JPS62182229A - 金、銀を含有する硅酸鉱の処理法 - Google Patents

金、銀を含有する硅酸鉱の処理法

Info

Publication number
JPS62182229A
JPS62182229A JP2547186A JP2547186A JPS62182229A JP S62182229 A JPS62182229 A JP S62182229A JP 2547186 A JP2547186 A JP 2547186A JP 2547186 A JP2547186 A JP 2547186A JP S62182229 A JPS62182229 A JP S62182229A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
copper
gold
silver
slag
flux
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2547186A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0555576B2 (ja
Inventor
Takayoshi Kimura
隆義 木村
Yasuo Oshima
尾島 康夫
Yoshiaki Mori
芳秋 森
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sumitomo Metal Mining Co Ltd filed Critical Sumitomo Metal Mining Co Ltd
Priority to JP2547186A priority Critical patent/JPS62182229A/ja
Publication of JPS62182229A publication Critical patent/JPS62182229A/ja
Publication of JPH0555576B2 publication Critical patent/JPH0555576B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manufacture And Refinement Of Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は金、銀を含有する硅酸鉱の処理法に係り、効率
よく金、銀を銅のメタル又はマット中に濃縮する方法に
関するものである。
〔従来の技術〕
従来、金、銀をそれぞれO,n g/lon以上含む含
金銀硅酸鉱の製錬法としては、金、銀の回収のみを目的
とした湿式法と、そのま〈銅あるいは鉛の乾式製錬の溶
剤として使用し、金、銀を副産物として回収する乾式法
がある。
湿式法としては、金泥前化法が広〈実施されているが、
シアンを含む廃液及び尾鉱の処理が問題となる。また、
シアン液を使用しない湿式法としてはチオ尿素法、浮選
法があるが、前者はまだ研究段階で実用化はされておら
ず、(5TUDI:S ANDPRO8P1nCTS 
 OF GOLD EXTRAC!Tl0N FROM
 C!AREON EKA−R工NG  CLAYEY
 GOLD ORE BY THE TH工0UREA
 PROCKSS。
CHEN  DENG WIICN  :  PREP
R工NTS  −THE CANAD工AN  工NS
−TITuTg OF MINING AND MET
ALLuRcy 、 X[V INTERNA−T工0
NAL M工NERAL  PROCESS工NG G
!0NGRESS 、  TORONTO。
0ANA、DA 、 0OTOBER17−23,19
82、’II−8,1〜■−8,1))、後者は金、銀
の収率が約93%(金の実収率)と低い等の問題がある
(昭和56年度選鉱青化主要原単位成績表、日本鉱業協
会編)。
又、銅あるいは鉛製錬の溶剤として使用する方法、例え
ば銅山溶炉および銅転炉において溶剤として使用する方
法では、生成する雛のFe(%)75102部)値は暖
の物性値から限られており、自溶炉鍛では1.0前後、
転炉渓では1.8〜2.0程度であり、これら以下の値
になるまで更に硅酸鉱を溶解しようとすると鍔の粘性及
び融点が著しく上がり(日本金属学会編「非鉄製錬J 
P、 63. THE MKTALLUR−GICAL
