JPS62181483A - レ−ザ−素子 - Google Patents

レ−ザ−素子

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JPS62181483A
JPS62181483A JP2214386A JP2214386A JPS62181483A JP S62181483 A JPS62181483 A JP S62181483A JP 2214386 A JP2214386 A JP 2214386A JP 2214386 A JP2214386 A JP 2214386A JP S62181483 A JPS62181483 A JP S62181483A
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JP
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active layer
film
single crystal
thin film
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Application number
JP2214386A
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English (en)
Inventor
Masahisa Muroki
室木 政久
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PORITORONIKUSU KK
Polytronics Inc
Original Assignee
PORITORONIKUSU KK
Polytronics Inc
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は真性電場発光現象を利用したレーザー素子に関
するものである。
〔従来技術〕
レーザー(LASFR)は物質内に形成された遷移可能
な二つの準位間で電子密度に逆転分布が生じた時、該準
位間エネルギーに相当する波長の光を共鳴吸収させると
「上」準位から「下」準位への電子遷移に基づく誘導放
出が生ずるという現集金利用したもので、誘導放出光を
光共振器内で増幅させることによりて得られる。このよ
うなグロセスを経て放出されるレーザー光は、きわめて
コヒーレントですぐれた性質をもっている。すなわち、
波長1位相、振動面のそろった可干渉性の強い高密度光
であり、減衰や散乱で弱まることが少なく遠距離まで到
達する。そこで、いわゆる光エレクトロニクス産業とい
われる通信、情報処理、加工。
制御、計測、エネルゼー転写、ディスグレイ、生化学、
医療、核融合など数多くの部門で中心的機能素子(キー
・デバイス)として活用されており、今世紀末から来世
紀へかけて人類に大きな福音をもたらすものと期待され
ている。
現在レーザーは固体レーザー1がスレーデー。
液体レーザーおよび半導体レーザーの同種類が実用化さ
れている。このうち、固体レーザー、がスレーデーおよ
び液体レーザーは媒体中K O,1〜数モル係分散させ
た発光中心原子(又は分子)の電子準位間遷移を利用す
るために、指向性、単色性にすぐれ発振波長が安定した
レーザー光が得られるが、反面励起するためにI KV
以上の高電圧や強い刺戟粒子線(光や電子線)を必要と
するので装置が大型化し高価格である。また短寿命で出
力飽和がある(がスレーデー、液体レーザー)、或いは
高速応答性に欠ける(固体レーザー)などの欠点をもっ
ている。一方、半導体レーザーはpn接合を順方向に偏
倚した時注入される少数キャリアのバンド間再結合の結
果放出される光を利用しており、ダブルへテロ接合構造
の採用によって電位障壁で少数キャリア拡散を妨げ高密
度化することによって容易に逆転分布を得ることができ
る。したがって低電圧駆動ができ全固体化できるため小
型。
軽量、長寿命というすぐれた特長の他、数GHzまで直
接変調できるという利点をもつが、反面キャリアのバン
ド間遷移を利用するため、発光遷移にエネルギー分布を
もち単色性や指向性が劣るとか発振モード、発振波長の
制御が難しいという欠点をもつ。まだ、半導体レーザー
は直接遷移形m−v族化合物のpn接合を利用するため
、材料の選択からくる制約があり可視短波長領域(65
