JPS6218455Y2 - - Google Patents

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JPS6218455Y2
JPS6218455Y2 JP1981125631U JP12563181U JPS6218455Y2 JP S6218455 Y2 JPS6218455 Y2 JP S6218455Y2 JP 1981125631 U JP1981125631 U JP 1981125631U JP 12563181 U JP12563181 U JP 12563181U JP S6218455 Y2 JPS6218455 Y2 JP S6218455Y2
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JP
Japan
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cork
molded product
grains
curing
room temperature
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JP1981125631U
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JPS5831134U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】
本考案は、コルクの細粒を樹脂接着剤で固着し
て成る成形物で、その構成と物性に於て、従来の
類似品とは全く異質のもので、特に強度、弾性に
於ては従来品の数倍であり、耐熱性良好で、成形
物中に占めるコルク密度がコルク粒の大小により
異なるが約75%以上であるため、成形物質自体コ
ルクの持つ特性をそのまゝ保持し、且つコルクの
欠点である脆さが全く無く、強力なものとなり、
パツキング材として用いた場合永持ちし、振動吸
収性が良好で、且つ耐熱性が向上する等コルク自
体より幾多の特徴を有するものである。 本願成形物をシート状にスライスしたものを第
1図に示す。コルク粒1は普通1〜4m/mの不
規則な形状の細粒で前後左右及び上下に立体的に
隣接する者同志互に密接し、接着剤2で結合し、
図で示すように表面に内部もコルク粒が隙間なく
連接し、成形物中のコルクの密度が75%以上、好
ましくは90%程度に構成されるもので、従つて上
述のようにコルク自体の特性がそのまゝ活かされ
る。さらに、コルク粒子は不規則な凹凸形状を有
するものであるから、隣接する粒子同志の間隙部
に接着剤が圧封されて粒子の結合力として作用
し、これがまた本成形品の強度、伸度の改善に役
立ち、コルク自体の欠点である脆さと弱さを解消
したものである。このような特性は本願成形物の
製法の特殊性にも起因するので、次に製法につい
て述べる。 本願成形物の製法の一例を述べると、先づ原材
料であるコルク粒は普通上述のように直径1〜4
m/mの大きさで、このコルク粒群に予じめカプ
リング剤を添加し、よく撹拌し、コルク粒の表面
にカプリング剤の皮膜を形成しておく。 かくして準備したコルク粒に対し重量比約80〜
120部の合成樹脂接着剤、例えばウレタン樹脂を
投入し撹拌する。ウレタン樹脂の中には硬化剤を
適量混入しておく。よく撹拌してコルク粒の表面
に樹脂が附着したら、これを適宜の加圧槽内に入
れ、室温下500トン/m2の圧力をかけて12時間〜
24時間加圧する。室温により加圧時間は多少変
る。かくして脱泡及び樹脂の硬化が進み、容積が
約1/3〜1/6程度になるまで加圧圧縮する。かくし
て得られるコルク塊は比重約0.45〜0.6である。
次にこのコルク塊を常温で5〜7日間養生し完成
する。この本願成形物は圧縮度により硬軟の差
と、コルク密度に多少差はあるが、用途に応じて
選択する。またパツキング等に用いるものはスラ
イスして平板状とする。 このように高圧力下で圧縮するから、第1図に
示すように隣接するコルク粒同志互に密着し、殆
んど隙間なく接合し合い、粒子間に介在する接着
剤により前後左右、及び上下の立体的に結合さ
れ、コルクそのものよりも遥かに強度の大なる成
形物として完成され、且つ、コルク粒が密着して
いるという構成から、コルク自体の特性である圧
縮力に対しては、圧縮力の作用する部分だけが凹
没変形し、圧力が範囲に及ばないという物性はそ
のまゝ保持されるものである。 この本願成形物の特性は、従来の類似品である
樹脂中にコルク粒子を少量混在させたものには全
く見られない特性で、類似品は樹脂自体の特性が
主としてあらわれ、コルクそのものゝ有する上述
の圧縮力に対する特性は見られない。 本願成形物は接着剤がコルク粒子間に介在する
ので、接着剤の特性を活かして成形物に種々の特
性を附与することができる。例えば耐熱性を与え
る一例について述べると、コルクの重量に対し50
〜80部のレゾルシノール(商品名)を適量の硬化
剤と共に用い、上記同様の方法で得た成形物は極
め耐熱性大である。 さて、本願成形物は用途に応じて、塊状或は適
宜厚さの板状にスライスするとか、任意の形状に
仕上げる等必要に応じて形状を選択すればよい。 本願弾性成形物の物性を従来品(註記)と比較
表示すると、第1表の通りである。
【表】 第1表の数値よりわかるように、本願弾性成形
物は、引張強度、伸びに於て従来品より3倍もの
高い値を示し、その優れた物性を知ることができ
るが、さらにその弾性がコルク自体の特性をその
まゝ保持する点で甚だ優れている。 これは従来品と全く区別される特性で、振動の
吸収性に於て他の追随を許さない。従つてその用
途は広く、エンジンや輸送機械に用いて効果が大
きい。また、耐熱性の優れたものもつくれるか
ら、この面でも利用範囲を広めるものである。本
願成形物は、その物性のみならず製法がコールド
プレス法をとつたから、従来のホツトプレスに比
らべ製品品質の均一性と、省エネルギーに於て優
れたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案弾性成形物の外面を示す説明図
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) コルク粒群と、硬化剤を含む常温硬化性接着
    剤とを1:0.5乃至1:1.2の割合で混合したも
    のを室温に於て容積が約1/3〜1/6程度になるま
    で加圧圧縮硬化したものを室温で5日乃至7日
    間養生することにより得られる弾性体で、少な
    くともコルクが全体に占める割合が約75%以上
    で、且つ引張り強度が14Kg/cm2〜19Kg/cm2、伸
    び率15%〜30%、引裂強度5Kgf/cm〜7Kg
    f/cmであることを特徴とするコルク粒と合成
    樹脂接着剤とより成る弾性成形物。 (2) 成形物を薄板状にスライスして成る実用新案
    登録請求の範囲第(1)項記載のコルク粒と合成樹
    脂接着剤とより成る弾性成形物。
JP12563181U 1981-08-24 1981-08-24 コルク粒と合成樹脂接着剤とより成る弾性成形物 Granted JPS5831134U (ja)

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JP12563181U JPS5831134U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 コルク粒と合成樹脂接着剤とより成る弾性成形物

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JP12563181U JPS5831134U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 コルク粒と合成樹脂接着剤とより成る弾性成形物

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5831134U JPS5831134U (ja) 1983-03-01
JPS6218455Y2 true JPS6218455Y2 (ja) 1987-05-12

Family

ID=29919462

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JP12563181U Granted JPS5831134U (ja) 1981-08-24 1981-08-24 コルク粒と合成樹脂接着剤とより成る弾性成形物

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JP (1) JPS5831134U (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6032991Y2 (ja) * 1979-03-22 1985-10-02 大建工業株式会社 コルク化粧材

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5831134U (ja) 1983-03-01

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