  SOC亡TY  OF  CIM  ANNUAL
  VOLUME 、  P、156.1977参照)
菌中への9!A損失が増大する等の問題点があった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明の目的は、上記の欠点のない主として金を含む硅
酸鉱の乾式処理法を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的を達成するため本発明は、金と少量の銀を含む
硅酸鉱に、フラックスとして酸化カルシウム、酸化鉄又
はこれらの含有物の一つ以上を、該フラックスを添加し
て溶融し、生成するスラグの塩基度〔(CaO+FeO
/5102+A1203)、モル比〕が0.45〜0.
70好ましくは0.5〜0.65程度となる如く添加し
、且つ上記硅酸鉱と共に溶解して銅メタル又は銅マット
を生成する銅含有物を添加して溶錬処理を行ない、生成
する銅メタル又は銅マットをスラグ層と分離し、下層に
効率よく金と銀を濃縮することを特徴とするものである
〔作用〕
本発明で対象とする、金、銀を少量含有する硅酸鉱は、
主成分がSiOであるため単独では極めて融点が高いが
、これにCaO1FeO等のフラックスの適ff1l添
加することにより比較的低温(1)00〜1200 C
)で溶解することが可能となる。しかし、一般に硅酸鉄
中に含まれる金、銀は極めて微量であるため、これまで
の処理法では金、銀を含有させたメタル相と金、銀を含
まないスラグ層とに分離することは困難であった。
本願発明者等は、硅酸鉱を溶解処理する際に酸化カルシ
ウム、酸化鉄及びこれらの含有物の一つ以上のフラック
スの適当量と、含銅物とを添加して溶解すると、生成す
る銅メタルや銅マット中に金、銀が極めて効率よく濃縮
され回収されることを見出し本発明に至った。
本発明の方法における添加剤として、フラックス材につ
いては生石灰、消石灰、酸化第一鉄、酸化第二鉄等が好
ましいが、その添加量は該フラックスを銅含有物と共に
硅酸鉱に添加して溶融し、生成するスラグの塩基度が0
.45〜0.70好ましくは0.50〜0.65の範囲
となる量とする。
塩基度((C!ao+Feo/SiO,、+A/203
)モル比〕がこれ以下ではスラグの粘度が高くなり実用
的ではない。
又、上記塩基度をこれよりや\高めとしても格別のメリ
ットは詔められない。尚、フラックスとして少量の鉄粉
を使用することもできる。
次に、銅含有物としては特に限定するものではないが、
銅転炉スラグの浮選回収物、セメントカッパー、銅精鉱
、鋼滓、銅製錬工程で取鍋をスラグコーティングして、
これに溶体の鍼を入れ、この鍼を移した後に取鍋に残る
通称レードルコーティング物(鍼と媛の混合物)、粗銅
、1m (通称固皺)等が好ましく、より好ましくは!
1)銅、固鼓である。
本発明法では、単に金の吸収能力のある金属、例えば鉛
等は原料である硅酸鉱との融点の差が大きすぎるため、
実用性はない。
本発明の方法において、生成する溶体は、スラグ、銅メ
タルあるいはスラグ、銅マットの二層を形成し、金、銀
は98〜99重量%程度が銅メタルあるいは銅マット中
に分配される。
この銅メタルあるいは銅マット中の金の品位は、低い方
がスラグへの金、銀のロスは低くなるが、実用上は回収
するメタルあるいはマット中の金の品位は100g/T
以下、スラグ中の金の品位は0.1g/T以下とするが
、これは原料である硅酸鉱の金、銀の品位に合わせて、
回収されるメタルあるいはマット中の金の品位が100
g/T以上にならないように銅源の添加量を調節するの
が良い。第1図は第1表の硅酸鉱100gに対し、外割
りで15〜25重量%の生石灰(試薬1級)と同じく第
1表の銅鍍を硅酸鉱に対し外割りで7.5〜100重量
%添加し、これをアルミナルツボに入れ、夫々1300
 rで溶解し、その後同温度に5時間保持してからスラ
グ層を除去し、得られたマント中の金を定量して各マッ
ト中の全品位(g/T)と金の収率との関係を求めたも
のである。
第  1  表 Au(g/T)以外は重量%この図か
ら判るように、同様の条件ではマット中の金の品位はt
oo(g/T)以下が好ましいことが明らかである。
次に原料の硅酸鉱、添加剤のフラックス及び銅含有物の
粒度は、細かいほど溶解性が良く、原料中の金、銀と銅
あるいは銅被との接触が良くなるので好ましいが実用上
は粒径は25關以下であれば特に支障は認められない。
