JPS62183078A - 磁気ヘツド支持機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 本発明は磁気ディスク装置等に用いられる磁気ヘッド支
持機構において、ロードアームの先端に支持された、ピ
ボット突起を有する領域面が折り曲げられ、かつピボッ
ト突起がロードアームに当接する形のジンバルにおける
前記ピボット突起を有する領域面に、磁気ヘッドスライ
ダを、ロード状態でのピボット突起を介してスライダに
加わる加圧中心位置と浮上力中心位置とを一致する形に
配設した構成とし、前記加圧中心と浮上力中心とのずれ
に起因してロード状態における磁気ヘッドスライダに働
く不要なモーメントを低減して、磁気ヘッドスライダの
低浮上の安定性を向上したものである。

〔産業上の利用分野〕

本発明は磁気ディスク装置等に用いられる磁気ヘッド支
持機構の改良に係り、特にロード状態で支持された磁気
ヘッドスライダの浮上力中心と該スライダに対する加圧
中心点との位置ずれを最小にして、磁気ヘッドスライダ
に加わる浮上状態を不安定にする不要なモーメントを低
減した磁気へラド支持機構に関するものである。

磁気ディスク装置等において磁気ディスク媒体に対して
情報を記録−再生する浮動磁気へ７ドスライダは、磁気
ディスク媒体面上に微小な間隙をもって安定に浮上させ
るために、加圧支持バネ構造からなる支持機構により支
持された構成がとられており、既に種々の構成のものが
提案されている。

このような磁気ヘッド支持機構にあっては、高速アクセ
スに耐えるために、アクセス方向に対して高い剛性を持
ち、また多方面からの振動や様々な外乱に対しても磁気
ヘッドスライダの浮上状態を常に安定に維持し得ること
が要求されるが、近来、この分野においては益々記録・
再生の高密度化が進められ、そのため、磁気へ７ドスラ
イダの安定な低浮上化がより必要とされている。

〔従来の技術〕

従来の磁気ヘッド支持機構は第３図に示すように剛性を
有する主アームｌに取り付けられたロードアーム２を主
体とし、そのロードアーム２の先端には、ピボット突起
４を有する領域面が下方向に折り曲げられ、かつ該ピボ
ット突起４がロードアーム２に当接する形の磁気ディス
ク媒体６０回転方向に対して柔軟に対応するジンバル３
が接続されている。

また、該ジンバル３のピボット突起４を有する領域面に
は磁気ヘッドスライダ５が支持されている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ところでこのような従来の磁気ヘッド支持機構では、ジ
ンバル３のピボット突起４を有する領域面に対して配設
される磁気ヘッドスライダ５は、第４図の部分拡大図に
示すように、ピポ−／　）突起４を有する領域面のピボ
ット突起４中心Ａに磁気ヘッドスライダ５を、その浮上
力中心Ｂが一致するように取り付けられた支持構成が採
られている。

このため、該磁気ヘッド支持機構により磁気ヘッドスラ
イダ５を磁気ディスク媒体６上でロード状態にした場合
、前記ロードアーム２は磁気ディスク媒体６面と平行状
態にはならないので、該ロードアーム２に対するピボッ
ト突起４の当接点Ｃが該ピボット突起４の中心からずれ
てしまい、磁気ヘッドスライダ５に加わる加圧力が該ス
ライダ５の浮上力中心Ｂよりずれた位置、即ち前記当接
点Ｃより加わり、これがモーメントとして働くために磁
気ヘッドスライダ５の安定な低浮上が妨げられるという
欠点があった。

このようなロードアーム２に対するピボット突起４の当
接点Ｃが該ピボット突起４の中心からずれる距離として
は、例えば１３μｍとなることもあり、ジンバル３の前
記所定領域面に対する磁気ヘッドスライダ５の取り付は
誤差の許容範囲が釣上５０μｍであるのに対して、上記
したずれの値は無視できないものである。

更に、上記のようなずれがあると、前記主アームｌから
の振動等によりロードアーム２に反り等が生じた場合、
磁気ヘッドスライダ５に対する加圧力の位置ずれはさら
に大きなものとなり、より大きなモーメントが働いて磁
気ヘッドスライダ５を安定に低浮上させることが出来な
くなる問題があった。

本発明はこのような従来の欠点に鑑み、ピボット突起を
有するジンバル領域面に対して磁気ヘッドスライダを、
ロード状態における該磁気ヘッドスライダへの加圧力中
心と浮上力中心とを一致させた取り付は構成にして、該
スライダに働く不要なモーメントを低減し、磁気ヘッド
スライダの低浮上の安定化を図った新規な磁気ヘッド支
持機構を提供することを目的とするものである。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明は上記目的を達成するため、第１図に示すように
、主アーム１に取り付けられたロードアーム２の先端に
は、ピボット突起４を有する領域面が下方向に折り曲げ
られ、かつ該ピボット突起４がロードアーム２に当接す
る形のジンバル３が接続されている。

また、そのジンバル３のピボット突起４を有する領域面
には、磁気ヘッドスライダ５が、そのロード状態での浮
上力中心位置とピボット突起４を介して加わる加圧中心
位置とを一致させた状態に配設して支持した構成とする
。

〔作　用〕

本発明の磁気ヘッド支持機構は磁気ヘッドスライダ５が
、ロード状態において付加される加圧中心位置と浮上力
中心とが一致する形にジンバル３のピボット突起４を有
する領域面に配設されているため、該スライダ５に働く
不要なモーメントが著しく低減され、磁気ヘッドスライ
ダ５の低浮上が安定化する。

〔実施例〕

以下図面を用いて本発明の実施例について詳細に説明す
る。

第１図は本発明に係る磁気ヘッド支持機構の一実施例を
示す要部側面図である。

図において、■は図示しないアクチュエータ等に支持さ
れた剛性を有する主アーム、２はロードアームであり、
該ロードアーム２の先端にはピボット突起４を有する領
域面が下方向に折り曲げられ、かつそのピボット突起４
が前記ロートアーム２に当接する形のジンバル３が接続
されている。

また、該ジンバル３のピボット突起４を有する領域面に
は磁気ヘッドスライダ５が、第２図の部分拡大側面図に
示すように、ロード状態における磁気ヘッドスライダ５
に付加される加圧力中心位置、即ち具体的には前記ロー
ドアーム２に対するピボット突起４の当接点Ｃと、その
時の浮上力中心Ｂとを一致させた形に接合支持された構
成としている。

従って、このような構成の支持機構により磁気ヘッドス
ライダ５を磁気ディスク媒体６上に浮上させたロード状
態において、該磁気ヘッドスライダ５に働く不要なモー
メントが著しく低減され、浮上刃とロードアーム２側か
らの加圧力とが適当にバランスして該磁気ヘッドスライ
ダ５の低浮上を安定化することが可能となる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように、本発明に係る磁気ヘッ
ド支持機構によれば、磁気ヘッドスライダの浮上ロード
状態における不要なモーメントの働きが大きく低減され
るため、磁気ヘッドスライダの低浮上の安定性が著しく
向上する。

従って、高密度な記録・再生に用いて極めて有利であり
、この種の浮上形磁気ヘッド支持機構に適用して優れた
効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ヘッド支持機構の一実施例を
示す要部側面図、 第２図は本発明に係る磁気ヘッド支持機構の一実施例を
説明するための部分拡大側面 図、 第３図は従来の磁気ヘッド支持機構を示す要部側面図、 第４図は従来の磁気ヘッド支持機構を説明するための部
分拡大側面図である。 第１図及び第２図において、 １は主アーム、２はロードアーム、３はジンバル、４は
ピボット突起、５は磁気ヘッドスライダ、Ｂは浮上力中
心、Ｃはピボット突起４当接点（加圧力中心）をそれぞ
れ示す。 Ｊ’に９ｆｈ　’ｌ；Ｉ’ｒｌ’ｊ’ｅ　ｆ’／？７’
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ゴＣＹ工第３閃 従栗例め箸険抹犬側面図 第　４　図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ロードアーム（２）の先端に、ピボット突起（４）を有
   する領域面が折り曲げられ、かつピボット突起（４）が
   ロードアーム（２）に当接する形のジンバル（３）が支
   持され、折り曲げられたピボット突起（４）を有する領
   域面に磁気ヘッドスライダ（５）を配設した支持機構に
   おいて、 上記ピボット突起（４）を有する領域面に配設された磁
   気ヘッドスライダ（５）が、ロード状態でのピボット突
   起（４）を介して加わる加圧中心位置に対して、浮上力
   中心位置を一致するように配設してなることを特徴とす
   る磁気ヘッド支持機構。