JPS5822286Y2 - 磁気ヘツド装置 - Google Patents

磁気ヘツド装置

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JPS5822286Y2
JPS5822286Y2 JP1976161101U JP16110176U JPS5822286Y2 JP S5822286 Y2 JPS5822286 Y2 JP S5822286Y2 JP 1976161101 U JP1976161101 U JP 1976161101U JP 16110176 U JP16110176 U JP 16110176U JP S5822286 Y2 JPS5822286 Y2 JP S5822286Y2
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JP
Japan
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magnetic head
spring
head device
magnetic
gimbal
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JP1976161101U
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JPS5376916U (ja
Inventor
難波栄一
Original Assignee
日本電気株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は磁気ディスク装置における磁気ヘッド装置、特
に磁気ディスク装置に用いられる高密度磁気記録再生用
磁気ヘッド装置に関するものである。
磁気記録媒体に情報を書き込みあるいは情報の再生を行
う磁気ヘッド装置においては、高密度磁気記録再生を可
能ならしめるために、イ前記磁気記録媒体面上に微小な
隙間をもって前記磁気ヘッドを浮揚せしめること、およ
び、口磁気記録媒体たる磁気ディスクの回転時の面振れ
等による磁気ディスク面の変動に前記磁気ヘッドを追従
せしめることすなわち磁気ヘッドの浮揚特性を安定なら
しめること等が機械的に要求される。
従来の磁気ディスク装置の磁気ヘッド装置においては、
上記イの目的を達成するために抑圧スプリングで磁気ヘ
ッドに荷重を加え、この付与荷重とヘッドに生ずる浮揚
力を釣り合わせることで所定の微小浮揚高さで浮揚させ
、かつ、口の目的を達成するために磁気ヘッドをジンバ
ルスプリングに組み込んで磁気記録媒体表面の変動に対
し柔軟に追従するようにした構造が多く採られている。
ところが、従来のこのような磁気ヘッド装置をより高密
度記録に適した微小浮揚高さに適合するように改良しよ
うとすると、以下に述べるごとく磁気ヘッドの浮揚面の
形状とヘッドを組み込みかつ荷重を付与するスプリング
系にいくつかの困難があった。
すなわち、浮揚高さを微小化するためには、A磁気ヘッ
ドを押圧する力を大きくする、B磁気ヘッドの浮揚面を
小さくする、あるいはC浮揚姿勢を操作して良好な条件
を見い出す等の方法があるが、前記Cの浮揚姿勢を操作
することに関しては種々の要因が関与し、統一的な方策
は得難くまた効果も大きくないので前二者の方策が多く
用いられているのが現状である。
ところが、前記Bの磁気ヘッドの浮揚面の面積を小にす
る方法は浮揚面積が小さければ小さいほど安定に浮揚す
る機械的な許容領域(特にその絶対量)が小さく(狭く
)なることから組立時の調整が微妙でかつ手のかかるも
のとなり、さらに寸法自体が小となるのでその加工・組
立も細心の注意の下に行なわなければならなくなる。
したがって、加工・組立・調整の際の作業時間が極めて
長いものとなり結果的には!気ヘッド装置のコストパフ
ォーマンスを低下させることになるから、磁気ヘッドの
浮揚面の面積を小さくすることには自ずとその限界が存
在する。
したがって、高密度記録用磁気ヘッド装置では、ある程
度浮揚面の面積を小さくすることが可能なものの、磁気
ヘッドに付与する押圧力を大きくすることで所定の微小
浮揚高さを達成するようにせざるを得ない。
200〜300 ピッド/關の記録密度を実現している
従来の磁気ヘッド装置においては、小形化に伴う構造上
の簡単化を求めて、エツチング等の加工手段で磁気ヘッ
ドを組み込むジンバルスプリングと磁気ヘッドに荷重を
付与する押圧スプリングを一枚の板ばね材で一体構成し
、これを磁気ヘッド装置の一部である支持板に取り付け
る構造を採用しているものが多い。
しかしながら前記のごとくジンバルスプリングと押圧ス
プリングの一体構造でより高密度記録に適した微小浮揚
高さに磁気ヘッドを浮揚させようとすると、前記のごと
く押圧力を犬とする必要性から、ジンバルスプリングを
含め板ばね材を厚いものにするか、あるいは押圧スプリ
ングの幅を広くするか、どちらかの改良が必要となる。
ところが前者の改良を施した場合、このために磁気ヘッ
ドが磁気ディスク面の変動に追従するのに充分なジンバ
ルスプリングの柔軟性がそこなわれ、そのために実用上
信頼性の高い磁気ヘッド装置が得られない。