本発明の原料は硅酸鉱石であり、溶錬処理して生成する
スラグの主成分はSiOなので、その粘性、融点ともに
高く、単独処理では銅及び金のロスが大きく実用性はな
い。
そこで本発明者は、その問題点を解決するために以下の
試験を行ない本発明の方法を確立した。
レンガ内径600羽、深さ880’irn、電極径10
1)m。
トランス容量200 KVA (常用負荷60 KW)
の電気炉を使用して、金、銀を含有する第1表の硅酸鉱
扮末にフラックスとして生石灰又は生石灰と酸化第二鉄
粉を、銀源として′pA銅又は同波を加えて溶錬処理を
行ない、生成したスラグ号分離して分析し、この塩基度
に対応するスラグの粘度、スラグのタップ温度及び電力
原単位を夫々調べた。その結果は第2〜4図に示した如
くであり何れも強い相関が認められた。
第2図は溶錬温度を140Orと1500 t:にした
場合の塩基度とスラグの粘性(ポアズ)の関係を示した
ものであるが、固定床の電気炉で安定した操業を行なう
ためには、1500 Cで2oポアズ以下であれば良い
ので、スラグの塩基度は0.45〜0.70好まし、く
は0.5〜0.6であることが判る。
又、第3図はスラグの塩基度とタップ温度、第4図は同
じく電力原単位との関係を示しているが、第2図とほぼ
同様の結果となり、スラグの塩基度の好適範囲を明確に
することができた。
この第2図から第4図までの実験での産出スラグ中のA
uは何れも0.1g/T以下で金については98重量%
以上の回収率であった。
〔実施例〕
以下実施例について説明する。
実施例ル レンガ内径600羽、深さ88(1m、71i極径10
0 l1)m、電極芯間距離196醇、トランス容量、
単相700KVA、電極電圧1)0vの電気炉を用いて
、第2表に示す硅酸鉱粉末(16メソシユ以下・・・・
J工s篩)774kg、村I銅264kg及び試薬1級
の生石灰283に9を22.3時間で処理溶錬し、試験
中スラグは8回、メタルは3同等間隔の時間に夫々専用
のタップホールから排出し各主要成分を定量した。
その結果を平均値として第3表に示す。
第  2  表 Auのみ(g/T)他は(重量%)第
  3  表  Auのみ(g/T)他は(重量%)第
3表より明らかなように、生成したスラグの塩基度(C
aO−1−FeO/SiO−4−AI 0モル比)が本
発明の範囲内であれば金の回収率は99%以上と優れた
成績が得られた。
こ\で得られた金属の銅品位は90重世%とやや低下し
たが、これは、そのま\転炉に装入して支障なく高品位
の粗銅(銅電解用陽極)とすることができる。
実施例2 実施例1で使用した電気炉を使用し、フラック又として
(ま試薬1級の生石、天、gM :+ f+物としては
jl ′::を転ケ1工←5”において繰り返し処理さ
ねているレードレフーテrング物(調破約、1、耘P仄
約1の混J干物)のげ[定宿をiTIい、各本邸にて1
時間当りのl:”、 ’F)溶解用50〜70に9で2
〜31」間の連続試験tV!2 t ?rない、各ホ準
の安定(・■業[侍にスラグ中の金倉(f61を定[^
し夫々の金の直接収率を求めたつし一ドルフーティング
物の品位?第4表に、全収率等の結果3第5表に夫々示
す。
第  4  表  Au(g/T)他は(重は%)第5
表を見て判るように、銅含有物の種類及びその量に関係
なく、生成スラグの塩基度(モル比)が本発明の範囲内
ならば、何れも98%以上の直接収率で金及び銀を回収
することができた。
しかし第5表に示したスラグ品位の変動によって1m基
度が低めになると、スラグのタップ温度、電力原屯位と
も高くなる傾向にあり、その意味からスラグの塩基度は
0.5以上が望ましい。
〔発門の効果〕
金を含有する硅酸鉱から98%以上の直接収率で鋼中に
金を濃縮し以後は公知の方法によって効率良く金を回収
することができる。
通常金と共に存在する銀が含有される原料からは同様の
手段で銀も回収することができる。
り図面の簡単な説[■ 第1図はマット中のAu品位とその収率、第2図はスラ
グの塩基度と所定温度におけるその粘度、第3図はスラ
グの塩基度とそのタッピング湿度、第4図はスラグの塩
基度と装入鉱石1を当りKWHとの関係を夫々示す図で
ある。
鳥1図 回収マット中のAu品イ立 (g/T)第2図 ・ 1673 K + 1400’c10 1773K
t+500°C) ol (CaO+ Fed)/ (SjO2+ A1203)
O1