0nm以下)のレーザー光を得ることはきわめて困難で
ある。
これに対して英国ハル大学のチョング(Zhong)氏
とブライアント(Bryant)氏が1981年ソリッ
ド・ステート・コミニュケーシヨンQ (5olid 
−8tate Communication )第39
巻907頁で発振の可能性を指摘した電場発光レーザー
は、希土類元素Nd  を発光中心として含むZ n 
S蛍光体層薄膜に10’〜10’ V/m の高電界を
印加してホットエレクトロンを生成し、Nd  イオン
を衝突励起して誘起される光を2枚の上下電極板間で共
振させて増幅しようとする新規なレーザーである。該電
場発光レーザーは前記固体レーザーやがスレーデーなど
と同様に、蛍光体母体中に分散させた内殻遷移形元素の
電子準位間遷移を利用するため、きわめて可干渉性の高
いすぐれた品位のレーザー光が得られると期待され、ま
だ発光中心を適当に選ぶことによって短波長領域(緑や
青)の発振も可能である。
更K、該電場発光レーザーは全固体化小型軽量レーザー
であり、本質的に低電力駆動ができまた半導体レーザー
並に長寿命化や面発光も期待される。
したがって、上記した現行レーザーの問題点がほとんど
すべて解消されると考えられ、実用上きわめて有用と期
待される。
しかし、チョング氏と!ライアント氏もレーザー発振が
確認できなかったように、レーザーを実現するには準位
間の逆転分布だけでは不充分であり、内部損失に打勝つ
だけの高い量子効率(電気→光変換効率)と光散乱や吸
収の原因となる媒質内の格子欠陥を除去することが不可
欠である。すなわち、電場発光を生ずる媒質(蛍光体母
体)が均一な単結晶であるだけでなく、媒質に電界を印
加するために設けられたヘテロ接合層(電極層や誘電体
層)と該媒質との界面領域に欠陥準位や格子歪を極力台
まないようKすることがきわめて重要である。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は上記した電場発光レーザー実現に際しての問題
点を解決するために、材料および素子構造に吟味を加え
た結果到達したものであり、本発明によって電場発光レ
ーザーの基本的問題点は解消した。本発明のレーザー素
子構成の着眼点は、(1)高い電光変換効率と高い励起
密度(高発光中心密度または高励起用電子密度)を得る
だめの活性層材料(蛍光体母体材料)の選定、 (I+
)欠陥の発生を極力抑えるだめの素子構成材料(活性層
、ヘテロ接合層および基板)相互間の格子定数整合と活
性層−へテロ接合層間密着結合材料の選定(共通構成元
素の採用) 、 (Ill)活性層、ヘテロ接合層材料
の光共振型構成観点からの選定(光屈折率の大小を考慮
した選定)にある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明では、活性層が希土類元素または遷移金属元素を
付活した蛍光体層であシ該層にしきい値以上の直流高電
界を印加することによって該層伝導帯に注入された電子
が加速され、上記希土類元素または遷移金属元素より成
る発光中心を衝突励起する電場発光素子において、前記
蛍光体層母体が上記(1)の観点からCJI 、 Mg
 、 Sr 、 Zn およびCdよシ成る周期律表第
■族元素から選んだ少なくとも1種の元素とS、 Se
よシ成る周期律表第■族元素から選んだ少なくとも1種
の元素との間で形成されるa−vxg化合物群から選択
したl化合物の単結晶層であり、また(n) O++)
の観点から該蛍光体層の前記直流高電界印加方向の両面
または負電極側の面に上記周期律表第■族元素群に含ま
れる元素を構成元素とする化合物単結晶層で前記活性層
とは異なる組成をもつ物質をヘテロエピタキシャル積層
しており、かつ該ヘテロエピタキシャル層および前記蛍
光体層およびこれら複数層の基板となる単結晶層が相互
に格子定数を整合した結晶層であることを特徴とし、前
記ヘテロエピタキシャル層に垂直な方向に直流電界を印
加するための電極層。
導線と前記蛍光体層の発光中心から放出された電場発光
に対する1対の光共振器とを具備したレーザー素子を開
示する。
〔作用及び応用〕
本発明の電場発光レーザーを用いれば、(1)硫セレン
化亜鉛系蛍光体を活性層とし、格子整合したアルカリ土
類硫化物系ヘテロエピタキシャル層を接合したホットエ
レクトロン注入膨面発光レーザー素子、(2)アルカリ
土類硫セレン化物系蛍光体を活性層とし、格子整合した