また後者の改良を施した場合には磁気ヘッド装置の構造
的な制約からある限られた幅以上に押圧スプリングの幅
を広げることができないために所定の押圧力を得られな
いという技術的な問題点がある。
つ筐り、より高密度化するために必要な、磁気ヘッド支
持のための柔軟性と磁気ヘッド押圧のための剛性との、
相反する二つの要求条件を同時に一体構造にて満足せし
めるということが非常に困難であるという問題点があっ
た。
本考案の目的は押圧力が大きく、かつ、磁気ディスク面
の変動に充分追従し微小浮揚高さを保つことが容易に出
来、廉価な高密度記録再生用の磁気ヘッド装置を提供す
ることにある。
本考案の他の目的は磁気ディスク面の変動への追従性を
そこなうことなく、押圧力を任意に設定出来る高密度記
録再生用の磁気ヘッド装置を提供することにある。
本考案によれば、磁気ヘッドを組み込むジンバルスプリ
ングを磁気ヘッドが磁気ディスク面の変動に充分追従し
うるような剛性の板ばね材で構成し、一方磁気ヘッドが
微小浮揚高さで浮揚するための荷重を付与するに必要な
剛性を有する抑圧スプリングを前記ジンバルスプリング
と別個の板ばね材で構成し、両者を磁気ヘッド装置の一
部である支持板に重ねて固定した磁気ヘッド装置が得ら
れる。
以下本考案について図面を参照して詳しく説明する。
第1図は高密度記録再生磁気ディスク装置の一部を示す
平面図aと正面図すで、特にジンバルスプリング11に
取り付けられた磁気ヘッド14が押圧棒13を介して押
圧スプリング12によって荷重を付与されながら回転す
る磁気ディスク10の面上を浮揚している状態が示しで
ある。
また、同図にはジンバルスプリング11および押圧スフ
リング12で形成されるばね系18がスペーサ17を介
して磁気ヘッド装置の一部である支持板16に固定され
ている状態が同時に示しである。
第2図はエツチング等の加工手段で作られた従来の磁気
ヘッド装置において用いられている同一ばね材から威る
ジンバルスプリング11と押圧スプリング12で形成さ
れるばね系18の平面図aと正面図すを示す。
第3図は第2図に示す従来のばね系18がスペーサ17
を介して支持板16に固定されている状態を示す部分拡
大図である。
第4図は本考案の一実施例におけるジンバルスプリング
11のそれぞれ平面図a1押圧スプリング12の平面図
すおよび側面図Cを示すものである。
第5図は第4図に示すジンバルスプリング11と押圧ス
プリング12とが重ねられ、スペーサ17を介して支持
板16に固定されている状態を示す部分拡大図である。
次に第1図から第5図を参照して従来の磁気ヘッド装置
と対比させながら本考案の磁気ヘッド装置の作用訃よび
効果を説明する。
1ず従来の磁気ヘッド装置における問題点を第1図から
第3図を用いて説明する。
第2図に示すバネ系1Bを第3図に示すようにスペーサ
17を介して支持板16に固定した磁気ヘッド装置を第
1図に示すように磁気ディスク装置に取り付けた場合、
高密度記録再生を行うために、磁気ヘッド14の浮揚面
と磁気ディスク10の表面の隙間をできる限り小さくし
ようとすると、周知のように急激に磁気ヘッド14の浮
揚面に生ずる浮揚力は増大する。
そこで前述したごとき理由により磁気ヘッド14の浮揚
面の面積をある程度の大きさに保ち浮揚力の多少の増大
は容認して、抑圧スプリング12によって磁気ヘッド1
0にこの増大した浮揚力と釣り合う荷重を付与しなけれ
ばならない。
そのためには、前述のととく板ばね材を厚くするかある
いは押圧スプリング12の幅みを広くする方法のどちら
か一方を採らざるを得ないが、前者の場合には押圧スプ
リング12の剛性が高くなると同時にジンバルスプリン
グ11の剛性も高くなってし1い、このために磁気ディ
スク10の回転時の面振れに対する磁気ヘッド14の追
従特性がそこなわれ磁気ヘッド装置の信頼性を低めてし
捷う。
一方、ジンバルスプリングの柔軟性をそこなわない後者
の方法を採るにしても、第2図に示すばね系18の構造
では、物理的に押圧スプリング12の幅を広げるには限
界があるので必要とする十分な付与荷重が得られないと
いう問題点がある。
これに対し第4図、第5図に示すような本考案の一実施
例によれば、磁気ヘッド14を組み込むジンバルスプリ
ング11と磁気ヘッド14に荷重を付与する押圧棒13
が溶接等により接合された押圧スプリング12は第5図
に示すように重ねられ、かつ、スペーサ17を介して支
持板16に固定されている。
従って本実施例の磁気ヘッド装置は、捷ず第1にジンバ
ルスプリング11の柔軟性を従来の磁気ヘッド装置のも
のと同程度に保持できることはもちろん、必要に応じ適
当な柔軟性を与えることができるので、本実施例の磁気
ヘッド装置は、高密度記録再生に必要な浮揚高さの状態
で磁気ヘッド14のローリング、ピッチング運動に関し
秀れた復元特性を有し、従って磁気ディスク10の回転
時の面振れに充分追従し、浮揚特性を極めて安定となし
うる。
第2に押圧スプリング12はジンバルスプリング11と
別個に構成しうるので、その板厚を選択することによっ
て硝気ヘッド14に付与する荷重を適切に設定ないしは
調整することができ、したがって高密度記録再生に必要
な微小浮揚高さに磁気ヘッド14を浮揚させることが容
易にできる。