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金、銀を含む硅酸鉱に、フラックスとして酸化カ
    ルシウム、酸化鉄の各含有物及びこれら含有物のうちの
    一つ以上を、該フラックスを添加して溶錬することによ
    つて生成するスラグの塩基度が0.45〜0.70とな
    る量を添加し、且つ上記硅酸鉱と共に溶解することによ
    り、銅メタルまたは銅マットを生成する銅含有物を添加
    して、溶錬処理を行ない、生成する銅メタルまたは銅マ
    ットを分離することを特徴とする金、銀を含有する硅酸
    鉱の処理法。
JP2547186A 1986-02-07 1986-02-07 金、銀を含有する硅酸鉱の処理法 Granted JPS62182229A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2547186A JPS62182229A (ja) 1986-02-07 1986-02-07 金、銀を含有する硅酸鉱の処理法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2547186A JPS62182229A (ja) 1986-02-07 1986-02-07 金、銀を含有する硅酸鉱の処理法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62182229A true JPS62182229A (ja) 1987-08-10
JPH0555576B2 JPH0555576B2 (ja) 1993-08-17

Family

ID=12166950

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2547186A Granted JPS62182229A (ja) 1986-02-07 1986-02-07 金、銀を含有する硅酸鉱の処理法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS62182229A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2742554C1 (ru) * 2020-08-10 2021-02-08 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Сибирский федеральный университет" Способ извлечения золота из золоторудных концентратов
RU2755136C1 (ru) * 2020-12-29 2021-09-13 Общество с ограниченной ответственностью "Группа КАНЕКС" Способ непрерывной плавки кварцевой малосульфидной золотосодержащей руды в печи ванюкова
RU2763059C1 (ru) * 2021-01-26 2021-12-27 Сергей Владимирович Кидаков Производство алюминия с движущимся электролитом в электролизере

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
RU2742554C1 (ru) * 2020-08-10 2021-02-08 Федеральное государственное автономное образовательное учреждение высшего образования "Сибирский федеральный университет" Способ извлечения золота из золоторудных концентратов
RU2755136C1 (ru) * 2020-12-29 2021-09-13 Общество с ограниченной ответственностью "Группа КАНЕКС" Способ непрерывной плавки кварцевой малосульфидной золотосодержащей руды в печи ванюкова
RU2763059C1 (ru) * 2021-01-26 2021-12-27 Сергей Владимирович Кидаков Производство алюминия с движущимся электролитом в электролизере

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0555576B2 (ja) 1993-08-17

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN102534271B (zh) 一种钒铝合金的生产方法
CN110317945A (zh) 一种高铁锰矿氯化还原焙烧生产碳酸锰和铁粉的方法
RU2245371C2 (ru) Способ переработки красного шлама глиноземного производства
CN102212736A (zh) 利用低铌铁水制备铌微合金钢的方法
RU2734423C1 (ru) Способ переработки красного шлама
CA1086073A (en) Electric smelting of lead sulphate residues
JPS62182229A (ja) 金、銀を含有する硅酸鉱の処理法
Yannopoulos Control of copper losses in reverberatory slags—a literature review
US4521245A (en) Method of processing sulphide copper- and/or sulphide copper-zinc concentrates
FI94538C (fi) Menetelmä nikkelihienokiven ja metallisoituneen kiven valmistamiseksi
CN110526745A (zh) 一种从脱磷钢渣中分离磷和制备磷肥的方法
US2934428A (en) Method for treating nickel sulphide ore concentrates
US4108638A (en) Process for separating nickel, cobalt and copper
KUBODERA et al. An approach to the full utilization of LD slag
US3091524A (en) Metallurgical process
CA1060217A (en) Process for separating nickel, cobalt and copper
US3424574A (en) Ferrous metal refining
JPS6372834A (ja) スラグ処理方法
JPS61531A (ja) 硫化銅鉱石の溶錬方法
CA1044470A (en) Process for recovering cobalt
RU2765974C1 (ru) Способ переработки металлургического шлака
JPS61149445A (ja) 銅製錬スラグからの有価金属の回収方法
SU996488A1 (ru) Способ переработки отработанных аккумул торных батарей
JPS5950737B2 (ja) 銅の連続製錬法
KR100226924B1 (ko) 고품위 티타늄 제련원료의 제조방법

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees