JPS6218471A - 染毛料 - Google Patents

染毛料

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JPS6218471A
JPS6218471A JP60156635A JP15663585A JPS6218471A JP S6218471 A JPS6218471 A JP S6218471A JP 60156635 A JP60156635 A JP 60156635A JP 15663585 A JP15663585 A JP 15663585A JP S6218471 A JPS6218471 A JP S6218471A
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JP
Japan
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hair
dyed
hair dye
dye
dyes
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JP60156635A
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English (en)
Inventor
Masashi Kikuchi
正志 菊地
Masahiro Matsuoka
松岡 昌弘
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Shiseido Co Ltd
Original Assignee
Shiseido Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は毛髪を堅牢に染色し得る新規な染毛料に関する
ものである。
[従来の技術] 従来、ヘンゼン誘導体の一つであるp−フェニレンジア
ミン、p−)リレンジアミン等をディベロソバ−とし、
レゾルシン、m−アミノフェノール、m−フェニレンジ
アミン等をカップラーとし、過酸化水素とアンモニアに
より酸化重合発色させ毛髪を染色する、いわゆる酸化染
料が染毛剤染料の主流となっている。
又、インドール、ピリミジン誘導体からなる染毛料(西
独特許第3016905号等)も類似の方法で染色する
酸化染料である。
この他、キノン系色素からなる染毛剤の特許もいくつか
報告されている(西独特許公開第3244454号、同
3244452号、仏特許第1567219号等)が、
これらは直接染料として使用しており染色するというよ
り毛髪に若干のシェード(shade )を与えるもの
である。
植物からの抽出物、例えばヘンナ、カミツレ、クルミ等
の抽出成分による毛髪の染色もいくつか報告されている
が、これも又染色力は十分に満足できるものではない。
[発明が解決しようとする問題点コ 酸化染料は良好に毛髪を染色するが、発色が酸化重合反
応を経ているためその反応は極めて複雑であり、雑多な
酸化生成物を生成するので、ごくわずかな染色条件の違
いにより同じ染料で染色しても発色が著しく異なること
が多い。又、これら染料は空気中もしくは溶媒中で不安
定(酸化あるいは酸化重合する等)なため、その保存も
窒素雰囲気下で行う等、十分注意を要するものである。
さらに、人によっては皮膚障害をおこしたり、毛髪の損
傷度も大きいことから、染色力が充分にあって発色が安
定しており、かつ保存安定性が良好で安全性も優れてい
る新しいタイプの染毛料のニーズが高まっていた。
このようななかで、本発明者らは可能性のある新規染毛
料の一つとして建染染料に着目し、染毛料の研究を続け
ているが、今回、新規なナフタレン誘導体を用いれば、
穏和な条件で毛髪を染色することができもって安全性に
優れ、かつ保存安定性が良好で充分な発色が安定して得
られることを見い出し、本発明を完成するに至った。
[問題点を解決するための手段] すなわち、本発明は下記一般式(I)で表わされるナフ
タレン誘導体を含有することを特徴とする染毛料である
上記ナフタレン誘導体は本発明者らが初めて合成した新
規化合物であるが、対応する2−ベンジルアミノ−5,
8−ジヒドロキシナフトキノンを水酸化カリウム、水酸
化ナトリウムまたは炭酸ナトリウムなどのアルカリ存在
下、ジチオン酸ナトリウムなどの還元剤を用いて水、ア
ルコール、水−アルコール混合溶液、もしくは亜鉛存在
下、塩酸水溶液中で還元するなどの方法によって得られ
る。適当な反応条件は嫌気下、室温〜還流温度で1〜5
時間の反応である。
上記ナフタレン誘導体の配合料は染毛料金量中の0.0
5重量%以上、好ましくは061重量%以上である。上
型は特にないが、2重量%を超えると次第に染色力が頭
打ちとなり、5重量%を超えて配合する意味はあまりな
い。
〔作用〕
従来の繊維用建染染料は、浴中で還元剤を用いて染料を
ロイコ体となし、該浴中に繊維を浸しながら上記ロイコ
体を空気酸化して発色させ、繊維に吸着させるタイプの
ものである。例えば、建染染料として代表的なインジゴ
は染色にあたって、インジゴとアルカリおよび還元剤と
を含有する溶液中に繊維を浸漬させる。インジゴは上記
条件でロイコ体となっており、このものが空気酸化を受
けて発色し同時に繊維に染め付くと考えられている。ま
た、この他に建染染料にはインダスレン系染料、アント
ラキノン系染料などがあるが、これらもまた同様の機構
で染色されると考えられている。
しかしながら、これらのロイコ体は非常に不安定で空気
に触れるとたちどころに酸化されてしまうので、浴中に
は多量の還元剤を共存させる必要があり、繊維にとって
は苛酷な条件となる。さらに還元は強アルカリ条件下で
行われるのでなおさら繊維が傷む原因になっていた。
Ca5sel la社により開発されたHe1indo
n YellowRは縮合Carbazole環を有す
るナフトキノン系染料で、羊毛用黄色建築染料であるが
、還元に強アルカリ浴を必要とするので市販されなかっ
たことは良く知られていることである。
インジゴのロイコ体を硫酸エステルにした場合は安定性
が向上するが、該硫酸エステルは逆に安定性が良すぎて
強酸化剤、例えば過マンガン酸カリウムを用いなければ
発色させることができない。
これもまた繊維に対してよい条件ではない。このように
従来の建染染色法をそのまま毛髪の染色に適用すること
は不可能であった。
本発明のナフタレン誘導体は適度な安定性を有する、即
ちロイコ体として単離できかつ穏和な条件で酸化されて
強く発色するロイコ体であり、まさに理想的な染毛料で
あるということができる。
これまでに染毛料に建染染料を応用した例はなく、しか
も染色浴に還元剤を含有させることなく良好に発色しう
るロイコ体を合成、単離して染毛料へ応用した例ははじ
めてである。
さらに、従来の建染染料を用いた場合には、通常染浴中
に5%程度の濃度で添加し高温染色しなければ十分な染
色は望めなかったが、本発明のナフタレン誘導体は0.
1%程度の極めて低濃度の配合量でかつ40℃以下の低
温で実用に耐える染色力を発揮するものである。又この
ものは毛髪をいためず、頭皮をも刺激しない。
〔合成例〕
以下に、本発明に係るナフタレン誘導体の合成例をあげ
る。
まず、2−ベンジルアミノ−5,8−ジヒドロナフトキ
ノンの合成例を示す。
合成例1 ベンジルアミン200mmo l中にナフタザリン10
mmolを含むエタノール溶液をゆっくり添加し、温度
O〜2°Cで3.5時間攪拌した。反応終了後、希塩酸
水溶液中に反応物をあけ沈澱物を濾過し、減圧乾燥した
。この乾燥物を充填剤としてシリカゲル、溶媒としてベ
ンゼンを用いたカラムクロマトグラフィーにかけて分画
精製して目的物である結晶1.257g (収率42.
3Vo)を得た。このものは下記の分析値によって2−
ベンジルアミノ−5,8−ジヒドロキシナフトキノンで
あることを確認した。
マススペクトル M+=295 元素分析値 C=69.11  (計算値69.15 
)H= 4.44  (計算値4.44 )N= 4.
68  (計算値4.74 )核磁気共鳴スペクトル(
CDC13、δ、P)I H−NMR13,28(LH
lOH,s) 、11.83  (lH。
OH,s ) 、7.35 (5H,arom、 、1
ikes ) 、7.03−7.26 (2H,aro
m、 q ) 、6.39 (LH,NH,broad
 )、5.72 (IH,quinone 、  s 
)  、4.36−4.42  (2H1CH2ph、
  d) 13C−NMRcarbonyl group  18
7.2.183.7合成例2 合成例1で得た2−ベンジルアミノ−5,8−ジヒドロ
キシナフトキノン400mgを炭酸ナトリウム400m
g、ジチオン酸ナトリウム1200mgとともに水3〇
−中に分散し、アルゴン雰囲気下、還流温度で3時間攪
拌した。溶液が黄褐色に変わって還元が充分に進行した
ことを確認した後、室温に冷却した後濾過し、結晶を脱
気した水で洗浄した。これらの操作はすべてアルゴン雰
囲気下で行った。
結晶を減圧乾燥して目的物355mg (収率88.8
%)を得、さらにアルゴン雰囲気下エタノールで再結晶
した。
このものは数種の互変異性体が考えられるが、下記の分
析値にみられるごとく、C−NMRにおけるカルボニル
基の化学シフトがキノン類のそれより著しく低磁場側に
認められることから、カルボニル基の隣接にメチル基あ
るいはメチレン基が存在すると考えられ、2−ベンジル
アミノ−2゜3−ジヒドロ−5,8−ジヒドロキシナフ
タレン−1,4−ジオンであると確認した。
マススペクトル M+= 297 元素分析値 C=68.50  (計算値68.68 
)H= 5.00  (計算値5.09 )N= 4.