硫セレン化亜鉛系ヘテロエピタキシャル層を接合したホ
ットエレクトロン注入発光領域(活性層)/光ガイド領
域(ヘテロエピタキシャル層)分離型レーザー素子、(
3)アルカリ土類硫セレン化物蛍光体を活性層とし、格
子整合したアルカリ土類弗化物ヘテロエピタキシャル成
長層を接合したホットエレクトロン注入型面発光レーザ
ー素子等を実現することができる。
〔実施例〕
以下本発明を実施例によシ詳細に説明する。
(その1)第1図に実施例r示す。530℃に加熱した
リント−!、抵抗率10−2Ω鍔のn−8i単結晶ウェ
ファ−1の(100)面上に電子ビーム蒸着法を用いて
厚み約100 Aのアンドーグ硫化マグネシウムカルシ
ウム超薄膜単結晶3をエピタキシャル成長させた。該超
薄膜の組成は予め調合製造した蒸着ターガツトの組成と
ほぼ同じでCa o、42 Mg o、5@ Sであっ
た。X線測定によると格子定数は約5.418 Aであ
り、前記n−8j単結晶ウェファ−との格子不整合は0
.2%程度であった。次に、該超薄膜上に三弗化テルビ
ウム(Tb F、)を約0.45mot%含有する硫化
亜鉛(ZnS)単結晶膜(ZnS: TbF、膜)2を
280°Aの厚みに電子ビーム蒸着した。ZnSは高効
率の電場発光用蛍光体母体材料として知られ、また励起
用電子密度も比較的高い。該硫化亜鉛膜2と前記硫化マ
グネシウムカルシウム超薄膜3との格子整合はきわめて
よく、格子不整は0.01 %程度にとどまる。引続き
電子ビーム蒸着法によシ該硫化亜鉛膜(活性層)2上に
厚さ約10OAの前記アンドーグCa (、,4,Mg
 6..8S単結晶超薄膜4をエピタキシャル成長させ
た。以上の硫化物薄膜被着は同一真空装置内で基板を5
30℃に加熱しつつ連続的に行なう。
しかる後、基板温度を200℃に下げ同じ真空装置内で
Ca 0.42 Mg O1!Is S単結晶超薄膜4
上に厚さ3000Aのインノウムスズ酸化物(rTo)
膜5を堆積させる。
マスク蒸着法を用いると面積は10 X 10 w2に
限定することが出来る。該ITO膜5は多結晶である。
得られた多層構造結晶を真空装置外に取出し、前記IT
O膜5に導線をとシつけた後、上記多層堆積膜全体を被
うようにして厚さ5000AのTa205素子保護膜6
をス・母ツタリングする。史にSi基板lの裏面に抵抗
性電極7.導線を取りつければレーザー素子が出来上る
。偏倚電源8を接続した該素子断面が第1図となる。
前記導線間にITO膜5が負、 Si基板工が正に偏倚
されるように直流電圧を印加し、電圧を上昇していくと
超薄膜3および4に印加される電界がしきい値(約2 
X 10’ V/cm )を越えると超薄膜4からZn
S : TbF、活性層2の伝導帯ヘホノトエレクトロ
ンがトンネル注入され、活性層2内のTb  イオンを
衝突励起後、超薄膜3をトンネル注入してn−5t基板
1へ流出するため0.1mA、/−以上の直流電流が流
れる。さてITO膜5と基板電極7の間に印加されてい
る電圧が約19 V K達すると、ITO膜5膜面下面
nS : TbF、活性層2から緑色光が惹起し、c”
0.42 Mg o、sa S膜4→ITO膜5→’r
a、o、膜6を透過して外部に放出されはじめる。この
時ZnS : TbF。
活性層2に印加されている電界強度は約6×10SV/
Inである。引続き電極間電圧を増していくと、緑色光
強度は次第に増加する。発光スペクトルは第2図に示す
如< Tb  イオンの5D4準位からγF、準位への
遷移に基づ(540nm帯を中心に、!D、→7F、 
4移による417nm帯、5D4−)7F、遷移による
488nm帯。
5D、→7F4遷移による438nm帯という三つの副
ピークを有する。印加電界強度を増すにつれて5D。
−+IF、遷移による417nm帯および”Ds →7
F4−1!!移による438nm帯の強度が相対的に強
くなる。特に438nm帯強度の増加が著しく発光色は
育色に変化していく。電極間電圧が32v以上で438
nm線による電場発光レーザーが観測され強力なコヒー
レント光が放出される(第3図)。この場合、相対する
1対の光共振器はZnS : TbF3活性層2を挾み
こんだ2枚の平行かつ平滑な単結晶超薄膜3,4が構成
する。すなわち、ZnS : TbF3活性層(発光層
)2の光屈折率は2.37であり、CaO,B Mgo
、q、a S超薄膜(ミラー)3,4の光屈折率は2.
20であって活性層の屈折率は約6%高いため、ZnS
 : TbF、層2からの放出光は超薄膜ミラー3,4
間を往復して増幅されレーザー発振に至る。本実施例で
はZnS :TbF、活性層2の膜厚を3次回折光の発
振条件に選択しているので、上部電極ITO膜5の面積
IQ X 10fi2全面にわたって面発振が得られる
本実施例におけるZnS : TbF3活性層2をTb
F。
0.45mot%付活厚み2800AのZnS0.、 
Ss(、,4: TbF、膜に、また厚み約100Aの
アンド−7’ CaO,41Mg6,56 S超薄膜3
,4を厚み約10OAのアンドープcao、asMg0
...3超薄膜に変更する以外は上記と全く同じにして
第1図に示した素子を形成したうこの結果活性層(発光
層)2の抵抗率が約2桁低下し、電場発光しきい値以上
の電界強度(約6 X 10’ V/3以上)を活性層
2に印加した時発光強度り対電圧7曲線においてLの立
上シが急峻になり比較的低い電界強度でレーザー発振に
至るという利点がある。
これはTb  発光中心を励起する電子密度の増大によ
るものである。Zn5O,6Seo、4 : TbF3
活性層2を用いた場合、ZnS : TbF3活性層を
用いた場合より約3v低い電圧(29v以上)でTb 
 イオン438 nm線による電場発光レーザーが観測
された。
(その2)衝突励起発光は蛍光体層母体伝導帯を走行す
るホットエレクトロンが、格子置換して付活されている
発光中心に衝突して運動エネルギーの一部を付与し、こ
のエネルギーが位置エネルギーに変換されて発光中心を
励起した結果生じたものである。したがって、蛍光体層
母体に付活される上記発光中心密度が高い程衝突励起確
率は増大し高い励起密度が得られる。前実施例で用いた
蛍光体層母体はZ n S 、!:Z n S 6,6
 SaQ、4でおり、付活された発光中心Tb  イオ
ンはZn格子点を置換している。しかるにTb のイオ
ン半径が0.92 Aであるのに対し、Zn  のイオ
ン半径は0.74AであってTb3+の母体への高濃度
付活は困難である。一般に電場発光レーザーに用いられ
る希土類イオンのイオン半径はIA前後であって、Zn
化合物母体への高濃度付活は非常に難しい。すなわち前
記亜鉛化合物母体は導電性が比較的大きいためにホット
エレクトロン密度は比較的高くすることができ、素子電
流密度をあげることによって高い励起密度を得ることは
可能であるが、発光中心密度が低いため内部量子効率が
低下するという問題がある。そこで本実施例においては
、イオン半径の大きな陽イオンを構成元素とする蛍光体
母体として、高い電光変換効率が報告されており、かつ
半導体性を有するアルカリ土類金属硫化物を選んで電場
発光レーザーを構成したつ sbドープ抵抗率0.01Ω国、厚さ250μmのGo
単結晶ウェファ−の(100)面を基板1とし、その表
面に厚さ3000AのSt、、膜9を被覆し、光リング
ラフィと化学エツチングの技術を用いてGo基板1に第
4図(a)に示す如く、幅20μm、栗さI ltmの
溝をもうける。この後で、基板1をス・2ツタリング装
置(複数枚ターケ゛ット付)に充填し、550”CIC
加熱された該基板1上にまづ厚さ約10OAのアンド−
7’ caa46 sro、!4 F’、超薄膜単結晶
3をエピタキシャル成長させ、次いでこの上に厚さ30
00AのSm  3moL係付活Ca 60g3 Mg
(1゜7S単結晶層2を連続的にエピタキシャル成長さ
せる。更に該Cao、++s Mgo、。、S:Sm層
層上上連続的にアンド−7’ znso、04 s”0
.1111単結晶層(厚さ3000A ) 4をエピタ
キシャル成長させた。
基板1と超薄膜3および活性層2.ヘテロ接合層4は互
いにほぼ完全に格子整合されておシ、不整合はo、i%
以下である。、、Ca  のイオン半径は1.06A、
Mg  のイオン半径は0.65 A 、  Sm  
のイオン半径は1. 、15 Aであるだめ付活剤のS
m  イオンは活性層母体のCa  イオン格子点のみ
を置換して10 mot係程IWIで均一に付活される
。このようにして連続スパッタリングで得られた3層は
、基板1の溝の位置で溝形状を保つので、いわゆるセル
ファライン機構によシ基板l溝直上領域に幅20μmの
金属アルミニウム膜5を3000Aの厚みに形成する。
これを第4図(b)に示した。基板1の裏面にAu −
N i −8n 合金から成る抵抗性電極7を設けた後
ドライエツチングの技術を用いて試料表面側より前記溝
に直交する方向にGo基板1に達する深さの切込みを入
れ、互いに平行な一対の光共振器(共振器長250μm
)を形成する。すなわち切込みは第4図(b)の紙面に
垂直な方向に250μm間隔で2本行なう。
ドライエツチングの一種であるイオンミリングによって
形成された切込み面は平滑で充分光反射面の役割を果す
。次に該光共振面を含むストライプレーザー領域全面を
ホトレゾスト膜で保護し、化学エツチングで残りの堆積
領域を除去する。光共振器領域(長さ250μm)のA
t膜5およびGo基板1の裏面抵抗性電極7のそれぞれ
に導線を取9つければ、第4図(c)のレーザー素子が
出来上る。該素子を金属製ヒートシンク(図示せず)に
取付け、前記導線間KAtt極膜5が正、抵抗性電極7
が負になる向きに可変直流偏倚電源を接続する。
電圧を上昇させていくとGe基板lから超薄膜3をトン
ネリングしてホットエレクトロンが活性層2に注入され
、該ホットエレクトロンが活性層2の伝導帯を走行しな
から付活剤Sm  を衝突励起する。しきい値電界に相
当する端子間電圧約22 Vから光共振器面を通して赤
色光が外部に放出されはじめる。赤色光強度は電圧の上
昇にともなって次第に強くなるが、27 Vでレーザー
発振に至る。発掘スにクトルは708.3nmに鋭bビ
ークを有しており、Sm  イオンの5Do→7p+、
 4移に対応したものであることが確認された。また、
レーザー光は電場発光域(活性層2)からではなく、ヘ
テロ接合層4から放出されていることがわかった。これ
は、CBo、93 Mgo、ot S : Sm 活性
層2の屈折率が2.15であるのに対し、アンド−fC
&0.468rCLffi4 F2超薄膜層3の屈折率
が1.44. ZnS6.、)4s”0.96 へテロ
接合層4の屈折率が2.86であって、光が活性層2か
ら屈折率のより大きなヘテロ接合層4へしみ出し該層内
を伝搬増幅されるためである。このような発光層/光ガ
イド層分離型レーザーは、電流駆動型の半導体レーザー
でも採用され発振しきい値の低減に効果を発揮している
。第4図(d)に発光しきい値以上に偏倚された該素子
のエネルギー帯構造を示す。外部量子効率はレーザー発
振時50%以上に達する。
(その3 ) Teドープ、キャリア濃度〜1018c
nt′″3゜厚み約200μmのn−InP単結晶ウェ
ファ−(100)面を基板lとし、多数枚ターグツトを
有する交流ス・ぐツタリング装置内に装填し、基板温度
520℃で基板1上に先づアンド−7°SrF、超薄膜
(厚み約100A)3をエピタキシャル成長させ、引続
き該超薄膜3上にCe  を0.15 mot%付活し
たCa6,5 Sro、5 S蛍光体層(活性層)2を