第3に、ジンバルスプリング11と押圧スプリング12
を重ねてこれらのばね系18をスペーサ17を介して支
持板16に固定するので従来の磁気ヘッド装置を大きく
改良する必要がないことはもちろん、磁気ヘッド装置の
製造工程を大きく変更する必要がないので、磁気ディス
ク装置あるいは磁気ヘッド装置のコスト上昇を招来させ
ることがない。
以上述べたごとく本考案の磁気ヘッド装置は高密度記録
再生用磁気ヘッド装置が具備すべき機械的および経済的
条件を満足し、従来の欠点を充分補っており、本考案の
目的を充分に達成している。
以上本考案の一実施例について説明したが、この実施例
において示したごとき磁気ディスク装置用に限らず、磁
気ドラム装置用の高密度記録再生用磁気ヘッド装置にも
本考案を適用することは可能である。
なおこの実施例では単一情報記録再生用ギャップを有す
る磁気ヘッド装置を示したが、本考案が複数の情報記録
再生用ギャップを有するいわゆるマルチトラック磁気ヘ
ッド装置にも適用できることは明らかである。
また上記の本考案の実施例にち・ける各部材等の選択、
組合せも本考案の主旨を逸脱しない範囲で適宜かつ任意
に行うことが可能であって、上記の説明が本考案の範囲
を何ら限定するものでないことは明らかである。
【図面の簡単な説明】
第1図は高密度記録再生磁気ディスク装置の〜部を示す
平面賢aと正面図b1第2図は従来の磁気ヘッド装置に
おいて用いられている同一 ばね材からなるジンバルス
プリングと抑圧スプリングで形成されるばね系の平面図
aと正面図す、第3図は第2図に示す従来のばね系が支
持板に固定されている状態を示す部分拡大図、第4図は
本考案の一実施例にむけるジンバルスプリングの平面図
aと抑圧スプリングの平面図す訃よび側面図01第5図
は第4図に示す実施例のばね系が支持板π固定されてい
る状態を示す部分拡大図を示す。 図において、10は磁気ディスク、11はジンバルスプ
リング、12は抑圧スプリング、13は押圧棒、14は
磁気ヘッド、15はリード線、16は支持板、17はス
ペーサ、18はばね系、19は押え板、20はネジをそ
れぞれ示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気ヘッドを柔軟に支持する板ばねよりなるジンバルス
    プリングと磁気ヘッドに荷重を与える板ばねよりなる抑
    圧スプリングを別個の板ばね材で形威し、これらのジン
    バルスプリングと押圧スプリングを磁気ヘッド装置の一
    部である支持板に重ねて固定せしめることを特徴とする
    浮揚形の磁気ヘッド装置。
JP1976161101U 1976-11-30 1976-11-30 磁気ヘツド装置 Expired JPS5822286Y2 (ja)

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JP1976161101U JPS5822286Y2 (ja) 1976-11-30 1976-11-30 磁気ヘツド装置

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JP1976161101U JPS5822286Y2 (ja) 1976-11-30 1976-11-30 磁気ヘツド装置

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Publication Number Publication Date
JPS5376916U JPS5376916U (ja) 1978-06-27
JPS5822286Y2 true JPS5822286Y2 (ja) 1983-05-12

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ID=28768946

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JP1976161101U Expired JPS5822286Y2 (ja) 1976-11-30 1976-11-30 磁気ヘツド装置

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48104517A (ja) * 1972-03-31 1973-12-27
JPS5139114A (en) * 1974-08-22 1976-04-01 Ibm Jikihetsudo aamukumitatetai

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS48104517A (ja) * 1972-03-31 1973-12-27
JPS5139114A (en) * 1974-08-22 1976-04-01 Ibm Jikihetsudo aamukumitatetai

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JPS5376916U (ja) 1978-06-27

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