62  (計算値4.’H)核磁気共鳴スペクトル(C
DC13、δ、FF)IH−NMR12,85(18,
OH,S > 、12.50  (II(、OH,s 
) 、7.32 (5H,arom、 、S ) 、6
.22 (18゜arom、 、s ) 、5.71 
(LH,NH,broad ) 、4.38−4.44
 (2+(XCH2p h) 、2.93 (4H1−
(CH2>−1S) 13C−NMRcarbonyl group、202
.9.197.2[実施例] 次に本発明のナフタレン誘導体を含有する染毛料につい
て実施例をあげて具体的に述べる。
実施例1 合成例2で得た6−ベンジルアミノ−2,3−ジヒドロ
−5,8−ジヒドロキシナフタレン−1゜4−ジオン各
々20mgをアンモニア含量0%、0.7%、1.0%
、1.5%、2.0%の水20gに溶解させ染色液とす
る。株式会社アベイユから購入した白髪混じりの毛髪(
未処理) 1.0 gを染色液中に浸して30°Cの温
度において45分間震盪染色した。その後、染色毛髪を
水200−により30℃、5分間洗浄していずれの場合
も白髪が全く感じられない毛髪を得た。
染色毛髪の色調はアンモニア濃度が増大するにつれて青
味を帯びてくるが、およそ赤褐色〜褐色であった。
得られた染色毛髪を市販のシャンプーを用いて洗浄し、
さらにリンスをしたがいずれの場合も色落ちは極めて少
なく色調の変化は認められなかった。
実施例2 実施例1で用いたナフタレン誘導体と同一のナフタレン
誘導体各々20mgをアンモニア含量0%、0.7%、
1.0%、1.5%、2.0%の水10g及びプロピレ
ングリコール10gからなる混合液に溶解し染色液とす
る。実施例1と同様にして染色、洗浄して、いずれの場
合も白髪が全く感じられず、実施例1で得た色調と殆ど
変わらないあざやかな色調に染色された毛髪を得た。
実施例3 実施例1で用いたナフタレン誘導体と同一のナフタレン
誘導体各々20mgを、アンモニア含有O%、0.7%
、1.0%、1.5%、2.0%の水20g及びアニオ
ン活性剤longからなる混合液に溶解し染色液とする
。実施例1と同様にして染色、洗浄して、いずれの場合
も白髪が全く感じられず実施例1で得た色調と殆ど変わ
らないあざやかな色調に染色された毛髪を得た。
実施例4 実施例1で用いたナフタレン誘導体と同一のナフタレン
誘導体各々20mgをアンモニア含量O%、0.7%、
1.0%、1.5%、2.0%の水Log及びプロピレ
ングリコール10g及びアニオン活性剤10mgからな
る混合液に溶解し染色液とする。実施例1と同様にして
染色、洗浄して、いずれの場合も白髪が全く感じられず
、実施1で得た色調と殆ど変わらないあざやかな色調に
染色された毛髪を得た。
実施例5 実施例1で用いたナフタレン誘導体と同一のナフタレン
誘導体各々20mgを、アンモニア含有O%、0.7%
、1.0%、1.5%、2.0%の水Log及びエタノ
ール10gからなる混合液に熔解し染色液とすとする。
実施例1と同様にして染色、洗浄して、いずれの場合も
白髪が全く感じられず実施例1で得た色調よりごくわず
か淡色に染色された美しい毛髪を得た。
実施例6 実施例1で用いたナフタレン誘導体と同一のナフタレン
誘導体各々20mgを、アンモニア含量O%、0.7%
、1.0%、1.5%、2.0%の水10g、エタノー
ル2g、プロピレングリコール8g及びアニオン活性剤
Lomgからなる混合液に溶解し、染色液とする。実施
例1と同様にして染色、洗浄していずれの場合も全く白
髪が感じられず実施例1で得た色調と殆ど変わらないあ
ざやかな色調に染色された毛髪を得た。
実施例7 前もって5%過酸化水素水で30℃45分脱色処理した
毛髪を用いた他は実施例6と同様にして染色、洗浄した
ところ、いずれの場合も毛髪が良好に染色された。
〔発明の効果〕
本発明に係るナフタレン誘導体を含有してなる染毛材は
極めて低濃度でしかも穏和な条件で良好に毛髪を染色で
きるものであり、発色も安定しており、保存安定性も良
好な優れた染毛材である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 下記一般式( I )で表わされるナフタレン誘導体を含
    有することを特徴とする染毛料。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・( I )
JP60156635A 1985-07-16 1985-07-16 染毛料 Pending JPS6218471A (ja)

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