3600 Aの厚さにエピタキシャル成長させ、該蛍光
体層2上に連続的に厚み約100 Aのアンド−fsr
F1超薄膜4をエピタキシャル成長させた。次に基板温
度を200℃に低下させ、核S r F2超薄膜4の上
に透明導電膜ITO多結晶層5(厚さ3000A )を
堆積した。InP基板1.SrF2超薄膜3,4、およ
びCao、、 SrO,5S活性層2はそれぞれほぼ格
子整合されておシ、不整合は0.1チ程度である。In
P基板1の裏面に抵抗性電極7としてAu−8i合金を
蒸着して300℃で熱処理した。しかる後試料をIOx
 to ra?の大きさにへき関する。InPのへき開
面は(110)なので(100)基板面に直交してへき
開が生ずる。透明導電膜5および抵抗性電極7に導線を
接続し、抵抗性電極7の面取外を厚さ約500OAのA
t、O,保護[10で被覆すると、第5図に示した電場
発光レーザー素子が出来上る。
該素子の導線間にITO膜5が負、抵抗性電極7が正に
なる向きに直流可変偏倚電源を接続し、電圧を上昇して
いくと、しきい値電圧28V以上でホットエレクトロン
がS r F2超薄膜4をトンネリングして活性層2に
注入されその結果緑色電場発光がITO膜5およびAt
、O5保護膜IOを通して外部に放出される。発光スペ
クトルは510nmに主ピーク。
570nmに副ピークを有し、それぞれCe  イオン
の2T、→2F、および2T、→2鷺遷移に対応してい
る。
印加電圧が上昇するにつれて緑色光強度は強くなり、4
1 Vの時2T2−+ 2F、7  の遷移に基づ(5
10nm線がレーザー発振する。活性層2の屈折率(2
,13)がその上下両面に配置された格子整合ヘテロエ
ピタキシャル層3,4の屈折率(1,44)よシ大きく
、また活性層2の膜厚が510nm線の3次回折光のブ
ラッグ反射条件を満足しているためCe  イオン51
0nm線はへテロ接合層3および4を1対の光共振器と
して増幅され、10 X 10喘”の平面領域でレーザ
ー発振する。
なお、本実施例における活性層2の組成をcaO,sS
r、)、、 S : Ceから格子定数のほぼ等しいC
a S6,3 SeO,7: Co (0,15mot
%)に切換えると光屈折率が2.13から2.23とや
や犬きくなυ、また禁制帯幅が10%以上小さくなるた
め活性層の光閉じ込め率。
導電率が向上し、cao、!l Sr6,5 S : 
Ceを用いた場合よりも低い端子電圧でレーザー発振す
る。活性層2以外の材料2寸法を全く同じにして第5図
の素子を作った場合、厚さ3600AのCaSn、s 
Seo、t a Ceを用いると発揚しきい値電圧が3
8 Vに低下した。
〔発明の効果〕
以上実施例で詳細に述べたように、本発明の電場発光レ
ーザー素子は活性層に隣接するヘテロエピタキシャル超
薄膜層の電位障壁をトンネリングして活性層に注入され
るホットエレクトロンを励起源に利用したものである。
基板、活性層およびヘテロエピタキシャル層間で格子定
数を整合し、また素子機能上特に重要な活性層およびヘ
テロエピタキシャル層には構成元素を共通とする材料を
配置することによって格子欠陥の少ない高品位単結晶膜
を実現した。この結果低いしきい値で発振する全固体小
型軽量レーザーが得られた。本発明のレーザーは ■希土類元素や遷移金属元素の電子準位間遷移を利用し
た発光であるため、発振帯域幅Δfがio’ Fiz程
度、指向性Δθがto−”ラノアン以下と狭く、半導体
レーザー(Δt =to”−1012Hz、Δθさ10
−1ジノアン]よシはるかに可干渉性が高く、また付活
