル製または熱延鋼板である黒
皮の鉄板を使用し、まず塩化ビニリデン系樹脂エマルジ
言ンもステンレスも含有しないエポキシ樹脂塗料を塗装
する。その上に、塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンを
3%含有しステンレスを含有しないエポキシ樹脂塗料を
塗装する。
この面は、基板目試験を行なったところ、 100/1
00であって密着性は良好であったが、メチルエチルケ
トン(純度38%以上)に浸漬したところ6時間で小さ
なボッボッが発生し、耐薬品性は不充分であった。また
、水道水で1時間煮沸したところ1表面に白色のうすい
色が付く程度で殆ど異常がなかったが、当該煮沸後基板
目試験を行なったところ、O/ 100で密着性は不良
であった。
[発明の効果] 本発明に係る耐薬品性塗膜形成方法は上記のように構成
されているので、容易に剥離することがなく、ガソリン
、ケトンあるいは原油等の薬品に長期間耐える塗装面を
得ることができるという効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る耐薬品性塗膜形成方法を実施した
基材の一部切欠斜視図である。 i−・・基材 2・争・下塗塗装部 3・・・上塗塗装部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基材面にステンレス含有エポキシ樹脂塗料を下塗
    塗装し、その上に塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンを
    0.5%乃至10%含有するエポキシ樹脂塗料を上塗塗
    装することを特徴とする耐薬品性塗膜形成方法。
  2. (2)塩化ビニリデン系樹脂エマルジョンを0.5%乃
    至10%含有するエポキシ樹脂塗料のエポキシ樹脂塗料
    がステンレス含有エポキシ樹脂塗料であることを特徴と
    する特許請求の範囲第1項記載の耐薬品性塗膜形成方法
JP2597486A 1986-02-10 1986-02-10 耐薬品性塗膜形成方法 Pending JPS62184852A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4882371A (en) * 1986-11-12 1989-11-21 Tohoku Dotetsu Kabushiki Kaisha Durable epoxy resin paint composition
JP2007302277A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Seiji Sakashita 袋口開口具
US11903521B2 (en) 2015-10-12 2024-02-20 Weber-Stephen Products Llc Burner tube for gas grill

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US4882371A (en) * 1986-11-12 1989-11-21 Tohoku Dotetsu Kabushiki Kaisha Durable epoxy resin paint composition
JP2007302277A (ja) * 2006-05-10 2007-11-22 Seiji Sakashita 袋口開口具
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