剤の選定によって可視領域全体を網羅する発光が可能で
ある。
■前記活性層とヘテロエピタキシャル層の材料組合せを
選択することによって、光屈折率の大小を利用してディ
スグレイや感光などに有用な面発光型レーザー(活性層
の屈折重大、ヘテロエピタキシャル層は共振器を構成)
および光通信、レーザーディスク、レーザー!リンター
に有用な端面発光型細ビームレーザー(ヘテロエピタキ
シャル層の屈折重大、ヘテロエピタキシャル層が光ガイ
ド層を構成)の両方を組立てることができる。
■活性層材料にイオン半径の大きなアルカリ土類金属硫
セレン化物を選定することも出来、この場合は発光中心
の均一高濃度付活が可能になり円部量子効率の向上がは
かられる。
というすぐれた利点をもっている。
【図面の簡単な説明】
gi図、第4図および第5図は本発明のそれぞれ別の1
実施例を示す図であり、第2図および第3図は本発明の
電場発光素子からの発光ス波りトルを示す図である。 図においてIは基板単結晶、2は発光中心を含む蛍光体
層(活性層)、3は基板側ヘテロエピタキシャル層、4
は表面電極側ヘテロエピタキシャル層、5は表面電極、
7は基板抵抗性電極、8は直流偏倚電源である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1、活性層が希土類元素または遷移金属元素を付活した
    蛍光体層であり、該層にしきい値以上の直流高電界を印
    加することによって該層伝導帯に注入された電子が加速
    され、上記希土類元素または遷移金属元素より成る発光
    中心を衝突励起する電場発光素子において、前記蛍光体
    層母体がCa、Mg、Sr、ZnおよびCdより成る周
    期律表第II族元素から選んだ少なくとも1種の元素とS
    、Seより成る周期律表第VI族元素から選んだ少なくと
    も1種の元素との間で形成されるII−VI族化合物群から
    選択した1化合物の単結晶層であり、該蛍光体層の前記
    直流高電界印加方向の両面または負電極側の面に上記周
    期律表第II族元素群に含まれる元素を構成元素とする化
    合物単結晶層で前記活性層とは異なる組成をもつ物質を
    ヘテロエピタキシャル積層しており、かつ該ヘテロエピ
    タキシャル層および前記蛍光体層およびこれら複数層の
    基板となる単結晶層が相互に格子定数を整合した結晶層
    であることを特徴とし、前記ヘテロエピタキシャル層に
    垂直な方向に直流電界を印加するための電極層、導線と
    前記蛍光体層の発光中心から放出された電場発光に対す
    る1対の光共振器とを具備したレーザー素子。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS647685A (en) * 1987-06-30 1989-01-11 Komatsu Mfg Co Ltd Manufacture of solid-state laser and its manufacture
US7259409B2 (en) * 2002-09-20 2007-08-21 Tokyo Institute Of Technology Thin film device and its fabrication method
JP2019156043A (ja) * 2018-03-09 2019-09-19 トヨタ自動車九州株式会社 ホイールクランプ装置

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